JPS6258265A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

Info

Publication number
JPS6258265A
JPS6258265A JP19894185A JP19894185A JPS6258265A JP S6258265 A JPS6258265 A JP S6258265A JP 19894185 A JP19894185 A JP 19894185A JP 19894185 A JP19894185 A JP 19894185A JP S6258265 A JPS6258265 A JP S6258265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
photoconductive
barrier layer
photoreceptor
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19894185A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Ikesue
龍哉 池末
Wataru Mitani
渉 三谷
Hideji Yoshizawa
吉澤 秀二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Automation Equipment Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Automation Equipment Engineering Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19894185A priority Critical patent/JPS6258265A/ja
Publication of JPS6258265A publication Critical patent/JPS6258265A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08214Silicon-based
    • G03G5/0825Silicon-based comprising five or six silicon-based layers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、帯電特性、光感度特性及び耐環境性等が優
れた電子写真感光体に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来、電子写真感光体の光導電層を形成する材料として
、CdS、ZnO,Se、5e−Te若しくはアモルフ
ァスシリコン等の無機材料又はポリ−N−ビニルカルバ
ゾール(PVCz)若しくはトリニトロフルオレン(T
NF>等の有機材料が使用されている。しかしながら、
これらの従来の光導電性材料においては、光導電特性上
、又は製造上、種々の問題点があり、感光体システムの
特性をある程度犠牲にして使用目的に応じてこれらの材
料を使い分けている。
例えば、Se及びCdSは、人体に対して有害な材料で
あり、その製造に際しては、安全対策上、特別の配慮が
必要である。従って、製造装置が複雑となるため製造コ
ストが高いと共に、特に、Seは回収する必要があるた
め回収コストが付加されるという問題点がある。また、
Se又は5e−Te系においては、結晶化温度が65℃
と低いため、複写を繰り返している間に、残雪等により
光導電特性上の問題が生じ、このため、寿命が短いので
実用性が低い。
更に、ZnOは、酸化還元が生じやすく、環境雰囲気の
影響を著しく受けるため、使用上、信頼性が低いという
問題点がある。
更にまた、pvcz及びTNF等の有機光導電性材料は
、発癌性物質である疑いが持たれており、人体の健康上
問題があるのに加え、有機材料は熱安定性及び耐摩耗性
が低く、寿命が短いという欠点がある。
一方、アモルファスシリコン(以下、a−3iと略す)
は、近時、光導電変換材料として注目されており、太陽
電池、薄膜トランジスタ及びイメージセンサへの応用が
活発になされている。このa−8iの応用の一環として
、a−3iを電子写真感光体の光導電性材料として使用
する試みがなされており、a−8iを使用した感光体は
、無公害の材料であるから回収処理の必要がないこと、
他の材料に比して可視光領域で高い分光感度を有するこ
と、表面硬度が高く耐摩耗性及び耐衝撃性が優れている
こと等の利点を有する。
このa−8iは、カールソン方式に基づく感光体として
