JPS63101435A - 合成紙 - Google Patents

合成紙

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JPS63101435A
JPS63101435A JP61247475A JP24747586A JPS63101435A JP S63101435 A JPS63101435 A JP S63101435A JP 61247475 A JP61247475 A JP 61247475A JP 24747586 A JP24747586 A JP 24747586A JP S63101435 A JPS63101435 A JP S63101435A
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Sunao Abe
直 阿部
Naoyuki Kato
直行 加藤
Masahiro Aoki
青木 正博
Takeo Tsukamoto
健夫 塚本
Masaru Ichii
一井 賢
Minoru Yamada
稔 山田
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Nisshinbo Holdings Inc
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印字、筆記及び印刷が可能で、基材と塗工層と
の密着性、耐水性及び耐ブロッキング性。
耐候性の良好な塗工タイプの合成紙に関するものである
〔従来の技術〕
ポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレート又はポ
リスチレン系のプラスチックフィルムに水系塗工剤を塗
工して得られる合成紙の水性バインダーとしては、一般
に、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体及び
ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アミドのような水性バ
インダーが知られており、これらをベースとした水系塗
工剤を基材であるポリプロピレン又はポリエチレンテレ
・フタレート又はポリスチレン系のプラスチックフィル
ム上に塗工し、塗工層を形成して合成紙とすることが従
来技術として知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然しながら、上記製造方法の合成紙は、基材であるプラ
スチックフィルムと塗工層との密着性。
耐水性、耐ブロッキング性が不充分であった。
この対策の一つとして、熱硬化型アクリル系樹脂ワニス
にメラミン樹脂、エポキシ樹脂等の架橋剤を塗工剤に添
加する方法が考えられるが、この方法では、熱処理工程
が必要となるので、基材に耐熱性があるものを使用しな
ければならないという問題点があり、一方、他の架橋剤
を使用した場合においても1合成紙として必要な物性、
例えば、印刷性、耐水性及び耐候性等を具備し、密着性
及び耐ブロッキング性を充分に向上させる効果を発揮さ
せるには至っていない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述のような従来技術の問題点を解決するため
、主バインダーとして常温架橋型アクリル系水性エマル
ジョンを用いることにより、印字。
筆記及び印刷が可能で、基材と塗工層との密着性が良好
であり、耐水性、耐候性及び耐ブロッキング性の良好な
合成紙を提供することを目的としてなされたもので、そ
の構成は、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスチレンのプラスチックフィルムから成る基材
の表面に、主バインダーとして、 (A)成分: 少なくとも2個のヒドラジン残基を有するヒドラジン誘
導体 (B)成分: カルボニル基含有アクリル系共重合物の水性分散体 よりなる常温架橋型アクリル系水性エマルジョンを使用
した塗工剤を塗工して成ることを特徴とするものである
次に本発明について詳細に説明する。
本発明において適用できるプラスチックフィルムは表面
が平滑なものであれば特に種類は問われず、例えば、ポ
リプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム及びポリスチレンフィル
ムを用いると、特に良好な効果が得られるが、予め、マ
ット加工して不透明性を付与したプラスチックフィルム
を用いてもよいし、フィルム樹脂に無機フィラーを配合
し、このフィルムを延伸して不透明化したプラスチック
フィルムであってもよい。
また、本発明において適用できる主バインダーとしての
常温架橋型アクリル系水性エマルジョンは、(A)成分
の少なくとも2個のヒドラジン残基を有するヒドラジン
誘導体としては、たとえば2〜10個特に4〜6個の炭
素原子を含有する下記のジカルボン酸ジヒドラジドがあ
げられる。蓚酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、
こはく酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジ
ピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、マレイ
