JPS63104012A - 画像記録方法とその装置 - Google Patents

画像記録方法とその装置

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JPS63104012A
JPS63104012A JP61252529A JP25252986A JPS63104012A JP S63104012 A JPS63104012 A JP S63104012A JP 61252529 A JP61252529 A JP 61252529A JP 25252986 A JP25252986 A JP 25252986A JP S63104012 A JPS63104012 A JP S63104012A
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JP
Japan
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signal
frequency
pulse signal
laser beam
voltage
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JP61252529A
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English (en)
Inventor
Takashi Sakamoto
阪本 多賀司
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、いわゆる平面スキャナ等の画像走査記録装
置の出力部に使用される画像記録方法とその装置に関す
る。
(従来の技術とその問題点) 第8図に従来の平面スキャナの出力部の概略図を示す。
同図に示すように、レーザ装置1より送出さ−れたレー
ザビームは、ハーフミラ−2により2分されて、一方は
光変調器(AOM)3に送られ、他方は補正用レーザビ
ーム4として取り出される。一方、網点信号発生回路5
からは逓倍器15より出力される露光クロック(その詳
細は侵述する)に基づきそのパルス間隔で記録されるべ
き画像信号から変換された網点作成用の画像情報(網点
信号)が読み出され、AOMドライバ6に与えられる。
AOMドライバ6は、上記画像情報(網点信号)の読み
出しに使用される露光クロックによりその駆動が制御さ
れており、AOMドライバ6に画像情報(網点信@)が
入力される毎にそれに応じた制御信号が光変調器3に出
力される。
光変調器3は、上記AOMドライバ6からの制御信号に
基づき、光変調器3に入力されるレーザビームに対し、
網点信号発生回路5から出力される画像情報(網点信号
)に応じたオン・オフの制御を行い、記録用レーザビー
ム7として出力する。
この記録用レーザビーム7は、サイン関数で往復駆動さ
れるガルバノミラ−8により反射されて左右に走査され
、F−θレンズ9を介し未露光フィルム10上に集光さ
れる。未露光フィルム10は、記録用レーザビーム7の
走査方向(主走査方向X)と直交する方向(副走査方向
Y)に一定速度で送り出されており、これによりフィル
ム1o上に画像が2次元的に記録されることとなる。な
お、フィルム10への露光処理は、通常、往復走査のう
ち往路側でのみ行うように構成されているが、往路、復
路の両方で行うよう構成してもよいことは言うまでもな
い。
ところで、ガルバノミラ−8の往復動作の角速度ωは、
記録速度を高めるためにサイン関数で与えられており、
またレーザビームの集光レンズ系としてF−θレンズ9
が使用されているため、記録用レーザビーム7のフィル
ム10上での主走査方向Xへの移動速度は第9図に示す
ようにサインカーブで表わされ、すなわち中心部が速く
周辺部が遅くなる。このような移動速度をもつレーザビ
ーム7により露光処理を行う場合、複製画像に歪が発生
するのを防出しようとすれば、露光クロックの周波数を
ビーム速度に比例して変化させる必要がある。そこで、
従来は、ビーム速度に比例した周波数をもつ露光クロッ
クを得るために、以下に述べるような構成が採用されて
いる。すなわち、ハーフミラ−2で分離された補正用レ
