JPS6298179A - 冷凍装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は低温庫等に配設される冷凍装置に関し、特に冷
気吹出口に開閉自在なダンパを備えた冷凍装置に関する
。

（ロ）従来の技術 例えば実開昭５７−６９８２号公報には冷却器の空気出
口側に近接して熱伝導良好な板体よりなる。開閉自在な
ダンパと、除霜時通電される電気ヒータを内設し前記ダ
ンパを回動自在に枢支する軸とを設け、除霜時にはダン
パを閉めて電気ヒータに通電し、冷却器の空気出口側、
ダンパ及び軸に付着した霜又は氷片を解かすようにした
冷凍装置が開示されている。

Ｐｌ　　発明が解決しようとする問題点上記従来の技術
において、除霜運転時の電気ヒータによる冷却器の加熱
により発生した暖気は上昇して冷凍装置の上部に滞留す
るため、冷凍装置の上部に配設された上部ダンパの氷霜
は除霜運転時間内に溶け、又上部ダンノくの内面を流れ
ろ露が凍結することはないが、下部圧配設された下部ダ
ンパは前記電気ヒータからの熱伝達が少な（、即ち、前
記冷却器と前記下部ダンパとの間に進入した熱はそのま
ま上昇して前記冷却器と前記上部ダンパとの間に滞留す
ることになり、その結果、除霜運転時には、前記下部ダ
ンパに氷霜が形成されている場合には、除霜運転時間内
に氷霜は完全に浴けず、又、前記下部ダンパな伝わる露
が、庫内冷気による前記下部ダンパの冷却により凍結し
て、冷却運転の開始時に前記送風機による風圧により前
記下部ダンパが回動しないという問題点が発生していた
。本発明は前記問題点を解決することを目的とする。

（に）問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために威されｋもの１′
、除霜運転時、除霜装置によって加熱される冷却器と、
冷気循環用に配設された送風機と、冷気吹出口の長手方
向にわたって複数枚開閉自在に設けられ冷却運転時には
前記送風機の運転に伴ないその風圧により上方に回動し
て前記冷気吹出口を開放し且つ、除霜運転時にはその自
重により該冷気吹出口を閉塞するダンパとを備えた冷凍
装置において、上下に相隣接する前記ダンパ間の長手方
向に設けられて前記冷気吹出口を上下に仕切りその内縁
が前記冷却器の空気出口面に近接し、且つその外縁が前
記ダンパの閉塞時上方のダンパの下端よりも外方に位置
する仕切板を備えた冷凍装置により上記問題点を解決す
るものである。

（ホ）作用 除霜運転が開始され、冷却器が除霜装置により加熱され
てこの冷却器からの輻射熱により、前記冷却器と下部ダ
ンパとの間の空気は暖められ暖気が上昇を始るが、暖気
の上昇は上下に隣接したダンパの間に設けられた仕切板
により阻止され、前記ダンパと前記冷却器との間の空間
に前記暖気が滞留して対流し、ダンパに対する暖気の接
触量が増え、前記ダンパは速やかに温度上昇して氷霜は
溶は又、上方のダンパかも滴下した露は仕切板に落ち流
れるため、上下に位置したダンパの間に露が残り凍結す
ることはない。

（へ）実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図及び第２図に示したｆ１＋はプレハブ冷凍庫等の
天壁に吊下されるクーリングコイル等の冷凍装置で、前
面に長方形状をなす冷気吹出口（２１、背面に冷気吸込
口（３）を形成し、下面を開口するダクト状の金属製ケ
ース（４）と、このケースを支持し前記冷凍庫の天壁に
止着される複数本の梁（５）と、前記下面開口を覆う如
くケース（４）下部に開閉自在に配設された露受皿（６
）と、空気入口面及び底面に除霜装置である除霜用ヒー
タ（７ａ）、（７ｂ）を備え、空気出口面が冷気吹出口
（２）Ｋ臨設する如くケース１４）内て配設されたプレ
ートフィン型冷却器（８）と、冷気吸込口（３）に臨設
された軸流型送風機（９）とにより構成されている。そ
して、第１図に矢印に示す如く送風機（９）により厚内
冷気はケース（４）内を通過し、そのとき冷却器（８）
と熱交換させられ所定温度迄引き下げられる。

