JPS63101434A - 塗工紙 - Google Patents

塗工紙

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JPS63101434A
JPS63101434A JP61247474A JP24747486A JPS63101434A JP S63101434 A JPS63101434 A JP S63101434A JP 61247474 A JP61247474 A JP 61247474A JP 24747486 A JP24747486 A JP 24747486A JP S63101434 A JPS63101434 A JP S63101434A
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Naoyuki Kato
直行 加藤
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稔 山田
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Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/38Coatings with pigments characterised by the pigments
    • D21H19/385Oxides, hydroxides or carbonates

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は計測記録、筆記、印刷等の記録に使用する記録
用紙及び情報用紙を特徴とする特殊紙分野、粘着紙・ラ
ベルの分野、パッケージ分野などに利用される塗工紙に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、計測記録、筆記、印刷等の記録用紙には、天然パ
ルプ紙又はプラスチックフィルムを基材とし、その表面
に微細な粉末を含有した合成樹脂を塗工して得られる塗
工紙が多く使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然しながら、プラスチックフィルムを基材とした塗工紙
は、塗工紙として本質的に極めて重要な基材と塗工層と
の密着性及び耐ブロッキング性において充分満足できる
ものではなく、近時、上記物性の向上した用紙に対する
要求が高まってきている。
この対策として、耐ブロッキング性に対しては、合成樹
脂に対する無機微細粉末の添加量を増加させる方法があ
るが、この方法では基材と塗工層との密着性が不充分に
なる傾向があり、さらに無機微細粉末の固着力が低下す
る。また、密着性に対しては、上記とは逆に無機微細粉
末の添加量を減少させる方向で検討されてきたが、この
方法では筆記性が劣るばかりでなく、ブロッキングが起
って、有効とはいい難い。
一方、無機微細粉末の種類を変える検討も行なわれてき
たが、未だ充分な成果を得られていない。
また、紙を基材とした塗工紙にあっては、耐水性及び耐
油性において充分満足すべきものは得られていない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述のような従来技術の問題点を解決し、基材
がプラスチックフィルムの場合においては、基材と塗工
層との密着性が良好であると共に。
耐ブロッキング性が良好であり、また、基材が紙の場合
においては、耐水性及び耐油性が良好で、両者共に筆記
性、印刷性にすぐれた塗工紙を提供することを目的とし
てなされたもので、その構成は1紙またはプラスチック
フィルムから成る基材の表面に、水性バインダーに充填
剤として水硬性無機微粉末を含有せしめた水系塗工剤を
塗工して成ることを特徴とするものである。
すなわち、本発明は、紙またはプラスチックフィルムか
ら成る基材の表面に、 (A)成分 樹脂水性エマルジョン 樹脂固型分量で      100重量部(B)成分 水硬性セメント    30〜500重量部(C)成分 非水硬性無機微細粉末 (B)成分の100重量部に対して 0〜1970重量部 かつ、(A)成分の樹脂固型分100重量部に対して(
B)成分と(C)成分の和が2000重量部以内上記(
A)、 (B)および(C)成分を含有せしめた水系塗
工材を塗工して成ることを特徴とする塗工紙を提供する
ものである。
次に本発明について詳細に説明する。
本発明において適用できる基材としては、表面が平滑な
用紙であれば特に種類は問われないが、紙としては、上
質紙、クラフト紙、板紙及びボール紙等が使用され、ま
た、プラスチックフィルムとしては、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリエチレンテレフタレートフィルム及びポリエチ
レンフィルム等が使用される。
また、樹脂水性エマルジョンは有機バインダーとして、
耐水性、顔料、充填材の固着、および下地への密着力を
付与するものであり、本発明において使用される水性樹
脂バインダーは、基材である紙、プラスチックフィルム
の種類及びその他の条件を考慮して任意に選択すればよ
いが、例えば、メタクリル酸メチル−ブタジェン共重合
体ゴムラテックス、ポリ塩化ビニリデン系エマルジョン
、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体エマルジ
ョン、スチレン−ブタジェン共重合体ゴムラテックス、
酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体ラテックス、
アクリル酸エステル−スチレン共重合体エマルジョン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、アクリル
系樹脂エマルジョン等を単独で、または二種以上併用し
て用いる。
特に、基材がポリプロピレンや高密度ポリエチレンのよ
うな極性基を有しないポリオレフィンの樹脂フィルムで
あるときは、(A)成分の樹脂水性エマルジョンが。
(a)成分: 少なくとも2個のヒドラジン残基を有するヒドラジン誘
