JPS63103009A - 高炉排ガスのエネルギ回収設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高炉排ガスのエネルギ回収設備に関する。

従来の技術 従来の高炉排ガスのエネルギ回収設備を第２図により説
明する。

１は休風立上げ時に頂部排ガス出口付近の炉壁保護のた
めに排ガス中にスチームを吹き込むスチーム吹込み装置
２を有する高炉であ２て、頂部には排ガスの炉頂圧を検
出する圧力計３Ａ及び温度を検出する温度検出器３Ｂが
取付られた高炉出口排ガス管４の基端部が接続される。

５は前記高炉出口排ガス管４の先端部が接続された粗粒
ダストキャツチャであって、タンク６と送水ポンプ７と
水噴射ノズル８かうなる排ガス冷ＩＡ装ｇ１９を備え、
鉤記瀉度検出器３Ｂが所定温度以上を検知すると、この
粗粒ダストキャツチャ５内で排ガス中に冷却水を噴射し
、冷却水の蒸発潜熱で排ガスを所定温度まで下げるよう
に冷却水供給量を調節可能に構成される。１０は前記粗
粒ダストキャツチャ５の排気管１１が接続されたバグフ
ィルタであって、粗粒ダストキャツチャ５で排除されな
かったダストを除去１する。１２はバグフィルタ１０か
らのバグフィル全排気管１３が接続されて発電機１４を
回転させる乾式炉頂圧タービンであって、前記バグフィ
ルタ排気管１３には遮断弁である第１ゴングル弁１５及
び危急遮断弁１６並びに圧力調節弁１７がそれぞれ介装
される。１８はタービン１２からのタービン排気管１９
が接続されたガス洗浄器であって、排ガス中に含まれる
有害ガス、例えばＨｃΩを水洗除去する。前記タービン
排気管１９には第２ゴングル弁２０が介装される。２１
はバグフィルタ排気管１３の第１ゴングル弁１５の上流
側とタービン排気管１９の第２ゴングル弁２０の下流側
の間に接続されたタービンバイパス管であって、減圧弁
であるセプタム弁２２が介装される。前記ガス洗？＞器
１８で洗浄された排ガスは水封弁２３が介装されたガス
ホルダ導入管２４を通ってガスホルダ２５に送られる。

この高炉排ガスのエネルギ回収設備は立上げ時において
、高炉１頂部のスチーム吸込み装＠２から排ガス中にス
チームが吹込まれた排ガスは粗粒ダストキャッチ１７５
及びバグフィルタ１０に送られる。この時第１ゴングル
弁１５は閉じられ、セプタム弁２２の開度が調節される
ことにより高炉１の炉頂圧力が制御されており、バグフ
ィルタ１０からの排ガスはタービンバイパス＠２１を通
ってガス洗浄器１８からガスホルダ２５に送られる。休
風立上げが完了すると第１ゴングル弁１５を徐々に開け
てバグフィルタ１０からの排ガスを炉頂圧タービン１９
に導入し、セプタム弁２２は閉じられる。この平常運転
時の炉頂圧は圧力調整弁１７で調整される。

高炉の吹抜は時において高炉排ガスは高温となりまた排
ガス容量が約２０％増加する。この時、高炉出口排ガス
管４の温度検出器３Ｂが高温になったのを検出して粗粒
ダストキャツチャ５内の排ガス冷却装＠９を作動し、排
ガス中に冷却水を噴射して排ガスが冷却される。

発明が解決しようとする問題点 上記従来の構成によれば、装置の設置計画段階において
高炉吹抜は時のガス容品の２０％程度の増加を見込んで
粗粒ダストキャッチ−ｐ５、排ガス冷却装＠９及びバグ
フィルタ１３の処理容量を設定しなければならず、機器
が大型となるものであった。

また、休風立上げ時において、高炉１内で炉壁保護のた
めスチーム吹込み＠１２から吹込まれるスチームにより
排ガス中の湿分が増大し、これがバグフィルタ１０内で
結露し、フィルタの目詰りや寿命の低下の原因となって
いた。

本発明は上記問題点を解決してエネルギ回収設備の機器
を小型化できるとともに、高炉の休風立上げ時にバグフ
ィルタのフィルタ上の結露を防止してフィルタの目詰り
や寿命低下を防止できる高炉排ガスのエネルギ回収設備
を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、高炉の排ガス出
口から粗粒ダストキャツチャ、乾式除塵器、遮断弁、乾
式炉頂タービンを経てガス洗浄器に至る管路及び乾式除
塵器からガス洗浄器に至る減圧弁が介装されたタービン
バイパス管路とを備えた高炉排ガスのエネルギ回収設備
において、前記高炉の徘ガス出口から前記ガス洗浄器に
接続されて、高炉の休風立上り時の排ガス量又は高炉吹
抜は時の排ガス層加量を処理可能な流ｆｆｉ調節弁を内
蔵したスクラバを介装した排ガスバイパス管路を設けた
構成としたものである。

