JPS6296952A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPS6296952A JPS6296952A JP23836085A JP23836085A JPS6296952A JP S6296952 A JPS6296952 A JP S6296952A JP 23836085 A JP23836085 A JP 23836085A JP 23836085 A JP23836085 A JP 23836085A JP S6296952 A JPS6296952 A JP S6296952A
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- Japan
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- layer
- amorphous silicon
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- gas
- photoconductive
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/08—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
- G03G5/082—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
- G03G5/08214—Silicon-based
- G03G5/08221—Silicon-based comprising one or two silicon based layers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、帯電特性、光感度特性及び耐環境性等が優
れた電子写真感光体に関する。
れた電子写真感光体に関する。
[従来技術とその問題点]
従来、電子写真感光体の光導電層を形成する材料として
、CdS、ZnO,Se、5e−Te若しくはアモルフ
ァスシリコン等の態様材料又はポリ−N−ビニルカルバ
ゾール(PVCz)若しくはトリニトロフルオレン(T
NF)等の有機材料が使用されている。しかしながら、
これらの従来の光導電性材料においては、光導電特性上
、又は製造上、種々の問題点があり、感光体システムの
特性をある程度犠牲にして使用目的に応じてこれらの材
料を使い分けている。
、CdS、ZnO,Se、5e−Te若しくはアモルフ
ァスシリコン等の態様材料又はポリ−N−ビニルカルバ
ゾール(PVCz)若しくはトリニトロフルオレン(T
NF)等の有機材料が使用されている。しかしながら、
これらの従来の光導電性材料においては、光導電特性上
、又は製造上、種々の問題点があり、感光体システムの
特性をある程度犠牲にして使用目的に応じてこれらの材
料を使い分けている。
例えば、Se及びCdSは、人体に対して有害な材料で
あり、その製造に際しては、安全対策上、特別の配慮が
必要である。従って、製造装置が複雑となるため製造コ
ストが高いと共に、特に、Seは回収する必要があるた
め回収コストが付加されるという問題点がある。また、
Se又は5e−Te系においては、結晶化温度が65℃
と低いため、複写を繰り返している間に、残雪等により
光導電特性上の問題が生じ、このため、寿命が短いので
実用性が低い。
あり、その製造に際しては、安全対策上、特別の配慮が
必要である。従って、製造装置が複雑となるため製造コ
ストが高いと共に、特に、Seは回収する必要があるた
め回収コストが付加されるという問題点がある。また、
Se又は5e−Te系においては、結晶化温度が65℃
と低いため、複写を繰り返している間に、残雪等により
光導電特性上の問題が生じ、このため、寿命が短いので
実用性が低い。
更に、ZnOは、酸化還元が生じやすく、環境雰囲気の
影響を著しく受けるため、使用上、信頼性が低いという
問題点がある。
影響を著しく受けるため、使用上、信頼性が低いという
問題点がある。
更にまた、PVCz及びTNF等の有様光導電性材料は
、発癌性物質である疑いが持たれており、人体の健康上
問題があるのに加え、有機材料は熱安定性及び耐摩耗性
が低く、寿命が短いという欠点がある。
、発癌性物質である疑いが持たれており、人体の健康上
問題があるのに加え、有機材料は熱安定性及び耐摩耗性
が低く、寿命が短いという欠点がある。
一方、アモルファスシリコン(以下、a−3iと略す)
は、近時、光導電変換材料として注目されており、太g
iJ電池、薄膜トランジスタ及びイメージセンサへの応
用が活発になされている。このa−8iの応用の一環と
して、a−3iを電子写真感光体の光導電性材料として
使用する試みがなされており、a−3iを使用した感光
体は、無公害の材料であるから回収処理の必要がないこ
と、他の材料に比して可視光領域で高い分光感度を有す
ること、表面硬度が高く耐摩耗性及び耐衝撃性が優れて
いること等の利点を有する。
は、近時、光導電変換材料として注目されており、太g
iJ電池、薄膜トランジスタ及びイメージセンサへの応
用が活発になされている。このa−8iの応用の一環と
して、a−3iを電子写真感光体の光導電性材料として
使用する試みがなされており、a−3iを使用した感光
体は、無公害の材料であるから回収処理の必要がないこ
と、他の材料に比して可視光領域で高い分光感度を有す
ること、表面硬度が高く耐摩耗性及び耐衝撃性が優れて
いること等の利点を有する。
このa−8iは、カールソン方式に基づく感光体として
検討が進められているが、この場合に、感光体特性とし
て抵抗及び光感度が高いことが要求される、しかしなが
ら、この両特性を単一層の感光体で満足させることが困
難であるため、光導電層と導電性支持体との間にブロッ
キング層を設け、光導電層上に表面電荷保持層を設けた
積層型の構造にすることにより、このような要求を満足
させている。
検討が進められているが、この場合に、感光体特性とし
て抵抗及び光感度が高いことが要求される、しかしなが
ら、この両特性を単一層の感光体で満足させることが困
難であるため、光導電層と導電性支持体との間にブロッ
キング層を設け、光導電層上に表面電荷保持層を設けた
積層型の構造にすることにより、このような要求を満足
させている。
ところで、a−8iは、通常、シラン系ガスを使用した
グロー放電分解法により形成されるが。
グロー放電分解法により形成されるが。
この際に、a−8il!!中に水素が取り込まれ、水累
世の差により電気的及び光学的特性が大きく変動する。
世の差により電気的及び光学的特性が大きく変動する。
即ち、a−8igaに侵入する水素の但が多くなると、
光学的バンドギャップが大きくなり、a−3iの抵抗が
高くなるが、それにともない、長波長光に対する光感度
が低下してしまうので、例えば、半導体レーザを搭載し
たレーザビームプリンタに使用することが困難である。
光学的バンドギャップが大きくなり、a−3iの抵抗が
高くなるが、それにともない、長波長光に対する光感度
が低下してしまうので、例えば、半導体レーザを搭載し
たレーザビームプリンタに使用することが困難である。
また、a−8illU中の水素の含有量が多い場合は、
成膜条件によって、(S i H2)ル及びS i H
2等の結合構造を有するものが膜中で大部分の領域を占
める場合がある。そうすると、ボイドが増加し、シリコ
ンダングリングボンドが増加するため、光導電特性が劣
化し、電子写真感光体として使用不能になる。逆に、a
−8i中に浸入する水素の酪が低下すると、光学的バン
ドギャップが小さくなり、その抵抗が小さくなるが、長
波長光に対する光感度が増加する。しかし、水素含有量
が少ないと、シリコンダングリングボンドと結合してこ
れを減少させるべき水素が少なくなる。このため、発生
するキャリアの移動度が低下し、寿命が短くなると共に
、光導電特性が劣化してしまい、電子写真感光体として
使用し難いものとなる。
成膜条件によって、(S i H2)ル及びS i H
2等の結合構造を有するものが膜中で大部分の領域を占
める場合がある。そうすると、ボイドが増加し、シリコ
