JPH10132589A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH10132589A
JPH10132589A JP8289540A JP28954096A JPH10132589A JP H10132589 A JPH10132589 A JP H10132589A JP 8289540 A JP8289540 A JP 8289540A JP 28954096 A JP28954096 A JP 28954096A JP H10132589 A JPH10132589 A JP H10132589A
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moving
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Kazuhiko Ikeda
和彦 池田
Kenichi Nakano
健一 中野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体のピッチ角誤差に基づく位置算出精度
の悪化を防止できるナビゲーション装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 移動体21の加速度を計測する加速度セ
ンサ22と、加速度センサ22で計測した加速度から車
両のピッチ角を算出するピッチ角算出部25と、ピッチ
角算出部25で算出したピッチ角を記憶するピッチ角記
憶部26と、ピッチ角記憶部26に記憶されたピッチ角
とピッチ角算出部で算出された現在ピッチ角との差によ
り移動体の速度誤差を補正する速度補正部28とを有す
ることにより、移動体のピッチ角誤差に基づく位置算出
精度の悪化を防止できるナビゲーション装置が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサを用
いて移動体の位置を計測するナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のナビゲーション装置の概略
構成図であり、図6は従来のナビゲーション装置を示す
ブロック図である。図5、図6において、1は移動体、
2は移動体1の進行方向の加速度を非接触にて計測する
ための加速度センサ、3は移動体1のヨー方向の角速度
(方位角速度)を検出するジャイロセンサ、4は加速度
センサ2で計測された加速度から移動体1のピッチ角を
算出するピッチ角算出部、5は加速度センサ2で計測さ
れた加速度から移動体1の移動距離を算出する移動距離
算出部、6はジャイロセンサ3で検出した角速度から移
動体1の移動方位角を算出する移動方位算出部、7は移
動距離算出部5で算出した移動距離および移動方位算出
部6で算出した移動方位角から移動体1の位置を算出す
る位置算出部、8は地図等の情報を記憶する地図記憶
部、9は後述のGPS部10からの位置情報を処理して
地図上の位置情報を得るマップマッチング部、10はG
PS(Glo-bal Positi-oning System,全地球測位システ
ム)によって現在位置、移動速度の測定を行うGPS
部、11はマップマッチング部9で求められた位置情報
と地図記憶部8から読み出した地図情報とを操作者に表
示するための表示部である。
【0003】以上のように構成されたナビゲーション装
置について、その動作を図5〜図7を用いて説明する。
図7は位置演算の概念図である。まず移動距離算出部5
および移動方位算出部6は、加速度センサ2、ジャイロ
センサ3の出力である加速度および角速度をΔt時間ご
とにサンプリングし、以下の方法で移動体進行方向の移
動距離および方位角を求める。ここで時刻Δt×nでの
加速度センサ2の加速度、ジャイロセンサ3の方位角を
それぞれAx(n)、Wx(n)、加速度センサ2の測
定方向の軸と地球水平面のなす角度をθy(Ax(n)
を加重平均することにより算出される値)、地球の重力
方向軸回りの回転角をθz、地球の重力加速度をg、移
動体1の進行方向の加速度をanとすると、θz
(n)、anは(数1)、(数2)から求められる。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】
【0006】時刻Δt×nでの速度vnおよび時間周期
Δt、時刻Δt×nでの走行距離ΔDnは、v0を初期
速度とすると、(数3)、(数4)から求められる。
【0007】
【数3】
【0008】
【数4】
【0009】また、(数1)、(数3)より求められた
移動体1の方位角θz(n)、走行距離ΔDnを用い
て、図7に示すような考え方(微小時間の走行距離とそ
