JPS631022B2 - - Google Patents

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JPS631022B2
JPS631022B2 JP55133652A JP13365280A JPS631022B2 JP S631022 B2 JPS631022 B2 JP S631022B2 JP 55133652 A JP55133652 A JP 55133652A JP 13365280 A JP13365280 A JP 13365280A JP S631022 B2 JPS631022 B2 JP S631022B2
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JP
Japan
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winding
rotor
motor
reverse
driving
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JP55133652A
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Inventor
Tsu Guzan Mai
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Suisehooru Eru Ind Hoorogeru Maneejimento Saabisesu SA Soc
Original Assignee
Suisehooru Eru Ind Hoorogeru Maneejimento Saabisesu SA Soc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suisehooru Eru Ind Hoorogeru Maneejimento Saabisesu SA Soc filed Critical Suisehooru Eru Ind Hoorogeru Maneejimento Saabisesu SA Soc
Publication of JPS5656166A publication Critical patent/JPS5656166A/ja
Publication of JPS631022B2 publication Critical patent/JPS631022B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/02Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step specially adapted for single-phase or bi-pole stepper motors, e.g. watch-motors, clock-motors
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
    • H02K37/12Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K37/14Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
    • H02K37/16Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures having horseshoe armature cores

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔利用分野〕 本発明は、時計に適する単相ステツプモータに
係り、特に、その正転・逆転の両方向に駆動可能
な駆動方法に関するものである。 〔先行技術〕 従来の単相ステツプモータの原理図を示す第1
a図において、直径方向にSN極を有する円筒状
永久磁石1はこのモータの回転子を成している。
固定子は、軟質強磁性体製の磁心3および磁極片
4a,4bと、付勢時に空隙に磁束を作る単一の
巻線2とから成つている。静止している時には、
回転子は第1a図に示すように、磁気抵抗が最小
となる位置、すなわち静止安定角θの位置とな
る。正パルスが巻線に与えられると、回転子は1
ステツプすなわち180゜回転する。次に負のパルス
が与えられると回転は同じ方向に次の1ステツプ
回転し、以下同様の動作となる。ここで述べた方
向を正転方向とする。 第1b図は、モータを正転方向に進めさせる交
番極性の簡単なパルスを第1種類のパルス列とし
て時間の関数で示している。各パルスの継続時間
は、モータの設計により一般に4〜12msであ
