JPS63110247A - ポリカ−ボネ−ト系樹脂組成物 - Google Patents

ポリカ−ボネ−ト系樹脂組成物

Info

Publication number
JPS63110247A
JPS63110247A JP25480286A JP25480286A JPS63110247A JP S63110247 A JPS63110247 A JP S63110247A JP 25480286 A JP25480286 A JP 25480286A JP 25480286 A JP25480286 A JP 25480286A JP S63110247 A JPS63110247 A JP S63110247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
meth
acrylate
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25480286A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Koshimura
克夫 越村
Hozumi Sato
佐藤 穂積
Koji Nobuyo
延与 弘次
Yasuhiko Takemura
竹村 泰彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP25480286A priority Critical patent/JPS63110247A/ja
Publication of JPS63110247A publication Critical patent/JPS63110247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は官能基含有ゴム状共重合体を含む樹脂組成物に
関するものである。更に詳しくは、特定の官能基を含有
するニトリルゴムおよび/または特定の官能基を含有す
るアクリルゴムとポリカーボネート樹脂を配合してなる
耐衝撃性樹脂組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
ポリカーボネートは衝撃強度や引張り強度が高く、更に
透明性、電気特性に優れているが、一方、衝撃強度の厚
み依存性が大きく、かつ低温時の衝撃強度が小さいこと
や溶融粘度が高いこと、耐溶剤性が悪いことなどの欠点
を有し使用用途が限定されている。
そこでポリカーボネートの特に耐衝撃性に関する欠点を
改良するために従来から種々の研究がなされ、成果が数
多く発表されている。例えば耐衝撃性改良のだめの添加
剤としてブタジェン−アクリロニトリル共重合体(特開
昭49−48752 )、ポリブタジェンまたはブタジ
ェン−スチレン共重合体にスチレンとアクリロニトリル
またはメチルメタクリレートとをグラフト重合させて得
られた重合体(特公昭38−15225、特公昭39−
71)などがある。しかしながらこれらの組成物は樹脂
とゴムの界面での結合力が弱いために耐衝撃性に関する
欠点を克服するには至っていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明者は耐衝撃性に関する欠点を克服すべく鋭
意検討を重ねた結果、ポリカーボネート樹脂60〜99
重量悌に対し特定の官能基を有するニトリル系またはア
クリル系ゴム状共重合体1〜40重量%を配合してなる
樹脂組成物は耐衝撃性が著しく改良され、更に驚くべき
ことには、特定の官能基を有するゴム状共重合体を使用
すると、特定の官能基を持たない通常のニトリル系もし
くはアクリル系ゴム状共重合体を使用した場合と比較し
て、ポリカーボネート樹脂との配合時の溶融粘度が低下
するために配合時のトルクが低下するにもかかわらず、
得られる組成物中のゴム成分の分散粒径が小さくなシ、
耐衝撃性が著しく改良されることを見出し本発明に至っ
た。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は(alポリカーボネート樹脂60〜99重量係
、(b)重合体を構成する単量体単位としてカルボキシ
ル基、エポキシ基、水酸基およびアミノ基のいずれか1
種の官能基を有する単量体から選ばれた少なくとも1種
の単量体を1〜30重量%含有する官能基を側鎖に有す
るニトリルゴムおよび/または官能基を側鎖に有するア
クリルゴム1〜40重量%および(c)ポリオレフィン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテル樹脂およびアクリ
ル樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種の熱可塑
性樹脂0〜35重量%からなるポリカーボネート系樹脂
組成物を提供する。
以下に本発明について詳細に説明する。
(+)  (al成分の説明 本発明のポリカーボネート樹脂組成物の構成成分ta+
として用いられるポリカーボネート樹脂としては芳香族
ポリカーボネート、脂肪族ポリカーボネート、脂肪族−
芳香族ポリカーボネートなどを挙げることができる。一
般には2,2−ビス(4−オキシフェニル)アルカン系