ン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド及び/又はイ
タコン酸ジヒドラジド、2〜4個の炭素原子を有する脂
肪族の水溶性ジヒドラジン、たとえばエチレン−1,2
−ジヒドラジン、プロピレン−1,3−ジヒドラジン及
びブチレン−1,4−ジヒドラジン。
これらの中でもアジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸
ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジドが好ましい。
また、(B)成分のカルボニル基を有するアクリル系共
重合物粒子は。
例えば、 (a)メタクリル酸メチル、ビニル芳香族化合物、メタ
クリル酸第三級ブチル、アクリル酸第三級ブチル、ハロ
ゲン化ビニル、エチレンより選ばれた単量体     
  0〜75重量%(b)2〜8個の炭素原子を有する
アルカノールのアクリル酸またはメタクリル酸のエステ
ル。
ビニルエステル類、アクリル酸メチル、1゜3−ジエン
より選ばれた単量体 99.4〜25重量% (c)少なくとも分子中に1個のアルド基またはケト基
と1個の重合可能な二重結合を有するカルボニル基含有
単量体  0.1〜20重量%(d)3〜5個の炭素原
子を有するモノ又は/及びジカルボン酸又は/及び窒素
原子において1〜4個の炭素原子を有するアルキル基又
は/及びアルキロール基により置換されたこれらの酸の
アミド    0.5〜10重量%必要により (e)アクリロニトリル、メタクリルニトリル、0〜4
0重量% 上記(a)乃至(e)のビニル単量体を上記割合で乳化
重合することにより得られるガラス転移点が一80℃〜
+70℃のカルボニル基含有共重合物である。
上記(a)成分のビニル単量体、即ち、メタクリル酸メ
チル、ビニル芳香族化合物例えばスチレン、メタクリル
酸第三級ブチル、アクリル酸第三級ブチル、ハロゲン化
ビニルエステル例えば塩化ビニル及び/又は塩化ビニリ
デン、エチレン、は共重合体中の0〜75重量%、好ま
しくは20〜50重量%の量となる様用いる。
(b)成分のビニル単量体としては、例えば2〜8個の
炭素原子を有するアルコールたとえばエタノール、イン
プロパツール、n−プロパツール、n−ブタノール、イ
ソブタノールもしくは2−エチルヘキサノールとアクリ
ル酸及び/又はメタクリル酸とからのエステル化物、ア
クリル酸メチル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、1
,3−ジエン(例えばブタジェン)、が挙げられる。こ
れらの中でも2−エチルへキシルアクリレート、n−ブ
チルアクリレート、エチルアクリレートが好ましい。こ
れら(b)成分の単量体は共重合体中の99.4〜25
重量%、好ましくは80〜50重量%の量となる様用い
る。
また、(c)成分のカルボニル基含有単量体としては、
分子中に少なくとも1個のアルド基又はケト基と1個の
重合可能な二重結合を有する単量体、すなわち特に重合
可能なモノオレフィン性不飽和のアルド化合物及びケト
化合物であって、エステル基(−c o○−)、カルボ
キシル基(−COOH)のみを有する化合物は除かれる
。具体的にはアクロレイン、ジアセトンアクリルアミド
、ホルミルスチロール、好ましくは4〜7個の炭素原子
を有するビニルアルキルケトンたとえば特にビニルメチ
ルケトン、ビニルエチルケトン及びビニルイソブチルケ
トン及び/又は次式 (式中R1はH又はCH,、R2はI(又は1〜3個の
炭素原子を有するアルキル基、R3は1〜3個の炭素原
子を有するアルキル基、そしてR4は1〜4個の炭素原
子を有するアルキル基を意味する)で表わされるアクリ
ル(メタクリル)オキシアルキルプロパナール、ジアセ
トンアクリレート、ア” セトニルアクリレート、ジア
セトンアクリレート、ジアセトンメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート−アセチルアセテート
及びブタンジオール−1,4−アクリレート−アセチル
アセテートが用いられる。
これらの中でもアクロレイン、ジアセトンアクリルアミ
ド、及びビニルメチルケトンが好ましい。
この(C)成分のカルボニル基含有単量体は、共重合体
中の0.1〜20重景%重量ましくは2〜7重量%の量
となる様用いる。
更に、(d)成分の単量体としては、モノオレフィン性
不飽和の3〜5個の炭素原子を有するモノ−及び/又は
ジカルボン酸たとえばアクリル酸、メタクリル酸及びマ
レイン酸、及び/又はそのアミドをたとえばアクリルア
ミド、メタクリルアミド、及び/又はそのN−アルキル
又はN−アルキロール誘導体、たとえばN−メチルアク
リルアミド、N−イソブチルアクリルアミド、N−メチ
ルメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
N−メチロールメタクリルアミド、N−エトキシメチル
アクリルアミド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミ
ドもしくはN−イソプロポキシメタクリルアミドが挙げ
られ、これらの中でもアクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸が好ましい。
これら(d)成分のビニル単量体は、共重合物中の0.
