JPS63113050A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPS63113050A
JPS63113050A JP26044286A JP26044286A JPS63113050A JP S63113050 A JPS63113050 A JP S63113050A JP 26044286 A JP26044286 A JP 26044286A JP 26044286 A JP26044286 A JP 26044286A JP S63113050 A JPS63113050 A JP S63113050A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔I〕発明の背景 16発明の属する技術分野 本発明は1機械的強度バランス、とくに低温における衝
撃強度と耐溶剤性、成形加工性に優れた樹脂組成物に関
する。
詳L<fl、ポリオレフィン、ポリフェニレンエーテル
樹脂、同一分子内にアルケニル芳香族化合物連鎖と脂肪
族炭化水素連鎖を併せ持つ重合体、アルケニル芳香族化
合物−共役ジエン共重合体、同一分子内に不飽和基と極
性基を併せ持つ化合物より成り、低温における衝耀強度
を中心とする機械的物性バランス、耐溶剤性、成形加工
性に優れ、殊に射出成形用、押し出し成形用および中空
成形用に適した樹脂組成物に関する。
2、先行技術と問題点 ポリオレフィンは、成形加工性、靭性、耐水性、耐有機
溶剤性、耐薬品などに優れ、低比重で安価であることか
ら各種成形品やシート等に従来から広く利用されている
が耐熱性に要改良点を有しており、これが新規な用途開
拓上の障害となっている。
一方、ポリフェニレンエーテル樹脂は、優れた耐熱性を
有するが、成形加工性、耐溶剤性に難点があるため、そ
の利用範囲が限られている。
成形加工性とis強度改良等の目的で例えばスチレン系
樹脂とブレンドされ、利用されているが、耐溶剤性に難
点がある為、その利用範囲にも限界があり1例えばガソ
リン等の油性溶剤に対する耐性の要求される分野には適
していない。
これらポリオレフィンとポリフェニレンエーテルのそれ
ぞれの長所を兼ね備え、欠点を補う目的で1種々のプレ
ンP組成物が提案されており1例えば加工性や抗張力の
改良を目的とした組成物(%公昭42−7069号公報
)があるが、工業分野で要求される比較的高い機械的強
度レベルをかならずしも満足し得ない。また。
さらにポリオレフィンとポリフェニレンエーテル樹脂の
相溶性を改善し1機械的強度の向上を図ることを目的と
して1例えばスチレンとブタジェンのブロック共重合体
ないしはこれらの水素添加物を配合して成る組成物(1
11!lF開昭53−71158号1%開昭54−88
960号、特開昭59、−100159号各公報等最善
さらにこれらの成分に、無機フィラーを加えてなる組成
物(%開昭58−103556号公報)等が提案されて
おり、成形加工性と機械的強度は改善され得るが、ポリ
オレフィンの配合量が少ない、°もしくは、マトリック
ス(連続相)がポリフェニレンエーテル樹脂ないしはこ
れとスチレン系樹脂との組み合わせよりなるという理由
から、ポリオレフィンのもつ耐有機溶剤性が充分発揮さ
れない。また、ポリフェニレンエーテル樹脂に20重量
係を超える大量のポリオレフィンを配合し、さらに相溶
化剤としてアルケニル芳香族化合物と共役ジエンよりな
るジブロック共重合体ないしはラジアルテレブロック共
重合体およびこれらの水素添加重合体を加えてなる組成
物(I¥f開昭58−103557号、特開昭60−7
6547号各公報最善提案でれており、溶融加工性、引
張り特性、脆弱性等は改善され得るが、工業分野におい
て要求される比較的高いレベルの剛性や衝撃強度等の機
械的物性バランスをかならずしも満足するには至ってお
らず、充分な耐有機溶剤性と高い機械的物性バランス、
成形加工性を兼ね備えたポリオレフィン、ポリフェニレ
ンエーテル樹脂を含む樹脂組成物は得られていないのが
現状である。
〔■〕発明の概要 本発明は、剛性、低温環境下での衝撃強度と成形加工性
、耐有機溶剤性の優れた樹脂組成物を提供する本のであ
り、ポリオレフィンに、ポリフェニレンエーテル樹脂、
同一分子内にアルケニル芳香族化合物重合連鎖と脂肪族
炭化水素連鎖を併せ持つ重合体、アルケニル芳香族化合
物−共役ジエン重合体、同一分子内に不飽和基と極性基
を併せ持つ化合物の所定量を配合することにより目的を
達成するものである。
本発明者らは、従来のポリオレフィン−ポリフェニレン
エーテル配合物に関する機械的物性面の不充分な点を補
い改良すべく、各種のポリオレフィン、ポリフェニレン
エーテル樹脂および各種の配合成分について検討を行な
った結果、同一分子内にアルケニル芳香族化合物重合連
鎖と脂肪族炭化水素連鎖を併せ持つ重合体、アルケニル
芳香族化合物−共役ジエン共重合体および同一分子内に
