JPS6294748A - 空調用冷凍サイクル制御装置 - Google Patents

空調用冷凍サイクル制御装置

Info

Publication number
JPS6294748A
JPS6294748A JP60234999A JP23499985A JPS6294748A JP S6294748 A JPS6294748 A JP S6294748A JP 60234999 A JP60234999 A JP 60234999A JP 23499985 A JP23499985 A JP 23499985A JP S6294748 A JPS6294748 A JP S6294748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
air
evaporator
control
capacity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60234999A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0760005B2 (ja
Inventor
Akio Matsuoka
彰夫 松岡
Kazutoshi Nishizawa
一敏 西沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP60234999A priority Critical patent/JPH0760005B2/ja
Publication of JPS6294748A publication Critical patent/JPS6294748A/ja
Publication of JPH0760005B2 publication Critical patent/JPH0760005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空調対象の室内の冷房除湿作用に用いられる
空調用冷凍サイクルの制御装置に関し、例えば自動車の
車室内空調用に用いて好適なものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車用空調装置においては、一端側に空気吸入
口を有し、他端側に車室内への空気吹出口を有する通風
路の上流側に冷凍サイクルの蒸発器を設置し、この蒸発
器の下流側にエンジン冷却水を熱源とする加熱器(ヒー
ターコア)を設置し、この加熱器による加熱量を調整す
ることにより車室内への吹出空気温度を調整するように
構成されている。上記加熱量の調整手段としては、加熱
器を通る温風とこれをバイパスする冷風の風量割合を調
整するエアミックスダンパ、あるいは加熱器への温水流
量を調整する温水弁が用いられている。
ところで、上記構成によれば、エアミックスダンパある
いは温水弁の開度を単に調整するだけで、冷凍サイクル
の圧縮機は常に最大吐出容量で作動している。従って、
最大冷房能力を必要としない春秋季には、圧縮機駆動動
力が必要以上に消費されるという問題があった。
このため、本出願人においては、先に特開昭58−10
5818号公報において、設定温度、車室内温度、外気
温度等に基いて、車室内を設定温度に接近させ、維持す
るための必要吹出空気温度を算出し、この必要吹出空気
温度に応じて冷凍サイクルの圧縮機の吐出容量を変化さ
せ、それによって蒸発器の冷却能力を変化させて車室内
への吹出空気温度を制御するものを提案している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記公報記載の装置では、必要吹出空気温度
の高低にぞのまま対応して圧縮機の吐出容量を決定して
いるが、同じ吐出容量でも、通風路への吸込空気温度、
送風量等の空調負荷に関連した要素が変化すると、蒸発
器通過直後の空気温度も変化するので、車室内温度を精
度よく制御することが困難になるという問題点があった
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、圧縮機の吐出
容量の制御によって、空調対象の室内温度を精度よく良
好に制御することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を
採用する。
すなわち、本発明においては、第1図に示すように、 (al空調用通風路10に設けられ、この通風路IOへ
の送風空気を冷却する冷凍サイクル11の蒸発n12と
、 tb+冷凍サイクル11において前記蒸発器12の出口
側に接続され、かつ吐出容量を変化させる容量可変機構
13を有する可変容量型圧縮Ja14と、(C)前記容
量可変機構13を駆動する電気的駆動手段15と、 (dl空調対象の室内の設定温度tsおよびこの室内の
空調負荷に関連した信号(tr、tam、tn等)が入
力され、これら入力信号に基いて、室内を設定温度ts
に接近させ維持するための必要吹出空気温度Tnを算出
する第1制御手段16と、(el前記蒸発器12の冷却
度合Toを検出する検出手段17と、 ([)前記第1制御手段16により算出された必要吹出
