JPS6295542A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPS6295542A JPS6295542A JP23568885A JP23568885A JPS6295542A JP S6295542 A JPS6295542 A JP S6295542A JP 23568885 A JP23568885 A JP 23568885A JP 23568885 A JP23568885 A JP 23568885A JP S6295542 A JPS6295542 A JP S6295542A
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- layer
- barrier layer
- photoconductive layer
- photoconductive
- crystallinity
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/08—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
- G03G5/082—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
- G03G5/08214—Silicon-based
- G03G5/08221—Silicon-based comprising one or two silicon based layers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、帯電特性、光感度特性及び耐環境性等が侵
れた電子写真感光体に関する。
れた電子写真感光体に関する。
[従来の技術及びその問題点]
従来、電子写真感光体の光導電層を形成する材料として
、CdS、ZnO,Se、5e−Te若しくはアモルフ
ァスシリコン等の無芸材料又はポリ−N−ビニルカルバ
ゾール(PVCz)若しくはトリニトロフルオレン(T
NF>等の有機材料が使用されている。しかしながら、
これらの従来の光′4毒性材料においては、光導電特性
上、又は製造上、種々の問題点があり、感光体システム
の特性をある程度犠牲にして使用目的に応じてこれらの
材料を使い分けている。
、CdS、ZnO,Se、5e−Te若しくはアモルフ
ァスシリコン等の無芸材料又はポリ−N−ビニルカルバ
ゾール(PVCz)若しくはトリニトロフルオレン(T
NF>等の有機材料が使用されている。しかしながら、
これらの従来の光′4毒性材料においては、光導電特性
上、又は製造上、種々の問題点があり、感光体システム
の特性をある程度犠牲にして使用目的に応じてこれらの
材料を使い分けている。
例えば、Se及びCdSは、人体に対して有害な材料で
あり、その製造に際しては、安全対策上、特別の配慮が
必要である。従って、製造装装置が複雑となるため製j
沓コストが高いと共に、特に、Seは回収する必要があ
るため回収コストが付加されるという問題点がある。ま
た、Se又は5e−Te系においては、結晶化温度が6
5°Cと低いため、複写を繰り返している間に、残雪等
により光4電特性上の問題が生じ、このため、寿命が短
いので実用性が低い。
あり、その製造に際しては、安全対策上、特別の配慮が
必要である。従って、製造装装置が複雑となるため製j
沓コストが高いと共に、特に、Seは回収する必要があ
るため回収コストが付加されるという問題点がある。ま
た、Se又は5e−Te系においては、結晶化温度が6
5°Cと低いため、複写を繰り返している間に、残雪等
により光4電特性上の問題が生じ、このため、寿命が短
いので実用性が低い。
更に、ZnOは、酸化還元が生じやすく、環境雰囲気の
影響を著しく受けるため、使用上、信頼性が低いという
問題点がある。
影響を著しく受けるため、使用上、信頼性が低いという
問題点がある。
更にまた、PVCz及びTNF等の有機光導電性材料は
、発癌性物質である疑いが持たれており、人体の健康上
問題があるのに加え、有機材料は熱安定性及び耐摩耗性
が低く、寿命が短いという欠点がある。
、発癌性物質である疑いが持たれており、人体の健康上
問題があるのに加え、有機材料は熱安定性及び耐摩耗性
が低く、寿命が短いという欠点がある。
一方、アモルファスシリコン(以下、a−8iと略す)
は、近時、光導電変換材料として注目されており、太陽
電池、薄膜トランジスタ及びイメージセンサへの応用が
活発になされている。このa−8iの応用の一環として
、a−3iを電子写真感光体の光導電性材料として使用
する試みがなされており、a−8iを使用した感光体は
、無公害の材料であるから回収処理の必要がないこと、
他の材料に比して可視光領域で高い分光感度を有するこ
と、表面硬度が高く耐摩耗性及び#4酎撃性が優れてい
ること等の利点を有する。
は、近時、光導電変換材料として注目されており、太陽
電池、薄膜トランジスタ及びイメージセンサへの応用が
活発になされている。このa−8iの応用の一環として
、a−3iを電子写真感光体の光導電性材料として使用
する試みがなされており、a−8iを使用した感光体は
、無公害の材料であるから回収処理の必要がないこと、
他の材料に比して可視光領域で高い分光感度を有するこ
と、表面硬度が高く耐摩耗性及び#4酎撃性が優れてい
ること等の利点を有する。
このa−3iは、カールソン方式に基づく感光体として
検討が進められているが、この場合に、感光体特性とし
て抵抗及び光感度が高いことが要求される、しかしなが
ら、この両特性を単一層の感光体で満足させることが困
難であるため、光導電否と導電性支持体との間に障壁層
を設け、光導N層上に表面電荷保持層を設けた積層型の
構造にすることにより、このような要求を満足させてい
る。
検討が進められているが、この場合に、感光体特性とし
て抵抗及び光感度が高いことが要求される、しかしなが
ら、この両特性を単一層の感光体で満足させることが困
難であるため、光導電否と導電性支持体との間に障壁層
を設け、光導N層上に表面電荷保持層を設けた積層型の
構造にすることにより、このような要求を満足させてい
る。
ところで、a−3iは、通常、シラン系カスを使用した
グロー放電分解法により形成されるが、この際に、a−
3ivi中に水素が取り込まれ、水111fiの差によ
り電気的及び光学的特性が大きく変動する。即ち、a−
3il!!lに侵入する水素の世が多くなると、光学的
バンドギャップが大きくなり、a−3iの抵抗が高くな
るが、それにともない、長波長光に対する光感度が低下
してしまうので、〃1えば、半導体レーザを搭載したレ
ーザご−ムプリンタに使用することが困難である。また
、a−3I膜中の水素の含有Φが多い場合は、成膜条件
によって、(SiH2)rL及びS i H2等の結合
構造を有するものが膜中で大部分の領域を占める場合が
ある。そうすると、ボイドが増加し、シリコンダングリ
