JPS63105304A - 燃焼器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は暖房器等に用いられる燃焼器に関するものであ
る。

従来の技術 一般にこの種の燃焼器は第３図に示すようにノズル１よ
り供給した液体燃料を気化筒２内で気化するとともに空
気供給管３から供給された燃焼用の空気と混合しこの空
気と燃料との予混合ガスを気化筒２上部のバーナボディ
４の周壁に設けた多数の炎孔５より噴出させ燃焼させて
いた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来の構成では、複数個の炎孔５の燃
焼の安定性が一部悪く、予混合ガスの空気過剰率が高い
場合、炎が炎口５より吹き飛ぶ現象が早く現われ、その
吹き飛びによる燃焼音の発生、ＣＯの発生を導いていた
。また、空気過剰率が低い場合、混合ガスの均一性が悪
いため早（燃焼炎に黄炎が混入し、ススの発生を導いた
。

このように空気の変動、燃料の変動に対する追従が弱い
ため、燃焼巾、燃焼量調節中の少ない燃焼器となってい
た。

また保炎ネット７が通常、燃焼中高温にさらされている
ため経年的に材料が酸化減量し、最悪ネットの形状がま
ったく乱れ、ネットの消炎効果が無くなり、バーナボデ
ィ４の内部に炎が移り、激しい爆発音を生じ、フレーム
ロッド６の出力を低下させ、消火に至らせ、燃焼持続が
不可能となる経年的な問題を有していた。

本発明はこのような点を考慮してなしたるもので、予混
合ガスの均一化と混合効率を高める構成を取るとともに
、バーナボディへの逆火現象を、全く経年的に発生させ
ることなく、燃焼の安定した領域を広め、燃焼巾燃焼量
調節中の広い燃焼器とすることを目的としたものである
。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、炎孔を多数有するバ
ーナボディの周壁外面に保炎ネット、内面に逆火防止ネ
ット、バーナボディ内部に均圧板、抵抗板を装着し、そ
の抵抗板とバーナボディの周壁間に形成された空間を整
流ネットにより分割した構成としである。

作　　用 本発明は上記した構成により、予混合ガスは均圧板、抵
抗板、整流ネットで混合、整流を３段階行ない空気とガ
スを均一に混合し整流し、炎孔より噴出し炎を形成する
。その炎は保炎ネットで保炎されるとともにバーナボデ
ィ内部への逆火を阻止する逆火防止ネット、整流ネット
も保炎効果を補助し逆火を阻止する働きを有する。

このように各々の部品が同一の効果で段階的に働き、確
実な効果を発揮する中で、本発明の最も特長とするとこ
ろは整流ネットで、予混ガスを混合、整流する効果と炎
の保炎補助、逆火の阻止効果の両面からの効果を出すこ
とを一部品で可能とさせている点である。

このことで、予混ガスの均一化、と混合効率を高め、バ
ーナボディ内部への逆火を全（経年的に発生させないも
のとなる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図、第２図を用いて説明す
ると、１１は有底状の気化兼混合筒で、その周壁一部の
偏心位置に燃料供給用ノズル１２と燃焼用空気供給用の
空気供給管１３が臨ませである。１４は上記気化筒兼混
合筒１１に埋設したヒータ、１５は同気化兼混合筒１１
の上部開口に覆着したバーナボディで、気化兼混合筒１
１内に突出する狭隘部１６を底部に有する。１７は上記
バーナボディ１５の周壁に形成した多数の縦長の炎孔で
、その炎孔の一部！９対向させてフレームロッド２５が
設けである。１８ａ　１８ｂは炎孔１７の上記バーナボ
ディ１５の周壁内外面に装着した金網等の多孔筒からな
る保炎ネットと、逆火防止ネットで、各炎孔間に位置す
る部分をスポット溶接１９してバーナボディ１５に固着
しである。２０は上記バーナボディ１５内に設けた均圧
板、１８ｄは抵抗板、２１は同バーナボディ１５の上部
開口に覆設した二重のバーナキャップ、２２は二重のバ
ーナキャップ２１を固定するためのナツト、２６はバー
ナボディ１５の上端に装着した補強リング、１８Ｃはそ
の補強リング２６の内側開口の端面により支持された整
流ネット、２３は炎孔１７の一つに対向させて設けた点
火電極、２４は気化兼混合筒１１を囲むバーナケースで
ある。なお上記バーナボディ１５の周壁面に装備した多
孔筒の保炎ネット１８　ａは、その下端を気化筒１１の
７ランノ部１１ａで、又上端はバーナキャップ２１の折
曲縁２１ａで覆い、バーナボディ１５に密着して支持さ
れるようになっている。