る。 第1c図は、回転子1に作用するトルクCの値
を、第1a図に示すように計つた回転角αの関数
で表わした周知のグラフである。第1c図におい
て、横座標は回転子の正転方向に一致させて+α
がとられており、縦座標は回転子を正転方向に駆
動しようとするトルクを正の向きにとつている。
従つて、トルクの値が負であれば、それは回転子
を逆転方向に駆動する向きのトルクである。周知
のように、モータの回転子の受けるトルクは2つ
のトルクの成分からなつている。静トルクCaは、
磁石のみによるもので、回転子を保持するように
働く。一方動トルクCabは、磁石の磁束と、巻線
に電流を流した時に生ずる巻線の磁束との相互作
用によるものである。こうしたモータの構造にお
いては、これらのトルクCa,Cabは互いに約45゜
だけ位相がずれている。 モータの消勢時、すなわち、巻線2が付勢され
ていない時、回転子1には静トルクCaすなわち
保持トルクのみが働く。第1c図を参照すると、
S1の回転角(すなわちα=0)にある回転子を+
α側に少し回転させると、回転子に働く静止トル
クCaは負となるから回転子は−αへ向かわせら
れるトルクを受け、逆に、回転子を−α側に少し
回転させると静止トルクCaは正となるから回転
子は+αへ向かわせられるトルクを受ける。従つ
て、S1はその点から少しずれると元へ(S1へ)戻
る方向のトルクを受ける平衡状態の安定点であ
る。同様にS2′(α=−180゜)、S′2(α=+180゜)

平衡状態の安定点である。これに対し、I1′(α=
−90゜)およびI1(α=+90゜)は、正確にその位置
に回転子があるときはトルクが働かないが、その
位置からずれると回転子にはそのずれが増大する
方向のトルクが働く平衡状態の不安定点である。
巻線に正パルスが与えられると、極4aはN極、
極4bはS極(第1a図)となり、動トルクCab
が発生する。この動トルクCabにより、回転子は
正転方向に点S1から点I1に移動し、点I1から点S2
への残りの移動部分は点S1からI1へ回転する間に
蓄えられた運動及び電位エネルギーにより行なわ
れ、点S1からS2へ時計方向に180゜回転する。面A1
はモータに供給される正転方向の有効エネルギー
を表わし、面A2は逆転方向に働く保持乃至位置
エネルギー(摩擦損失によるエネルギーを付加す
る必要がある)を表わす。これら2つのエネルギ
ーは、反対極性なので、モータを1ステツプ進め
るにはA1がA2より大きくなければならない。従
来のステツプモータは以上のように動作する。 第2図は、供給パルスの極性を第1b図に示す
ものとは反転した場合の動トルクを回転子の回転
角度の関数で表わしたもので、動トルクは極性が
逆になつて−Cabで示されている。第2図には、
その極性と大きさが磁石のみに依存しているので
変化していない静トルクCaも示されている。巻
線に与えられるパルスの大きさが等しいので、動
トルク−Cabは逆極性であるが、その大きさは
Cabに等しい。しかしこのような場合には、面
A′1で表わされたモータを逆転させる向きのエネ
ルギーは、正転方向の保持エネルギーA′2より小
さい。従つて、回転子は反対方向には回転できな
い。巻線に与えるパルスの大きさを増しトルク−
C′abを得れば、この反対方向への回転という目
的を達することができるが、これはモータの駆動
系を実現するのに非常に大きな不利を生む。なぜ
なら、パルスの大きさを増すことは、電源系を複
雑にし、特に電池を電源としかつ小形化をめざす
時計では著しい不都合となる。 以上に、永久磁石形の回転子と、単一の単相巻
線をもち、正転方向では逆転方向に比して回転子
の駆動が容易であるようにするため、上記単相巻
線の消勢時に回転子が静止安定角θにて静止する
ように構成された固定子とをもつ単相ステツプモ
ータに関して、図示の一例を参照して説明した。 このような単相ステツプモータを2方向に回転
させる新しい解決法が、本出願人の出願に係る特
開昭55−117497号に開示されている。この方法で
は、(a)所定の数学的関係を満すためには慣性モー
メントと回転子の極対の体積及び数に考慮を及ぼ
すことと、(b)又モータの巻線に交番極性の2つの
パルス列を与えることとにより、逆転方向に回転
子を駆動することが要旨となつている。そして逆
転させるには、第1パルスにより回転子は正転方
向に1ステツプより小さい角度だけ(第2図の点
I1の少し手前まで)回転する。この第1パルスに
すぐ続いて第1パルスと反対極性の第2パルスが
与えられ、この第2パルスにより回転子は逆転方
向のトルクを受け逆転方向に点S1から完全に1ス
テツプ分まで(点S′2まで)回転する。 前記方法は、基本的には時針と分針とを有する
時計に、すなわち1分ごとに回転子が1ステツプ
だけ進むモータに適用するものである。しかしこ
