JPS63113881A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、所謂キューポイントの検索が可能な磁気記録
再生装置に関する。

Ｂ０発明の概要 本発明は、予め所謂キューポイントを指定しておき、該
指定されたキューポイントに対応する記録内容の検索（
サーチ〉が可能な磁気記録再生装置において、キューポ
イントの指定時に、所謂タイムコードとリールのテープ
巻径とをメモリに書き込むようにし、キューポイントサ
ーチ時には、現在のテープ巻径とキューポイントのテー
プ巻径との差に応じてテープ走行方向等を決定し、この
テープ巻径の差が所定範囲内になったときには、現在の
タイムコードとキューポイントのタイムコードとの差に
応じてテープ走行制御することにより、テープ上のタイ
ムコードが不連続な場合でも確実かつ短時間にキューポ
イントを見つけることができるようにしたものである。

Ｃ６従来の技術 例えば業務用ＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）等のよう
に、映像信号とともに所謂タイムコードを記録する磁気
記録再生装置において、所定の記録内容の検索（サーチ
）を容易化するために、該記録内容に対応するタイムコ
ードを所謂キューポイント情報としてメモリ等に記憶し
ておき、検索（サーチ）時には、現在のテープ位置のタ
イムコードと上記キューポイントのタイムコードとを比
較しながらテープ高速送り方向を決定することが多く行
われている。

ここで、上記タイムコードは、ビデオテープ編集等に利
用されるものであり、テープの位置あるいはアドレス情
報として、時、分、秒、フレームを指示するようになっ
ている。このタイムコードは、１本のテープ上で始端か
ら終端まで連続して記録されることが多いが、途中で記
録を中断し、次の記録開始時に新たなタイムコードを採
用した場合等には、タイムコードが不連続となる。

Ｄ１発明が解決しようとする問題点 ところで、上記不連続なタイムコードが記録されたテー
プ、特にタイムコードがテープ走行方向に沿って単調増
加若しくは単調減少していないテープに対して、上述し
たようなキューポイントの検索（キューポイントサーチ
）を行う場合においては、現在のタイムコードからキュ
ーポイントのタイムコード位置の方向を決定することが
出来なくなり、テープ走行方向を決定できず、逆の方向
に走行したり、上記不連続点で行き過ぎと判断して停止
したりすることがある。このため、サーチに時間がかか
ったり、場合によってはキューポイントを見つけられな
いこともある。

本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり
、タイムコードが不連続に記録されたテープに対しても
キューポイントサーチが可能な磁気記録再生装置の提供
を目的とする。

Ｅ０問題点を解決するための手段 本発明に係る磁気記録再生装置は、上述の問題点を解決
するために、少なくともタイムコードデータ、リールの
テープ巻径データ及びテープ巻径の誤差範囲データを記
憶する記憶手段と、この記憶手段にキューポイントとな
るタイムコードデータ及びテープ巻径データをそれぞれ
書き込む手段と、上記キューポイントとなるタイムコー
ドデータと現在のタイムコードデータとを比較する第１
の比較手段と、上記キューポイントとなるテープを径デ
ータと現在のテープ巻径データとを比較する第２の比較
手段と、この第２の比較手段からの出力が上記テープを
径の誤差範囲に達したか否かを弁別する弁別手段と、上
記第１の比較手段からの出力と上記第２の比較手段から
の出力とを上記弁別手段からの出力に応じて切り換える
切換スイッチと、この切換スイッチからの出力に応じて
テープ走行駆動状態を制御するテープ走行制御手段とを
備えて成ることを特徴としている。

Ｆ０作用 キューポイントのサーチ開始時には、テープ巻径につい
ての現在データとキューポイントデータとの比較結果に
応じて、比較的粗い精度でテープ走行方向決定等の走行
制御を行い、このテープ巻径の比較結果が所定の誤差範
囲内に達した後には、現在のタイムコードとキューポイ
ントのタイムコードとの比較結果に基づき比較的高精度
のテープ走行制御を行わせる。

Ｇ、実施例 第１図は、本発明の一実施例としての磁気記録再生装置
の要部構成を示すブロック回路図である。

この第１図において、タイムコード検出回路１は、タイ
ムコードリーダーとも称され、磁気ヘッド２からの再生
信号中のタイムコードデータを読み取ってシステムコン
トローラ１０内の第１の比較器１１及びメモリ書込回路
１２に送っている。テープ巻径検出回路３は、入力端子
４からの供給リール回転周波数データｆ、及び入力端子
５からの巻取リール回転周波数データｆｔ等に応じて、
リールのテープ巻径情報を算出し、システムコントロー
ラ１０内の第２の比較器１３及びメモリ書込回路１２に
送っている。

