JPS63113129A - 燃料噴射ポンプのコントロ−ルレバ−位置検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプを制御
するコントロールレバーのレバー位置検出装置に関する
。

（従来の技術） 一般にディーゼルエンジンには、負荷変動に応じて燃料
供給量を調整するガバナが用いられており、該ガバナは
、マイクロコンピュータからなる電子制御装置によって
制御されるステッピングモータに連繋されたコントロー
ルレバーによって駆動されるようになっている。

コントロールレバーは、アイドル位置とフルロード位置
との間で揺動し、これらの再位置においてコントロール
レバーを正確に停止させるためのコントロールレバー位
置検出装置が設けられている。従来のコントロールレバ
ー位置検出装置としては例えば実開昭６０−８４３５号
公報および特願昭５９−２４３８５５号に開示されたも
のがあり、これは第８図に示すように構成されている。

すなわち、第８図において、１はステッピングモータ、
２はステッピングモータｌと燃料噴射ポンプのコントロ
ールレバー３とを連繋するリンク、４はコントロールレ
バー３に固定されたカム、５はフルロード位置ストッパ
、６はアイドル位置ストッパ、７はフルロード位置調整
ボルトであり、該ボルトを調整することによってリミッ
トスイッチ８の取付位置を変えることができる。９はマ
イクロコンピュータからなる電子制御装置であり、リミ
ットスイッチ８で検出したコントロールレバー３の位置
信号（第９図に示すようにアイドル位置およびフルロー
ド位置でＯＦＦ、再位置の間でＯＮ）を入力し、ステッ
ピングモータ１の制御信号を出力する。１０はリターン
スプリングである。コントロールレバーは、リターンス
プリング１０により常時時計回り方向に偏倚していて、
アクセルペダルが踏込まれていないときにはコントロー
ルレバー３がアイドル位置ストッパ６の先端に出接する
ことによってアイドル位置に保持される。一方、アクセ
ルペダルが踏込まれるとその踏込量に応じて電子制御装
置がステッピングモータ１を回転するのでコントロール
レバー３はリターンスプリング１０の引張力に抗して反
時計回り方向に回転し、フルロード位置調整ポルト７が
正確に調整されていれば、アクセルペダルをいっばいに
踏込んだところでリミットスイッチ８がＯＦＦとなり、
従ってステッピングモータｌが停止し、コントロールレ
バー３はフルロード位置に維持されるようになっている
。

（発明が解決しようとする問題点） 一般にコントロールレバー３のアイドル位置とフルロー
ド位置との間の揺動角度は、製品（燃料噴射ポンプ）ご
とにバラツキがあるため一定していない、従って燃料噴
射ポンプを車両に取付ける場合には、個々の燃料噴射ポ
ンプごとに正確にアイドル位置およびフルロード位置を
位置決めしなければならず、特にフルロード位置の調整
が不正確であるとコントロールレバー３が既にフルロ−
１’位ｆ？ストッパ５に当接していてもリミットスイッ
チ８がＯＦＦされず、依然としてステッピングモータ１
が回転し続けるという事態が生じる。

このようにコントロールレバー３がフルロード位置スト
ッパ５に当接していてもステッピングモータ８が依然と
して駆動され続けると、ステッピングモータ８にいわゆ
る税調現象が生じ、このためリターンスプリング１０に
よりコントロールレバー３が突然アイドル位置に戻され
、走行中の車両が失速してきわめて危険な状況を招くこ
とになる。従って、アイドル位置の調整はもとより、特
にフルロード位置の調整は正確に行なわなくてはならな
い。

ところが、従来のコントロールレバー位置検出装置では
、アイドル位置ストッパおよびフルロード位置ストッパ
と、リミットスイッチ８およびフルロード位置調整ポル
ト７とがそれぞれ別個に独立しており、調整作業がきわ
めて煩わしい上に正確な調整が困難であるという問題が
ある０例えば、前述のように、コントロールレバー３が
フルロード位置ストッパ５に当接しても依然としてリミ
ットスイッチ８がＯＦＦせずステッピングモータ１が駆
動され続けると脱調現象およびこの税調現象に基〈車両
の失速が生じて危険であるため、コントロールレバー３
がフルロード位置ストッパ５に当接する前にリミットス
イッチ８がＯＦＦするように安全側に調整しておかなく
てはならないが、とはいえ余り早期にリミットスイッチ
８がＯＦＦするように調整すると、アクセルペダルをい
っばいに踏込んでも燃料噴射ポンプの最大噴射量を得る
ことができず、従ってエンジンの最大出力が得られない
という問題がある。かような問題を解決するためには、
アイドル位置でのコントロールレバーの正確な停止制御
はもとより、特にフルロード位置においてステッピング
モータのＯＦＦタイミングの直後（できる限り同時）に
、コントロールレバーがフルロード位置ストッパに当接
するように構成されていて、しかもこれらの調整がきわ
めて容易に行なえるコントロールレバー位置検出装置が
要望されている。

