JPS6310181A - 照明用板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 星！上Δ且里立野 本発明は、光源からの光を透過させることによりほぼ均
一な面発光を行わせる照明用板に関する。

従来の技術 従来、この種の面発光を行なわせる照明用板としては種
々の構造のものが知られている。例えば、プリント基板
上の発光ダイオードの周囲を反射層で囲み、かつ発光ダ
イオードに対向して第１散乱シートを配置し、かつ該第
１散乱シートの発光ダイオードとは反対側に第１散乱シ
ートとは所定の間隔をおいて第２散乱シートを配置して
、発光ダイオードの光が第１．第２散乱シートを透過す
ることにより発光ダイオードの光を面発光にしようとし
たものがある（特開昭５９−１２１３７４号）。

また、他の構造としては、プリント基板上の発光ダイオ
ードの周囲を反射層で囲み、該発光ダイオードに対向す
る照明用板にフレネルレンズを形成し、かつ照明用板の
発光ダイオードとは反対側に散乱シートを配置して、発
光ダイオードの光がフレネルレンズ及び散乱シートを透
過することにより該発光ダイオードの光を面発光にしよ
うとじたものがある（特開昭５７−１６９７８７号）。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記前者の構造のものでは、発光ダイオ
ードの中心部分の輝度が周囲部分の輝度に比べて高すぎ
、広範囲にわたって均一な面発光が得られないといった
問題がある。

また、後者の構造のものでも、フレネルレンズで光源の
中心部分の光を拡散させても該光の輝度が光源周囲の部
分の光の輝度に比べて高く、広範囲にわたって均一な面
発光が得られないといった問題があった。

従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、はぼ均一な面発光を行なわせることができる照明
用板を提供することにある。

問題点を　決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、光源の光の輝度
の高い部分は光透過性印刷膜を厚くし、上記光の輝度の
低い部分は上記先透過性印刷膜の厚みを小さくするよう
に構成した。すなわち、光透過性板の表面または裏面の
いずれか一方の面でかつ光源に対応する位置に光透過性
印刷膜を形成するとともに、該印刷膜の厚みを、上記光
源からの光の輝度の高い部分では大きくする一方、該光
の輝度の高い部分から光の輝度が低下するに従い徐々に
小さくすなわち上記印刷膜の厚みを輝度の低下に対応し
て薄くするように構成した。

発明の作用 上記構成の照明用板を照明装置に適用すれば、光源から
の光のうち輝度の高い光は光透過性の悪い印刷膜の厚い
部分を透過することにより透過した光の輝度が抑えられ
る一方、輝度の低い光は光透過性の良い薄い印刷膜を透
過することにより光源からの上記光の輝度を大略そのま
ま保持させて透過さ仕る。従って、上記照明用板を透過
する光の輝度が広範囲にわたってほぼ均一化する。

寒胤皿 以下に、本発明にかかる実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。

本実施例にかかる照明用板６は、第１図に示すように、
テレフタル酸ポリエチレン（ＰＥＴ）等の光透過性板と
しての透明板ｌの表面に光透過性印刷膜２を印刷して構
成する。

上記透明板ｌは半透明板でもよく、厚さも例えば２〜３
＋＋＋ｍ位の厚いガラス板や薄肉の透明シートなどでも
よい。

上記透明板ｌの表面には、発光ダイオード４に対向して
上記光透過性印刷膜２をほぼ円形に印刷する。印刷方法
としては、いわゆるコンベンショナルグラビア方式が好
適である。上記印刷膜２は多数の四角形状のドツト２ａ
、・・・、２ａから構成する。