、ビス(4−オキシフェニル)エーテル系、ビス(4−
オキシフェニル)スルホンスルフィドまだはスルホキサ
イド系などのビスフェノール類を重合して得られた重合
体、もしくは共重合体であり、目的に応じてハロゲンで
置換されたビスフェノール類を用いた重合体である。ポ
リカーボネートの種類、製造法などについては、日刊工
業新聞社発行(昭和44年9月30日発行)の1ポリカ
ーボネート樹脂”に詳しく記載されているものを使用す
ることができる。
(ii)  (b)成分の説明 本発明の官能基を有する二I−IJルゴム(単に変性ニ
トリルゴムと略すことがある。)は、重合体を構成する
単量体単位としてカルボキシル基、エポキシ基、水酸基
およびアミノ基を有する単量体から選ばれた少くとも1
糧の単量体1〜30重量%、好ましくは3〜20重量%
およびアクリロニトリル、クロロアクリロニトリルおよ
びメタクリレートリルから成る群から選ばれた不飽和ニ
トリル化合物15〜50重量%、ブタジェンおよび/ま
たはイソプレンの共役ジエン化合物30〜80重量%お
よび他の共重合可能な単量体0〜40%からなるゴム状
共重合体を主成分とする変性ニトリルゴムである。
ここで不飽和ニトリル化合物の割合が15重量チ未満で
は組成物の耐衝撃性が低下し、また50重量%より多い
と組成物の成形加工性が悪化するためいずれも好ましく
ない。共役ジエン化合物が30重量%未満では組成物の
成形加工性が悪化し、80重量%を超えると樹脂との相
溶性が低下し、いずれも好ましくない。
カルボキシル基含有単量体として具体的にはアクリル酸
、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などがあげられ
、ジカルボン酸については酸無水物として用いることが
できる。エポキシ基含有単量体としては、グリシジル(
メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニ
ルグリシジルエーテルなどがあげられる。水酸基含有単
量体としては、1−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどがあげら
れる。アミノ基含有単量体としては、ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アク
リレートなどの8級アミノ基含有単量体があげられる。
その他の共重合可能な単量体としては、エチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート類、メ
トキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(
メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)−アクリ
レートなどのアルコキン(メタ)アクリレート類、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルエーテル、エチレングリコール
、ジ(メタ)アクリレートなどの多官能性単量体が挙げ
られる。
ここで、その他の共重合可能な単量体の割合が40重量
%を超えると、組成物の成形加工性が悪化するため好ま
しくない。
次に本発明の官能基を有するアクリルゴム(単に変性ア
クリルゴムと略すことがある。)は、重合体を構成する
単量体単位としてカルボキシル基、エポキシ基、水酸基
およびアミノ基を有する単量体から選ばれた少なくとも
1種の単量体1〜30重量%、好ましくは3〜zO重量
%およびアクリロニトリル、クロロアクリロニトリルお
よびメタクリロニトリルから成る群から選ばれた不飽和
ニトリル0〜50重量%および炭素数4〜16のアルキ
ル(メタ)アクリレートおよび/またはアルコキシ(メ
タ)アクリレート20〜95重量%からなるゴム状共重
合体を主成分とする変性アクリルゴムである。
アルキル(メタ)アクリレート′および/またはアルコ
キシ(メタ)アクリレートとしては、例えばメチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)ア
クリレート、デシル(メタ)アクリレート、シアノエチ
ル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリ
レート;またメトキシエチル(メタ)アクリレート、エ
トキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(
メタ)アクリレート、エトキシプロピル(メタ)アクリ
レートなどのアルコキシ(メタ)アクリレートなど炭素
数4〜16のアクリレートを挙げることができる。
カルボキシル基含有単量体として具体的にはアクリル酸
、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などがあげられ
、ジカルボン酸については酸無水物として用いることが
できる。エポキシ基含有単量体としては、グリシジル(
メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニ
ルグリシジルエーテルなどがあげられる。水酸基含有単