ングボンドが増加するため、光導電特性が劣化し、電子
写真感光体として使用不能になる。逆に、a−3i中に
侵入する水素の燈が低下すると、光学的バンドギャップ
が小さくなり、その抵抗が小さくなるが、長波長光に対
する光感度が増加する。しかし、通常の成膜条件で作成
した従来のa−3iにおいては、水素含有量が少ないと
、シリコンダングリングボンドと結合してこれを減少さ
せるべき水素が少なくなる。このため、発生するキャリ
アの移動度が低下し、寿命が短くなると共に、光導電特
性が劣化してしまい、電子写真感光体として使用し難い
ものとなる。
グロー放電分解法により形成されるが、この際に、a−
3ivi中に水素が取り込まれ、水111fiの差によ
り電気的及び光学的特性が大きく変動する。即ち、a−
3il!!lに侵入する水素の世が多くなると、光学的
バンドギャップが大きくなり、a−3iの抵抗が高くな
るが、それにともない、長波長光に対する光感度が低下
してしまうので、〃1えば、半導体レーザを搭載したレ
ーザご−ムプリンタに使用することが困難である。また
、a−3I膜中の水素の含有Φが多い場合は、成膜条件
によって、(SiH2)rL及びS i H2等の結合
構造を有するものが膜中で大部分の領域を占める場合が
ある。そうすると、ボイドが増加し、シリコンダングリ
ングボンドが増加するため、光導電特性が劣化し、電子
写真感光体として使用不能になる。逆に、a−3i中に
侵入する水素の燈が低下すると、光学的バンドギャップ
が小さくなり、その抵抗が小さくなるが、長波長光に対
する光感度が増加する。しかし、通常の成膜条件で作成
した従来のa−3iにおいては、水素含有量が少ないと
、シリコンダングリングボンドと結合してこれを減少さ
せるべき水素が少なくなる。このため、発生するキャリ
アの移動度が低下し、寿命が短くなると共に、光導電特
性が劣化してしまい、電子写真感光体として使用し難い
ものとなる。
なお、長波長光に対する感度を高める技1)・iとして
、シラン系ガスとゲルマンGeH+とを混合し、グロー
放電分解することにより、光学的バンドギャップが狭い
横を生成するものがあるが、−役に、シラン系ガスとG
eH+とでは、最適基板温度が異なるため、生成した膜
は構造欠陥が多く、良好な光導電特性を得ることができ
ない。また、00日4の廃ガスは酸化されると有毒ガス
となるので、廃ガス処理も複雑である。従って、このよ
うな技術は実用性がない。
、シラン系ガスとゲルマンGeH+とを混合し、グロー
放電分解することにより、光学的バンドギャップが狭い
横を生成するものがあるが、−役に、シラン系ガスとG
eH+とでは、最適基板温度が異なるため、生成した膜
は構造欠陥が多く、良好な光導電特性を得ることができ
ない。また、00日4の廃ガスは酸化されると有毒ガス
となるので、廃ガス処理も複雑である。従って、このよ
うな技術は実用性がない。
この発明は、かがる事情に鑑みてなされたものであって
、帯電能が優れており、残留電位が低く、近赤外領域ま
での広い波長領域に亘って感度が高く、帯電及び除電の
繰返しによる光疲労が抑制され、基板との密着性が良く
、耐環境性が優れた電子写真感光体を提供することを目
的とする。
、帯電能が優れており、残留電位が低く、近赤外領域ま
での広い波長領域に亘って感度が高く、帯電及び除電の
繰返しによる光疲労が抑制され、基板との密着性が良く
、耐環境性が優れた電子写真感光体を提供することを目
的とする。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る電子写真感光体は、導電性支持体と、光
導電層と、導電性支持体と光導電層との間に配設された
障壁層とを有する電子写真感光体において、前記光導電
層及び障壁層は、その結晶化度が相互に異なるマイクロ
クリスタリンシリコンで形成されていることを¥’tt
aとする。
導電層と、導電性支持体と光導電層との間に配設された
障壁層とを有する電子写真感光体において、前記光導電
層及び障壁層は、その結晶化度が相互に異なるマイクロ
クリスタリンシリコンで形成されていることを¥’tt
aとする。
この発明は、前述の従来技術の欠点を解消し、優れた光
導電特性(電子写真特性)と耐環境性とを兼備し、光疲
労が抑制され、帯電能が高く、残留電位が低い電子写真
感光体を開発すべく本願発明者等が種々実験研究を重ね
た結果、マイクロクリスタリンシリコン、(以下、μc
−8iと略す)を電子写真感光体の少なくとも一部に使
用すると共に、結晶化度が相互に異なるμc−8iを2
R以上積層することにより、この目的を達成することが
できることに想到して、この発明を完成させたものであ
る。
導電特性(電子写真特性)と耐環境性とを兼備し、光疲
労が抑制され、帯電能が高く、残留電位が低い電子写真
感光体を開発すべく本願発明者等が種々実験研究を重ね
た結果、マイクロクリスタリンシリコン、(以下、μc
−8iと略す)を電子写真感光体の少なくとも一部に使
用すると共に、結晶化度が相互に異なるμc−8iを2
R以上積層することにより、この目的を達成することが
できることに想到して、この発明を完成させたものであ
る。
以下、この発明について具体的に説明する。この発明の
特徴は、従来のa−3iの替りに、μC−3iを使用し
たことにある。つまり、光導電層及び14壁層の全ての
領域又は一部の領域がμC−$1の単体で形成されてい
るか、μc−3iとアモルファスシリコン(以下、a−
8iと略す)との混合体で形成されているか、又は1又
は2以上のμc−3i層及びa−3i層の積層体で形成
されている。
特徴は、従来のa−3iの替りに、μC−3iを使用し
たことにある。つまり、光導電層及び14壁層の全ての
領域又は一部の領域がμC−$1の単体で形成されてい
るか、μc−3iとアモルファスシリコン(以下、a−
8iと略す)との混合体で形成されているか、又は1又
は2以上のμc−3i層及びa−3i層の積層体で形成
されている。
μc−8iは、以下のような物性上の特徴により、a−
8i及びポリクリスタリンシリコン(多結晶シリコン〉
から明確に区別される。即ち、X線回折測定においては
、a−8iは、無定形であるため、ハローのみが現れ、
回折パターンを認めることができないが、μc−3iは
、2θが28乃至28.5°付近にある結晶回折パター
ンを示す。また、ポリクリスタリンシリコンは暗抵抗が
106Ω・cmであるのに対し、μc−3iは10工1
Ω・cm以上の暗抵抗を有する。このμC−3iは粒径
が約故十Å以上である微結晶が集合して形成されている
。
8i及びポリクリスタリンシリコン(多結晶シリコン〉
から明確に区別される。即ち、X線回折測定においては
、a−8iは、無定形であるため、ハローのみが現れ、
回折パターンを認めることができないが、μc−3iは
、2θが28乃至28.5°付近にある結晶回折パター
ンを示す。また、ポリクリスタリンシリコンは暗抵抗が
106Ω・cmであるのに対し、μc−3iは10工1