この印刷膜２のインキは任意の光透過性インキでよい。

上記印刷膜２の厚みは次のように変化させる。すなわち
、第２，３図に示すように、発光ダイオード４に対向す
る印刷膜２の中心部分では厚みを大きくして透光率を小
さくし、透過する先の輝度を抑えるとともに、印す１１
膜２の中心部分から発光ダイオード４の周囲部分に対応
する周囲部分に向かうに従い印刷膜２の厚みを順に小さ
くして透光率を大きくし、発光ダイオード４からの光の
輝度をほぼそのまま保持して透過しえるようにする。す
なわち、第３図に示すように、印刷膜２の厚みを示す曲
線が印刷膜２の中心から周囲に向けてほぼ湾曲線を描い
て印刷膜２が薄くなるようなグラデーションを形成する
。具体的には、第４゜５図に示すように、各ドツト２ａ
の中心間隔ｐは一定間隔であり、かつ各ドツト２ａの面
積もほぼ一定としてドツト２ａ、２ａ間の間隙２ｂを一
定間隔に形成して、各ドツト２ａの厚さを印刷膜２の中
心部分では大きく周囲部分では小さくなるように形成す
る。このように印刷膜２の膜厚を変化さ仕、印刷膜２の
中心部分を透過する光の輝度を抑えろ代わりに印刷膜２
の周囲部分を透過する光の輝度はほぼそのまま保持して
透過できるようにして、透明板１を透過する光全体の輝
度をほぼ均一化する。なお、上記間隙２ｂを透過ずろ光
の量は該間隙２ｂ自体の寸法を変えることにより調整す
ることができる。上記印刷膜２の具体的な厚みは印刷膜
２の材料の光透過性の程度に応じて調整する。

次に、上記照明用板６を照明装置７に組み込んだ場合に
ついて第１図に基づき説明する。上記照明装置７は、上
記照明用板６をその印刷膜ｌの厚い部分を反射板３上に
固定した発光ダイオード４の光源に対向さけて配置する
とともに、照明用板６の発光ダイオード４とは反対側に
拡散シート５を配置して構成する。

上記反射板３は、発光ダイオード４から反射板側に放出
された光及び印刷膜２により反射された光が反射板３の
表面で反射するようにして、反射光が透明板ｌの薄肉の
印刷膜２を透過することにより発光ダイオード４の周囲
部分に対応する印刷膜２の周囲部分を透過する光の輝度
を高めるようにする。

上記拡散シート５は照明用板６を透過した光をさらに拡
散させてより均一な面発光を行わせるためのものである
。

上記構成によれば、透明板ｌの発光ダイオード４に対向
した部分すなわち輝度の高い光が透過する部分では、印
刷膜２の厚みが大きく発光ダイオード４からの光の透過
性が悪いので、透過する先の輝度が低下する一方、透明
板ｌの発光ダイオード４の周囲部分に対応する印刷膜２
の周囲部分すなわち輝度の低い光が透過する部分では、
印刷膜２の厚みが小さく発光ダイオード４からの光の透
過性が良いので、透過しようとする光の輝度がほぼその
まま保持して透過するととらに、反射板３で反射された
反射光が上記透明板ｌの発光ダイオード４の周囲部分に
対応する印刷膜２の周囲部分を透過するので、結果とし
て従来の照明用板よりも透明板ｌの発光ダイオード４の
周囲部分に対応する印刷膜２の周囲部分を透過する光の
輝度が高められる。従って、透明板ｌを透過する光は印
刷膜２の厚みの変化によりその透過する光の輝度が透明
板全体にわたってほぼ均一化されるので、光源に対向す
る印刷膜２の中心部分のみならず光源の周囲部分に対応
する印刷膜２の周囲部分まで広範囲にわたってほぼ均一
な面発光を行わせることができる。また、印刷膜２の厚
い部分でも該印刷膜２を若干の光が透過するとともに、
ドツト２ａとドツト２ａとの間の隙間２ｂをほぼ規則的
に形成することができるので、光の輝度をより均一に制
御することができる。また、印刷膜２を多数のドツト２
ａ、・・・、２ａから構成したので、各ドツト２ａの厚
さを確実に制御することができる。すなわち、現在の印
刷技術ではインキの表面に働く表面張力のため隙間なく
印刷膜２の厚さを変化させることは困難であるが、ドツ
ト状にして各ドツト２８間に間隙２ｂを形成すれば、各
ドツト間で表面張力が作用し合うことがなく各ドツト２
ａが所定の厚さを確実に保持することができる。また、
照明用板６を照明装置７に適用すれば、透明板１に形成
した印刷膜２は透明板自体の厚みに比べて極めて薄いの
で、透明板ｌと拡散シート５との間隔を従来よりも小さ
くすることができ、照明装置全体を小型化することがで
きる。従って、この照明装置７は例えば面発光素子また
は液晶バックライトなどに好適なものである。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
その他種々の態様で実施できる。例えば、上記印刷膜２
は透明板ｌの裏面に形成するようにしてもよい。また、
上記印刷膜２の全体形状及びそのドツト２ａの形状は夫
々円形及び四角形に限らず任意形状でもよい。また、上
記各ドツト２ａ。

