JPS63113806A

JPS63113806A - 磁気ヘツド

Info

Publication number: JPS63113806A
Application number: JP25816486A
Authority: JP
Inventors: Minoru Kato; 実加藤
Original assignee: Canon Electronics Inc
Current assignee: Canon Electronics Inc
Priority date: 1986-10-31
Filing date: 1986-10-31
Publication date: 1988-05-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は磁気記録媒体に記録ヘッドコアを摺接して情報
の記録再生を行う磁気ヘッドに関し、特に複数の磁気ヘ
ッドコアを結合した結合体の両側に、前記コアとともに
磁気記録媒体に摺接する２つのスライダを接合してなる
磁気へラドに関するものである。

［従来の技術］第５図〜第７図は、この種のヘッドとして磁気記録媒体
のフロッピーディスクに情報の記録再生を行うフロッピ
ーディスクドライブ装置に用いられるヘッドの従来構造
を説明するものである。

磁気ヘッド本体の構造を示す第５図において、符号１は
コアアセンブリであり、記録再生用の磁気ヘッドコア（
以下、記録再生コアと呼ぶ）２と、いわゆるトンネル消
去を行う消去用の磁気ヘッドコア（以下、消去コアと呼
ぶ）４を間隔板６を介して接合した結合体として構成さ
れている。

記録再生コア２は、記録再生ギャップ３を介して丁字形
のコア２ａとＩ字形のコア２ｂを接合し、さらにコア２
ａ　、２ｂの後端部にバックコア１５を接合して構成さ
れる。また消去コア４は、消去ギャップ５を介して丁字
形のコア４ａと工学形のコア４ｂを接合し、さらにコア
４ａ　、４ｂの後端部にバックコア１６を接合して構成
される。

ただし、記録再生コア２、消去コア４はそれぞれのバッ
クコア１５．１６を接合する以前に互いに間隔板６を介
してコアアセンブリｌとして結合され、その両側に非磁
性のスライダ７．８が接着、ガラス溶着などにより接合
される。

スライダ７．８は両コア２．４とともに、不図示の磁気
ディスクに摺接して両コア２．４の摺接を安定化し、両
コア２，４を保護するものであり、セラミックスなどか
ら形成され、切り欠き部７ｂ、８ｂを有し、はぼＬ字形
の断面のブロック状に形成されている。そして、スライ
ダ７．８はそれぞれコアアセンブリｌに対向する側面に
おいて切り欠かれなかった、図中上端部の側面を接合面
７ａ、８ａとしてコアアセンブリ１の上１ｆｆｌの両側
面のそれぞれに接合される。

そして、この接合後に、コアアセンブリ１のコア２ａ　
、４ａのそれぞれに、記録再生用のコイル１０を巻回し
たコイルポビン９と、消去用のコイル１３を巻回したコ
イルポビン１２を嵌め込み、しかる後にコアアセンブリ
１のコア２ａ、２ｂ。

４ａ、４ｂの後端部に間隔板１７を介して接合されたバ
ックコア１５．１６を接合して、第６図、第７図に示す
磁気ヘッド本体１８が構成される。

そして、第６図、第７図に示すように、磁気ヘッド本体
１８をステンレスやりん青銅から成る支持板１９上に位
置出しして固定し、外部回路導出用のフレキシブルプリ
ント基板２０を支持板１９に結合し、コイル端末１０ａ
、１３ａのそれぞれを同プリント基板２０に接続して磁
気ヘッド２１が構成される。

そして、このようにして構成された磁気ヘッド２１は、
不図示のディスクドライブ装置内において、ヘッドキャ
リッジ上に支持板１９を固定して取り付けられ、コアア
センブリｌとスライダ７゜８の第５図〜第７図中上面を
摺接面として磁気ディスクに撲接し記録再生を行う。

［発明が解決しようとする問題点］ところが、第５図〜第７図のような構造では、スライダ
７．８のコアアセンブリ１と対向する側にコイルポビン
９，１２をよけるための切り欠き部７ｂ、８ｂが形成さ
れているため、接合面７ａ、８ａの面積が極めて小さく
なる。コアアセンブリ１のスライダ７．８と対向する両
側面において、上端部しか接合されない。

このため、コアアセンブリ１とスライダ７．８の接合強
度が弱くなってしまい、またこれにより、特にコア２ａ
　、４ａが破損しゃくずなることから、ヘッドの製造上
で歩留まりが低下するという問題があった。また、後か
らバックコア１５゜１６を接合する際に、コア２ａ、２
ｂ、４ａ。