うした回転子では、上記(a)の要請をみたすため重
量とか構成が複雑であるという不利を補つてなお
両方向への正確な動作を保証するためには、それ
だけ電流を多く流さねばならず、時計の通常動作
中でさえ電流消費量が増加するという欠点があ
る。従つて、この種のモータは、回転子が1秒ご
とにステツプするため秒針を有する時計にはあま
り適していない。さらに、この先行技術のもので
は、上記(b)の要請をみたすためにモータの巻線に
一組の混み入つた交番パルスを供給しなければな
らないので、パルス供給系を難しくしてしまう欠
点もある。 〔概要〕 従つて、本発明の目的は、両方向に回転可能
で、前記問題を解決したステツプモータの駆動方
法を提供することである。このステツプモータに
おいては、電流消費は一方向にのみ回転するモー
タの消費量を越えず、又、モータ巻線に簡単な種
類の交番パルスを供給することによつて、従来装
置では得られなかつた逆転方向へのより確実な回
転が可能となる。 本発明によれば、永久磁石形の回転子と、複数
の巻線部分に分割された単相巻線をもつ固定子に
して、前記回転子の正転方向ではその逆転方向に
比して前記回転子の駆動を容易にするため、前記
単相巻線の消勢時に前記回転子が予定の静止安定
角にて静止するように構成された固定子とを有す
る単相ステツプモータが用いられる。 そして、正転駆動時には、前記複数の巻線部分
を直列接続する過程と、正転方向の駆動トルクを
生じるようにして、前記回転子が所定の正転方向
角速度に至るまでの間、前記複数の巻線部分に電
圧を印加する過程と、その後ほぼ続いて前記複数
の巻線部分を短絡する過程とにより、正転方向の
1ステツプの歩進が行われる。 また、逆転駆動時には、前記複数の巻線部分を
並列接続する過程と、逆転方向の駆動トルクを生
じるようにして、前記回転子が所定の逆転方向角
速度に至るまでの間、前記複数の巻線部分に電圧
を印加する過程と、これに続く所定時間前記複数
の巻線部分を開回路状態におく過程と、その後前
記複数の巻線部分を短絡する過程とにより、逆転
方向の1ステツプの歩進が行われる。 〔実施例〕 以下、第3図〜第12図を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。 第3図は、本発明によるモータの第1実施例で
ある。これは、第1a図とは異なりモータの固定
子の磁心3には、単相巻線となる2つの巻線部分
5,6が並んで配置されている。一例としては、
各巻線は7500巻回、1つの巻線の抵抗値は1900オ
ーム、インダタンスは1.63ヘンリーである。この
第1実施例は、巻線を並列に配置するかわりに、
重ねて配置してもよい。 第4図は、本発明によるモータの原理を示した
第2実施例である。第1a図のものと較べると、
この磁気回路は磁極片4a,4b及びフレーム9
の他に、巻線部分5,6を有している2つの磁心
7,8を有している。 このような同じ磁気回路に2つの巻線部分を有
するものとしては、他にもいくつか実施例が考え
られる。本発明は、永久磁石形の回転子と、複数
の巻線部分に分割された単相巻線をもち、回転子
の駆動が正転方向では逆転方向よりも容易である
ようにするため、単相巻線の消勢時に回転子が予
定の静止安定角にて静止するように構成した固定
子とを有する単相ステツプモータを、使用するも
のである。 本発明は、モータを正転方向又は逆転方向のい
ずれに回転させるかによつて、複数の巻線部分を
直列又は並列に接続するようにして駆動する。正
転方向(直列接続)の場合、モータの電力消費量
は少なく、よつて時計の通常動作において用いら
れる。一方逆転方向(並列接続)の場合、モータ
の電力消費量は大きいので、時折左回りに時計の
針を回転する時に、たとえば時間をセツトする場
合や時間帯を変更する場合等に用いられる。 モータの作用について第5a図乃至第8b図に
基づいて説明するに、これら4組の図面は、2つ
の正転方向の場合と、2つの逆転方向の場合とを
示している。 正転方向 第1表および第11図に基づいて更に説明する
ように、正転駆動では、直列接続され巻線部分
5,6に第1b図に示されるような正転方向のパ
ルスが与えられ、その後は次のパルスが与えられ
るまで巻線部分は短絡される。 ケース1(正転正常時、第5a図・第5b図) モータには第1b図に示すような簡単な交番パ
ルスが供給される。このパルスは正転用に例とし
て選択されたもので、効率を最大にすべくモータ
の動作を最適化するために10msの継続期間を有
する。第3図及び第4図に示すようなモータの巻
線部分5,6は、後述するスイツチシステム(第
10図)により直列接続されている。巻線に関す
る値は、抵抗値R=3800Ω、巻線数W=15000、
インダクタンスL=6.52Hである。1アンペア回
