JPS6311208Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6311208Y2
JPS6311208Y2 JP16293980U JP16293980U JPS6311208Y2 JP S6311208 Y2 JPS6311208 Y2 JP S6311208Y2 JP 16293980 U JP16293980 U JP 16293980U JP 16293980 U JP16293980 U JP 16293980U JP S6311208 Y2 JPS6311208 Y2 JP S6311208Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal rib
plate
groove
base
gasket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16293980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5784206U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16293980U priority Critical patent/JPS6311208Y2/ja
Publication of JPS5784206U publication Critical patent/JPS5784206U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6311208Y2 publication Critical patent/JPS6311208Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は伸縮継手装置に関する。
コンクリート構造物である建物とか道路などに
あつては、相隣る構造物相互間には、一方の構造
物に生じた振動とか変形など変動の影響を、他方
の構造物に及ぼしめないために50〜200mm程度の
隙間が設けられている。この隙間は、常時は雨水
や塵芥の入り込まないようにカバーされていなけ
ればならないが、変動に際しては、それに適応し
て変形し破壊されないものであることが必要であ
る。
このような問題を解決する典型的な先行技術は
第4図に示されている。構造物51には基台52
が固定され、この基台52は水平部53を有す
る。構造物51と間隔54を有するもう1つの構
造物55には、蓋体56が固定される。基台52
と蓋体56とには、止水板57の側縁が取付けら
れる。基台52の水平部53上には蓋体56に固
定されているパツキン58が当接する。
このような第4図に示された先行技術では、構
造物51,55が左右に変位したとき、パツキン
58によつて基台52の水平部53と蓋体56の
気密性が保たれる。
しかしながら構造物51が構造物55に対して
第4図の下方に変位したときには、水平部53と
パツキン58との間に〓間を生じ、気密性を達成
することができない。
また構造物51が第4図の上方に変位すると、
蓋体56がそれに応じて塑性変形し、その後、構
造物51が構造物55に対して下方に変位したと
き、水平部53とパツキン58との間に〓間を生
じたままになる。地震の発生時には、構造物5
1,55が水平移動するだけでなく、構造物5
1,55が上下に相対的に変位を生じ、これによ
つて上述のように気密性が達成されなくなる。
本考案の目的は、〓間を有する2つの構造物が
水平方向だけでなく、上下方向に相互に変位して
も気密性が達成されるようにした伸縮継手装置を
提供することである。
本考案は、〓間3を有する2つの構造物1,2
に設けられる伸縮継手装置において、 (a) 取付状態において、一方の構造物1から上方
に延びる垂直な基板部11が、その上端に水平
リブ12、下部に止水板溝13および固定部1
4を具有しており、固定部14は、前記一方構
造物1の上部に固定されている金属製基台10
と、 (b) 同状態下に、他方の構造物2に固定されてい
る固着板部21が、その下部に止水板溝23を
有し、かつ水平もしくは水勾配を以つて、前記
一方構造物1側に向けて、該〓間3と前記水平
リブ12との上方を覆う蓋板部22を派出して
おり、蓋板部22には、水平リブ12に対向し
た位置にパツキン溝24を設けている金属製蓋
体20と、 (c) 同状態下に、〓間3内で中央部が下垂して樋
状を呈する可撓性非透水性で、基台10の止水
板溝13と蓋体20の止水板溝23とにそれぞ
れ挿嵌される突条31,32を有している止水
板30と、 (d) 可撓性のパツキン40であつて、 (d1) パツキン溝24に装着される装着板部4
1と、 (d2) 前記水平リブ12よりも前記他方構造物
2から遠去かる位置で水平リブ12よりも下
方に前記装着板部41から下垂している下垂
板部42と、 (d3) 下垂板部42の装着板部41寄りの基部
から派出して、水平リブ12上に当接する被
覆板部43とを有する、そのようなパツキン
40とを含むことを特徴とする伸縮継手装置
である。
本考案装置は、図示の通り、構造物1の水平な
上隅部に固定する基台10と、構造物2の垂直壁
面に固着する蓋体20と、両側辺を上記基台10
ならびに蓋体に挿着して〓間3をカバーする止水
板30とを主要部材とする。主要部材というの
は、上記部材のほか、当然気密に必要なパツキン
40、取付に必要なアンカー鉄片5、ボルト7な
