JPS6311261B2

JPS6311261B2 -

Info

Publication number: JPS6311261B2
Application number: JP58040483A
Authority: JP
Inventors: Yoshiharu Nanba
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1983-03-11
Filing date: 1983-03-11
Publication date: 1988-03-12
Also published as: JPS59167447A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は用紙姿勢変更装置に関するもので、詳
しくは、用紙の搬送経路内に設置し、その経路内
で用紙の姿勢を変更する装置に関するものであ
る。

用紙姿勢変更装置が使用される例として複写機
がある。第１図はその複写機１を示したものであ
る。この複写機１は、第２図に示したように、原
稿２をプラテン３上に右側端を突当ててセツト
し、光源４を第１図における矢印Ａ方向に操作し
て原稿２の文字Ｆを読取り、それによつて感光体
５上に潜像を形成し、続いて現像機６によつて感
光体５上の潜像を現像し、次いで転写コロトロン
７によつて用紙８に転写する。一方、フイーダ９
の１つから送給され、転写コロトロン７で転写さ
れた用紙８は、第３図ａに示した姿勢でキヤツチ
トレイ１０へ排出される。したがつて、この複写
機１では、原稿が第２図に示したような姿勢でプ
ラテン３上にセツトされた場合には、第３図ａに
示したような姿勢で複写された用紙８が排出され
る。

ところで、複写機１は光源４の操作方向、内部
機構、用紙８の排出方向等によつて、キヤツチト
レイ１０上に排出される用紙８の姿勢が決定され
る。通常においては、この用紙８の排出姿勢はほ
とんど問題とならない。しかし、この複写機１に
ソータおよびホツチキス綴器等の後処理装置を結
合させた場合には、用紙８の排出方向を一義的に
決定する必要が生じる。即ち、ソータに排出され
た用紙８が該ソータ内でどのように収容されるか
によつて複写機１から排出させる用紙８の姿勢を
決定し、用紙８がそのような姿勢で排出されるよ
うに、複写機１内の用紙搬送経路１１上で用紙の
姿勢を変更しなければならない。

このような用紙姿勢変更装置としては、転写後
の用紙８を一旦ターンテーブルに載せ、該ターン
テーブル上で90度回転させ、その用紙８を排出側
搬送ベルトに引渡し、もつて第３図ａ，ｂに示し
たように用紙８を90度回転させて姿勢を変更する
装置がある。

しかし、この装置では、ターンテーブル上に用
紙８を一旦載置させ、そこで姿勢変更をさせた後
に排出側搬送ベルトに引渡すので、用紙８の搬送
動作が不連続となり、したがつて用紙８が連続し
て複写される場合には対処できない虞れがあり、
少なくとも複写機の高速化を阻む要因となつてい
た。また、この用紙姿勢変更装置では、ターンテ
ーブル上の用紙８を正確に90度回転させること、
ターンテーブル上に用紙８が載置されたことを確
認した後にターンテーブルを動作させること、用
紙８が90度回転された後に排出側ベルトに用紙８
を引渡す手段が必要なこと、ターンテーブルを間
欠運転させるための手段が必要なこと等の考慮を
しなければならず、したがつて装置が複雑とな
る。

本発明の目的は、このような問題点に鑑みて、
複写機の高速化を実現でき、かつ構造が簡単で信
頼性の高い用紙姿勢変更装置を提供することにあ
る。

このような目的を達成するために本発明では、
２本の無端ベルトをロールに巻掛け、それらの無
端ベルトの一部を互に会合させ、その会合部一端
から挿入させた用紙を90度回転かつ反転させ、さ
らに反転させて会合部他端から排出させ、もつて
用紙の姿勢を連続的に変更させるようにしてい
る。

以下図面に示した実施例を参照しながら本発明
を説明する。第４図、第５図は本発明に係る用紙
姿勢変更装置１２を示したものである。この用紙
姿勢変更装置１２は、２本の無端ベルト１３，１
４を使用し、それらの一方のベルト１３を第４図
に示したように、ロール１５ａ，１５ｂ，１５
ｃ，１５ｄ，１５ｅ，１５ｆ，１５ｇ，１５ｈに
巻掛け、また他方のベルト１４をロール１５ｉ，
１５ｂ，１５ｃ，１５ｄ，１５ｊ，１５ｋ，１５
ｌ，１５ｍに巻掛け、ロール１５ａ，１５ｉから
ロール１５ｊまでの間でベルト１３，１４を互に
会合させている。そして、このベルト１３，１４
の会合部分１３ａ，１４ａは、ロール１５ｂによ
つて90度回転かつ反転され、さらにロール１５
ｃ，１５ｄによつて反転される。なお、上記ベル
ト１３，１４はそれぞれベルトに係るロール１５
ａ〜１５ｍのうち少なくとも各１個によつて駆動
される。

