JPS6296813A - 振り子式傾斜センサの検出角補正方法 - Google Patents

振り子式傾斜センサの検出角補正方法

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JPS6296813A
JPS6296813A JP23709885A JP23709885A JPS6296813A JP S6296813 A JPS6296813 A JP S6296813A JP 23709885 A JP23709885 A JP 23709885A JP 23709885 A JP23709885 A JP 23709885A JP S6296813 A JPS6296813 A JP S6296813A
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JP
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angle
pendulum
ship
hull
correction coefficient
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JP23709885A
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Yasushi Nishimori
靖 西森
Minoru Hiraoka
平岡 穣
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Furuno Electric Co Ltd
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Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、たとえばソナーシステムの振動子部の姿勢を
安定化するために、振り子式傾斜センサで船体の傾斜角
を検知する場合、該傾斜センサの検出角を補正して船体
の傾斜角を算出する補正方法に関する。
〈従来の技術〉 ソナーシステムの振動子部は、船舶の底部に取り付けら
れ、海底に向けて超音波を送波するとともに、海底や魚
群で反射されてくる超音波エコーを受波する。ソナーシ
ステムは、この超音波エコーに基づいて海底の深度や魚
群の位置を検出するものである。
ところで、船舶が横揺れしたり縦揺れしたりすると、ソ
ナーシステムの振動子部から送波される超音波の進路が
変化して、送波から受波までの検知時間が変わるために
、このソナーシステムでは海底の深度等の計測を正確に
行なうことができなくなる。そのため、ソナーシステム
については、船体の揺動角を検出して振動子部の姿勢を
鉛直線に対して一定の角度に保つ必要がある。
従来、船体の傾斜角を検出するものとしては、ソナーシ
ステムの振動子部に振り子式傾斜センサを装備したもの
がある(特開昭56−111478号公報)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 前記振り子式傾斜センサは、他の揺動角検出手段である
ジャイロスコープと比較すると、著しく価格が低く、現
在のところ、ジャイロスコープの50分の1程度のコス
トで済む利点を有しているが、次のような問題がある。
すなわち、この振り子式傾斜センサで船体の揺動角を検
出する場合は、該傾斜センサを船体の揺動中心に設置し
て初めて、揺動角の真の値、もしくはそ、れに近い値を
検出することができるのであって、該傾斜センサが揺動
中心から離れた位置に取り付けられていると、船体の動
揺により傾斜センサの振り子が振られることとなって、
傾斜センサの検出角と船体の傾斜角との間に偏差が生じ
、船体の揺動角を正確に検出することができなくなる、
という問題がある。
ところが、ソナーシステムにおいては、振動子部は船底
に位置するから、傾斜センサの設置位置も船底付近とな
って揺動中心から離れており、前記従来のソナーシステ
ムにおいて、振り子式傾斜センサは、正確な検出とはほ
ど遠い状態となっている。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって
、振り子式傾斜センサの検出角を補正することによって