どを要するという意味である。
基台10は、図示の通り、取付状態下に垂直な
基板部11が、その上端に水平リブ12を有し、
下部に〓間3に臨んで止水板溝13、および〓間
の反対側に固定部14を具有している金属押出型
製品である。水平リブ位置が上端であるに対し、
止水板溝や固定部は必ずしも下端であることを要
さない。好ましい態様である図示のものは、取付
の場合据りのよいようにそれらは下端に底面を水
平にして設けられている。もつとも図示の固定部
は基板から平行に派出させた一対の先端に鈎部を
有するフイン14a−14bとで入口の狭められ
たネジ持板溝16を形成しており、該部の上側に
はカバーフイン15が設けられている。
蓋体20は、同じく取付状態下、垂直な固着板
部21がその止水板取付溝23を有し、かつ水平
もしくは水勾配を以つて、構造物隙間3の側に向
けて、該隙間をカバーするに十分な大きさの蓋板
22を派出しているのみならず、該板の裏側で、
前記基台の水平リブ11に対向した位置にパツキ
ン溝24を有しており、好ましくは蓋板の先端縁
からは水切壁25を下垂させてある。パツキン溝
24が、水平リブに対向する位置というのは、該
溝に取りつけられたパツキンが、両構造物1,2
の変動によつて基台と蓋体の相対的関係位置が変
動しても、常に水平リブに当接していることがで
きる程度の位置であることを意味する。図中符2
6は間隔リブである。
本考案装置の止水板は、同じく取付状態下に、
中央部が下垂して樋状を呈する可撓性、非透水
性、例えば天然もしくは合成のゴムないし合成樹
脂製で、その両側縁に突条31,32を有してい
る長尺な膜体である。
如上各部材を以つて本案装置を組立てるには、
まず、止水板両側縁の突条31,32を、基台お
よび蓋体の止水板溝13,23に夫々挿嵌した
ら、基台10を構造体1上隅部に〓間3に臨まし
めて固定する。固定には固定部に形成されている
ネジ持板溝16にネジ持片4を入れ、固定部フイ
ン14a,14bの鈎状部を介してアンカー鉄片
5をネジ8で螺着し、該鉄片5を構造体1内に埋
込まれている鉄筋6に溶接することによつて容易
に行われうる。
ついで蓋体20のパツキン溝24にパツキン4
0を挿着し、さらに固着板部21を構造体2の垂
直壁に当てがい、該体20をホールインアンカー
ボルト7で該壁に固着させる。その際パツキン4
0が水平リブ12に当接するように設計されてい
ることは当然である。かくて如上取付が完了した
らモルタル9a,コーキング9bなどの仕上塗を
行うだけで組立、取付の一切が完了した。
パツキン溝に取付けられるパツキン40は、第
2図に示したように溝への挿着板部41から可撓
性の下垂板部42が下垂し、その基部付近から被
覆板部43が派出した形状のものであれば、構造
体の大きな変動に適応して、パツキン自体も、第
1図ないし第3図を参照して示されるように、大
きく変形し乍らも、水平リブへ当接して気密性を
失うこがない。何らかの原因で万一侵入した水分
は、樋状を呈する止水板上に集合するので図外の
排水路に導出させることができる。
基台10に形成されている基板部11は、構造
物1から上方に延びている。基台10の固定部1
4は、構造物1の上部に固定されている。蓋体2
0の固着板部21は、構造物2に固着されてい
る。蓋板部22は、水平もしくは水勾配を以つ
て、一方の構造物1側(第1図の右方)に向け
て、〓間3と水平リブ12との上方を覆つてい
る。蓋板部22には、水平リブ12に対向した位
置にパツキン溝24を設けている。
可撓性のパツキン40は、下垂板部42を有
し、この下垂板部42は水平リブ12よりも構造
物2から遠去かつた位置(第1図の右方)で水平
リブ12よりも下方に装着板部41から下垂して
いる。被覆板部43は、下垂板部42の装着板部
41寄り(第1図〜第3図の上方)の基部から派
出しており、水平リブ12上に当接する。
以上のように本考案によれば、一方の構造物1
の上部には基台10を固定し、この基台10の上
方に延びる基板部11の上端には水平リブ12が
形成されており、他方の構造物2には蓋体20を
固定し、この蓋体20を〓間3と水平リブ12と
の上方を覆う蓋板部22を派出しており、この蓋
板部22には水平リブ12に対向した位置にパツ
キン溝24が設けられ、このパツキン溝24に
は、パツキン40の装着板部41が装着され、パ
ツキン40の被覆板部43は水平リブ12上に当
接する。したがつて構造物1,2が水平方向に変
位したとき、パツキン40の被覆板部43は水平
リブ12上を移動し、常に気密性が保たれる。
パツキン40に装着板部41からは、下垂板部
42が、水平リブ12よりも下方に下垂してお
り、この下垂板部42は水平リブ12よりも構造
物2から遠去かつた位置にある。したがつて一方
の構造物1が他方の構造物2に対して下方に変位
したとき、水平リブ12には被覆板部43が当接
したままとなり、あるいはまた、この被覆板部4
3と水平リブ12との間に間隔が存在したとして
も、水平リブ12が下垂板部42の上下に延びる
範囲内にある限り、外部から飛び込んでくる雨滴
などは下垂板部42に当り、したがつてその雨滴
などが水平リブ12と被覆板部43との間の〓間
を経て止水板30の上方の空間に入り込むことが
防がれる。
このことは一方の構造物1が他方の構造物2に
対して上方に変位し、これによて蓋体20が塑性
変形した状態となり、その後、一方の構造物1が
下方に変位したときも同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置取付状態を示す縦断面図、第