数当りの動トルクCabが3.2・10-7Vs(ボルト秒)
のモータを用いるとすると、 (動トルク)/(アンペア回数)×(巻回数)=3.2・1
0-7×15000〔Vs〕=4.8・10-3〔Vs〕=Cab/i となる(ここで、これをトルク係数と呼ぶ。)。 第5a図は、巻線の電流i、回転子の回転角α
および角速度ωを、正転方向の0.3μNmの有効ト
ルクに対する時間の関数で表わしている。すなわ
ち、第5a図の横座標はミリ秒(ms)にとら
れ、その縦座標はマイクロアンペア(μA)、度
(゜)、ラジアン/秒(rad/s)にとられてい
る。巻線の電流曲線iは、電流供給が10msの間
に行なわれ、その後この巻線が短絡されたことを
表わしている。この短絡は、1ステツプ終了時
に、モータに残つている運動成分を制動するため
である。回転角曲線αは、回転子が1ステツプ
(α=+180゜)回転し、約30ms後に(角速度曲
線ωはゼロに落ちているから)次の静止点で安定
することを示している。第5b図は、角速度ω
を、回転子の回転角αの関数で、0.3μNmの同様
の負荷状態に関して表わしたものである。この第
5b図には、静トルクCaと、巻線が付勢されて
いる状態での動トルクCabとが、参考のために併
せて示されている。角速度曲線ωにはさらに時間
目盛(ms)が付され、この目盛によりその時々
の回転角αと、回転子の角速度ωとが得られる。
この第1のケースは時計の通常動作におけるもの
である。 ケース2(正転異常時、第6a図・第6b図) 上記の後に、何らかのシヨツクにより回転子が
たまたま1ステツプ余分に歩進するようなことが
ないことは既に第2図において説明した。しか
し、ここでは、モータが負パルスを受けて、逆方
向に1ステツプ回転しようとした場合を考えてみ
る。第6a図と第6b図はモータがこの負パルス
にどのように反応するかを示しており、結合され
た巻線部分の他の条件は前記ケース1で述べたの
と同様である。回転角曲線αと角速度曲線ωと
は、ある時間(0〜8msの間)においては回転
子が逆転方向に移動したが、結局出発点に戻り
(8〜18msの間に)、結局、位置及び運動エネル
ギーは、回転角がα=−90゜の平衡状態の不安定
点を越すようには回転子を駆動することができな
かつたことを表わしている。次の正パルスは、モ
ータを、ケース1に関して述べた通常状態の動作
に戻し、正転方向へのモータの駆動を継続させ
る。 逆転方向 第2表および第12図に基づいて更に説明する
ように、逆転駆動では、並列接続された巻線部分
5,6に第9図に示されるような逆転方向のパル
スが与えられ、そのパルスの終了から巻線部分は
一定の間(例えば10ms)開放状態に置かれた後
短絡される。 ケース3(逆転正常時、第7a図・第7b図) モータには第9図に示す簡単な交番パルスが与
えられる。同様のモータでパルスの継続期間は
4.5msと仮定する。第3図及び第4図に示した
モータの巻線部分5,6は並列接続されていると
する。巻線に関する値は、抵抗値R=950Ω、巻
回数W=7500、インダクタンスL=1.63Hであ
る。動トルクCab/アンペア回数の値が3.2・
10-7Vsである場合、前に定義したトルク係数は
2.4・10-3Vsに減少する。 第7a図は、巻線の電流i、回転子の回転角α
および角速度ωを、逆転方向の0.2μNmの有効ト
ルクに関する時間の関数で表わしている。巻線の
電流曲線iは、4.5msの間だけ電流供給が行な
われ、この後巻線は時間t1まで開回路となつてい
ることを表わしている。これは、モータ巻線に誘
導される電流による制動を避けるためのものであ
る。時間t1から次のモータパルスが来るまで、巻
線はケース1で述べたと同様の理由で短絡され
る。電流iは正転方向の時の電流よりかなり大き
い(1300μAのオーダー)ことに注目しなければ
ならない。しかし、逆転方向にはたまにしか回転
させる必要がないのでこの電流の増加による電池
寿命の短縮は問題にならない。回転角曲線αは回
転子が逆方向に1ステツプ(α=−180゜)回転
し、約30ms後には角速度ωがゼロに落ちている
ことから回転子が次の安定点で安定したことを示
している。第7b図は、モータ角速度ωを、負荷
0.2μNmの同様の状態に関して回転子の回転角α
の関数で表わしたものである。この第7b図に
も、静トルクCaと、巻線付勢時における動トル
クCabとが、参考のため併せて示されている。又
前記のケースと同様に、角速度曲線ωはさらに時
間目盛(ms)を有している。このケース3は、
時計をセツト乃至時間帯を変更する場合に針を戻
す時のものである。 ケース4(逆転異常時、第8a図・第8b図) 回転子がシヨツクなどで1ステツプずれていた
場合には、第1b図および第1c図に示すような
正パルスの状態でモータが駆動されることになる