検討が進められているが、この場合に、感光体特性とし
て抵抗及び光感度が高いことが要求される、しかしなが
ら、この両特性を単一層の感光体で満足させることが困
難であるため、光導電層と導電性支持体との間に障壁層
を設け、光導電層上に表面電荷保持層を設けた積層型の
構造にすることにより、このような要求を満足させてい
る。
ところで、a−3iは、通常、シラン系ガスを使用した
グロー放電分解法により形成されるが、この際に、a−
3i膜中に水素が取り込まれ、水素曾の差により電気的
及び光学的特性が大きく変動する。即ち、a−8i膜に
侵入する水素の量が多くなると、光学的バンドギャップ
が大きくなり、a−3iの抵抗が高くなるが、それにと
もない、長波長光に対する光感度が低下してしまうので
、例えば、半導体レーザを搭載したレーザビームプリン
タに使用することが困難である。また、a−8i膜中の
水素の含有量が多い場合は、成膜条件によって、(Si
H2)i及びSiH2等の結合構造を有するものが膜中
で大部分の領域を占める場合がある。そうすると、ボイ
ドが増加し、シリコンダングリングボンドが増加するた
め、光導電特性が劣化し、電子写真感光体として使用不
能になる。逆に、a−8i中に侵入する水素の量が低下
すると、光学的バンドギャップが小さくなり、その抵抗
が小さくなるが、長波長光に対する光感度が増加する。
しかし、水素含有量が少ないと、シリコンダングリング
ボンドと結合してこれを減少させるべき水素が少なくな
る。このため、発生するキャリアの移動度が低下し、寿
命が短くなると共に、光導電特性が劣化してしまい、電
子写真感光体として使用し難いものとなる。
なお、長波長光に対する感度を高める技術として、シラ
ン系ガスとゲルマンGeH+とを混合し、グロー放電分
解することにより、光学的バンドギャップが狭い膜を生
成するものがあるが、一般に、シラン系ガスとGeH+
とでは、最適基板温度が異なるため、生成した膜は構造
欠陥が多く、良好な光導電特性を得ることができない。
また、QeH4の廃ガスは酸化されると有毒ガスとなる
ので、廃ガス処理も複雑である。従って、このような技
術は実用性がない。
[発明の目的] この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、帯電能が優れており、残留電位が低く、近赤外領域ま
での広い波長領域に亘って感度が高く、基板との密着性
が良く、耐環境性が優れた電子写真感光体を提供するこ
とを目的とする。
[発明の概要] この発明に係る電子写真感光体は、導電性支持体と、こ
の導電性支持体の上に形成された障壁層6一 と、障壁層の上に形成された光導電層と、を有する電子
写真感光体において、前記障壁層は、炭素、窒素及び酸
素から選択された少なくとも1種の元素を含有するn型
又はn型のマイクロクリスタリンシリコンで形成され、
前記光導電層は、障壁層の上に炭素、窒素及び酸素から
選択された少なくとも1種の元素を含有するアモルファ
スシリコンで形成された第1層と、この第1層の上にマ
イクロクリスタリンシリコンで形成された第2層と、こ
の第2層の上にアモルファスシリコンで形成された第3
層と、を有し、前記障壁層は0.1乃至10μmの層厚
を有し、前記第1層、第21層及び第3層は夫々3乃至
80μms’I乃至10μm及び0.1乃至5μmの層
厚を有することを特徴とする。
この発明は、前述の従来技術の欠点を解消し、優れた光
導電特性(電子写真特性)と耐環境性とを兼備した電子
写真感光体を開発すべく本願発明者等が種々実験研究を
重ねた結果、マイクロクリスタリンシリコン(以下、μ
c−8tと略す)を電子写真感光体の少なくとも一部に
使用することにより、この目的を達成することができる
ことに想到して、この発明を完成させたものである。
[発明の実施例] 以下、この発明について具体的に説明する。この発明の
特徴は、従来のa−8iの替りにμc−8iを使用した
ことにある。つまり、光導電層の全ての領域又は一部の
領域がマイクロクリスタリンシリコン(μc−8i )
で形成されているか、マイクロクリスタリンシリコンと
アモルファスシリコン(a−8i)との混合体で形成さ
れているか、又はマイクロクリスタリンシリコンとアモ
ルファスシリコンとの積層体で形成されている。また、
機能分離型の電子写真感光体においては、電荷発生層に
μc−8iを使用している。
μc−8iは、以下のような物性上の特徴により、a−
8i及びポリクリスタリンシリコン(多結晶シリコン)
から明確に区別される。即ち、X線回折測定においては
、a−8iは、無定形であるため、ハローのみが現れ、
回折パターンを認めることができないが、μc−8tは