Ω・cm以上の暗抵抗を有する。このμC−3iは粒径
が約故十Å以上である微結晶が集合して形成されている
。
例えば、μc−8iとa−8iとの混合体とは、μc−
8iの結晶領域がa−8i中に混在していて、μc−8
i及びa−8iが同程度の体積比で存在するものをいう
。また、μc−8iとa−3iとの積層体とは、大部分
がa−3iからなる層と、μc−8iが充填された層と
が積層されているものをいう。
8iの結晶領域がa−8i中に混在していて、μc−8
i及びa−8iが同程度の体積比で存在するものをいう
。また、μc−8iとa−3iとの積層体とは、大部分
がa−3iからなる層と、μc−8iが充填された層と
が積層されているものをいう。
この発明においては、光導電層及び障壁層が、μC−3
iで形成されており、その結晶化度が相互に異なる。光
導電層においては、光が照射されると、キャリア(電子
及び正孔の対)が発生する。
iで形成されており、その結晶化度が相互に異なる。光
導電層においては、光が照射されると、キャリア(電子
及び正孔の対)が発生する。
そして、感光体表面を正帯電させた場合には、電子が感
光体表面で正電荷と中和し、正孔が光導電層及び障壁層
を走行して導電性支持体まで移動する。一方、感光体表
面を負帯電させた場合には、正孔が感光体表面で負電荷
と中和し、電子が光導電層及び障壁層を走行して導電性
支持体まで移動する。このようにして、感光体表面にお
ける電荷が残存する領域と、電荷が中和して消失した領
域とから、静電潜像が形成される。μc−8iの光学的
バンドギャップEaは、1.60乃至1.658Vであ
り、a−8iの光学的バンドギャップEa(1,70e
V以上)に比して低い。
光体表面で正電荷と中和し、正孔が光導電層及び障壁層
を走行して導電性支持体まで移動する。一方、感光体表
面を負帯電させた場合には、正孔が感光体表面で負電荷
と中和し、電子が光導電層及び障壁層を走行して導電性
支持体まで移動する。このようにして、感光体表面にお
ける電荷が残存する領域と、電荷が中和して消失した領
域とから、静電潜像が形成される。μc−8iの光学的
バンドギャップEaは、1.60乃至1.658Vであ
り、a−8iの光学的バンドギャップEa(1,70e
V以上)に比して低い。
ところで、光導電層は、その光学的バンドギャップより
大きなエネルギの光の入射によってキャリアを発生する
。従って、a−3iは、可視光に対しては十分な光感度
を有するが、可視光よりもエネルギが小さい近赤外光等
の長波長光に対しては、光感度を有しない。これに対し
、光学的バンドギャップが小さいμc−3iはこのよう
な長波長光も吸収してキャリアを発生する。このため、
μC−3iは、可視光から近赤外光に至る広い波長領域
に亘って光感度が高く、発振波長が790nmの半導体
レーザ光に対しても充分の感度を有するから、この発明
に係る電子写真感光体は、PPC(普通紙複写間)のみ
ならず、半導体レーザを搭載したレーザプリンタに適用
する口とができる。
大きなエネルギの光の入射によってキャリアを発生する
。従って、a−3iは、可視光に対しては十分な光感度
を有するが、可視光よりもエネルギが小さい近赤外光等
の長波長光に対しては、光感度を有しない。これに対し
、光学的バンドギャップが小さいμc−3iはこのよう
な長波長光も吸収してキャリアを発生する。このため、
μC−3iは、可視光から近赤外光に至る広い波長領域
に亘って光感度が高く、発振波長が790nmの半導体
レーザ光に対しても充分の感度を有するから、この発明
に係る電子写真感光体は、PPC(普通紙複写間)のみ
ならず、半導体レーザを搭載したレーザプリンタに適用
する口とができる。
障壁層は、導電性支持体と光導電層との間に配設されて
おり、この障壁層は、導電性支持体から、光導N層への
キャリアの流れを抑制することにより、電子写真感光体
の表面における電荷の保持機能を高め、電子写真感光体
の帯電能を高める。カールソン方式においては、感光体
表面に正帯電させる場合には、支持体側から光導電層へ
電子が注入されることを防止するために、障壁層をpW
にする。一方、感光体表面に負帯電させる場合には、支
持体側から光導電層へ正孔が注入されることを防止する
ために、障11FJをn型にする。この障壁層はμc−
3iで形成されている。
おり、この障壁層は、導電性支持体から、光導N層への
キャリアの流れを抑制することにより、電子写真感光体
の表面における電荷の保持機能を高め、電子写真感光体
の帯電能を高める。カールソン方式においては、感光体
表面に正帯電させる場合には、支持体側から光導電層へ
電子が注入されることを防止するために、障壁層をpW
にする。一方、感光体表面に負帯電させる場合には、支
持体側から光導電層へ正孔が注入されることを防止する
ために、障11FJをn型にする。この障壁層はμc−
3iで形成されている。
ところで、μc−8iの物理的特性は、その結晶化度に
依存して変化することが多い。例えば、導電性は、μc
−3iの結晶化度が高い程、大きくなる。従って、感光
体の障壁層を形成するμC−31@の結晶化度を、光導
電層を形成するμC−8it!!の結晶化度より高くす
ることが好ましい。
依存して変化することが多い。例えば、導電性は、μc
−3iの結晶化度が高い程、大きくなる。従って、感光
体の障壁層を形成するμC−31@の結晶化度を、光導
電層を形成するμC−8it!!の結晶化度より高くす
ることが好ましい。
これにより、光導電層で発生したキャリアが迅速に障壁
層を走行して導電性支持体まで移動する。
層を走行して導電性支持体まで移動する。
一方、結晶化度が高いμc−3iは若干製造が困難であ
るので、キャリアの移動にそれ程関与しない光導電層の
μc−8iは、結晶化度を低くして、製造を容易にした
ほうが好ましい。
るので、キャリアの移動にそれ程関与しない光導電層の
μc−8iは、結晶化度を低くして、製造を容易にした
ほうが好ましい。
一方、v5a化度が相違する光導電層と障壁層との接合
界面においては、結晶化度が大きく変化すると、ダング
リングボンドが多量に存在してしまう。このダングリン
グボンドはキャリアの捕獲サイトとなり、感光体の光疲
労を発生さぼる。このため、接合界面において〈微結晶
の結晶化度を連続的に変化させることが好ましい。これ
により、ダングリングボンドの発生が抑制され、光疲労
か軽減し、帯電能及び電荷保持能を向上させることがで
きる。結晶化度は、投入電力、支持体温度、SiH+ガ
ス流量、希釈ガス流量及び反応圧力等のプラズマ形成条
件を変更させることにより、連続的に変化させることが
できる。
界面においては、結晶化度が大きく変化すると、ダング
リングボンドが多量に存在してしまう。このダングリン
グボンドはキャリアの捕獲サイトとなり、感光体の光疲
労を発生さぼる。このため、接合界面において〈微結晶
の結晶化度を連続的に変化させることが好ましい。これ
により、ダングリングボンドの発生が抑制され、光疲労
か軽減し、帯電能及び電荷保持能を向上させることがで
