JPS6310030Y2 - - Google Patents

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JPS6310030Y2
JPS6310030Y2 JP14667282U JP14667282U JPS6310030Y2 JP S6310030 Y2 JPS6310030 Y2 JP S6310030Y2 JP 14667282 U JP14667282 U JP 14667282U JP 14667282 U JP14667282 U JP 14667282U JP S6310030 Y2 JPS6310030 Y2 JP S6310030Y2
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JP14667282U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は建築用枠部材に関し、特に連結孔の
設けられた四角形の枠を市松模様に3個一体的に
形成した枠材を止め具で連結し、かつ、装飾部材
を装着させる建築用枠部材に関するものである。
日本人の生活様式は大幅に変化し、住宅も大き
く変化してきている。以前の住宅は、和風住宅が
その主流を占めていたが、畳の部屋を基盤とした
座式生活が崩れはじめ、椅子とテーブルを基盤と
した椅子式生活が多く取り入れられる様になつ
た。その結果、住宅様式にも純粋洋風住宅あるい
は和風と洋風の折衷的なものが多くなつてきてい
る。それに伴い、住宅内部においても洋風化が進
んできている。すなわち、従来の和風住宅は、質
素であまり飾りを好むものではなかつたが、洋風
住宅においては、和風住宅に比べ、より住宅に装
飾的要素を採り入れている。特に、玄関ドアや天
井、階段等にその傾向が強く表れている。従来の
装飾は豪華なイメージを演出する為に高価な材料
を使用したり、用途別に特別に装飾部材を製作す
る等、低廉なものを提供することは困難であつ
た。また、小さな部材を多数連結して装飾的に使
用することが考えられた。これらのうちには、四
角形の枠を4つ十字形に連結形成した枠材を多数
連結して、装飾格子を成形するものもあつたが、
連結した全体の形状が四角形のブロツクに限定さ
れていたり、あるいは、四角形に連結した場合、
辺部および中間部に不足が生じてしまう等の欠点
があつた。
この考案の目的は、従来技術の欠点を除去した
新規な建築用枠部材を提供するものである。
この考案によれば、アルミ材から成る四角形の
枠を市松模様に一体的に成形した枠材を止め具に
よつて容易に連続的に連結することができるの
で、、汎用性のある、低廉で作業性に優れた建築
用枠部材を提供することができると共に、装飾部
材と組み合せることによつて変化に富んだ装飾格
子を創り出すことができる。
以下、図面に示す実施例に基づいて、この考案
を詳細に説明する。
第1図は、この考案に係る建築用枠部材10の
全体を示す斜視図である。
建築用枠部材10は、枠材20と止め具30と
からなる。枠材20は第1図に示す通り、アルミ
材から成る正方形の枠を中央上部とその両脇の左
右下部に3個を一体的に連結させて形成してい
る。3個の正方形枠の接合は、中心となる中央上
部の正方形枠Lの底辺L2の両角部に、それぞれ
左下部の正方形枠Mの角部と右下部の正方形枠N
の角部とを接合し、前記正方形枠Lの底辺L2と
左下部の正方形枠Mの上辺M4と右下部の正方形
枠Nの上辺N4とが一直線となり、また、側辺L
1と、側辺M3,側辺L3と側辺N1が直線とな
る様に形成されている。また、直線となつて形成
された側辺L1とM3・側辺L3とN1・辺M4
とL2とN4とは直交する様に接合されている。
正方形枠LMNの各角部は、直交接合部22と連
結部24とが形成されている。直交接合部22
は、前述の正方形枠の辺が互いに直交する部分で
あり、その内部中央には、水平方向に円柱形の係
止孔23が穿設されている。また、連結部24
は、正方形枠の直交部以外の角部に突設されてお
り、その内部中央には水平方向に連結孔25が穿
設されている。連結部24の接合面24aは垂直
に切断されており、他の建築用枠部材10の連結
部24の接合面24aと密着接合する形状となつ
ている。連結孔25には止め具30を挿入し、枠
材20を互いに連結する。止め具30は、金属製
の細管の長手方向の一部を波形に切欠したスプリ
ングピンからなる。
第2図は、この考案に係る建築用枠部材10の
枠材20を連結部24において止め具30を使用
して連結させた状態を示す図である。
枠材20を接合させる際は、連結部24の連結
孔25が一直線に並接する様に接合面24aを互
いに当接し、連結孔25に止め具30を挿入して
枠材20を互いに固着させる。止め具30はスプ
リングピンであつて、平常時には波形の切欠部3
2が開いた状態にあるが、これを押圧した閉じた
状態においては、止め具30の周径は連結孔25
の内径より僅かに小さく形成されている。挿入す
る際は止め具30を周囲より内側に押圧し、切欠
部を閉じる様にして連結孔25へ挿入する。挿入
された止め具30は、連結孔25内において切欠
部32が開いた状態に戻ろうとする。この為、止
め具30の周面全体で連接孔25の内周面を押す
ことになり、枠材20同士を互いに強固に連結す