ーザビーム4は、ミラー系11を介し記録用レーザビー
ム7と平行になるようにしてガルバノミラ−8に導かれ
る。ガルバノミラ−8に導かれた補正用レーザビーム4
は、ガルバノミラ−8により記録用レーザビーム7と同
一速度で左右方向に走査され、F−θレンズ9を通り、
ミラー12で反射されてグレーティングセンサ13の受
光面上に集光される。
グレーティングセンサ13は、細い白黒のバーパターン
が描かれたガラスをフォトダイオードアレイの上に取付
けたものであり、バーパターン上を補正用レーザビーム
4が走れば、そのビーム速度に比例した周波数をもつパ
ルス信号が出力される。
このパルス信号は波形成形回路14で波形成形された後
、逓倍器15で必要な周波数レートまで持ち上げられ、
こうしてビーム速度に比例した周波数をもつ露光クロッ
クが作成される。
しかしながら、このようにして作成された。露光クロッ
クの周波数変化は、それを作成しようとする回路である
グレーティングセンサ13、波形成形回路14および逓
倍器15を通過する際に、実際のフィルム10上でのビ
ーム速度変化に対し、近れを伴う。この様子を示したの
が第10図であり、同図において曲線Aはビーム速度の
変化状態を表し、曲線Bは露光クロック周波数の変化状
態を表す。このように露光クロック周波数Bがビーム速
度Aの変化に対し遅れの生じる原因としては、例えばグ
レーティングセンサ13内のフォトダイオードの追従性
に伴う遅れ、波形成形回路14でのしきい値の設定に伴
う遅れ、波形成形回路14や逓倍器15内の電気回路素
子の時定数による遅れ等が考えられる。このような周波
数変化のRれを伴う露光クロックで露光処理がなされる
と、フィルム10上に焼き付けられた絵からは、主走査
方向にビーム速度が増加している範囲では画素間隔が広
くなって引き伸ばされ、逆にビーム速度が減少している
範囲では画素間隔が狭くなって圧縮された状態となる。
第11図は、上記露光クロックを用いて往復走査のうち
往路時のみ(又は復路時のみ)焼付けを行った際のフィ
ルム10上での画素位置を模式的に示した図である。同
図に示すように、露光ビームの一方向のみによって焼付
けを行なうと、主走査方向で同じ位置にくるべき画素C
はフィルム10上で副走査方向に一直線上に並びはする
ものの、主走査方向上で画素間隔が不均一となる。第1
1図の例では、主走査方向に沿って右側に進むにつれて
画素間隔が徐々に狭くなる様子を誇張して示している。
その結果、複製画像は主走査方向に沿ってわずかではあ
るが歪を生じることとなる。また、カラー印刷用の各色
版を同時に作成するために主走査方向沿いに異なる色版
を並列して焼付けるいわゆる一走査多色露光を行えば、
各色版間で画像サイズに微少なずれが生じ、複製された
カラー画像の画質が損われるという問題が生じる。特に
、焼付は速度を倍速化するために、往路と復路の両方向
で露光処理を行うように構成すると、1色露光の場合で
も画質の低下が顕著に現われる。
すなわち、往路と復路の両方向で露光処理を行なえば、
往路側と復路側とで露光ビームの速度が増加する範囲と
減少する範囲がフィルム10上で相反するため、第12
図に誇張して示すように主走査方向上で同じ位置にくる
べき画素Cがフィルム10上で副走査方向に一直線上に
並ばなくなり、所望の網点が形成されなくなって、顕著
な画質低下を招く。
(発明の目的) この発明は、上記問題を解決するためになされたもので
、主走査方向上の画素間隔を均一に揃えて露光記録する
ことができて、画質の向上を図れる画像記録方法および
その装置を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) 第1の発明の画像記録方法は、グレーティングセンサか
ら出力されるレーザビームの走査速度に応じた周波数の
パルス信号を、PLL回路で周波数逓倍して逓倍周波数
に応じた電圧値をもつ原信号に高周波成分を加重させた
基準信号を作成し、この基準信号から高周波成分を抽出
し増幅して上記基準信号に加算し、この加n後の信号を
電圧−周波数変換して露光クロックを作成して、この露
光クロックに基づき光変調器の駆動を制御するように構
成している。
また第2の発明の画像記録装置は、上記画像記録方法を