ンダングリングボンドが増加するため、光導電特性が劣
化し、電子写真感光体として使用不能になる。逆に、a
−8i中に浸入する水素の酪が低下すると、光学的バン
ドギャップが小さくなり、その抵抗が小さくなるが、長
波長光に対する光感度が増加する。しかし、水素含有量
が少ないと、シリコンダングリングボンドと結合してこ
れを減少させるべき水素が少なくなる。このため、発生
するキャリアの移動度が低下し、寿命が短くなると共に
、光導電特性が劣化してしまい、電子写真感光体として
使用し難いものとなる。
なお、長波長光に対する感度を高める技術として、シラ
ン系、ガスとゲルマンGeH4とを混合し、グロー放電
分解することにより、光学的バンドギャップが狭い膜を
生成するものがあるが、一般に、シラン系ガスとQeH
+とでは、最適基板温度が異なるため、生成した膜は構
造欠陥が多く、良好な光導電特性を得ることができない
。また、GeH+の廃ガスは酸化されると有毒ガスとな
るので、廃ガス処理もWJ雑である。従って、このよう
な技術は実用性がない。
ン系、ガスとゲルマンGeH4とを混合し、グロー放電
分解することにより、光学的バンドギャップが狭い膜を
生成するものがあるが、一般に、シラン系ガスとQeH
+とでは、最適基板温度が異なるため、生成した膜は構
造欠陥が多く、良好な光導電特性を得ることができない
。また、GeH+の廃ガスは酸化されると有毒ガスとな
るので、廃ガス処理もWJ雑である。従って、このよう
な技術は実用性がない。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、帯電能が優れており、残留電位が低く、広い波長領域
に亘って感度が高く、基板との密着性が良く、耐環境性
が優れた電子写真感光体を提供することを目的とする。
、帯電能が優れており、残留電位が低く、広い波長領域
に亘って感度が高く、基板との密着性が良く、耐環境性
が優れた電子写真感光体を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る電子写真感光体は、導電性支持体と、こ
の導電性支持体の上に形成されたプロツキング層と、こ
のブロッキング層の上に形成された先導′RSと、を有
する電子写真感光体において、前記ブロッキング層は、
炭素、窒素及び酸素から選択された少なくとも一種の元
素並びに水素を含有するp型若しくはn型のアモルファ
スシリコン又はマイクロクリスタリンシリコンで形成さ
れ、前記光導電層は、水素を含有するn型のアモルファ
スシリコンと、炭素、窒素及び酸素から選択された少な
くとも一種の元素並びに水素を含有するn型又はn型の
アモルファスシリコンとの積層体から成ることを特徴と
する。
の導電性支持体の上に形成されたプロツキング層と、こ
のブロッキング層の上に形成された先導′RSと、を有
する電子写真感光体において、前記ブロッキング層は、
炭素、窒素及び酸素から選択された少なくとも一種の元
素並びに水素を含有するp型若しくはn型のアモルファ
スシリコン又はマイクロクリスタリンシリコンで形成さ
れ、前記光導電層は、水素を含有するn型のアモルファ
スシリコンと、炭素、窒素及び酸素から選択された少な
くとも一種の元素並びに水素を含有するn型又はn型の
アモルファスシリコンとの積層体から成ることを特徴と
する。
この発明の電子写真感光体は、前述の従来技術の欠点を
解消し、優れた光導電特性(電子写真特性)と耐環境性
とを兼備えた電子写真感光体を開発すべく本願発明者等
が種々実験研究を重ねた結果、光導電層の一部又は全部
が、n型のアモルファスシリコンと、炭素、窒素及び酸
素から選択された少なくとも一種の元素を含有するn型
又はn型のアモルファスシリコンとの積層体とすること
により、この目的を連成することができることに想到し
て、この発明を完成させたものである。
解消し、優れた光導電特性(電子写真特性)と耐環境性
とを兼備えた電子写真感光体を開発すべく本願発明者等
が種々実験研究を重ねた結果、光導電層の一部又は全部
が、n型のアモルファスシリコンと、炭素、窒素及び酸
素から選択された少なくとも一種の元素を含有するn型
又はn型のアモルファスシリコンとの積層体とすること
により、この目的を連成することができることに想到し
て、この発明を完成させたものである。
以下、この発明について具体的に説明する。
この発明の光導電層に用いられるn型のアモルファスシ
リコンは、周期率表第V族の元素であるリンP1ヒ素A
S、アンチモンSb1ビスマスBi等をドーピングする
ことにより得られる。この場合、n−型からn−型のア
モルファスシリコンを含むものであるが、電子感光体と
しての緒特性を考慮した場合、n−型のアモルファスシ
リコンが好ましい。
リコンは、周期率表第V族の元素であるリンP1ヒ素A
S、アンチモンSb1ビスマスBi等をドーピングする
ことにより得られる。この場合、n−型からn−型のア
モルファスシリコンを含むものであるが、電子感光体と
しての緒特性を考慮した場合、n−型のアモルファスシ
リコンが好ましい。
この発明の電子写真感光体は、光導電層にn型のアモル
ファスシリコン層を用いられるから、長波長光、特に7
90nm付近に発光波長を有する半導体レーザ光に対す
る高感度化を達成したものであり、特に、半導体レーザ
プリンタ用電子写真感光体に用いることにより優れた電
子写真特性と画質とを提供することができる。
ファスシリコン層を用いられるから、長波長光、特に7
90nm付近に発光波長を有する半導体レーザ光に対す
る高感度化を達成したものであり、特に、半導体レーザ
プリンタ用電子写真感光体に用いることにより優れた電
子写真特性と画質とを提供することができる。
第1図を参照して、この発明の電子写真感光体の光導電
層に用いられるn型のアモルファスシリコンについて説
明する。第1図は、光導電層に用いられるn型のアモル
ファスシリコンの導電率と、ドーピング比(PH3/S
12Hs )との関係を示した図である。第1図にお
いて、n=角印は暗時における測定値σd、黒丸印は7
90nmの光下における測定値σO(790nm)、そ
して白丸印は白色光下における測定値σp (白色光)
を示す。ドーピング比Oの場合は、導電率σd−3,8
7x10” 、(71)(790nm)−1,15X1
0−7であるのに対してドーピング比を増加するに従っ
て、両者とも導電率が増加し、ドーピング比が33pp
mにおいては、σp(790nm>−5,57x10−
’となり1桁以上高く成っている。また、σEl (
790nm)=5.28x10−” )である。このよ
うにPH3のドーピングに伴い、暗における測定値σd
と790nmの光下における測定値σp(790nm)
とは共に増加し、しかも10−6≦PH3/S +2
Hs≦10′5の範囲では、σp(790nm)は1桁
以上増加し、S/Nも3折取ることができる。従って、
光導M層の長波長感度を上述のn型アモルファスシリコ
ンで高め、且つn型アモルファスシリコンで光導電層の
暗比抵抗が低下するのを補強するために前述の積層構造
とすることによって、半導体レーザープリンタ用の電子
写真感光体として、充分に実用化することが可能である
。
層に用いられるn型のアモルファスシリコンについて説
明する。第1図は、光導電層に用いられるn型のアモル
ファスシリコンの導電率と、ドーピング比(PH3/S
12Hs )との関係を示した図である。第1図にお
いて、n=角印は暗時における測定値σd、黒丸印は7
90nmの光下における測定値σO(790nm)、そ
して白丸印は白色光下における測定値σp (白色光)
を示す。ドーピング比Oの場合は、導電率σd−3,8
7x10” 、(71)(790nm)−1,15X1
0−7であるのに対してドーピング比を増加するに従っ
て、両者とも導電率が増加し、ドーピング比が33pp
mにおいては、σp(790nm>−5,57x10−
’となり1桁以上高く成っている。また、σEl (
790nm)=5.28x10−” )である。このよ
うにPH3のドーピングに伴い、暗における測定値σd
と790nmの光下における測定値σp(790nm)
とは共に増加し、しかも10−6≦PH3/S +2