きる。結晶化度は、投入電力、支持体温度、SiH+ガ
ス流量、希釈ガス流量及び反応圧力等のプラズマ形成条
件を変更させることにより、連続的に変化させることが
できる。
光導電層及びVa壁層は、キャリアを捕獲するトラップ
が存在しないことが理想的である。しかし、シリコン層
は、単結晶でない以上、多少の不規則性が存在し、ダン
グリングボンドが存在する。この場合に、水素を含有さ
せると、水素がシリコンダングリングボンドのターミネ
ータとして作用し、結合な補償する。この発明において
使用するμC−3ilにおいては、少量の水素を含有さ
せることにより、ダングリングボンドが高効率で補償さ
れる。このため、この先導N層及び障壁層は、キャリア
の走行性が高く、良好な光導電性を示す。
が存在しないことが理想的である。しかし、シリコン層
は、単結晶でない以上、多少の不規則性が存在し、ダン
グリングボンドが存在する。この場合に、水素を含有さ
せると、水素がシリコンダングリングボンドのターミネ
ータとして作用し、結合な補償する。この発明において
使用するμC−3ilにおいては、少量の水素を含有さ
せることにより、ダングリングボンドが高効率で補償さ
れる。このため、この先導N層及び障壁層は、キャリア
の走行性が高く、良好な光導電性を示す。
μC−3iの結晶化度(体積分率)は、透過型電子my
!1m写真、X線スペクトル及びラマンスペクトル等に
より、測定することができる。通常、μc−3iにおい
ては、平均粒径が20乃至数百人であり、その結晶化度
はO乃至100%の範囲にある。なお、光導電層の層厚
は、3乃至80μm、好ましくは、10乃至50μm1
更に好ましくは、15乃至30μmである。また、障壁
層の層厚は0.01乃至10μmであることが好ましい
。
!1m写真、X線スペクトル及びラマンスペクトル等に
より、測定することができる。通常、μc−3iにおい
ては、平均粒径が20乃至数百人であり、その結晶化度
はO乃至100%の範囲にある。なお、光導電層の層厚
は、3乃至80μm、好ましくは、10乃至50μm1
更に好ましくは、15乃至30μmである。また、障壁
層の層厚は0.01乃至10μmであることが好ましい
。
このようなμc−3i層は、a−8i唐と同様に、高周
波グロー放電分解法により、シランがスを原料として、
導電性支持体上にJI!?Iさせることにより製造する
ことができる。しかしながら、その成膜条件は従来のa
−8iを成膜するときの条件と異なる。つまり、支持体
の温度はa−3iを形成する場合よりも高く設定し、高
周波電力もa−3iの場合よりも高く設定する。このよ
うに、支持体温度を高くし、高周波電力を大きくするこ
とにより、原料ガス(シランガス等)のflmを増大さ
せることができ、その結果、成膜速度を速くすることが
できる。また、原料ガス(S i H4ガス伎び5i2
)−1s、ガスを含む)を水素ガスで希釈すると、μc
−8iが形成されやすい。
波グロー放電分解法により、シランがスを原料として、
導電性支持体上にJI!?Iさせることにより製造する
ことができる。しかしながら、その成膜条件は従来のa
−8iを成膜するときの条件と異なる。つまり、支持体
の温度はa−3iを形成する場合よりも高く設定し、高
周波電力もa−3iの場合よりも高く設定する。このよ
うに、支持体温度を高くし、高周波電力を大きくするこ
とにより、原料ガス(シランガス等)のflmを増大さ
せることができ、その結果、成膜速度を速くすることが
できる。また、原料ガス(S i H4ガス伎び5i2
)−1s、ガスを含む)を水素ガスで希釈すると、μc
−8iが形成されやすい。
第1図は、この発明に係る電子写真感光体を製造する装
胃を示す図である。ガスボンベ1.2゜3.4には、例
えば、夫々SiH+ 、82 H6。
胃を示す図である。ガスボンベ1.2゜3.4には、例
えば、夫々SiH+ 、82 H6。
H2,1−1e、△r、CH4、N2等の原料ガスが収
容されている。これらのガスボンベ1.2.3゜4内の
ガスは、流量調整用のバルブ6及び配管7を介して混合
器8に供給されるようになっている。
容されている。これらのガスボンベ1.2.3゜4内の
ガスは、流量調整用のバルブ6及び配管7を介して混合
器8に供給されるようになっている。
各ボンベには、圧力計5が設置されており、この圧力計
5を監視しつつ、バルブ6を調整することにより、混合
器8に供給する各原料ガスの流量及び混合比を調節する
ことができる。混合器8にて混合されたガスは反応容器
9に供給される。反応容器9の底部11には、回転@1
0が鉛直方向の回りに回転可能に取りつけられており、
この回転軸10の上端に、円板状の支持台12がその面
を回転軸10に垂直にして固定されている。反応容器9
内には、円筒状の電極13がその軸中心を回転軸10の
軸中心と一致させて底部11上に設置されている。感光
体のドラム基体14が支持台12上にその軸中心を回転
軸10の軸中心と一致させてtl、置されており、この
ドラム基体14の内側には、ドラム基体加熱用のヒータ
15が配設されている。電極13とドラム基体14との
間には、高周波電源16が接続されており、電極13及
びドラム基体14間に高周波電流が供給されるようにな
っている。回転軸10はモータ18により回転駆動され
る。反応容器9内の圧力は、圧力計17により監視され
、反応容器9は、ゲートバルブ18を介して真空ポンプ
等の適宜の排気手段に連結されている。
5を監視しつつ、バルブ6を調整することにより、混合
器8に供給する各原料ガスの流量及び混合比を調節する
ことができる。混合器8にて混合されたガスは反応容器
9に供給される。反応容器9の底部11には、回転@1
0が鉛直方向の回りに回転可能に取りつけられており、
この回転軸10の上端に、円板状の支持台12がその面
を回転軸10に垂直にして固定されている。反応容器9
内には、円筒状の電極13がその軸中心を回転軸10の
軸中心と一致させて底部11上に設置されている。感光
体のドラム基体14が支持台12上にその軸中心を回転
軸10の軸中心と一致させてtl、置されており、この
ドラム基体14の内側には、ドラム基体加熱用のヒータ
15が配設されている。電極13とドラム基体14との
間には、高周波電源16が接続されており、電極13及
びドラム基体14間に高周波電流が供給されるようにな
っている。回転軸10はモータ18により回転駆動され
る。反応容器9内の圧力は、圧力計17により監視され
、反応容器9は、ゲートバルブ18を介して真空ポンプ
等の適宜の排気手段に連結されている。
このように構成される装置により感光体を製造する場合
には、反応容器9内にドラム基体14を設置した後、ゲ
ートバルブ1つを開にして反応容器9内を約0.1トル
(TOrr>の圧力以下に排気する。次いで、ボンベ1
.2,3.4から所要の反応ガスを所定の混合比で混合
して反応容器9内に導入する。この場合に、反応容器9
内に導入するガス流量は、反応容器9内の圧力が0.