ので、このことを考えてみる。モータが正パルス
を受けると、モータは正転方向にステツプしよう
とする。第8a図及び第8b図はモータがこの正
パルスに対してどのように反応するかを示してお
り、分割された巻線部分の接続その他の条件は前
記ケース3で述べたのと同様である。巻線は正転
方向の大きい電流パルスを受けることになり、高
角速度で、かつ1つのパルスに対して2つのステ
ツプ(α=+360゜)進む。次の負パルスでは、モ
ータは、ケース3に関して述べた逆転方向に動く
ような動作状態に戻つている。 これら第5a図乃至第8b図に示したグラフ
は、本発明に基づいて2つの巻線部分から単相巻
線を構成したモータが両方向に確実に動作できる
ことを表わしている。本発明によれば、正転方向
には最小電流消費のモータ構成になつており、か
つ逆方向には並列接続した巻線部分に流れる電流
により高位置エネルギーを生むものである。また
回転子にシヨツクが与えられたり、負荷が突然に
増加しても、本発明装置は、正転駆動時誤つた方
向のパルスに対して正転方向にステツプすること
もないし、それとは逆に、誤つた方向のパルスに
応じて逆方向に2回ステツプすることもない。こ
れらの状態は本発明においては考えられない。 最後に、第10図は、本発明によるモータの電
流供給回路図である。巻線部分5,6には電圧U
により電流が流れる。スイツチT1〜T4は第1b
図又は第9図に示すような二極信号を発生する。
これらスイツチは、またモータ巻線を開路又は短
絡する。スイツチT5〜T7は、2つの巻線部分を
直列又は並列接続させる。正転方向か又は逆転方
向かにより、以下の表のような状態となる。
【表】
【表】 第11図は、正転駆動の動作を説明するため
に、第1表を図示したもので、(T1)〜(T7)ス
イツチT1〜T7の開閉状態を示し、そのハイレベ
ル(「1」)は閉路を、ローレベル(「0」)は開路
を示している。 スイツチT5は常時閉路し、スイツチT6,T7
常時開路しているから、正転駆動時は巻線部分
5,6は直列接続の状態である。 第11図のaには、巻線部分5,6の直列接続
体の両端間に印加されるパルスが示されている。
第1b図と同様に、0〜10msecではT1とT2の閉
路により+Uの正パルスが、100〜110msecはT3
とT4の閉路により−Uの負パルスが印加される。
このように回転子に正転方向の駆動トルクを生じ
るようにして、回転子に第5a図および第5b図
に示されるような所定の正転方向角速度に至るま
での間、電圧が印加される。 第11図のbには、巻線部分5,6の直列接続
体の両端の開放、短絡の状態が示され、ハイレベ
ル(「1」)は短絡状態である。すなわち、10〜
100msecおよび110〜200msecではT1とT3の閉路
により短絡される。かくして、電圧印加後、巻線
部分は次のパルスが与えられるまで短絡される。
この短絡は回転子に制動力を与えるためのもので
ある。 ケース2の説明にて既述の通り、印加されるパ
ルスの極性が回転子に逆転方向のトルクを与える
ようなズレが生じていたとしても、回転子は逆転
方向に1ステツプ回転することはなく、もとの位
置に戻るから、結局そのズレたパルスは無視され
問題を生じない。 次に、第12図は、逆転駆動の動作の説明のた
めに第2表を図示したもので、スイツチT5は常
時開路しかつスイツチT6,T7は常時閉路してい
るから、巻線部分5,6は並列接続状態である。 第12図aから明らかなように、巻線部分5,
6の並列接続体には、第9図のように、0〜4.5
msecでは−Uのパルスが、100〜104.5msecでは
+Uのパルスが印加される。すなわち、回転子に
逆転方向の駆動トルクを生じるようにして、回転
子に第7a図および第7b図に示されるような所
定の逆転方向角速度に至るまでの間、電圧が印加
される。 第12図のbに示されるように、巻線部分5,
6の並列接続体の両端間は、4.5〜14.5msec(およ
び104.5〜114.5msec)では回転子の逆転方向回転
を自由に行わせるために開放状態にされ、14.5〜
100msec(および114.5〜200msec)では制動のた
めに短絡される。 印加されるパルスの極性にズレが生じた場合に
は、ケース4に関して説明した通りである。 実際には、前記のスイツチT1〜T7としては、
トランジスタを使用することが出来る。これらの
スイツチは時計の周波数分周器からの信号により
制御される。
【図面の簡単な説明】
第1a図は従来の単相ステツプモータを示し、
第1b図はこのモータ用の供給信号を表わし、第
1c図はトルクの値を正転方向に回転する回転子
の回転角の関数で表わし、第2図は供給パルスの
極性が第1b図に示した極性とは逆の場合のトル
ク値を回転子の回転角の関数で表わし、第3図は
本発明によるモータの第1実施例を示し、第4図
