JPH08182290A - 5相ブラシレスモータ - Google Patents

5相ブラシレスモータ

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JPH08182290A
JPH08182290A JP6326381A JP32638194A JPH08182290A JP H08182290 A JPH08182290 A JP H08182290A JP 6326381 A JP6326381 A JP 6326381A JP 32638194 A JP32638194 A JP 32638194A JP H08182290 A JPH08182290 A JP H08182290A
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JP
Japan
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phase
current
exciting
coil
drive circuit
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JP6326381A
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English (en)
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Minoru Takahashi
稔 高橋
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に高いモータ電流によりモータを駆動する
駆動回路における電界効果トランジスタの数を削減し、
ブラシレスモータのコスト低減を図る。 【構成】 ワイヤ線径の細い、例えば2本のマグネット
ワイヤを同時に巻くことにより各コイル抵抗の等しい5
相の励磁コイルを形成し、直列関係に接続した2つのト
ランジスタからなる直列回路を電源の両端子間に5個並
列に接続して駆動回路15を構成し、直列関係にあるト
ランジスタの接続部分を、各励磁コイル6a〜6eの外
端に導通させ、駆動回路15により励磁コイル6a〜6
eを4相づつ励磁することにより、コイル回路17に電
流径路が2径路形成されるので、各励磁コイル6a〜6
eに流れる電流はモータ電流の半分となり、各トランジ
スタTa1〜Te2で必要とする電流容量はモータ電流
の半分となり、モータ電流が大きい場合でもトランジス
タを2つ使用することなく1つのトランジスタで十分適
用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電動式パワース
テアリング装置の駆動源として利用されるブラシレスモ
ータの改良に関し、特に、使用する電界効果トランジス
タFET等のパワー素子の数を削減できるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の操舵力を低減させるた
め、パワーステアリング装置が広く使用されている。そ
のうち、軽自動車等の小型自動車用パワーステアリング
装置のアシスト駆動源としてはブラシ付モータが使用さ
れており、さらにまた、慣性の低減、耐久性の向上等に
有利のため、ブラシレスモータを使用することが研究さ
れている。
【0003】一般に、安定した出力トルクを得ることの
できる3相の励磁コイルを備えた3相ブラシレスモータ
は、例えば、図7に示すように、3相の励磁コイル21
a,21b及び21cをY字型にスター結線してコイル
回路20が形成され、これら各励磁コイル21a〜21
cに対し、駆動回路22から例えば、図8に示すような
励磁電流を供給するようになされている。すなわち、各
相の励磁範囲は電気角で120度であり、電気角で60
度毎に通電状態を切り換える2相励磁方式で駆動するよ
うになされている。
【0004】そして、駆動回路22は、電界効果トラン
ジスタFETからなるトランジスタを2つ並列に接続し
たパワー部Pをさらに2つ直列に接続し、この2つのパ
ワー部Pからなる直列回路を電源の両端子間に3つ並列
に配設して計6個のパワー部P1〜P6から駆動回路2
2を形成し、直列関係にあるパワー部の接続部分を、各
励磁コイル21a〜21cの外端に導通させ、この各パ
ワー部P1〜P6を順次作動させることにより、図8に