2図はパツキンの側面図、第3図はパツキンの変
形説明図、第4図は先行技術の断面図である。 1,2:構造物、3:隙間、4:ネジ持片、
5:アンカー鉄片、6:鉄筋、7:ホールインア
ンカーボルト、8:ネジ、9a:モルタル、9
b:コーキング、10:基台、11:基板部、1
2:水平リブ、13:止水板溝、14a,b:固
定部、15:カバーフイン、16:ネジ持板溝、
20:蓋体、21:固着板部、22:蓋板部、2
3:止水板溝、24:パツキン溝、25:水切
壁、26:間隔リブ、30:止水板、40:パツ
キン、41:挿着板部、42:下垂板部、43:
被覆板部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〓間3を有する2つの構造物1,2に設けられ
    る伸縮継手装置において、 (a) 取付状態において、一方の構造物1から上方
    に延びる垂直な基板部11が、その上端に水平
    リブ12、下部に止水板溝13および固定部1
    4を具有しており、固定部14は、前記一方構
    造物1の上部に固定されている金属製基台10
    と、 (b) 同状態下に、他方の構造物2に固定されてい
    る固着板部21が、その下部に止水板溝23を
    有し、かつ水平もしくは水勾配を以つて、前記
    一方構造物1側に向けて、該〓間3と前記水平
    リブ12との上方を覆う蓋板部22を派出して
    おり、蓋板部22には、水平リブ12に対向し
    た位置にパツキン溝24を設けている金属製蓋
    体20と、 (c) 同状態下に、〓間3内で中央部が下垂して樋
    状を呈する可撓性非透水性で、基台10の止水
    板溝13と蓋体20の止水板溝23とにそれぞ
    れ挿嵌される突条31,32を有している止水
    板30と、 (d) 可撓性のパツキン40であつて、 (d1) パツキン溝24に装着される装着板部4
    1と、 (d2) 前記水平リブ12よりも前記他方構造物
    2から遠去かる位置で水平リブ12よりも下
    方に前記装着板部41から下垂している下垂
    板部42と、 (d3) 下垂板部42の装着板部41寄りの基部
    から派出して、水平リブ12上に当接する被
    覆板部43とを有する、そのようなパツキン
    40とを含むことを特徴とする伸縮継手装
    置。
JP16293980U 1980-11-13 1980-11-13 Expired JPS6311208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16293980U JPS6311208Y2 (ja) 1980-11-13 1980-11-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16293980U JPS6311208Y2 (ja) 1980-11-13 1980-11-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5784206U JPS5784206U (ja) 1982-05-25
JPS6311208Y2 true JPS6311208Y2 (ja) 1988-04-01

Family

ID=29521754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16293980U Expired JPS6311208Y2 (ja) 1980-11-13 1980-11-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6311208Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5784206U (ja) 1982-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0180439B1 (en) Improved drainage system for basements
JPS6311208Y2 (ja)
JPS6336088Y2 (ja)
JPS6336117Y2 (ja)
JP3322858B2 (ja) 可撓ゴム継手
JP3807693B2 (ja) 縦張外壁板の接合水切金具及びその連結構造
JPS6332805Y2 (ja)
JPS6212723Y2 (ja)
JPH0112895B2 (ja)
JPH0119695Y2 (ja)
JP4262157B2 (ja) 建築用シール材
JPH0116809Y2 (ja)
JPS6220629Y2 (ja)
JPS6343285Y2 (ja)
JPS6320784Y2 (ja)
JPS5811247A (ja) エキスパンシヨンジヨイント
JP3192578B2 (ja) カーテンウォールの止水構造および定形充填材
KR930004841Y1 (ko) 조립식 프레임 구조물
JPS6332828Y2 (ja)
JPH051423A (ja) 地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造
JPH0418096B2 (ja)
JP3189238B2 (ja) 目地構造
JPS6246735Y2 (ja)
JPH028972Y2 (ja)
JPH0213611Y2 (ja)