量体としては、1−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどがあげら
れる。アミノ基含有単量体としては、ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アク
リレートなどの3級アミノ基含有単量体があげられる。
ここで不飽和二) IJルの割合が50重量%より多い
と組成物の成形加工性が悪化するため好ましくなく、ま
た炭素数4〜16のアルキル(メタ)アクリレートおよ
び/またはアルコキシ(メタ)アクリレートの割合が9
5重量%を超えると組成物の耐衝撃性が悪化し、20重
量%より少ないと成形加工性が悪化し、いずれも好まし
くない。
なお、必要に応じてこれらの変性アクリルゴム成分の中
に、1.8−ブタジェン、イソプレン、クロロブレン、
1.8−ペンタジェン、ヘキサジエン、エチリデンノル
ボルネン、(メタ)アクリレートとしては、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコー
ル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレートなどを共重合させてもよい。
上記変性ニトリルゴムまたは変性アクリルゴムの官能基
含有単量体の含量は1〜30重量%であり、好ましくは
3〜20重量%である。官能基含有単量体量が1重量多
未満では得られる組成物の耐衝撃性が低下し、30重量
%より多いと組成物の成形加工性が悪化するため好まし
くない。
これら単量体の重合は通常の乳化重合で行なわれ、0〜
50℃において酸素を除去した反応器中で行なわれる。
単量体、乳化剤、開始剤、分子量調節剤およびその他の
重合薬剤は、反応開始前に全量添加しても、反応開始後
任意に分割添加してもよく、また反応途中に温度や攪拌
などの操作条件を任意に変更することができる。
重合方式は連続式、回分式のいずれでもよい。
得られた重合体の分子量は特に制限は無いが、上記(b
l成分ゴム状共重合体のムーニー粘度(ML1+410
0℃)は20〜200が好ましい。
θiD  fc)成分の説明 本発明に使用される熱可塑性樹脂としてはポリエチレン
、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性
樹脂あるいはこれらの樹脂の2種以上の混合物やこれら
の樹脂にカルボキシル基、エポキシ基、水酸基およびア
ミノ基から成る群から選ばれた少なくとも1種の官能基
を有する単量体を付加した変性樹脂が挙げられるが、中
でもポリアミド樹脂およびポリプロピレンおよび変性ポ
リプロピレンが好ましい。
ポリアミド樹脂は1通常下記式 H2N  (CH2)、 N H2(式中、Xは3〜1
2の間の整数である。)により表わされる線状ジアミノ
と下記式 HO2C−(CH,)、−CO2H(式中、yは2〜1
20間の整数である。)により表わされる線状カルボン
酸との縮合によって製造されたものや、ラクタムの開環
重合によって製造されたものが使用できる。これらのポ
リアミドの好ましい例としては、ナイロン6.6、ナイ
ロン6、IO、ナイロン6.12、ナイロン4,6、ナ
イロン3,4、ナイロン6.9、ナイロン6、ナイロン
12、ナイロン11、ナイロン4などがある。またナイ
ロン6/6,10、ナイロン6/6,12、ナイロン6
/4,6、ナイロン6/12、ナイロン6/6,6、ナ
イロン6/6,6/6,10、ナイロン6/4,6/6
.6、ナイロン6/6,6/6,12、ナイロン6/4
.6/6,10、ナイロン6/4,6/12 などの共
重合ポリアミド類も使用される。
さらにナイロン6/6.T (T :テレフタル酸成分
)、テレフタル酸、イソフタル酸のような芳香族ジカル
ボン酸とメタキシレンジアミノあるいは脂環族ジアミノ
から得られる半芳香族ポリアミド類、メタキシレンジア
ミノと上記線状カルボン酸から得られるポリアミド類、
ポリエステルアミド、ポリエーテルアミドおよびポリエ
ステルエーテルアミドをあげることができる。
本発明の組成物でfal成分であるポリカーボネー)樹
脂の含量は60〜990〜99重量%くは60〜940
〜94重量%ましくは70〜90重量壬である。60重
量%未満では成形加工性が悪くなり好ましくない。
(bl成分である変性アクリルゴムおよび/または変性
二) IJルゴム含量は1〜40重量%、好ましくは5
〜30重量%、更に好ましくは10〜300〜30重量
%1重量部未満では耐衝撃性の改良効果がみられず、4
0重量%を越えると成形加工性が悪くなり好ましくない
g耐熱性の面からは変性アクリルゴムを用いるのが好ま
しい。
(C1成分である樹脂の含量は0〜35重量%、好まし
くは1〜20重量%、更に好ましくは3〜20重量%で
ある。35重量%を越えると組成物の耐衝撃性が低下し
て好ましくない。
耐衝撃性、成形加工性に加えて耐熱性に優れる組成物で
の好ましい組成は(alポリカーボネート樹樹脂60〜
94重量部(b)変性アクリルゴム5〜30重量部、f
C1熱可塑性樹脂1〜20重量係の組成物である。
本発明のポリカーボネート系樹脂組成物には、上記成分
の他にその用途等を考慮して難燃化剤、離型剤、酸化防