不飽和基と極性基を併せ持つ化合物を配合することによ
り、低温環境下での衝撃強度、剛性等を中心とする優れ
た機械的強度バランスが得られることを見出し、本発明
を完成した。
従りて1本発明による樹脂組成物は、下記成分(at〜
(@)からなる樹脂組成物である。
(μ)成分:ポリオレフィン樹脂25〜58重t%(b
)成分:ポリフェニレンエーテル[脂25〜65重量% (cl成分−同一分子内にアルケニル芳香族化合物重合
連鎖と脂肪族炭化水素連鎖を併せ 持つ重合体2〜30ii砦係 より成る合計100重量部と、 (dl成分:アルケニル芳香族化合物−共役ジエン共重
合体2〜40重量部 (e)成分:同一分子内に不飽和基と極性基を併せ持つ
化合*0.03〜10重量部 よりなる樹脂組成物である。
本発明により、従来のポリオレフィンとポリフェニレン
エーテル樹脂を含む樹脂組成物に比べ、高いレベルの剛
性、低温環境下における衝毫強度を有し、良好な成形加
工性と耐有機溶剤性を示す樹脂組成物が得られる。
[1113発明の詳細な説明 1、構成成分 (1)  ポリオレフィン(al 本発明で使用されるポリオレフィンは、エチレン、プロ
ピレン、ブテン−1,ペンテン−1゜ヘキセン−1,3
−メチルブテン−1,4−メチルペンテン−1,ヘプテ
ン−1、オクテン−1等のα−オレフィンの嘆独重合体
、α−オレフィン間のランダム、ブロック等の形態をな
す相互共重合体及びこれらの混合物、これらα−オレフ
ィンの過半量と他の不飽和単量体とのランダムもしくけ
グラフト、ブロック等の共重合体またはこれらのオレフ
ィン系重合体の酸化。
ハロゲン化、スルホン化したものであり、少なくとも部
分的にポリオレフィンに由来する結晶性を示すものであ
る。ここで、他の不飽和単量体とに、アクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸メチル
、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、無水マレイ
ン酸、アリールマレイン酸イミド、アルキルマレイン酸
イミ゛r等の不飽和有機酸またはその誘導体;酢酸ビニ
ル、酪酸ビニル等のビニルエステル:スチレン、メチル
スチレン等の芳香族ビニル化合物;ビニルトリメチルメ
トキシシラン、r−メタクリロイルオキシグロビルトリ
メトキシシラン等のビニルシラン;ジシクロインクジエ
ン、4−エチリデン−2−ノルゲル不ン等の非共役ジエ
ンなどが用い得る。
共重合体の場合には、α−オレフィンや他の単量体は、
2種に限らず、榎数種からなるものであってもよい。
これらの重合体は既知の方法で重合あるいは変性により
得られ、また、市販のものから適宜選んで用いてもよい
。当然、併用もできる。
これらの中でも、プロピレン、ブテン−1,3−メチル
ブテン−1,4−メチルペンテン−1の過半重量の共重
合体または単独重合体が好ましく、中でも特に結晶性プ
ロピレン系重合体順すなわち結晶性プロピレン単独重合
体結晶性プロピレン−エチレンブロックまたはランダム
共重合体、これらの結晶性プロピレン重合体類とα−オ
レフィン系ゴムすなわちゴム状の複数のα−オレフィン
よりなる共重合体ないしは複数のα−オレフィンと非共
役ジエンとの共重合体との混合物が機械的物性バランス
の点で好ましい。これらの結晶性プロピレン系重合体類
及びこれらとα−オレフィン系ゴムを含む混合物のVF
R(メルトフローレイト)(230′C,荷重z、t6
kg)は0.01〜150の範囲が好ましく、0.03
〜い範囲では成形加工性に難点が生じ、こ1?り高い範
囲では機械的物性バランスのレベルが低く好ましくない
コレらは、より高分子量のものを、ラジカル発生剤、例
えば有機過酸化物等の存在下で加熱処理により分子量変
化を起こし、このVFRの範囲となったものを含む。
(2)  ポリフェニレンエーテル樹脂(b1本発明で
使用これる/ IJフェニレンエーテル樹脂(blは、
一般式 で表わされる循環構造単位を有し1式中−つの単位のエ
ーテル酸素原子は次の隣接単位のベンゼン核に接続して
おり、nは少くとも3oであり、Qはそれぞれ独立に水
素、ハロゲン、三級α−炭素原子を含有しない炭化水素
基、ハロゲン原子とフェニル核との間に少くとも2個の
炭素原子を有するへロ炭化水素基、炭化水素オキシ基お
よびハロゲン原子とフェニル核との間に少くとも2個の
炭素原子を有するへロ炭化水素オキシ基からなる群より
選択した一価置換基を示す。
ポリフェニレンエーテルの代表的な例としては、ぼり(
2,6−シメチルー1.4−フェニレン)エーテル、I
す(2,6−シエチルー1,4−フェニレン)エーテル
、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フエニレン
)エーテル、ポIJ (2−メチル−6−ブロビルー1
,4−フェニレン)エーテル、Iす(2,6−シグロピ
ルー1.4−フェニレン)エーテル、ポIJ (2−エ
