JP2552564Y2 - 車輪格納器具 - Google Patents

車輪格納器具

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JP2552564Y2
JP2552564Y2 JP1991054036U JP5403691U JP2552564Y2 JP 2552564 Y2 JP2552564 Y2 JP 2552564Y2 JP 1991054036 U JP1991054036 U JP 1991054036U JP 5403691 U JP5403691 U JP 5403691U JP 2552564 Y2 JP2552564 Y2 JP 2552564Y2
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wheel
wheels
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富夫 中川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、航空機などに使用され
る、直径の大きい車輪の保守、整備の際に使用する車輪
格納器具に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機などに使用される車輪は、離陸時
の発熱、着陸時の衝撃荷重や制動力などにより非常に苛
酷な環境にさらされているため、頻繁に保守、整備を行
うのが一般的である。このため、保守、整備の段階で
は、まとまった数量を処理するために車輪格納器具を使
用している。これらの車輪は直径、重量共に大きく、ま
た、地上支援設備の利用面積を有効に活用するためにも
車輪の接地面を接地させて保管する場合が多い。
【0003】車輪の接地面を常時接地させて保持する車
輪格納器具では、車輪が床の傾斜などで自然に転がるの
を防止するため、輪止めとして図4、図5に示すように
仕切り枠1のパイプ部材1Aの前後に輪止め部材3、1
1を設け、車輪4の転がりを防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、輪止め
部材3、11で車輪4が転がらないようにしているた
め、車輪4を出し入れする際に、仕切り枠1の前方の輪
止め部材11を乗り越えさせる必要があり、このため多
大な力が必要になるという問題が発生した。特に航空機
などに使用される車輪は、直径、重量共に大きく、前記
の傾向が顕著である。
【0005】本考案は、前記問題を解決するためになさ
れたもので、簡易な構成でありながら容易に車輪の出し
入れを行うことができ、かつ確実に車輪を保持する輪止
めを備える車輪格納器具を安価に提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、車輪を格納す
べく所定の間隔をおいて垂直な仕切り枠を配置し、仕切
り枠の後方に輪止め部材を固定するとともに、仕切り枠
の前方にすくなくとも上方に移動可能な可動輪止め部材
を設け、車輪の接地面を常時接地させて保持するように
した。
【0007】
【作用】可動輪止め部材を上方に移動すれば、殆ど力を
加えずに車輪を仕切り枠から出し入れすることができ、
すぐれた操作性を発揮する。さらに格納された車輪が転
がろうとして可動輪止め部材に接触すると、車輪と可動
輪止め部材の接点と可動輪止め部材の支持部の間に引張
力が発生する。この引張力で車輪の運動は規制され、車
輪が転がり出ることはない。
【0008】
【実施例】以下、図面に従って本考案の実施例を説明す
る。
【0009】図1、図2、図3において、1は車輪格納
器具を構成する仕切り枠で、この仕切り枠1は、台形状
に形成されたパイプ部材1Aを順次所定の間隔をおいて
垂直に配置して構成する。パイプ部材1Aの中間部を水
平な仕切り部材1Bによって互いに固定する。4は車輪
で、格納された状態を示す。パイプ部材1Aの底部の前
方と後方の間隔は、車輪4の直径より若干広い程度とす
る。
【0010】隣り合う2つのパイプ部材1A、1Aのあ
いだには、前方より車輪4を転がしてきて格納するた
め、所定の格納空間が形成される。後方には車輪4が転
がり出ないように、接地面より所定の高さの位置へ水平
方向に輪止め部材3を固定する。
【0011】一方、パイプ部材1Aの前方には、所定の
高さにフック5を取り付け、このフック5にチェーン2
(可動輪止め部材)をかけわたす。このチェーン2は、
格納された車輪4が前方に転がり出ないようにするもの
で、図1のように垂れ下がったチェーン2の先端が、車
輪4の下部に接触するようにその長さを定めている。次
に本実施例の作用について説明する。
【0012】格納した車輪4を格納器具から出すには、
車輪4が隣り合う仕切り枠1の間を通過可能となる位置
までチェーン2を前方および上方へ移動、または前方に
回転させて(つまりチェーン2を持ち上げて)保持し、
車輪4を前方に回転させるだけでよい。したがって、特
に大きな力を必要とせずに、格納器具から容易に車輪4
を取り出すことができるものである。
【0013】また、車輪4を格納する場合は、車輪4が
隣り合う仕切り枠1の間を通過可能となる位置までチェ
ーン2を持ち上げて保持し、前方より転がしてきた車輪
4を仕切り枠1の後方にある輪止め部材3に接触させて
格納したのち、保持していたチェーン2を降ろして車輪
4にたれかける。この結果、車輪4を高低差のある段差
を乗り越えさせる必要がなく、かつチェーン2を持ち上
げたり降ろしたりするのに特に大きな力を必要としない
ので、容易かつ確実に車輪を格納、保持することができ
るのである。
【0014】一方、格納された車輪4が前方に転がろう
としても、車輪4の動きを車輪4にたれかけたチェーン
2が止めるので、仕切り枠1から車輪4が転がり出るこ
とはない。
【0015】可動輪止め部材の長さを調整可能とするこ
とによって、各種の車輪を格納することが可能となる。
特に本実施例で示したように、可動輪止め部材をチェー
ン2で構成した場合、チェーン2の駒を任意の長さに変
更することによって、容易に直径の異なる車輪に対応す
ることが可能である。
【0016】尚、本実施例では、可動輪止め部材をチェ
ーン2で構成した例を示したが、チェーンに限定される
ものではなく、ロープ、線材、または仕切り枠1の前方
を中心に回動可能な枠によって構成することも可能であ
り、本実施例と同一の効果を得ることができる。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案は、仕切り枠に取り
付ける輪止め部材の一つを可動輪止め部材として構成
し、車輪の接地面を常時接地させて保持するようにした
ことにより、簡易な構成でありながら、大きな力を必要
とせずに容易に出し入れ可能で、しかも確実に車輪を格
納保持する、操作性のすぐれた車輪格納器具を安価で提
供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車輪格納器具の実施例を示す概略図で
ある。
【図2】同じくその左側面図である。
【図3】同じくその斜視図である。
【図4】従来の技術を示す概略図である。
【図5】図4の左側面図である。
【符号の説明】
1 仕切り枠 1A パイプ部材 1B 仕切り部材 2 チェーン(可動輪止め部材) 3 輪止め部材 4 車輪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を格納すべく所定の間隔をおいて垂
    直な仕切り枠を配置し、仕切り枠の後方に輪止め部材を
    固定するとともに、仕切り枠の前方にすくなくとも上方
    に移動可能な可動輪止め部材を設け、車輪の接地面を常
    時接地させて保持するようにしたことを特徴とする車輪
    格納器具。
JP1991054036U 1991-06-17 1991-06-17 車輪格納器具 Expired - Fee Related JP2552564Y2 (ja)

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JPH05684U JPH05684U (ja) 1993-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05684U (ja) 1993-01-08

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