、2θが27乃至28.5°付近にある結晶回折パター
ンを示す。また、ポリクリスタリンシリコンは暗抵抗が
1011Ω・+Bであるのに対し、μC−8iは10工
1Ω・1以上の暗抵抗を有する。このμc−8iは粒径
が約数十オングストローム以上である微結晶が集合して
形成されている。
μc−8iとa−3iとの混合体とは、μc−8iの結
晶領域がa−8i中に混在していて、μc−8i及びa
−3iが同程度の体積比で存在するものをいう。また、
μC−S +とa−3iとの積層体とは、大部分が8−
3iからなる層と、μc−3iが充填された層とが積層
されているものをいう。
このようなμc−8tを有する光導電層は、a−3iと
同様に、高周波グロー放電分解法により、シランガスを
原料として、導電性支持体上にμc−3iを堆積させる
ことにより製造することができる。この場合に、支持体
の温度をa−8iを形成する場合よりも高く設定し、高
周波電力もa−8iの場合よりも高く設定すると、μc
−8iを形成しやすくなる。また、支持体温度及び高周
波電力を高くすることにより、シランガスなどの原料ガ
スの流量を増大させることができ、その結果、成膜速度
を早くすることができる。
また、原料ガスのSiH<及び5i2Hs等の高次のシ
ランガスを水素で希釈したガスを使用することにより、
μc−8iを一層高効率で形成することができる。第1
図は、この発明に係る電子写真感光体を製造する装置を
示す図である。ガスボンベ1.2,3.4には、例えば
、夫々SiH+。
82 H6、H2、CH4等の原料ガスが収容されてい
る。これらのガスボンベ1.2,3.4内のガスは、流
量調整用のバルブ6及び配管7を介して混合器8に供給
されるようになっている。各ボンベには、圧力計5が設
置されており、この圧力計5を監視しつつ、バルブ6を
調整することにより、混合器8に供給する各原料ガスの
流」及び混合比を調節することができる。混合器8にて
混合されたガスは反応容器9に供給される。反応容器9
の底部11には、回転軸10が鉛直方向の回りに回転可
能に取りつけられており、この回転軸10の上端に、円
板状の支持台12がその面を回転軸10に垂直にして固
定されている。反応容器9内には、円筒状の電極13が
その軸中心を回転軸10の軸中心と一致させて底部11
上に設置されている。感光体のドラム基体14が支持台
12上にその軸中心を回転軸10の軸中心と一致させて
載置されており、このドラム基体14の内側には、ドラ
ム基体加熱用のヒータ15が配設されている。電極13
とドラム基体14との間には、高周波電源16が接続さ
れており、電極13及びドラム基体14間に高周波電流
が供給されるようになっている。回転軸10はモータ1
8により回転駆動される。反応容器9内の圧力は、圧力
計17により監視され、反応容器9は、ゲートバルブ1
8を介して真空ポンプ等の適宜の排気手段に連結されて
いる。
このように構成される装置により感光体を製造する場合
には、反応容器9内にドラム基体14を設置した後、ゲ
ートバルブ19を開にして反応容器9内を約0.1トル
(TOrr)の圧力以下に排気する。次いで、ボンベ1
.2.3.4から所要の反応ガスを所定の混合比で混合
して反応容器9内に導入する。この場合に、反応容器9
内に導入するガス流饅は、反応容器9内の圧力が0.1
乃至1トルになるように設定する。次いで、モータ18
を作動させてドラム基体14を回転させ、ヒータ15に
よりドラム基体14を一定温度に加熱すると共に、高周
波電′rA16により電極13とドラム基体14との間
に高周波電流を供給して、両者間にグロー放電を形成す
る。これにより、ドラム基体14上にマイクロクリスタ
リンシリコン(μc−8i)が堆積する。なお、原料ガ
ス中にN20.NH3、NO2、N2 、CH4。
C2H4,02ガス等を使用することにより、これらの
元素をμc−3i中に含有させることができる。
このように、この発明に係る電子写真感光体は従来のa
−8iを使用したものと同様に、クローズドシステムの
製造装ぼで製造することができるため、人体に対して安
全である。また、この電子写真感光体は、耐熱性、耐湿
性及び耐摩耗性が優れているため、長期に亘り繰り返し
使用しても劣化が少なく、寿命が長いという利点がある
。さらに、GeH4等の長波長増感用ガスが不要である
ので、廃ガス処理設備を設ける必要がなく、工業的生産
性が著しく高い。
μc−3iには、水素を0.1乃至30原子%含有させ
ることが好ましい。これにより、暗抵抗と明抵抗とが調
和のとれたものになり、光導電特性が向上する。μc−
8iの光学的エネルギギャップEaは、a−3iの光学
的エネルギギャップEa (1,65乃至1.70eV
