JPS6311039Y2 - - Google Patents

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JPS6311039Y2
JPS6311039Y2 JP1983119598U JP11959883U JPS6311039Y2 JP S6311039 Y2 JPS6311039 Y2 JP S6311039Y2 JP 1983119598 U JP1983119598 U JP 1983119598U JP 11959883 U JP11959883 U JP 11959883U JP S6311039 Y2 JPS6311039 Y2 JP S6311039Y2
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air
water
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hull
supply pipe
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JP1983119598U
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JPS6025598U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は減音装置に係り、更に詳しくは、船舶
騒音を低減させる減音装置の改良に関する。
船舶騒音には機関室を騒音源とする機関室騒音
とプロペラ及び舵周辺を騒音源とする船尾騒音と
があるが、これら船舶騒音がその船舶の機能を果
たす上で特に問題となる場合がある。例えば、海
底精査を行う調査船にあつては、船舶騒音の影響
をできるだけ避けるために被曳航体を船舶から離
して曳航し、この被曳航体に海底側に音波を発す
る水中スピーカ及び海底からの反射音波を集音す
る水中マイクロホンを備えさせていたが、このよ
うな場合にあつても必ずしも船舶騒音の影響を十
分に防止できるものではなかつた。しかも、被曳
航体と船舶との相対位置関係を十分に把握しなが
ら海底精査を遂行していくことは困難であり且つ
煩雑なものであつた。そこで、従来より、マスカ
ーと言われる減音装置が既に用いられている。こ
のマスカーは、船体の水中部分の比較的船首側に
設けられ、気泡を水中に放出する装置であり、放
出された気泡により船体の水中部分を覆うことに
より船舶騒音の水中への影響を低減させるという
ものである。
しかしながら、このような従来のマスカーにあ
つては、水中に放出される気泡の気泡径を1mm程
度より小さくすることが困難であつた。これは、
気泡を放出する放出孔の大きさをあまり小さくす
ると、その小さな放出孔から気泡を放出させるた
めの圧力が甚大となり実際上採用することが困難
となるからである。このような理由から気泡径を
1mm程度以上としなければならなかつたが、この
場合には、気泡の浮力が大きいため、船体外周部
を十分に覆うことができず、従つて、減音効果の
十分なものではなかつた。特に、船舶を低船速で
航行させる場合には気泡からの船体部分の露出の
激しいものであつた。
また、船体の水中部分でも特に騒音源となる箇
所に気泡を放出させようとしても、気泡の流れに
勢いを付けることが困難であり所望の箇所を気泡
で覆うことが困難であつたため、この点からも減
音効果の十分なものではなかつた。
本考案の目的は、騒音源を確実に覆つて船舶騒
音を有効に低減させることのできる減音装置を提
供するにある。
そのため本考案は、空気噴出口の内側に水噴出
口を設けて空気相流と水相流とを混合状態で同時
噴出させて微細な気泡を有する勢いのある気水混
相流を形成し、この気水混相流を船体の進行方向
とは逆方向即ち後側に向つて水中に噴出させ、こ
れにより騒音源を確実に遮蔽することを可能にし
て前記目的を達成しようとするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図には本考案に係る減音装置が適用された
第1実施例が示されている。図中、船体1の比較
的船首側の水中部分の船体外板上には船体1の横
方向に沿つて空気供給管2が敷設されている。こ
の空気供給管2は、第2図にも拡大して示される
ように断面略半長円形状等に形成され、内部には
図示しない空気供給源より所定圧力の空気が供給
され得るよう構成されている。
空気供給管2の内部には、丸管状の水供給管3
が空気供給管2の長手方向に沿つて設けられてい
る。この水供給管3には図示しない水供給源が接
続され、内部には所定圧の水が供給されるよう構
成されている。
空気供給管2の船尾側の側面には所定間隔毎に
空気噴出口4が穿設されると共に、これら空気噴
出口4の内側に位置する前記水供給管3の対応す
る位置にはそれぞれ水噴出口5が穿設されてい
る。水噴出口5と空気噴出口4とは所定間隔だけ
離隔され、水噴出口5の噴出方向は空気噴出口4
に向けられており、空気噴出口4から噴出される
空気相流と水噴出口5から噴出される水相流とは
混合状態となつて船体1の進行方向とは逆方向で
ある船尾側に向つて水中に同時噴出され得るよう
構成されている。
また、船体1の船尾のプロペラ7近傍の水中部
分の両舷のそれぞれには、例えば船体1の略縦方
向に沿つて所定の長さの空気供給管12がそれぞ
れ敷設されている。これら空気供給管12は、第
3図に示されるように、前記空気供給管2と略同