空気温度Tnと前記検出手段17により検出された蒸発
器冷却度合Toとに基いて容量制御信号DTを算出する
第2制御手段18と、(gl前記第2制御手段18によ
り算出された容量制御信号DTに基いて前記電気的駆動
手段15を作動させる駆動回路19とを備えるという技
術的手段を採用する。
冷凍サイクル11は、上記可変容量型圧縮機14、蒸発
器12の他に、凝縮器20、受液器21、減圧装置をな
す膨張弁22等を包含する公知の構 。
成であり、そして圧縮機14としては、その吐出容量を
容量可変機構13によって連続的に、又は不連続的(段
階的)に変え得るものであれば、どのようなものでもよ
い。
そして、容量可変機構13としては、例えば特開昭58
−155287号公報で公知のように、容量調節部材の
背圧を制御することによって、圧縮機14の吐出容量を
連続的に変化させるものを使用できる。
電気的駆動手段15は、例えば電磁弁15aを包含し、
この電磁弁15aを前記容量調節部材の背圧室と圧縮機
の冷媒吸入側とを連通ずるバイパス路に設置するととも
に、前記背圧室を圧縮機の冷媒吐出側に連通し、前記電
磁弁15aの開閉をデユーティ比の大小によって制御す
ることにより前記背圧室の圧力を制御し、これにより容
量調節部材の位置を変化させる。
第1制御手段16及び第2制御手段18は例えばマイク
ロコンピュータによって構成されるもので、第1制御手
段16は、使用者によって設定される室内の設定温度t
sと、室内の空調負荷に関連する室内空気温度Tr、外
気温度tam、日射量tn・・・等が入力され、これら
入力信号に基いて、室内を設定温度tsに接近させ、維
持するための必要吹出空気温度Tnを算出する。
検出手段17は、蒸発器12の冷却度合として例えば蒸
発器通過直後の空気温度T0を検出するものであって、
サーミスタのごとき温度センサを使用できる。蒸発器1
2の冷却度合として、蒸発器フィン表面温度等を検出す
ることも可能であり、このフィン表面温度の場合には、
必要に応じてその検出温度を吸込空気温度、送風量等に
よって補正するようにしてもよい。
第2制御手段18は、上記必要吹出空気温度Tnと検出
手段17により検出された蒸発器冷却度合の検出信号T
0とに基いて容量制御信号DTを算出するものであって
、この容量制御信号DTは上記温度Tnが低くなるほど
容量が大となり、また冷却度合の検出信号T。例えば蒸
発器通過直後の空気温度の検出温度T0が高くなるほど
容量が大となるようにする。容量制御信号DTは具体的
には例えば前記電磁弁15aの開閉を制御するデユーテ
ィ比として表わされる。
駆動回路19は、上記容量制御信号DTに基いて電気的
駆動手段15を駆動するもので、例えば電磁弁15への
通電を断続するスイッチ回路等から構成される。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、必要吹出空気温度Tnだけで
なく、蒸発器の実際の冷却度合(蒸発器通過直後の空気
温度、蒸発器フィン表面温度)Toを検出し、この蒸発
器冷却度合T0と必要吹出空気温度Tnの両方に基いて
圧縮機の容量制御を行うことになる。
従って、空調負荷に関係する吸込空気温度、送風量等の
変化により実際の蒸発器冷却度合T0が変化しても、こ
れに対応した圧縮機吐出容量を応答よく設定することが
可能となる。
〔発明の効果〕
それ故、本発明によれば、空調負荷の変化にかかわらず
、圧縮機の容量制御によって、室内温度を精度よく制御
できる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第2図は本発明を自動車用空調装置に適用した第1実施
例を示すものであり、可変容量型圧縮機14は、電磁ク
ラ・ノチ30を介して自動車エンジン31により駆動さ
れる。通風路10は、自動車用空調装置の送風機ユニッ
ト部のケース、クーラユニット部のケース、ヒータユニ
ット部のケース等を接続することにより構成されるもの
であって、この通風路10内には、その一端側(第2図
の左端側)から他端側(第2図の右端側)に向って、内
外気切替ドア32、送風機33、蒸発器12、エアミッ
クスタンパ34、及び加熱器35が順次配置されている
内外気切替ドア32は、送風路10の外気吸入口36を
開いたとき車両の外部から外気を導入し、一方送風路1
0の内気吸入口37を開いたときは、車室38内の空気
を送風路IO内に還流させる。
送風機33は、外気吸入口36又は内気吸入口37から
の空気を吸引し、冷凍サイクルの蒸発器12に送る。送
風機33からの空気流は、蒸発器12にて冷媒の蒸発潜
熱により冷却されて冷風としてエアミックスダンパ34
側に送風される。一方、送風器33からの空気流と熱交
換して蒸発した蒸発器12内のガス冷媒は可変容量型圧
縮機14の吸入側に送られる。この圧縮機14は、駆動
回路39によって励磁される電磁クラッチ30を介して
車両エンジン31に作動的に連結されておリ、電磁クラ
ッチ30の励磁下にてエンジン31により駆動されて蒸
発器12から送られるガス冷媒を圧縮して高圧高温の冷
媒とし、これを凝縮器20で冷却して液化(凝縮)し、
