JP2852339B2 - ステップモータ駆動制御装置 - Google Patents

ステップモータ駆動制御装置

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JP2852339B2
JP2852339B2 JP7177543A JP17754395A JP2852339B2 JP 2852339 B2 JP2852339 B2 JP 2852339B2 JP 7177543 A JP7177543 A JP 7177543A JP 17754395 A JP17754395 A JP 17754395A JP 2852339 B2 JP2852339 B2 JP 2852339B2
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hand
step motor
rotor
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power supply
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啓豊 野村
学 篠宮
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Seiko Precision Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ステップモータ駆動制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば放送局用の基準時計に用い
られる指針駆動用のステップモータ駆動制御装置として
図11に示したような構成のものが採用されていた。
【0003】図11を具体的に説明すると、ステップモ
ータの回転を制御する複数のコイル111を電源112
に対して並列に接続し、コイル111に所望の方向に電
流を流して所定の磁界を発生させ、この磁界に基づいて
ステップモータのロータ113を回転させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電源には許容
電圧および許容電流があり、電源により駆動する回路は
電源の許容電圧、許容電流に合わせた設計がなされてい
る。上記のようにコイル111を並列に接続する場合、
実際に回路全体に流れる電流を電源の許容電流以下に抑
えるためには、コイルの抵抗を大きくしなければならな
い。すなわち、実際にコイルを有する回路全体に流れる
電流を小さく抑える場合、コイルの巻き数を多くする必
要があった。したがって、コイルの外形が大きくなって
しまい、構成の小型化が図れないという問題点を有して
いた。
【0005】本発明の目的は、使用する電源に応じた回
路構成を有したステップモータ駆動制御装置の構成の小
型化を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロータとこの
ロータと磁気的に結合する3つのステータと各ステータ
を各別に励磁する3つのコイルとからなる3相励磁式ス
テップモータと、上記各コイルが常に電源に対し直列接
続となるように維持しつつ各コイルへの通電の向きを切
り換え可能に接続してある複数のスイッチング素子、上
記スイッチング素子を介して上記コイルへの通電を制御
して上記ロータを回転させる制御回路とからなり、上記
制御回路は上記各ステータの励磁の向きを適宜に切り換
えるときに、上記ステップモータの回転動作を指示する
回転指示信号に応じて、上記各コイルが常に電源に対し
直列接続となるように維持しつつ各コイルへの通電の向
きが適宜に切り換わるように上記各スイッチング素子を
制御する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す一実施
例に基づいて具体的に説明する。
【0008】図1において、1〜3はコイルで、図2に
示してあるように3相励磁式ステップモータ4ロータ
5を囲むように配置してあるステータ6〜8にそれぞれ
磁極を発生させる。なお、コイル1はステータ6に磁極
を発生させ、コイル2、3はそれぞれステータ6、7に
磁極を発生させる。ロータ5は2つの磁極を有してお
り、輪列(図示せず。)を介して指針(図示せず。)を
回転させる。
【0009】図1に戻って、9は電源、10〜21は
イッチング素子を構成するトランジスタである。22
御回路で、CPU、ROM、RAM等からなり、運針
モード指定装置(図示せず。)で指定され、それから出
力される回転指示信号に応じて時系列でトランジスタ1
0〜21のオン、オフを制御する。本例では、各コイル
1〜3において図1の矢印A方向に電流が流れた場合、
それぞれのステータ6〜8は図2のロータ5に対向する
面側にN極が発生するように設定してある。
【0010】次に、図3を参照してステップモータ4の
回転動作を説明する。
【0011】本例では3種類のコイル1〜3を用いるの
で、コイル1〜3によってステータ6〜8に発生する磁
極の組合わせは、図3a〜fに示した6通りとなり、そ
れぞれの場合のロータ5の向きは同図に示した通りであ
る。本例では、この6種類の状態を所定の順序で選択す
ることによりステップモータ4の回転を制御する。
【0012】次に、図1に示した回路において、図3a
〜fのようにコイル1〜3に磁極を発生させる場合の電
流の流路の例を図4〜図9に示す。なお、図4〜図9に
おいて、矢印B〜Gは電流の向きを示しており、また、
図4〜図9はそれぞれ図3a〜fの各図に対応してあ
る。
【0013】図10は、それぞれ図4〜図9のように電
流を流す場合のトランジスタ10〜21のオン、オフ状
態を示した説明図である。つまり、図10のようにトラ
ンジスタ10〜21をオン、オフすることにより、図3
a〜fに示したごとくロータ5の向きを制御できるので
