JPS629981A - 熱転写プリンタ−におけるインクリボンのバツクテンシヨン機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱転写プリンターにおけるインクリボンのバ
ックテンション機構に関するものである。

〔従来の技術〕

熱転写プリンターに使用されるインクリボンとしては、
近年印字スピードの高速化に対応１７て極めて薄いベー
ス材料が用いられる（川向があり、一般的には３．５〜
６７７ｍ厚の薄いものが主情となっている。しかも、そ
の素材としてはコス１への制約から必ずしも機械的性質
が優れているとは言えないポリエステルが用いられてい
る。従って、このようなインクリボンに発熱体であるザ
ーマルヘソドをある程度の圧接力を与えながら記録紙と
の間に押し付は且つ毎秒４０〜６０キャラクタ−（文字
、記号）の印字スピードで摺動さ−〔た時、行の最終端
においては２〜５　ｍｍ程度のリボンの伸びが生じ、こ
のために、たとえ印字中はリボンの両端が動かないよう
に固定しておいたとしても、印字中その後半部において
インクリボンは不安定とｔ（っで上下に揺動を始め、こ
れによってリボンの片寄り、折れ、印字のかすれ等が発
生し、印字品質を甚しく損うことが多い。

一般的には、このような不具合を解消するために、リボ
ンカートリッジとリボンガイドプーリーとの間にテンシ
ョンプーリーを設け、そのハネの作用でリボンの緩みを
吸収する方法がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記方法はそのために数点の部品が必要となり
、又ｌ！メを吸収しようとして適度のテンションを与え
ようとした場合、供給側リールからリボンが引き出され
てこないように供給リール台にブレーキ装置などを付加
する必要が出てきたりしてコスト的には不利である。

又、行の両端部付近のごく一部にのめ文字１記月、或は
罫線などが印字され、中央部には印字すべきものが全く
無いような場合にも、従来は常に−・持分のインクリボ
ンをそっくり入れ替えていた。

そのため、インクリボンはその行の両端部のみが使用さ
れ、中央の大部分が未使用のままに一行分のリボンが送
り出され、次の行のために新たに未使用の一行分のリボ
ンを送り込まなければならず、非常に不経済であった。

本発明は、−１二記問題点に鑑み、印字品質を良好に保
つことができ面もコスト的に有利でインクリボンも経済
的に用い得るインクリボンのハックテンション機構を提
供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明による
インクリボンのハックテンション機構は、供給側リール
台を摩擦連結部を介し７７駆動部と連結すると共に、該
駆動部により供給側リール台にインクリボンを（１４給
する際の回転力法とは逆の方向のトルクを常にＩＪえる
ようにして、インクリボンにたるみがルした場合に即座
にその部分を供給リールにより巻取るよ・うにしたもの
である。

〔実施例〕

以下図示した一実施例に基づき本発明をａ′Ｃ細に説明
すれば、第１図は熱転写プリンターの要部を示す斜視図
であって、１は本体フレーム、２は本体フレームｌの図
示しない左右（ｊｌ、ｌ壁間に回転可能に横架されＩ９
つ図示しないモータにより所定のピンチで間欠回転せし
められるプラテン、３０プラテン２と平行に本体フレー
ム１の図示しない左右側壁間に回転可能に横架されたガ
イド軸、４しｌガイド軸３に軸方向移動可能Ｕ１つ回転
可能に装架されていてその前縁部が本体）Ｌ・−ムｌ側
に形成されたガイド溝５に滑合していると共に１口部に
ペーパーガイド４ａが設けられたキャリッジ（第２図参
照）である。６は本体フレームｌの図示しない起立部に
枢着されたプーリー、７は本体フレームｌに固定された
モータ８の主軸に固定された駆動プーリー、９は駆動プ
ーリー７に−巻きされ目つ駆動プーリー７及びプーリー
６間に掛けられてい゛ζキャリッジ４に連結されたワイ
ヤであって、これらがキャリッジ駆動機構を構成してい
る。１０及び１１は夫々ガイド軸３の左端近傍及び右端
近傍に配置されていてキャリッジ４の底部により押圧さ
れてＯＮ状態になることによりキャリッジ４がボームポ
ジション（左端位置）及び行の辺端（右端位置）にある
ことを検出する検出スイッチである。