のときの方位角とからx、y方向の微小距離を求め、そ
の微小距離を積算するという考え方)に基づいて、以下
に示す演算を行うことにより移動体1の位置を計算する
ことができる。すなわち、時刻Δt×nでの方位角をθ
z(n)、時間周期Δt、時刻Δt×nでの走行距離を
ΔDn、移動体1の初期位置を(x0、y0)とする
と、時刻Δt×nでの位置(xn、yn)は(数5)、
(数6)から求まる。
【0010】
【数5】
【0011】
【数6】
【0012】これにより、移動後の位置が計算される。
表示部11では、位置算出部7で求めた位置情報と、G
PS部10から出力される位置情報をマップマッチング
部9により処理した位置情報と、地図記憶部8に記憶さ
れた地図情報とを重ねて表示し、地図上での移動体1の
位置を操作者に対して表示する。
【0013】このような従来のナビゲーション装置で
は、加速度センサ2を用いて移動体1の移動距離(走行
距離)を算出するが、例えば坂路走行などの場合、加速
度センサ2により検出される加速度Axには移動体1の
進行に伴う加速度以外に重力加速度gの進行方向成分を
含んでいるので、正確な移動体1の加速度を得ることが
できない。このため、従来のナビゲーション装置では、
加速度センサ2検出の加速度を加重平均することによ
り、移動体1のピッチ角θyを推定し、重力加速度gの
進行方向成分を求め、加速度センサ2の検出した加速度
Axから重力加速度gの進行方向成分を除去することが
考えられていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置では、加減速中に上記移動体1のピ
ッチ角θyの誤差が大きくなることがあり、位置算出精
度が悪化するという問題点を有していた。
【0015】このナビゲーション装置では、移動体のピ
ッチ角誤差に基づく位置算出精度の悪化が防止されるこ
とが要求されている。
【0016】本発明は、移動体のピッチ角誤差に基づく
位置算出精度の悪化を防止できるナビゲーション装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明によるナビゲーション装置は、移動体の加速度
を計測する加速度センサと、加速度センサで計測した加
速度から車両のピッチ角を算出するピッチ角算出部と、
ピッチ角算出部で算出したピッチ角を記憶するピッチ角
記憶部と、ピッチ角記憶部に記憶されたピッチ角とピッ
チ角算出部で算出された現在ピッチ角との差により移動
体の速度誤差を補正する速度補正部とを有するように構
成した。
【0018】これにより、移動体のピッチ角誤差に基づ
く位置算出精度の悪化を防止できるナビゲーション装置
が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、移動体の加速度を計測する加速度センサと、加速度
センサで計測した加速度から車両のピッチ角を算出する
ピッチ角算出部と、ピッチ角算出部で算出したピッチ角
を記憶するピッチ角記憶部と、ピッチ角記憶部に記憶さ
れたピッチ角とピッチ角算出部で算出された現在ピッチ
角との差により移動体の速度誤差を補正する速度補正部
とを有することとしたものであり、記憶されたピッチ角
と現在ピッチ角との差に基づき、ピッチ角算出誤差によ
り生じた移動体の速度誤差が補正されるという作用を有
する。
【0020】請求項2に記載の発明は、移動体の加速度
を計測する加速度センサと、加速度センサで計測した加
速度を記憶する加速度記憶部と、加速度センサで計測し
た加速度から車両のピッチ角を算出するピッチ角算出部
と、ピッチ角算出部で算出したピッチ角を記憶するピッ
チ角記憶部と、ピッチ角記憶部に記憶されたピッチ角と
ピッチ角算出部で算出された現在ピッチ角との差により
移動体の速度誤差を補正する速度補正部と、加速度記憶
部に記憶された加速度のばらつきを統計的に評価する加
速度ばらつき評価部とを有することとしたものであり、
統計的に評価された加速度のばらつき具合に応じて移動
体の速度誤差の補正がなされるという作用を有する。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、速度補正部は、加速度ばらつき評価部
で評価された加速度のばらつきが所定値以下のときのみ
移動体の速度誤差を補正することとしたものであり、加
速度のばらつきが所定値以下という安定した走行状態で
移動体の速度誤差の補正がなされるという作用を有す
る。
【0022】請求項4に記載の発明は、移動体の加速度
を計測する加速度センサと、加速度センサで計測した加
速度から車両のピッチ角を算出するピッチ角算出部と、
ピッチ角算出部で算出したピッチ角を記憶するピッチ角
