JPS6311140A - 婦人用電子体温計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、簡易に基礎体温をグラフ表示し得る婦人用
電子体温計に関する。

（ロ）従来の技術 一般に、婦人の基礎体温（早朝６時頃の起床前の最も低
い体温）は、月経周期において、グラフに示すと、低温
期（例：　３６．５℃）と高温期（例：３６．９℃）に
分かれ、排卵は低温期の最終日を中心として前後２日間
を含む５日間のいずれかに起こるといわれている。その
基礎体温を測定して受胎調節がよく行われ、基礎体温を
測定するための種々の婦人用電子体温計が開発され、市
販されている。その大部分は、高精度のデジタル式の電
子体温計である。しかし、月経周期に亘り一目で基礎体
温の測定結果を確認できるように、第５図に示すように
、表示部１８をドントマトリクス式の二次元表示画面と
し、例えば過去３０日間の測定データをメモリに記憶し
ておき、必要な時に、現時点から過去３０日の測定体温
をグラフに表示するようにした婦人用電子体温計も提案
されるに至っている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 従来の婦人用電子体温計でグラフ式の表示のものは、−
目で基礎体温を目視出来るという利点がある。しかしな
がら、ドツトマトリクス表示方式を採用するので、所定
の温度範囲に亘り、例えば０．０１℃刻みで３０日分程
度を表示するとなると、非常に多くのドツトを要し、こ
れを選択して点灯駆動するとなると、コントローラ、ド
ライバ等の回路が複雑となり、電子体温計全体を高価な
ものにするという不都合があった。

そこで、表示部のドツト（セグメント）数を少なくした
婦人用電子体温計が、本願発明者により発明され、出願
されている（特願昭６１−８６２５８号）。

この先願に係る婦人用電子体温計は、第６図に示すよう
な表示部２８を備えてなるものである。

基礎体温のグラフ表示は、予め固定的にパターン配列し
た連続のセグメント２８ａ、２８ｂ、２８ｃ、２８ｄ、
２８ｅ、２８ｆにより行われる。２８ａは、低温期表示
用のセグメント、２８ｂ、２８ｃは、低温から高温への
移行段階表示用セグメント、２８ｄは、高温期表示用の
セグメント、２８ｅ、２８ｆは、高温から低温への移行
段階表示用のセグメントである。なお、２６は固定的に
付設された日付目盛である。

この先願に係る婦人用電子体温計は、月経周期における
低温期と高温期を固定的にパターン化して表示するもの
であり、セグメント数を少な（することには成功してい
る。しかし実際には、月経周期あるいは月経周期におけ
る低温期及び高温期の長短は個人差が大きく、また同一
人でも月経周期が変動する。このため、上述のような固
定的なパターン化されたグラフ表示では、基礎体温の変
化を完全には表示し得ない不都合があった。

この発明は、上記不都合に鑑みなされたもので、表示部
のセグメント数を少なくすると共に、月経周期の個人差
または変動がある場合でも、基礎体温のグラフ表示を完
全に行える婦人用電子体温計の提供を目的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段 上記不都合を解決するための手段として、この発明の婦
人用電子体温計は、体温を電子的に測定する温度測定手
段と、この温度測定手段で測定された温度の所定回分を
記憶する測定温度記憶手段と、基礎体温をグラフ状に表
示するために、少なくとも低温レベル用セグメント列と
高温レベル用セグメント列からなる標準基礎体温表示手
段と、温度測定手段で測定された今回の体温及び前記測
定温度記憶手段に記憶されている体温データが前記標準
基礎体温表示手段のどの位置に対応するかを抽出し、前
記標準基礎体温表示手段の対応するセグメントを表示さ
せる制御手段とから構成されるものである。

（ホ）作用 この発明の婦人用電子体温計では、例えば毎朝の体温が
温度測定手段で測定され、測定温度記憶手段に記憶され
る。そして、測定温度記憶手段に記憶されている体温デ
ータ及び今回の体温の各々が、低温期あるいは高温期の
どの位置にあるかが抽出され、前記基礎体温表示手段の
対応するセグメントが表示される。そのため、現在（今
日）は月経周期のどの位置にあるかを知ることができる
。

標準基礎体温表示手段は、少なくとも低温レベル用セグ
メント列と高温レベル用セグメント列の２列のセグメン
ト列があればよく、表示器のセグメント数を少なくでき
る。また、低温レベル用セグメント列と高温レベル用セ
グメント列が設けられており、固定的なパターンに制約
されず、基礎体温の変化をグラフ表示できる。

（へ）実施例 この発明の一実施例を、第１図乃至第４図に基づいて以
下に説明する。

第２図は、この発明の一実施例を示す婦人用電子体温計
（以下、単に電子体温計という）の外観平面図である。

この電子体温計１は、本体部２と、この本体部２にリー
ド線３ａで接続される測定プローブ３とから構成されて
いる。測定プローブ３の先端内部には、す〜ミスタ等の
温度センサ４が設けられている。