は本発明によるモータの第2実施例を示し、第5
a図及び第5b図は本発明により2つの巻線部分
が直列接続された場合の通常パルスに応じて正転
方向に回転するモータの動作特性を表わし、第6
a図及び第6b図は本発明により2つの巻線部分
が直列接続された場合の通常パルスとは逆の逆方
向パルスに応ずる正転方向状態におけるモータの
動作特性を表わし、第7a図及び第7b図は本発
明により2つの巻線部分が並列接続された場合の
通常パルスに応じて逆転方向に回転するモータの
動作特性を表わし、第8a図及び第8b図は本発
明により2つの巻線部分が並列接続された場合の
通常パルスとは逆の逆方向パルスに応ずる逆転方
向状態におけるモータの動作特性を表わし、第9
図は逆転方向に回転させるモータ供給信号を表わ
し、第10図は本発明によるモータの供給回路を
示し、第11図は正転駆動を説明するための図で
あり、第12図は逆転駆動を説明するための図で
ある。 1……永久磁石、2……単一の単相巻線、5,
6……巻線部分、3,7,8……磁心、4a,4
b……磁極片、9……フレーム、Ca……静トル
ク、Cab……動トルク、α……回転角。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 永久磁石形の回転子と、複数の巻線部分に分
    割された単相巻線をもつ固定子にして、前記回転
    子の正転方向ではその逆転方向に比して前記回転
    子の駆動を容易にするため、前記単相巻線の消勢
    時に前記回転子が予定の静止安定角にて静止する
    ように構成された固定子とを有する単相ステツプ
    モータの駆動方法であつて; 正転駆動時には、前記複数の巻線部分を有列接
    続する過程と、正転方向の駆動トルクを生じるよ
    うにして、前記回転子が所定の正転方向角速度に
    至るまでの間、前記複数の巻線部分に電圧を印加
    する過程と、その後ほぼ続いて前記複数の巻線部
    分を短絡状態にする過程とにより; 逆転駆動時には、前記複数の巻線部分を並列接
    続する過程と、逆転方向の駆動トルクを生じるよ
    うにして、前記回転子が所定の逆転方向角速度に
    至るまでの間、前記複数の巻線部分に電圧を印加
    する過程と、これに続く所定時間前記複数の巻線
    部分を開回路状態におく過程と、その後前記複数
    の巻線部分を短絡状態にする過程とにより; それぞれ正転方向および逆転方向の1ステツプ
    の歩進を行わせることを特徴とする単相ステツプ
    モータの正転・逆転駆動方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
    正転駆動時に前記巻線部分に印加される電圧と、
    逆転駆動時に前記巻線部分に印加される電圧とは
    実質的に等しいことを特徴とする方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
    前記単相巻線は、2つの電気的にほぼ等価な巻線
    部分から成ることを特徴とする方法。 4 特許請求の範囲第2項記載の方法において、
    前記単相巻線は、2つの電気的にほぼ等価な巻線
    部分からなることを特徴とする方法。 5 特許請求の範囲第1項〜第4項の何れか1項
    に記載の方法であつて、正転駆動時に前記複数の
    巻線部分に電圧を印加するのは4〜12ミリ秒の範
    囲であり、かつ、逆転駆動時において、前記複数
    の巻線部分に電圧を印加するのは2〜6ミリ秒の
    範囲にあるとともに、前記複数の巻線部分を開回
    路状態におくのは5〜18ミリ秒の範囲にあること
    を特徴とする方法。
JP13365280A 1979-09-25 1980-09-25 Single phase bipolar electromagnetic step motor for watch Granted JPS5656166A (en)

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JPS5656166A JPS5656166A (en) 1981-05-18
JPS631022B2 true JPS631022B2 (ja) 1988-01-11

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EP (1) EP0026002B1 (ja)
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DE3068697D1 (en) 1984-08-30
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