JPS63105408A - 電線被覆用樹脂組成物 - Google Patents

電線被覆用樹脂組成物

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JPS63105408A
JPS63105408A JP61249589A JP24958986A JPS63105408A JP S63105408 A JPS63105408 A JP S63105408A JP 61249589 A JP61249589 A JP 61249589A JP 24958986 A JP24958986 A JP 24958986A JP S63105408 A JPS63105408 A JP S63105408A
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JP
Japan
Prior art keywords
weight
acid
parts
resin composition
zinc
Prior art date
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Pending
Application number
JP61249589A
Other languages
English (en)
Inventor
斎藤 和夫
茂美 林
博 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主として、電線等の高絶縁性、耐水後の高絶縁
性、非移行、非抽出性及び熱老化安定性に優れる新規な
電線被覆用樹脂組成物に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点)従来
より、電線被覆用としては可塑剤としてフタル酸ジオク
チAI(DOP)に代表されるフタル酸エステル系、又
はトリメリット酸トリオクチル(TOTM)に代表され
るトリメリット酸エステル系が多用され、安定剤として
も三塩基性硫酸鉛(Tribase)、二塩基性ステア
リン酸鉛(DBL)等が使用されている。しかし、鉛系
安定剤は安全衛生上の問題があシ、又、昨今の耐油、非
移行電線用途では、その特性として可塑剤はポリエステ
ル系を使用しなくてはならない必然性がある。又、ポリ
エステル系可塑剤と鉛系安定剤を含有する樹脂組成物は
、加水分解に起因する非ブリード性、耐油抽出性、熱老
化減量及び伸び残率が低下する欠点がちシ、更には耐水
浸漬後の絶縁抵抗残率が大幅に低下する傾向がある。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明者等は、これらの点について鋭意研究した結果、
ポリ塩化ビニルに特定の添加剤を配合せしめることによ
り、非ブリード性、耐油抽出性、熱老化減量及び伸び残
率、更には体積固有抵抗及び耐水浸漬後の絶縁抵抗残率
を大幅に改良した電線被覆用樹脂組成物を見出したもの
である。
即ち、本発明は、ポリ塩化ビニルに(a)金属がバリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、亜鉛
、ニッケル、アルミニウムの中から選ばれた少なくとも
2種以上の金属と炭素数10〜22の動植物油から誘導
された脂肪酸とから成る金属石鹸、(b)ペンタエリス
リトール及び/又はジペンタエリスリトール及び/又は
トリペンタエリスリトールと炭素数4〜12のジカルボ
ン酸のエステル、及び(、)構造式 から成る還元麦芽糖を含有することによシ、非ブリード
性、耐油抽出性、熱老化減量及び伸び残率、更には体積
固有抵抗及び耐水浸漬後の絶縁抵抗を大幅に改良した電
線被覆用樹脂組成物を提供する。
本発明で使用される(a)成分とは、金属がバリウム、
カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、亜鉛、ニ
ッケル、アルミニウムの中から選ばれた少なくとも2種
以上の金属と、炭素数10〜22の動植物油から誘導さ
れた脂肪酸とから成る金属石鹸で、中でもバリウム−亜
鉛、バリウム−亜鉛−アルミニウム、カルシウム−バリ
ウム−亜鉛、カルシウム−亜鉛、カルシウム−亜鉛−ア
ルミニウム、カルシウム−バリウム−亜鉛−アルミニウ
ム等の金属の組み合せが好ましく、又脂肪酸としてはラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
、ヘヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン
酸、リノール酸、リシノール酸、インステアリン酸等が
好適であり、これらの脂肪酸1種又は2種以上の併用混
合脂肪酸を用いることが出来る。この金属と脂肪酸から
成る金属石鹸としては、前述の金属例えばバリウムでは
水酸化バリウム、亜鉛では酸化亜鉛、カルシウムでは水
酸化カルシウム、アルミニウムでは酸化アルミニウム又
は水酸化アルミニウム等を用い、直接法にて脂肪酸と反
応させ得られた金属石鹸が好ましい。
(b)成分としては、インタエリスリトール及び/又は
ジペンタエリスリトール及び/又はトリペンタエリスリ
トールと炭素数4〜12のジカルがン酸とのエステルで
ある。ジカルボン酸成分としてはアジピン酸、セパチン
酸、アゼライン酸、ドデカンジ酸、フタル酸等であシ、
これらのエステル化合物、好ましくは分子中に少なくと
も1個以上の水酸基を有するエステル化合物である。
(e)成分としては前述構造式なる還元麦芽糖であシ、
好ましくは、製造工程で精製され還元麦芽糖として80
重量−以上含有するもので形状はブロック又は粉末状で
あるが、水又は溶剤等に溶解させた還元麦芽糖10重量
%以上の溶液でも使用できる。
本発明での(a) e (b) s (e)の各成分の
配合量は、一般に次のとおシである。即ち、ポリ塩化ビ
ニル100重量部に対し、(a)成分は0.1〜10.
0重量部である。該成分量が0.1重量部未満では、熱
安定性、加工性に欠点°があシ、10.0重量部を越え
ると非ブルーム、非ブリード性に欠点がある。又、(b
)成分は 、1?り塩化ビニル100重量部に対し、0
.1〜5.0重量部である。該成分量が0.1重量部未
満では熱安定性に欠点があシ、5.0重量部を越えると
非ブルーム、非ブリード性、引張強度に欠点がある。更
に(c)成分は、0.01重量部以上、好ましくは0.
1〜50重量部である。該還元麦芽糖は、0.01重量
部未満では、性能の改良効果は無く、50重量部を越え
ると、非ブルーム性、組成物が硬くなる等の欠点がある
本発明で使用されるポリ塩化ビニル(PVC)とは、塩
化ビニルのホモ重合体あるいは該単量体と共重合する単
量体、例えば=pルビニルアクリロニトリル、スチレン
、アクリル酸エステル、メタクリル酸、エチレン、プロ
ピレン、ブチレン等を少i共重合せしめて得られる塩化
ビニル系重合体でらシ、これらの単独又は混合物を意味
する。
本発明の組成物は、通常、可塑剤が配合される。
かかる可塑剤としては、多価力/l/メン酸、多価アル
コール、−価アルコール又バー(tlfiカルホン酸カ
ら成る平均数分子量が800〜10000程度のポリエ
ステル系可塑剤が好ましく、このような例としてはアジ
ピン酸−1,3ブタンジオール−2エチルヘキサノール
系ホリエステル、七)々チンe −1,6ヘキサンジオ
ールー2エチルヘキサノール系ポリエステル、アジピン
酸−プロピレングリコール−ヤシ油脂肪酸系ポリエステ
ルなどが挙げられる。
又、ポリエステル系可塑剤に、炭素数4〜20のm個ア
ルコールによ少エステル化された二塩基性カル?ン酸ジ
アルキルエステル、三塩基性カルボン酸トリアルキルエ
ステル、四塩基性カル?ン酸テトラアルキルエステル等
のモノメリック系エステル可塑剤を併用しても差しつか
え人い。可塑剤は、ポリ塩化ビニル100重量部に対し
、5.0〜1507tf1部の範囲で使用するのが好ま
しい。
更に、本発明の組成物はエポキシ系化合物、例えばエポ
キシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、ビスフェノ−/I
/A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂
、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂等を併用しても良い。かかるエ
ポキシ系化合物の配合量は、一般にポリ塩化ビニル10
0重量部に対し、0.5〜20重量部が適当である。
又、本発明の電線被覆用樹脂組成物には、他の有機非金
属添加剤も本発明の目的を阻害しない限シに於いて使用
出来る。更に本発明の組成物は、クレー、炭酸カルシウ
ム、タルク、酸化アルミニウム、二酸化アンチモン、水
酸化アルミニウム等の充填剤、難燃剤も併用出来る。
尚、本発明の組成物は電線を被覆するのに用いられるが
、電線の付帯部品をも被覆することができる。
(発明の効果) 本発明は、−り塩化ビニルに、(&)バリウム、カルシ
ウム、マグネシウム、ストロンチウム、亜鉛、ニッケル
、アルミニウムの中から選ばれた2種以上の金属脂肪酸
石鹸、(b)ペンタエリスリトール及び/又はジペンタ
エリスリトール及び/又はトリヘンタエリスリトールト
シカルボン酸トのエステル、(C)還元麦芽糖を併用す
ることによシ、非ブリード性、耐油抽出性、熱老化減量
及び伸び残率、更には体積固有抵抗及び耐水浸漬後の胎
縁抵抗残率を大幅に向上、改良せしめたものである。
(実施例) 次いで本発明を実施例及び比較例により更に説明する。
尚、例中の部は重量基準である。
実施例1〜5及び比較例1〜4 第1表に於ける原材料を用い、170℃で7分間ロール
混練して後、プレス(175℃×5分)で得た電線被覆
用樹脂組成物について、比較を行なりた。
2/−一一フ ・    / ど      / 第1fi中の○中の番号は以下のとおシである。
■Gean102EP:ポリ塩化ビニル、重合度130
0、日本ゼオン社製 ■Ba Zn−8oap :水酸化バリウムと酸化亜鉛
をラウリン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシ ステアリン酸と同時に直接反応したもの。
■Ba Zn At−8oap :水酸化バリウム、酸
化亜鉛、水酸化アルミニウムとラウリン酸、ステア リン酸、12−ヒドロキシステアリ ン酸とを同時に直接反応したもの。
エステル、味の素社製 ■粉末マルチ皿:還元麦芽糖、東和化成工業社製■JI
SA2 oil : JIS (日本工業規格)C−2
320の2号オイル ■JIS耐熱: JIS K−6723,6−7試験法
■非ブリード性:X・・・不良 Δ・・・やや不良 O
・・・良◎・・・優