本体部２の上面には、電源スィッチのキー５　ａ　％メ
モリスイッチのキー６ａが配置され、さらに報知用のブ
ザー７及び表示器８が設けられている。

なお、本体部２のケース内部には、電子回路及び電源電
池が収納されている。

第３図は、電子体温計１の電子回路を示すブロック図で
あり、第２図に示すものと同一番号は、対応する電子回
路及び部品を示している。温度センサ４によって検出さ
れる温度は電気信号に変換され、さらにＡ／Ｄ変換器９
によりデジタル信号に変換され、ＣＰＵｌ０に取込まれ
る。

ＣＰＵｌ０は、内蔵するプログラムにより、体温を測定
する。つまり、温度センサ４、Ａ／Ｄ変換器９と共に、
電子的な温度測定手段を構成している。もっとも、この
温度測定手段は、他の測定原理のものを用いてもよい。

メモリスイッチ６がオンされると、そのオン信号がＣＰ
Ｕｌ０に取込まれ、ＣＰＵｌ０はこのオン信号に応答し
て、不揮発性のメモリ１１に今回測定した測定温度（体
温）を記憶する。

この他、ＣＰＵｌ０には、電源スィッチ５及び電源電池
１２が接続され、さらにブザー７及び表示器８が接続さ
れている。

表示器８には、液晶表示器が使用され、表示画面は毎回
（毎日）の測定温度を表示するデジタル表示部８ａと、
標準基礎体温表示部８ｂとを備えている。デジタル表示
部８ａは、小数点以下２桁と以上２桁の数字を表示する
４桁分の７セグメントと℃セグメントから構成される。

標準基礎体温表示部８ｂは、高温レベル用セグメント列
１３、低温レベル用セグメント列１４、中間セグメント
列１５の３列の平行なセグメント列と、固定的に付され
る日付目盛１６により構成されている。

次に、この実施例電子体温計１の動作を、第４図を参照
しながら以下に説明する。

先ず、電源スィッチ５がオンされ、電源が投入されると
動作がスタートし、ＣＰＵｌ０内のレジスタ、フラグ類
のクリア等、イニシャライズが行われる〔ステップＳＴ
（以下ＳＴという）■〕。

次に、メモリｌｌ内のデータが満杯か否か判定される（
Ｓｒ１）。すでに今日の測定までに所定期間（この実施
例では３４日）以上の測定がｍａされている場合には、
メモリ１１内はデータで満杯である。この場合には、メ
モリ１１からその測定データを読出しく５Ｔ３）　、表
示器８に表示する（Ｓｒ４）。しかし、メモリ１１が満
杯でない場合は、Ｓｒ１の判定がＮｏとなり、直接ＳＴ
５に進む。

次いでＳｒ１から５ＴＩＯの処理により、今日の基礎体
温測定を行う。Ｓｒ１では、サンプルタイミング（例え
ば１秒毎）になったか否かが判定される。サンプルタイ
ミングでない場合には、Ｓｒ１の処理が反復される。

Ｓｒ１でサンプルタイミングであると判定されると、Ｃ
ＰＵｌ０は、温度センサ４の出力信号をＡ／Ｄ変換器９
を通して取込み、温度測定を行う（Ｓｒ６）、さらに、
この測定された温度が表示器８のデジタル表示部８ａに
表示される（Ｓｒ７）。

なお、ここでは詳述しないが、温度測定では、よく知ら
れるように測定値のピークホールドがなされ、最高温度
が表示される。

Ｓｒ７に続いてタイマカウントがなされ（Ｓｒ８）、さ
らにそのタイマ内容を参照して、所定時間が経過したか
否かが判定され（Ｓｒ１）、所定時間が経過するまでは
、ＳＴ５〜ＳＴ９の動作を繰返す。

所定時間が経過したとＳｒ１で判定されると、５ＴＩＯ
に進み、ブザー７が鳴動され、測定終了が報知される。

この実施例では、ブザー７の鳴動による報知後も、メモ
リスイッチ６がオンされるまでそのまま体温測定が続行
される（ＳＴＩＩ〜５Ｔ１３）。

次の５Ｔ１４では、メモリスイッチ６がオンされている
か否かが判定される。測定者が、今回の測定結果をメモ
リ１１に記憶させるため、スイッチ６をオンすると、５
Ｔ１４の判定がＹＥＳとなり、次の５Ｔ１５の処理が行
われる。スイッチ６がオンされず、５Ｔ１４の判定がＮ
Ｏとなる場合には、５Ｔ１１に戻る。５Ｔ１４の判定が
ＹＥＳとなるまで、５ＴＩＩ〜５Ｔ１４の処理が繰返さ
れる。