第２図はキャリッジ４まわりの詳細な構造を示しており
、１２はギヤリッジ４の内側においてガイド軸３上に軸
方向移動可能且つ回転可能に装架されたヘッド取付部材
、１３はヘッド取付部材１２に装着されたサーマルヘッ
ド、Ｉ４はキャリッジ４の内側において軸方向移動可能
Ｈつ回転可能に装架されていて上端部にペーパーガイド
４ａとの間で後述のインクリボンを挟持するだめのゴム
パッド１５が固着され■−っ後端部に水平折曲部１４ａ
が設けられたリボンクランパー、１６は今ヤリソジ４の
後端部に枢着されていて前端部が水平折曲部１４ａに上
方から当接し得るクランパー作動板、１７はリボンクラ
ンパー１４の水平折曲部１４ａとクランパー作動板１６
との間に張架されていてリボンクランパー１４及びクラ
ンパー作動板１６に対して第２図において右旋習性を付
与するバネであって、これらはいずれもキャリッジ４と
一体にガイド軸３−１−を移動し得るようになっている
。再び第１図において１８及び１９はガイド軸３の両端
に固着された一対のホルダーレバー、２０はガイド軸３
と平行になるようにして両端がホルダーレバー１８及び
１９に夫々固着されていると共に前縁部がヘッド取付部
材１２及びクランパー作動板１６の各後端部の切欠きに
嵌合−１！シめられている断面Ｉ１字字形形駆動レバー
、２１及び２２は夫ホルダーレバー１８及び１９におい
て右旋習１（１を付Ｊ５ジζいるハネである。第３図Ｉ
４一方のボルダ−レバー１８まわりの詳細な構造を示し
ており、２３はボルダ−レバー１８の後端部に枢着され
たピン、２４は本体フレー１．１の前縁部にネジ固定さ
れた支持板、２５は支持板２４に固着された支持ピン、
２６は支持ピン２５に回転可能日つ中心軸を含む面内で
一定の範囲で揺動可能に支持されていると共にハネ２６
ｅにより左旋習性が付すされ更に弧状縁２６ａ、フック
部２６ｂ、傾斜部２６Ｃ１斜め折曲部２６ｄとを有して
いて、ボルダ−レバー１８の一回目の右旋によりビン２
３力層爪状縁２６ａに押接すると右旋せしめられホルダ
ーレバー１８の若干の戻り動作によりピン２３がフック
部２６ｂに係合することによりホルダーレバー１８を左
旋状態に係止し、ホルダーレバー１８の二回目の左旋に
よりピン２３が傾斜縁２６Ｃに押接すると左旋せしめら
れボルダ−レバー１日の戻り動作によりピン２３の端面
が斜めの折曲部２６ｄに摺接することにより紙面上方へ
揺動せしめられてホルダーレバー１８に対する係止を解
除するラチェット板、２７は本体フレーム１１−に固定
されηつそのプランジャー２７ａがボルダ−レバー１８
と連結されていて励磁された時ホルダーレバー１８を左
旋ゼしめる電磁プランジャーであって、これらが駆動レ
バー２０．ハネ２１及び２２と共にヘッド取付部＋１．
４’＋２及びリボンクランパー１４を駆動するヘソｌ”
・クランパー駆動機構を構成している。

