JPS63104846A - シリアルドツトプリンタの印字機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シリアルドツトプリンタの印字機構に関し、
特に印字ヘッドが印字面に対し垂直な方向を軸として回
転する機構と、キャリアが案内軸に沿って水平方向に運
動する機構を兼ね備えたシリアルドツトプリンタの印字
機構に関する。

［従来の技術］ 従来、この種のシリアルドツトプリンタの印字機構では
、印字ヘッドがキャリアに直接固定されており、印字ヘ
ッドのキャリアに対する運動の自由度は与えられず、印
字ヘッドはキャリアと共に案内軸に沿って水平方向にの
み運動する機構となっていた。

［解決すべき問題点］ 上述した従来の印字機構では、印字ヘッドがキャリアに
固定されているため、必然的に印字の基となる印字ヘッ
ドのドツト列の方向は印字ヘッドがキャリアに固定され
る際に特定の一方向に固定されてしまう。

（通常、キャリアの運動方向に対し垂直な方向、つまり
、印字媒体のフィード方向に対し平行な方向となる様に
固定する。）このため、縦方向（印字媒体のフィード方
向）のドツト密度があらかじめ設定された特定の値に固
定されてしまい、以下の様な問題点を生ずる。

■グラフィック印字により図などを印字する場合、上位
装置が想定するドツト密度との間に相違があると、図が
縦方向、もしくは横方向に伸びた歪んだ像として印字さ
れる。

■ドツトマトリックスによる文字表現を考えると、マト
リックスの大きさが特定の大きさに固定されてしまい、
そのサイズ以外の文字フォントを使用できない。（例え
ば、ドツト密度が１インチあたり１８０ドツトであった
とすると、２４ｘ２４ドツトで構成された文字フォント
しか使用できない。） ［問題点の解決手段］ 上記従来の問題点を解決する本発明は、印字ヘッドを搭
載したキャリアが、案内軸に沿って水平方向に運動する
ことにより印字動作を行うシリアルドツトプリンタにお
いて、前記キャリアにモータを設け、該モータの回転軸
に上記印字ヘッドを回転自在に接続し、かつ上記印字ヘ
ッド及びモータの動きを制御する電気回路を設け、印字
ヘッドが印字面に対し垂直な方向を軸として回転する運
動と、上記キャリアが案内軸に沿って水平な方向に移動
する運動とを同時に実行することを可能なように構成し
てなる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図はその側面
図である。図において、１はプラテン、２はモータ、４
は印字ヘッド、５はキャリアである。プラテン１はプリ
ンタのフレーム（図示せず）に回転自在に保持されてい
る。モータ２及び印字ヘッド４は、各々キャリア５上に
搭載されており、このキャリア５はプラテン１と平行に
設けられた２本の案内軸６ａ、６ｂに移動可能に保持さ
れている。また、この案内軸６ａ、６ｂの両端は、フレ
ームに固定されている。更に、モータ２と印字ヘッド４
を制御する電気回路（ファームウェア）は、フレーム上
に固定保持され、電線７ａ、７ｂによってモータ２及び
印字ヘッド４に接続されている。なお、４ａは印字ヘッ
ド４のノズルである。

モータ２は、第２図に示すようにキャリア５の後部に固
定して搭載され、印字ヘッド４はモータ２に接続された
シャフト３に固定されキャリア５から離れた状態で位置
している。従って、モータ２を駆動することにより、印
字ヘッド４をシャフト３を軸として回転させることがで
きるものである。

次に、ファームウェアによる印字ヘッド４の縦方向にお
けるドツト密度の制御方法につき説明する。

第３図は、本実施例の印字機構が初期状態にある場合の
印字ヘッドのドツト列の方向を示す。ここで、縦軸が印
字媒体のフィード方向で横軸がキャリアの運動方向を示
している。この時、ドツト列は縦軸に平行であるため、
ドツト密度はドツト列の間隔Ｘに等しい。

次に、ファームウェアによりモータ２がθだけ回転した
後のドツト列の方向を第４図に示す。この時、ドツト列
は縦軸にθの角度をもって斜めになっている。このため
ドツト密度はドツト列の間隔Ｘに等しくなく、その値は
Ｘ　ＣＯ８θで与えられる。

つまり、ドツト密度は、ファームウェアによりモータの
回転量θを制御することにより、ゼロからＸの間の任意
の値に自在に制御することが可能となる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、印字ヘッドを印字面に対
し垂直な方向を軸として回転し、その回転量をファーム
ウェアにより制御することにより縦方向のドツト密度を
自由に変化させることができるため、上位装置（上位装
置で動作するソフトウェア）が想定するドツト密度に印
字装置側のドツト密度を自在に合わせられるようになり
、あらゆる上位装置（上位装置で動作するソフトウェア
）に接続できると共に、グラフィック印字の時でも歪ま
ない像を印字可能である。

また、あらゆるドツト密度に調節できるため、サイズの
異なるマトリックスにより表現された文字フォントでも
対応できる。また、拡大印字、縮小印字、イタリック文
字の印字など、ファームウェアにより複雑な処理を特徴
とする特殊な印字をよりｍｔ東な処理によって印字可能
となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るシリアルドツトプリン
タの印字機構の斜視図、第２図は第１図の印字機構の側
面図、第３図は印字機構が初期状態にある場合の印字ヘ
ッドのドツト列を示す図、第４図は印字ヘッドがθだけ
回転したときのドツト列を示す図である。 １ニブラテン ２：モータ ３：シャフト ４：印字ヘッド ４ａ：印字ヘッドのノズル ５：キャリア ６ａ、６ｂ：案内軸 ７ａ、７ｂ：電線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字ヘッドを搭載したキャリアが、案内軸に沿って水平
   方向に運動することにより印字動作を行うシリアルドッ
   トプリンタにおいて、前記キャリアにモータを設け、該
   モータの回転軸に上記印字ヘッドを回転自在に接続し、
   かつ上記印字ヘッド及びモータの動きを制御する電気回
   路を設け、印字ヘッドが印字面に対し垂直な方向を軸と
   して回転する運動と、上記キャリアが案内軸に沿って水
   平な方向に移動する運動とを同時に実行することを可能
   としたことを特徴とするシリアルドットプリンタの印字
   機構。