示すような励磁電流を各励磁コイル21a〜21cに供
給するようになされている。
【0005】ここで、一般にパワーステアリング装置の
アシスト駆動源としては百数十〔W〕〜数百〔W〕の大
きな出力が必要とされているが、多くの場合、パワース
テアリング装置の電源電圧は12〔V〕であるために、
アシスト駆動源から必要とするアシスト力を得るために
は、数十〔A〕の電流を流す必要がある。そのため、図
7に示すように6個のパワー部P1〜P6で駆動回路2
2を形成した場合、電源供給側である上段側及びGND
側(接地側)である下段側のパワー部が上段側及び下段
側でそれぞれ1個ずつ作動状態となるので、モータ電流
は各パワー部P1〜P6を流れる電流と等しくなること
になる。よって、コイル回路20に大電流を流す場合、
パワー部P1〜P6としては、モータ電流以上の電流容
量を持つトランジスタを選定するか、或いは、図7に示
すように2つのトランジスタを並列に接続して使用する
ようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、図7に示すようにパワー部を、2つのトランジスタ
を並列に接続して形成した場合、計6個のパワー部P1
〜P6に対してそれぞれが2つのトランジスタから形成
されることになり、駆動回路22全体では、計12個の
トランジスタを使用することになる。このトランジス
タ、特に、電界効果トランジスタFETは、他の回路部
品に比較して高価であるため、前述のように2つの電界
効果トランジスタでパワー部を形成した場合、コスト高
になってしまう。
【0007】また、例えば、パワー部として、モータ電
流以上の電流容量をもつトランジスタを使用し、駆動回
路22全体のトランジスタの数を減らしたとしても、一
般に、トランジスタに流すことのできる電流値は概ね3
5〜40〔A〕が実質的に限界であるため、それ以上の
電流容量の大きいトランジスタを入手しようとした場合
には、汎用品ではないためにその分コストがかかってし
まう。
【0008】そこで、この発明は上記従来の未解決の課
題に着目してなされたものであり、コストを低減するこ
とが可能な5相ブラシレスモータを提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に関わる5相ブラシレスモータは、外周面に
S極及びN極が周方向に交互に且つ等間隔に配設された
回転自在のロータと、複数本のマグネットワイヤを並列
且つ同時に巻いて形成され、且つ、スター結線されて前
記ロータの外周面を包囲するように配設された5相の励
磁コイルと、前記5相の励磁コイルの各相に対応して該
励磁コイルを励磁するパワー素子を有し、該パワー素子
を駆動制御し前記5相の励磁コイルのうちの4相を同時
に励磁し順次1相づつ励磁相を切り換える駆動回路とを
備えることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明においては、複数本のマグネットワイヤ
を並列且つ同時に巻いて5相の励磁コイルを形成し、駆
動回路によってパワー素子を駆動制御し、これら5相の
励磁コイルのうち4相を同時に励磁して順次1相づつ励
磁相を切り換えることにより、例えば、柔軟性があり長
さ調整等が容易な細いマグネットワイヤにより励磁コイ
ルを形成することにより、各相のコイル抵抗が等しい5
相の励磁コイルを形成することができ、このとき、駆動
回路によってこの5相の励磁コイルに対し4相づつ励磁
することにより、5相の励磁コイルに、均等に励磁電流
が供給される電流経路が2経路形成されることになり、
1経路当たり5相ブラシレスモータで必要とするモータ
電流の半分の電流を供給すればよいから、各パワー素子
の電流容量は全モータ電流の半分の電流となる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。図1
は、本実施例におけるブラシレスモータ1の構成を示す
断面図である。このブラシレスモータ1は、5相に形成
され、円筒形のハウジング2と、このハウジング2の軸
心に沿って配設され、軸受3a及び3bによって回転自
在の回転軸4に固定されたモータ駆動用の永久磁石5
と、この永久磁石5を包囲するようにハウジング2内周
面に固定され、且つ、5相の励磁コイル6a,6b,6
c,6d及び6eが巻き付けられたステータ6とから構
成されており、回転軸4及び永久磁石5によって回転自
在のロータ7が形成されている。