ることができ、しかも容易にその連結が外れるこ
とはない。また、止め具30は、その切欠部32
を波形に形成してある為、連結孔25の内部にお
いては波形切欠部32が噛合し、止め具30が連
結孔25内部において捻れたりすることはない。
更に、連結部24は直交接合部22の幅の2分の
1の幅に成形されているので、連結部24が連接
された時に直交接合部22と同じ大きさになる。
この為、連結部24が強固に密着結合され、枠材
20を多数組み合せた時、連接部の繋ぎ目が目立
つことがなく看者にあたかも全体を一体的に成形
した様な印象を与える。
第3図aは、この考案に係る建築用枠部材10
を天井の装飾用として四角形ブロツクに連結した
状態を示す正面図である。第3図bは、この考案
に係る建築用枠部材10を天井の装飾用として菱
形ブロツクに連結した状態を示す正面図である。
この考案に係る建築用枠部材10は、正方形枠
を市松模様に3個連結した構成であるので、第3
図a,bに示す様に、四角形ブロツクを形成する
にも、菱形ブロツクを形成するにも、図中で太線
で示す様に辺部において過不足なく、連結するこ
とができる。従来の枠材は、四角形の枠を十字形
に4個を一体として結結された形状であつた為、
ブロツクの角部(コーナー)に余分の四角形の枠
が必要となつたり、また、十字形と十字形の隣接
部分である中間に補助の四角形の枠が余分に必要
となつていた。あるいは、菱形に連結するには多
数の補助枠が必要となる為に実際上は使用できな
い等の欠点があつた。この考案に係る建築用枠部
材10は、前記詳述したような構成である為に、
これらの不都合を解消することができる。
第4図aは、この考案に係る建築用枠部材10
の別の実施例に使用する装飾部材40の斜視図で
ある。第4図bは、装飾枠材40の装飾部の裏面
44を表わす斜視図である。
装飾部材40は、装飾部42と装着部48とか
ら成る。装飾部の裏面44は、枠材20の直交接
合部22と同形の略十字形に切削加工された溝4
6が設けられている。溝46が直交する中心部分
には、円形の凹状が形成されており、直交接合部
22および連結部分を収納する形状になつてい
る。また、装飾部42を枠材20の片面あるいは
両面に装着することができる。片面に装着する時
には、裏に装着部48を装着させて、装飾部42
と装着部48を接着剤等で強固に接合する。装飾
部材40の大きさは、木材の小片で充分であり、
少ない資材でも広い面積を覆うことができ経済的
である。この実施例においては、高級木材を加工
した時に出る端材を利用することも可能である
為、極めて安価でしかも資源の有効利用にも繋が
り、かつ、全体として高級な感じの家具等を提供
することができる。また、装飾部材40の素材は
木材に限定されるものではなく、他にも、アルミ
材、合成樹脂材等が考えられる。
第5図は、連結された枠材20の直交接合部2
2および連結部分に装飾部材40を装着した状態
を示す図である。
装飾部材40は、第4図で示した様に、その裏
面が直交接合部22および連結部分と同形の略十
字形に切削加工さているので、容易に直交接合部
22および連結部分に装着することができる。こ
の為、装飾部材40を枠材20に装着することに
よつて枠材20だけを連続的に連結して全体のブ
ロツクを形成した時とは、異なつたデザインを創
り出すことができる。更に、第5図a,bに示す
様に装飾部42の表面の形状を変化させることに
よつて、その全体のイメージを変化させることが
できる。この実施例においては、その表面の形状
が四角形および円形であるが、これらに限定され
るものではなく菱形,三角形等,種々の形状が考
えられる。また、装飾部材40は、高級材の端材
を利用して造ることができるので、枠材20のみ
で組み立てられた時とは異なる高級材の豪華な、
あるいは、木材の暖かな雰囲気を創り出すことが
できる。更に、装飾部材40によつて、連結部分
を完全に被覆する為、外観上、全体を一体的に成
形した様な印象を与えることができる。
第6図a,b,cは、この考案に係る建築用枠
部材10を玄関ドアの装飾用として利用した状態
を示す図である。前述の通り、この考案に係る建
築用枠部材10は、第6図a,bに示す様に四角
形のブロツクbにも菱形のブロツクa,cの形状
にも組むことができる。また、a,b,cに示す
様に装着する装飾部材40の形状を変化させるこ
とによつても、全体のイメージを大きく変化させ
ることができる。この様に、枠材20の組み方と
装飾部材40の組合せにより、多くのバリエーシ
ヨンを創作することができる。
第7図は、この考案に係る建築用枠部材10を
パーテイシヨンとして利用した図である。この実
施例においては、装飾部材40を枠材20の表裏
両面に装着して接合することにより、両面に装飾
を施すことも可能である。
第8図は、この考案に係る建築用枠部材10を
天井スクリーンとして利用した図である。天井ス
クリーンとして利用することによつて、天井に取
り付けられた照明の光線を微妙に変化させると共
に、豪華な雰囲気を演出することができる。この
実施例においては、枠材20に装飾部材40が装
着されているが、枠材20を多数連結しただけで
も同様な効果を得ることができる。また、この実
施例においては、建築用枠部材10を多数連結
し、天井スクリーンとして照明具より床側に設置
されているが、直接天井にとりつけて天井材とし