実施するための装置であって、グレーティングセンサか
ら出力されるレーザビームの走査速度に応じた周波数の
パルス信号を周波数逓倍して、逓倍周波数に応じた電圧
値をもつ原信号に高周波成分を加重させた基準信号を作
成するPLL回路と、上記基準信号を入力して高周波成
分を抽出するハイパスフィルタ回路と、このハイパスフ
ィルタ回路から出力される高周波成分を増幅する増幅器
と、この増幅器により増幅された高周波成分と上記PL
L回路から出力される基準信号とを加算する加算器と、
この加算器の出力信号を入力してその電圧値に応じた周
波数のパルス信号を作成する電圧−周波数変換器とを備
え、この電圧−周波数変換器から出力されるパルス信号
を、光変調器駆動用の露光クロックとして使用すること
を特徴とする。
これらの発明によれば、記録用レーザビームのフィルム
上での速度変化に対する、露光クロックの周波数変化の
遅れが、高周波成分により補償される。
(実施例) A、−4例の全体構成と  動 第1図はこの発明の一実施例である画像記録装置を組込
んだ平面スキャナの概略構成図である。
同図において、この装置は外筺体16の上部間口に透明
の原画載置用ガラス板17が設けられており、この原画
載置用ガラス板17上に原画18を伏せた状態で載置す
る。この原画載置用ガラス板17の端面には、シェーデ
ィング補正用の白色基準板19が設けられている。ハロ
ゲンランプなどで構成された光源20からの照射光21
は、原画18の表面で反射されて、画像情報を含んだ光
22となる。この反射光22は、光学系23に含まれる
第1〜第3のミラー24〜26で順次反射された後、結
像レンズ27によって、光電変換手段としてのCODラ
イセンサ28の受光面上に結像する。このCODライセ
ンサ28は、図の紙面に垂直な方向にCOD素子を1次
元的に配列して形成されている。したがって、この図の
紙面に垂直な方向が主走査方向となる。
一方、光源20および第1のミラー24は、原画18に
対して図示のD方向へと並進移動させ、第2第3のミラ
ー25.26は、第1のミラー24の半分の速度で移動
させる機構(図示せず)に固定されており、これによっ
て、原画18をこのD方向(副走査方向)へと光走査す
る。すなわち、原画18をCODライセンサ28により
第1図の紙面垂直方向に主走査しながら、光源2oおよ
び第1〜第3のミラー24〜26を副走査方向(矢符り
方向)へ移動していくことにより、原画18の全面を光
走査しうるように構成されている。
こうして、CODライセンサ28の受光面に結像された
光は、このCODライセンサ28で光電変換されて、画
素ごとの画像信号V。CDとなる。
そしてこの画像信号V。0.は、画素ごとにA/D変換
器29でデジタル化された後に、シェーディング補正回
路30に順次与えられる。このシェーディング補正回路
30は、原画18の表面における照明の不均一性や、結
像光学系23の結像作用の不均一性、それに、CCDラ
インセンサ28を構成する各COD素子の感度不均一性
を補正するためのものである。
このようなシェーディング補正を受けて得られる画像信
号は、次段の階調変換回路31で階調変換を受けた後、
画像処理回路32に与えられる。
画像処理回路32では、アンシャープマスキング(鮮鋭
度強調処理)、倍率変換等の処理を受ける。
こうして得られた画像信号は、網点信号発生回路5のメ
モリ5a、5bに一走査ライン毎に交互にストアされる
。網点信号発生回路5では一方のメモリ(例えば5a)
に−走査ライン分の画像信号の占き込みが行なわれてい
る間、他方のメモリ(例えば5b)から−ライン分手前
の一走査ライン分の画像信号が順次読み出され、その画
像信号に基づき、網点信号が順次作成されて次段のAO
Mドライバ6に与えられる。なお、CODライセンサ2
8.シェーディング補正回路30.階調変換回路311
画像処理回路32の各動作並びに網点信号発生回路5内
でのメモリ5aへのデータ書き込みは、マイクロコンピ
ュータ内の水晶発成器で作成された基準クロックに基づ
いて実行されるが、網点信号発生回路5内でのメモリか
らのデータ読み出しと網点信号の作成並びにAOMドラ
イバ6の駆動は、それぞれ後述する露光クロックに基づ
いて実行される。