止剤、耐候性付与剤、帯電防止剤、耐熱剤、着色剤、可
塑剤、補強剤、架橋剤、界面活性剤、滑剤、核剤等の補
助的成分を適宜添加することができる。これら補助的成
分の添加方法、時期などは特に制限はなく、常法により
行なえばよい。
GV)  組成物の製造 本発明の組成物を製造する方法には、特に配合順序等の
制限はなく、通常の公知の方法が採用される。工業的見
地からみて、普通、各成分をヘンシェルミキサーのよう
なものでトライブレンドした後、溶融混練押出しする方
法、或いは自動計量フィーダーのついた押出機で混練り
する方法等が採られる。いずれにしても各成分が十分に
分散混合するような条件、装置を選べばよい。混練りす
る装置の具体例としては、バンバリーミキサ−、ロール
、押出機、ニーダ−等が挙げられる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を説明するが、これらは単なる
例示であり、本発明はこれに限定されることはない。
実施例1 下記に示す単量体および重合薬剤を用いて内容1201
のオートクレーブ中でニトリルゴムの重合反応を行った
ブタジェン            56  重量部ア
クリロニトリル        36メタアクリル酸 
       8 水                    220ド
デシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム 3.5第3級
ドデシルメルカプタン    0.7過硫酸カリウム 
        0.27シアノエチル化ジエタノール
アミノ  0.15水酸化カリウム         
0.10重重量率0%に達した後単量体100重量部あ
たり0.2重量部のジエチルヒドロキシルアミノを添加
して重合を停止させた。ついで加熱し、水蒸気蒸留にて
残留単量体の除去を行っでこ。このようにして得た官能
基含有する二) IJルゴムラテックスを0.25%の
塩化カルシウム水溶液中に加えて凝固させ(この際ゴム
分の約5チの塩化カルシウムを使用する。)、凝固物を
充分水洗して約90℃で1〜2時間乾燥させた。
上述の如く得られた変性二l−IJルゴムの組成を表−
1に示す。
この変性ニトリルゴム20重量部とポリカーボネート樹
脂(三菱瓦斯化学■製ニーピロンS−2000)80重
量部を1−tAAKE BUCHLER社製)IAAK
B RHEOCORD SYSTEM 40 RHEO
MIX MIXER600を用いて190℃にて溶融混
練りを行ない、得られた組成物を電熱プレスによる圧縮
成形によりアイゾツト衝撃試験片を作製し、衝撃強度の
測定を行なった(JIS K7110に準拠し、23℃
で測定した。)。表−1に溶融混練り時の最大トルクと
アイゾツト衝撃強度を示す。
実施例2 実施例1において単量体としてメタアクリル酸に代えて
メタアクリル酸グリシジルを用いて得た変性ニトリルゴ
ムを用いる以外は実施例1と全く同一の手順に従って樹
脂組成物の作製、評価を行なった。更に透過型電子顕微
鏡を用いて変性二) IJルゴム成分の分散状態の観察
を行なった。
実施例3 実施例1において、単量体としてメタアクリル酸に代っ
てメタアクリル酸ジエチルアミノエチルを用いて得た変
性ニトリルゴムを用いた以外は実施例1と全く同一の手
順に従って樹脂組成物の作製、評価を行なった。
実施例手 実施例1において、単量体としてブタジェン、アクリロ
ニトリル、アクリル酸ブチル、メタアクリル酸グリシジ
ルを用いて得た変性二l−IJルゴムを用いた以外は実
施例1と全く同一の手順に従って樹脂組成物の作製、評
価を行なった。
実施例5 アクリル酸エチル93重量部、メタアクリル酸ヒドロキ
シエチル7重量部、ラウリル硫酸ナトリウム4重量部、
過硫酸カリウム0.2重量部を窒素置換した内容量20
1のオートクレーブに仕込50°Cで15〜20時間重
合させた後、反応物を取出して水蒸気を吹き込み未反応
単量体を除去した。このようにして得たアクリルゴムラ
テックスを実施例1に示した方法に従って凝固、乾燥を
行なって得た変性アクリルゴムを用いる以外は実施例1
と同様の手11@に従って樹脂組成物の作製、評価を行
なった。
比較例1 実施例1において単量体としてブタジェン、アクリロニ
l−IJルを用いて得たニドIJルゴムを用いた以外は
実施例1と全(同一の手順に従って樹脂組成物の作製、
評価を行なった。更に透過製電子顕微鏡を用いて二) 
IIルゴム成分の分散状態の観察を行なった。
比較例2 実施例5において単量体としてアクリル酸エチルのみを
用いて得たアクリルゴムを用いた以外は実施例5と全く
同一の手順に従って樹脂組成物の作製、評価を行なった
比較例3 実施例1において変性二l−IJルゴムを配合せず、ポ
リカーボネート樹脂のみを用いた以外は実施例1と全く
同一の手順に従って樹脂組成物の作製、評価を行なった
実施例6 ポリカーボネート樹脂70重量部に対し、単量体として
ブタジェン58重量部、アクリロニトリル35重量部、
メタアクリル酸ヒドロキシエチル7重量部を用いて実施
例1と同一の手順にて作製した変性ニトリルゴム10重
量部および単量体としてアクリル酸エチル93重量部、
メタアクリル酸ヒドロキシエチル7重量部を用いて実施