４ｂを破損したり、接合部に隙間ができたりしてヘッド
の電磁変換特性が劣化するという問題があった。

［問題点を解決するための手段］上述した問題点を解決するため、本発明によれば、それ
ぞれコイルが巻装される複数の磁気ヘッドコアを結合し
た結合体の両側に、前記コアとともに磁気記録媒体に摺
接する２つのスライダを接合してなる磁気ヘッドにおい
て、前記結合体の前記スライダと対向する両側面の内で
、少なくとも一方の側面のコイル巻装部分を除く全面が
スライダと接合されるように構成した。

［作　用］このような構造によれば、上記結合体の少なくとも一方
のスライダとの接合面積は可能な限りの最大のものとな
り、高い接合強度を得ることができる。

［実施例］以下、第１図〜第４図を参照して本発明の実施例の詳細
を説明する。

１ｍ第１図〜ｆＪＳ３図は本発明の第１実施例として、先述
の従来例と同タイプのフロッピーディスクドライブ装置
用の磁気ヘッドの構造を説明するものである。これらの
図において、従来例の第５図〜第７図と相当する部分に
は同一符号が付しである。

本実施例では、第１図に示す磁気ヘッド本体１８の構造
において、コアアセンブリ１の一方のスライダ７と対向
する側面のバックコア１５゜１６部分を除く全面がスラ
イダ７に接合されるようにするため、以下のように従来
例と異なる構造を採用している。

すなわち、第１図に矢印Ａ、Ａ’で示すように、コイル
ボビン９．１２はそれぞれコアアセンブリｌのバックコ
ア１５．１６に差し込み、コア２ａ、２ｂ間とコア４ａ
、４ｂ間のそれぞれのスペースｓ、ｓ’に嵌め込むもの
とする。このため、コイルボビン９，１２の巻き幅がな
るたけ大きく取れるようにコア２ａ、４ａはＬ字形に形
成されており、これに応じてバックコア１５．１６は従
来例より長く形成されている。

またスライダ７は、バックコア１５．１６を接合する前
のコアアセンブリｌに断面の形状と寸法がほぼ対応し、
断面が８字形のブロック上に形成されており、コイルボ
ビン９．１２をよけるための逃げ溝７ｃ　、７ｄがスラ
イダ７の厚さ方向に貫通して形成されている。そして、
コアアセンブリ１と対向し、これを接合する接合面７ａ
は、これと対向するコアアセンブリ１の側面に対応して
ほぼ８字形で全面が連続した平面に形成されている。

また、他方のスライダ８は、図示のような形状のブロッ
ク上に形成されており、コアアセンブリ１と対向する側
にはバックコア１５．１６をよけるための切り欠き部８
ｂが形成されており、またコイルボビン９．１２をよけ
るための逃げ溝８ｃ　、８ｄがスライダ８の厚さ方向に
貫通して形成されている。またスライダ８のコアアセン
ブリ１に対向する面において、切り欠きし残された上端
部の側面が、従来例と同様に、コアアセンブリ１との接
合面８ａとして形成されている。

以上のような各部材の構造で、磁気ヘッド本体の組み立
て時には、まずバックコア１５．１６を接合していない
状態のコアアセンブリｌをスライダ７の接合面７ａに接
合する。この場合、上述した構造によって、コアアセン
ブリ１のスライダ７と対向する側面の全面（バックコア
１５．１６部分を除く）が接合面７ａに接合される。

次に、コアアセンブリ１の反対側にスライダ８の接合面
８ａを接合する。

しかる後に、矢印Ａ、Ａ′で示すように、コイルボビン
９，１２を差し込んだバックコア１５゜１６を矢印Ｂ、
Ｂ’で示すように、コアアセンブリ１の第１図中下端部
でスライダ８側の側面に接合する。この時、コイルボビ
ン９，１２はコアアセンブリ１の内側のスペースｓ、ｓ
′とスライダ７．８の切り欠き部７ｃ、７ｄ、８ｃ、８
ｄのスペースに嵌め込まれる。

このようにして第２図、第３図に示すように、磁気ヘッ
ド本体１８が構成され、両図に示すように、磁気ヘッド
本体１８を支持板１９に固定し、またフレキシブルプリ
ントノ、（板２０を支持板１９に結合し、同プリント基
板２０の接続部２０ａにコイル端末１０ａ、１３ａのそ
れぞれを接続して磁気ヘッドが構成される。