導体 と (b)成分: カルボニル基含有アクリル系共重合物の水性分散体 よりなる常温架橋型アクリル系水性エマルジョンを30
重量%以上含む水性樹脂エマルジョンであると、耐水性
、耐ブロッキング性に富み、基材と塗工層の密着性の優
れた塗工紙を得ることができる。
上記(a)成分の少なくとも2個のヒドラジン残基を有
するヒドラジン誘導体としては、たとえば2〜10個特
に4〜6個の炭素原子を含有する下記のジカルボン酸ジ
ヒドラジドがあげられる。蓚酸ジヒドラジド、マロン酸
ジヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒ
ドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒド
ラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジ
ド及び/又はイタコン酸ジヒドラジド、2〜4個の炭素
原子を有する脂肪族の水溶性ジヒドラジン、たとえばエ
チレン−1,2−ジヒドラジン、プロピレン−1,3−
ジヒドラジン及びブチレン−1゜4−ジヒドラジン。
これらの中でもアジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸
ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジドが好ましい。
また、(b)成分のカルボニル基を有するアクリル系共
重合物粒子は例えば、 (イ)メタクリル酸メチル、ビニル芳香族化合物。
メタクリル酸第3級ブチル、アクリル酸第3級ブチル、
ハロゲン化ビニル、エチレンより選ばれた単量体   
 ○〜75重景%重量)2〜8個の炭素原子を有するア
ルカノールのアクリル酸またはメタクリル酸のエステル
、ビニルエステル類、アクリル酸メチル、1.3−ジエ
ンより選ばれた単量体 99.4〜25重量% (ハ)少なくとも分子中に1個のアルド基またはケト基
と1個の重合可能な二重結合を有するカルボニル基含有
単量体0.1〜20重量%(ニ)3〜5個の炭素原子を
有するモノ又は/及びジカルボン酸又は/及び窒素原子
において1〜4個の炭素原子を有するアルキル基又は/
及びアルキロール基により直換されたこれらの酸のアミ
ド 0.5〜IO重量% 必要により (ホ)アクリロニトリル、メタクリルニトリル、0〜4
0重量% 上記(イ)乃至(ホ)のビニル単量体を上記割合で乳化
重合することにより得られるガラス転移点が一80℃〜
+70℃のカルボニル基含有共重合物である。
上記(イ)成分のビニル単量体、即ち、メタクリル酸メ
チル、ビニル芳香族化合物例えばスチレン。
メタクリル酸第3級ブチル、アクリル酸第3級ブチル、
ハロゲン化ビニルエステル例えば塩化ビニル及び/又は
塩化ビニリデン、エチレン、は共重合体中の0〜75重
量%、好ましくは20〜50重量%の量となる採用いる
(ロ)成分のビニル単量体としては1例えば2〜8個の
炭素原子を有するアルコールたとえばエタノール、イン
プロパツール、n−プロパツール、n−ブタノール、イ
ソブタノールもしくは2−エチルヘキサノールとアクリ
ル酸及び/又はメタクリル酸とからのエステル化物、ア
クリル酸メチル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、1
,3−ジエン(例えばブタジェン)が挙げられる。これ
らの中でも2−エチルへキシルアクリレート、n−ブチ
ルアクリレート、エチルアクリレートが好ましい。
これら(ロ)成分の単量体は共重合体中の99.4〜2
5重量%、好ましくは80〜50重量%の量となる採用
いる。
また、(ハ)成分のカルボニル基含有単量体としては、
分子中に少なくとも1個のアルド基又はケト基と1個の
重合可能な二重結合を有する単量体、すなわち特に重合
可能なモノオレフィン性不飽和のアルド化合物及びケト
化合物であって、エステル基C−C○○−)、カルボキ
シル基(−COOH)のみを有する化合物は除かれる。
具体的にはアクロレイン、ジアセトンアクリルアミド、
ホルミルスチロール、好ましくは4〜7個の炭素原子を
有するビニルアルキルケトンたとえば特にビニルメチル
ケトン、ビニルエチルケトン及びビニルイソブチルケト
ン及び/又は次の次式 (式中R1はH又はCH,、R”はH又は1〜3個の炭
素原子を有するアルキル基、R3は1〜3個の炭素原子
を有するアルキル基、そしてR4は1〜4個の炭素原子
を有するアルキル基を意味する)で表わされるアクリル
(メタクリル)オキシアルキルプロパナール、ジアセト
ンアクリレート、アセトニルアクリレート、ジアセトン
アクリレート、ジアセトンメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルアクリレート−アセチルアセテート及びブ
タンジオール−1,4アクリレート−アセチルアセテー
トが用いられる。
これらの中でもアクロレイン、ジアセトンアクリルアミ
ド、及びビニルメチルケトンが好ましい。
この(ハ)成分のカルボニル基含有単量体は、共重合体
中の0.1〜20重量%、好ましくは2〜7重景重量量
となる様用いる。
更に、(ニ)成分の単量体としては、モノオレフィン性
不飽和の3〜5個の炭素原子を有するモノ−及び/又は
ジカルボン酸たとえばアクリル酸、メタクリル酸及びマ
レイン酸、及び/又はそのアミドをたとえばアクリルア
ミド、メタクリルアミド、及び/又はそのN−アルキル
又はN−アルキロール誘導体、たとえばN−メチルアク
リルアミド、N−イソブチルアクリルアミド、N−メチ
ルメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
N−メチロールメタクリルアミド、N−エトキシメチル
アクリルアミド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミ
ドもしくはN−インプロポキシメタクリルアミドが挙げ
られ、これらの中でもアクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸が好ましい。
これら(ニ)成分のビニル単量体は、共重合物中の0.