従って本発明の目的は、かような要望を満足し、従来技
術の問題点を解決できるコントロールレバー位置検出装
置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため１本発明によれば、燃料噴射ポ
ンプのコントロールレバーをアイＦ　Ｊｌ／　位置およ
びフルロード位置で停止させるためのコントロールレ／
＜−位と検出装置において、フルロード位置ストッパに
フルロード位置検出スイッチを内蔵したことを特徴とす
る燃料噴射ポンプのコントロールレバー位置検出装置が
提供される。

（作用） 本発明によれば、ステッピングモータを０Ｎ−ＯＦＦ作
動させるフルロード位置（および／又はアイドル位置）
検出スイッチが、燃料噴射ポンプのコントロールレバー
を停止させるフルロード位置（および／又はアイドル位
置）ストッパ内に内蔵されていて両者が一体化している
ので、フルロード位置（および／又はアイドル位置）ス
トッパの位置調整が終了すれば自動的にフルロード位置
（および／又はアイドル位置）検出スイッチの調整も終
了することになる。

（実施例） 以下、本発明による燃料噴射ポンプのコントロールレバ
ー位置検出装置の実施例を図面を用いて説明する。

第１図および第２図は、本発明の燃料噴射ポンプのコン
トロールレバー位置検出装置の第１実施例を示し、１は
ステッピングモータ、２はステッピングモータｌと燃料
噴射ポンプの制御軸３ｂに固定されたコントロールレバ
ー３とを連繋するりンク、５はフルロード位置検出スイ
ッチ８ａを内蔵したフルロード位置ストッパ、６はアイ
ドル位置検出スイッチ８ｂを内蔵したアイドル位置スト
ッパ、９はブイクロコンピユータからなる電子制御装置
、ｌＯはコントロールレバー３を常時アイドル側に向っ
て引張るべく作用するリターンスプリング、１１はフル
ロード位置検出スイッチ８ａおよびアイドル位置検出ス
イッチ８ｂを作動させる接触子であり、コントロールレ
バー３の作動面３ａと接触して押込まれたときにそれぞ
れの検出スイッチ８ａ、８ｂをＯＦＦするように作動す
る。

本実施例におけるフルロード位置検出スイッチ８ａおよ
びアイドル位置検出スイッチ８ｂは、第２図に示すよう
にホール素子を応用した電子式スイッチとして構成され
ている。フルロード位置検出スイッチ８ａとアイドル位
置検出スイッチ８ｂとは同一構造である０両検出スイッ
チ８ａ、８ｂの作動を説明すると、コントロールレバー
３の作動面３ａがフルロード位置ストッパ５（又はアイ
ドル位置ストッパ６）の先端面５ｂ（又はｓｂ）に当接
する直前で接触子１１が押込まれ、磁石１２がホール素
子１３に接近し、これによりホール素子１３は磁石１２
の磁界の変化に対応した出力電圧を第４図に示すごとく
発生し、コンパレータ１４によりスイッチングトランジ
スタ１５がＯＮとなって電子制御装置９への入力端子電
位がＬレベルとなり、スイッチ極性はＯＮとなる（第３
図）、これにより、コントロールレバー３　カ接触子１
１に接触したという位置検出が可能となる。

電子制御装置９への入力端子電位がＬレベルとなってス
イッチ極性がＯＮとなったとき、電子制御装置９はステ
ッピングモータｌへの電力供給を遮断し、ステッピング
モータｌを停止させる。