AOMドライバ6より後段側の出力部の構成は第8図に
示した従来例とほぼ同様であり、従来例と相違する点は
、第8図の逓倍器15に代えて本願の主要部である第1
図の露光クロック作成回路33(その詳細は後述する)
を用いた点のみである。この出力部の構成並びに動作を
概略的に説明するとつぎの通りである。すなわち、レー
ザ装置1より送出されてハーフミラ−2を透過したレー
ザビームは、AOMドライバ6により駆動される光変調
器3により、網点信号発生回路5から出力される画像情
報(網点信号)に基づき変調されて記録用レーザビーム
7となる。この記録用レーザビーム7は、振動するガル
バノミラ−8により左右方向に走査されて、F−θレン
ズ9を介し未露光フィルム10上に走査されて記録が行
なわれる。
一方、レーザ装置1より送出されてハーフミラ−2で反
射された補正用レーザビーム4は、ミラー系11を介し
ガルバノミラ−8に導かれ、ガルバノミラ−8により記
録用レーザビーム7と同一速度で左右方向に走査されて
、F−θレンズ9を通りミラー12で反射されてグレー
ティングセンサ13の受光面上に集光される。これによ
りグレーティングセンサ13からは、記録用レーザビー
ム7のビーム速度に比例した周波数をもつパルス信号が
出力され、このパルス信号は波形成形回路14で波形成
形された後、露光クロック作成回路33に与えられて所
要の露光クロック(その詳細は後述する)が作成される
。そしてこの露光クロックに基づき、上記網点信号発生
回路5内でのメモリからのデータ読み出しと網点信号の
作成並びにAOMドライバ6の駆動が実行される。
そこで、つぎに上記出力部く画像記録部)の構成並びに
動作について、露光クロック作成回路33を中心に、そ
の詳細を説明する。
B−1,出力部の構成並びに動作 (補正信号取出しの説明) 第2図は露光クロック作成回路33を中心に、その周辺
部を含む回路構成の詳細を示す。
グレーティングセンサ13から出力されたレーザビーム
4のビーム速度に比例した周波数をもつパルス信号は、
波形成形回路14でディジタル処理に必要な波形成形が
施された後、露光クロック作成回路33のPLL回路3
4に入力される。PLL回路34は、位相差増幅器35
.積分器36゜増幅器37.電圧−周波数変換器38お
よび1/N分周器39で構成されており、上記波形成形
回路14からのパルス信号(以下、検出パルス信号と呼
ぶ)は位相差増幅器35の一方の入力端子(R端子)に
与えられる。位相差増幅器35の他方の入力端子(V端
子)には、1/N分周器39から出力される帰還パルス
信号(その詳細は後述する)が入力され、位相差増幅器
35は、上記検出パルス信号と帰還パルス信号の周波数
と位相を比較して、その周波数差に応じたパルス幅と位
相の進み・遅れに応じた極性をもつパルス信号を出力す
る。第3図は、位相差増幅器35のR入力。
■入力に対するV。U1出力のタイムチャートを示して
いる。同図(a)に示すように、R入力のパルス信号の
立上りがV入力のパルス信号の立上りよりも位相差18
0度の範囲内で選んでいるときには、VoU1出力はR
入力の立上りで基準電圧から立上って■入力の立上りで
基準電圧に戻る。逆に同図(b)に示すように、R入力
のパルス信号の立上りがV入力のパルス信号の立上りよ
りも位相差180度の絶間内で遅れているときには、V
OUT出力はV入力の立上りです準電圧から立下ってR
入力の立上りで基準電圧に戻る。
そこでまず、R入力に一定周波数のパルス信号が入力さ
れているものとして、上記PLL回路34によりフェー
ズロックがなされる動伯原理を説明する。いま、例えば
第3図(a)に示すように、■入力がR入力に対し位相
的な遅れが生じていると、位相差増幅器35のV。UT
出力信号として極性が「+」で位相差に応じたパルス幅
をもつパルス信号が得られる。このV。U1出力信号は
、積分器36で積分され増幅器37で増幅されて電圧−
周波数変換器38に入力され、これにより電圧−周波数
変換器38の入力信号の電圧値が高められる。電圧−周
波数変換器38は、入力信号の電圧値に応じた周波数の
パルス信号を出力する機能を右するため、入力13号の
電圧値が高められると出力パルス信号の周波数も高めら
れて、1/N分周器39に与えられる。1/N分周器3