て使用することも考えられる。
第5,6,7,8図において、この考案に係る
建築用枠部材10の応用例を示したが、これらに
限定されるものではなく、天井材,間仕切り,つ
い立て,は勿論のこと,その他にも装飾用および
防犯用の窓格子,腰板,階段の手摺および墜落防
止を兼ねたベランダ用手摺,壁,門扉,塀等にも
この素材を応用したデザインを施すこともでき
る。また、枠材の素材についても、この実施例で
はアルミダイキヤストを想定しているがアルミそ
の他の金属に限定されるものではなく、プラスチ
ツク成形等どのような素材でも作成可能である。
この考案に係る建築用枠部材10は、上記詳述
した様な構成であるので、止め具30で容易に連
結することができ、更に、装飾部材40も容易に
直交接合部22および連結部分に装着することが
できる為、取扱いが簡単で作業能率が優れ、且つ
種々のものに広く応用することができるという実
用的効果を有する。また、枠材20は、アルミ材
を一体的に成形したもので、装飾部材40も高級
材の端材を利用してつくることもできる為、低廉
でありながら高級な感覚のある建築用枠部材10
を提供することができるという経済的利点も有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る建築用枠部材10の
全体を示す斜視図である。第2図は、この考案に
係る建築用枠部材10の枠材20を連結部24に
おいて止め具30を使用して連結させた状態を示
す図であ第3図aは、この考案に係る建築用枠部
材10を天井の装飾用として四角形に連結した状
態を示す正面図である。第3図bは、この考案に
係る建築用枠部材10を天井の装飾用として菱形
に連結した状態を示す正面図である。第4図a
は、この考案に係る建築用枠部材10の別の実施
例に使用する装飾部材40の斜視図である。第4
図bは、装飾部材40の装飾部の裏面44を表わ
す斜視図である。第5図a,bは、連結された枠
材20の直交接合部22および連結部分に装飾部
材40を装着した状態を示す図である。第6図
a,b,cは、この考案に係る建築用枠部材10
を玄関ドアの装飾用として利用した図である。第
7図は、この考案に係る建築用枠部材10をパー
テイシヨンとして利用した図である。第8図は、
この考案に係る建築用枠部材10を天井スクリー
ンとして利用した図である。 10……建築用枠部材10、20……枠材、2
2……直交接合部22、24……連結部、24a
……接合面、30……止め具、32……切欠部、
40……装飾部材40、42……装飾部、44…
…装飾部裏面、46……溝、48……装着部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 角部に連結孔の設けられた四角形の枠を市松
    模様に3個を一体的に形成した枠材と該枠材を
    連結する止め具とから成ることを特徴とする建
    築用枠部材。 (2) 前記第1項記載の止め具が金属製の細管の長
    手方向の一部を波形に切欠したスプリングピン
    からなることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の建築用枠部材。 (3) 前記第1項記載の枠材の辺に着脱可能な装飾
    部材を装着させることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の建築用枠部材。
JP14667282U 1982-09-28 1982-09-28 建築用枠部材 Granted JPS5951119U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14667282U JPS5951119U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 建築用枠部材

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JP14667282U JPS5951119U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 建築用枠部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5951119U JPS5951119U (ja) 1984-04-04
JPS6310030Y2 true JPS6310030Y2 (ja) 1988-03-24

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ID=30326410

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JP14667282U Granted JPS5951119U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 建築用枠部材

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JPS5951119U (ja) 1984-04-04

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