5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の量となる採
用いる。
必要によりこれら(a)乃至(d)のビニル単量体の他
にアクリロニトリル、メタクリルニトリルを0〜40重
量%又は/及びモノオレフィン性不飽和スルホン酸を0
.1〜10重量%の量追加し、乳化重合して得られる共
重合物のガラス転移温度が一85℃〜+70℃となる様
、各ビニル単量体の種類、量を定める。
この(B)成分の共重合物の水性分散液は普通の手段で
普通の乳化剤及び分散助剤を用いて単量体を水性乳濁液
中で共重合させることにより製造可能であり、そして多
くの場合40〜60重量%の共重合物の濃度を有する。
乳化剤及び分散助剤としては、共重合物の量に対し多く
の場合0.2〜3重景重量アニオン性及び/又は非イオ
ン性の乳化剤が含有される。その例は下記のものである
ジアルキルスルホンこはく酸ナトリウム、硫酸化油のナ
トリウム塩、アルキルスルホン酸のナトリウム塩、ナト
リウム塩、カリウム塩及びアンモニウムアルキルサルフ
ェート、スルホン酸のアルカリ金属塩、オキシアルキル
化された012〜C24−脂肪族アルコールのアルカリ
金属塩及びオキシアルキル化されたアルキルフェノール
のアルカリ金属塩、ならびに他のオキシエチル化された
脂肪酸、脂肪族アルコール及び/又は脂肪族アミド、オ
キシルエチル化されたアルキルフェノール、さらに脂肪
酸のナトリウム塩たとえばステアリン酸ナトリウム及び
オレイン酸ナトリウム。
共重合物のガラス転移温度は常法により、たとえば温度
の関数としてのクリープを試験する際の弾性率の測定か
ら、あるいはDTA(示差熱分析法)を用いて求められ
る。
かかる常温架橋型アクリル系水性エマルジョンは、三菱
油化バーデイツシエ(株)よりアクロナールYJ−27
15D、 YJ−27160,YJ−27200,YJ
−2740D及びYJ−27410の商品名で版売され
ている。
このバインダーは、常温架橋型アクリル系水性エマルジ
ョンを50重量%以上含有するものであって、一部(5
0重量%以下)を無架橋型のアクリル系水性エマルジョ
ンや、SBRラテックス、エチレン・酢酸ビニル共重合
体エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル共
重合体エマルジョン、酢酸ビニル・アクリル酸エステル
共重合体エマルジョンにおきかえてもよい。
この主バインダーには、(A)と(B)成分の固型分1
00重量部に対し、粒径が15μ以下の無機微細粉末を
0〜1 、000重量部の割合で配合して表面を粗面化
してもよい、好ましくは、常温架橋型アクリル系エマル
ジョンが固型分で10〜30重量%、無機微細粉末が9
0〜70重量%の割合で用いる。
かかる無機微細粉末としては、炭酸カルシウム、サチン
ホワイト、シリカ、酸化チタン、アルミナ。
クレー、クルク、硫酸アルミニウム等及び亜鉛華。
酸化鉄等、顔料類等が挙げられるが、特に炭酸カルシウ
ムが好ましい、また、この無機微細粉末の粒径は15μ
以下、特に、0.1〜10μが好ましい。
その理由は、無機微細粉末の粒径が15μ以上であると
、得られる合成紙の表面が粗面となり、その平滑性が悪
くなるからである。その他有機着色剤やプラスチック・
ピグメントと呼ばれるポリスチレン等の微粒子も加えて
も良い。
また、塗工しやすくする目的で、若干の溶剤等を用いる
ことができる。更に、着色剤、防腐剤、流動改良剤、湿
潤剤、造膜助剤、消泡剤、可塑剤等をバインダーに配合
してもよい。
本発明における塗工方式は通常の塗工方式でよい、塗工
されたプラスチックフィルムは乾燥され。
プラスチックフィルム基材の表面に塗工層が形成される
〔発明の作用及び効果〕
基材であるプラスチックフィルムに主バインダーとして
常温架橋型アクリル系水性エマルジョンを含有した塗工
液を塗工後、常温架橋することにより、基材上に、印字
、筆記、及び印刷が可能であり、基材と塗工層との密着
性が良好で耐水性。
耐ブロッキング性、耐候性のすぐれた強靭な塗工層を形
成することができる。
これは、常温で架橋反応が進行する架橋剤が予めアクリ
ル系エマルジョンに分散されているため。
無機物質を添加し、水系塗工剤を作成の際、合成樹脂、
架橋剤及び無機物質との混合は極めて容易で、無機物質
問にある合成樹脂と架橋剤による架橋、及び基材表面層
との何らかの作用により、基材と塗工層との密着性及び
耐水性が向上するからである。また、架橋による高分子
化が塗工表面の粘着防止作用をすることにより、ブロッ
キング防止に効果がある。更に、常温架橋型アクリル系
樹脂水性エマルジョンを使用するため、熱処理工程及び
架橋剤添加工程等が不要であり、通常の工程で充分効果
が発揮される。
本発明においては、塗工剤の上に、更にソルベントタイ
プや水系タイプの塗工剤を塗工しても良い。これは、耐
水性、耐ブロッキング性や光沢等のより一層の向上の面
から好ましい。この場合、非常温架橋型塗工剤では、上
塗り中のソルベントにより溶解、剥離する場合が多いが
、本発明では優れた耐水性を示す。当然のことながら、