5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の量となる様
用いる。
必要によりこれら(イ)乃至(ニ)のビニル単量体の他
にアクリロニトリル、メタクリルニトリルを0〜40重
景%重量/及びモノオレフィン性不飽和スルホン酸を0
.1〜10重量%の量追加し、乳化重合して得られる共
重合物のガラス転移温度が一85℃〜+30℃となるよ
う、各ビニル単量体の種類。
量を定める。
この(b)成分の共重合物の水性分散液は普通の手段で
普通の乳化剤及び分散助剤を用いて単量体を水性乳濁液
中で共重合させることにより製造可能であり、そして多
くの場合40〜60重量%の共重合物の濃度を有する。
乳化剤及び分散助剤とじては、共重合物の量に対し多く
の場合0.2〜3重量%のアニオン性及び/又は非イオ
ン性の乳化剤が含有される。その例は下記のものである
ジアルキルスルホンこはく酸ナトリウム、硫酸化油のナ
トリウム塩、アルキルスルホン酸のナトリウム塩、ナト
リウム塩、カリウム塩及びアンモニウムアルキルサルフ
ェート、スルホン酸のアルカリ金属塩、オキシアルキル
化された0□2〜c24−脂肪族アルコールのアルカリ
金属塩及びオキシアルキル化されたアルキルフェノール
のアルカリ金属塩、ならびに他のオキシエチル化された
脂肪酸、脂肪族アルコール及び/又は脂肪族アミド、オ
キシエチル化されたアルキルフェノール、さらに脂肪酸
のナトリウム塩たとえばステアリン酸ナトリウム及びオ
レイン酸ナトリウム。
共重合物のガラス転移温度は常法により、たとえば温度
の関数としてのクリープを試験する際の弾性率の測定か
ら、あるいはDTA(示差熱分析法)を用いて求められ
る。
かかる常温架橋型アクリル系水性エマルジョンは、三菱
油化バーディッシェ(株)よりアクロナールYJ−27
150,YJ−2716D、 YJ−27200,YJ
−27400及びYJ−27410の商品名で販売され
ている。
バインダーとしての本発明の常温架橋型エマルジョンは
、バインダー中の30重量%以上を他の無架橋型のアク
リル系樹脂エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合
体ラテックス、Snl?ラテックス、Ml’lllラテ
ックス、エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体ラ
テックス等におきかえることもできる。
(B)成分の水硬性セメントとしては、基材の表面に塗
工し、乾燥後、硬化するものであれば、特に種類は限定
されない。具体的には普通ポルトランドセメント、マグ
ネシアセメント、早強セメント、超早強セメント、白色
セメント、シリカ系水硬性粉末シボテックス(商品名、
有限会社伊東産業)等が利用できる。水硬性セメント(
B)は、エマルジョン樹脂(A)とともに(C)成分の
非水硬性無機微細粉末を固定し耐水性を上げ下地への密
着力を上げるバインダーの役目と、無機微細粉末(C)
と同じく塗工紙に印刷性や鉛筆筆記性並びに不透明感を
付与し、かつ、白皮を向上させる充填材としての役目を
あわせ持つものである。
さらに、非水硬性無機粉末(C)にくらべ、水硬性セメ
ント(B)は、耐ブロッキング性を大きく改善する。
この為、一般のクレーコーティングでは、バインダー:
顔料類=1:5〜1:10で使用されるが、本発明では
(A) 1 : 20(B+C)と充填材社が多く出来
、さらに白皮の面からも顔料の使用量が減らせコスト面
で有利となる。その他、水硬性の為、乾燥性の面でプラ
スとなる。(B)成分としては白色セメントが効果が大
きい。
次に、(C)成分の非水硬性無機′#細粒粉末しては、
炭酸カルシウム、サチン白、シリカ、酸化チタン、アル
ミナ、クレー及び硫酸アルミニウム等が挙げられるが、
特に炭酸カルシウム等のフィラー類及び酸化チタン、亜
鉛華、酸化鉄等の顔料類等が好ましい。また、この非水
硬性無機微細粉末の粒径は15μ以下、特に、0.1〜
10μが好ましい。
その理由は非水硬性無機微細粉末の粒径が15μ以上で
あると、得られる合成紙の表面が粗面となり。
その平滑性が悪くなるからである。(C)成分は。
印刷性の向上、白皮の向上、着色、不透明感付与、表面
平滑性、及び充填材としてコスト低減を目的としている
これら(A)、 (B)および(C)成分の他に消泡剤
、湿潤剤、凍結防止剤、防腐剤、粘度調整剤、反応促進