ある。なお、同図において、“1”はオン状態を示し、
“0”はオフ状態を示すものとし、オン時間は150ms
ecとする。
【0014】いま、秒針(図示せず。)を上述した構成
を有する1つのモータで駆動し、分針(図示せず。)と
時針(図示せず。)とを上述した構成を有するもう1つ
のモータで駆動し、これら2つのモータを上述した制御
回路22にて制御する時計を例にあげて運針を説明す
る。なお、秒針は、その駆動モータのロータが1回転す
る際に6秒の運針を行なうものとし、分針および時針
は、その駆動モータのロータが1回転する際に1分30
秒の運針を行なうものとする。すなわち、秒針は1ステ
ップで1秒の運針を行ない、分針と時針は1ステップで
15秒の運針を行なう。
【0015】運針モード指定装置の回転指示信号によっ
て正常運針を行なう場合、秒針の駆動モータに対して制
御回路22は1秒間隔で図10a〜fのステップを実行
する。このように、秒針の駆動モータに対して1秒毎に
図10a、b、c、d、e、fの制御を行なうので、秒
針は1秒毎に1秒分の運針を行なう。分針と時針との駆
動モータに関しては、15秒間隔で図10a、b、c、
d、e、fの制御を行なう。よって、分針および時針は
15秒毎に15秒分の運針を行なう。
【0016】運針モード指定装置の回転指示信号によっ
て調時が指定され、秒針を1秒ステップの正方向(時計
回りを正方向とする。)早送り運針させる場合、秒針の
駆動モータに対して、図10a、b、c、d、e、f…
の制御を連続して行なう。分針と時針を15秒ステップ
で正方向早送り運針させる場合も、分針と時針の駆動モ
ータに対して図10a、b、c、d、e、f…の制御を
連続して行なう。
【0017】秒針を1秒ステップの逆方向早送り運針さ
せる場合および分針と時針を15秒ステップの逆方向早
送り運針させる場合、制御回路22はそれぞれの駆動モ
ータに対して、図10a、f、e、d、c、b、a…の
制御を連続して行なう。
【0018】秒針を2秒ステップの正方向早送り運針さ
せる場合は、秒針の駆動モータに対して図10a、c、
e、a、c、e…の制御を行ない、2秒ステップの逆方
向早送り運針させる場合は、図10a、e、c、a、
e、c…の制御を行なう。
【0019】分針および時針を30秒ステップの正方向
早送り運針させる場合は、分針と時針の駆動モータに対
して図10a、c、e、a、c、e…の制御を行ない、
30秒ステップの逆方向早送り運針させる場合は、図1
0a、e、c、a、e、c…の制御を行なう。
【0020】このように、本例では、常に3相励磁式
テップモータのコイル1〜3を直列接続となるように維
持しつつ各コイル1〜3への通電の向きを切り換えて駆
動しているので、コイルとして巻数の少ない小さなもの
を用いてもコイルに流れる電流を抑えることができ、電
源の許容電流を小さくできる。したがって、回路全体を
流れる電流を小さくでき構成の小型化が図れる。なお、
この場合各コイルに発生する磁力が小さくなり、ロータ
のトルクが小さくなるが、時計の運針に関してはそれ程
大きなトルクは必要ないので、十分な実用性が得られ
る。
【0021】また、上記の例では秒針を駆動するモータ
と分針および時針とを駆動するモータとを有するような
時計において本発明を用いたが、これに限らず、1つの
モータで運針を制御する時計や、時針と分針とを別々の
モータで運針する時計等に用いても、上記と同様の効果
が得られる。
【0022】また、トランジスタ10〜21のオン時間
を150msecとしたが、これに限らず、適宜変更可能で
ある。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、電源の許容電流を大き
くすることなく巻数の少ない小さなコイルを用いて3相
励磁式ステップモータの駆動が行なえる。したがって、
3相励磁式ステップモータ駆動制御装置全体の構成を小
型化でき、かつ安価なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したブロック回路図。
【図2】図1の要部詳細図。
【図3】図1の動作説明のための説明図。
【図4】図1の動作説明のための説明図。
【図5】図1の動作説明のための説明図。
【図6】図1の動作説明のための説明図。
【図7】図1の動作説明のための説明図。
【図8】図1の動作説明のための説明図。
【図9】図1の動作説明のための説明図。
【図10】図1の動作説明のための説明図。
【図11】従来のステップモータ駆動制御装置を示した
ブロック回路図。
【符号の説明】
1〜3 コイル 5 ロータ 4 3相励磁式ステップモータ6〜8 ステータ 10〜21 スイッチング素子 22 制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータとこのロータと磁気的に結合する
    3つのステータと各ステータを各別に励磁する3つのコ
    イルとからなる3相励磁式ステップモータと、上記各コ
    イルが常に電源に対し直列接続となるように維持しつつ
    各コイルへの通電の向きを切り換え可能に接続してある
    複数のスイッチング素子、上記スイッチング素子を介し
    て上記コイルへの通電を制御して上記ロータを回転させ
    る制御回路とからなり、 上記制御回路は、上記各ステータの励磁の向きを適宜に
    切り換えるときに、上記ステップモータの回転動作を指
    示する回転指示信号に応じて、上記各コイルが常に電源
    に対し直列接続となるように維持しつつ各コイルへの通
    電の向きが適宜に切り換わるように上記各スイッチング
    素子を制御するものであることを特徴とするステップモ
    ータ駆動制御装置。
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