したがつて、第５図に示したように、会合部１
３ａ，１４ａの左側一端から、同図に示した姿勢
で挿入された用紙８は、ロール１５ｂで90度回転
かつ反転されて用紙８ａの姿勢となり、さらにロ
ール１５ｃ，１５ｄによつて反転され、用紙８ｂ
の姿勢となる。このように姿勢を変更された用紙
８ｂは、ロール１５ｄの個所（会合部他端）から
排出される。このようにして用紙姿勢変更装置１
２から排出された用紙８は、排出側搬送ベルト１
６等によつてキヤツチトレイ１０等へ排出され
る。なお、第４図、第５図において符号１７で示
したものは、ストリツプ用フインガーである。

そこで、この用紙姿勢変更装置１２を第１図の
複写機１における用紙搬送経路１１中に介在させ
た場合には、第３図ａに示した姿勢で複写された
用紙８は第５図に示したように姿勢が変更され、
第３図ｂは示した姿勢でキヤツチトレイ１０等へ
排出される。

なお、上記実施例では、用紙姿勢変更装置１２
の理解を容易ならしめるために、第４図、第５図
における高さ方向に拡大して示したが、実際には
ベルト１３，１４の厚みを考慮するだけでよいの
で、極めて薄くすることができる。その際には、
ロール１５ａ，１５ｈ、ロール１５ｃ，１５ｄ、
ロール１５ｅ，１５ｆおよび１５ｍ，１５ｉは適
宜な径をもつた１個のロールにそれぞれ置換する
ことができる。また、実施例では、ロール１５
ｃ，１５ｄを第４図において手前に設置し、ベル
ト１３，１４の会合部１３ａ，１４ａを手前に張
出させているが、このベルト会合部１３ａ，１４
ａを反対側に張出させてもよい。その場合には、
第３図ａの姿勢にある用紙８は、第３図ａにおけ
る時計方向に90度回転した姿勢で排出される。ま
た上記実施例では、それぞれ１本のベルト１３，
１４を使用しているが、このベルト１３，１４を
複数条のベルトによつて構成してもよいことは云
うまでもない。

上記したように、本発明に係る用紙姿勢変更装
置は、ほぼ同一平面上で、かつ同一直線上で用紙
の姿勢変更ができるので、装置の設置スペースが
少なくて済み、しかも搬送されて来る用紙を一旦
止めることなく、姿勢を変更できるので、連続的
に搬送されて来る用紙の姿勢変更に極めて有利と
なり、しかも構造が簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な複写機を概念的に示した縦断
面図、第２図はその原稿セツト姿勢を示した平面
図、第３図ａ，ｂは複写された用紙の姿勢変更態
様を示した平面図、第４図は本発明に係る用紙姿
勢変更装置を示した斜視図、第５図はその一部を
切欠いて示した斜視図である。１……複写機、２……原稿、３……プラテン、
４……光源、５……感光体、６……現像機、７…
…転写コロトロン、８……用紙、９……フイー
ダ、１０……キヤツチトレイ、１１……用紙搬送
経路、１２……用紙姿勢変更装置、１３，１４…
…ベルト、１３ａ，１４ａ……会合部、１５ａ〜
１５ｍ……ロール、１６……排出ベルト。

Claims

【特許請求の範囲】

１２本の無端ベルト１３，１４をそれらの一部
を会合させて複数のロールに巻掛け、その会合部
１３ａ，１４ａの一部に、ベルトの下流が上流に
対し90゜回転かつ反転されて折曲げた部分と、ベ
ルトの下流が上流に対し反転して折曲げた部分と
を形成し、前記ロールのうち少なくとも一つのロ
ールを回転させた際に、前記会合部の一端から挿
入させた用紙を前記ベルトの下流が上流に対し
90゜回転かつ反転して折曲げた部分により90゜回転
かつ反転させ、さらに用紙を前記ベルトの下流が
上流に対し反転して折曲げた部分により反転させ
て前記会合部の他端から排出させるようにしたこ
とを特徴とする用紙姿勢変更装置。