1乃至1トルになるように設定する。次いで、モータ1
8を作動させてドラム基体14を回転させ、ヒータ15
によりドラム基体14を一定温度に加熱すると共に、高
周波電源]6により電極13とドラム基体14との間に
高周波電流を供給して、両者間にグロー放電を形成する
。これにより、ドラム基体14上にμC−3i又はa−
3iが堆積する。なお、原料ガス中にN20.NH3゜
NO2、N2 、CH4、C2H4,02ガス等を使用
することにより、これらの元素をμc−3i又はa−8
i中に含有させることができる。
には、反応容器9内にドラム基体14を設置した後、ゲ
ートバルブ1つを開にして反応容器9内を約0.1トル
(TOrr>の圧力以下に排気する。次いで、ボンベ1
.2,3.4から所要の反応ガスを所定の混合比で混合
して反応容器9内に導入する。この場合に、反応容器9
内に導入するガス流量は、反応容器9内の圧力が0.
1乃至1トルになるように設定する。次いで、モータ1
8を作動させてドラム基体14を回転させ、ヒータ15
によりドラム基体14を一定温度に加熱すると共に、高
周波電源]6により電極13とドラム基体14との間に
高周波電流を供給して、両者間にグロー放電を形成する
。これにより、ドラム基体14上にμC−3i又はa−
3iが堆積する。なお、原料ガス中にN20.NH3゜
NO2、N2 、CH4、C2H4,02ガス等を使用
することにより、これらの元素をμc−3i又はa−8
i中に含有させることができる。
このように、この発明に係る電子写真感光体は従来のa
−3iを使用したものと同様に、クローズドシステムの
製造装置で製造することができるため、人体に対して安
全である。また、この電子写真感光体は、耐熱性、耐湿
性及び耐摩耗性が優れているため、長期に亘り繰り返し
使用しても劣化が少なり、寿命が長いという利点がある
。さらに、GeH+等の長波長増感用ガスが不要である
ので、廃ガス処理設備を設ける必要がなく、工業的生産
性が著しく高い。
−3iを使用したものと同様に、クローズドシステムの
製造装置で製造することができるため、人体に対して安
全である。また、この電子写真感光体は、耐熱性、耐湿
性及び耐摩耗性が優れているため、長期に亘り繰り返し
使用しても劣化が少なり、寿命が長いという利点がある
。さらに、GeH+等の長波長増感用ガスが不要である
ので、廃ガス処理設備を設ける必要がなく、工業的生産
性が著しく高い。
μc−8i層には、水素Hを0.01乃至30原子%、
好ましくは、0.05乃至20原子%含有させることが
好ましい。これにより、光導電層の暗抵抗と明抵抗とが
調和のとれたものになり、光導電特性が向上する。μc
−8iへの水素のドーピングは、例えば、グロー放電分
解法による場合は、S i H4及び5i2Hs等のシ
ラン系の原料ガスと、水素、アルゴン又はヘリウム等の
キャリアガスとを反応容器内に導入してグロー放電させ
るか、S i F4及び5iC14等のハロゲン化ケイ
素と、水素ガス、アルゴンガス又はヘリウムガスとの混
合ガスを使用してもよいし、また、シラン系ガスと、ハ
ロゲン化ケイ素との混合ガスで反応させてもよい。更に
、グロー放電分解法によらず、スパッタリング等の物理
的な方法によってもμG−3i層を形成することができ
る。
好ましくは、0.05乃至20原子%含有させることが
好ましい。これにより、光導電層の暗抵抗と明抵抗とが
調和のとれたものになり、光導電特性が向上する。μc
−8iへの水素のドーピングは、例えば、グロー放電分
解法による場合は、S i H4及び5i2Hs等のシ
ラン系の原料ガスと、水素、アルゴン又はヘリウム等の
キャリアガスとを反応容器内に導入してグロー放電させ
るか、S i F4及び5iC14等のハロゲン化ケイ
素と、水素ガス、アルゴンガス又はヘリウムガスとの混
合ガスを使用してもよいし、また、シラン系ガスと、ハ
ロゲン化ケイ素との混合ガスで反応させてもよい。更に
、グロー放電分解法によらず、スパッタリング等の物理
的な方法によってもμG−3i層を形成することができ
る。
μG−3iに、窒素N、炭素C及び酸素0から選択され
た少なくとも1種の元素をドーピングすることが好まし
い。これにより、μc−3iの暗抵抗を高くして光導電
特性を高めることができる。
た少なくとも1種の元素をドーピングすることが好まし
い。これにより、μc−3iの暗抵抗を高くして光導電
特性を高めることができる。
これらの元素はシリコンダングリングボンドのターミネ
ータとして作用して、バンド間の禁制府中に存在する状
態密度を減少させ、これにより、暗抵抗が高くなると考
えられる。
ータとして作用して、バンド間の禁制府中に存在する状
態密度を減少させ、これにより、暗抵抗が高くなると考
えられる。
μc−8iをp型にするためには、周期律表の第■族に
屈する元素、例えば、ホウ素B1アルミニウムAI、ガ
リウムGa、インジウム7n、及びタリウムTI等をド
ーピングすることが好ましく、μc−3i層をn型にす
るためには、周wJ律表の第V族に属する元素、例えば
、窒素N、リンP、ヒ素AS、アンチモン3b、及びビ
スマス81等をドーピングすることが好ましい。このn
型不純物又はn型不純物のドーピングにより、支持体側
から光導電層へ電荷が移動することが防止される。また
、これらの元素をドーピングすることにより、光感度特
性を向上させることができ、更に、その少市のドーピン
グ(ライトドープ)でμc−3iを真性半導体(i型〉
にしてその抵抗を高めることができる。
屈する元素、例えば、ホウ素B1アルミニウムAI、ガ
リウムGa、インジウム7n、及びタリウムTI等をド
ーピングすることが好ましく、μc−3i層をn型にす
るためには、周wJ律表の第V族に属する元素、例えば
、窒素N、リンP、ヒ素AS、アンチモン3b、及びビ
スマス81等をドーピングすることが好ましい。このn
型不純物又はn型不純物のドーピングにより、支持体側
から光導電層へ電荷が移動することが防止される。また
、これらの元素をドーピングすることにより、光感度特
性を向上させることができ、更に、その少市のドーピン
グ(ライトドープ)でμc−3iを真性半導体(i型〉
にしてその抵抗を高めることができる。
また、バンドギャップを拡げることにより、障壁層を形
成することもできる。これは、μc−8iにC1○、N
