JPS63101176A

JPS63101176A - 車輌の操向装置

Info

Publication number: JPS63101176A
Application number: JP24769386A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Mizota; 秀昭溝田
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1986-10-18
Filing date: 1986-10-18
Publication date: 1988-05-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、トラクタ等の車輌の操向装置に関する。

（従来の技術）例えば、トラクタでは、作業能率の向上環を図るために
、前・後輪を操向できるものが、既に、特願昭６０−２
５４１７５号等で提案されている。

上記のものでは、第４図に示すように、両前輪４５を操
向させる複動型前輪操向シリンダ４６と、両後輪４７を
操向させる複動型後輪操向シリンダ４８と、各操向シリ
ンダ４６．４８を制御する２個の電磁式比例切換弁４９
．５０とが備えられている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、上記のものでは、各切換弁４９．５０が４ポ
一ト３位置切換弁とされて、スプールを有するものとさ
れており、スプールが比較的大きな質量を有することと
、スプールのランドに作動油の圧力が作用すること等の
ために、切換弁４９．５０の応答性が悪く、前・後輪２
，３の操向を迅速且つ的確に行えないと云う問題があっ
た。

本発明は、上記問題を解決できる車輌の操向装五を提供
することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決すべく、本発明が採用した手段は、両
前輪２を操向させる複動型前輪操向シリンダ１４と、両
後輪３を操向させる複動型後輪操向シリンダ１６とを有
するものにおいて、一方の操向シリンダ１６の各油室２
４，２５が油圧ポンプ３９側と、夫々、電磁式ＯＮ／Ｏ
ＦＦ弁３５．３６を介して接続され、他方の操向シリン
ダ１４の各油室２２．２３がタンク側と、夫々、電磁式
ＯＮ／ＯＦＦ弁３１．３２を介して接続され、各操向シ
リンダ１４．１６の各油室２２〜２５が他方側の操向シ
リンダ１４．１６の各油室２２〜２５と、夫々、電磁式
ＯＮ／ＯＦＦ弁３３．３４を介して接続され、各ＯＮ／
ＯＦＦ弁３１〜３６を制御して前・後輪２．３を操向制
御する制御装置１４が備えられた点にある。

（作　　用）制御装置４１による各ＯＮ／ＯＦＦ弁３１〜３６の制御
によって、前・後輪各操向シリンダ１４．１６が制御さ
れて、前・後輪２．３が操向せしめられる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図乃至第３図の図面に基
き説明すれば、第２図は２軸４車輪型のトラクタ１を示
し、左右一対の前輪２及び後輪３を有する。トラクタ１
の前後には、夫々、作業機が昇降自在で且つ着説自在に
装着可能とされている。

４はトラクタ車体で、エンジン５、ミッションケース６
等から構成されている。７はボンネットである。車体４
の後部上には、座席８が備えられている。９は左右一対
のステップで、ミッションケース６の前部の左右両側か
ら突設されている。

車体４の前部と後部とには、夫々、その下方に位置する
前車軸ケース１０と後車軸ケース１１とが備えられ、前
・後各車軸ケース１０．１１の左右各端部には、各前輪
２と各後輪３とがキングピン１２．１３廻りに回動自在
に支持されている。

第１図にも示すように、両前輪２は、前輪操向シリンダ
１４により、操向アーム１５を介して連動連結され、両
後輪３は、後輪操向シリンダ１６により、操向アーム１
７を介して連動連結されている。各操向アーム１５．１
７は各キングピン１２．１３上端に固設されている。

各操向シリンダ１４．１６は複動型とされ、そのシリン
ダチューブ１８．１９が車体４に保持され、チューブ１
８．１９内部は、ピストン２０．２１により左右の油室
２２〜２５に分けられている。各ピストン２０．２１か
らは、チューブ１８．１９外部に突出するピストンロッ
ド２６．２７が突設され、各ロッド２６，２７が各操向
アーム１５．１７に連動連結されている。

前輪操向シリンダ１４の各油室２２．２３はタンク側と
、第１・第２ＯＮ／ＯＦＦ弁３１．３２を介して接続さ
れると共に、上記各油室２２．２３は後輪操向シリンダ
１６の各油室２４　、２５と、第３・第４ＯＮ／ＯＦＦ
弁３３．３４を介して接続されている。

又、後輪操向シリンダ１６の各油室２４．２５は、エン
ジン５によって駆動される油圧ポンプ３９と、第５・第
６ＯＮ／ＯＦＦ弁３５．３６を介して接続されている。

更に、油圧ポンプ３９と第５・第６各ＯＮ／ＯＦＦ弁３
５．３６を接続する油路には、第７ＯＮ／ＯＦＦ弁３７
を有する油路が接続され、第７ＯＮ／ＯＦＦ弁３７を通
って作動油は、他の油圧装置又はタンクへ導かれる。