記憶部と、ピッチ角記憶部に記憶されたピッチ角と前記
ピッチ角算出部で算出された現在ピッチ角との差により
移動体の速度誤差を補正する速度補正部と、移動体の現
在位置、移動速度を求めるGPS部とを有することとし
たものであり、GPS部で求めた移動体の現在位置、移
動速度が利用されるという作用を有する。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、速度補正部は、GPS部で移動体の現
在位置、移動速度が求められないときのみ移動体の速度
誤差を補正することとしたものであり、速度誤差を補正
する速度補正部における算出誤差拡大が防止されるとい
う作用を有する。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるナ
ビゲーション装置を示す概略構成図、図2は本実施の形
態1によるナビゲーション装置を示すブロック図であ
る。図1、図2において、21は移動体、22は移動体
21の進行方向の加速度を非接触にて計測するための加
速度センサ、23は移動体21のヨー角動作すなわち移
動体21の垂直軸回りの回転角速度を非接触にて検出す
るジャイロセンサ、24はジャイロセンサ23で検出し
た角速度から移動体21の移動方位角を算出する移動方
位算出部、25は加速度センサ22で計測された加速度
から移動体21のピッチ角を算出するピッチ角算出部、
26はピッチ角算出部25で算出されたピッチ角を所定
時間記憶するピッチ角記憶部としての出力記憶部、27
は加速度センサ22で計測した加速度を所定時間記憶す
る加速度記憶部としての出力記憶部、28はピッチ角記
憶部26に記憶されたピッチ角とピッチ角算出部25で
算出した現在のピッチ角との差から移動体の速度を補正
する速度補正部、29は加速度記憶部27に記憶された
加速度の統計的評価値を算出する加速度ばらつき評価
部、30は加速度センサ22で計測された加速度および
ピッチ角算出部25で算出されたピッチ角から移動体2
1の移動距離を算出する移動距離算出部、31は移動距
離算出部30で算出した移動距離および移動方位算出部
24で算出した移動方位角から移動体21の位置を算出
する位置算出部、32はGPS(Global Positi-oning
System,全地球測位システム)によって現在位置、移動
速度の測定を行うGPS部、33はGPS部32からの
位置情報を処理して地図上の位置情報を得るマップマッ
チング部、34は地図等の情報を記憶する地図記憶部、
35はマップマッチング部33で求められた位置情報と
地図記憶部34から読み出した地図情報とを操作者に表
示するための表示部である。図2の加速度センサ22、
ジャイロセンサ23、移動方位算出部24、GPS部3
2、マップマッチング部33、地図記憶部34、表示部
35は図6の加速度センサ2、ジャイロセンサ3、移動
方位算出部6、GPS部10、マップマッチング部9、
地図記憶部8、表示部11と同様のものなので、説明は
省略する。
【0025】以上のように構成されたナビゲーション装
置について、その動作を図3(a)〜(c)、図4
(a)〜(c)を用いて説明する。図3(a)〜(c)
はピッチ変化を示すピッチ角状態図であり、図4(a)
〜(c)は複雑なピッチ変化を示すピッチ角状態図であ
る。
【0026】加速度センサ22を用いて移動体21の速
度を求めるためには、移動体21の進行方向の加速度を
求める必要がある。移動体21に固着された加速度セン
サ22で計測される加速度Axは、移動体21の進行方
向加速度と移動体21のピッチ動作による地球の重力加
速度分とが加算されたものである。よって、移動体21
の進行方向加速度のみを求めるためには、重力加速度分
を加速度センサ22で計測された加速度Axから差し引
く必要がある。
【0027】ピッチ角算出部25では最新のピッチ角θ
yを求めており、ある時点tでの移動体21の移動速度
V(t)は(数7)で表わされる。
【0028】
【数7】
【0029】いま、移動体21が、ピッチ角θy(t)
が図3(a)に示すように変化している道路を走行して
いると仮定すると、このときのピッチ角θy(t)は
(数8)で表わされる。
【0030】
【数8】
【0031】このとき、移動体21の移動速度V(t)
は(数9)で表わされる。
【0032】
【数9】
【0033】ここで、図3(a)の道路を走行中に、ピ
ッチ角算出の誤差により、算出ピッチ角が(数10)の
ようになったとする。
【0034】
【数10】
【0035】このとき、演算上の移動体21の移動速度
Vcal(t)は(数11)で表わされる。
【0036】
【数11】