を含有させればよい。このC,O,Nを含有するμc−
3iに周規律表の第■族又は第V族に属する元素をドー
ピングすることによって、そのブロッキング能を一層高
めることができる。更に、C,O,Nを含有するμC−
3i層と、周pA神表の第■族又は第V族に属する元素
を含有するμc−3i居とを積層させることによっても
、帯電能及び電荷保持能が高い障壁層を得ることができ
る。
成することもできる。これは、μc−8iにC1○、N
を含有させればよい。このC,O,Nを含有するμc−
3iに周規律表の第■族又は第V族に属する元素をドー
ピングすることによって、そのブロッキング能を一層高
めることができる。更に、C,O,Nを含有するμC−
3i層と、周pA神表の第■族又は第V族に属する元素
を含有するμc−3i居とを積層させることによっても
、帯電能及び電荷保持能が高い障壁層を得ることができ
る。
先導N層の上に表面層を設けることが好ましい。
光導電層のμC−3iは、その屈折率が3乃至4と比較
的大きいため、表面での光反射が起きやすい。このよう
な光反射が生じると、光導電層に吸収される光量の割合
いが低下し、光損失が大きくなる。このため、表面層を
設けて反射を防止することが好ましい。また、表面層を
設けることにより、光導電層が損傷から保護される。さ
らに、表面層を形成することにより、帯電能が向上し、
表面にN荷がよくのるようになる。表面層を形成する材
料としては、Si3N4 、SiO2,5iC1AI2
03 、BN、a−8iN:H,a−8in:H,a−
8iC:Hl、czcsiN、μc−8iC及びμc−
8i O等の無機化合物及びポリ塩化ビニル及びポリア
ミド等の有曙材制がある。
的大きいため、表面での光反射が起きやすい。このよう
な光反射が生じると、光導電層に吸収される光量の割合
いが低下し、光損失が大きくなる。このため、表面層を
設けて反射を防止することが好ましい。また、表面層を
設けることにより、光導電層が損傷から保護される。さ
らに、表面層を形成することにより、帯電能が向上し、
表面にN荷がよくのるようになる。表面層を形成する材
料としては、Si3N4 、SiO2,5iC1AI2
03 、BN、a−8iN:H,a−8in:H,a−
8iC:Hl、czcsiN、μc−8iC及びμc−
8i O等の無機化合物及びポリ塩化ビニル及びポリア
ミド等の有曙材制がある。
電子写真感光体としては、上述のごとく、支持体上に障
壁層を形成し、この障壁層上に光導゛躍層を形成し、こ
の光導電層の上に表面層を形成したものに限らず、支持
体の上に電荷移動層(C丁L)を形成し、電荷移動層の
上に電荷発生層(CGL)を形成した機能分離型の形態
に構成することもできる。この場合に、電荷移U層と、
支持体との間に、障壁層を設けてもよい。電荷発生層は
、光の照割によりキャリアを発生する。この電荷発生層
は、層の一部又は全部がμc−8iで形成されているこ
とが好ましい。このようなμc−3i1iは、その光学
的バンドギャップEaがa−8iより小さいので広い波
長領域に亘って高感度である。従って、特に、半導体レ
ーザを使用したレーザプリンタ用の感光体として好適で
ある。この電荷発生層の厚さは0.1乃至10μmにす
るのが好ましい。電荷移動層は゛電荷発生層で発生した
キャリアを高効率で支持体側に刺違させる層であり、こ
のため、キャリアの寿命が長く、移動度が大きく輸送性
が高いことが必要である。電荷移動層はμC−3i又は
a−3iの1又は2以上の材料で形成することができる
。電荷移動層には、暗抵抗を高めて帯電能を向上さぼる
ために、周期律表の第■族又は第V族のいずれか一方に
属する元素をライトドーピングすることが好ましい。ま
た、帯電能を一層向上させ、電荷移動層と電荷発生層と
の両機能を持たせるために、C,N、○の元素のうち、
いずれか1種以上を含有させてもよい。電荷移動層は、
その膜厚が簿過ぎる場合及び厚過ぎる場合はその1能を
充分に発揮しない。このため、電荷移動層の厚さは3乃
至80μm、好ましくは、10乃至30umである。
壁層を形成し、この障壁層上に光導゛躍層を形成し、こ
の光導電層の上に表面層を形成したものに限らず、支持
体の上に電荷移動層(C丁L)を形成し、電荷移動層の
上に電荷発生層(CGL)を形成した機能分離型の形態
に構成することもできる。この場合に、電荷移U層と、
支持体との間に、障壁層を設けてもよい。電荷発生層は
、光の照割によりキャリアを発生する。この電荷発生層
は、層の一部又は全部がμc−8iで形成されているこ
とが好ましい。このようなμc−3i1iは、その光学
的バンドギャップEaがa−8iより小さいので広い波
長領域に亘って高感度である。従って、特に、半導体レ
ーザを使用したレーザプリンタ用の感光体として好適で
ある。この電荷発生層の厚さは0.1乃至10μmにす
るのが好ましい。電荷移動層は゛電荷発生層で発生した
キャリアを高効率で支持体側に刺違させる層であり、こ
のため、キャリアの寿命が長く、移動度が大きく輸送性
が高いことが必要である。電荷移動層はμC−3i又は
a−3iの1又は2以上の材料で形成することができる
。電荷移動層には、暗抵抗を高めて帯電能を向上さぼる
ために、周期律表の第■族又は第V族のいずれか一方に
属する元素をライトドーピングすることが好ましい。ま
た、帯電能を一層向上させ、電荷移動層と電荷発生層と
の両機能を持たせるために、C,N、○の元素のうち、
いずれか1種以上を含有させてもよい。電荷移動層は、
その膜厚が簿過ぎる場合及び厚過ぎる場合はその1能を
充分に発揮しない。このため、電荷移動層の厚さは3乃
至80μm、好ましくは、10乃至30umである。
障壁層を設けることにより、電荷移動、苦と電荷発生層
とを有する鏝能分離型の感光体においても、その電荷保
持機能を高め、帯電能を向上させることができる。なお
、障壁層をp型にするか、又はn型にするかは、その帯
電特性に応じて決定される。この障壁層は、μc−3i
で形成することができる。
とを有する鏝能分離型の感光体においても、その電荷保
持機能を高め、帯電能を向上させることができる。なお
、障壁層をp型にするか、又はn型にするかは、その帯
電特性に応じて決定される。この障壁層は、μc−3i
で形成することができる。
[実施例]
第2図及び第3図は、この発明を具体化した電子写真感
光体を示す一部断面図である。第2図に示す感光体にお