チル−6−ブロビルー1,4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2,6−シプチルー1,4−)ユニレン)エーテ
ル、yl’!I) (216−ジプロイニルー1.4−
 フェニレン)エーテル、yI!す(2,6−ジラウリ
ル−1,4フエニレン)エーテル、ポ17(2,6−シ
フエニルー1,4−フェニレン)エーテル、/す(2,
6−’/メトキシー1,4−7エニレン)エーテル、y
Je リ(2,6−ジェトキシ−1,4−フエニレン)
エーテル、ポリ(2−メトキシ−6−ニトキシー1,4
−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−スチ
アリルオΦシー1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(
2,6−ジクロロ−1,4−7エニレン)エーテル、ポ
I7 (2−メチル−6−フェニル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポ!J (2,6−yヘンシル−1,4
・・・フェニレンメエ−fk、yjelJ (2−エト
キシ−1,4−7エニレン)エーテル、ポリ(2−クロ
ロ−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,5−ジ
ブロモ−1,4−フェニレン)エーテルおよび同等物が
ある。
i タ2,6−シメチルフエノール、!: 2.3.6
− )リメチルフェノールの共重合体′、2,6−ノメ
チルフエノールト2.3.5.6−チトラメチルフエノ
ールの共重合体、2.6−ジニチルフエノールと2.3
.6− )リメチルフェノールの共重合体などの共重合
体をも挙げることができる。
更に、本発明で使用されるポリフェニレンエーテルは、
前記一般式で定義されたポリフェニレンエーテルにスチ
レン系モノマー(flLtハ。
スチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレンな
ど)をグラフトしたもの等変性されたポリフェニレンエ
ーテルをも包含−t−る。
上記に相当するポリフェニレンエーテルの製造方法は公
知であり1例えば米国特許第3306874号、第33
06875号、第3257357号および第32573
58最善明細書および日本特許特公昭52−17880
号および特開昭50−51197号明細書に記載されて
いる。
本発明の目的のために好ましいポリフェニレンエーテル
の群は、エーテル酸素原子に対する2つのオルソ位にア
ルキル置換基を有するものおよび2.6−ジアルキルフ
ェノールと2.3.6−トリアルキルフェノールの共重
合体でアル。
これらのうちでも、とりわけ、2,6−シメチルフエノ
ールの重金体が好ましい。また、好ましい分子量の範囲
は、その尺度として、30℃クロロホルム中に於ける固
有粘度の値で示すと、0.15〜0.7dl/11であ
シ、さらに好ましくは0.25〜0.65 di/11
 、とりわけ好ましいのは0,4〜0.6dt/lであ
る。0.15dt/11より小さい値の範囲では1組成
物の機械的強度が低く、また、0.7dl/iより大き
い値の範囲では、組成物の成型加工性が低下するため好
ましくない。
(3)−一分子鎖内にアルケニル芳香族化合物重合連鎖
と脂肪族炭化水素連鎖を併せ持つ重合体(cl 本発明で使用される同一分子領内にアルケニル芳香族化
合物重合連@(f)[以下、連鎖(flと略す。〕と、
脂肪族炭化水素連鎖(g)[以下、連鎖(g)と略す。
〕を併せ持つ重合体(cl〔以下、重合体(c)と略す
。〕とは、重合体を構成する同一の高分子鎖の中に、ア
ルケニル芳香族化合物の重合連鎖部分と、脂肪族炭化水
素の重合連鎖形態をなす部分とを、少なくとも部分的に
且つ少なくとも一つづつ併せ持つ重合体連鎖よりなる重
合体であり、連鎖1flと連鎖(glは互込に線状に少
なくとも1つづつ結合した所謂線状ブロック構造ないし
は分岐構造をなす所謂ラジアルテレプロック構造、片方
を幹とし、他を枝とする所謂グラフト状分枝構造をなす
もの等を含む。
連鎖(f)をなすアルケニル芳香族化合物とは次の一般
式に示される化学構造を有するものである。
式中R1とR2は水素及び炭素数1〜6の低級アルキル
基又はアルケニル基から成る群より選ばれ、R3及びR
4は水素、炭素数1〜6の低級アルキル基、塩素、臭素
より成る群より選ばれ。
R,R及びRは水素、炭素数1〜6の低級アルキル基及
びアルケニル基から成る群より選ばれるか、あるいはR
とRが芳香族環の一部となりて、ナフチル基を形成する
こともある。
アルケニル芳香族化合物の具体例には、スチレン、ノ9
ラメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルキシレ
ン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ジビニルベン
ゼン、ブロモスチレン及ヒクロロスチレンがあり、これ
らの組み合わせであってよい。これらの中で、スチレン
α−メチルスチレン、ノ母ラメチルスチレン、ビニルト
ルエン、ビニルキシレンが好tL<、スチレンがより好
ましい。
連鎖(flは、その重量100重量%のうちに、25重
量%を越えない範囲で、アルケニル芳香族化合物以外の
共重合成分を含んだものであってよい。
連鎖(glは、飽和脂肪族炭化水素を主とする炭化水素
連鎖であり、具体的には、オレフィン類の重合体連鎖ま
たは、共役ジエン類の重合体の炭素−炭素不飽和結合を
既知の水素添加処理方法てより飽和させ、オレフィン類
の重合体連鎖と同様あるいは類似の構造としたもの等を
含む。
連鎖値)は1部分的に炭素−炭素不飽和結合や架橋構造
1分岐構造を含むものであってよい。また、連鎖(g)
は、連鎖(g)の総重量を100重量%として、その内
数として25重量%を超えない範囲で他の共重合成分と
して、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、ハロゲン、リン、等
の炭素以外の原子を含む単量体およびアルケニル芳香族
化合物だ由来する成分をブロック、ランダム、グラフト
等の形式で、含んでよい。炭素以外の原子を含む単量体
の例としては、無水マレイン酸及びその誘導体、アクリ
ル酸およびその誘導体。
塩化ビニル等が挙げられる。
重合体(clに占める連鎖(f)の割合は1重合体(c
lの総重量を100重量%として、20〜75重量係の
範囲が好ましく、従って連鎖(g)の割合は。
25〜80重量係の範囲が好ましい。重合体(c)は、
その連鎖の中に、その過半量を超えない範囲で連鎖(f
)および連鎖1gl以外の構成部分を含んでよく、その
重合体連鎖が、分校状連鎖の幹、枝あるいはブロック状
連鎖の一部をなすものであってよい。また、分枝構造や
ラジアルテレブロック構造の分岐点において、多官能性
炭化水素基あるいは炭素以外の原子、炭素以外の原子を
含む多官能性炭化水素基を含むものであってよい。また
、重合体(c)Fiゴム的な性質を示すものであればよ
り好ましい。
重合体(c)の具体例としては不出願明細書中の「18
構成成分(1)ポリオレフィン(a)」の項に示したオ
レフィンと、スチレン等のアルケニル芳香族化合物との
グラフト共重合体やブロック共重合体等の範囲に含まれ
るポリスチレングラフト化エチレン−プロピレンゴム、
f!リスチレングラフト化エチレンーデロビレンーゾエ
ンゴム、エチレン−スチレンブロック共重合体、プロピ
レン−スチレンブロック共i1体、アルケニル芳香族化
合物と以下に示す共役ジエンよりなるブロック共重合体
力いしは共役ジエン重合体ゴムやポリペンテナマー等に
対するアルケニル芳香族化合物のグラフト共重合体の部
分水素添加物等が挙げられる。これらのうちには1部分
水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共役ジエンブ
ロック共重合体がある。
上記の共役ジエンの具体例には、1,3−プタジエン、
2−メチル−1,3−ブタジェン、2.3−ジメチル−
1,3−ブタジェン、1,3−ペンタジェン等が挙げら
れ、これらの中でも、1.3−ブタジキン、2−メチル
ー1,3−ブタジェンより選ばれるものが好ましい。こ
れらの共役ジエンに加えて、少量のエチレン、プロピレ
ン、1−ブテン等の低級オレフィン系炭化水素やシクロ
ペンタジェン、非共役ジエン類が含まれていてもよい。
上記の部分水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共
役ジエンブロック共重合体について説明すると、「部分
水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共役ジエンブ
ロック共重合体」とは、アルケニル芳香族化合物に由来
する連鎖ブロック「A」と共役ジエンに由来する連鎖ブ
ロック「B」をそれぞれ少なくとも一個有する構造をも
つアルケニル芳香族化合物−共役ジエンブロック共重合
体のブロックBの脂肪族不飽和基が水−化により減少し
たブロック共重合体である。ブロックAおよびBの配列
は、線状構造をなすものあるいは分岐構造をなす所謂ラ
ジアルテレブロック構造をなすものを含む。また、これ
らの構造のうちの一部にアルケニル芳香族化合物と共役
ジエンとのランダム共重合部分に由来するランダム鎖を
含んでいてもよい。これらのうちで、線状構造をなすも
めが好ましい。
部分水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共役ジエ
ンブロック共重合体(clにおけるアルケニル芳香族化
合物に由来する繰り返し単位の占める割合は、20〜7
5重量%の範囲が好ましく、25〜65重量%の範囲が