フルロード位置ストッパ５およびアイドル位置ストッパ
６の外周面には、第１図に示すようにねじが形成してあ
り、それぞれナラ）５ａおよび６ａを介して調整自在に
ブラケット２０に固定される。まず、フルロード位置ス
トッパ５をブラケット２０に取付けるときの固定位置の
調整を説明する。アクセルペダルをいっばいに踏込んで
、ステッピングモータｌによりコントロールレバー３を
燃料噴射装置の制御軸３ｂのまわりで反時計回り方向に
回転させ、燃料噴射量が最大となる位置までコントロー
ルレバー３が回転されたときにコントロールレバー３の
作動面３ａがフルロード位置ストッパ５の先端面５ａに
当接する位置でナラ）５ａを締め付けて固定する。すな
わち、燃料噴射量が最大となる位置でコントロールレバ
ー３の作動面３ａとフルロード位置ストッパ５の先端面
５ａとが当接するように位置決めしてフルロード位置ス
トッパ５を固定すれば、コントロールレバー３の作動面
３ａがフルロード位置ストッパ５の先端面５ａに当接す
る直前に、コントロールレバー３の作動面３ａはフルロ
ード位置検出スイッチ８ａの接触子１１に接触してステ
ッピングモータｌを停止することになるので、単にフル
ロード位置ストッパ５の位置調整が完了すれば、自動的
にフルロード位置検出スイッチ８ａの調整も同時に完了
することになる。アイドル位置ストツバ６の取付は位置
調整作業も同様に行なわれ、この場合にはアクセルペダ
ルを踏込まないでおき、エンジンが所望のアイドリング
回転数で回転するときのコントロールレバー３の位置を
求め、この状３でのコントロールレバー３の作動面３ａ
とアイドル位置ストッパ６の先端面６ａとが当接する位
置にアイドル位置ストッパ６を位置決めし、ナツト６ａ
を締付は固定する。かような調整作業を行なうことによ
り、コントロールレバー３の作動面３ａがアイドル位置
ストッパ６の先端面６ａに当接する直前にアイドル位置
検出スイッチ８ｂの接触子１１に接触してこれを押込み
、ステッピングモータ１を停止させることとなる。すな
わち、単にアイドル位置ストッパ６の調整作業を行なう
だけで、同時にアイドル位置検出スイッチ８ｂの調整も
完了することになる。

尚、第１図および第２図の実施例はホール素子１３を使
用した例であるが、ホール素子１３に代えて光素子を使
用することもでき、あるいは第５図および第６図に示す
変形例のように機械的な接点構造を有するスイッチを使
用することもできる。

第５図に示すスイッチは、ケーシング２１と、該ケーシ
ング２１内で往復動自在に収容されたブツシュロッド２
２とを有し、ブツシュロッド２２はソノ先端２２ａがケ
ーシング２１から常時突出スるようにリターンスプリン
グ２３により押圧されている。ブツシュロッド２２は第
１図の実施例における接触子１１に相当し、その先端２
２ａがコントロールレバー３（第１図）の作動面３ａに
当接してブツシュロッド２２が押込まれるようになって
いる。ブツシュロッド２２が最大に押込まれたとき、ブ
ツシュロッド２２の後端２２ｂがケーシング２１内に嵌
入されたストッパ部材２４に当接する。ブツシュロッド
２２には可動接点２５が固定されており、該可動接点２
５はブツシュロッドと共に移動する。また、ケーシング
２１内には２つの固定接点２６．２６が保持されており
、各固定接点２８．２８にはワイヤノ＼−ネス２７のリ
ード線２７ａ　、２７ａが接続されている。

ブツシュロッド２２かリターンスプリング２３により押
出されているとき、可動接点２５と固定接点２６．２６
とが接続され、再固定接点２６．２６は閉じられ、ブツ
シュロッド２２が押込まれると可動接点２５と固定接点
２６．２６とが離れ、再固定接点２６．２６は開かれる
。すなわち、このスイッチは常閉型スイー、チである。

ブツシュロッド２２が押込まれて、可動接点２５と固定
接点２６．２６とが離れた後、更にブツシュロッド２２
が押込まれるとブツシュロッド２２の後端２２ｂがスト
ッパ部材２４に占接し、それ以上押込まれることはない
、このことからも分かるように、ブツシュロード２２は
、第１図の実施例の接触子１１の機能を有するだけでな
く、フルロード位置ストシバ５（又はアイドル位置スト
ッパ６）としての機能をも有する。ケーシング２１の大
径部２１ａはスパナ等で回転できるように六角に形成さ
れており、小径部２１ｂの外周にはねじが形成されてい
る。従って、このスイッチは第１図の実施例のように、
ナツト５ａ、６ａを介してブラケット２０に取付けるこ
とができ、取付時の調整作業も第１図の実施例の場合と
同様に行なう。