印刷後にオーバーコートする手法も採り入れて良い。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお
、例中の部および%は、特に例記しない限り重量基準で
ある。
例  1 温度調節器、いかり形撹拌器、還流冷却器、供給容器、
温度計及び窒素導入管を備えた反応容器内に、下記の原
料を装入した。
水                       2
00部エチレンオキシド20モルと反応 させたP−ノニルフェノールの 硫酸半エステルのナトリウム塩 (アニオン性乳化剤)の35%水 溶液                5部エチレンオ
キシド25モルと反応 させたp−ノニルフェノール(非 イオン性乳化剤)の20%溶液     20部供給結
物として下記の混合物を用いた。
水                       2
00部前記アニオン性乳化剤の35% 溶液                25部スチレン
              240部アクリル酸2−
エチルヘキシル エステル              215部アクリ
ル酸              10部アクロレイン
             25部アクリルアミド  
         10部供給結物として、水85部中
の過硫酸カリウム2.5部の溶液を調製した。
反応器内を窒素ガスで置換したのち、装入物に供給物I
の10%を加え、混合物を90℃に加熱した。
次いで供給物Hの10%を反応器に注入し、次いで一様
に並行して3〜3.5時間かけて残りの供給物■及び■
を反応器に供給した。供給後なお1.5時間90℃に保
持したのち、反応器を室温に冷却した。
分散液のpHをアンモニア水で7〜8となし、アジピン
酸ジヒドラジド8部を添加して約1時間撹拌した。
このようにして固形分50%の水性分散体を得た。
例2〜4 例1の製造例において、共重合組成を表1に示す割合に
変更し、例1と同様の重合操作を行って水性分散体を得
た。
表1 実施例 1 厚さ60μのコロナ放電処理したポリプロピレンフィル
ムに下記処方−1の組成物をプライマーとして塗工し、
乾燥機により100℃で60秒間乾燥した。乾燥後の塗
工層の厚みは5μであった。このものに下記処方−2の
組成物を塗工し、乾燥機により100℃で60秒間乾燥
した。乾燥後の塗工層の厚みは25μであった。
このようにして得られた合成紙について下記のテストを
行なった。
即ち、基材と塗工層との密着性については、サンプルに
ニチバン(株)の粘着セロファンテープを貼付け、−気
に引き剥がすことにより、塗工層の剥離状態を評価し、
全く異常がないものを良しとし、耐水性については、一
定時間水に浸してがら手でもみ、表面の剥離状態を評価
し、また、耐ブロッキング性については、サンプルの塗
工面同士を重ね合せ、面圧100g/ad、 40℃及
び24時間の条件で保持し、放冷後、ブロッキングして
いるかどうかを評価した。
而して、上記テストの結果は、基材フィルムと塗工層の
密着性、耐水性及び耐ブロッキング性は極めて良好であ
った。
処方−1(乾燥重量部) 常温架橋型アクリル系 エマルジョン 製造例1のもの       40 処方−2(乾燥重量部) 常温架橋型アクリル系 エマルジョン 製造例1のもの       30 製造例2のもの       10 粒径1.8μの炭酸カルシウム   100チタン白 
            50分散剤        
      0.5分散助剤            
 O,S実施例 2 厚さ50μのポリエチレンテレフタレートフィルムに下
記処方の組成物を塗工し、乾燥機により乾燥して、塗工
層の厚み20μの合成紙が得られた。
このようにして得られた合成紙は、基材と塗工層との密
着性、耐水性及び耐ブロッキング性は極めて良好であっ
た。
尚、上記密着性、耐水性及び耐ブロッキング性のテスト
方法は上記実施例1と同様にした。
処方             (乾燥重量部)常温架
橋型アクリル系 エマルジョン 製造例3のもの       26 製造例2のもの        8 シリカ粉末           20チタン白   
          30分散剤          
    0.5比較例1 実施例2において、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムの代りにポリプロピレンフィルム及び常温架橋型アク
リル系エマジョン34重量部の代りに、製造例4で得た
無架橋型アクリル系エマジョン34重量部(乾燥重量部
)を用いる他は同様にして塗工型合成紙を得た。
この塗工型合成紙の塗工層の耐水性および基材層に対す
る密着性は悪かった。
実施例 3 実施例1の処方−1をブライマーとし、かつ、トップコ
ートに、         (乾燥重量部)常温架橋型
アクリル系 エマジョン 製造例1のもの       20 非常温架橋型アクリル系 エマジョン            2〇三菱油化バ一
デイツシエ社製 アクロナールYJ−30310 造膜温度15℃ 固形分 48% 炭酸カルシウム         100チタン白  