Hs≦10′5の範囲では、σp(790nm)は1桁
以上増加し、S/Nも3折取ることができる。従って、
光導M層の長波長感度を上述のn型アモルファスシリコ
ンで高め、且つn型アモルファスシリコンで光導電層の
暗比抵抗が低下するのを補強するために前述の積層構造
とすることによって、半導体レーザープリンタ用の電子
写真感光体として、充分に実用化することが可能である
。
次に、第2図を参照して、この発明の電子写真感光体の
光導電層に用いられるn型のアモルファスシリコンの光
学的バンドギャップ、活性化エネルギ(ΔE)とドーピ
ング比 (PH3/S+286)との関係を説明する。
光導電層に用いられるn型のアモルファスシリコンの光
学的バンドギャップ、活性化エネルギ(ΔE)とドーピ
ング比 (PH3/S+286)との関係を説明する。
第2図のグラフにおいて、縦軸に活性化エネルギ(八E
)と光学的バンドギャップ(eV)を取り、横軸にドー
ピング比(PH3/S 12Hs )を取っている。
)と光学的バンドギャップ(eV)を取り、横軸にドー
ピング比(PH3/S 12Hs )を取っている。
このグラフにおいて、白丸は光学的バンドギャップを示
し、黒丸は活性化エネルギを示している。
し、黒丸は活性化エネルギを示している。
第2図から明らかなように、ドーピング比(PH3/S
128s )を変化させても光学的バンドギャップは
略一定の値であるのに対し、活性化エネルギはPH3/
S 12H6のドーピングを増すと小さくなっている。
128s )を変化させても光学的バンドギャップは
略一定の値であるのに対し、活性化エネルギはPH3/
S 12H6のドーピングを増すと小さくなっている。
このことより、光導電層にn型アモルファスシリコンを
用いた場合、長波長領域での高感度化が達成されるのは
、フェルミレベルが伝導体側にシフトした為である。
用いた場合、長波長領域での高感度化が達成されるのは
、フェルミレベルが伝導体側にシフトした為である。
この発明の電子写真感光体のブロッキング層には、アモ
ルファスシリコン(以下a−8iとする)又はマイクロ
クリスタリンシリコン(以下μC−8iとする)が使用
される。μC−8iは、以下のような物性上の特徴によ
り、a−3i及びポリクリスタリンシリコン(多結晶シ
リコン)から明確に区別される。即ち、X線回折測定に
おいては、a−3iは、無定形であるため、ハローのみ
が現れ、回折パターンを認めることができないが、μC
−8iは、2θが27乃至28.5°付近にある結晶回
折パターンを示す。また、ポリクリスタリンシリコンは
暗抵抗が10日Ω・口であるのに対し、μC−8iは1
Q11Ω・C18以上の暗抵抗を有する。このμC−8
iは粒径が約数十オングストローム以上である微結晶が
集合して形成されている。
ルファスシリコン(以下a−8iとする)又はマイクロ
クリスタリンシリコン(以下μC−8iとする)が使用
される。μC−8iは、以下のような物性上の特徴によ
り、a−3i及びポリクリスタリンシリコン(多結晶シ
リコン)から明確に区別される。即ち、X線回折測定に
おいては、a−3iは、無定形であるため、ハローのみ
が現れ、回折パターンを認めることができないが、μC
−8iは、2θが27乃至28.5°付近にある結晶回
折パターンを示す。また、ポリクリスタリンシリコンは
暗抵抗が10日Ω・口であるのに対し、μC−8iは1
Q11Ω・C18以上の暗抵抗を有する。このμC−8
iは粒径が約数十オングストローム以上である微結晶が
集合して形成されている。
このようなμC−8iを有するブロッキング層は、a−
8iと同様に、高周波グロー放電分解法により、シラン
ガスを原料として、導電性支持体上にμC−8iを堆積
させることにより製造することができる。この場合に、
支持体の温度をa−5iを形成する場合よりも高く設定
し、高周波電力もa−8iの場合よりも高く設定すると
、μC−8iを形成しやすくなる。また、支持体温度及
び高周波電力を高くすることにより、シランガスなどの
原料ガスの流量を増大させることができ、その結果、成
膜速度を早くすることができる。
8iと同様に、高周波グロー放電分解法により、シラン
ガスを原料として、導電性支持体上にμC−8iを堆積
させることにより製造することができる。この場合に、
支持体の温度をa−5iを形成する場合よりも高く設定
し、高周波電力もa−8iの場合よりも高く設定すると
、μC−8iを形成しやすくなる。また、支持体温度及
び高周波電力を高くすることにより、シランガスなどの
原料ガスの流量を増大させることができ、その結果、成
膜速度を早くすることができる。
また、原料ガスのSiH+及び5i2Hs等の高次のシ
ランガスを水素で希釈したガスを使用することにより、
μC−3iを一層高効率で形成することができる。
ランガスを水素で希釈したガスを使用することにより、
μC−3iを一層高効率で形成することができる。
第3図は、この発明に係る電子写真感光体を製造する装
置を示す図である。ガスボンベ1.2゜3.4には、例
えば、夫々SiH+ 、B2 H6。
置を示す図である。ガスボンベ1.2゜3.4には、例
えば、夫々SiH+ 、B2 H6。
H2、CH4等の原料ガスが収容されている。これらの
ガスボンベ1.2.3.4内のガスは、流口調整用のバ
ルブ6及び配管7を介して混合器8に供給されるように
なっている。各ボンベには、圧力計5が設置されており
、この圧力計5を監視しつつ、バルブ6を調整すること
により、混合器8に供給する各原料ガスの流量及び混合
比を調節することができる。混合器8にて混合されたガ
スは反応容器9に供給される。反応容器9の底部11に
は、回転軸10が鉛直方向の回りに回転可能に取りつけ
られており、この回転軸10の上端に、円板状の支持台
12がその面を回転軸10に垂直にして固定されている
。反応容器9内には、円筒状の電極13がその軸中心を
回転軸10の軸中心と一致させて底部11上に設置され
ている。感光体のドラム基体14が支持台12上にその
軸中心を回転軸1oの軸中心と一致させて載置されてお
り、このドラム基体14の内側には、ドラム基体加熱用
のヒータ15が配設されている。電極13とドラム基体
14との間には、高周波@源16が接続されており、電
極13及びドラム基体14間に高周波電流が供給される
ようになっている。回転軸10はモータ18により回転
駆動される。反応容器9内の圧力は、圧力計17により
監視され、反応容器9は、ゲートバルブ18を介して真
空ポンプ等の適宜の排気手段に連結されている。
ガスボンベ1.2.3.4内のガスは、流口調整用のバ
ルブ6及び配管7を介して混合器8に供給されるように
なっている。各ボンベには、圧力計5が設置されており
、この圧力計5を監視しつつ、バルブ6を調整すること
により、混合器8に供給する各原料ガスの流量及び混合
比を調節することができる。混合器8にて混合されたガ
スは反応容器9に供給される。反応容器9の底部11に
は、回転軸10が鉛直方向の回りに回転可能に取りつけ
られており、この回転軸10の上端に、円板状の支持台
12がその面を回転軸10に垂直にして固定されている
。反応容器9内には、円筒状の電極13がその軸中心を
回転軸10の軸中心と一致させて底部11上に設置され
ている。感光体のドラム基体14が支持台12上にその
軸中心を回転軸1oの軸中心と一致させて載置されてお
り、このドラム基体14の内側には、ドラム基体加熱用
のヒータ15が配設されている。電極13とドラム基体
14との間には、高周波@源16が接続されており、電
極13及びドラム基体14間に高周波電流が供給される
ようになっている。回転軸10はモータ18により回転
駆動される。反応容器9内の圧力は、圧力計17により
監視され、反応容器9は、ゲートバルブ18を介して真
空ポンプ等の適宜の排気手段に連結されている。
このように構成される装置により感光体を製造する場合
には、反応容器9内にドラム基体14を設置した後、ゲ
ートバルブ19を開にして反応容器9内を約0.1トル
(Torr)の圧力以下に排気する。次いで、ボンベ1
.2.3.4から所要の反応ガスを所定の混合比で混合
して反応容器9内に導入する。この場合に、反応容器9