様に断面略半長円形型等に形成され、頂部には空
気噴出口14が長手方向に沿つた所定の間隔で複
数設けられている。この空気供給管12の内部に
は水供給管13が設けられ、水供給管13の前記
空気噴出口14の内側に対応する所定位置にはそ
れぞれ水噴出口15が穿設され、これら両噴出口
14,15より同時噴出される空気相流及び水相
流は混合されて気水混相流となりプロペラ7の周
辺に向つて噴出されるようになつている。
このような第1実施例によれば、水中に噴出さ
れる気水混相流中の気泡径を1mm程度以下の微細
なものとさせることができる。従つて、気泡の浮
力が小さくなり、気泡の水中滞留時間が長くな
り、低船速で航行する場合であつても船体1の水
中部分が有効に遮蔽されて減音効果が著しく増大
することとなる。
また、気泡径が微細化することにより水の単位
体積当りの空気混合量が増大し、船体1から水中
への透過音量が一層減少されるという効果があ
る。
更に、単に気泡のみを水中に噴出させるのでは
なく水相流と共に気水混相流として噴出させるも
のであるため、質量が大きくて勢いのある流れを
形成することができる。従つて、船舶騒音を遮蔽
する上で最も効果的な場所に確実に気水混相流を
噴出させることができ、この点からも、減音効果
の高いものとすることができる。
更にまた、気泡を水中に放出させるに際しては
それ自体騒音を生じさせるものであるが、気水混
相流として噴出させることにより、気泡のみの場
合に比し噴出に伴う音自体も減少するという効果
がある。
また、このように減音効果が著しく高いため、
気水混相流の噴出量が比較的少量であつてもよ
く、この点から、省資源化の要請にも十分応える
ことができる。
また、前記第1実施例では、船舶騒音の2大騒
音源である機関室騒音源と船尾騒音源とのそれぞ
れについて別個に減音装置が施されているため特
に減音効果が著しいものである。
以下、前記以外の実施例につき説明するが、前
記第1実施例と同様若しくは近似する部分は同一
符号を用い説明を省略若しくは簡略にする。
第4図には第2実施例が示されている。第2実
施例では、空気供給管2の内側に水供給管3が設
けられているのは船底のキール部についてのみで
あり、従つて、キール部以外の空気噴出口4から
は従来のマスカーと同様に気泡のみが水中に噴出
され、キール部における空気噴出口4からのみ気
水混相流が略キール上に沿つて船尾側へと噴出さ
れるよう構成されている。従来のマスカーの如く
気泡のみを水中に噴出させる場合は、第4図中点
線ハツチングで示されるキール線を中心とする略
三角形状の容露出領域20が気泡から極めて露出
され易いが、この容露出領域20に向つて気水混
相流が噴出され、前記領域20が確実に遮蔽され
ることとなるため、全体としては前記第1実施例
と同様に極めて高い減音効果を奏することができ
る。しかも、特に気泡から露出され易い部分(領
域20)についてのみ水相流を噴出させるもので
あるため、全体としての水噴出量が極小化されて
おり、この点から、前記第1実施例にも増して省
資源の効果が大きいものである。
第5,6図には第3実施例が示されている。こ
の第3実施例では船体1の船底側両舷にはそれぞ
れ船体1の動揺の軽減のためのビルジキール31
が設けられている。このようなビルジキール31
が設けられている場合には、ビルジキール31の
船体1への上部側の付け根部分には気泡流が特に
付着しにくく、従つてこの部分から船舶騒音が水
中側へと極めて漏出放射され易いものであるが、
これらビルジキール31の付け根部分に向つては
内側に水噴出口5を有する空気噴出口4から比較
的集中的に気水混相流が噴出されるよう構成され
ている。従つて、ビルジキール31を設けた場合
であつても、前記各実施例と同様に極めて高い減
音効果を期することができる。また、この第3実
施例にあつても、前記第2実施例と同様特に気泡
流が付着しにくく船体部分が露出され易い領域に
ついてのみ気水混相流が噴出されて、それ以外の
部分については従来同様気泡のみが噴出されるよ
う構成されているため、全体としては十分な騒音
効果を奏することができながら前記第1実施例に
比して更に省資源効果が高いものである。
第7図には第4実施例が示されている。この第
4実施例における船体1はいわゆる高速艇であ
り、プロペラ7は船体1から離隔したシヤフトシ
リンダ40の先端部に取り付けられている。シヤ
フトシリンダ40は2本のブラケツト41により
船体1の船尾側にV字型にて支えられている。こ
れらブラケツト41の所定位置にはそれぞれ複数
の空気供給管42が取り付けられている。空気供
給管42は第8図にも示されるようにノズル型と
され、先端には空気供給口44が穿設されてい
る。各空気供給管42の内部には水供給管43が
設けられている。水供給管43もノズル型とされ
ており、先端には水噴出口45が穿設され、この
水噴出口45は空気噴出口44の内側に所定間隔
を離して配置されている。これら両噴出口44,
45からは空気相流及び水相流が同時噴出され、
プロペラ7及びプロペラ7の周辺部に向つて気水
混相流が放出されるよう構成されている。このよ
うに構成された第4実施例にあつても、前記各実
施例と同様の作用効果を奏することができる。
なお、前記水供給管3は断面丸形であつたが、
第9図に示される水供給管3のように比較的大き
な断面楕円形であつてもよい。また、第10図に
示されるように、空気噴出口4側に突出するノズ
ル型の水噴出口55を設けて、気水混相流に所定