各ＯＮ／ＯＦＦ弁３１〜３７は、２ポ一ト２位置切換タ
イプの電磁式比例切換弁とされて、ポペットををし、流
量も制御可能とされている。

４０はリリーフ弁である。

４１は操向制御装置で、各ＯＮ／ＯＦＦ弁３１〜３７を
制御して、前・後輪２，３を操向制御するもので、ハン
ドル４２と、ハンドル４２により操作されるポテンショ
メータ４３と、操向用スイッチとを有する。

尚、トラクタ１には、無線等の遠隔操縦によって作動せ
しめられる制御装置も備えられており、この制御装置に
よって、トラクタを運転することも可能とされている。

上記のように構成した実施例によれば、操向制御装置４
１のハンドル４２と操向用スイッチの操作による各ＯＮ
／ＯＦＦ弁３１〜３７の操作により、前・後輪各操向シ
リンダ１４．１６を制御できて、下記のような操向モー
ドを選択できる。

即ち、第３図は各種の操向モードを示しており、同図に
おいて、ａは直進モード、ｂは前輪操向モード、Ｃは後
輪操向モード、ｄは平行操向モード、ｅは非平行操向モ
ードである。

又、上記直進モードは、前・後輪２，３が共に前方を指
向して直進走行するモードを、前輪操向モードは、前輪
２のみが左右に操向せしめられるモードを、後輪操向モ
ードは、後輪３のみが左右に操向せしめられるモードを
、平行操向モードは、前・後輪２．３が共に同一方向に
同一角度操向せしめられて斜め前方に走行できるモード
を、非平行操向モードは、前・後輪２．３が互いに逆方
向に同一角度操向せしめられるモードを云う。

上記各操向モードは、次表のように、第１〜第７ＯＮ／
ＯＦＦ弁３１〜３７の制御によって行われる。次表にお
いて、左右とは、トラクタ１の前進時を基準として対応
する車輪２．３を左又は右へ操向させることをいう。又
、Ｏは、ＯＮ／ＯＦＦ弁３１〜３７がＯＮ位置にあるこ
とを示し、×はＯＮ／ＯＦＦ弁３１〜３７がＯＦＦ位置
にあることを示している。

次に、上記表のモードのいくつかを例にとって具体的に
説明すると、まず、直進モードでは、第１〜第６ＯＮ／
ＯＦＦ弁３１〜３６がＯＦＦ位置とされ、第７ＯＮ／Ｏ
ＦＦ弁３７がＯＮ位置とされる。

これにより、油圧ポンプ３９からの作動油は、第７ＯＮ
／ＯＦＦ弁３７を通って、別の油圧装置又はタンクへ導
かれる。

そして、各操向モードでは、第７ＯＮ／ＯＦＦ弁３７は
ＯＦＦ位置とされ、油圧ポンプ３９からの作動油は各操
向シリンダ１４．１６へ供給される。

例えば、前輪操向モード（右）の場合、即ち、前輪２の
みを右方へ操向させる場合には、第１・第４・第６ＯＮ
／ＯＦＦ弁３１，３４．３６をＯＮ位置とし、他のＯＮ
／ＯＦＦ弁３２．３３．３５．３７をＯＦＦ位置とする
。

これにより、油圧ポンプ３９からの作動油は、第６ＯＮ
／ＯＦＦ弁３６を通って、後輪操向シリンダ１６の右側
油室２５内へ入るが、第３・第５ＯＮ／ＯＦＦ弁３３．
３５がＯＦＦ位置にあって、後輪操向シリンダ１６がロ
ック状態にあることから、後輪操向シリンダ１６は作動
せず、その右側油室２５へ入った作動油は第４ＯＮ／Ｏ
ＦＦ弁３４を通って、前輪操向シリンダ１４の右側油室
２３へ入る。

この場合において、第１ＯＮ／ＯＦＦ弁３１がＯＮ位置
にあり、第２ＯＮ／ＯＦＦ弁３２がＯＦＦ位置にあるの
で、前輪操向シリンダ１４のピストン２０は左方へ移動
し、その左側油室２２から作動油が第１ＯＮ／ＯＦＦ弁
３１を通って、タンクへ排出される。

これにより、両前輪２は右側へ操向せしめられる。

又、後輪操向モード（左）の場合、即ち、後輪３のみを
左へ操向させる場合には、第１・第３・第６ＯＮ／ＯＦ
Ｆ弁３１．３３．３６をＯＮ位置とし、他°のＯＮ／Ｏ
ＦＦ弁３２，３４．３５．３７をＯＦＦ位置とする。

これにより、油圧ポンプ３９からの作動油は第６ＯＮ１
０ＦＦ弁３６を通って、後輪操向シリンダ１６の右側油
室２５内に入り、そのピストン２１を左側へ摺動させる
。

これによって、後輪３は左側へ操向せしめられると共に
、後輪操向シリンダ１６の左側油室２４から作動油が第
３ＯＮ／ＯＦＦ弁３３、前輪操向シリンダ１４の左側油
室２２、第１ＯＮ／ＯＦＦ弁３１を介して、タンクへ排
出される。