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  ポリ塩化ビニル100重量部に対し、(a)金属がバ
    リウム、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、
    亜鉛、ニッケル、アルミニウムの中から選ばれた少なく
    とも2種以上の金属と、炭素数10〜22の動植物油か
    ら誘導された脂肪酸とから成る金属石鹸0.1〜10.
    0重量部、(b)ペンタエリスリトール及び/又はジペ
    ンタエリスリトール及び/又はトリペンタエリスリトー
    ルと炭素数4〜12のジカルボン酸のエステル0.1〜
    5.0重量部、(c)構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ から成る還元麦芽糖0.01重量部以上を含有すること
    を特徴とする電線被覆用樹脂組成物。
JP61249589A 1986-10-22 1986-10-22 電線被覆用樹脂組成物 Pending JPS63105408A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0459851A (ja) * 1990-06-29 1992-02-26 Yazaki Corp 耐油性塩化ビニル樹脂組成物、及び耐油性電線ケーブル
US5534566A (en) * 1994-04-15 1996-07-09 Ciba-Geigy Corporation Stabilized halogen-containing polymers
JP2002184239A (ja) * 2000-12-18 2002-06-28 Asahi Denka Kogyo Kk コイル電線用被覆材料組成物
JP2005179517A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Asahi Denka Kogyo Kk 塩化ビニル系樹脂組成物

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