・遅延剤、分散剤、可塑剤、有機着色剤等を添加しても
よい。その他プラスチック・ピグメントと呼ばれる有機
フィラー類も加えて良い。
また、乾燥性の向上や塗工しやすくする目的で、若干の
溶剤等を用いることができる。
而して、(A)成分の樹脂水性エマルジョンは、その1
00重量部に対して(B)成分が30以上、かつ、(B
) + (C)の和が2000を若えない範囲の為、塗
工剤の乾燥重量分生のおよそ5〜75重量%、好ましく
は10〜30重量%の割合で用いる。5重量%未満では
得られる塗工紙の耐水性、塗工層と基材層との密着性が
悪くなり、実用的でない。75重量%を越えてはブロッ
キング性が強くなり好ましくない。
(A)の樹脂水性エマルジョンが多くなる範囲では、(
B)、 (C)成分中で(I3)成分を多く使用するの
が好ましい、又、(A)成分中のバインダーとしての常
温架橋型アクリル系エマルジョンは(A)成分の多い範
囲ではその有効性が大きくなる。
(B)と(C)成分は(A)成分ioo重量部に対して
30〜2000重量部の割合で用いる。(C)成分の無
機系粉末は塗工剤中およそ95〜25重量%となる。2
5重重量未満では筆記性、インク乾燥性が実用的でない
95重量%を越えては、塗工層の表面より脱落しやすく
、紙粉トラブルの原因となり、連続印刷性が悪くなる1
通常のクレーコートでは1:5〜1:10として無機フ
ィラーが80〜90%である。これに対して本発明での
無機微細粉末の使用量の範囲が広いのは(B)成分の水
硬性セメントの効果である。
(B)成分の水硬性セメントは前述のバインダーとして
の寄与の他に、塗工紙の表面硬度の向上、塗工剤の乾燥
性の促進にも寄与する。
(B)成分の水硬性セメントは、(A)に対して30〜
500%である。塗工剤中に占める含量はおよそ4〜2
5重景%重量量が(A)に対して30重重量未満では1
反応性態機バインダー並びに充填材としての効果が期待
出来ない。
(B)が低い量の範囲では(C)成分が6倍量となるが
、これは通常のクレーコートの範囲であり、これに(B
)成分が加わる為、(B)成分の水硬性セメントが諸物
性に寄与する。
(A)成分に対して500重量%を越えては塗工紙の剛
性が高くなりすぎ、印刷機や複写機への紙供給性が悪く
なる。
又、(C)成分の非水硬性無機微細粉末は(B)成分の
水硬性セメントの20倍を越えては、(B)のバインダ
ー効果が小さくなって紙粉のもととなり、全体の無機質
が多くなって、剛性の高すぎや密着力低下を招く。この
為、本発明では他を満足していても(B)成分と(C)
成分の合計が(A)成分100重量部に対し、2000
重量部(1: 20)を越えないことも規定している。
(B)および(C)成分の無機系粉末は粒径が15μ以
下が好ましい、特にプラスチックフィルムに塗布の場合
20μ程度の塗工厚となる為、粒径が大きいと表面が粗
面になるためである。
更に、本発明における塗工方式は通常の塗工方式でよい
〔発明の作用及び効果〕
本発明の塗工紙は、上述のように、水系塗工剤として、
水性バインダーに充填剤として水硬性セメントを含有せ
しめたものを使用し、これを基材の表面に塗工したから
、塗工層と基材との密着性が良好であると共に耐ブロッ
キング性も極めて良好であり、筆記性、印刷性にも優れ
ている。
これは水硬性セメントの存在により、水性樹脂バインダ
ーの耐熱性が低くても、全体としての耐熱性が向上する
からである。また、水硬性セメントが無機物質に充分混
合されて硬化することにより、耐水性、耐油性に有効で
あり、更に、無機物質が塗工層から剥離するのを防止で
き、その結果。
非水硬性無機微細粉末をかなり多量に添加できるので、
印刷性が向上する。
一般に、プラスチックフィルムに水系塗工剤を塗工した
もので、基材と塗工層との密着性、耐ブロッキング性及
び印刷性の充分満足すべきものは殆んど知られていない
が、本発明塗工紙は・、基材にプラスチックフィルムを
用いても、上述の作用により、上記各物性は著しく向上
し、充分満足すべきものとなる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお
、例中の部および%は、特に例記しない限り重量基準で
ある。
例  1 温度調節器、いかり形撹拌器、還流冷却器、供給容器、
温度計及び窒素導入管を備えた反応容器内に、下記の原
料を装入した。
水                        