次に、システムコントローラ１０内の第１の比較器１１
には、メモリ２０内のタイムコードデータ記憶領域２１
に記憶されている所謂キューポイントのタイムコードデ
ータが供給され、第２の比較器１３には、メモリ２０内
のテープ巻径データ記憶ＳＮ域２２からのキューポイン
トのテープ巻径データが供給されている。比較器１１か
らの出力は、切換スイッチ１４の一方の被選択端子ａに
、また比較器１３からの出力は、切換スイッチ１４の他
方の被選択端子す及び弁別器１５に、それぞれ供給され
ている。弁別器１５には、メモリ２０内のテープ巻径誤
差範囲データ記憶領域２３からのテープ巻径誤差範囲デ
ータが供給されている。

弁別器１５からの出力は、テープ走行制御回路１６に送
られるとともに、切換スイッチ１４の切換制御信号とし
て用いられている。テープ走行制御回路Ｉ６からの出力
は、出力端子６を介して取り出される。

キューポイントを指定するためのエントリースイッチ７
が押圧操作されると、メモリ書込回路１２が、その時点
におけるタイムコード検出回路１からのタイムコードデ
ータ及びテープ巻径検出回路３からのテープ巻径データ
を、メモリ２０の記憶領域２１及び２２にそれぞれ書き
込む。この場合、タイムコード検出動作やテープ巻径検
出動作については、それぞれ常時行わせるようにしても
よく、また、上記キューポイントエントリー操作時のみ
行わせるようにしてもよい。

次にキューポイントサーチのためのスイッチ８が押圧操
作されると、システムコントローラ１０、特にテープ走
行制御回路１６が動作状態となって、各比較器１１．１
３からの出力に応じてテープ走行制御動作が行われる。

この場合、キューポイントサーチ動作の開始直後等には
、切換スイッチ１４は端子す側に切換接続されており、
上記第２の比較器１３からの出力、すなわち記憶領域２
２からのキューポイントのテープ巻径データとテープ巻
径検出回路３からの現在のテープ巻径データとの両者の
差データが、切換スイッチ１４を介してテープ走行制御
回路１６に送られる。そして、この巻径データの差デー
タが小さくなる方向にテープが走行駆動制御される。こ
の場合のテープを径データは、精度はタイムコードより
も低いものの、テープ走行位置に応じて連続的にｔｔＬ
４Ｊｆｌ凍少あるいは単調増加し、不連続となることが
ないため、現在テープ位置に対するキューポイントの存
在位置の方向決定を確実に行える。上記巻径データの差
データは弁別器１５にも送られており、該差データがメ
モリ２０内の記憶領域２３からのテープ巻径誤差範囲内
に達したとき、弁別器１５から弁別出力が生じて、切換
スイッチ１４を端子ａ側に切換制御する。このとき、テ
ープ走行制御回路１６には、比較器１１からの出力、す
なわち、記憶領域２１からのキューポイントのタイムコ
ードデータとタイムコード検出回路１からの現在のタイ
ムコードデータとの両者の差データが、切換スイッチ１
４を介して供給される。ここでタイムコードは、テープ
位置情報として精度が極めて高く、このタイムコードの
差に応じてテープ走行制御回路１６が磁気記録再生装置
のテープ走行を制御することにより、キューポイントを
高精度に検出することができる。

次に、テープ巻径検出回路３におけるテープ巻径の検出
動作の一例について、第２図を参照しながら説明する。

この第２図において１、供給リール３１の回転周波数（
単位時間当たりの回転数）をｆｌ、テープ巻径をｒ３と
し、巻取リール３２の回転周波数をｆｔ、テープ巻径を
ｒｔとする。また、キャプスタン３３　（あるいはタイ
マローラ）の回転周波数をｆｃ、半径をｒｃとする。こ
の場合、各回転周波数ｆ、、ｆ、、ｆ、については、図
示しない各リールモータやキャプスタンモータ等に設け
られた所謂周波数発電ａ（ＦＧ）からの信号周波数を、
それぞれのＦＣの歯数Ｎ−、Ｎｔ　、Ｎｃで分周するこ
と等により得ることができる。

このとき、信号再生時のようにキャプスタン３３を使用
する場合には、テープ速度Ｖは、２ｒｔ　ｆ＠　ｒｓ　
＝２　πｆｔ　ｒｔ＝２πｆｃｒｃ ＝Ｖ　　　　　　　・・・■ と表せる。従って、供給リール３１のテープ巻径ｒ、は
、 ｒｃ ｒ、＝　−ｒｃ　　　　　　・・・■ ｆ。