例5と同一の手順にて作製した変性アクリルゴム20重
1部を用いて実施例1と同様の手順に従って樹脂組成物
の作製、評価を行なった。
実施例7 実施例2においてポリカーボネート樹脂95重量部およ
び変性ニトリルゴム5重量部を用いた以外は実施例2と
同一の手順に従って樹脂組成物の作製、評価を行なった
実施例8 実施例2においてポリカーボネート樹脂70重量部およ
び変性ニトリルゴム30重量部を用いた以外は実施例2
と同一の手順に従って樹脂組成物の作製、評価を行なっ
た。
実施例9 実施例2において変性二l−IJルゴム作製にあたり単
量体としてブタジェン61重量%、アクリロニトリル3
5重量%、メタクリル酸グリシジル4重量%を用いた以
外は実施例2と同一の手順に従って樹脂組成物の作製、
評価を行なった。
実施例10 実施例2において変性ニトリルゴム作製にあたり、単量
体としてブタジェン45重量%、アクリ−重置部ル35
重量係、メタアクリル酸グリシジル20重量%を用いた
以外は実施例2と同一の手順に従って樹脂組成物の作製
、評価を行なった。
比較例′4 実施例3においてポリカーボネート樹脂50重量部およ
び変性ニトリルゴム50重量部を用いた以外は実施例3
と同一の手順に従って樹脂組成物の作製、評価を行なっ
た。
比較例5 実施例3において変性二) IJルゴム作製にあたシ、
単量体としてブタシ重置部5重量係、アクリロニトリル
35重量%、メタアクリル酸ジエチルアミノエチル40
重置部を用い、かつポリカーボネート樹脂70重量部お
よび変性ニトリルゴム30重量部を用いた以外は実施例
3と同一の手順に従って樹脂組成物の作製、評価を行な
った。
(以  下  余  白  ) 実施例11 実施例5で得られた変性アクリルゴム70重量部とポリ
アミド樹脂30重量部を電熱ロールにて混練りを行ない
、変性アクリルゴム/ポリアミド樹脂マスターバッチを
作製し、マスターバンチ20重量部とポリカーボネート
樹脂80重量部をHAAKE  BUCHL[L社製H
AAKE−RHEOCORD  SYSTEM40  
RHgOMIXMIXER600を用いて溶融混練りを
行ない、本発明組成物を得た。
耐衝撃性の評価は上記で得られた組成物を電熱プレスに
よる圧縮成形によりアイゾツト衝撃試験片を作製しJI
S K 7110に従って衝撃値を測定することにより
行なった。
また、耐熱性の評価はギヤーオープンを使用し120℃
に加熱した空気下で120時間放置した後、空気に戻□
したサンプルについてJIS K7110に従ってアイ
ゾツト衝撃値を測定することにより行なった。
実施例12 実施例11においてポリアミド樹脂の種類が異なる魚身
外は実施例11と同一の手順により評価を行なった。
実施例13 変性アクリルゴム(blとしてエチルアクリレート、メ
トキシエチルアクリレート、アリルグリシジルエーテル
、アクリロニトリルからなる変性アクリルゴムを使用し
た以外は実施例11と同様の手順にて配合、評価を行な
った。
実施例14 実施例11においてポリアミド樹脂に代り、以下に述べ
る操作を加えた変性ポリプロピレンを使用した以外は実
施例11と同様の手順にて配合、評価を行なった。
変性ポリプロピレンはポリプロピレン樹脂(三菱油化■
製三菱ノーブレンFW −3) 100 重量部に対し
て無水マレイン酸2.5重量部、有機パーオキサイド(
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ
)ヘキサン)0.2重量部を密閉型混練機中であらかじ
め溶融したポリプロビレンに加え180℃で5分間混練
りすることにより得た。
実施例15 実施例11において得られる樹脂組成物中のポリカーボ
ネート樹脂(a)、変性アクリルゴム(bl、熱可塑性
樹脂(C)の重量分率がそれぞれ65重量%、25重量
%、10重量%である点以外は実施例11と同様の手順
にて配合、評価を行なった。
実施例16 実施例11において得られる樹脂組成物中のポリカーボ
ネート樹脂(a)、変性アクリルゴム(b)、熱可塑性
樹脂(C)の重量分率がそれぞれ90重量%、7重量%
、3重量%である点以外は実施例11と同様の手順にて
配合、評価を行なった。
実施例17 実施例11において変性アクリルゴム(b)がエチルア
クリレート、ヒドロキシエチルメタアクリレートからな
る点以外は実施例11と同様の手順にて配合、評価を行
なった。
実施例18 実施例14においてポリプロピレン樹脂が未変性である
点以外は実施例14と同一の手順により配合、評価を行
なった。
実施例19 実施例11においてポリアミド樹脂を用いなかった以外
は実施例11と同様の手順にて配合、評価を行なった。
比較例6 ポリカーボネート樹脂(a180重量部、ポリアミド樹
脂(C120重量部を用いて実施例11と同様の手順に
て評価を行なった。
比較例7 ポリカーボネート樹脂(a) 50重量部およびエチル
アクリレート、メタアクリル酸からなる変性アクリルゴ
ム(b) 50重量部を用いて実施例11と同様の手順
にて配合、評価を行なった。
比較例8 実施例1において得られる樹脂組成物中のポリカーボネ
ート樹脂(a)、変性アクリルゴム(b)、ポリアミド