、船体の真の揺動角、もしくはそれに近似した値を算出
しうるようにして、安価な手段により振動子部の姿勢制
御等の制御を正確に行なえるようにすることを目的とす
る。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記の目的を達成するために、振り子式傾斜
センサは船体の揺動中心の直下位置もしくはその近傍に
設置するものとして、船体の傾斜角θに対する傾斜セン
サの検出角ψの補正係数kを、 k= 1− (4rr ”/ g)x Cly/ T 
”)と設定しくここで、lyは船体の揺動中心から傾斜
センサまでの垂直方向距離、Tは船体の揺動周期、gは
重力加速度である)、前記算出式における垂直方向距離
12Xを予め求めておき、前記振り子式傾斜センサによ
り船体の揺動角θを検出するに当たって、まず船体の揺
動周期Tを測定して該揺動周期Tに基づいて補正係数k
を決定し、この補正係数kを用いて該傾斜センサの検出
角ψから次式、θ=ψ/k により船体の傾斜角θを算出するようにして振り子式傾
斜センサの検出角補正方法を構成したものである。
〈実施例〉 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
まず、本発明の補正方法の原理を第1図の説明図に示し
た単純化したモデルに基づいて説明する。
同図において、■は鉛直線を示し、X−Y座標系は、船
体の揺動中心に原点0を固定しY方向を船体の上下方向
にとった直交座標系を示している。
該座標系のX方向は、船体の左右幅方向にとってもよい
し、また船体の前後方向にとってもよい。
しかI、て鉛直線Vに対して船体、すなわちX−Y座標
系が角速度ω(ω=dθ/dt)で単振動しており、か
っx−Y座標系内の定点P (Qx 、 −12y) 
l:長さQ1質fin(7)振り子Mが取り付けられて
いるとする。この振り子MがX−Y座標系に対してその
回転面と同一の回転面で振れるとすると、その運動は、
次の(1)式の運動方程式で表わすことができる。ψは
振り子MのX−Y座標系に対する角度(傾斜センサの検
出角)で、ここでは、X−Y座標系の傾斜角θと同じ側
(図において右側)にψの正をとっている。
m12!−(2mA−、+mAt、x+m6 ・y)c
osψ1 1−  F + (−2mθ−X+IIlθt、 y  nθ−x)
sinψ−mg−sin(θ+ψ)     ・・・・
・・(1)上記(1)式において、 x= 12x+ ff5inψ y= −ly −Qcosψであって、是=σ・cos
ψ・る +=e−sinψ・※          ・・・・・
・(2)である。この(2)式を(1)式に代入して整
理すると、(3)式のようになる。
c! = −Cly−cosψ+Q+ Q、x−sin
ψ)2− (I2y−sinψ−(2x −cosψ)
δ′−g−sin(θ+ψ)      ・・・・・・
(3)ここで、sinψ等の5inxの値を5inx=
xScosψ等のcosxの値をcosx= 1− (
x”/ 2 )とし、3次以上の項を省略すると、 り孕= −(4y+ (1+ Qx・ψ)5+72X・
θ2−g(θ+ψ)   ・・・・・・(4)となる。
この(4)式で、 θ=A畢exp(iωL) ψ−B −exp(iωt)         −−(
5)とおいて代入すると、(6)式が得られる。
(lxA B (IJ ” −QxA ”(1)す・e
xp(iωt)+(QBω”+ (&+ ly)Aω”
−g(A + B))= 0・・・・・・(6) したがって、ψが単振動する条件は、 ly、Aω”(A −B)= 0        ・・
・・・・(7)B(Qω”−g)=A(g−(ff+(
y)ω”)  ・:・(8)である。上記式より、lx
−*0であるときには、ψは、角周波数ω、振幅B1 B = −[(g−(Q+ 12y)ω”)/ (g−
Qω”)]xA・・・・・・(9) の単振動をする。したがって、 ψ=B働exp(iωt) = −[(g −(12+ ly)ωJ/(g −12
(IJ ”)]A−exp(tωt)−−[(g −(
(2+ f2y)ω’)/(g−Qω2)]×θ・・・
・・・(10) となる。ここで、第1図に鎖線で示すように、ψの正を
左側にとると、次の(イ)式が得られる。
ψ= [(g−(f2+ (2y)ω”)/(g−Qω