内に導入するガス流lは、反応容器9内の圧力が0.1
乃至1トルになるように設定する。次いで、モータ18
を作動させてドラム基体14を回転させ、ヒータ15に
よりドラム基体14を一定温度に加熱すると共に、高周
波電源16により電極13とドラム基体14との間に高
周波電流を供給して、両者間にグロー放電を形成する。
には、反応容器9内にドラム基体14を設置した後、ゲ
ートバルブ19を開にして反応容器9内を約0.1トル
(Torr)の圧力以下に排気する。次いで、ボンベ1
.2.3.4から所要の反応ガスを所定の混合比で混合
して反応容器9内に導入する。この場合に、反応容器9
内に導入するガス流lは、反応容器9内の圧力が0.1
乃至1トルになるように設定する。次いで、モータ18
を作動させてドラム基体14を回転させ、ヒータ15に
よりドラム基体14を一定温度に加熱すると共に、高周
波電源16により電極13とドラム基体14との間に高
周波電流を供給して、両者間にグロー放電を形成する。
これにより、ドラム基体14上にa−3iが堆積する。
なお、原料カス中L N 20.NH3、NO2、N2
。
。
CH4、C2H4,02ガス等を使用することにより、
これらの元素をa−8i中に含有させることができる。
これらの元素をa−8i中に含有させることができる。
このように、この発明に係る電子写真感光体は従来のa
−8iを使用したものと同様に、クローズドシステムの
製造装置で製造することができるため、人体に対して安
全である。また、この電子写真感光体は、耐熱性、耐湿
性及び耐摩耗性が優れているため、長期に亘り繰り返し
使用しても劣化が少なく、寿命が長いという利点がある
。さらに、Ge!H+等の長波長増感用ガスが不要であ
るので、廃ガス処理設備を設ける必要がなく、工業的生
産性が著しく高い。
−8iを使用したものと同様に、クローズドシステムの
製造装置で製造することができるため、人体に対して安
全である。また、この電子写真感光体は、耐熱性、耐湿
性及び耐摩耗性が優れているため、長期に亘り繰り返し
使用しても劣化が少なく、寿命が長いという利点がある
。さらに、Ge!H+等の長波長増感用ガスが不要であ
るので、廃ガス処理設備を設ける必要がなく、工業的生
産性が著しく高い。
μC−8+には、水素を0.1乃至30原子%含有させ
ることが好ましい。これにより、暗抵抗と明抵抗とが調
和のとれたものになり、光導電特性が向上する。μC−
8iの光学的エネルギギャップEaは、a−8iの光学
的エネルギギャップEa (1,65乃至1.γ0ev
)に比較して小さい。つまり、μC−8iの光学的エネ
ルギギャップは、μc−stm結晶の結晶粒径及び結晶
化度により変化し、結晶粒径及び結晶化度の増加により
、その光学的エネルギギャップが低下して、結晶シリコ
ンの光学的エネルギギャップ1.1evに近づく。とこ
ろで、μC−8i層及びa−8i層は、この光学的エネ
ルギギャップよりも大きなエネルギの光を吸収し、小さ
なエネルギの光は透過する。このため、a−8iは可視
光エネルギしか吸収しないが、a−8iより光学的エネ
ルギギャップが小さなμC−8iは、可視光より長波長
であってエネルギが小さな近赤外光までも吸収すること
ができる。従って、μC−8iは広い波長領域に亘って
高い光感度を有する。
ることが好ましい。これにより、暗抵抗と明抵抗とが調
和のとれたものになり、光導電特性が向上する。μC−
8iの光学的エネルギギャップEaは、a−8iの光学
的エネルギギャップEa (1,65乃至1.γ0ev
)に比較して小さい。つまり、μC−8iの光学的エネ
ルギギャップは、μc−stm結晶の結晶粒径及び結晶
化度により変化し、結晶粒径及び結晶化度の増加により
、その光学的エネルギギャップが低下して、結晶シリコ
ンの光学的エネルギギャップ1.1evに近づく。とこ
ろで、μC−8i層及びa−8i層は、この光学的エネ
ルギギャップよりも大きなエネルギの光を吸収し、小さ
なエネルギの光は透過する。このため、a−8iは可視
光エネルギしか吸収しないが、a−8iより光学的エネ
ルギギャップが小さなμC−8iは、可視光より長波長
であってエネルギが小さな近赤外光までも吸収すること
ができる。従って、μC−8iは広い波長領域に亘って
高い光感度を有する。
このような特性を有するμC−8iは、半導体レーザを
光源に使用したレーザプリンタ用の感光体材料として好
適である。a−8iをレーザプリンタ用の感光体に使用
すると、半導体レーザの光波長が790nmとa−8l
が高感度である波長領域より長いため、感光体感度が不
十分になり、このため、半導体レーザの能力以上のレー
ザ強度を感光体に印加する必要があって、実用上問題が
ある。一方、μC−8iで感光体を形成した場合には、
その高感度領域が近赤外領域にまでのびているので、光
感度特性が極めて優れた半導体レーザプリンタ用の感光
体を得ることができる。
光源に使用したレーザプリンタ用の感光体材料として好
適である。a−8iをレーザプリンタ用の感光体に使用
すると、半導体レーザの光波長が790nmとa−8l
が高感度である波長領域より長いため、感光体感度が不
十分になり、このため、半導体レーザの能力以上のレー
ザ強度を感光体に印加する必要があって、実用上問題が
ある。一方、μC−8iで感光体を形成した場合には、
その高感度領域が近赤外領域にまでのびているので、光
感度特性が極めて優れた半導体レーザプリンタ用の感光
体を得ることができる。
このような優れた光感度特性を有する
μC−8iの光導電特性を一層向上させるために、μC
−8iに水素を含有させることが好ましい。
−8iに水素を含有させることが好ましい。
μC−8ilへの水素のドーピングは、例えば、グロー
放電分解法による場合は、SiH+及び5i2Hs等の
シラン系の原料ガスと、水素等のキャリアガスとを反応
容器内に導入してグロー放電させるか、SiF+及び5
iC14等のハロゲン化ケイ素と、水素ガスとの混合ガ
スを使用してもよいし、また、シラン系ガスと、ハロゲ
ン化ケイ素との混合ガスで反応させてもよい。更に、グ
ロー放電分解法によらず、スパッタリング等の物理的な
方法によってもμC−8iIllを形成することができ
る。なお、μC−8iを含む光導電層は、光導電特性上
、1乃至80μmの膜厚を有することが好ましく、更に
膜厚を5乃至50μmにすることが望ましい。
放電分解法による場合は、SiH+及び5i2Hs等の
シラン系の原料ガスと、水素等のキャリアガスとを反応
容器内に導入してグロー放電させるか、SiF+及び5
iC14等のハロゲン化ケイ素と、水素ガスとの混合ガ
スを使用してもよいし、また、シラン系ガスと、ハロゲ
ン化ケイ素との混合ガスで反応させてもよい。更に、グ
ロー放電分解法によらず、スパッタリング等の物理的な
方法によってもμC−8iIllを形成することができ
る。なお、μC−8iを含む光導電層は、光導電特性上
、1乃至80μmの膜厚を有することが好ましく、更に
膜厚を5乃至50μmにすることが望ましい。
光導電層は、実質的に全ての領域をμc−s rで形成
してもよいし、a−3iとμC−8:どの混合体又は積
層体で形成してもよい。帯電能は、積層体の方が高く、
光感度は、その体積比にもよるが、赤外領域の長波長領
域では混合体の方が高く、可視光領域では両者はほとん
ど同一である。
してもよいし、a−3iとμC−8:どの混合体又は積
層体で形成してもよい。帯電能は、積層体の方が高く、
光感度は、その体積比にもよるが、赤外領域の長波長領
域では混合体の方が高く、可視光領域では両者はほとん
ど同一である。
このため、感光体の用途により、実質的に全ての領域を
μC−8iにするか、又は混合体若しくは積層体で構成
すればよい。
μC−8iにするか、又は混合体若しくは積層体で構成
すればよい。
μC−S +に、窒素N、炭素C及び酸素0から選択さ
れた少なくとも1種の元素をドーピングすることが好ま
しい。これにより、μC−8tの暗抵抗を高くして光導
電特性を高めることができる。
れた少なくとも1種の元素をドーピングすることが好ま
しい。これにより、μC−8tの暗抵抗を高くして光導
電特性を高めることができる。
これらの元素はμC−3iの粒界に析出し、またシリコ