第６図は、第５図のスイッチを、フルロード位置検出ス
イッチおよびアイドル位置検出スイッチとして使用し、
両検出スイッチを直列に接続して電子制御装に９に入力
する例を示すものである。

このように両検出スイッチを直列に接続すると、スイッ
チの作動時にエンジン振動等による接点のチャタリング
を防止することが可能となる。

第７図は１本発明による燃料噴射ポンプのコントロール
レバー位置検出装置の第２実施例を示すものである。ス
テッピングモータｌ、リンク２、コントロールレバー３
．リターンスプリング９、電子制御装置９等からなる構
成は第１図の実施例と同じである。第７図において、５
はフルロード位置スト−２バ、６はアイドル位置ストッ
パ、８ａはフルロード位置検出スイッチ、８ｂはアイド
ル位置検出スイッチであり、両検出スイッチ８ａ。

８ｂは例えばリミットスイッチを利用し、これを直接コ
ントロールレバー３に固定しである。また、両ストッパ
５．６は例えば外周にねじを形成したねじ棒で構成し、
第１図の実施例と同様に、それぞれナラ）５ａ　、８ａ
を介してブラケット２０に取付けられるようになってい
る。この実施例の場合も、フルロード位置およびアイド
ル位置の調整は第１図の実施例の場合と同様に行なうこ
とができ、単に両ストッパ５．６の調整を行なえばよい
、この実施例は、第１図の実施例とは異なり、フルロー
ド位置ストッパ５（又はアイドル位置ストッパ６）とフ
ルロード位置検出スイッチ８ａ（又はアイドル位置検出
ストッパ８ｂ）とが別体に構成されているが、狭小のス
ペースにも取付けることができるという利点がある。

（発明の効果） 本発明による燃料噴射ポンプのコントロールレバー位置
検出装置は以上のように構成されていて、単にフルロー
ド位置ストッパ（又はアイドル位置ストッパ）の位置調
整を行なうだけで、自動的にフルロード位置検出スイッ
チ（又はアイドル位置検出スイッチ）の位置調整も完了
するため、従来のコントロールレバー位置検出装置に比
べその調整作業をきわめて容易に行なうことができる。

また、特にフルロード位置での制御において、ステッピ
ングモータが停止した直後にコントロールレバーを停止
させる作動を確実に行なえるため、ステッピングモータ
の脱調現象による車両の失速という問題を無くし、かつ
、常にエンジンをその最大出力まで引き出すことが可能
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による燃料噴射ポンプのコントロールレ
バー位置検出装置の第１実施例を示す概略構成図、第２
図は第１図のコントロールレバー位置検出装置のフルロ
ード位置検出スイッチおよびアイドル位置検出スイッチ
の構成図、第３図および第４図は第２図に示す検出スイ
ッチの作動特性図、第５図はフルロード位置検出スイッ
チおよびアイドル位置検出スイッチの変形例を示す断面
図、第６図は第５図の検出スイッチを応用した本発明の
コントロールレバー位置検出装置の変形例を示す概略構
成図、第７図は本発明のコントロールレバー位置検出装
置の第２実施例を示す概略構成図である。第８図は従来
の燃料噴射ポンプのコントロールレバー位置検出装置の
概略構成図、第９図は第８図のコントロールレバー位置
検出装置のスイッチ作動特性図である。 ｌ・・・ステッピングモータ、３・・・コントロールレ
バー、５・・・フルロード位置ストッパ、６・・・アイ
ドル位置ストッパ、８ａ・・・フルロード位置検出スイ
ッチ、８ｂ・・・アイドル位置検出スイッチ。 特許出願人　　いすり自動車株式会社 代　理　人　　弁理士　辻　　　　實 第７図 第８図 第９図 アイト）し　　フル　−レへ−月νＸ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　燃料噴射ポンプのコントロールレバーをアイドル位置
   およびフルロード位置で停止させるためのコントロール
   レバー位置検出装置において、フルロード位置ストッパ
   にフルロード位置検出スイツチを内蔵したことを特徴と
   する燃料噴射ポンプのコントロールレバー位置検出装置
   。