樹脂(C1の重量分率がそれぞれ50重量%、30重量
%、20重量%である点以外は実施例11と同様の手順
にて配合、評価を行なった。
比較例9 実施例11において変性アクリルゴムがエチルアクリレ
ートのみである点以外は実施例工1と同様の手順にて配
合、評価を行なった。
比較例10 ポリカーボネート樹脂およびポリプロピレン樹脂のみを
用いて実施例11と同様の手順により評価を行なった。
(以  下  余  白  ) 尚、表−3、表−4において 村 ポリアミド樹脂:東し■袈“アミラン”ナイロン−
6 −に2  ポリアミド樹脂:東し■製6リルサン”ナイ
ロン−11 蒼3 ポリプロピレン樹脂(三菱油化■製三菱ノープレ
ンFW−3)の無水マレイン酸変性物 肴4 ポリプロピレン樹脂:三菱油化■製三菱ノーブレ
ンFW−3 (以  下  余  白  ) 4、 発明の効果 本発明により得られた官能基を有するゴム状共重合体と
ポリカーボネート樹脂から成るポリカーボネート系樹脂
組成物は、従来から知られている官能基を含まない通常
のゴム状共重合体とポリカーボネート樹脂から成る組成
物と比較して同一条件下で溶融混練りを行なった場合の
混練り時の最大トルレが小さく加工性にすぐれるにもか
かわらずゴム状共重合体成分の分散粒径は小さくなるこ
と、そして優れた耐衝撃性を示すことが判明した。
上記特性を生かして以下の用途に好適に用いることがで
きる。
LEDランフ’、IJシレーース、スイッチ、コネクタ
ー、コイルボビン、抵抗器、コンピータ部品、電話交換
器部品、コンデンサーケース、チーーナー、端子台、タ
イマーケース等の電気通信部品用、ヘアードライヤー、
アイロン、シェーバ−、卵ゆf器、 コー ヒーメーカ
ー、VTR部品、電子レンジ部品、TV部品、音響部品
、コンパクトディスク、冷蔵庫部品、エアコン部品、ワ
ードプロセッサー、照明カバー等の家庭電器部品用、カ
メラボディ、カメラ部品、時計部品、ストロボ部品、双
眼鏡、顕微鏡部品、映写機部品等の精密機械部品用、電
動工具、自動販売機部品、ハンドラベラー、エレベータ
一部品、エスカレータ一部品、モーターケース、オイル
フィルターケース、ポンプ部品、ボルト、ナツト、ギヤ
、カム、蝋維ボビン、カウンターフレーム、オフィスコ
ンピュータ部品、レジスタ一部品、電卓部品、タイプラ
イタ一部品、製図器部品、ファクシミリ部品、複写機部
品等の機械関係部品用、カーヒーターファン、バンパー
、部品、車輛肘掛け、カーテンカバー、ワイパーカバー
、モールドグリップ、メーター針、ホイールカバー等の
自動車、車輛関係部品用のほかサーフライダー、ゴルフ
用品などのレジャー関係部品、各種カバー、表面処理剤
、塗装用等 ポリカーボネート樹脂の用いられている用途に用いるこ
とができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ポリカーボネート樹脂60〜99重量%、
    (b)重合体を構成する単量体単位としてカルボキシル
    基、エポキシ基、水酸基およびアミノ基のいずれか1種
    の官能基を有する単量体から選ばれた少なくとも1種の
    単量体を1〜30重量%含有する官能基を側鎖に有する
    ニトリルゴムおよび/または官能基を側鎖に有するアク
    リルゴム1〜40重量%および(c)ポリオレフィン樹
    脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテル樹脂およびアクリル
    樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種の熱可塑性
    樹脂0〜35重量%からなるポリカーボネート系樹脂組
    成物。
  2. (2)(a)ポリカーボネート樹脂60〜94重量%、
    (b)重合体を構成する単量体単位としてカルボキシル
    基、エポキシ基、水酸基およびアミノ基のいずれか1種
    の官能基を有する単量体から選ばれた少なくとも1種の
    単量体を3〜20重量%含有する官能基を側鎖に有する
    アクリルゴム5〜30重量%および(c)ポリオレフィ
    ン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテル樹脂およびアク
    リル樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種の熱可
    塑性樹脂1〜20重量%からなる特許請求の範囲第(1
    )項記載のポリカーボネート系樹脂組成物。
JP25480286A 1986-10-28 1986-10-28 ポリカ−ボネ−ト系樹脂組成物 Pending JPS63110247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25480286A JPS63110247A (ja) 1986-10-28 1986-10-28 ポリカ−ボネ−ト系樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25480286A JPS63110247A (ja) 1986-10-28 1986-10-28 ポリカ−ボネ−ト系樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63110247A true JPS63110247A (ja) 1988-05-14

