JPS5886309A

JPS5886309A - 液体燃料燃焼装置

Info

Publication number: JPS5886309A
Application number: JP18629981A
Authority: JP
Inventors: 「よつ」矢　規夫; Norio Yotsuya; Katsuhiko Ishikawa; 克彦石川
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1981-11-19
Filing date: 1981-11-19
Publication date: 1983-05-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は灯芯を有する液体燃料燃焼装置に関するもので
ある。

従来のこの種の液体燃料燃焼装置は、第４図に示すよう
に芯外筒Ａの側壁に多数の空気孔Ｂ、Ｃが設けられ、定
常燃焼中ＶＣはこの空気孔２には保炎されないような径
、配列および数が定められている。しかしこのようなタ
イプの液体燃料燃焼装置では、変質灯油や高沸点成分を
含む燃料が使用され、灯芯りにタール状物質が蓄積し、
燃焼量が低下した場合には次に列記する問題が生じてい
た。

（１）空気孔Ｂ、Ｃは、本来安定した保炎能力を持たな
いため、不規則な火炎が空気孔Ｂ、Ｃに保炎し、灯芯り
の局部的な過熱による拡炎板上の立炎、燃焼室内の黄火
等が発生していた。

（２）空気孔Ｂ、Ｃには点滅火炎も保炎しやすく、燃焼
室内が不安定、不均一になり、火炎の着火音、消火音や
燃焼量の器具間ばらつきを生じていた。

（３）特に、赤熱筒や透過筒を有する液体燃料燃焼装置
では、空気孔Ｂ、Ｃに不規則な火炎が保炎されると、燃
焼室上部の保炎分布が不均一になり、赤熱筒にムラが生
じやすく、液体燃料燃焼装置の外観から燃焼特性の悪化
よりも早めに燃焼量が低下したと見られ商品価値を低下
していた。

（４）燃焼量が低下しても、安定した火炎が空気孔Ｂ、
Ｃに保炎されないため、灯芯ｐの加熱量が小さく、燃焼
量低下時の防止手段にならなかった。

本発明はこのような従来の欠点を除去するもので、芯外
筒に火炎を安定に保炎することにより、灯芯にタール状
物質が蓄積し、燃焼量が低下した場合に、火炎の点滅や
赤熱筒のムラを防止し、かつ燃焼量の低下を防止するこ
とを目的とするものである。

この目的を達成するために本発明は、芯外筒の中間部に
主意に向って突出部を設け、この突出部の上部および下
部の芯外筒壁に複数個の空気孔を設け、上部の空気孔を
下部のそれよりも径を大きくし、かつ数を少なくする構
成としたものである。

この構成によって、芯外筒上部に設けられた複数個の空
気孔には、安定した規則的な火炎が保炎されるので、灯
芯にタール状物質が蓄積し、燃焼量が低下しても、灯芯
の局部的な過熱がなく、拡炎板上のかたよった立炎およ
び燃焼室内の黄火の発生を防止し、また燃焼室内全般の
保炎を安定かつ均一に得られるため、赤熱筒のムラも防
止でき、また火炎を灯芯に近接し灯芯を充分に加熱でき
、気化をより促進するので燃焼量の低下を防止すること
ができる。

以下、本発明の一実施例について図面に６説明する。

第１図において、本実施例の液体燃料燃焼装置を示し、
１は燃焼筒、２は上部に耐熱ガラス等から成る透過筒３
を設けた外筒である２、４は金網等から成る赤熱筒で、
下部に複数個の空気孔５ａを有した外炎筒５が設けられ
、上部は透過筒３の上部とリング６を介して接合されて
いる。赤熱筒４、外炎筒６の内側には複数個の空気孔７
ａを有する内炎筒７が設けられ、外炎筒５、内炎筒７で
燃焼室８が構成されている。内炎筒７には複数個の通気
孔９ａを有する天板９が設けられ、天板９の上部には拡
炎板１ｏが設けられている。また内炎筒７内には複数個
の通気孔１１ａを有する仕切板１１が設けられている。