9は、入力パルス信号を分周比Nで分周して帰還パルス
信号として出力する機能を有するため、周波数の高めら
れたパルス信号が入力されると、出力信号である帰還パ
ルス信号の周波数も高められ、こうしてV入力の位相が
進められる。一方、上記と逆に例えば第3図(b)に示
すようにV入力がR入力に対し位相的な進みを生じてい
ると、位相差増幅器35のV。o1出力として極性が「
−」で位相差に応じたパルス幅をもつパルス信号が出力
される。この■。、1出力信号が積分器36で積分され
増幅器37で増幅されて電圧−周波数変換器38に入力
されると、電圧−周波数変換器38の入力信号の電圧値
が低下される。これにより電圧−周波数変換器38から
出力されるパルス信号の周波数が低下し、1/N分周器
39から出力される帰還パルス信号の周波数も低下して
、■入力の位相が遅らされる。このように、R入力に対
しV入力の位相に進み・遅れが生じていると、■入力の
位相をR入力の位相に一致させる方向にPLL回路34
が動作して、フェーズロックがなされる。
以上は、PLL回路34に一定周波数のパルス信号が入
力された際に実行されるフエーズロツタ動作について説
明した。しかしながら、PLL回路34に実際に入力さ
れる検出パルス信号は既述したように一定周波数ではな
く、レーザビーム4のビーム速度すなわちサインカーブ
に比例した周Ii数変化を伴う。このような周波数変化
の伴う検、出パルス信号が入力された場合、PLL回路
34は変動入力に対し常に系を安定する方向に動作する
。第4図は上記検出パルス信号が入力された場合のPL
L回路34内での各部の信号波形を概念的に示したタイ
ムヂャートであ、る。同図において(a)は位相差増幅
器35のR入力である検出パルス信号を示し、(b)は
位相差増幅器35のV入力である帰還パルス信号を示し
、(C)は位相差増幅器35のV。U1出力信号を示し
、(d)は増幅器37の出力信号、すなわちPLL回路
34の出力信号を示す。ただし、同図(a)、 (b)
の各パルス信号は実際には惨めで周波数の高いものであ
るが、ここでは動作の理解を容易にするために周波数を
極端に小さなものとして図示しである。
同図(a)の検出パルス信号は、サインカーブに比例し
た周波数変化をもつため、グレーティングセンサ13上
での一方端から中央部にかけてのビーム走査区間におい
ては周波数が増大していき、逆に中央部から他方端にか
tノでのビーム走査区間においては周波数が減少してい
く。言い換えれば、検出パルス信号(R入力)は、周波
数が増大していく区間ではパルス幅が短くなっていくた
めにV入力の帰還パルス信号よりも位相が進み、逆に周
波数の減少していく区間ではパルス幅が長くなっていく
ために帰還パルス信号(■入力)よりも位相が遅れる。
このためPLL回路34はその位相差を縮める方向に動
作し、すなわち検出パルス信号の周波数が増大していく
区間では帰還パルス信号のパルス幅を短くする方向に系
を推移させるとともに、検出パルス信号の周波数が減少
していく区間では、帰還パルス信号のパルス幅を長くす
る方向に系を推移させる。こうして第4図(b)に示す
ような帰還パルス信号が作成される。このような検出パ
ルス信号と帰還パルス信号に基づき、位相差増幅器35
では、VOUT出力信号として第4図(C)に示すよう
なパルス信号が作成される。この場合、検出パルス信号
の周波数は絶えず変化しているため、検出パルス信号と
帰還パルス信号の位相が一致することはなく、検出パル
ス信号がワンパルス入力されるたびにV。11□出力信
号にワンパルスが現われる。そしてV。U1出力信号中
の各パルスの極性は、検出パルス信号と帰還パルス信号
間の位相の進み・遅れに基づき、検出パルス信号の周波
数が増大していく区間においては「+」となり、逆に減
少していく区間においては「−」となる。また、voU
■出力信号中の各パルス間のパルス間隔は、サインカー
ブに比例して中央部から周辺部に向かうにつれて徐々に
大きくなり、これら各パルスのパルス幅も、検出パルス
信号の周波数変化率が中央部から周辺部に向かうほど大
きくなるために周辺部に位置するものほど人ぎくなる。
このV。U1出力信号が、積分器36で積分され増幅器