Family

ID=17270095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25480286A Pending JPS63110247A (ja) 1986-10-28 1986-10-28 ポリカ−ボネ−ト系樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63110247A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH037758A (ja) * 1989-03-31 1991-01-14 Nippon G Ii Plast Kk ポリカーボネート系樹脂組成物
JP2008088241A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Jsr Corp 耐油耐候性ゴム組成物とその成形体
CN105131546A (zh) * 2015-08-07 2015-12-09 中广核俊尔新材料有限公司 一种耐油烟聚碳酸酯材料及其制备方法和应用

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH037758A (ja) * 1989-03-31 1991-01-14 Nippon G Ii Plast Kk ポリカーボネート系樹脂組成物
JP2008088241A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Jsr Corp 耐油耐候性ゴム組成物とその成形体
CN105131546A (zh) * 2015-08-07 2015-12-09 中广核俊尔新材料有限公司 一种耐油烟聚碳酸酯材料及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02120352A (ja) ポリアミド及び、tert.―ブチルアクリレートを含むグラフトポリマーの成形材料
JPH01163243A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP2001220486A (ja) リサイクル性に優れた熱可塑性樹脂組成物および再生成形材料
JPS62273252A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH01123854A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS63110247A (ja) ポリカ−ボネ−ト系樹脂組成物
JP4212928B2 (ja) 難燃性樹脂組成物及び成形品
JPH03258850A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH075814B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂組成物
JPS62209165A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH02155944A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS6366249A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
JPS63162750A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0759670B2 (ja) 耐衝撃性樹脂組成物
JPS6356559A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPH01129058A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH06100765A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3186121B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0326748A (ja) 耐衝撃性が改良された熱可塑性樹脂組成物
JPH06116472A (ja) 塗装性に優れる熱可塑性樹脂組成物
JPH09216979A (ja) シボ面を有する成形品
JPH08134315A (ja) 熱可塑性重合体組成物
JP2565689B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3107607B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS6361049A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の製造方法