つ]×θ・・・・・・(イ) 通常、傾斜センサを船体の揺動中心の直下位置、または
その近傍に設置することは可能であって、該位置に設置
することによって、揺動中心から振り子の支点までの水
平方向距離(2xを無視しうる程度に小きくすることが
できる。このように振り子の水平方向距離(hを充分に
小さくすることによって、前記(イ)式が適用可能とな
る。
前記(イ)式を変形すると、 ψ−[((g/ωリー(+2+ (2y))/ ((g
/ω′)−σ)]×θ・・・・・・(ロ) となる。ここで、L = (g/ω″)とおくと、前記
(ロ)式は、次式のようになる。
ψ=[(l −(Q+12y)/L)/(1−ff/L
)lxθ・・・・・・(ハ) この(ハ)式でLは、船体を一つの振り子と考えた場合
の振り子長さである。
さらに、Q’<<1,1Q<<QYとみなすと、前記(
ハ)式は、次式(ニ)のように書き替えられる。
ψ=(1−h/L)θ       ・・・・・・(ニ
)一般に、船体に振り子式傾斜センサを取り付けた場合
を考えてみると、船体を一つの振り子と考えた場合の振
り子長さしは、振り子式傾斜センサの振り子長さQに比
べて著しく長く、また、揺動中心から振り子の支点まで
の垂直方向距離(すなわち、傾斜センサ設置位置までの
垂直方向距離)lyは、振り子長さσに比べると著しく
長く、したがって前記(ニ)式は成立しうる。
前記(ニ)式にL = (g/ωつを代入すると、ψ=
(1−(ffy・ω”/g))xθ   ・・・・・・
(ホ)となる。ここで揺動周期をT(ω:2π/T)と
すると、 ψ=(1−(4π’/g)(ly/T’))xθ ・・
・(へ)が得られる。この(へ)式は、船体の揺動を単
振動とみなせる場合、振り子式傾斜センサの検出角ψは
、揺動の周期Tと、振り子式傾斜センサの揺動中心から
の垂直方向距離lyとで決まる値にだけ倍増されること
を表わしている。そして前記には次の(ト)式で表わす
ことができる。
k=1−(4π”/ g) x Cly/ T ”) 
   ・・・・・・(ト)この値kが分かれば、該値に
で傾斜センサの検出角・ψを補正することによって、船
体の傾斜角θを求めることができる。以下、この値kを
補正係数という。
前記(へ)式に補正係数kを代入すると、θ;ψ/k 
           ・・・・・・(チ)が得られる
上記の補正係数にの算出式である(ト)式において、振
り子式傾斜センサの垂直方向距離12yや揺動周期Tは
設置状況によって異なる変数である。このうち、傾斜セ
ンサの垂直方向距離lyは、傾斜センサの取り付は位置
によって決まり、船体に取り付けた後は、一定である。
揺動周期Tは常時計測して該周期Tに基づいて補正係数
kを決定する必要がある。
以下に、補正係数kを決定するに当たって、垂直方向距
離lyと揺動周期Tとを求める具体的な方法もしくは手
段を説明する。
(A)  垂直方向距離lyの決定 船体の揺動中心から傾斜センサの取り付は位置までの垂
直方向短H(lyは、船体の構造を示す図面の記載から
求めることができる。
船舶理論においては、横揺れ、縦揺れの中心は不定で、
常に変化するものであるが、はぼ浮面心付近にあると考
えられる。第2図(A )(B )に示すように、船体
1の構造図面、または実際の船舶に浮面心Oを与えるも
のとして、吃水線りが表示されており、この吃水線りを
含む面から傾斜センサの取り付は位置までの距離を計測
することによって、傾斜センサの垂直方向距離lyが得
られる。
また、構造図面により揺動中心0が特定することができ
ない場合でも、ジャイロスコープを用いて垂直方向距離
lyを求めることができる。
すなわち、振り子式傾斜センサによる傾斜角ψの検出と
同時に、ジャイロスコープにより傾斜角θを検出する。
第3図は、振り子式傾斜センサの検出値ψとジャイロス
コープの検出値θとの波形図を表わしている。ジャイロ
スコープは、その設置位置の影響をほとんど受けること
なく、船体の傾斜角θをほぼ正確に検出することができ
る。船体の傾斜角θと傾斜センサの検出角ψとの間には
、前記(チ)式の関係(θ=ψ/k)があるから、この
式に基づいて補正係数kが得られる。このとき、揺動周
期Tも同時に計測しておく。補正係数kについては、前
記(ト)式の関係[k=1−(4π2/g)X ((2