ンダングリングボンドのターミネータとして作用して、
バンド間の禁制帯中に存在する状態密度を減少させ、こ
れにより、暗抵抗が高くなると考えられる。
ンダングリングボンドのターミネータとして作用して、
バンド間の禁制帯中に存在する状態密度を減少させ、こ
れにより、暗抵抗が高くなると考えられる。
導電性支持体と光導電層との間に、ブロッキング層又は
ブロッキング層を配設することが好ましい。このブロッ
キング層は、導電性支持体と、光導電層との間の電荷の
流れを抑制することにより、光導電性部材の表面におけ
る電荷の保持機能を高め、光導電性部材の帯電能を高め
る。カールソン方式においては、感光体表面に正帯電さ
せる場合には、支持体側から光導電層へ電子が注入され
ることを防止するために、ブロッキング層をp型にする
。一方、感光体表面に負帯電させる場合には、支持体側
から光導電層へ正孔が注入されることを防止するために
、ブロッキング層をn型にする。
ブロッキング層を配設することが好ましい。このブロッ
キング層は、導電性支持体と、光導電層との間の電荷の
流れを抑制することにより、光導電性部材の表面におけ
る電荷の保持機能を高め、光導電性部材の帯電能を高め
る。カールソン方式においては、感光体表面に正帯電さ
せる場合には、支持体側から光導電層へ電子が注入され
ることを防止するために、ブロッキング層をp型にする
。一方、感光体表面に負帯電させる場合には、支持体側
から光導電層へ正孔が注入されることを防止するために
、ブロッキング層をn型にする。
また、ブロッキング層として、絶縁性の膜を支持体の上
に形成することも可能である。ブロッキング層はμC−
8iを使用して形成してもよいし、a−8iを使用して
ブロッキング層を構成することも可能である。
に形成することも可能である。ブロッキング層はμC−
8iを使用して形成してもよいし、a−8iを使用して
ブロッキング層を構成することも可能である。
μC−8i及びa−8:をp型にするためには、周期律
表の第1族に属する元素、例えば、ホウ素B1アルミニ
ウムAI、ガリウムGa、インジウムln、及びタリウ
ムT1等をドーピングすることが好ましく、μC−8i
層をn型にするためには、周期律表の第V族に屈する元
素、例えば、窒素N1リンP1ヒ素As、アンチモンS
b1及びビスマスBi等をドーピングすることが好まし
い。
表の第1族に属する元素、例えば、ホウ素B1アルミニ
ウムAI、ガリウムGa、インジウムln、及びタリウ
ムT1等をドーピングすることが好ましく、μC−8i
層をn型にするためには、周期律表の第V族に屈する元
素、例えば、窒素N1リンP1ヒ素As、アンチモンS
b1及びビスマスBi等をドーピングすることが好まし
い。
このn型不純物又はn型不純物のドーピングにより、支
持体側から光導電層へ電荷が移動することが防止される
。
持体側から光導電層へ電荷が移動することが防止される
。
光導電層の上に表面層を設けることが好ましい。
光導電層のμC−8iは、その屈折率が3乃至4と比較
的大きいため、表面での光反射が起きやすい。このよう
な光反射が生じると、光導電層に吸収される光量の割合
いが低下し、光損失が大きくなる。このため、表面層を
設けて反射を防止することが好ましい。また、表面層を
設けることにより、光導電層が損傷から保護される。さ
らに、表面層を形成することにより、帯電能が向上し、
表面に電荷がよくのるようになる。表面層を形成する材
料としては、5iaN+、SiO2、SiC。
的大きいため、表面での光反射が起きやすい。このよう
な光反射が生じると、光導電層に吸収される光量の割合
いが低下し、光損失が大きくなる。このため、表面層を
設けて反射を防止することが好ましい。また、表面層を
設けることにより、光導電層が損傷から保護される。さ
らに、表面層を形成することにより、帯電能が向上し、
表面に電荷がよくのるようになる。表面層を形成する材
料としては、5iaN+、SiO2、SiC。
Al2O3、a−8iN:H,a−8iO;Hl及びa
−8iC:H等の無機化合物及びポリ塩化ビニル及びポ
リアミド等の有機材料がある。
−8iC:H等の無機化合物及びポリ塩化ビニル及びポ
リアミド等の有機材料がある。
電子写真感光体に適用される光導電性部材としては、上
述のごとく、支持体上にブロッキング層を形成し、この
ブロッキング層上に光導IIを形成し、この光導電層の
上に表面層を形成したものに限らず、支持体の上に電荷
移動層(CTL)を形成し、電荷移動層の上に電荷発生
層(CGL)を形成した機能分離型の形態に構成するこ
ともできる。この場合に、電荷移動層と、支持体との間
に、ブロッキング層を設けてもよい。電荷発生層は、光
の照射によりキャリアを発生する。この電荷発生層は、
層の一部又は全部がμC−3i又はa−3iでできてお
り、その厚さは1乃至10μmにすることが好ましい。
述のごとく、支持体上にブロッキング層を形成し、この
ブロッキング層上に光導IIを形成し、この光導電層の
上に表面層を形成したものに限らず、支持体の上に電荷
移動層(CTL)を形成し、電荷移動層の上に電荷発生
層(CGL)を形成した機能分離型の形態に構成するこ
ともできる。この場合に、電荷移動層と、支持体との間
に、ブロッキング層を設けてもよい。電荷発生層は、光
の照射によりキャリアを発生する。この電荷発生層は、
層の一部又は全部がμC−3i又はa−3iでできてお
り、その厚さは1乃至10μmにすることが好ましい。
電荷移動層は電荷発生層で発生したキャリアを高効率で
支持体側に到達させる層であり、このため、キャリアの
寿命が長く、移動度が大きく輸送性が高いことが必要で
ある。電荷径vJ層はa−3iで形成することができる
。暗抵抗を高めて帯電能を向上させるために、周期律表
の第1族又は第V族のいずれか一方に属する元素をライ
トドーピングすることが好ましい。
支持体側に到達させる層であり、このため、キャリアの
寿命が長く、移動度が大きく輸送性が高いことが必要で
ある。電荷径vJ層はa−3iで形成することができる
。暗抵抗を高めて帯電能を向上させるために、周期律表
の第1族又は第V族のいずれか一方に属する元素をライ
トドーピングすることが好ましい。
また、帯電能を一層向上させ、電荷移動層と電荷発生層
との両機能を持たせるために、C,N、0の元素のうち
、いずれか1種以上を含有させてもよい。電荷移動層は
、その膜厚が薄過ぎる場合及び厚過ぎる場合はその機能
を充分に発揮しない。
との両機能を持たせるために、C,N、0の元素のうち
、いずれか1種以上を含有させてもよい。電荷移動層は
、その膜厚が薄過ぎる場合及び厚過ぎる場合はその機能
を充分に発揮しない。
このため、電荷移動層の厚さは3乃至8C1mであるこ
とが好ましい。
とが好ましい。
ブロッキング層を設けることにより、電荷移動層と電荷
発生層とを有する機能分離型の感光体においても、その
電荷保持機能を高め、帯電能を向上させることができる
。なお、ブロッキング層をp型にするか、又はn型にす
るかは、その帯電特性に応じて決定される。
発生層とを有する機能分離型の感光体においても、その
電荷保持機能を高め、帯電能を向上させることができる
。なお、ブロッキング層をp型にするか、又はn型にす
るかは、その帯電特性に応じて決定される。
このブロッキング層は、a−31で形成してもよく、ま
たμC−3iで形成してもよい。
たμC−3iで形成してもよい。
この出願に係る発明の特徴は、ブロッキング層が、シリ
コン原子を母体として水素を含有し、更に、炭素、窒素
及び酸素から選択された少なくとも一種の元素を含有す
るn型又はn型のアモルファスシリコン又はマイクロク
リスタリンシリコンで形成され、光導電層は、シリコン
原子を母体として水素を含有するn型のアモルファスシ
リコンと、シリコン原子を母体として水素を含有し、更
に、炭素、窒素及び酸素から選択された少なくとも一種
の元素を含有するn型又はn型のアモルファスシリコン
との積層体から形成されていることにある。
コン原子を母体として水素を含有し、更に、炭素、窒素
及び酸素から選択された少なくとも一種の元素を含有す
るn型又はn型のアモルファスシリコン又はマイクロク
リスタリンシリコンで形成され、光導電層は、シリコン