００）は冷気吹出口（２）の前面に位置する如くケース
（４）に着脱自在に止着された金属製の吹出ダクト、（
ｌｌａ）（ｌｌｂ）は吹出ダクト（１０）によって画成
される冷気吹出口（２）に長手方向に上下２枚設けられ
たダンパで、これらダンパ（ｌｌａ）、（ｌｌｂ）はア
ルミ等熱伝導良好な金属板を僅かに折曲して形成され、
軸α〜、α〜にまり回動自在に枢支されている。そして
、冷却運転時には、送風機（９）からの風圧により各ダ
ンパ（ＩＩＱ）、（ｌｌｂ）は開放され、冷気が庫内へ
吐出される。

又、上部ダンパ（ｌｌａ）の下端と下部ダンパ（１１ｂ
）の上端との間には間隙の）が形成され、この間隙の）
には冷気吹出口（２）を上下の区域（２ａ）、（２ｂ）
に仕切る仕切板（１りがその長手方向に設けられている
。ここで仕切板０２は第３図及び第４図に示したように
冷却器（８）の冷気出口面へ向い下方へ傾斜し、内縁が
前記冷気出口面と近接した傾斜部（１２Ａ）と、この傾
斜部（１２Ａ）の前端から下方へ延び、下端が下部ダン
パ（ｌｌｂ）の上部前面と重なるオーバーラツプ部（１
２Ｂ）とから構成され、ア西ミ等の熱伝導のよい金属板
にて形成されている。又、傾斜部（１２Ａ）の下面には
霜取運転時通電されて発熱する電気ヒータ（Ｈｌ）が取
り付けられている。さらに、下部ダンパ（ｌｌｂ）の下
方には露受板α４が長手方向に取り付けられている。露
受板Ｑ４１は仕切板（１カと同様に冷却器（８）の冷気
出口面へ向い下方へ傾斜し内縁が前記冷気出口面に近接
した傾斜部（１４Ａ）とその前記から下方へ折曲して吹
出ダクトα０）の下部に取り付けられたフランジ（１４
Ｂ）とから構成されている。又、傾斜部（１４Ａ）の下
面には仕切板α力と同様に電気ヒータ（Ｈ２）が取り付
けられている。又、第４図に示した（２）は上下両部ダ
ンパ（ｔｌαχ（１・Ｔｏ）の下端と仕切板０シ又は露
受板αａとの間、０３）は仕切板ａ２０オーバーラツプ
部（１２Ｂ）と下部ダンパ（ｌｌｂ）の上端とのオーバ
ーランプ長さである。

従って、冷却運転から冷却器（８）の除霜運転に移り、
冷却器（８）への冷媒供給及び送風機（９）の運転は停
止して上下両部ダンパ（ｌｌａ）、（ｌｌｂ）が閉じ又
、夫々の仕切体の電気ヒータ（Ｈｌ）、（Ｈ２）及び冷
却器（８）の電気ヒータ（７ａ）、（７ｂ）を通電発熱
させたとき、冷却器（８）の下部に発生して冷気出口面
から流れ出た暖気は邪魔板の作用をなす仕切板１２＋に
よりケース（４）の上部区域（２ａ）に上昇することを
阻止され、下部ダンパ（ｌｌｂ）、仕切板（１２１、冷
却器（８）及び露受板側により形成された下部区域（２
ｂ）ＫｆＷＩ留され上下方向に対流されるため、下部ダ
ンパ（ｌｌｂ）の内面への暖気の接触量が増え、この結
果、下部ダンパ、（ｌｌｂ）の加熱効率が良くなり、下
部ダンパ（ｌｌｂ）の温度上昇は早（なり、氷霜が下部
ダンパ（１１ｂ）に形成されている場合にはその氷霜を
早く溶すことができる。又、除霜運転時には、第３図に
示したように、下部ダンパ（Ｉｌｂ）の内面に発生した
露は、前記暖気の対流により氷結することなく下方へ伝
わり滴下し、又、上部ダンパ（１１ａ）の内面に発生し
た露は上部ダンパ（ｌｌａ）の下端から上部仕切板α２
に滴下し、傾斜部（１２Ａ）を伝わり露受皿（６）へ滴
下して、上部ダンパ（ｌｌａ）の露が下部ダンパ（ｌｌ
ｂ）の表面に伝わり氷結することはないため、冷却運転
開始時の下部ダンパ（１１ｂ）の氷霜の形成を少なくす
ることができ、この結果、送風機（９）の運転開始時に
は、下部ダンパ（ｌｌｂ）をスムーズに回動させること
ができる。又、仕切板（１つに下部ダンパ（ｌｌｂ）の
上部とオーバーランプするオーバーラツプ部（１２Ｂ）
にて下部区域例から庫内への暖気漏れを一層少な（する
ことができる。