y/ T″)〕があるから、該関係式(ト)と揺動周期
Tとから垂直方向距離12yが求められる。
(B)  揺動周期Tの計測 第4図のブロック図は、船体の揺動周期Tを計測する周
期検出回路2を示している。該周期検出回路2は、揺動
角に応じて変化する信号をローパスフィルタ3を通じて
導入し、これを一定角度(具体的にはθ°)を示す基準
値と比較するコンパレ−タ4と、該コンパレータ4の出
力信号を導入して波形整形する波形整形回路5と、波形
整形された比較出力のパルス幅を計測するカウンタ6と
からなる。カウンタ6に入力するパルスは、揺動の1/
2周期に対応するものであって、カウンタ出力を2倍す
れば、揺動周期Tが得られる。
このほか、揺動周期Tは、第5図のフローチャートに示
すルーチンにより、計測することができる。
ステップSlで、計測変Ptを初期値(−〇)に設定す
る。ステップS2で、揺動角度を示す角度データXを読
み取る。そしてステップS3で、今回の角度データXと
前回の角度データX°との積がrolより小であるか否
かを判断する。両角度データX。
Xoの符号が異なるとき、または、一方の角度データが
「0」であるときとは、揺動角度が零度点を通過したと
きであって、要するに、このステップS3は、揺動の零
度点の到来を判断している。該ステップS3での判断が
rYesJとなると、ステップS4に移行するが、判断
が「NO」である場合は、ステップS5に進んで、計測
変数tに「l」を加える(を−j+1)。そしてステッ
プS6で一定時間ΔTだけ待機する。次のステップS7
では今回の角度データXを前回の角度データX″とし、
ステップS2に戻る。
揺動が零度点に達して、角度データXの符号が変わるか
、あるいは今回もしくは前回の角度データx(x’ )
が「0」になるまで、ステップS2,3,5゜6.7の
各ステップを繰り返して、計測変数tをアップカウント
していく。揺動の零度点に達すると、ステップS3の判
断がr Y es Jとなるので、ステップS4に移行
し、該ステップS4において、それまでの計測変数tの
値と一定の待機時間ΔTとから揺動周期Tを算出し、こ
の値をメモリに格納して、ステップSlに戻る。
なお、このルーチンによれば、リアルタイムで揺動周期
Tを求めることができないので、揺動周期は急激に変化
しないとの前提のもとで、今回の揺動周期Tを前回のデ
ータから予測する。すなわち、今回の予測揺動周期をT
o、n回前までの揺動周期の検出値をそれぞれT −+
 、 T−t、・・・、T−++として、 To=ΣβkT−k            ・・・・
・・(す)の式から今回の揺動周期T0を線形予測によ
求める。
上記(A )(B )の項で説明した手段もしくは方法
により垂直方向距離lyと揺動周期Tとを求めて、補正
係数にの算出式である前記(ト)式、k=1−(4π”
/ g) x (12y/ T″)   ・・・・・・
(ト)により逐次補正係数kを決定し、さらに該補正係
数kに基づいて、揺動角θと検出角ψとの関係式である
前記(チ)式、 θ=ψ/k             ・・・・・・(
チ)により検出角ψを補正して、揺動角θを算出するの
である。
なお、揺動角θを検出してからその揺動角θに基づいて
制御を行なうまでには、遅れがある。この遅れの要因と
なるのは、傾斜センサ自体の応答速度、制御用アクチュ
エータの応答速度、マイクロコンピュータの演算速度等
がある。そこでこの遅れを解消するものとして、制御時
点での揺動角をそれまでの揺動角から予測する方法があ
る。
その一つの方法として、デジタルフィルタを用いた線形
予測がある。これは、n番目の揺動角の予測値をθnと
して、これをそれまでの検出値から計算するものである
。すなわち、 on=Σαにθn−k           ・・・・
・・(ヌ)kll+ このデジタルフィルタの伝達関数の周波数特性は、 H(D=1/(1+Σa k −exp(−j2πr 
r k))・・・・・・(ヲ) で表わすことができる。上記の式においてては、θのサ
ンプリング周期である。
船体揺動周期の周波数帯域は、10Hz以下の極めて低
い周波数帯域に限られるため、前記(ヲ)式中のNを大
きくしなくても、Nを小さく設定して低次のモデリング
により精度の高い予測を行なうことができる。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明は、本件発明者が船体に取り付け