より好ましく。
25〜50重量憾の範囲がとりわけ好ましい。
20重量%より少ない範囲では1組成物の剛性レベルが
低く、また75重量%より多い範囲では組成物の衝撃強
度レベルが低く本発明の目的を達し得ない為に好ましく
ない。
これらブロック共重合体における脂肪族連鎖部分のうち
、水添されずに残存している不飽和結合の割合は、20
%以下が好ましく、101以下がより好ましい。また、
アルケニル芳香族化合物に由来する芳香族性不飽和結合
の約25悌以下が水素添加されていてもよい。
アルケニル芳香族化合物−共役ジエンブロック共重合体
の製造方法としては、数多くの方法が提案されている。
代表的な方法としては1例えば特公昭40−23798
号公報明細書、米国特う−型触媒を用いて不活性溶媒中
でブロック共重合を行なわせる。
これらのブロック共重合体の水素添加処理は、例えば特
公昭42−8704号、同43−6636号あるいは同
46−20814号等の各公報明細書に記叡された方法
により、不活性溶媒中で水素添加触媒の存在下に水素添
加することによりて行われる。この水素添加では、重合
体ブロックB中のオレフィン型二重結合の少なくとも5
0チ、好ましくは80%以上、が水素添加され、重合体
ブロックA中の芳香族性不飽和結合の25係以下が水素
添加される。このような水素添加されたブロック共重合
体の一つとして、シェル・ケミカル社より「KRATO
N −G Jという商品名で市販されているものがある
。また、Journal ofPolynusr 5c
ience Part B Polymer Lett
ersVolume 11 、427〜434頁(19
73年)等の文献に示された方法に準じ、不活性溶媒中
で、/母う−トルエンスルホニルヒドラジド等を用いて
水素添加を行なうことも可能である。
(4)アルケニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体(
di 本発明において使用される上記共重合体(diは、下記
のアルケニル芳香族化合物と共役ジエンを主な単量体成
分とするランダム、グラフト、ブロック等の結合様式を
なす共重合体であって、共重合体(d)中には共役ジエ
ンに由来する二重結合を有しており、部分的に架橋構造
を含むものであってよい。また、ランダム共重合体、ブ
ロック共重合体が好ましく、より好ましくはブロック共
重合体、特に好ましくは下記の線状ブロック共重合体で
ある。
線状ブロック共重合体とは一般式が A−B(−A−BdA)n (mはOまたは正の整数、nはO又は1)で表わされる
ブロック共重合体であり、この一般式においては、Aは
芳香族ビニル化合物の重合体ブロック、Bは共役ジエン
のエラストマー性ブロック共重合体である。
ブロック共重合体中の重合体ブロックAの重量平均分子
量は500〜125,000、好ましくはs、ooo〜
110,000、重合体ブロックBのそれは1.500
〜250,000.好ましくは15,000〜220,
000の範囲が一般に用いられるが、更に小さい分子量
の重合体ブロックAおよびBを含んでいてもよい。
ブロック共重合体の分子量を示すめやすとして、溶液粘
度があるが、本発明の目的を達成するためには、25重
量係トルエン溶液中25℃におけるブルックフィールド
粘度の値が200〜40,000 cpsの範囲にある
ものが好ましく。
600〜30,000 cpsの範囲にある本のがより
好ましく、SOO〜25,000 epmの範囲にある
ものが特に好ましい。
アルケニル芳香族化合物は、好ましくはスチレンである
が、α−メチルスチレン、ビニルトルエンその他低級ア
ルキル置換スチレン、ビニルナフタレン等も用いられる
共役ジエンは特に好ましくはブタジェンであるが、ブタ
ジェン本しくはイソグレン、ブタジェンとイソプレンの
両者が共に含まれる本のであってもよい。また、共役ジ
エン成分としては、上記ブタジェン、イソプレンのほか
にシクロペンタジェン及びその誘導体、2,3−ジメチ
ルブタジェン等の低級アルキル置換ブタジェン等が含ま
れていてもよい。また、重合体ブロック人のエラストマ
ー性を大きく損なわない範囲で、上記ジエン成分のほか
に、エチレン、プロピレン、1−ブテン等のオレフィン
系炭化水素や非共役ジエン類が含まれていてもよい。
アルケニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体(d)に
占めるアルケニル芳香族化合物単位の割合は15〜70
重量%の範囲が好ましく、25〜65重量−の範囲がよ
り好ましく、とシわけ28〜60重量%の範囲が好まし
い。さらに好ましくは30〜45重量%の範囲である。
アルケニル芳香族化合物−共役ジエンブロック共重合体
の製造方法としては、数多くの方法が提案されている。
代表的な方法としては、例えば特公昭40−23798
号公報明細書、米国特許第3595942号及び同第4