又、平行操向モード（右）の場合、即ち、前・後輪２．
３を共に右方向に同一角度操向させる場合には、第１・
第４・第５ＯＮ／ＯＦＦ弁３１，３４．３５をＯＮ位置
とし、他のＯＮ／ＯＦＦ弁３２．３３．３６．３７をＯ
ＦＦ位置とする。

これにより、油圧ポンプ３９からの作動油は後輪操向シ
リンダ１６の左側油室２４に入って、そのピストン２１
を右側へ摺動させ、一方、その右側油室２５からは作動
油が第４ＯＮ／ＯＦＦ弁３４を介して前輪操向シリンダ
１４の右側油室２３へ入り、そのピストン２０を左側へ
摺動させる。

また、前輪操向シリンダ１４の左側油室２２からは作動
油が第１ＯＮ／ＯＦＦ弁３１を介してタンクへ排出され
る。

上記のようにして、前・後輪２，３が共に右方向に同一
角度操向せしめられる。

更に、非平行操向モード（前輪左、後輪右）の場合、叩
ち、両前輪２を左側に、両後輪３を右側に夫々同一角度
操向させる場合には、第２〜第５ＯＮ１０ＦＦ弁３２〜
３５をＯＮ位置とし、他のＯＮ／ＯＦＦ弁３１．３６．
３７をＯＦＦ位置とする。

これにより、油圧ポンプ３９からの作動油は、第５ＯＮ
／ＯＦＦ弁３５を介して、後輪操向シリンダ１６の左側
油室２４へ入ると共に、第３ＯＮ／ＯＦＦ弁３３を介し
て、前輪操向シリンダ１４の左側油室２２へも入って、
各ピストン２０．２１を右側へ摺動させる。

又、後輪操向シリンダ１６の右側油室２５内からは作動
油が、第４ＯＮ／ＯＦＦ弁３４を介して前輪操向シリン
ダ１４の右側油室２３内に入り、この右側油室２３から
は作動油が第２ＯＮ／ＯＦＦ弁３２を介してタンクへ排
出される。

これによって、両前輪２は左側に、両後輪３は右側に、
夫々、同一角度だけ操向せしめられる。

ところで、上記のように、前・後輪各操向シリンダ１４
．１６を制御するのに、ポペットを有する電磁弁弐〇Ｎ
１０ＦＦ弁３１〜３７を用いているので、操向時の応答
性が良く、前・後輪２．３の操向を迅速かつ的確に行え
る。

又、第１〜第６ＯＮ／ＯＦＦ弁３１〜３６は電磁式比例
弁であって、その通過流量を制御できるので、前・後輪
２，３の操向速度も制御できる。

第５図は本発明とは別の操向装置を示すもので、第４図
に示す操向装置の変形例とされている。即ち、前・後輪
各操向シリンダ４６．４８を制御する切換弁４９．５０
が電磁式比例切換弁とされず、通常の電磁式切換弁とさ
れている。

又、前輪側の切換弁４９のドレン回路には、電磁式比例
絞り弁５１が備えられている。

尚、前・後輪４５．４７にホイールアライメントがつけ
てあれば、各切換弁４９．５０として第６図に示すよう
なオーブンセンタ型の切換弁を使用することもある。

（発明の効果）以上詳述したように、本発明によれば、操向装置の応答
性を良好なものとでき、前・後輪の操向を迅速且つ的確
に行える。本発明は上記利点を有し、実益大である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示し、第１図は
油圧回路図、第２図はトラクタの平面図、第３図は作用
状態説明図、第４図は従来−例を示す油圧回路図、第５
図は本発明とは別の操向装置を示す油圧回路図、第６図
は第５図の切換弁の他側を示す図である。１・・・トラクタ、２・・・前輪、３・・・後輪、１４
．１６・・・前輪・後輪操向シリンダ、２２〜２５・・
・油室、３１〜３７・・・第１〜第７ＯＮ／ＯＦＦ弁、
３９・・・油圧ポンプ、４１・・・操向制御装置。特　許　出　願　人　　久保田鉄工株式会社箒１０第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）両前輪２を操向させる複動型前輪操向シリンダ１
４と、両後輪３を操向させる複動型後輪操向シリンダ１
６とを有するものにおいて、一方の操向シリンダ１６の各油室２４、２５が油圧ポン
プ３９側と、夫々、電磁式ＯＮ／ＯＦＦ弁３５、３６を
介して接続され、他方の操向シリンダ１４の各油室２２
、２３がタンク側と、夫々、電磁式ＯＮ／ＯＦＦ弁３１
、３２を介して接続され、各操向シリンダ１４、１６の
各油室２２〜２５が他方側の操向シリンダ１４、１６の
各油室２２〜２５と、夫々、電磁式ＯＮ／ＯＦＦ弁３３
、３４を介して接続され、各ＯＮ／ＯＦＦ弁３１〜３６
を制御して前・後輪２、３を操向制御する制御装置１４
が備えられたことを特徴とする車輌の操向装置。