原子を母体として水素を含有するn型のアモルファスシ
リコンと、シリコン原子を母体として水素を含有し、更
に、炭素、窒素及び酸素から選択された少なくとも一種
の元素を含有するn型又はn型のアモルファスシリコン
との積層体から形成されていることにある。
[実施例]
次に、4.5.6図を参照してこの発明を具体化した電
子写真感光体の層の構成について説明する。
子写真感光体の層の構成について説明する。
第4図においては、アルミニウム製導電性支持体101
の上には、シリコン原子を母体として水素を含有し、更
に、C10、Nの原子の少なくとも1つ以上の原子を含
有するn型又はn型の特性を有するμC−S +又はa
−3iからなるブロッキングIII 03と、光導電層
102とが積層されている。光導電層102は、更にシ
リコン原子を母体として水素を含有するn型のアモルフ
ァスシリコンa−8i層104とシリコン原子を母体と
して水素を含有するアモルファスシリコン層105とが
積層され、更にアモルファスシリコン11105には、
C,01Nの原子の少なくとも1つ以上の原子が含有さ
れている。この発明の電子写真感光体によれば、ブロッ
キング層103がC,O。
の上には、シリコン原子を母体として水素を含有し、更
に、C10、Nの原子の少なくとも1つ以上の原子を含
有するn型又はn型の特性を有するμC−S +又はa
−3iからなるブロッキングIII 03と、光導電層
102とが積層されている。光導電層102は、更にシ
リコン原子を母体として水素を含有するn型のアモルフ
ァスシリコンa−8i層104とシリコン原子を母体と
して水素を含有するアモルファスシリコン層105とが
積層され、更にアモルファスシリコン11105には、
C,01Nの原子の少なくとも1つ以上の原子が含有さ
れている。この発明の電子写真感光体によれば、ブロッ
キング層103がC,O。
Nの原子の少なくとも1つ以上の原子と水素とを含むn
型またはn型のμC−8i又はa−8iから形成されて
いる。このようなブロッキング層の構成により、帯電時
に帯電した電荷と逆極性の電荷が支持体101から光導
電層102に移動するのを防止することができる。即ち
、光導電層における帯電能(電荷保持機能)を一層高め
ることができる。
型またはn型のμC−8i又はa−8iから形成されて
いる。このようなブロッキング層の構成により、帯電時
に帯電した電荷と逆極性の電荷が支持体101から光導
電層102に移動するのを防止することができる。即ち
、光導電層における帯電能(電荷保持機能)を一層高め
ることができる。
ブロッキング層103に含有されるC、01Nの原子の
含有量は1ないし20原子%が好ましく、また周期律表
の第1族又は第V族に属する元素の含有量は、lX10
−3ないし5原子%が好ましい。
含有量は1ないし20原子%が好ましく、また周期律表
の第1族又は第V族に属する元素の含有量は、lX10
−3ないし5原子%が好ましい。
ブロッキング層の層厚は100人ないし10μmに形成
することが好ましくより好ましくは0.1ないし3μm
が好ましい。
することが好ましくより好ましくは0.1ないし3μm
が好ましい。
光導電層102に形成されているn型のa−8i層10
4は、シリコン原子S1を母体として水素を含んでいる
から、長波長光に対して高感度であり、且つ良好な分光
感度を示し、これにより可視光領域から近赤外領域に亙
る広い波長範囲で高感度が達成される。−力先導電層1
02の 。
4は、シリコン原子S1を母体として水素を含んでいる
から、長波長光に対して高感度であり、且つ良好な分光
感度を示し、これにより可視光領域から近赤外領域に亙
る広い波長範囲で高感度が達成される。−力先導電層1
02の 。
内a−3i層105は上述した波長領域の内、特に、可
視光領域の感度をより高めることができる。
視光領域の感度をより高めることができる。
このように光導電層1102をa−3i層104と10
5との積層構造にすることにより、感度の高電子写真感
光体を得ることができる。
5との積層構造にすることにより、感度の高電子写真感
光体を得ることができる。
光導電層102において、n型のa−8i層104にド
ーピングされる周期律表の第V族に属する元素の含有量
は、1×10う乃至1X10°3原子%が好ましい。a
−8i層104の層厚は1乃至20μmに形成すること
が好ましい。
ーピングされる周期律表の第V族に属する元素の含有量
は、1×10う乃至1X10°3原子%が好ましい。a
−8i層104の層厚は1乃至20μmに形成すること
が好ましい。
一方、a−3i層104は、周期律表の第1族に屈する
元素をライトドープすることにより、その暗抵抗を高め
、電荷保持機能を間接的に高めることができる。ドーピ
ング量は、lX10−’乃至1X10’@子%が好まし
い。a−8i1105の層厚は1乃至20μmに形成す
ることが好ましい。また、a−3i層105に含まれる
C、OlNの原子量は、光導電性が低下しない程度に含
有され、好ましい含有量としては0.1乃至10原子%
である。
元素をライトドープすることにより、その暗抵抗を高め
、電荷保持機能を間接的に高めることができる。ドーピ
ング量は、lX10−’乃至1X10’@子%が好まし
い。a−8i1105の層厚は1乃至20μmに形成す
ることが好ましい。また、a−3i層105に含まれる
C、OlNの原子量は、光導電性が低下しない程度に含
有され、好ましい含有量としては0.1乃至10原子%
である。
第5図に示すように、光導電層102において、n型の
a−8i層104と、C,O,Nの原子の内1つ以上を
含有するa−8i層105との位置は、第4図に示す位
置とは逆に、a−3i層105の上にn型のa−8i層
104を形成しても良い。
a−8i層104と、C,O,Nの原子の内1つ以上を
含有するa−8i層105との位置は、第4図に示す位
置とは逆に、a−3i層105の上にn型のa−8i層
104を形成しても良い。
更に、第6図に示すように、光導電層102の上に、表
面1106を形成してもよい。この場合、表面gii1
06が、C,O,Nのうち、少なくとも1種以上の元素
を含有するa−8t (a−8iC:H,a−8io;
H,a−8iN :H。
面1106を形成してもよい。この場合、表面gii1
06が、C,O,Nのうち、少なくとも1種以上の元素
を含有するa−8t (a−8iC:H,a−8io;
H,a−8iN :H。
a−3iCN:H等)で形成されている。これにより、
光導電層の表面が保護され、耐環境性及び帯電能が向上
する。このC1○、Nの含有量は、10乃至50原子%
であることが好ましい。
光導電層の表面が保護され、耐環境性及び帯電能が向上
する。このC1○、Nの含有量は、10乃至50原子%
であることが好ましい。
次に、この発明の実施例について説明する。
LUL上
この実施例1では、ブロッキング層をマイクロクリスタ
リンシリコンμC−S +で形成した。
リンシリコンμC−S +で形成した。
導電性基板としてのA1製ドラム(直径80mm、長さ
350mm)をトリクレンで脱脂し、洗浄し乾燥させた
後、反応容器内に装填した。このドラムは、必要に応じ
てその表面が酸処理、アルカリ処理又はサンドブラスト
処理され、その干渉防止が図られる。反応容器内を、図
示しない拡散ポンプにより、約0.1トル以下に排気す
る。
350mm)をトリクレンで脱脂し、洗浄し乾燥させた
後、反応容器内に装填した。このドラムは、必要に応じ
てその表面が酸処理、アルカリ処理又はサンドブラスト
処理され、その干渉防止が図られる。反応容器内を、図
示しない拡散ポンプにより、約0.1トル以下に排気す
る。
同時に、ドラム基体を加熱し、約400℃に保持する。
次いで、1100OSCCの流口のH2ガス、2008
CCMの流量の100%S f H4ガス、このStH
+ガス流量に対する流】比が10°3のB2 H6ガス
、及び100SCCMのCH4ガスを混合して反応容器
に供給した。その後、メカニカルブースタポンプ及びロ
ータリポンプにより反応容器内を排気し、その圧力を1
トルに調整した。モータ18により基体14を回転させ
ながら、電極に13.56MH2で300W(ワット)
の高周波電力を印加して、電極とドラム基体との間に、