37で増幅されると、増幅器37の出力信号として第4
図(d)に示すような電圧波形をもつ基準信号が得られ
る。この基準信号は、サインカーブに比例した電圧圃を
もつ原信号Mに高周波成分Nが加重された信号となる。
原信号Mがサインカーブに比例した電圧波形を示すのは
、PLL回路34が分周器39の分周比Nに応じたいり
ゆる周波数逓倍器として作用するため、位相差増幅器3
5のR端子に入力される検出パルス信号がPLL回路3
4により周波数逓倍されて、その逓倍周波数に比例した
電圧値が増幅器37の出力側に現われることとなるため
である。また、高周波成分Nは、第4図(C)に示す上
記V。o1出力信号中のパルス成分が、積分器36と増
幅器37により積分および増幅処理された結果生じるも
のと考えられる。したがって、各高周波成分Nは、検出
パルス信号の周波数が増加していく区間においては原信
号の「+」側に現われ、逆に減少していく区間において
は「−」側に現われる。また、v our出力信号中の
各パルスのパルス幅およびパルス間隔は中央部から周辺
部に向かうほどそれぞれ大きくなっているため、各高周
波成分Nの振幅も、中央部よりも周辺部はど大きくなる
。これら各高周波成分Nの振幅調整は、増幅器37のゲ
インを調整することにより、この実施例では増幅器37
の可変抵抗器37aの抵抗値を変えることにより調整さ
れる。第5図は、こうして得られた増幅器37の出力信
号の電圧特性、言い換えればPLL回路34の出力信号
の電圧特性を示す。ただし、同図においては、サインカ
ーブの両端がカットされた電圧特性が示されているが、
これは記録用レーザビーム7のビーム走査領域の両端が
露光91!l理に使用されていないことを考慮して、補
正用レーザビーム4のビーム走査領域の両端をグレーテ
ィングセンサ13に入力しないように構成しているため
である。
このようにして作成された基準信号(第5図)は、PL
L回路34から出力されてハイパスフィルタ回路40と
加算器41の一方の入力端子に与えられる。ハイパスフ
ィルタ回路40では、上記基準信号に含まれる原信号M
と高周波成分Nのうち高周波成分Nのみを抽出し、この
高周波成分Nが増幅器42で適当量増幅されて加算器4
1の他方の入力端子に与えられる。第6図は、増幅器4
2の出力信号の電圧特性を示す。加算器41では第6図
に示す信号と、第5図に示す基準信号とを加算して、第
7図に示すような電圧特性をもつ信号を作成し、次段の
電圧−周波数変換器43に与える。電圧−周波数変換器
43では、第7図に示す電圧特性をもつ入力信号に基づ
き、その電圧値に応じた周波数変化を伴うパルス信号を
作成し、このパルス信号が露光クロックとして用いられ
る。
この場合、電圧−周波数変換器43の入力信号は第7図
に示すようにサインカーブをもつ原信号M′に、増幅処
理された高周波成分N′が加重された電圧値をもつため
、第7図に特性曲線Eで示される電圧特性をもつ信号が
電圧−周波数変換器43に入力されたのと等価となり、
電圧−周波数変換器43からは上記特性曲線Eに比例し
た周波数変化を伴うパルス信号(露光クロック)が出力
される。
B−3,補正流露光クロックの有効性の説明ところで、
従来例のように、仮にPLL回路34の電圧−周波数変
換器38から出力されるパルス信号を補正処理せずにそ
のまま露光クロックとして使用すれば、その露光クロッ
クは第5図の電圧特性に相当する周波数変化を伴い、従
来例で述べたように、露光クロック周波数が露光ビーム
のスピード変化に対し遅れを生じるようになって、フィ
ルム10上に焼き付けられる主走査方向上の画素間隔が
不均一となり複製画像の画質が損われるという問題が生
じる。しかしながらこの実施例では、PLL回路34の
出力信号を補正処理した後の電圧−周波数変換器43か
ら出力されるパルス信号を露光クロックとして使用して
いるため、露光クロックが第7図特性曲線Eに相当する
周波数変化をもつようになり、露光クロック周波数のビ
ーム速度変化に対する遅れ量が適当ffi補正される。
ところで、この補正量は、増幅器42のゲインを変更す
ることにより調整できるため、露光クロック周波数のビ
ーム速度変化に対する遅れ母がなくなるように増幅器4
2のゲインを調整すれば、フィルム10上に焼き付けら