以上のような本実施例によれば、コアアセンブリｌのス
ライダ７と対向する側面においてバックコア１５．１６
部分、すなわちコイルボビン９゜１２の嵌合部分を除く
全面がスライダ７の接合面７ａに接合される。このため
、接合面積が従来例より大幅に大きくなるので、コアア
センブリｌが高い強度でスライダ７に接合される。

従って、本実施例によれば、従来例の場合のような各コ
アの破損や接合部の隙間の発生などの問題を避けること
ができ、ヘッド製造上の歩留まりを向上でき、磁気ヘッ
ドの電磁変換特性の安定化と向上が図れる。

Ｕ遣次に、第４図は本発明の第２実施例による磁気ヘッド本
体の構造を示している。このヘッドもフロッピーディス
クドライブ装置用のヘッドで、第４図において第１実施
例の第１図〜第３図と相当する部分には同一符号が付し
である。

第４図のヘッドでは、コアセンブリ１のスライダ７．８
と対向する両側面のコイル巻装部分を除く全面のそれぞ
れをスライダ７．８に接合するように、以下のように第
１実施例と異なる構造を採用している。

すなわち、まずコアアセンブリｌにおいては、記録再生
コア２と消去コア４のコア２ａ　、４ａのそれぞれをコ
の字形に形成して、記録再生コア２と消去コア４のそれ
ぞれを２つのコア２ａ、２ｂとコア４ａ、４ｂで構成し
ている。

またスライダ８については、コアアセンブリ１と対向す
る側面に第１実施例のようにバックコアをよけるための
切り欠き部を形成せずに、コイルをよけるための逃げ溝
８ｃ、８ｄのみ形成している。そして、接合面８ａがコ
アアセンブリｌの対向する側面において、コア２ａ、４
ａの屈曲した下端部の部分を除く全面に対応して、スラ
イダ７の接合面７ａと同様に８字形で連続した平面に形
成されている。

このような構造で、組立時には、まずコアアセンブリｌ
をスライダ７の接合面７ａに接合し１次にコアアセンブ
リ１にスライダ８の接合面８ａを接合する。しかる後に
、コアアセンブリｌのコア２ａ、４ａの屈曲した部分に
逃げ溝７ｃ　、　７ｄ　。

８ｃ、８ｄを介して、不図示のコイルを直接巻回して磁
気ヘッド本体が構成される。

このようにして１本実施例によれば、コアアセンブリ１
のスライダ７．８と対向する両側面のそれぞれにおいて
、コイル巻装部分を除く全面がスライダ７．８に接合さ
れる。従って、コアアセンブリｌの接合面が第１実施例
よりさらに大きくなり、より高い接合強度が得られる。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように、本発明によれば、それ
ぞれコイルが巻装される複数の磁気ヘッドコアを結合し
た結合体の両側に、前記コアとともに磁気記録媒体に摺
接する２つのスライダを接合してなる磁気ヘッドにおい
て、前記結合体の前記スライダと対向する両側面の内で
、少なくとも一方の側面のコイル巻装部分を除く全面が
スライダと接合されるように構成したので、上記結合体
をスライダと高い強度で接合でき、ヘッド製造上の歩留
りを向上でき、安定して良好な電磁変換特性の優れた磁
気ヘッドを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例による磁気ヘッド本体の分
解斜視図、第２図は同実施例による磁気ヘッドの側面図
、第３図は第２図のｃ−ｃ’線による断面図、第４図は
本発明の第２実施例による磁気ヘッド本体の分解斜視図
、第５図は従来の磁気ヘッド本体の分解斜視図、第６図
は従来の磁気ヘッドの斜視図、第７図は同磁気ヘッドの
断面図である。ｌ・・・コアアセンブリ　２・・・記録再生コア２ａ、
２ｂ、４ａ、４ｂ−・−＝ｘア４・・・消去コア　　　　６．１７・・・間隔板７．８
・・・スライダ　　７ａ、８ａ・・・接合面９．１２・
・・コイルボビン１０．１３・・・コイル

Claims

【特許請求の範囲】

それぞれコイルが巻装される複数の磁気ヘッドコアを結
合した結合体の両側に、前記コアとともに磁気記録媒体
に摺接する２つのスライダを接合してなる磁気ヘッドに
おいて、前記結合体の前記スライダと対向する両側面の
内で、少なくとも一方の側面のコイル巻装部分を除く全
面がスライダと接合されるように構成したことを特徴と
する磁気ヘッド。