【0012】また、ロータ7には、回転軸4の一方の端
部に近接してリング状の位相検出用の永久磁石8が固定
され、この永久磁石8は、周方向に且つ等間隔に交互に
S極及びN極に着磁されている。これに対し、前記ハウ
ジング2の軸受3bが配設された側(図1の下側)の内
端面には、ステー9を介してリング状の薄板からなる支
持基板10がその内側の絶縁部分を永久磁石8に対向す
るように配設され、かかる支持基板10の永久磁石8側
に対向する面には、永久磁石8に対向するように、例え
ばホール素子等からなる位相検出素子11が固定されて
いる。なお、実際には位相検出素子11は励磁コイル6
a〜6eの駆動タイミングに対応して周方向に適宜離隔
して5個設けられている。
【0013】そして、各位相検出素子11の出力がこれ
に対向する永久磁石8の磁極によって変化することを利
用してロータ7の回転位置を認識し、それに応じて後述
する駆動回路15がコイル回路17の各励磁コイル6a
〜6eに対し、4相同時に励磁する4相励磁方式により
励磁し、1相づつ励磁するコイルを順次切り換えて、ロ
ータ7を適宜回転駆動させるようになされている。一
方、ロータ7を構成する永久磁石5は、例えば、S極及
びN極の2極が等間隔に着磁されている。ここで、この
場合にはS極及びN極の2極に着磁された永久磁石5を
適用しているが、S極及びN極が周方向に複数交互に且
つ等間隔に着磁されている場合でも適用できる。
【0014】前記コイル回路17は、5相の励磁コイル
6a〜6eで形成され、図2に示すように、Y字型にス
ター結線されて、ロータ7の外周面を電気角で72度離
隔して取り囲むように配設されている。ここで、4相励
磁方式では、モータ電流は4つの相に流れることになる
が、電流はコイル抵抗に反比例するので、各相にバラン
スよく電流を流すためには、5相とも、コイル抵抗を等
しくする必要がある。そのため、この励磁コイル6a〜
6eは、従来の3相励磁コイルに使用されているマグネ
ットワイヤよりも細い2本のマグネットワイヤを2本同
時に巻いて形成し、各励磁コイル6a〜6eのコイル抵
抗は全て等しくなるように形成されている。
【0015】ここで、ステータ6は、図3の巻線展開図
に示すように、ステータコア6′内周面に10個の凸部
61〜70が等間隔に配設され、励磁コイル6aは、凸
部61及び65に凸部62〜64を囲んで巻き付けら
れ、励磁コイル6bは凸部63及び67に凸部64〜6
6を囲んで巻き付けられ、同様にして励磁コイル6cは
凸部65及び69に、また、励磁コイル6dは凸部67
及び61に、そして、励磁コイル6eは凸部69及び6
3に、それぞれ間にある凸部を囲んでそれぞれ巻き付け
られ、これらの一端はまとめて結線され、他端は駆動回
路15に接続されている。このとき、例えば、励磁コイ
ル6aは、図3に示すように、励磁コイル6d,6e,
6b,6cを跨いで巻き付けられることになり、また、
2本のマグネットワイヤを巻き付けて形成されている
が、細いマグネットワイヤを使用しているので比較的柔
軟性があり、巻き付けやすく、また、長さも調整し易い
ので、各励磁コイル6a〜6eのコイル抵抗を高精度で
同一に設定することができる。
【0016】そして、これら励磁コイル6a〜6eに励
磁電流を供給する駆動回路15は、10個の電界効果ト
ランジスタからなるトランジスタTa1,Tb1,Tc
1,Td1,Te1,Ta2,Tb2,Tc2,Td
2,Te2から構成されている。これらトランジスタT
a1〜Te2は、Ta1とTa2,Tb1とTb2とい
うように対応するトランジスタが直列に接続され、これ
ら直列に接続された直列回路のそれぞれが、電源の両端
子間に並列に配設されると共に、直列関係にあるトラン
ジスタの接続部分が、各励磁コイル6a〜6eの外端
(スター結線の中心側とは逆側)に導通されている。
【0017】そして、各トランジスタTa1〜Te2の
ゲート電圧が、上述した位相検出素子11の出力に基づ
いて制御されるようになされている。この駆動回路15
での各励磁コイル6a〜6eへの励磁電流の方向及び大
きさは、具体的には、図4に示すようになり、各トラン
ジスタTa1〜Te2のオン/オフのタイミングは図5
に示すようになる。ここで、図4においてa相が励磁コ
イル6aに対応し、b相が励磁コイル6bに対応し、と
いうように各相が各励磁コイルに対応し、e相が励磁コ
イル6eに対応している。
【0018】図4において、ロータ7が例えば、d1