【0037】時刻t3の時点における移動体21の実際
の速度と演算上の速度との差ΔV(t3)は(数12)
により表わされる。
【0038】
【数12】
【0039】このことから、時刻t3の時点における移
動体21の実際の速度と演算上の速度との差ΔV(t
3)は、時刻t2の時点における移動体21の実際の速
度と演算上の速度との差ΔV(t2)に等しいことがわ
かる。
【0040】ΔV(t3)について更に計算を続ける
と、(数13)のようになる。なお、(数13)におい
ては、t=t0〜t1の間はピッチ角誤差が無いので速
度誤差も無いことにより、Vcal(t1)=V(t
1)としている。
【0041】
【数13】
【0042】以上の計算から、ピッチ角算出誤差による
移動体21の移動速度誤差は、ピッチ角誤差が収束した
瞬間に演算され、その量は重力加速度の進行方向成分の
誤差を積算したものに等しい(図3(c)参照)。
【0043】実際のピッチ角は図3に示したように或る
区間の間一定ということはなく、図4(a)に示すよう
に刻々と変化している。実際の計算では、図4(b)に
示すように、ピッチ角誤差が現れたと思われる時点Aか
ら演算上のピッチ角(ピッチ角算出部25で算出したピ
ッチ角)に対応する重力の進行方向成分を所定の時間間
隔で積算し、(数13)のg・sin(θ2)・tに相
当する物理量S1を計算式(数14)に基づいて計算す
る。図4(b)の斜線部分37は(数14)の計算結果
に相当する。
【0044】
【数14】
【0045】次に、ピッチ角誤差が収束したと思われる
時点Bで、AからBまでのピッチ角は一定であったと仮
定し、(数13)のg・sin(θ3)・tに相当する
物理量S2を計算式(数15)に基づいて計算する。そ
して、時点Bで速度誤差量(S2−S1)を計算する。
図4(c)の網掛け部分38は(数15)の計算結果に
相当する。
【0046】
【数15】
【0047】次に、速度誤差算出のタイミングについて
述べる。上述したことから分かるように、時点Bでのピ
ッチ角に誤差が含まれていたら、計算された移動体21
の速度誤差の精度は悪化するので、移動体21の速度誤
差を算出するときのピッチ角は正確なものでなければな
らない。移動体21が等速で走行している場合は進行方
向加速度はゼロなので、加速度センサ22で計測される
加速度は重力加速度の進行方向成分のみであり、その時
の加速度を加重平均して求めたピッチ角は非常に正確で
ある。また、その時の加速センサ22計測の加速度のば
らつきは非常に小さい。そこで、加速度センサ22で計
測される所定時間の加速度を記憶する加速度記憶部27
を備え、また、加速度記憶部27に記憶された所定時間
の加速度のばらつきを統計的に評価する加速度ばらつき
評価部29を備え、加速度ばらつき評価部29によりば
らつきが小さいと判定されたとき(例えば上記等速走行
のとき)のみ速度誤差を計算することにより速度誤差計
算の信頼性を向上させることができる。
【0048】また、GPS部32を備えた場合には、G
PS部32による位置情報および速度情報が得られない
場合にのみ速度誤差を計算することにより、速度誤差の
算出誤差による位置算出の誤差拡大を防止することがで
きる。
【0049】なお、本実施の形態では、移動方位算出部
24、ピッチ角算出部25、速度補正部28、加速度ば
らつき評価部29、移動距離算出部30および位置算出
部31をハードウェアで構成したが、これらの全てまた
は一部を、ソフトウェアつまりCPUによりプログラム
を実行することにより実現してもよい。
【0050】以上のように本実施の形態によれば、ピッ
チ角誤差が収束したと思われる時点、たとえば移動体2
1が等速走行に移行した時点でピッチ角算出誤差により
生じた移動体21の速度誤差を補正するようにしたの
で、移動体21の高精度な位置算出が可能となり、移動
体21のピッチ角誤差に基づく位置算出精度の悪化を防
止することができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明のナビゲーション装
置によれば、記憶されたピッチ角と現在ピッチ角との差
に基づき、ピッチ角算出誤差により生じた移動体の速度
誤差を速度補正装置で補正することができるので、移動
体の高精度な位置算出が可能となり、移動体のピッチ角
誤差に基づく位置算出精度の悪化を防止することができ
るという有利な効果が得られる。
【0052】また、加速度センサで計測した加速度を記
憶する加速度記憶部と、加速度記憶部に記憶された加速
度のばらつきを統計的に評価する加速度ばらつき評価部
とを有することにより、統計的に評価された加速度のば
らつき具合に応じて移動体の速度誤差の補正を行うこと