れる主走査方向上での画素間隔を均一に揃えることがで
きる。その結果、露光ビームの一方向のみによって焼付
けを行った場合には、従来のように複製画像に主走査方
向上の歪が生じるようなことはなくなる。また、カラー
印刷用の各色版をいわゆる一走査多色露光により同時に
作成した場合でも、各色版間で画素間隔にずれが生じな
くなり、これら各色版を用いて複製されるカラー画像の
画質を向上できる。一方、露光ビームの往路と復路の両
方向で焼付けを行った場合には、主走査方向上で同じ位
置にくるべき画素がフィルム10上で副走査方向に一直
線上に並ぶようになるため、所要の網点を精度良く形成
できて、複製画像の画質を向上できる。しかも、露光ク
ロック周波数のビーム速度変化に対する遅れ母を補正す
るための高周波成分Nは、ビーム速度変化に応じた周波
数変化を伴う検出パルス信号を用いて作成されるため、
ガルバノミラ−8の撮り角の変動等による長期的なビー
ム速度変動が生じても、その変動が自己晦正されて長期
的に安定した画質が確保される。
C0応用例 上記実施例では、位相差増幅器35のR入力と■入力の
位相を一致させるようにしてフェーズロックを図るPL
L回路34が使用されている。しかしながら、この発明
に適用可能なPLL回路としては、通常のPLL回路、
すなわち位相差増幅器のR入力とV入力の位相差を90
度に保つようにしてフェーブロツクを図るPLL回路を
使用してもよい。周知の様にPLL回路は一種のナーボ
系であり、検出パルス信号のように周波数が連続的に変
動する入力信号に対しては、常に系を安定する方向に動
作する。すなわち、入力が変動しているときには、PL
L回路は連続した過度現象をくり返しているのであり、
そのシステムゲインを調整してオーバシュートを生じさ
せればPLL回路の出力信号として第5図に示すような
高周波成分を含む基準信号が1与られる。
また、図1の入力スキャナからの画像信号に代えて、磁
気ディスク等にストアされた画像信号を用いてよいこと
はいうまでもない。さらに光変調はオン・オフだけでな
く連続調変調にも適用可能である。
(発明の効果) 以上のように、この発明の画像記録方法およびその装置
によれば、高周波成分を用いて露光クロック周波数のビ
ーム速度変化に対する遅れ量を補正できるため、フィル
ム上に焼付けられる主走査方向上の画素間隔を均一に揃
えることができて、複製画像の画質を向上できるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である画像記録装置を組込
/υだ平面スキャナの概略構成図、第2図は露光クロッ
ク作成回路を中心としてその周辺部を含む回路構成の詳
細図、第3図は位相差増幅器のR入力、■入力に対する
■。0工出力のタイムチャート、第4図はPLL回路内
の各部での信号波形を概念的に示したタイムチャート、
第5図はPLL回路の出力信号の電圧特性を示す図、第
6図は増幅された高周波成分の電圧特性を示す図、第7
図は加算器の出力信号の電圧特性を示す図、第8図は従
来の平面スキャナの出力部の概略構成図、第9図はフィ
ルム上におけるレーザビームのビーム速度特性を示す図
、第10図はビーム速度と露光クロック周波数の時間的
変化を示す図、第11図は露光クロックを用いて往復走
査のうち往路時のみ焼付けを行った際のフィルムFでの
画素位置を模式的に示した図、第12図は露光クロック
を用いて往復走査の両方向で焼付けを行った際のフィル
ム上での画素位置を模式的に示した図である。 3・・・光変調器、   4・・・補正用レーザビーム
、6・・・A OMドライバ、7・・・記録用レーザビ
ーム、8・・・ガルバノミラ−19・・・F−θレンズ
、10・・・未露光フィルム、 13・・・グレーティングセンサ、 33・・・露光クロック作成回路、 34・・・PLL回路、 35・・・位相差増幅器、3
6・・・積分器、   37.42・・・増幅器、38
.43・・・電圧−周波数変換器、39・・・1/N分
周器、 40・・・ハイパスフィルタ回路、 41・・・加算器 第5図 B1間 第6図 ム 第7図 晴間
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