２８は本体フレーム１の１１１縁部のほぼ中央部に固定
されていて後述のリール駆動機構がｋＪ■込まれたカー
トリッジ載置台、２９は内部にインクリボンが巻かれた
供給リール及び巻取リールを備えていてカートリッジ載
置台２８上に板ハネ３ｏにより着脱自在に固定され■っ
両リールがリール駆動機構に着脱自在に連結せしめられ
るリボンカートリッジ、３１及び３２は夫々プラテン２
の両端近傍において本体フレーム１の図示しない直立壁
に枢着された一対のガイドプーリー、３３は両端がリボ
ンカートリッジ２９の（５（給リール及び巻取リールに
夫々固定されていると共にそれ以外の部分が両リールに
巻回され目つりボンカー［リッジ２９から引き出されて
ガイドプーリー３１及び３２に掛けられ図示しない記録
紙とザーマルー・ソト１３との間及びペーパーガイ１゛
４ａとゴｌ、パソ「］５との間に導かれるインクリボン
である。第４図及び第５図は夫々リール駆動機構の平面
図及び断面図であって、３４はカートリッジ載置台２８
の底壁に固着され且つ主軸にピニオン３５が固着された
モータ、３６は該底壁に枢着され目つピニオン３５と噛
合せしめられたギヤ、３７は前記底壁にｉＷ着され■つ
バネ３Ｂにより第４図において右旋習性が付与されてい
て下面にピン状突起３７ａが形成された揺動板、３９は
前記底壁に設けられていてピン状突起３７ａが嵌合する
ことにより揺動板３７の回動範囲を規制している長孔、
４０は前記底壁に揺動板３７と同軸的に枢着され且つギ
ヤ３６のピニオン３６ａと噛合せしめられたアイドラー
ギヤ、４１は前記底壁に枢着されていてカートリッジ載
置台２８の頂壁から」一方へ突出する駆動軸部４］ａと
中間フランジ部４’　ｌ　ｂと」二面にフェルト４２が
固着された下側フランジ部４１ｃとから成る供給側リー
ル台、４３は両フランジ部４１ｂ及び４１ｃ間に位置す
るようにして駆動軸部４１ａに回転可能に嵌合−ロしぬ
られｈつギヤ４０と噛合せしめられたギヤ、４４は中間
フランジ部４１ｂとギヤ４３との間に介ｉ６されていて
ギヤ４３をフェルト４２に圧接せしめるハネであり、供
給側リール台４１とギヤ４３は摩擦力により連結せしめ
られている。４５は前記底壁に枢着されていてカートリ
ッジＭ　ｆｆ台２８の■ｎ壁から上方へ突出する駆動軸
部４５ａと中間フランジ部４５ｂと上面にフェルト４６
が固定された下側フランジ部４５ｃとからなる巻取側リ
ール台、４７は両フランジ部４５ｂ及び４５０間に位置
するようにして駆動軸部４５ａに回転可能に嵌合−［し
ぬられ且つピニオン３６ａと噛合せしめられたギヤ（第
５図において作図の都合上分離状態でしめされている）
、４８は中間フランジ部４５ｂとギヤ４７との間に装置
されていてギヤ４７をフェル１４６に圧接せしめるハネ
であり、巻取側リール台４５とギヤ４７は）Ｔ振力より
連結せしめられている。第４図から明らかなように供給
側リール台４１及び巻取側リール台４５には互いに反対
方向へ回転力が（＝Ｉ与、されている。即ち、供給側リ
ール台４１にはインクリボン３３を供給する際の回転方
向とは逆の方向のトルクが常に与えられていて、インク
リボン３３にバックテンションを付与している。

又、その逆方向への回転速度は、印字時にキャリッジ４
が走行する時の速度即ちキャリッジ走行速度に相当する
インクリボン３３の送り込み鼠を供給側リールの最小径
においても余裕をもって確実に巻取ることのできる回転
速度となっている。４９は前記底壁に固定されていて揺
動板３７が第４図において右旋した時閉成−ｕしめられ
て信号を発するリーフ式検出スイッチである。５０及び
５］はカートリッジ２９内に位置していて駆動軸部４１
ａ及び４５ａに夫々嵌合する供給リール及び巻取リール
である。

そして、上記モータ８及び３４と検出スイッチ１０．１
１とヘッド１３と電磁ソレノイド２７とリーフ式検出ス
イッチ４９は図示しないｃ　Ｐ　Ｉ＋等の制御回路に接
続されていて、各種制御が行われるようになっている。

本発明によるインクリボンのハックテンション機構は」
−述の如く供給測り一台４１にインクリボン３３を繰り
出す際の回転方向とは逆の方向のトルクを常に与えるよ
うにして成るので、印字時においてインクリボン３３の
伸びが？１−１したとしても、そのたるみを即座に取り
除いてインクリボン３３の上下揺動を防ぐ。又、常に適
度のテンションをインクリボンに印字中与えるので、ヘ
ッド１３の走行がスムーズになる。従って、印字品質を
極めて良好に保つことができる。