方向への勢いをつけるようにしてもよいし、さら
に、第11図に示されるように、空気噴出口54
をもノズル型にして気水混相流に所定方向への勢
いづけが一層つけられるようにしてもよい。
また、前記各実施例では本考案に係る減音装置
が比較的船首側の従来のマスカーが取り付けられ
た位置及び船尾側のプロペラ近傍位置の少なくと
もいずれか一方に配置されるものとしたが、これ
に限らず、前記以外の中間的位置等に本考案に係
る減音装置が配置されていてもよい。また、前記
第2,3実施例では特に気泡から露出され易い領
域については気水混相流を噴出させてこの気水混
相流により騒音を遮蔽させ他の領域については気
泡のみを噴出させるものとしたが、他の領域につ
いては特に気泡等を噴出させないようにするなど
としても一定の減音効果は達することができる。
更にまた、航行中は常に気水混相流を噴出させ
る必要はなく、場合によつては、低船速時におい
てのみ気水混相流を噴出させ、高船速時において
は気泡を噴出させるのみでも高船速時には前記気
泡が船体1を包みこみ易いため気泡のみによる減
音効果を期待することができるために気泡のみを
噴出させるようにして省エネルギー運転を行つて
もよい。
上述のように本減音装置によれば、騒音源を確
実に覆うことができ、船舶騒音を低減させる効果
の高い減音装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る減音装置の第1実施例が
適用される船舶の全体構成を示す斜視図、第2図
及び第3図はそれぞれ第1図の−線及び−
線に従う矢視拡大断面図、第4図は同じく第2
実施例が適用される船舶の全体構成を示す斜視
図、第5図は同じく第3実施例が適用される船舶
の全体構成を示す斜視図、第6図は前記第3実施
例の船尾側から見た構成を示す背面図、第7図は
同じく第4実施例が適用される船舶の全体構成を
示す斜視図、第8図は前記第4実施例の要部の拡
大断面図、第9図〜第11図は夫々前記以外の互
いに異なる実施例の要部の拡大断面図である。 1……船体、2,12,42……空気供給管、
3,13,43……水供給管、4,14,44,
54……空気噴出口、5,15,45,55……
水噴出口、7……プロペラ、20……容露出領
域、31……ビルジキール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気噴出口の内側に水噴出口が設けられ空気相
    流と水相流とを混合状態で船体の進行方向とは逆
    方向に向つて水中に同時噴出させるよう船体の水
    中部分に配置されていることを特徴とする減音装
    置。
JP1983119598U 1983-07-29 1983-07-29 減音装置 Granted JPS6025598U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983119598U JPS6025598U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 減音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983119598U JPS6025598U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 減音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6025598U JPS6025598U (ja) 1985-02-21
JPS6311039Y2 true JPS6311039Y2 (ja) 1988-04-01

Family

ID=30274422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983119598U Granted JPS6025598U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 減音装置

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2841701B2 (ja) * 1990-05-08 1998-12-24 セイコーエプソン株式会社 インクジェットヘッドのキャップ装置
JPH0810553Y2 (ja) * 1990-11-09 1996-03-29 川崎重工業株式会社 抵抗減少型船尾防振ダンパー
KR100476542B1 (ko) * 2001-03-29 2005-03-18 삼성중공업 주식회사 선박의 선체표면 난류제어에 의한 항력 감소방법 및 장치
US7267067B2 (en) 2005-01-19 2007-09-11 North Shore Partners Apparatus and method for reducing fluid drag on a submerged surface
JP6887851B2 (ja) * 2017-03-31 2021-06-16 三菱重工業株式会社 雑音制御装置、船舶、雑音制御方法及びプログラム

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JPS6025598U (ja) 1985-02-21

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