lに比較して小さい。つまり、μc−8iの光学的エネ
ルギギャップは、μc−3i微結晶の結晶粒径及び結晶
化度により変化し、結晶粒径及び結晶化度の増加により
、その光学的エネルギギャップが低下して、結晶シリコ
ンの光学的エネルギギャップ1.1eVに近づく。とこ
ろで、μC−8i層及びa−3i層は、この光学的エネ
ルギギャップよりも大きなエネルギの光を吸収し、小さ
なエネルギの光は透過する。このため、a−8iは可視
光エネルギしか吸収しないが、a−8iより光学的エネ
ルギギャップが小さなμc−8iは、可視光より長波長
であってエネルギが小さな近赤外光までも吸収すること
ができる。従って、μc−8iは広い波長領域に亘って
高い光感度を有する。
このような特性を有するμc−3iは、半導体レーザを
光源に使用したレーザプリンタ用の感光体材料として好
適である。このa−8iをレーザプリンタ用の感光体に
使用すると、半導体レーザの光波長が790nmとa−
8iが高感度である波長領域より長いため、感光体感度
が不十分になり、このため、半導体レーザの能力以上の
レーザ強度を感光体に印加する必要があって、実用上問
題が、ある。一方、μc−3iで感光体を形成した場合
には、その高感度領域が近赤外領域にまでのびているの
で、光感度特性が極めて優れた半導体レーザプリンタ用
の感光体を得ることができる。
このような優れた光感度特性を有するμC−8iの光導
電特性を一層向上させるために、μc−8iに水素を含
有させることが好ましい。
μc−8i層への水素のドーピングは、例えば、グロー
放電分解法による場合は、SiH4及び3i2Hs等の
シラン系の原料ガスと、水素等のキャリアガスとを反応
容器内に導入してグロー放電させるか、S i F4及
び5iCl+等のハロゲン化ケイ素と、水素ガスとの混
合ガスを使用してもよいし、また、シラン系ガスと、ハ
ロゲン化ケイ素との混合ガスで反応させてもよい。更に
、グロー放電分解法によらず、スパッタリング等の物理
的な方法によってもμc−8i層を形成することができ
る。なお、μc−8iを含む光導電層は、光導電特性上
、1乃至80μmの膜厚を有することが好ましく、更に
膜厚を5乃至50μmにすることが望ましい。
光導電層は、実質的に全ての領域をμc−8iで形成し
てもよいし、a−8iとμc−8iとの混合体又は積層
体で形成してもよい。帯電能は、積層体の方が高く、光
感度は、その体積比にもよるが、赤外領域の長波長領域
では混合体の方が高く、可視光領域では両者はほとんど
同一である。
このため、感光体の用途により、実質的に全ての領域を
μc−8iにするか、又は混合体若しくは積層体で構成
すればよい。
μc−8+に、窒素N1炭素C及び酸素0から選択され
た少なくとも1種の元素をドーピングすることが好まし
い。これにより、μc−8tの暗抵抗を高くして光導電
特性を高めることができる。
これらの元素はμc−8iの粒界に析出し、またシリコ
ンダングリングボンドのターミネータとして作用して、
バンド間の禁制布中に存在する状態密度を減少させ、こ
れにより、暗抵抗が高くなると考えられる。
導電性支持体と光導電層との間に、障壁層を配設するこ
とが好ましい。この障壁層は、導電性支持体と、光導電
層との間の電荷の流れを抑制することにより、光導電性
部材の表面における電荷の保持機能を高め、光導電性部
材の帯電能を高める。
カールソン方式においては、感光体表面に正帯電させる
場合には、支持体側から光導電層へ電子が注入されるこ
とを防止するために、障壁層をp型にする。一方、感光
体表面に負帯電させる場合には、支持体側から光導電層
へ正孔が注入されることを防止するために、障壁層をn
型にする。また、障壁層として、絶縁性の膜を支持体の
上に形成することも可能である。障壁層はμc−3iを
使用して形成することができる。
μc−8i及びa−3iをp型にするためには、周期律
表の第■族に属する元素、例えば、ホウ素B1アルミニ
ウムAI、ガリウムGa、インジウムIn、及びタリウ
ムT1等をドーピングすることが好ましく、μc−3i
層をn型にするためには、周期律表の第V族に属する元
素、例えば、窒素N1リンP1ヒ素As、アンチモンS
b、及びビスマス81等をドーピングすることが好まし
い。
このn型不純物又はn型不純物のドーピングにより、支
持体側から光導電層へ電荷が移動することが防止される
光導電層の上に表面層を設けることが好ましい。
光導電層のμc−3iは、その屈折率が3乃至4と比較
的大きいため、表面での光反射が起きやすい。このよう
な光反射が生じると、光導電層に吸収される光量の割合
いが低下し、光損失が大きくなる。このため、表面層を
