JPS629925Y2 - - Google Patents

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JPS629925Y2
JPS629925Y2 JP4505580U JP4505580U JPS629925Y2 JP S629925 Y2 JPS629925 Y2 JP S629925Y2 JP 4505580 U JP4505580 U JP 4505580U JP 4505580 U JP4505580 U JP 4505580U JP S629925 Y2 JPS629925 Y2 JP S629925Y2
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separation
oil
collection
port
liquid
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JP4505580U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油水分離装置に関するものである。
例えばめつき工程を例として説明すると、周知
の如く密着性の良好なめつき製品を得るために、
被めつき物素地を清浄にする各種の前処理が行な
われている。この前処理工程におけるアルカリ浸
漬脱脂、アルカリ電解脱脂等の処理浴には、被め
つき物から除去された油分および不純固型物等が
次第に蓄積され、これ等の不純物が浴の老化や、
前処理能力の低下等を来たす。このため処理浴中
の不純物を除去する目的で、通常前処理液の過
を行なつている。即ち、前処理液を過機に通
し、常時過循環せしめることにより、前処理液
を清浄に保つという手段をとつている。
しかしながら、この場合浴中の油分が過機の
布に付着し、布の目づまりによる過能力の
低下が引き起こされる。このため浴中の油分が充
分除去されず浴は老化し、また後工程に油分が持
ちこまれるので、めつき不良、即ち製品の品質低
下を招くという問題があつた。また目づまりした
布を頻繁に洗浄しなければならないので、作業
能率が著しく低下するという問題もあつた。
本考案は、このような問題を解消するためのも
ので、めつき前処理液中に含有されている油分を
効率良く除去することが可能な油水分離装置に関
するものである。
本考案は、下部に被処理液供給口を有し上部に
油排出口を有し中間部に分離口を開口せしめた捕
集筒と、該捕集筒の分離口の上端から下方に向つ
て拡がる傘状の捕集板と、該捕集筒内で前記分離
口附近に設けられた当て板とからなる捕集装置
を、油排出口が処理液面上に位置するように分離
槽内に設けてなる油水分離装置に関するものであ
る。
以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は、本考案の油水分離装置の断面図で、
仕切板11によつて分離槽12とストツク槽13
とに区分され、分離槽12内に該槽12の下部か
ら上部に突出し、中間部の上下2ケ所に下部分離
口3および上部分離口8を有する捕集筒6と、上
記分離口3および8の開口上部に傘状に設けられ
た下部捕集板4および上部捕集板9と、前記2つ
の分離口3および8の上部で捕集筒内に設けられ
た下部当て板2ならびに上部当て板7、とからな
る捕集装置を設けた例を示すものである。図にお
いて、油分を含有する被処理液は、分離装置の入
口である供給管1から捕集装置内に送入される。
送入された被処理液は、捕集筒6内を上昇し、ま
ず円板状の下部当て板2に邪魔されて、大半はそ
の下部に有る分離口3から排出され、円錘形の傘
状の下部捕集板4の下面に押し出される。この
時、液中に混入している油分は、比重が小さいた
めに下部捕集板4および捕集筒内壁5に浴つて上
昇し、捕集筒上部に捕集される。下部当て板2と
捕集筒内壁5の間を通過した処理液は、次第に流
速を弱め上部当て板7に当たり、前記の下部分離
機構と同様にして再び油水分離され、油分は捕集
筒6の上部に捕集される。このように捕集された
油分は、連続的に油排出口10から分離装置外に
排出される。
一方、下部捕集板4および上部捕集板9の外側
に出て、分離槽12内に留まつた前処理液は、間
仕切板11の上部より、ストツク槽13へオーバ
ーフローされる。このストツク槽13の液は、分
離装置の出口14から出て、過機を介して再び
前処理浴へと循環する。
ここで上部および下部の分離口3および8は、
捕集筒6の周囲に任意の数で開口せしめてあり、
その形状は特に限定されるものではない。
第2図は、本考案の油水分離装置を組み込ん
だ、前記処理液の浄化の一実施例を示すもので、
前処理槽15からオーバーフローした液を供給管
1より油水分離装置16に送入せしめて油分を分
離した後、過機17で過してその他の固体不
純物を除去し、再び前処理槽15へと循環させる
ことよりなる浄化経路を示すものである。このよ
うな浄化経路によれば、前処理浴の寿命は非常に
延長され、不純物の後工程への影響を防ぐことが
できる。また過機の布を頻繁に洗浄する必要
がないので、作業能率は著しく向上する。
尚、第1図および第2図の例では、分離口は上
下2個所に設けてあるが、被処理液中の油分に応
じて捕集筒の長さを長くし、分離口を上下2個所
以上適当数設けてよい。また、当て板の大きさ、
形状は第1図に示したような単なる円板状のもの
でなく、分離口より被処理液を適当な速度で排出
できるようなものであれば、他の形状であつても
よい。被処理液は、場合によつては加圧供給して
もよいことは勿論である。
以上の如く、本考案によれば、めつき処理液中
に含有される油分を効率良く除去することが可能
となり、油分による前処理液の浄化系ならびにめ
つき工程への悪影響を防ぐことができ、本考案の
工業的価値は極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の油水分離装置の断面図、第
2図は、本考案の油水分離装置を組み込んだ浄化
経路の一実施例を示す説明図を表わす。 図中、1……供給管、2および7……当て板、
3および8……分離口、4および9……捕集板、
5……捕集筒内壁、6……捕集筒、10……油排
出口、11……仕切板、12……分離槽、13…
…ストツク槽、14……分離装置出口、15……
前処理槽、16……油水分離装置、17……過
機、18……布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部に被処理液供給口を有し上部に油排出口を
    有し中間部に分離口を開口せしめた捕集筒と、該
    捕集筒の分離口の上端から下方に向つて拡がる傘
    状の捕集板と、該捕集筒内で前記分離口附近に設
    けられた当て板とからなる捕集装置を、油排出口
    が処理液面上に位置するように分離槽内に設けて
    なる油水分離装置。
JP4505580U 1980-04-03 1980-04-03 Expired JPS629925Y2 (ja)

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JP4505580U JPS629925Y2 (ja) 1980-04-03 1980-04-03

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JP4505580U JPS629925Y2 (ja) 1980-04-03 1980-04-03

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JPS56146407U JPS56146407U (ja) 1981-11-05
JPS629925Y2 true JPS629925Y2 (ja) 1987-03-09

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JP4505580U Expired JPS629925Y2 (ja) 1980-04-03 1980-04-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5147662B2 (ja) * 2008-12-03 2013-02-20 上妻 隆義 油水分離回収装置

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JPS56146407U (ja) 1981-11-05

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