上記構成において、ポンプ等によって気化兼混合筒１１
内に噴出された燃料は、シーズヒータ１４によって高温
に加熱されている気化兼混合筒１１内で気化し、送風機
により気化兼混合筒１１内に送られた燃焼用空気と予混
合する。この予混合気化ガスは、気化兼混合筒１１内を
矢印ａのように旋回しながらバーナボディ狭隘部１６及
び均圧板２０の小孔２０ａを通過することで混合、整流
の第一段階が行なわれ、次に抵抗板１８ｄで形成された
空間に入りここでさらに混合整流が行なわれ、上部の開
口２６より抵抗板１８ｄと整流１８Ｃで形成された空間
に移り多孔体（金網等）で形成された整流ネッ）１８Ｃ
を通過する時、最後の混合整流が行なわれ、バーナボデ
ィ１５に密着した逆火防止ネット１８ｂ、保炎ネット１
８ａを介して炎孔１７より噴出する。そして適当な点火
電極２３で点火してやると燃焼を開始し炎口１７の保炎
ネット１８　ａ、に密着し火炎を形成する。

ここで整流ネット１８Ｃを設けることで、■、予混合ガ
スは均圧板２０抵抗板１８ｄ整流ネツト１８ｃで混合整
流を３段階で行ない空気とガスを均一に混合し整流し炎
口１７より噴出し炎を形成する。■、炎口１７より噴出
した炎はバーナボディ１５内部への引火は保炎ネッ）１
Ｂ＆、逆火防止ネット１８ｂ１整流ネツト１８Ｃにより
３重に阻止される。（以降、保炎板内部への引火を逆火
と称す）このように整流ネットは予混合ガスの混合、整
流効果、炎口に形成された炎の逆火阻止効果の両面的な
働きを発揮する。そしてそれぞれの効果を３段階で行な
うことで（１）、予混合ガスの混合、整流効果が高まり
、全体的に安定した均一な炎が炎口に形成され、特に空
気過剰率の高い条件下において部分的な炎口１７の火炎
の吹き飛び現象が低減され、未燃ガス、Ｃ○等の発生が
無くなる。その結果、空燃比に対し巾の広い特性が得ら
れ極少の燃焼量で燃焼を持続させることが可能となり、
燃焼量の調整中が拡大される。

また整流作用により炎の定着性が向上することで、炎の
振動が低減され、燃焼時発生する燃焼音が低下し機器の
発生する騒音値の低下に寄与する。

（２）、保炎ネットは常に炎にさらされるため、経時的
に高温酸化現象を伴い、長時間使用時、ネットがボロボ
ロになる心配が常に有り、そのために逆火防止ネットを
設けているが、このネットはバーナボディの周壁内面に
セットするため、装着時バーナボディへの密着性がバラ
ツキやすいため製作時の管理が重要となっていた。ここ
で整流ネット１８ｃを設けたことで、このような経時的
不確実な要素を逆火から防止する効果を向上させる。そ
して、逆火を起こすと激しい燃焼音を発生するとともに
気化筒の温度上昇を導き、アルミ等で形成された低融点
の金属を用いた気化筒を溶融させる危険性を有する逆火
を３重に阻止することで確率的にこの現象を最小限にと
どめることを可能とすることができた。

発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように本発明によれば、整
流ネットで予混合ガスを混合整流する効果と、炎の保炎
補助、逆火の阻止効果の両面からの効果を出すことを一
部品で可能とし、空気の変動、燃料の変動に強い燃焼量
調節中の広い特性を出すとともに、逆火現象を起こさな
い安全な燃焼器を提供することができる。また上記整流
ネットはバーナボディの補強リングを利用して位置決め
しているので偏心するようなことがなく、長期間にわた
って良好な性能を維持する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例における燃焼器の要部断面図
、第２図は同全体の断面図、第３図は従来例を示す断面
図である。 １５・・・・・・バーナボディ、１７・・・・・・炎口
、１８ａ・・・・・・保炎ネット、１８ｂ・・・・・・
逆火防止ネット、ｔＳＣ・・・・・・整流ネット、１８
ｄ・・・・・・抵抗板、２６・・・・・・補強リング。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名Ｉ！
５−バーナホ％ １７−炎口 １８７、−窩６党ンリト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空気と燃料とを混合する混合部と、混合部からの混合ガ
   スをその周壁に設けた複数個の炎口で燃焼させるバーナ
   ボディと、このバーナボディの周壁外面に保炎ネット、
   周壁内面に逆火防止ネット、バーナボディ内部に均圧板
   、抵抗板を装着し、その抵抗板とバーナボディとの間に
   形成された空間を補強リングを規制として配置した整流
   ネットにより分割した燃焼器。