設けて反射を防止することが好ましい。また、表面層を
設けることにより、光・導電層が損傷から保護される。
さらに、表面層を形成することにより、帯電能が向上し
、表面に電荷がよくのるようになる。表面層を形成する
材料としては、Sia N4 、SiO2、SiC。
Al2O!、a−8IN:H,a−8iO:H。
及びa−8i’C:H等の無機化合物及びポリ塩化ビニ
ル及びポリアミド等の有機材料がある。
電子写真感光体としては、上述のごとく、支持体上に障
壁層を形成し、この障壁層上に光導電層を形成し、この
光導電層の上に表面層を形成したものに限らず、支持体
の上に電荷移動層(CTL)を形成し、電荷移動9層の
上に電荷発生層(CGL)を形成した機能分離型の形態
に構成することもで−18= きる。この場合に、電荷移動層と、支持体との間に、障
壁層を設けてもよい。電荷発生層は、光の照射によりキ
ャリアを発生する。この電荷発生層は、層の一部又は全
部がマイクロクリスタリンシリコンμc−3iでできて
おり、その厚さは1乃至10μmにすることが好ましい
。電荷移動層は電荷発生層で発生したキャリアを高効率
で支持体側に到達させる層であり、このため、キャリア
の寿命が長く、移動度が大きく輸送性が高いことが必要
である。電荷移動層はμc−8iで形成することができ
る。暗抵抗を高めて帯電能を向上させるために、周期律
表の第■族又は第V族のいずれか一方に属する元素をラ
イトドーピングすることが好ましい。また、帯電能を一
層向上させ、電荷移動層と電荷発生層との両機能を持た
せるために、C,N、0の元素のうち、いずれか1種以
上を含有させてもよい。電荷移動層は、その膜厚が薄過
ぎる場合及び厚過ぎる場合はその機能を充分に発揮しな
い。このため、電荷移動層の厚さは3乃至80μmであ
ることが好ましい。
障壁層を設けることにより、電荷移動層と電荷発生層と
を有する機能分離型の感光体においても、その電荷保持
機能を高め、帯電能を向上させることができる。なお、
障WMをp型にするか、又はn型にするかは、その帯電
特性に応じて決定される。この障壁層は、a−8iで形
成してもよく、またμc−8iで形成してもよい。
この出願に係る発明の特徴は、障壁層がC90゜Nから
選択された少なくとも1種の元素を含有するp型又はn
型のμC−8iで形成されており、光導電層が、障壁層
の上にa−8iで形成された第1層と、μC−8iで形
成された第2層と、a−8iで形成された第3層とをこ
の順に積層させて構成されており、前記第1層は、C,
O,Nから選択された少なくとも1種の元素を含有する
ことにある。また、障壁層は0.1乃至10μmの層厚
を有し、第1層、第2層及び第3層は、夫々3乃至80
μm11乃至10μm及び0.1乃至5μmの層厚を有
する。第2図は、この発明を具体化した電子写真感光体
の断面図である。導電性支持体2層の上に障壁層22が
形成され、障壁層22の上に光導電層31が形成されて
おり、この光導電層3層の上に表面層26が形成されて
いる。この感光体の光導電層31は、障壁層22の上に
a−8iで形成された第1層23と、表面層2611層
のa−s+t’形成された第3層25と、この第1層2
3及び第3層25の間に挟まれてμc−81で形成され
た第2層24との積層体である。第1層はC,O,Nか
ら選択された蚕なくとも1種の元素を含有する。
光導電層31が、μC−8iからなる第2層24を、a
−8iからなる第1層23及び第3層25で挟む構造を
有しているから、電子写真感光体を可視光領域から近赤
外領域(例えば、半導体レーザの発振波長である790
nm付近)まで、高感度化することができる。従来のa
−8i単層の光導電層を有する感光体においては、その
高感度波長域が700nm付近までであるので、複写機
及びLEDプリンタ用の感光体としては実用性があるが
、レーザプリンタ用の感光体として使用すると、カプリ
、活字のツブシ及び層厚のムラによる干渉縞等が発生す
るという欠点がある。これは、a−8iの光学的バンド
ギャップが約1.7evと大きいので、長波長光に対す
るa−8iの感度が低いことに起因する。しかしながら
、μC−8iの光学的バンドギャップは通常1.4乃至
1.658Vであり、エネルギが小さい長波長光であっ
ても、μc−8層のバンドギャップを超えて励起し、キ
ャリアを発生させることができる。つまり、μc−8i
iiはレーザ光のように近赤外領域の長波長光を高効率
で吸収する。一方、μC−8iは可視光に対しても感度
を有するが、光導電層におけるキャリアの発生効率を高
めるために、可視光は、μc−8i第21124の上に
形成されたa−8i第3層25にて吸収させ、可視光を
、第2層に透過させず、この第311にて主として吸収