内炎筒７は芯案内部１２で支持され、外炎筒６は芯外筒
１３で支持される。芯外筒１３は、主意１４に対向して
設けられ、芯外筒１３の側壁中間部には、主芯１４１／
ｉ！向って突出部１３ｃが設けられている。突出部１３
ｃは第２図に示すように芯外筒１３と一体もしくは、第
３図に示すように仕切板のような形状で設けられている
。突出部１３Ｃの上部には複数個の空気孔１３ａが設け
られ、空気孔１３ａは、突出部１３Ｃの下部の複数個の
空気孔１３ｂよりも径が大きく、かつ数が少なく設けら
れている。１５は火回り芯、１６は芯押え金具である。

このように、芯外筒１３に突出部１３ｃを設けたため、
芯外筒１３下部空気孔１３ｂより流入した空気による気
化ガスが突出部１３ｃにより絞られ、突出部１３Ｃ上部
に噴出され、芯外筒１３の上部空気孔１３ａの空気流と
良好に拡散し、安定保炎の火炎Ｆが得られる。主意１４
にタール状物質が蓄積し、燃焼量が低下しても、灯芯１
４の局部的な過熱がなく、拡炎板」−の立炎および燃焼
室内の黄火の発生を防止し、また燃焼室全般の保炎を安
定かつ均一にさせるため赤熱筒のムラも防止できる。ま
た、主意１４に近接して、火炎Ｆが保炎するので、燃焼
量が低下した場合に火炎Ｆ（燃焼面）が主意１４により
近づいて主意１４を加熱するので、気化が促進され燃焼
量の低下を防止することができる。

また、芯外筒１３の突出部１３ｃの上部空気孔１３ａの
径を下部空気孔１３ｂよりも大きくしたため、空気は上
部空気孔１３ａから多量に流入し、安定した保炎が得ら
れ、この結果、燃焼量低下時には、火炎面が主意１４Ｖ
Ｃより近づき、主意１４が加熱されることにより前記同
様、気化が促進されて、燃焼量の低下が防止される。

また、芯外筒１３の突出部１３Ｃの上部空気孔１３ａを
下部空気孔１３ｂよりも少なくしたため、突出部１３Ｃ
の上部空気孔１３ａには、充分な量の気化ガスが下部か
ら上昇し、常に安定した保炎が得られる。

以上のように本発明の液体燃料燃焼装置によれば次の効
果を有する。

（１）芯外筒に突出部を設けることにより、芯外筒下部
空気孔より流入した空気により気化ガスが上昇した後、
突出部で一度絞られ、流速を速くして突出部上部に噴出
されるため、芯外筒上部の空気孔からの空気流と効率良
く拡散し、良好な燃焼かつ保炎が得られ、その結果、燃
焼量低下時に灯芯の局部過熱による立炎や黄火を防止し
、燃焼室内の不均一な保炎による赤熱筒のムラを防止で
きる。

（２）芯外筒の突出部の下部空気孔は、燃焼室内の輻射
熱を突出部により遮断され、雰囲気温度が低くかつ気化
ガスの濃度が濃いため保炎しにくい。このため、常に安
定した空気が均一に灯芯に供給され、効率良く気化が促
進される。

（空気孔に火炎が形成されると抵抗となり、空気量は不
充分となり、また不均一となる。）流速も速いため、気
化が促進され、気化効率が良くなり、大きな燃焼量が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の液体燃料燃焼装置の一実施例を示す
正面断面図、第２図は同装置の要部断面拡大図、第３図
は本発明の他実施例の要部断面拡大図、第４図は従来例
の要部断面拡大図である、４・・・・・赤熱筒、６−・・・・・外炎筒、７−・・
・・・内炎筒、１３・・・・芯外筒、１３ａ・・・・・
・芯外筒下部空気孔、１３ｂ・・・−・・芯外筒上部空
気孔、１４・・・・・・生息。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図第３図　１４４第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液体燃料を気化し燃焼させる灯芯を設け、外筒に
連設する外炎筒と前記外炎筒と間隙を介してほぼ同心円
状に設けられた内炎筒とで燃焼前部を構成し、前記灯芯
の生息に対向して芯外筒を設け、この芯外筒の上下方向
のほぼ中間部に前記生息に向って突出部を設け、かつこ
の突出部の上部および下部の前記芯外筒の一部に複数個
の空気孔を設けてなる液体燃料燃焼装置。
（２）突出部の上部に設けられた空気孔の内径を前記突
出部の下部に設けられた空気孔の内径よりも大きくして
なる前記特許請求の範囲第１項記載の液体燃料燃焼装置
。