作用 上記構成において高炉の休風立上げ時には遮断弁を閉じ
、高炉排ガスを排ガスバイパス管を通してスクラバの流
量調節弁により高炉の圧力調整し、かつスクラバで排ガ
スを処理してガス洗浄器に流す。休風立上げ終了に伴っ
て遮断弁を間けるとともに流ｆｆｉ調節弁を閉じ、排ガ
スを粗粒ダストキャツチャ、乾式除塵器から乾式炉頂タ
ービンを経てガス洗浄器に送る平常運転へと移る。また
、高炉の吹抜は時にはスクラバの流量調節弁を開けて増
加する排ガス量を排ガスバイパス管からスクラバで処理
しガス洗浄器に送る。従って、休風立上げ時に高炉内で
スチームが吹込まれた湿度の高い排ガスを乾式除塵器に
送り込むこともなく、また粗粒ダストキャッチ？及び乾
式除塵器に平常運転時を越える排ガス量が流れ込むこと
もない。

実施繭 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。従
来例と同一部材には同一番号を付し、その説明は省略す
る。

第１図において３１は高炉排ガス出口管４から分岐され
てガス洗浄能１８上流側でタービンバイパス管２１の下
流側のタービン排気管１９に接続された排ガスバイパス
管であって、排ガス中の粉塵ケ水で洗浄するベンチュリ
スクラバ３２が介装される。このベンチュリスクラバ３
２には高炉１の休風立上げ時に開度を調節することによ
り炉頂圧を制御可能で、かつ高炉の吹抜は時には増加分
の排ガスを処理する８ｔｍ調節弁であるスロート弁３３
が内蔵される。３３ａはスロート弁３３の制御器である
。

次にこの設備の作用について説明する。休風立上げ時に
は第１ゴングル弁１５及びセプタム弁２２を全閉にし、
ベンチュリスクラバ３２のスロート弁３３を調節するこ
とにより高炉１の炉頂圧をυ１ｔＩＤシつつ休風立上げ
を打う。高炉１内でスチームを吹込まれた排ガスは高炉
出口排ガス管４から排ガスバイパス管３１を経てベンチ
ュリスクラバ３２内で洗浄水−が噴霧供給され除塵が行
われる。さらに、スクラバ３２から排出された排ガスは
タービン排気管１９からガス洗浄器１８に送られ、ガス
ホルダ２５に送られる。

休風立上げが進んでスチーム吹込みが少なくなり、又は
停止されると第１ゴングル弁１５を徐々に間き、スロー
ト弁３３を閉じ、排ガスは組粒ダストキャツチャ５、バ
グフィルタ１０１炉頂タービン１２へと送られ、平常運
転となる。

高炉の吹抜は時において、ガス量が２０％程増加し、温
度が６００℃近く弁部した排ガスは温度検出器３Ｂによ
り検出され、ベンチュリスクラバ３２のスロート弁３３
を問いて増加したガス量を排ガスバイパス管３１を通し
てベンチュリスクラバ３２で処理し、ガス洗浄器１８へ
と送る。残りの排ガスは粗粒ダストキャツチャ５内の排
ガス冷却装置９により冷却され、バグフィルタ１０から
炉頂圧タービン１２へと送られる。従って、排ガス冷却
装置９やバグフィルタ１０に送られる排ガス量は平常運
転時と変わらず、従来に比べて負担を軽減できる。

発明の効果 以上に述べたごとく本発明によれば−１高炉立上げ時に
排ガスを排ガスバイパス管路を通し、スクラバにより除
塵してガス洗浄器に送ることができるので、高炉内で立
上げ時にスチームが吸込まれて湿分の多い排ガスを乾式
除塵器へ送らなくてすみ、フィルタの目詰りや寿命低下
を防止できる。

また、高炉の吹抜は時に増加する排ガスを排ガスバイパ
ス管を通して処理できるので、粗粒ダストキャツチャ及
び乾式除塵器の処理容量を高炉吹抜は時の排ガス量を基
準にする必要がなく小型にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す配管図、第２図は従来
例を示す配管図である。 １・・・高炉、４・・・高炉出口排ガス管、５・・・粗
粒ダストキャツチャ、１０・・・バグフィルタ、１２・
・・乾式炉頂タービン、１５・・・第１ゴングル弁、１
８・・・ガス洗浄器、２１・・・タービンバイパス管、
２２・・・セプタム弁、３１・・・排ガスバイパス管、
３２・・・ベンチュリスクラバ、３３・・・スロート弁
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、高炉の排ガス出口から粗粒ダストキャッチャ、乾式
   除塵器、遮断弁、乾式炉頂タービンを経てガス洗浄器に
   至る管路及び乾式除塵器からガス洗浄器に至る減圧弁が
   介装されたタービンバイパス管路とを備えた高炉排ガス
   のエネルギ回収設備において、前記高炉の排ガス出口か
   ら前記ガス洗浄器に接続されて、高炉の休風立上り時の
   排ガス量又は高炉吹抜け時の排ガス増加量を処理可能で
   、かつ流量調節弁を内蔵したスクラバを介装した排ガス
   バイパス管路を設けたことを特徴とする高炉排ガスのエ
   ネルギ回収設備。