状態にあるものとすると、これは、区間に該当するの
で、図5に示すように上段のトランジスタTa1,Tb
1及び下段のトランジスタTc2,Td2がオン状態と
なり、これら以外のトランジスタはオフとなるので、励
磁コイル6a及び6bには外端側から電流が流れ、励磁
コイル6c及び6dには結線側から電流が流れ、励磁コ
イル6eには電流が流れない。このとき、各励磁コイル
6a〜6eのコイル抵抗は同一であるので、各励磁コイ
ル6a〜6dには同一電流が流れる。
【0019】そして、ロータ7が回転して図4において
2 の状態に移行すると、これは区間に該当するの
で、図5に示すように上段のトランジスタTa1及びT
b1はオン状態のままで、下段のトランジスタTd2及
びTe2がオン状態となり、これ以外のトランジスタは
オフとなる。よって、励磁コイル6a及び6bには外端
側から電流が流れ、励磁コイル6d及び6eには結線側
から電流が流れ、各励磁コイル6a,6b,6d,6e
には同一電流が流れる。そして、この場合、励磁コイル
6cには電流が流れない。
【0020】この操作が繰り返し行われ、図4に示すよ
うに、電気角で36度毎に順次1相ずつ励磁する励磁コ
イルが切り替わり、1つの相は電気角で144度の間励
磁されるようになされている。そして、例えば、今、コ
イル回路17にX〔A〕の電流を供給したいとする。こ
こで、図2に示すように、駆動回路15により励磁コイ
ル6a〜6eを4相ずつ励磁することによって、コイル
回路17には電流経路が2経路形成されることになり、
このとき、各励磁コイル6a〜6eのコイル抵抗は同一
であるから、各電流経路を流れる電流は等しくなり、よ
って、各励磁コイルに流れる電流はX/2〔A〕とな
る。
【0021】このとき、図2からわかるように、各励磁
コイル6a〜6eに流れる電流は、各トランジスタTa
1〜Te2の通過電流と等しいことから、トランジスタ
の電流容量はX/2〔A〕でよいことになる。よって、
例えば、コイル回路17に50〔A〕の電流を流したい
場合等には、従来の3相ブラシレスモータを適用した場
合には図7に示すように計12個のトランジスタを必要
としていたが、上述の5相ブラシレスモータでは、トラ
ンジスタ1つ当たりに要求される電流容量は25〔A〕
となり、2つのトランジスタを使用することなく1つの
トランジスタで十分適用することが可能であるので、図
2に示すように、駆動回路15としては計10個のトラ
ンジスタがあればよく、従来よりも少ないトランジスタ
数で駆動回路15を構成することができる。
【0022】したがって、上記実施例においては従来に
比較してトランジスタ数の削減が可能となるので、その
分コストを低減させることができ、また、使用するトラ
ンジスタは電流容量が大きくないので汎用のもので十分
適用することができ、特殊なものを使用する必要がない
のでその分コストを低減させることができる。また、従
来の同時に2相を励磁する2相励磁方式では、図8に示
したように、位相を切り換える時に、上段と下段が一瞬
途切れ、瞬間的ではあるが電流が全く流れない時間があ
るために、励磁コイルのインダクタンスの分、電流の立
ち上がりが遅れ、モータの出力が落ち込み、滑らかな切
り換えが行われなかったが、このような4相励磁方式で
あれば、位相切り換え等であっても、少なくとも2つの
励磁コイルを通じて上段から下段に電流が流れ続けるた
めに、電流が遮断されることがなく、滑らかな切り換え
を行うことができる。よってモータ出力が安定し滑らか
な回転力を得ることができる。
【0023】また、一般に、モータの出力トルクは、磁
石による磁束量を一定とした場合、モータ電流と励磁コ
イルの巻数との積に比例するが、例えば、モータ電流を
i、各励磁コイル6a〜6eの巻数をnとした場合、3
相ブラシレスモータの場合には、2相を同時に励磁する
ので励磁巻数は、2nとなる。このとき、各励磁コイル
にモータ電流iが流れるので、3相ブラシレスモータの
出力トルクは、2niとなる。一方、5相ブラシレスモ
ータの場合には、4相を同時に励磁するので励磁巻数
は、4nとなり、各励磁コイルにモータ電流i/2が流
れるので、その出力トルクは、2niとなって、3相ブ
ラシレスモータと5相ブラシレスモータの出力トルクは
等しくなる。
【0024】また、5相ブラシレスモータの場合、5相
であるため、ステータ6に巻き付けられるワイヤの量
(長さ)が3相ブラシレスモータに比較して5/3倍と
