JP2929907B2 - ろ過機におけるろ材の洗浄再生装置 - Google Patents

ろ過機におけるろ材の洗浄再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水、産業排水等の
ろ過に用いるろ過機のろ材の洗浄再生装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種ろ過機の従来技術としては、特願
平3−42867、特公平2−32955が知られてい
る。すなわち、前述のような汚水をろ過するのに、ろ材
として粒状の浮上ろ材を用いること、また、汚染したろ
材を洗浄再生することも公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述のよ
うな従来のものは、何れもろ材の洗浄再生装置をろ過槽
本体に対して上下方向の部位に配置しており、ろ過槽を
設置するに当って、少なくとも洗浄再生装置の高さだけ
高くなり、高い建物を必要とし、これの設計および建設
に問題がある。特に、大量の汚水を処理するには、ろ過
槽を大型にしなければならず、これに伴なって装置の収
納家屋の強度、大きさ等からみて不経済なものを必要と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な課題を解決し得るものであって、その要旨とするとこ
ろは、浮上性のろ材を充填したろ過槽の側方にろ材と汚
水との分離槽を設け、この分離槽とろ過槽の上部の原水
室とをろ材の引抜管で連結し、分離槽の底部には、汚水
の引抜管を設けてこの引抜管に引抜ポンプを設けるとと
もに、分離槽の上部には、開閉弁を介してろ材の貯留室
を設け、この貯留室と上記ろ過槽の底部のろ液室との間
には、引抜ポンプを有するろ液の引抜管と洗浄ろ材の返
送管とよりなるろ液の循環路を形成したものである。
【0005】
【作用】この発明に係る装置は、上述のように構成して
あり、ろ過槽の上部に供給された原水は、浮上している
ろ材層中を下降する間に夾雑物が除去され、ろ過槽の下
部にろ液が溜り、これを槽外に取り出すことができる。
このようなろ過運転を継続してろ材層が目詰りしたとき
には、分離槽に設けたろ材の引抜ポンプを運転すること
によって、これに連動してろ過槽の上層の汚染したろ材
が原水とともに分離槽へと引き抜かれる。そして、その
引き抜かれる管路を搬送される間に互の摩擦等で付着し
た汚染物が剥離洗浄され、一方、剥離された汚染物は、
引抜管が分離槽内で開口拡開し、その流速が低下するこ
とで、分離槽内で沈降し、ろ材は分離槽で浮上する。す
なわち、分離槽内では、重い汚染物と浮上ろ材とは完全
に分離し、汚染物は原水とともに分離槽外に引き抜か
れ、ろ材は分離槽の上部に浮上して、上部に設けた開閉
弁を経て貯留室に集積される。一方、この汚染ろ材の引
き抜きに併せてろ過槽からろ液を引き抜いて貯留室に送
ることによって、上記洗浄分離したろ材をすすぐことが
でき、すすがれたろ材は返送路を経てろ液室に返送され
て、浮上ろ材層の下面に散布され、再生されたろ材層を
形成することができる。なお、汚染したろ材を引き抜く
時期は、ろ過抵抗値が設定値に達したときに引抜ポンプ
が作動するようにしてもよく、また、タイマーを用い
て、連続的あるいは間歇的に引抜ポンプが作動するよう
にしてもよい。また、ろ液の引抜ポンプは原水の引抜ポ
ンプと必ずしも同期的に作動させる必要はないものであ
る。以上は、この発明に係るろ材の洗浄再生に関する説
明であるが、この発明では、分離槽が本体ろ過槽の外部
側方に本体ろ過槽とは別体に設けてあるので、本体ろ過
槽の高さを低くすることができるとともに、ろ過面積を
大きくすることが可能である。すなわち、高さ方向に
は、ろ材層の層厚を厚くして精密なろ過を可能にし、建
屋の高さを低くして建設費を安価にすることができる。
また、平面方向には、本体ろ過槽内に管類が開口するの
みで広いろ過面積を得ることができる。さらに、分離槽
が本体ろ過槽外にあるので、運転管理が容易であり、ま
た、これを大型化して複数のろ過槽のろ材の洗浄分離に
使用することも可能であり、この種、ろ過装置の大型化
に至便なるものである。以下、図面に随ってこの発明を
具体的に説明する。
【0006】
【実施例】図において、符号1は、天壁部1aを円錐状
に形成したろ過槽、2は、ろ過槽1の内に充填した浮上
性のろ材、3は原水の供給管、3aは供給ノズル、4は
ろ液の取出管、5は空気抜、6は、ろ材2の案内箱であ
り、上下の外表面を円錐状に構成し、上部面6aを天壁
部1aに沿うようにろ過槽1内に設置し、その中心軸部
にろ材2の引抜管7を通している。
【0007】次に、ろ材の洗浄分離装置部分の構成を説
明する。図において、符号8は、ろ過槽1の側方に設置
した分離槽であって、上部8aが円錐状に絞られて、す
すぎ部8bが形成されており、その上方には、ロータリ
ーバルブ9を介してろ材の貯留室10が設けられてい
る。また、下部の拡開円筒部には、前述の引抜管7を貫
設してその中心部において上方に向けて開口させてい
る。そして、その下方には、洗浄汚水中の汚染物等の引
抜管11を下方に向けて開口させている。符号12は引
抜管11に設けた汚水の引抜ポンプである。
【0008】次に、ろ材2の貯留室10部の構成を説明
する。貯留室10の上端には、洗浄したろ材の返送管1