するようにする。このため、この発明に係る感光体は、
可視光から近赤外光までの広い波長領域に亘って高い分
光感度を有し、従って、RPC(普通紙複写機)及びレ
ーザプリンタの双方にこの感光体を使用することが可能
である。ところで、μc−8iは、このように長波長光
まで高感度である外、構造欠陥が少なく、キャリアの移
動度が大きい等の利点を有するが、暗比抵抗が低いとい
う欠点を有する。このため、a−8iにC,0,Nを含
有させて高抵抗化したa−8iからなる第1層23を障
壁層22と第2層24との間に形成する。この第1層2
3は、光導電性が良好であるのに加え、電荷保持性及び
電荷輸送性が高い。
μc−8i及びa−8i自体は、若干、n型であるが、
このμc−8i及びa−8iで形成された光導1!13
1に周規律表の第■族に属する元素をライトドープ(1
0−1乃至10−3>することにより、uc−8i及び
a−8iは1型(真性)半導体になり、暗抵抗が高くな
り、SN比と帯電能が向上する。また、光導電[131
に、C90゜Nから選択された少なくとも1種の元素を
含有させた場合には、更に一層、光導電層3層の暗抵抗
を高め、帯電能を向上させることができる。この場合に
、C,O,Nのドーピング量は、0.1乃至10原子%
であることが好ましい。
光導電層3層のアモルファスシリコンで形成された第1
層23、μc−8iで形成された第2層24及びa−8
iで形成された第3層25の層厚は、電子写真感光体の
静電特性に重要な影響を及ぼす因子であり、第1層23
、第2層24及び第3125の層厚は夫々3乃至80μ
m、1乃至10μm及び0.1乃至5μmに設定される
障壁層22は、周規律表の第■族又は第V族に属する元
素をドーピングした夫々n型又はn型のμC−8iで形
成されており、C,O,Nのうち少なくとも1種の元素
を含有している。これにより、障壁層22は、感光体が
帯電されている時に、支持体21から光導電層31への
キャリアの注入を阻止し、高い表面電位を得ることがで
きる。また、レーザ光の透過性が高いため、第2層の層
厚が薄い場合等は、レーザ光が光導電層31を透過して
AI製等の導電性支持体21との界面まで到達すること
がある。そうすると、支持体2層の界面にて反射した光
と、表面層26の表面にて反射した光とが干渉して干渉
縞が発生する。しかしながら、この発明においては、μ
c−8iで形成された障壁層22が支持体21と光導電
層31との間に形成されているため、光導電層31を透
過してきたレーザ光は障壁層22にて完全に吸収され、
従って、干渉縞の発生が防止される。周規律表第■族又
は第V族の元素の含有量は10″3乃至1原子%、C,
O,Nの含有層は1乃至20原子%であることが好まし
い。また、障壁層22の層厚は、0.1乃至10μmに
設定される。
表面1126は、C,O,Nのうち、少なくとも1種の
元素を含有するa−8iで形成されている。
これにより、光導電層の表面が保護され、耐コロナイオ
ン性及び耐環境性が向上すると共に、帯電能が向上する
次に、この発明の実施例について説明する。
LL 導電性支持体としてのA1製ドラムを反応容器内に装填
し、反応容器内を排気した後、ドラム基25一 体を300℃に加熱した。そして、以下の条件で各■を
形成した。先ず、障壁層は、5iHjガス流量に対して
、流量比で104のB2 Ha 、5%のCH4ガス及
び400%のH2ガスを流し、反応圧力が0.8トル、
高周波電力が400ワツトで、45分間成護膜た。次に
、光導電層のa−8i第11は、SiH+ガス1量の2
0%のCH4ガス、及び100%のH2ガスを流し、反
応圧力が0.4トル、高周波電力が100ワツトの条件
で3時間成膜した。この第1層の層厚は9μmであった
。μc−8i第2層は、H2ガスがSiH+ガスの50
0%、反応圧力が0.8トル、高周波電力が400ワツ
トの条件で3時間成膜した。このμc−81第2層の層
厚は6μmであり、結晶粒径は30人、結晶化度は60
%であった。
更に、光導電層のa−8i第3層は、B2 H6ガスの
SiH+ガスに対する流量比が10−6、H2ガスがS
iH4ガスと等量、反応圧力が0.4トル、高周波電力
が100ワツトという条件で1時間成膜した。このa−
8i層の層厚は3−26= μmであった。表面層は、5il−14ガスの4倍のC
H4ガスを流し、反応圧力が0.3トル、高周波電力が
100ワツトで10分間成膜した。このようにして製造
された感光体ドラムの全層厚は20μmであった。
L1九二 この比較例1は、光導電層をa−8i単層で形成した。
その成膜条件は、実施例のa−8i第3層の成膜条件と
同一であり、成膜時間は2時間30分である。