となり、巻取リール３２のテープ巻径ｒ１は、ｒｃ ｒ　、　＝　−ｒ　、　　　　　　　・・・■ｆ。

として求めることができる。

次に、高速再生モード等のように上記キャプスタン３３
を使用しない場合には、上記■より、ｒ、　　　　【、 ｒｔ　　　　ｆ霊 が得られ、供給、巻取の各リール３１．３２のテープ巻
付面積の和は常に一定となることより、ｒ％π十ｒｔ″
π；一定 ｒ、”＋　ｒｔ”ｅ　Ｃ１−・■ （ただしＣは定数） これらの■、０式より、 　ｔｔ ＝　ｒ　ｔ”（（ｆｔ／ｆＪ”＋　１　）＝ｃ　　　　
　　　　　　・・・■ ここで、ｆｔ／ｆ、をＲと置くと、 ただしＲ＝ｉｉｆｔ／ｆ。

の各式より、テープ巻径ｒｔ及びｒ、を計算により求め
ることができる。この場合のＣは、本発明実施例の磁気
記録再生装置に使用されるテープやカセットの固有の定
数であり、テープ若しくはカセットが装着されたとき、
キャプスタンを利用して１度測定しておけば、以後の計
算に共通して用いることができる。このようにして、実
際のテープ巻径を算出できるが、テープ位置に対応する
情報を記憶しておくだけならば、上記０式の巻径比を使
用すればよい。なお、上記テープ巻径の検出回路につい
ては、−ｉに業務用ＶＴＲ等において、テープテンショ
ンを安定化するために供給、巻取の各リールのを径を検
出する構成が予め設けられている場合には、該構成をそ
のまま流用すればよいことは勿論である。

以上説明したように、現在のテープ位置が上記予め指定
されたキューポイントから離れている間は、１本のテー
プに対して連続的に単調増加あるいは単調減少するリー
ルのテープを径情報を用いてキューポイントサーチを行
い、キューポイントに近付いてテープ巻径誤差範囲内に
達した後は、より高精度なタイムコード情報に基づくキ
ューポイントサーチを行うように、２種類のキューポイ
ントサーチを切り喚えて用いることにより、タイムコー
ドが不連続なテープに対しても、確実かつ短時間でキュ
ーポイントサーチを行うことができ、しかも最終的なキ
ューポイントの検出はタイムコードに基づいて高精度に
行われる。

なお、本発明は、上記実施例のみに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々
の変更が可能である。

Ｈ４発明の効果 本発明の磁気記録再生装置によれば、タイムコードのみ
ならず、テープ巻径を用いてキューポイントサーチ動作
を行わせており、タイムコードが不連続な場合でも、テ
ープ巻径の差により迅速にテープ走行方向の決定が行わ
れ、キューポイントに近づいたときには、タイムコード
による高精度のテープ走行側御が行われるため、高速か
つ高精度のキューポイントサーチが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例となる磁気記録再生装置の要
部構成を示すブロック回路図、第２図はテープ巻径の検
出方法を説明するための模式図である。 １・・・タイムコード検出回路 ３・・・テープ巻径検出回路 ７・・・キューポイントエントリースイッチ８・・・キ
ューポイントサーチスイッチ１０・・・システムコント
ローラ １１・・・第１の比較器 １２・・・メモリ書込回路 １３・・・第２の比較器 １４・・・切換スイッチ １５・・・弁別器 １６・・・テープ走行ＩＪ御回路 ２０・・・メモリ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 少なくともタイムコードデータ、リールのテープ巻径デ
   ータ及びテープ巻径の誤差範囲データを記憶する記憶手
   段と、 この記憶手段にキューポイントとなるタイムコードデー
   タ及びテープ巻径データをそれぞれ書き込む手段と、 上記キューポイントとなるタイムコードデータと現在の
   タイムコードデータとを比較する第１の比較手段と、 上記キューポイントとなるテープ巻径データと現在のテ
   ープ巻径データとを比較する第２の比較手段と、 この第２の比較手段からの出力が上記テープ巻径の誤差
   範囲内となったとき、上記第２の比較手段からの出力を
   、上記第１の比較手段からの出力に切り換えて出力する
   切換手段と、 この切換手段からの出力に応じてテープ走行駆動状態を
   制御するテープ走行制御手段とを備えて成ることを特徴
   とする磁気記録再生装置。