090996号等に記7″ 載された方法があり、リチウム触媒又はチータラ−型触
媒を用いて不活性溶媒中でブロック共重合を行なわせる
。このようなブロック共重合体の一つとして、シェル・
ケミカル社よりr KRATON −D Jあるいは「
カリフレックス」。
日本合成フ9ム■より「TR」といった商品名で上布さ
れているものがある。
(5)  同一分子内に不飽和基と極性基を併せ持つ化
合物tel 不発明における成分(・)不飽和基と極性基を同時にも
つ化合物とは、不飽和基すなわち炭素−炭素二重結合ま
たは炭素−炭素三重結合と、極性基すなわちIリアミド
樹脂中に含まれるアミド結合、連鎖末端に存在するカル
がキシル基。
アミノ基と親和性や、化合反応性を示す官能基を同一分
子内に併せ持つ化合物である。群に含まれる官能基とし
ては、カルボン酸基、カルビン酸より肪導される基すな
わちカルブキシル基の水素原子あるいは水酸基が置換し
た各種の塩やエステル、酸アミP、酸無水物、イミド、
酸アジド、WRハロrン化物、あるいは、オキサゾリン
、ニトリル等の官能基、エポキシ基、アミノ基、水酸基
、又は、イソシアン酸エステル基等が挙げられ、不飽和
基と極性基を併せ持つ化合物即ち、不飽和カルゲン酸、
不飽和カルがン酸誘導体、不飽和エポキシ化合物、不飽
和アルコール、不飽和アミン、不飽和イソシアン酸エス
テルが用いられる。
具体的には、無水マレイン酸、マレイン酸、7マール酸
、マレイミド、マレイン酸ヒト0ラジr、無水マレイン
酸とジアミンとの反応物たとえば (但し、Rは脂肪族、芳香族基を示す。)などで示され
る構造を有するもの、無水メチルナジック酸、無水ジク
ロロマレイン酸、マレイン酸アミド、イタコン酸、無水
イタコン酸、大豆油、キリ油、ヒマシ油、アマニ油、麻
実油、綿実油、ゴマ油、菜種油、落花性油、椿油、オリ
ーブ油、ヤシ油、イワシ油などの天然油脂類。
エポキシ化大豆油などのエポキシ化天然油脂類、アクリ
ル酸、ブテン酸、ククトン酸、ビニル酢酸、メタクリル
酸、インテン酸、アンrリカ酸。
チプリン酸、2−ペンテン酸%3−ペンテン酸。
α−エチルアクリル酸、β−メチルクロトン酸。
4−ペンテン酸、2−ヘキセン@s2−メチルー2−イ
ンテン酸、3−メチル−2−ペンテン酸、α−エチルク
ロトン酸、2.2−ジメチル−3−ブテン酸、2−ヘプ
テン酸、2−オクテン酸、4−デ七ン酸、9−ウンデセ
ンl#、10−ウンデセン酸、4−ドデセン虚、5−ド
デセン酸、4−テトラデセン酸、9−テトラデセン酸、
9−へキサデセン酸、2−オクタデセン酸、9−オクタ
デセン酸、アイコセン酸、rコセン酸、エルカ酸、テト
ラデセン酸、マイコリー!/ff、2.4−−eンタジ
エン酸、2,4−ヘキサツエン酸、ジアリル酢酸、rラ
ニウム酸、2.4−デカジエン酸、2.4−ドデカジエ
ン酸、  9.12−へΦサブカシエン酸、9.12−
オクタデカジエン酸、ヘキサデカトリエン酸、リノール
酸、リルン酸。
オクタデカトリエン酸、アイコサジエン酸、アイコサト
リエン酸、アイフサテトラエンtR% リシノール酸、
エレオステアリン酸、オレイン酸。
アイコサペンタエン酸、エルシン酸、トコサシエン酸、
ドコサトリエン酸、ドコサテトラエンas  Yコシ−
eンタエン酸、テトラコセン酸、ヘキサコセン酸、ヘキ
サコシエン酸、オフタコセン酸、トラアコンテン酸など
の不飽和カルがン酸、あるいはこれら不飽和カルビン酸
のエステル、酸アミド、無水物、あるいはアリルアルコ
ール、クロチルアルコール、メチルビニルカルビノール
、アリルカルビノール、メチルグロペニルカルビノール
、 4−4ンテンー1−オール。
10−ウンデセン−1−オール、グロパルギルアルコー
ル、1,4−ペンタジェン−3−オール。
1.4−へキサジエン−3−オール、3.5−へキサジ
エン−2−オール、2.4−へキサジエン−1−オール
、一般式CnH2n−50H1CnH2n−2OH1C
nH2n−2OH(但し、nは正の整数)で示されるア
ルコール、−3−ブテン−1,2−ジオール。
2.5−ジメチル−3−ヘキセン−2,5−ジオール、
1.5−ヘキサジエン、3,4−ジオール、2.6−オ
クタジエン−4,5−ジオールなどの不飽和アルコール
、あるいは、このような不飽和アルコールのOH基が、
 −Nl2基に置き換りた不飽和アミン、あるいはブタ
ジェン、イソプレンなどの低重合(たとえば平均分子量
が500から10000ぐらいのもの)あるいは高分子
量体゛(たとえば平均分子量が10000以上のもの)
に無水マレイン酸、フェノール類を付加した4の、ある
いはアミノ基、カルゲン酸基、水酸基、ニーキシ基など
を導入したもの、イソシアン酸アリルなどが挙げられる
(Vズ丁6 、) 本発明における同一分子内に不飽和基と極性基を併せ持
つ化合物の定義には、不飽和基′t−2個以上、極性基
を2個以上(同種又は異種)含んだ化合物も含まれるこ
とは、いうまでもなく、又、2種以上の特定化合物を使
うことも可能である。これらのうちでよシ好ましくは無