LL2 この比較例2は、比較例1と同様に、光導電層をa−3
i単層で形成した。その成膜条件は、実施例のa−3i
第1層の成膜条件と同一であり、成膜時間は2時間30
分である。
このようにして製造した実施例、比較例層及び比較例2
の感光体に対し、コロナ放電で6.5kVの電圧を印加
したところ、帯電電位は、夫々500V1350V、及
び450Vであり、また、15秒後の電荷保持率は、夫
々60%、40%、65%であった。更に、各感光体に
対してその分光感度を測定したところ、第3図に示すよ
うに、比較例1.2の感光体は、700nm以上の長波
長光に対して、その分光感度が著しく低下するのに対し
、実施例の感光体は790nmの長波長光に対しても極
めて高い感度を有していた。
そこで、先ず、各感光体を複写機(PPC)に装着して
画像を形成したところ、実施例の場合は良好な画像を得
ることができたが、比較例層の場合は濃度が薄くコント
ラストが低いという欠点を有しており、比較例2の場合
は残留電位が高いためカブリ及びメモリ等が発生した。
また、各感光体をレーザプリンタに装着したところ、比
較例1ではコントラストが低くメモリ及び干渉縞等が発
生し、比較例2では活字のカブリ、カブリ及び干渉縞な
どの欠点があった。しかし、実施例においては、このよ
うな欠点がなく、干渉縞及びメモリ等がなく、高解像度
及び高コントラストの画像を得ることができた。更に、
10万回の連続使用試験においては、比較例1は画像濃
度が低下すると共に、感光体表面の帯電電位が100V
低下し、比較例2は逆にカブリが著しくなると共に、帯
電電位が150v上昇した。しかしながら、実施例にお
いては、帯電電位の変化がなく、連続使用後も、初期の
画像と比して回答遜色がない画像を得ることができた。
このようにこの実施例にかかる感光体は、短波長から長
波長に至るまで高効率で光を吸収するため、複写機のみ
ならずレーザプリンタに使用しても、高解像度及び高コ
ントラストの画像を得ることができる。
[発明の効果] この発明によれば、高抵抗で帯電特性が優れており、ま
た可視光から近赤外光領域において高光感度特性を有し
、製造が容易であり、実用性が高い光導電性部材を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る電子写真感光体の製造装置を示
す図、第2図はこの発明の実施例に係る電子写真感光体
を示す断面図、第3図はこの発明の効果を示すグラフ図
である。 1.2.3.4:ボンベ、5:圧力計、6;バルブ、7
;配管、8;混合器、9:反応容器、10:回転軸、1
3;電極、14;ドラム基体、15;ヒータ、16;高
周波電源、19:ゲートバルブ、21:支持体、22;
障壁層、23:第1層、24;第2層、25;第3層、
26二表面層、31:光導電層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 昭和 年 月 日 特許庁長官 宇 賀 道 部  殿 1、事件の表示 特願昭60−198941号 2、発明の名称 電子写真感光体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (307)株式会社 東芝 5、 自発補正 7、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙のとおシ訂正する。 (2)明細書中1m23頁13行目、第24頁第10行
目、第25頁第7行目にそれぞれr周規律表」とあるの
を「周期律表」に訂正する。 2、特許請求の範囲 (1)導電性支持体と、この導電性支持′体の上に形成
された障壁層と、障壁層の上に形成された光導電層と、
を有する電子写真感光体に:lpいて。 前記障壁層は、炭素、窒素及び酸素から選択された少な
くとも1種の元素を含有するp型又はn型のマイクロク
リスタリンシリコンで形成され、前記光導電層は、障壁
層の上に炭素、窒素及び酸素から選択された少なくとも
1種の元素を含有するアモルファスシリコンで形成され
た塩1層と、この@1層の上にマイクロクリスタリンシ
リコンで形成された塩2層と、この@2層の上にアモル
ファスシリコンで形成された@3層と、を有し、前記障
壁層は0.1乃至102mの層厚を有し、前記第1層、
第2層及び第3層は夫々3乃至80μm。 l乃至10μm及び0.1乃至5μmの層厚を有するこ
とを特徴とする電子写真感光体。 (2)前記光導電層は4]J虹表の第■族又は第v族に
属する元素を含有することを特徴とする特許請求の範囲
@1項に記載の電子写真感光体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体と、この導電性支持体の上に形成さ