200部エチレンオキシド20モルと反応 させたp−ノニルフェノールの 硫酸半エステルのナトリウム塩 (アニオン性乳化剤)の35%水溶 液                        
 5部エチレンオキシド25モルと反応 させたp−ノニルフェノール(非 イオン性乳化剤)の20%溶液     20部供給物
■として下記の混合物を用いた。
水                       2
00部前記アニオン性乳化剤の35%溶 液                        
25部スチレン             240部ア
クリル酸2−エチルヘキシル エステル             215部アクリル
酸             10部アクロレイン  
          25部アクリルアミド     
      1部部供給物■として、水85部中の過硫
酸カリウム2.5部の溶液を調製した。
反応器内を窒素ガスで置換したのち、装入物に供給物■
の10%を加え、混合物を90℃に加熱した。
次いで供給物■の10%を反応器に注入し、次いで一様
に並行して3ないし3.5時間かけて残りの供結物I及
び■を反応器に供給した。供給後、なお1.5時間90
℃に保持したのち、反応器を室温に冷却した。分散液の
pHをアンモニア水で7〜8となし、アジピン酸ジヒド
ラジド8部を添加して約1時間撹拌した。
このようにして、固形分50%の水性分散体を得た。
例2〜4 例1の製造例において、共重合組成を表1に示す割合に
変更し、例1と同様の重合操作を行って水性分散体を得
た。
/″′ 7′ 、/′ 実施例 1 厚さ60μのコロナ放電処理したポリプロピレンフィル
ムに下記処方−1の塗工剤組成物を塗工した後、乾燥機
により乾燥して、塗工厚み20μの塗工紙が得られた。
このようにして得られた塗工紙について下記のテストを
行なった。
即ち、基材と塗工層との密着性については、サンプルに
ニチバン(株)の粘着セロファンテープを貼付け、−気
に引き剥がすことにより、塗工層の剥に状態を評価し、
耐ブロッキング性については、サンプルの塗工面同士を
重ね合せ1面圧100 g /cd 。
40℃及び24時間の条件で保持し、放冷後、ブロッキ
ングしているかどうかを評価した。
而して、上記テストの結果は、基材と塗工層の密着性及
び耐ブロッキング性は極めて良好であった。また、筆記
性、印刷性にもすぐれていた。
処方−1(乾燥重量部) 常温架橋型アクリル系 エマルジョン 製造例1のもの       30 製造例2のもの        1 炭酸カルシウム         150チタン白  
           50シリカ         
    l 微粉末ポルトランドセメント   10分散剤    
          2助剤       1 実施例 2 厚さ50μのポリエチレンテレフタレートフィルムに下
記処方−1の組成物をプライマーとして塗工した後、乾
燥して塗工厚み5μのものを得た。
このものに、下記処方−2の塗工剤組成物を塗工した後
、乾燥し、全体の塗工厚みが30μの塗工紙が得られた
。この塗工紙は、基材と塗工層との密着性及び耐ブロッ
キング性は極めて良好であった。また筆記性、印刷性に
もすぐれていた。
尚、上記密着性、耐ブロッキング性のテスト方法は実施
例1と同様にした。
処方−1(乾燥重量部) 酢酸ビニル−アクリル酸 エステル共重合体 水性エマルジョン        30アクロナール5
00D (三菱油化 バーディッシェ社製)固型分50% シリカ             1 微粉末日色ポルトランドセメント  1分散剤    
         適量処方−2 酢酸ビニル−アクリル酸 エステル共重合体 水性エマルジョン        30アクロナール5
000 (三菱油化 バーディッシェ社製) カゼイン             5シリカ    
         30チタン白          
   30微粉末セメント          30分
散剤             適址実施例 3 上質紙に、下記処方−3の塗工剤組成物を塗工した後、
乾燥し、塗工厚み25μの塗工紙が得られた。このよう
にして得られた塗工紙について下記のテストを行なった
即ち、耐水性についてはサンプルを一定時間水に浸して
から手でもみ、表面の剥離状態を評価し、また、耐油性
については、サンプルを一定時間油に浸して、表面の剥
離状態を評価した。
而して、上記テストの結果、耐水性及び耐油性は極めて