SiH+、B2Hs及びCH4のプラズマを生起させる
(グロー放電)。この条件下で、約15分間成膜を続け
、支持体101上にマイクロクリスタリンシリコンμC
−8iから成るブロッキング層103を0.8μmに形
成した。
CCMの流量の100%S f H4ガス、このStH
+ガス流量に対する流】比が10°3のB2 H6ガス
、及び100SCCMのCH4ガスを混合して反応容器
に供給した。その後、メカニカルブースタポンプ及びロ
ータリポンプにより反応容器内を排気し、その圧力を1
トルに調整した。モータ18により基体14を回転させ
ながら、電極に13.56MH2で300W(ワット)
の高周波電力を印加して、電極とドラム基体との間に、
SiH+、B2Hs及びCH4のプラズマを生起させる
(グロー放電)。この条件下で、約15分間成膜を続け
、支持体101上にマイクロクリスタリンシリコンμC
−8iから成るブロッキング層103を0.8μmに形
成した。
ブロッキング層の成膜終了後、100%5i2H+ガス
の流口を80SCCM、PH3ガスをPH3/S i
H4−2X 10ろとなるように夫々のガスを反応容器
内に導入した。反応圧力が0.8トルの状態でブロッキ
ング層の成膜の場合と同様に、高周波電源16によって
、13.56M)−IZで1KWの高周波電力を印加し
て、グロー放電を生起させる。この条件で2時間成膜を
続け、膜厚14μmのn型のa−8iIi1を形成した
。
の流口を80SCCM、PH3ガスをPH3/S i
H4−2X 10ろとなるように夫々のガスを反応容器
内に導入した。反応圧力が0.8トルの状態でブロッキ
ング層の成膜の場合と同様に、高周波電源16によって
、13.56M)−IZで1KWの高周波電力を印加し
て、グロー放電を生起させる。この条件で2時間成膜を
続け、膜厚14μmのn型のa−8iIi1を形成した
。
n型のa−3i層を形成後、100%
5i2H+ガスの流量を300SCCM、NH3ガスを
10800Mを夫々導入する。反応圧力がo、8トルの
状態で高周波電源16によって、13.56MH7r2
00Wの高周波電力を印加する。この条件で1.5時間
成膜を続けた後、電力とガスの供給を止め、膜厚10μ
mのa−3i層を形成した。このようにn型のa−5:
層とa−3i層とを積層して形成することにより光導i
!層を形成する。
10800Mを夫々導入する。反応圧力がo、8トルの
状態で高周波電源16によって、13.56MH7r2
00Wの高周波電力を印加する。この条件で1.5時間
成膜を続けた後、電力とガスの供給を止め、膜厚10μ
mのa−3i層を形成した。このようにn型のa−5:
層とa−3i層とを積層して形成することにより光導i
!層を形成する。
光導電層の成膜後、100%S i H4ガスの流量を
3008CCM、CH4ガスを 350SCCMを夫々導入する。反応圧力が1トルの状
態で高周波電源16によって、13.56MH2で20
0Wの高周波電力を印加する。この条件で1.5時間成
膜を続けた後、電力とガスの供給を止め、膜厚0.7μ
mのa−8illを形成した。
3008CCM、CH4ガスを 350SCCMを夫々導入する。反応圧力が1トルの状
態で高周波電源16によって、13.56MH2で20
0Wの高周波電力を印加する。この条件で1.5時間成
膜を続けた後、電力とガスの供給を止め、膜厚0.7μ
mのa−8illを形成した。
このようにして成膜した感光体を790nmの発振波長
の半導体レーザを搭載したレーザプリンタに搭載して画
像を形成したところ、+6.0KV(キロボルト)の印
加電圧(ドラム流入電流0.1mA>に対して表面電位
550Vが得られ、また半減露光層は9.8erQ/7
であり良好な結果が得られた。
の半導体レーザを搭載したレーザプリンタに搭載して画
像を形成したところ、+6.0KV(キロボルト)の印
加電圧(ドラム流入電流0.1mA>に対して表面電位
550Vが得られ、また半減露光層は9.8erQ/7
であり良好な結果が得られた。
更に、体表面における露光量が35erQ/cmに対す
る残留電位は60Vと良好な結果が得られた。
る残留電位は60Vと良好な結果が得られた。
LfL2
この実施例2では、ブロッキング層をアモルファスシリ
コンa−3iで形成した。
コンa−3iで形成した。
導電性基板としてのA1製ドラム(直径80mm、長さ
350mm>をトリクレンで脱脂し、洗浄し乾燥させた
後、反応容器内に装填した。このドラムは、必要に応じ
てその表面が酸処理、アルカリ処理又はサンドブラスト
処理され、その干渉防止が図られる。反応容器内を、図
示しない拡散ポンプにより、約0.1トル以下に排気す
る。
350mm>をトリクレンで脱脂し、洗浄し乾燥させた
後、反応容器内に装填した。このドラムは、必要に応じ
てその表面が酸処理、アルカリ処理又はサンドブラスト
処理され、その干渉防止が図られる。反応容器内を、図
示しない拡散ポンプにより、約0.1トル以下に排気す
る。
同時に、ドラム基体を加熱し、約400℃に保持する。
次いで、2008CCMの流量の100%3iH4ガス
、このSiH+ガス流量に対する流最沈が10°3のB
2 H6ガス、及び11005CCのCH4ガスを混合
して反応容器に供給した。その慢、メカニカルブースタ
ポンプ及び凸−タリボンブにより反応容器内を排気し、
その圧力を1トルに調整した。モータ18により基体1
4を回転させながら、電極に13.56MH2で300
W(ワット)の^周波型りを印加して、電極とドラム基
体との間に、S+H4゜B2 H6及びCH4のプラズ
マを生起させる(グロー放電)。この条件下で、約15
分間成膜を続け、支持体101上にアモルファスシリコ
ンからなるブロッキング1103を1.6μmに形成し
た。
、このSiH+ガス流量に対する流最沈が10°3のB
2 H6ガス、及び11005CCのCH4ガスを混合
して反応容器に供給した。その慢、メカニカルブースタ
ポンプ及び凸−タリボンブにより反応容器内を排気し、
その圧力を1トルに調整した。モータ18により基体1
4を回転させながら、電極に13.56MH2で300
W(ワット)の^周波型りを印加して、電極とドラム基
体との間に、S+H4゜B2 H6及びCH4のプラズ
マを生起させる(グロー放電)。この条件下で、約15
分間成膜を続け、支持体101上にアモルファスシリコ
ンからなるブロッキング1103を1.6μmに形成し
た。
ブロッキング層の成膜終了後、100%5i2H+ガス
の流量を8O8CGMSPH3ガスをPH3/S i
H4=2X104となるように夫々のガスを反応容器内
に導入した。反応圧力が0.8トルの状態でブロッキン
グ層の成膜の場合と同様に、高周波電源16によって、 13.56MHzで1KWの高周波電力を印加して、グ
ロー散電を生起させる。この条件で2時間成膜を続け、
膜厚14μmのn型のa−3i層を形成した。
の流量を8O8CGMSPH3ガスをPH3/S i
H4=2X104となるように夫々のガスを反応容器内
に導入した。反応圧力が0.8トルの状態でブロッキン
グ層の成膜の場合と同様に、高周波電源16によって、 13.56MHzで1KWの高周波電力を印加して、グ
ロー散電を生起させる。この条件で2時間成膜を続け、
膜厚14μmのn型のa−3i層を形成した。
n型のa−8t@を形成後、100%
5i2H+ガスの流量を3008CCM、NH3ガスを
10800Mを夫々導入する。反応圧力が0.8トルの
状態で高周波電源16によって、13.56MHzで2
00Wの高周波電力を印加する。この条件で1.5時間
成膜を続けた後、電力とガスの供給を止め、膜厚10μ
mのa−8i層を形成した。このように、n型のa−3
i111とa−8i層とを積層して形成することにより
光導電層を形成する。
10800Mを夫々導入する。反応圧力が0.8トルの
状態で高周波電源16によって、13.56MHzで2
00Wの高周波電力を印加する。この条件で1.5時間
成膜を続けた後、電力とガスの供給を止め、膜厚10μ
mのa−8i層を形成した。このように、n型のa−3
i111とa−8i層とを積層して形成することにより
光導電層を形成する。
光導電層の成膜後、100%SiH+ガスの流量を30