５Ｔ１５では、測定データ数がメモリ容量内か否かが判
定される。５Ｔ１５の判定がＹＥＳの場合には５Ｔ１６
に進み、メモリ１１に今回の測定値を記憶させ、さらに
５Ｔ２５に進む。

５Ｔ１５の判定がＮｏの場合には、５Ｔ１７に進み、メ
モリ１１に記憶されている体温データのうち、一番古い
ものが消去される。そして、今回の測定値がメモリ１１
に記憶される（ＳＴ１８）。

続＜　Ｓ　Ｔ　１９では、メモリ１１に記憶されている
全体温データを読出し、これらのうちから最大値Ｔｍａ
ｘ及び最小値Ｔｍ１ｎが抽出される（ＳＴ２０）。さら
にＳｒ１１では、ＴｍａｘとＴｍ１ｎ　との算術平均Ｔ
ｍが算出される。

５Ｔ２２では、Ｔｍをしきい値とし、体温データが高温
レベルと低温レベルの２段階に区分される。２段階に区
分されたデータは、データ順に低温レベル用セグメント
列１４及び高温レベル用セグメント列１３の相当する位
置に表示される（ＳＴ２３）。

例えば、今日の測定が高温期に移行して２日目の時点で
ある場合には、標準基礎体温表示部８ｂの表示は、第１
図に示すようになる。第１図において、高温レベル用セ
グメント列１３のうち、２つのセグメント１３ａ、１３
ａが表示されており、高温期に移行して２日目であるこ
とが示される。

また、表示中のセグメント１３ａ、１３ａより左方の、
低温レベル用セグメント列１４のセグメントｔ４ａ、・
・・、１４ａが表示されており、３日前までは低温期で
あったことが示される。さらに、中間セグメント列１５
のうち、表示中のセグメント１３ａ、１３ａのうちの左
側のものと、セグメント１４ａ、・・・、１４ａのうち
の右端のものとの間のセグメント１５ａが表示され、グ
ラフ表示を見易いものとしている。

続＜　ｓＴ２４では、表示内容をメモリ１１に記憶する
。これは、次回に電源オンされた時に、全く同じ内容を
表示して（Ｓｒ１）　、測定をスタートするためである
。

最後の５Ｔ２５では、電源スィッチ５がオフされている
か否かが判定される。５Ｔ２５の判定がＹＥＳの場合に
は電源がオフされ、動作が終了する。

なお、上記実施例においては、高温レベル用セグメント
列と低温レベル用セグメント列との間に中間セグメント
列を設け、標準基礎体温表示部のグラフ表示を見易いも
のとしているが、中間セグメント列を省略したり、ある
いは複数列設ける等、適宜設計変更可能である。

（ト）発明の効果 この発明の婦人用電子体温計は、体温を電子的に測定す
る温度測定手段と、この温度測定手段で測定された温度
の所定回分を記憶する測定温度記憶手段と、基礎体温を
グラフ状に表示するために、少なくとも低温レベル用セ
グメント列と高温レベル用セグメント例からなる標準基
礎体温表示手段と、温度測定手段で測定された今回の体
温及び前記測定温度記憶手段に記憶されている体温デー
タが前記標準基礎体温表示手段のどの位置に対応するか
を抽出し、前記標準基礎体温表示手段の対応するセグメ
ントを表示させる制御手段とからなるものである。従っ
て、表示部のセグメント数が少なくなる利点を有すると
共に、月経周期に個人差又は変動がある場合でも、基礎
体温のグラフ表示を完全に行える利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例婦人用電子体温計の表示
例を示す図、第２図は、同婦人用電子体温計の外観平面
図、第３図は、同婦人用電子体温計の回路ブロック図、
第４図は、同婦人用電子体温計の動作を説明するための
フロー図、第５図は、従来の婦人用電子体温計の表示例
を示す図、第６図は、本願出願人の先願に係る婦人用電
子体温計の表示例を示す図である。 ４：温度センサ、　８：表示器、 ８ｂ：標準基礎体温表示部、 ｉ　ｏ　：　ｃｐｕ、　　１１：メモリ、１３：高温レ
ベル用セグメント列、 １４：低温レベル用セグメント列。 特許出願人　　　　　　　　立石電機株式会社（ほか１
名） 代理人　　　　　弁理士　　中　村　茂　信馬１図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）体温を電子的に測定する温度測定手段と、この温
   度測定手段で測定された温度の所定回分を記憶する測定
   温度記憶手段と、基礎体温をグラフ状に表示するために
   、少なくとも低温レベル用セグメント列と高温レベル用
   セグメント列からなる標準基礎体温表示手段と、温度測
   定手段で測定された今回の体温及び前記測定温度記憶手
   段に記憶されている体温データが前記標準基礎体温表示
   手段のどの位置に対応するかを抽出し、前記標準基礎体
   温表示手段の対応するセグメントを表示させる制御手段
   とからなる婦人用電子体温計。