ができるので、正確な速度誤差補正を行うことができる
という有利な効果が得られる。
【0053】さらに、速度補正部は、加速度ばらつき評
価部で評価された加速度のばらつきが所定値以下のとき
のみ移動体の速度誤差を補正することにより、加速度の
ばらつきが所定値以下という安定した走行状態で移動体
の速度誤差の補正を行うことができるので、更に正確な
速度誤差補正を行うことができるという有利な効果が得
られる。
【0054】さらに、移動体の現在位置、移動速度を求
めるGPS部を有することにより、GPS部で求めた移
動体の現在位置、移動速度を利用することができるの
で、GPS部で求めた移動体の移動速度により速度誤差
を補正することができ、速度誤差が拡大しないという有
利な効果が得られる。
【0055】さらに、速度補正部は、GPS部で移動体
の現在位置、移動速度が求められないときのみ移動体の
速度誤差を補正することにより、速度誤差を補正する速
度補正部における算出誤差拡大を防止することができる
という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるナビゲーション装
置を示す概略構成図
【図2】本発明の実施の形態1によるナビゲーション装
置を示すブロック図
【図3】(a)ピッチ変化を示すピッチ角状態図 (b)ピッチ変化を示すピッチ角状態図 (c)ピッチ変化を示すピッチ角状態図
【図4】(a)複雑なピッチ変化を示すピッチ角状態図 (b)複雑なピッチ変化を示すピッチ角状態図 (c)複雑なピッチ変化を示すピッチ角状態図
【図5】従来のナビゲーション装置の概略構成図
【図6】従来のナビゲーション装置を示すブロック図
【図7】位置演算の概念図
【符号の説明】
21 移動体 22 加速度センサ 23 ジャイロセンサ 24 移動方位算出部 25 ピッチ角算出部 26 出力記憶部(ピッチ角記憶部) 27 出力記憶部(加速度記憶部) 28 速度補正部 29 加速度ばらつき評価部 30 移動距離算出部 31 位置算出部 32 GPS部 33 マップマッチング部 34 地図記憶部 35 表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体の加速度を計測する加速度センサ
    と、前記加速度センサで計測した加速度から車両のピッ
    チ角を算出するピッチ角算出部と、前記ピッチ角算出部
    で算出したピッチ角を記憶するピッチ角記憶部と、前記
    ピッチ角記憶部に記憶されたピッチ角と前記ピッチ角算
    出部で算出された現在ピッチ角との差により移動体の速
    度誤差を補正する速度補正部とを有するナビゲーション
    装置。
  2. 【請求項2】移動体の加速度を計測する加速度センサ
    と、前記加速度センサで計測した加速度を記憶する加速
    度記憶部と、前記加速度センサで計測した加速度から車
    両のピッチ角を算出するピッチ角算出部と、前記ピッチ
    角算出部で算出したピッチ角を記憶するピッチ角記憶部
    と、前記ピッチ角記憶部に記憶されたピッチ角と前記ピ
    ッチ角算出部で算出された現在ピッチ角との差により移
    動体の速度誤差を補正する速度補正部と、前記加速度記
    憶部に記憶された加速度のばらつきを統計的に評価する
    加速度ばらつき評価部とを有するナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】前記速度補正部は、前記加速度ばらつき評
    価部で評価された加速度のばらつきが所定値以下のとき
    のみ移動体の速度誤差を補正する請求項2に記載のナビ
    ゲーション装置。
  4. 【請求項4】移動体の加速度を計測する加速度センサ
    と、前記加速度センサで計測した加速度から車両のピッ
    チ角を算出するピッチ角算出部と、前記ピッチ角算出部
    で算出したピッチ角を記憶するピッチ角記憶部と、前記
    ピッチ角記憶部に記憶されたピッチ角と前記ピッチ角算
    出部で算出された現在ピッチ角との差により移動体の速
    度誤差を補正する速度補正部と、移動体の現在位置、移
    動速度を求めるGPS部とを有するナビゲーション装
    置。
  5. 【請求項5】前記速度補正部は、前記GPS部で移動体
    の現在位置、移動速度が求められないときのみ移動体の
    速度誤差を補正する請求項4に記載のナビゲーション装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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