0SCCM、CH4ガスを 3508CCMを夫々導入する。反応圧力が1トルの状
態で高周波電源16によって、13.56MH2で20
0Wの高周波電力を印加する。この条件で1.5時間成
膜を続けた後、電力とガスの供給を止め、膜厚0.7μ
mのa−8i層を形成した。
0SCCM、CH4ガスを 3508CCMを夫々導入する。反応圧力が1トルの状
態で高周波電源16によって、13.56MH2で20
0Wの高周波電力を印加する。この条件で1.5時間成
膜を続けた後、電力とガスの供給を止め、膜厚0.7μ
mのa−8i層を形成した。
このようにして成膜した感光体を790nmの発振波長
の半導体レーザを搭載したレーザプリンタに搭載して画
像を形成したところ、+6.0KV(キロボルト)の印
加電圧(ドラム流入電流0.1mA)に対して表面電位
600■が得られ、また半減露光量は10.Oerg/
mであり良好な結果が得られた。
の半導体レーザを搭載したレーザプリンタに搭載して画
像を形成したところ、+6.0KV(キロボルト)の印
加電圧(ドラム流入電流0.1mA)に対して表面電位
600■が得られ、また半減露光量は10.Oerg/
mであり良好な結果が得られた。
更に、体表面における露光量が35era/dに対する
残留電位は80Vと良好な結果が得られた。
残留電位は80Vと良好な結果が得られた。
[発明の効果]
この発明によれば、高抵抗で帯電特性が優れており、ま
た可視光及び近赤外光領域において高光感度特性を有し
、製造が容易であり、実用性が高い光導電性部材を得る
ことができる。
た可視光及び近赤外光領域において高光感度特性を有し
、製造が容易であり、実用性が高い光導電性部材を得る
ことができる。
第1図はこの発明のn型アモルファスシリコンa−8i
層の導電率とドーピング比(PH3/5i2Hs)との
関係を示した図、第2図は光バンドギャップと活性化エ
ネルギとのドーピング比はこの発明の実施例に係る光導
電性部材を示す断面因である。 1.2.3.4:ボンベ、5;圧力計、6:バルブ、7
:配管、8;混合器、9;反応容器、10;回転軸、1
3;電極、14;ドラム基体、15;ヒータ、16;高
周波電源、19:ゲートバルブ、1o1;支持体、10
2;光導電層、103;ブロッキング層、106:表面
層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 PH3/Sf2H6 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1.事件の表示 特願昭60−238360号 2、発明の名称 電子写真感光体 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 5、自発補正 目、第23頁第18行目、第24頁第9行目、補正の内
容 (1) 明細書中、第2頁第14行目に、「トリニト
ロフルオレン」とあるのを「トリニトロフルオレノ、ン
」K訂正する。 (2) 明細書中、第11頁第8行目、第11頁第1
4行目、第11頁第17行目、第11頁第18行目、第
12頁第1行目、第12頁第4行目、第12頁第8行目
、第12頁第14行目、第15頁第14行目、第15頁
第17行目、第15頁第20行目、第16頁第1行目、
第16頁第5行目、第16頁第10行目、第16頁第1
2行目、第16頁第1″′、: :=°行目、第17頁
第2行目、第17頁第7行目、第17頁第8行目、第1
7頁第9行目、第17頁第18行目、第17頁第19行
目、第18頁第3行目、第18頁第4行目、第18頁第
10行目、第20頁第2行目、第20頁第10行目、第
21頁第13行目、第22頁第17行第27頁第7行目
、第28頁第9行目に、それぞれ「μC−S量 」とめ
るのを「μc−8iJK訂正する。
層の導電率とドーピング比(PH3/5i2Hs)との
関係を示した図、第2図は光バンドギャップと活性化エ
ネルギとのドーピング比はこの発明の実施例に係る光導
電性部材を示す断面因である。 1.2.3.4:ボンベ、5;圧力計、6:バルブ、7
:配管、8;混合器、9;反応容器、10;回転軸、1
3;電極、14;ドラム基体、15;ヒータ、16;高
周波電源、19:ゲートバルブ、1o1;支持体、10
2;光導電層、103;ブロッキング層、106:表面
層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 PH3/Sf2H6 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1.事件の表示 特願昭60−238360号 2、発明の名称 電子写真感光体 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 5、自発補正 目、第23頁第18行目、第24頁第9行目、補正の内
容 (1) 明細書中、第2頁第14行目に、「トリニト
ロフルオレン」とあるのを「トリニトロフルオレノ、ン
」K訂正する。 (2) 明細書中、第11頁第8行目、第11頁第1
4行目、第11頁第17行目、第11頁第18行目、第
12頁第1行目、第12頁第4行目、第12頁第8行目
、第12頁第14行目、第15頁第14行目、第15頁
第17行目、第15頁第20行目、第16頁第1行目、
第16頁第5行目、第16頁第10行目、第16頁第1
2行目、第16頁第1″′、: :=°行目、第17頁
第2行目、第17頁第7行目、第17頁第8行目、第1
7頁第9行目、第17頁第18行目、第17頁第19行
目、第18頁第3行目、第18頁第4行目、第18頁第
10行目、第20頁第2行目、第20頁第10行目、第
21頁第13行目、第22頁第17行第27頁第7行目
、第28頁第9行目に、それぞれ「μC−S量 」とめ
るのを「μc−8iJK訂正する。
Claims (3)
- (1)導電性支持体と、この導電性支持体の上に形成さ
れたブロッキング層と、このブロッキング層の上に形成
された光導電層と、を有する電子写真感光体において、
前記ブロッキング層は、炭素、窒素及び酸素から選択さ
れた少なくとも一種の元素並びに水素を含有するp型若
しくはn型のアモルファスシリコン又はマイクロクリス
タリンシリコンで形成され、前記光導電層は、水素を含
有する前記するn型のアモルファスシリコンと、炭素、
窒素及び酸素から選択された少なくとも一種の元素並び
に水素を含有するp型又はn型のアモルファスシリコン
との積層体から成ることを特徴とする電子写真感光体。 - (2)前記光導電層は、周期律表の第III族又は第V族
に属する元素から選択された少なくとも一種の元素を含
有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
電子写真感光体。 - (3)前記光導電層の上には、表面層が形成されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電子写
真感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23836085A JPS6296952A (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23836085A JPS6296952A (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6296952A true JPS6296952A (ja) | 1987-05-06 |
Family
ID=17029029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23836085A Pending JPS6296952A (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6296952A (ja) |
-
1985
- 1985-10-24 JP JP23836085A patent/JPS6296952A/ja active Pending
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