           50分散剤(トリポリリン酸N
a)      0.5消泡剤(サンノブ:I 5N−
DF−113)    0.1を用いる他は実施例1と
同様にして塗工紙を得た。
この塗工紙の密着性、耐水性、耐ブロッキング性は良好
であった。
実施例 4 (乾燥重量部) 常温架橋型アクリル系 エマルジョン           26三菱油化バー
ディッシェ社製 アクロナールYJ−27L6D 非常温架橋型アクリル系 エマルジョン           2〇三菱油化バ一
デイツシエ社製 アクロナールYJ−2800D シリカ粉             20チタン白  
           30分散剤(トリポリリン酸N
a)      0.5可塑剤BBP        
    5消泡剤5N−DF−1,130,1 上記組成の塗工剤を、直接コロナ放電処理したポリプロ
ピレンフィルムの表面に厚み30μの塗工層が得られる
ように塗布し、100℃で60秒間乾燥して塗工紙を得
た。
このものの耐ブロッキング性、耐水性、塗工層の基材に
対する密着性は良好であった。
実施例 5 厚さ60μのコロナ放電処理したポリプロピレンフィル
ムに実施例1の処方−1の組成物をプライマーとして塗
工し、乾燥機により100℃で60秒間乾燥した。乾燥
後の塗工層の厚みは5μであった。
このものに下記処方−3の組成物を塗工し、直ちに20
℃の水に60秒間浸漬し、該塗工剤を凝固せしめ、且つ
、凝固層中の溶媒を水中に脱去する処理を行なった後、
 100℃で60秒間乾燥し、塗工厚み30μの塗工紙
を得た。
この塗工紙の密着性、耐水性、耐ブロッキング性は極め
て良好であった。
処方−3(乾燥重量部) 塩化ビニル・酢酸ビニル 共重合体樹脂          70ジメチルホルム
アミド      200クレー          
     20チタン白             2
0炭酸カルシウム         140分散剤(ト
リポリリン酸Na)      0.5可塑剤(DBP
)            10実施例 6 実施例5のプライマー塗布紙に下記処方−4の組成の塗
工剤を塗布し、130℃で120秒間加熱処理した。
このものは密着性、耐水性が良好であり、また、50℃
、300 g /c+J圧での耐ブロッキング性におい
ても問題はなかった。
処方−4(乾燥重量部) 非常温架橋型・熱架橋型 アクリル系エマルジョン      5〇三菱油化バ一
デイツシエ社製 アクロナールS−8863

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
    リスチレンのプラスチックフィルムから成る基材の表面
    に、主バインダーとして、 (A)成分: 少なくとも2個のヒドラジン残基を有する ヒドラジン誘導体 (B)成分: カルボニル基含有アクリル系共重合物の水 性分散体 よりなる常温架橋型アクリル系水性エマルジョンを使用
    した塗工剤を塗工して成ることを特徴とする常温架橋型
    樹脂を用いた塗工紙。 2 (B)成分のカルボニル基含有共重合物のカルボニ
    ル基1モルに対し、(A)成分が0.02〜1モルの割
    合で配合されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の塗工紙。 3 主バインダーが、無機微細粉末を(B)成分の共重
    合物100重量部に対し、0〜1,000重量部の割合
    で含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の塗工紙。
JP61247475A 1986-10-20 1986-10-20 合成紙 Granted JPS63101435A (ja)

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JP61247475A JPS63101435A (ja) 1986-10-20 1986-10-20 合成紙

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JP61247475A JPS63101435A (ja) 1986-10-20 1986-10-20 合成紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991126A (ja) * 1982-11-16 1984-05-25 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 不飽和共重合体樹脂成形物の表面処理方法

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JPS5991126A (ja) * 1982-11-16 1984-05-25 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 不飽和共重合体樹脂成形物の表面処理方法

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