水マレイン酸、マレイン酸、無水イタコン酸、イタコン
酸等の不飽和ジカル?ン酸及びその無水物、オレインア
ルコール等の不飽和アルコール、ニブキシ化ダイズ油等
のエポキシ化天然油脂類であり、さらに好ましくは無水
マレイン酸、マレイン酸、オレイルアルコール、エポキ
シ化大豆油、エポキシ化アマニ油であり、とりわけ好ま
しくは無水マレイン酸、無水マレしン酸とマレイン酸と
の混合物である。
2、構成成分の組成比 以上のような(a)〜(c)成分の配合割合は、(a)
+(b) + (c)合計重量中でそれぞれ。
(a)成分:25〜58重量%、好ましくは28〜52
重量%、より好ましくは32〜49重量%。
とりわけ好ましくは35〜49重量% (bl成分:25〜65重量%、好ましくは34〜60
重量%、より好ましくは38〜55重量%、とりわけ好
ましくは38〜52重量% (c)成分=2〜30重量%、好ましくは6〜25重量
%、より好ましくは8〜20重量%、と9わけ好ましく
は8〜16重量%であり、ま7I+:(d)。
(・)成分の配合割合は(a) + (b) + (e
)の合計量を100重量部とし、これに外敵として加え
る量が;(a)成分:2〜40重量部、好ましくは5〜
30重量部、より好ましくは7〜20重量部、とりわけ
好ましくは7〜15重量部 (・)成分:o、oi〜10重量部、好ましくは0.0
5〜5重量部、よシ好ましくは0.1〜1.5重量部。
とりわけ好ましくは0.2〜1重量部 の範囲である。
上記の組成について、(a)成分が25重I1%未満で
は耐溶剤性が不満足であり、58重量%超過では耐熱剛
性が不満足となり好ましくない。
(b)成分が25重量%未満では耐熱剛性が不充分であ
り、65重量う超過では耐有機溶剤性が不充分であり好
ましくない。
(c)成分が2重量%未満では衝撃強度が不充分であり
、30重量%超過では剛性レベルが不満足となり好まし
くない。
(d)成分が2重量部未満では、低温における衝撃強度
が不満足であり、40重量部超過では剛性レベルが不充
分となり好ましくない。
(e)成分が0.01重量部未満では、衝撃強度が不満
足であり、10重量部超過では機械的物性バランスが不
満足であり、且つ成形品の外観に難点が生じ易く好まし
くない。
本発明による組成物は、不発明の目的を損なわない範囲
で、必要に応じて先の各重合体成分以外の熱可塑性ま九
は熱硬化性樹脂、ラバー成分、酸化防止剤、耐候性改良
剤、造核剤、スリップ剤、無機または有機の充填剤や補
強剤、難燃剤、各種着色剤、帯電防止剤、離型剤等の成
分を添加することもできる。
酸化防止剤の例としては、立体障害性フェノール系、チ
オエーテル系、リン系、アミン系等の安定剤、耐候性改
良剤の例としては、ヒンダードアミン系等の光安定剤が
挙げられる。無機の充填剤の例としては、タルク、ガラ
ス繊維、ウオラストナイト、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、酸化チタン、酸化亜鉛、マイカ、ガラスフレーク
等が挙げられる。
また、機械的物性、流動性改良を目的とし之ジアミド化
合物等の添加も可能である。
3、ブレンド方法 本発明による樹脂組成物を得るためのブレンド方法とし
ては、一般に樹脂同志あるいは樹脂と安定剤や着色剤、
さらには樹脂と充填剤とをブレンドする種々の方法を適
用することができる。例えば粉体状あるいは粒状の各成
分を、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、す〆ン
プレンダー、■プレンダー等により均一に分散した混合
物とし、次に2軸型混線押し出し機、−軸型混線押し出
し機、ロール、バンバリーミキサ−、プラストミル、プ
ラベンダープラストグラフ等の溶融混線機が使用し得る
。溶融混練温度は通常200℃〜350℃の範囲が挙げ
られる。以上の様にして得られた樹脂組成物は、溶融混
線後に押し出しくレット状とすることができる。・ また、全成分を直接各種成形機に供給し、成形機で混練
しながら成形する方法、予め安定剤やフィラー成分を樹
脂成分と高濃度に混練してマスターパッチとし、それを
別途他の重合体等で希釈しながらブレンドコンノウンデ
イングしたり、成形したシすることもできる。
さらに、混線に際して、重合体成分(&) 、 (b)
 #(e) 、 (diの少なくとも一部分と、同一分
子内に不飽和基と極性基を併せ持つ化合物(・)とを溶
融混線、有機溶媒を用いる混合等の方法により予め混合
する等の方法を用いてよい。
4、本発明による樹脂組成物の応用 本発明組成物を用いる成形刃工法は、特に限定されるも
のではなく、熱可塑性樹脂一般に適用される成形法すな
わち押出成形、中空成形、射出成形、シート成形、熱成
形、回転成形、積層成形等の成形法によシ容易に成形す
ることができるが、中でも射出成形に最も適する。機械
的物性が良好であることから、自動車の内外装部品、!