２ａ間の間隙２ｂは、一定間隔に限らず、例えば、印刷
膜２の中心部分では小さくして光の透過率を小さくする
一方、印刷膜２の周囲部分では大きくして光の透過率を
大きくするようにしてもよい。

また、上記光源は発光ダイオードに限らず、周知の点光
源とみな仕る光源の他、線状光源などでもよい。また、
透明板ｌは拡散シート５の機能をも有するようにして、
拡散シート５を備えることなく照明装置７を形成するよ
うにしてもよい。

ｌ且Δ肱果 上記構成によれば、光源からの光のうち輝度の高い光が
透過する部分では印刷膜の厚みが大きいので光の透過性
が悪く光の輝度が低下する一方、光源の周囲部分に対応
する輝度の低い光が透過する部分では印刷膜の厚みが小
さいので光の透過性が良く光の輝度がほぼそのまま保持
できる。従って、透明板を透過する光は印刷膜の厚みの
変化によりその光の輝度が透明板全体にわたってほぼ均
−化されるので、光源に対向する部分のみならず光源の
周囲部分に対応する部分まで広範囲にわたってほぼ均一
な面発光を行わせることができる。また、上記照明用板
を照明装置に組み込めば、透明板に形成した印刷膜は透
明板自体の厚みに比べて極めて薄いので透明板と拡散シ
ートとの間隔を従来よりも小さくすることができ、照明
装置全体を小型化することができる。すなわち、例えば
、従来フレネルレンズで照明用板を構成していたもので
は、フレネルレンズが照明用板から突出し、その突出分
だけ照明用板を薄肉にすることができず、照明装置全体
の小型化を妨げていたのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかる照明用板を用いた照
明装置の側面図、第２図は印刷膜の概略拡大平面図、第
３図は印刷膜の概略拡大側面図、第４図は第２図の印刷
膜の中心部分から周囲部分にかけての一部をさらに拡大
した拡大図、第５図は第４図の印刷膜の一部拡大側面図
である。 ！・・・透明板、２・・・印刷膜、３・・・反射板、４
・・・発光ダイオード、５・・・拡散シート、６・・・
照明用板、７・・・照明装置。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）光透過性板（１）の表面または裏面のいずれか一
   方の面でかつ光源（４）に対応する位置に光透過性印刷
   膜（２）を形成するとともに、該印刷膜（２）の厚みを
   、上記光源（４）からの光の輝度の高い部分では大きく
   する一方、該光の輝度の高い部分から光の輝度が低下す
   るに従い徐々に小さくするようにしたことを特徴とする
   照明用板。
2. （２）上記光透過性板（１）は透明板である特許請求の
   範囲第１項に記載の照明用板。
3. （３）上記光透過性板（１）は半透明板である特許請求
   の範囲第１項に記載の照明用板。
4. （４）上記印刷膜は顔料で形成された多数のドットから
   なる特許請求の範囲第１〜３項のいずれかに記載の照明
   用板。