なるが、コイル抵抗は半分となるので、マグネットワイ
ヤの線径を細くすることができるので、ワイヤの量(長
さ)が5/3倍となっても、ステータ6の大きさは3相
ブラシレスモータとほぼ同等である。
【0025】したがって、5相ブラシレスモータは、3
相ブラシレスモータに比較してより細かく励磁相を切り
換えるので滑らかな回転力を得ることができ、出力トル
クを低減させることなく、より低コストで、より高性能
なブラシレスモータを得ることができることになる。な
お、上記実施例においては、2本のマグネットワイヤを
同時に巻き付けて励磁コイルを形成した場合について説
明したが、例えば、図6に示すように、2本のマグネッ
トワイヤを巻き付けて形成したコイルを直列に二つ、或
いは複数接続して、励磁コイルを形成することも可能で
あり、このように形成することにより、より高い出力ト
ルクを得ることができ性能を向上させることができる。
【0026】また、上記実施例においては、2本のマグ
ネットワイヤを同時に巻き付けて励磁コイルを形成した
場合について説明したが、2本に限らず複数本を同時に
巻き付けて励磁コイルを形成することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に関わる5
相ブラシレスモータでは、複数本のマグネットワイヤを
並列且つ同時に巻いて形成した各コイル抵抗の等しい5
相の励磁コイルを、駆動回路により4相づつ励磁し順次
1相づつ励磁相を切り換えることにより、5相の励磁コ
イルに電流経路が2経路形成されることになり、1経路
当たり必要とするモータ電流の半分の電流を供給すれば
よいので、各相に対応するパワー素子の電流容量を全モ
ータ電流の半分にすることができ、モータ電流が大きい
場合でも各励磁コイルへの励磁電流とパワー素子とを一
対一で対応させることができるので、駆動回路を構成す
るパワー素子数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の5相ブラシレスモータの断面図であ
る。
【図2】本発明における5相ブラシレスモータの一例を
示す回路図である。
【図3】ステータの巻線展開図である。
【図4】励磁電流の波形図である。
【図5】4相励磁方式の各トランジスタのオンオフのタ
イミングを示す説明図である。
【図6】5相ブラシレスモータのその他の例を示す回路
図である。
【図7】3相ブラシレスモータの一例を示す回路図であ
る。
【図8】2相励磁方式の各トンラジスタのオンオフのタ
イミングを示す説明図である。
【符号の説明】
1 5相ブラシレスモータ 4 回転軸 5 永久磁石 6 ステータ 6′ ステータコア 6a〜6e 励磁コイル 7 ロータ 8 永久磁石 11 位相検出素子 15 駆動回路 17 コイル回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面にS極及びN極が周方向に交互に
    且つ等間隔に配設された回転自在のロータと、複数本の
    マグネットワイヤを並列且つ同時に巻いて形成され、且
    つ、スター結線されて前記ロータの外周面を包囲するよ
    うに配設された5相の励磁コイルと、前記5相の励磁コ
    イルの各相に対応して該励磁コイルを励磁するパワー素
    子を有し、該パワー素子を駆動制御し前記5相の励磁コ
    イルのうちの4相を同時に励磁し順次1相づつ励磁相を
    切り換える駆動回路とを備えることを特徴とする5相ブ
    ラシレスモータ。
JP6326381A 1994-12-27 1994-12-27 5相ブラシレスモータ Pending JPH08182290A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103812400A (zh) * 2012-11-12 2014-05-21 广东高标电子科技有限公司 一种五相无刷直流电机控制方法及电动车
US11340515B2 (en) 2018-06-08 2022-05-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Linear motor, and lens barrel and imaging device equipped with same

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