さらに、仕切板（１りが上下両部ダンパ（ｌｌａ）、（
ｌｌｂ）の間に設けられているため、上部ダンパ（ｌｌ
ａ）の下端と下部ダンパ（ｌｌｂ）の上部との間に露が
残り、その露が庫内温度により氷結することはなく、送
風機（９）の運転開始時の上部ダンパ（１１ａ）の回動
もスムーズに行わせることができる。

尚、上記実施例において上下２段のダンパ（１１ａ）、
（ｌｌｂ）を備えた冷凍装置（１）について説明したが
、ダンパを２段より多い例えば３段又は４段備えた冷凍
装置においても、上下に隣接したダンパの間に仕切板を
設けることにより、上記実施例と同様な作用効果を得る
ことができる。

（ト）発明の効果 本発明は上記の如く構成された冷凍装置であるから、除
霜運転時冷却器下部からの輻射熱により暖められた暖気
は邪魔板の作用をなす仕切板により該仕切板より下方の
冷凍装置内の空域に滞留され上下方向に対流するため、
前記仕切板の下方のダンパの温度を早く上昇させること
ができ、この結果前記ダンパに氷霜が形成されていた場
合には、早く溶すことができ、又、除霜運転時前記ダン
パの内面に発生した露が氷結することを防止でき、さら
に、上下に隣接したダンパの間に仕切板が設けられてい
るため、上方のダンパから滴下した露は仕切板に落ちて
流れて、上方のダンパの下端と下方のダンパの上端との
間に露が残り氷結することはなく、除霜運転終了後の送
風機の運転開始時にはダンパの回動をスムーズに行わせ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は
第２図のＣ−ｃ線縦断面図、第２図は冷凍装置の概略斜
視図、第３図は第２図の要部拡大図、第４図は上下両部
ダンパと仕切板との構成図である。 （１）・・・冷凍装置、　（２）・・・冷気吹出口、　
＋８１−°°冷却器、　（９）・・・送風機、　　（ｌ
ｌａ）・・・上部ダンパ、（ｌｌｂ）・・・下部ダンパ
、　α２・・・仕切板、　　（１２Ａ）・・・傾斜部、
　　（１２Ｂ）・・・オーバーラツプ部、　　（Ｈ８）
、（Ｈ６）・・・除霜用ヒータ。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　　佐　野　静　夫 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、除霜運転時、除霜装置によって加熱される冷却器と
   、冷気循環用に配設された送風機と、冷気吹出口の長手
   方向にわたつて複数枚開閉自在に設けられ冷却運転時に
   は前記送風機の運転に伴ないその風圧により上方に回動
   して前記冷気吹出口を開放し且つ、除霜運転時にはその
   自重により該冷気吹出口を閉塞するダンパとを備えた冷
   凍装置において、上下に相隣接する前記ダンパ間の長手
   方向に設けられて前記冷気吹出口を上下に仕切りその内
   縁が前記冷却器の空気出口面に近接し、且つその外縁が
   前記ダンパの閉塞時上方のダンパの下端よりも外方に位
   置する仕切板を備えたことを特徴とする冷凍装置。 ２、前記仕切板は前記冷却器に近接する内縁が低くなる
   ような傾斜を施されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の冷凍装置。 ３、前記仕切板は該仕切板の外側先端から下方へ延び、
   その下端が下方の前記ダンパ上部前面の前方に重なるオ
   ーバーラップ部を備えたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の冷凍装置。