いては、導電性支持体21の上に、障壁層22が形成さ
れ、障壁層22の上に光導電層23が形成されている。
光体を示す一部断面図である。第2図に示す感光体にお
いては、導電性支持体21の上に、障壁層22が形成さ
れ、障壁層22の上に光導電層23が形成されている。
第3図においては、光導電層23の上に、表面層24が
形成されている。
形成されている。
光導電層23及び障壁層22は、水素を含有するμc−
8iで形成されており、この光導電層23及び障壁@2
2には周規律表の第■族又は第V族に属する元素をドー
ピングすることが好ましい。また、C,O,Nのうち、
少なくとも1種の元素を含有させることによって、帯電
能及び電荷保持能を高めることができる。更に、光導電
層23のμc−3iは、光学的バンドギャップがa−8
iよりも小さいので、長波長光までの広い波長i’n域
に亘って高感度である。感光体に入射した光は、表面側
の光導電層23で主として吸収され、キャリアが発生す
る。この場合に、結晶化度が高いほうが、導電性が高く
なり、キャリアが迅速に高効率で移動する。従って、障
壁層22の結晶化度が、光導電層23の結晶化度よりも
高いことが好ましい。また、この光導電層及び障壁層は
少偵の水素でシリコンダングリングボンドが高効率で補
償されるので、欠陥が少なくキャリアの走行性が高い。
8iで形成されており、この光導電層23及び障壁@2
2には周規律表の第■族又は第V族に属する元素をドー
ピングすることが好ましい。また、C,O,Nのうち、
少なくとも1種の元素を含有させることによって、帯電
能及び電荷保持能を高めることができる。更に、光導電
層23のμc−3iは、光学的バンドギャップがa−8
iよりも小さいので、長波長光までの広い波長i’n域
に亘って高感度である。感光体に入射した光は、表面側
の光導電層23で主として吸収され、キャリアが発生す
る。この場合に、結晶化度が高いほうが、導電性が高く
なり、キャリアが迅速に高効率で移動する。従って、障
壁層22の結晶化度が、光導電層23の結晶化度よりも
高いことが好ましい。また、この光導電層及び障壁層は
少偵の水素でシリコンダングリングボンドが高効率で補
償されるので、欠陥が少なくキャリアの走行性が高い。
光導電層23及び障壁層22における結晶化度は、第4
図(r)に示すように、各層内において一定にしてもよ
い。しかし、第4図(a>乃至(q)に示すように、光
導電層23から障壁層22に向けて結晶化度が高くなる
か、又はその接合面において滑らかに変化するようにす
ることが好ましい。これにより、接合界面でのダングリ
ングボンドを減少させることができる。なお、第4図(
S)乃至(U)に示すように、光導電層23の結晶化度
を障壁層22よりも高くしてもよい。
図(r)に示すように、各層内において一定にしてもよ
い。しかし、第4図(a>乃至(q)に示すように、光
導電層23から障壁層22に向けて結晶化度が高くなる
か、又はその接合面において滑らかに変化するようにす
ることが好ましい。これにより、接合界面でのダングリ
ングボンドを減少させることができる。なお、第4図(
S)乃至(U)に示すように、光導電層23の結晶化度
を障壁層22よりも高くしてもよい。
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1
1gTi性基板としてのA1製ドラム(直径80馴、長
さ350+s)をトリクレンで脱脂した後、反応容器内
に装填し、反応容器内を、図示しない拡散ポンプにより
、排気し、約10つトルの真空度にする。なお、必要に
応じて、ドラム基体表面を酸処理、アルカリ処理及びサ
ンドブラスト処理等する。その後、ドラム基体を加熱し
て約300 ’Cに保持し、150SCCMの流四のS
i H4ガス、この5i)I+ガス流世に対する流ω
比が10鵠の82 H6ガス、及び28LMのH2ガス
を混合して反応容器に供給した。その後、メカニカルブ
ースタポンプ及びロータリポンプにより反応容器内を排
気し、その圧力を1トルに調整した。ドラム基体を回転
(毎分10回転)させつつ、電極に13.56MHzで
2kWの高周波電力を印)+I] L、。
さ350+s)をトリクレンで脱脂した後、反応容器内
に装填し、反応容器内を、図示しない拡散ポンプにより
、排気し、約10つトルの真空度にする。なお、必要に
応じて、ドラム基体表面を酸処理、アルカリ処理及びサ
ンドブラスト処理等する。その後、ドラム基体を加熱し
て約300 ’Cに保持し、150SCCMの流四のS
i H4ガス、この5i)I+ガス流世に対する流ω
比が10鵠の82 H6ガス、及び28LMのH2ガス
を混合して反応容器に供給した。その後、メカニカルブ
ースタポンプ及びロータリポンプにより反応容器内を排
気し、その圧力を1トルに調整した。ドラム基体を回転
(毎分10回転)させつつ、電極に13.56MHzで
2kWの高周波電力を印)+I] L、。
て、電極とドラム基体との間に、SiHs。
82 Hs及びH2のプラズマを生起させ、所定時間成
咳を継続した後、ガスの供給及び電力の印加を停止した
。これにより、p型のμc−3iからなる障壁層を形成
した。
咳を継続した後、ガスの供給及び電力の印加を停止した
。これにより、p型のμc−3iからなる障壁層を形成
した。
その後、SiH+ガス流巾を200 S CCM、B2
H6ガス流量をSiH+ガスに対する流量比で10−
’t、:ffQ定した。そして、反応圧力が1.2トル
、高周波電力が2kWの条件で、光導電層を形成した。
H6ガス流量をSiH+ガスに対する流量比で10−
’t、:ffQ定した。そして、反応圧力が1.2トル
、高周波電力が2kWの条件で、光導電層を形成した。
この先導M層は、結晶化度が障壁層より低く、層厚が3
0μmである。その後、同様の操作により、C,O及び
Nを含有したa−Slからなる表面層を形成した。
0μmである。その後、同様の操作により、C,O及び
Nを含有したa−Slからなる表面層を形成した。
このようにして成膜した電子写真感光体を半導体レーザ
プリンタにI!してカールソンプロセスにより画像を形
成したところ、感光体表面の露光量が258rg/ c
mであっても、鮮明で解像度が高い画像を得ることがで
きた。また、複写を繰返して転写プロセスの再現性及び
安定性を調査したところ、転写画像は極めて良好であり