気機器部品並びに所謂オフィスオートメーシ璽ン機器等
の部品用途に適している。
〔■〕実験例 1、測定および評価法 以下に示す実施例および比較例中の各物性値と諸性質は
、下記の条件により測定および評価を行なった。
1)MFR JIS K7210−1975に単じポリオレフィンの
MFRt−測定した。
組成物のMF’Rは、JISK7210−1975によ
る方法を一部変更した方法により測定した。変更項目は
、測定温度および荷重であり、280℃、5kf荷重の
条件とし几。
2)曲げ弾性率 I80 R17B−1974Proc@dur*12 
(JIS K7203)に準じインストロン試験機を用
い測定した。
3)アイゾツト衝撃強度 I80 R18O−1969(JIS K7110)(
ノツチ付アイゾツト衝撃強度)に準じ東洋精機製作所製
アイゾツト衝撃試強機を用い測定し念、測定雰囲気温度
は23℃および一30℃である。
4)落錘衝撃強度 支持台(穴径40 mm )上に設置した試験片(12
0x80x2各2■)に荷重センサーであるダートを落
下させ(2tttX7に、9f)、試験片の衝撃荷重に
おける変形破壊挙動を測定し、得られ念衝撃パターンに
おける亀裂発生点までにおいて吸収された衝撃エネルギ
ーを算出し、材料の衝撃強度とした。測定雰囲気温度は
23℃および一30℃である。
5)耐有機溶剤性 射出成形試片(129■X12.5鱈、厚み4■]を、
市販のガソリン中に室温下7日間浸漬したのち外観の変
化を観察し友、外観に変化の無い場合を○(良好)、表
面荒れや白化の生じ念場合をΔ(やや不良)、表面荒れ
や白化が顕著ないしは部分溶解が起こったものを×(不
良)とした。
2、樹脂組成物の混合および混線 下記の表中に示し光各成分の所定量をスーツ譬−ミキサ
ーにて充分混合攪拌したのち、池貝鉄工■製PCM 2
軸型押出機を用い、270℃にて浴融混練し、組成物と
したのちストランド状に押し出し、カッターにてペレッ
トとした。
3、物性測定および評価用試験片の作成インラインスク
リエー式射出成形機、東芝機械製作所製l8−90B型
を用い、シリンダー設定温度270℃、金型冷却温度6
0℃にて射出成形を行ない試験片を作成した。なお、射
出成型に際しては、その直前まで通風乾燥器を用い、8
0℃との条件で12時間乾燥を行なり九。
尚、射出成形試片は成形後、温度23℃、温度50%の
環境下で4日間ないし#i6日間放置し九のちに物性を
測定した。
4、各成分の明細 1)II!リオレフィンに) 三菱油化(株)よシ販売されているポリプロピレン単独
重合体、グロピレノーエチレンブロック共重合体を使用
した。商品名およびその詳細は表中に示した。
2)ポリフェニレンエーテル樹FIW (b)三菱油化
(株)k作品のポIJ (2,6−シメチルー1.4−
)、ニレノ)エーテル(30℃クロロホルム中における
固有粘度の値が0.50#/P ”)を使用した。
3)同一分子内にフルケニル芳香族化合物1合連鎖と脂
肪族炭化水素連鎖を併せ持つ1合体(c)シェル化学(
株)よシ販売されている部分水素添加スチレン−ブタジ
ェンブロック共重合体(商品名クレート7G 1650
)および部分水素添加されたスチレノーイソデレンブロ
ック共重合体(商品名クレートンGX1701)?使用
した。
4)アルケニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体(d
) 日本合成コ9ム(株)製のスチレン−ブタジェンブロッ
ク共重合体、(商品名TR2000,スチレン成分含有
940%)t−使用した。
5)同一分子内に不飽和基と極性基を併せ持つ化合物(
台ン 市販の無水マレイン酸(試薬グレード)を使用した。
尚、各重合体成分の混練に際し、安定剤°として、4−
メチル−1,6−ジーt−ブチルフェノールを0.2重
量部、(全重合体の合計量100重量部にたいする外敵
として)加えた。
以下、実施例と比較例によシ本発明を具体的に示すが、
あくまでも例示的なものであシ、これらの例によシ本発
明の範囲が限定される本のではない。
5、実施例および比較例の説明 以下1本発明による樹脂組成物を、より具体的に示すた
めに、実施例と比較例について、それぞれの成分とその
配合量およびそれぞれの成分の示す物性を表1ctとめ
る。
表1中実施例1と比較例1〜5との比較より。
4リオレフインとポリフェニレンエーテルの組み会わせ
よシなる樹脂組成物について本発明の効果を得るために
は、ポリオレフィンとポリフェニレンエーテルの組み会
わせに対して、さらに同一分子内にフルケニル芳香族化
合物1&連鎖と脂肪族炭化水素連鎖とを併せ持つ重合体
(C)。
アルケニル芳′4を族化合物−共役ジエン共1会体(d
)および則−分子内に不飽和結合と極性基を併せ持つ化
仕物(・)のいずれも不可欠であシ、これらの組み合わ
せによ)剛性、@撃強度を中心とする機械的物性と耐溶
剤性の優れたw脂a成物が得られ、本発明の効果が明ら
かでるる。
さらに実施例2と比較例6よシ、釉々のポリオレフィン
について本発明の効果が明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記成分(a)〜(e)からなる樹脂組成物。 (a)成分:ポリオレフィン樹脂25〜58重量%(b
    )成分:ポリフェニレンエーテル樹脂25〜65重量% (c)成分:同一分子内にアルケニル芳香族化合物重合
    連鎖(f)と脂肪族炭化水素連鎖(g)を併せ持つ重合
    体2〜30重量% 上記(a)成分、(b)成分および(c)成分の合計1
    00重量部に対して (d)成分:アルケニル芳香族化合物−共役ジエン共重
    合体2〜40重量部 (e)成分:同一分子内に不飽和基と極性基を併せ持つ
    化合物0.01〜10重量部。
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