良好であった。
処方−3(乾燥重量部) スチレン−アクリル酸 エステル系共重合体 エマルジョン          12アクロナールS
−400(三菱油化 バーディッシェ社製) 常温架橋型アクリル系 エマルジョン           8アクロナールY
J−27408(三菱油化バーディッシェ社製) クレー、カリオン        220サチン白  
          100カゼイン        
     5微粉末臼色ポルトランドセメント 80分
散剤              2実施例 4 厚さ60μのコロナ放電処理したポリプロピレンフィル
ムに下記処方−4の塗工剤組成物を塗工し、乾燥機によ
り乾燥した。乾燥後の塗工層の厚みは30μであった。
処方−4(乾燥重量部) 常温架橋型アクリル系梼脂 エマルジョン 製造例1のもの       30 粒径1.8μの炭酸カルシウム   150白色ポルト
ランドセメント    1゜チタン白        
     40分散剤              0
.5エチレングリコール        0.5消泡剤
              0.1このようにして得
られた合成紙は、基材と塗工層との密着性、耐水性及び
耐ブロッキング性は極めて良好であった。
比較例 1 肉厚60ミクロンのコロナ放電処理したポリプロピレン
フィルムの表面に、下記処方−5の塗工剤組成物を塗工
し、乾燥機により乾燥した。乾燥後の塗工層の厚みは3
0ミクロンであった。
このものの塗工層は耐水性に乏しく、また、ポリプロピ
レンフィルムとの密着性も悪かった。
処方−5(乾燥重量部) 無架橋のアクリル系 樹脂水性エマルジョン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紙またはプラスチックフィルムから成る基材の表面
    に、 (A)成分 樹脂水性エマルジョン 樹脂固型分量で100重量部 (B)成分 水硬性セメント30〜500重量部 (C)成分 非水硬性無機微細粉末 (B)成分の100重量部に対して 0〜1970重量部 かつ、(A)成分の樹脂固型分100重量部に対して(
    B)成分と(C)成分の和が2000重量部以内上記(
    A)、(B)および(C)成分を含有せしめた水系塗工
    材を塗工して成ることを特徴とする塗工紙。 2 (A)成分の樹脂水性エマルジョンが (a)成分 少なくとも2個のヒドラジン残基を有するヒドラジン誘
    導体と、 (b)成分 カルボニル基含有アクリル系共重合物の水性分散体 より成る常温架橋型アクリル系水性エマルジョンを樹脂
    水性エマルジョンの樹脂固型分量で30重量%以上含む
    樹脂エマルジョンであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の塗工紙。 3 (b)成分のカルボニル基含有共重合物のカルボニ
    ル基1モルに対し、(a)成分が0.02〜1モルの割
    合で配合されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の塗工紙。 4 (A)成分の樹脂水性エマルジョンのガラス転移点
    が40℃以下であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の塗工紙。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002019050A (ja) * 2000-07-04 2002-01-22 Toppan Printing Co Ltd 発泡化粧材
EP1275494A1 (en) * 2001-07-12 2003-01-15 Sonoco Development, Inc. Liquid-resistant paperboard tube, and method and apparatus for making same
US8926756B2 (en) 2009-12-24 2015-01-06 Posco Strip passing apparatus, apparatus for treating surface of strip with the same, and method for treating surface of strip

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