、耐コロナ性。
プリンタにI!してカールソンプロセスにより画像を形
成したところ、感光体表面の露光量が258rg/ c
mであっても、鮮明で解像度が高い画像を得ることがで
きた。また、複写を繰返して転写プロセスの再現性及び
安定性を調査したところ、転写画像は極めて良好であり
、耐コロナ性。
耐湿性及び耐摩耗性等の耐久性が層れていることが実証
された。
された。
実施例2
障壁層は、実施例1と同様の条件で形成した。
その後、82 H6ガス流量を減少させ、B2 H6ガ
ス流量をSiH4ガスに対する流量比で10−7に設定
した。このB2 )−I5ガス流儀を絞ると共に、Si
H+ガスの流醗を150SCCMから徐々に2008C
CMまで増加させ、結晶化度を徐々に低下させた。この
光導電層の層厚は30μmである。その後、同様の操作
により、C1O及びNを含有したa−3iからなる表面
層を形成した。
ス流量をSiH4ガスに対する流量比で10−7に設定
した。このB2 )−I5ガス流儀を絞ると共に、Si
H+ガスの流醗を150SCCMから徐々に2008C
CMまで増加させ、結晶化度を徐々に低下させた。この
光導電層の層厚は30μmである。その後、同様の操作
により、C1O及びNを含有したa−3iからなる表面
層を形成した。
このようにして成膜した゛電子写真感光体を半導体レー
ザプリンタにatしてカールソンプロセスにより画像を
形成したところ、感光体表面の露光量が25 er(+
/ ciであっても、鮮明で解像度が高い画像を傳る
ことができた。また、複写を繰返して転写プロセスの再
現性及び安定性を調査したところ、転写画像は極めて良
好であり、耐コロナ性、耐湿性及び耐摩耗性等の耐久性
がF覆れでいることが実証された。
ザプリンタにatしてカールソンプロセスにより画像を
形成したところ、感光体表面の露光量が25 er(+
/ ciであっても、鮮明で解像度が高い画像を傳る
ことができた。また、複写を繰返して転写プロセスの再
現性及び安定性を調査したところ、転写画像は極めて良
好であり、耐コロナ性、耐湿性及び耐摩耗性等の耐久性
がF覆れでいることが実証された。
[発明の効果1
この発明によれば、高抵抗で帯電特性が浸れており、ま
た可視光及び近赤外光領域において高光感度特性を有し
、光疲労が少なく、製造が容易であり、実用性が高い電
子写真感光体を得ることができる。
た可視光及び近赤外光領域において高光感度特性を有し
、光疲労が少なく、製造が容易であり、実用性が高い電
子写真感光体を得ることができる。
第1図はこの発明に係る電子′写真感光体の製造1.2
,3.4:ボンベ、5:圧力計、6:バルブ、7:配管
、8;混合器、9;反応容器、10:回転軸、13;電
極、14;ドラム基体、15:ヒータ、16;高周波電
源、19:ゲートバルブ、21;支持体、22;障壁層
、23:光導電層、24;表面層 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 ]6 第1 図 第2図 第3図 第4図 (C) (i)
,3.4:ボンベ、5:圧力計、6:バルブ、7:配管
、8;混合器、9;反応容器、10:回転軸、13;電
極、14;ドラム基体、15:ヒータ、16;高周波電
源、19:ゲートバルブ、21;支持体、22;障壁層
、23:光導電層、24;表面層 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 ]6 第1 図 第2図 第3図 第4図 (C) (i)
Claims (6)
- (1)導電性支持体と、光導電層と、導電性支持体と光
導電層との間に配設された障壁層とを有する電子写真感
光体において、前記光導電層及び障壁層は、その結晶化
度が相互に異なるマイクロクリスタリンシリコンで形成
されていることを特徴とする電子写真感光体。 - (2)前記光導電層及び障壁層の少なくとも一部におい
て、結晶化度がその層厚方向に変化することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項に記載の電子写真感光体。 - (3)前記光導電層及び障壁層は、水素を含有すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
電子写真感光体。 - (4)前記光導電層及び障壁層は、周規律表の第III族
又は第V族に属する元素から選択された少なくとも1種
の元素を含有することを特徴とする特許請求の範囲第1
項乃至第3項のいずれか1項に記載の電子写真感光体。 - (5)前記光導電層及び障壁層は、炭素、酸素及び窒素
から選択された少なくとも1種の元素を含有することを
特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか
1項に記載の電子写真感光体。 - (6)前記光導電層の上に表面層が形成されていること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電子写真感
光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23568885A JPS6295542A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23568885A JPS6295542A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6295542A true JPS6295542A (ja) | 1987-05-02 |
Family
ID=16989741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23568885A Pending JPS6295542A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6295542A (ja) |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP23568885A patent/JPS6295542A/ja active Pending
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