3が接続されており、この返送管13はろ過槽1を貫通
してその先端が、ろ過1のろ液室1bの中心部で上方
に向けて開口している。符号14は、その開口上方に設
けた案内板である。符号15は、ろ液の引抜管であり、
圧送ポンプ16が設けてあり、その先端が貯留室10の
上部に開口している。すなわち、貯留室10とろ過槽1
とを、前述の返送管13と引抜管15で結んで、ろ液の
循環路を形成している。符号17は、引抜管15とすす
ぎ部8bを連絡するバイパス、18は、このバイパス1
7に設けた開閉弁である。
【0009】この発明に係る装置は、上述のように構成
されており、原水は供給管3、供給ノズル3aによって
ろ過槽1の上部に供給され、下向流で浮上ろ材2中を通
過して、その夾雑物が捕捉除去され、清浄なろ液がろ過
槽1の底部に集液され、取出管4から槽外に取り出すこ
とができる。
【0010】このようにろ過運転をして浮上ろ材層が夾
雑物によって目詰りしたときには、引抜ポンプ12を運
転して分離槽8の原水を引き抜くことによって、これに
連動してろ過槽1の頂部の原水が分離槽8内に引き抜か
れる。この原水と一緒にろ過槽1の上部に浮上集積した
汚染したろ材2が引抜管7を流れて分離槽8に流入す
る。そして、引抜管中を流れる間に管壁に衝突あるいは
互に衝突して表面に付着した汚染物が剥離し、分離槽8
に流入するときには、流速が緩むので、汚染物の剥離し
た軽量のろ材2は浮上し、重い汚染物は沈降して引抜ポ
ンプ12によって汚水とともに分離槽外に取り出され
る。
【0011】すなわち、ろ過槽1の上部に浮上集積した
ろ材2は、引抜ポンプ12によって引き抜かれる間に汚
染物が剥離されて原水で洗浄されるわけであり、洗浄さ
れたろ材は分離槽8内で浮上集積し、ロータリーバルブ
9の作動によってろ材2のみが貯留室10に移送され
る。
【0012】次に、このようにして洗浄されたろ材2の
ろ過槽1への返送について説明する。前述引抜ポンプ1
2と同調してあるいは、貯留室10のろ材2の貯留状況
に対応して、圧送ポンプ16を作動させることによっ
て、ろ過槽1の底部のろ液が貯留室10に送られ、貯留
室10のろ材2をすすぐと同時にすすいだろ材2を返送
管13でろ過槽1に返送する。そして、返送されたろ材
2は、案内板14によって拡開してろ材層の下面2aに
分散浮上して新しいろ材層を形成する。なお、貯留室1
0でろ材2をすすいだろ液はロータリーバルブ9を通過
して分離室8に入り、分離室8の汚水とともに引抜ポン
プ12によって系外に排出されるものである。また、バ
イパス17を経て分離室8に送られたろ液もろ材2をす
すいだのち、引抜ポンプ12によって系外に排出される
ものである。
【0013】図例では、一基のろ過槽1に対して一基の
分離槽8を設けて、汚染したろ材2の引き抜き、引き抜
いたろ材2を洗浄再生してろ過槽1に返送するようにし
ているが、数基のろ過槽に対して、これに対応する能力
の一基の分離槽を設けて処理することも可能である。こ
のようにすることによって、ろ過槽1を増加させること
でろ過能力を分離槽8によって妨げられることなく、増
大させることができ、ろ過運転管理も容易にすることも
できるものである。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る装置は、ろ材の洗浄再生のためにろ過操作を停止
することなく、運転効率が高く、ろ材を洗浄再生するに
当っては、洗浄再生装置を本体ろ過槽と別体に構成し
て、本体ろ過槽のろ過操作とは別にろ材の引き抜きから
分離、返送までを別のラインで行なうので、ろ材の洗浄
のため引抜量を原水の流入負荷と運転処理条件に応じて
定めることができ、運転管理も容易にできるものであ
る。また、本体ろ過槽と別体に設けた洗浄再生装置は、
本体槽に対して側方、すなわち、平面的位置に設けてあ
るので、ろ過装置の高さも高くならず、大型化するのに
適しており、特に、本体装置が上下方向の制約を受ける
ことが少ないので、ろ材層の厚さの選択がし易く、高負
荷の装置の設計等、設計が容易であるとともに、装置を
設置する建屋等の建設も安価で経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る装置の作動状態を示す模式フロ
図面である。
【符号の説明】
1 ろ過槽 2 ろ材 7 引抜管 8 分離槽 9 ロータリーバルブ 10 貯留室 11 引抜管 12 引抜ポンプ 13 返送管 15 ろ液の引抜管 16 圧送ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮上性のろ材2を充填したろ過槽1の側
    方にろ材2と汚水との分離槽8を設け、この分離槽8と
    ろ過槽1の原水室とをろ材2の引抜管7で連結し、分離
    槽8の底部には、汚水の引抜管11を設けて、この引抜
    管11に引抜ポンプ12を設けるとともに、分離槽8の
    上部には開閉弁9を介してろ材の貯留室10を設け、こ
    の貯留室10と上記ろ過槽1の底部のろ液室との間に、
    圧送ポンプ16を有するろ液の引抜管15と洗浄ろ材の
    返送管13とよりなるろ液の循環路を形成したことを特
    長とするろ過機におけるろ材の洗浄再生装置。
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