た振り子穴傾斜センサの状況を勘案して導き出した補正
係数により、振り子穴傾斜センサの検出角を補正するよ
うにしたもので、振り子穴傾斜センサが揺動中心から離
れた位置に取り付けられていても、前記補正係数で傾斜
センサの検出角を補正することによって、船体の真の傾
斜角、もしくはこれに極めて近似した値を算出すること
ができ、これによって、ソナーシステムの振動子の姿勢
制御を正確に行なうことができる。
また、現在、ジャイロスコープの価格の50分の1程度
の価格である振り子穴傾斜センサを用いるので、高精度
のソナーシステムを安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示す説明図、第2図(A)(B
)はいずれも船体の揺動中心を図面から求める場合の説
明図、第3図はジャイロスコープによる検出値と振り子
穴傾斜センサの検出値との関係を示す波形図、第4図は
揺動周期を計測する周期検出回路のブロック図、第5図
は揺動周期を計測するルーチンを示すフローチャートで
ある。 θ・・・船体の揺動角、ψ・・・振り子穴傾斜センサの
検出角、k・・・補正係数、(ly・・・垂直方向距離
、T・・・揺動周期。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)船体に取り付けられた振り子式傾斜センサの検出
    角を補正して船体の傾斜角を算出する方法であって、 前記振り子式傾斜センサは船体の揺動中心の直下位置も
    しくはその近傍に設置するものとし、船体の揺動中心か
    ら傾斜センサまでの垂直方向距離をl_y、船体の揺動
    周期をT、重力加速度をgとした場合に船体の傾斜角θ
    に対する傾斜センサの検出角ψの補正係数kを、 k=1−(4π^2/g)×(l_y/T^2)と設定
    し、前記算出式における垂直方向距離l_xを予め求め
    ておき、前記振り子式傾斜センサにより船体の揺動角θ
    を検出するに当たって、まず船体の揺動周期Tを測定し
    て該揺動周期Tに基づいて補正係数kを決定し、この補
    正係数kを用いて該傾斜センサの検出角ψから次式、 θ=ψ/k により船体の傾斜角θを算出することを特徴とする振り
    子式傾斜センサの検出角補正方法。
  2. (2)補正係数kを決定するに当たって、揺動中心から
    傾斜センサまでの垂直方向距離l_yを、船体構造を示
    す図面から算出する特許請求の範囲第1項記載の振り子
    式傾斜センサの検出角補正方法。
  3. (3)補正係数kを決定するに当たって、振り子式傾斜
    センサによる計測と同期してジャイロスコープにより船
    体の傾斜角θを検出するとともに、揺動周期Tを計測し
    、傾斜センサの検出角ψと船体の傾斜角θとの前記関係
    式(θ=ψ/k)から補正係数kを算出した上で、この
    補正係数kの算出式〔k=1−(4π^2/g)×(l
    _y/T^2)〕と、計測した揺動周期Tとから振り子
    式傾斜センサの垂直方向距離l_yを求める特許請求の
    範囲第1項に記載の振り子式傾斜センサの検出角補正方
    法。
  4. (4)補正係数kを決定するに当たって、船体の揺動周
    期Tを、揺動角を示す信号と一定角度を示す基準値とを
    比較するコンパレータと、該コンパレータの出力信号を
    導入する波形整形回路と、該波形整形回路で波形整形さ
    れた比較出力のパルス幅を計測するカウンタとからなる
    周期検出回路により検出する特許請求の範囲第1項、第
    2項、または第3項に記載の振り子式傾斜センサの検出
    角補正方法。 (4)補正係数kを決定するに当たって、船体の揺動周
    期Tを、揺動角を示す信号を一定周期毎に読み取るステ
    ップと、該傾斜角信号の零度点の到来を判断するステッ
    プと、零度点間の時間を計測するステップとからなるル
    ーチンで検出する特許請求の範囲第1項、第2項、また
    は第3項に記載の振り子式傾斜センサの検出角補正方法
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