    れた障壁層と、障壁層の上に形成された光導電層と、を
    有する電子写真感光体において、前記障壁層は、炭素、
    窒素及び酸素から選択された少なくとも1種の元素を含
    有するp型又はn型のマイクロクリスタリンシリコンで
    形成され、前記光導電層は、障壁層の上に炭素、窒素及
    び酸素から選択された少なくとも1種の元素を含有する
    アモルファスシリコンで形成された第1層と、この第1
    層の上にマイクロクリスタリンシリコンで形成された第
    2層と、この第2層の上にアモルファスシリコンで形成
    された第3層と、を有し、前記障壁層は0.1乃至10
    μmの層厚を有し、前記第1層、第2層及び第3層は夫
    々3乃至80μm、1乃至10μm及び0.1乃至5μ
    mの層厚を有することを特徴とする電子写真感光体。
  2. (2)前記光導電層は、周規律表の第III族又は第V族
    に属する元素を含有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の電子写真感光体。
JP19894185A 1985-09-09 1985-09-09 電子写真感光体 Pending JPS6258265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19894185A JPS6258265A (ja) 1985-09-09 1985-09-09 電子写真感光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19894185A JPS6258265A (ja) 1985-09-09 1985-09-09 電子写真感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6258265A true JPS6258265A (ja) 1987-03-13

Family

ID=16399511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19894185A Pending JPS6258265A (ja) 1985-09-09 1985-09-09 電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6258265A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6364054A (ja) * 1986-09-05 1988-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 静電潜像担持体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6364054A (ja) * 1986-09-05 1988-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 静電潜像担持体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6258265A (ja) 電子写真感光体
JPS6239870A (ja) 電子写真感光体
JPS6258262A (ja) 電子写真感光体
JPS6239871A (ja) 電子写真感光体
JPS6258269A (ja) 電子写真感光体
JPS6258268A (ja) 電子写真感光体
JPS62226157A (ja) 電子写真感光体
JPS6239872A (ja) 電子写真感光体
JPS6299759A (ja) 電子写真感光体
JPS6239867A (ja) 電子写真感光体
JPS6239873A (ja) 電子写真感光体
JPS61295567A (ja) 光導電性部材
JPS6283755A (ja) 電子写真感光体
JPS6239869A (ja) 電子写真感光体
JPS6221166A (ja) 電子写真感光体
JPS6283756A (ja) 電子写真感光体
JPS62115459A (ja) 電子写真感光体
JPS6258266A (ja) 電子写真感光体
JPS62198865A (ja) 電子写真感光体
JPS6239868A (ja) 電子写真感光体
JPS6296952A (ja) 電子写真感光体
JPS6258263A (ja) 電子写真感光体
JPS61295560A (ja) 光導電性部材
JPS6258270A (ja) 電子写真感光体
JPS6258271A (ja) 電子写真感光体