又、本発明のハックテンション機構によれば、行の両辺
の極く一部のみに文字、記号或いは罫線等を印字し、そ
の中央部にｉｌｌ印字すべきものがないような場合にも
インクリボン３３を経済的に用い得る効果を有している
。即ら、第１図左端より印字を開始し、左端部の僅かな
ギヤラフターを印字した後中央部の広いスペースに印字
すべきものがないと検知された時、制御回路により電磁
ソレノイ１′２７が瞬時動作する。この電磁ソレノイド
２７の瞬時の動作によってホルダーレバー１８及び１９
は作動範囲一杯に回動し、その状態のままでラチェツト
板２６によって保持される。この状態の時第２図に示し
た如く駆動レバー２０により・す°−マルヘソド１３は
記録紙及びインクリボン３３から引き離され、一方リボ
ンクランパー１４はクランパー作動板１６．バネ１７を
介して回動され、ゴムパッド１５によりインクリボン３
３をペーパーガイド４ａとの間で挟持するようになる。

ギヤリッジ４はこのようにインクリボン３３を固定した
状態で引続き更に右方へと移動するので、この時インク
リボン３３はキャリッジ４の走行方向即ち正常のインク
リボン３３の送り方向とは逆の方向へと送り出される。

従って、この時インクリボン３３は一旦巻込まれた巻取
り−ル５１から逆に引き出される形となり、これと同時
に右方向へと送り出される部分は供給リール５０に巻き
取られるようになる。そして、キャリッジ４が更に右方
向へと走行し、行の右辺の印字すべき位置に近づいた時
、ここで再び制御回路によって電磁ソレノイド２７を瞬
時動作させる。これによってラチェツト板２６によるホ
ルダーレバー１８の係１１−が解除され、ホルダーレバ
ー１８及び１９は第３図に示した如き右旋位置に戻る。

従って駆動レバー２０によりサーマルヘッド１３は再び
インクリボン３３を介して記録紙に圧接し、これと同時
にリボンクランパー１４のゴムパッド１５もペーパーガ
イド４ａから引き離され、両者の間に挾持されていたイ
ンクリボン３３はキャリッジ４の走行に対して自由とな
る。このような状態で再び印字が開始され、キャリッジ
４は引続き右方向へと走行すると共に、インクリボン３
３はその位置に静止したままとなる。かくして、インク
リボン３３を大部分が未使用のまま繰り出されて巻き取
られてしまうようなことがな（なるので、インクリボン
３３の無駄が発生せず極めて経済的である。

又、本発明によるインクリボンのバックテンション機構
は、従来例のように供給リール台４１にブレーキ装置等
を付加する必要もないので、コスＩ・的に有利である。

〔発明の効果〕

ｌｔの如く、本発明によるインクリボンのハックテンシ
ョン機構は、印字品質を良好に保つことができ而もコス
ト的に有利でインクリボンも経済的に用い得るという実
用上重要な利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインクリボンのハックテンション
機構の一実施例を備えた熱転写プリンターの要部を示す
斜視図、第２図はキャリッジまわりの断面図、第３図は
ホルダーレバーまわりの断面図、第４図及び第５図は夫
々リール駆動機構の平面図及び断面図である。 ２・・・・プラテン、３・・・・ガイド軸、４　、、、
、キャリッジ、１２・・・・ヘッド取付部材、１３・・
・・サーマルヘッド、１４・・・・リボンクランパー、
１６・・・・クランパー作動板、１７・・・・ハネ、１
８．１９・・・・ホルダーレバー、２０・・・・駆動レ
バー、２１゜２２・・・・ハネ、２６・・・・ラチェツ
ト板、２７・・・・電磁ソレノイド、２８・・・・カー
トリッジ載置台、２９・・・・リボンカートリッジ、３
３・・・・インクリボン、３４・・・・モータ、４１・
・・・供給側リール台、４２・・・・フェルｌ−１４３
・・・・ギヤ、４４・・・・ハネ、４５・・・・巻取側
リール台、４６・・・・フェルト、４７９０．・ギヤ、
４８・・・・ハネ、５ｏ・・・・供給リール、５１・・
・・巻取リール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱転写プリンターにおいて、供給側リール台を摩擦連結
   部を介して駆動部と連結すると共に、該駆動部により供
   給側リール台にインクリボンを供給する際の回転方向と
   逆の方向のトルクを常に与えるようにしたことを特徴と
   するインクリボンのバックテンション機構。