この液冷媒を受液器21で溜め、次いで液冷媒を膨張弁
22を通して減圧膨張させ、低圧低温の霧状冷媒として
蒸発器12に再び送る。なお、電磁クラッチ30が非励
磁状態にあるときは、圧縮機14がエンジン31から切
り離され、停止している。
加熱器35はエンジン31から高温の冷却水(温水)を
受けて蒸発器12を通過した冷却空気流を温めて温風と
するものであり、そしてエアミックスタンパ34はその
開度tarによって加熱器35を通過する温風と加熱器
35をバイパスする冷風の風量割合を調整する。
そして、加熱器35の下流側空気流路において加熱器3
5を通過した温風と加熱器35の側方をバイパスした冷
風とが混合して、ダンパ34の開度tarに応じた所定
温度の空気となって、吹出口40から車室38内へ吹出
す。吹出口40は周知のごとく冷房換気用上方吹出口、
暖房用足元吹出口、デフロスタ吹出口等を包含する。
エアミックスダンパ34の開度tarが零であると、蒸
発器12からの冷風の全部が加熱器35をバイパスして
、吹出口40から直接、車室38内に吹出して最大冷房
能力が発揮され、一方、全開状態であると、蒸発器12
からの冷風の全部が、加熱器35によって加熱されるの
で、最大暖房能力が発揮される。
エアミックスタンパ34は、リンク41を介して電気的
駆動機構42によって駆動されるようになっており、こ
の機構42としては周知のサーボモータあるいは電磁弁
によりて負圧の大きさが調整され、その負圧の大きさに
応じて変位する負圧ダイヤフラム等を使用でき、駆動回
路43によって電気的駆動機構42の作動が制御される
。44は制御回路で、後述の各種センサの検出信号等が
入力される入力回路45と、この入力回路45からの入
力信号に基いて所定の演算処理を行うマイクロコンピュ
ータ46と、このマイクロコンピュータ46の出力信号
に基いて、前記機器15.30.42への通電を制御す
る駆動回路19,39゜43とを有している。
入力回路45はアナログ信号をディジタル信号に変換す
るA−D変換器等を内蔵しており、また駆動回路19,
39.43は、負荷を駆動するトランジスタスイッチ回
路、リレー回路等を内蔵している。
一方、マイクロコンピュータ46は、単一チップのLS
Iからなるディジタルコンピュータにより形成されてお
り、このマイクロコンピュータ46は定電圧回路(図示
しない)から定電圧を受けて作動準備完了状態におかれ
る。この場合、前記定電圧回路は自動車エンジン31の
イグニッションスイッチ(図示しない)の閉成に応答し
て車載の直流型a(バッテリ)から直流電圧を受けて前
記定電圧を生じる。マイクロコンピュータ46は、中央
処理装置(以下cpuと称する)、メモリ(ROM、R
AM) 、クロック回路等を備えており、これらcpu
、メモリ <ROM、RAM)、クロック回路はパスラ
インを介して互いに接続されている。マイクロコンピュ
ータ46のメモリ(RAM)は入力回路45からの各デ
ィジタル信号を受けて一時的に記憶し、これら各信号を
CPUに選択的に付与する。マイクロコンピュータ46
のクロック回路は、水晶発振器と協働し、これに基づい
てマイクロコンピュータ46における所定の制御プログ
ラムの実行を許容する。
マイクロコンピュータ46のメモリ (ROM)内には
、後述するような演算処理をマイクロコンピュータ46
内にて実行するために前記所定の制御プログラムが予め
記憶されている。
一方、本実施例では、車室内の空調熱負荷に関連した物
理量として、車室内温度tr、外気温【am、車室内へ
の日射量tn、エアミンクスダンパ34の開度tar、
加熱器35の流入口水?L jWをそれぞれ内気温セン
サ50、外気温センサ51、日射センサ52、開度セン
サ53、水温センサ54によって検出し、これらセンサ
の検出信号がいずれも前記入力回路45に入力される。
また、蒸発器I2の冷却度合に関連した物理量として、
蒸発器通過直後の温度TOがサーミスタからなる温度セ
ンサ17によって検出され、その検出信号が入力回路4
5に入力される。
また、本例では、蒸発器12の出口冷媒配管内の冷媒圧
力POが圧力センサ55により検出され、その検出信号
が入力回路45に入力される。
更に、温度設定器56は車室内の空調希望温度(すなわ
ち設定温度ts)を乗員の操作によって設定するもので
、通常は可変抵抗器よりなり、この設定温度tsの信号
も入力回路45に入力される。温度設定器56は車室内
の計器盤もしくはその近傍に設置される空調制御パネル
(図示せず)に設けられる。
次に、本第1実施例の作動を第3図および第4図に基い
て説明する。第3図はマイクロコンピュータ46による
制御プログラムを示すフローチャートであって、まず、
コンピュータ46は前記定電圧回路から定電圧を受け、
作動準備完了状態におかれ、ステップ100にて演算処
理の実行を開始する。次に、ステップ101にて蒸発器
il1通直後の空気温度To、蒸発器12の冷媒蒸発圧
力Po、車室内空気At r 、外気温jam、車室内
日射量tn、ダンパ開度tar、加熱器流入口水温tw
、及び車室内設定温度tsが入力され、コンピュータ4
6のメモリ (RAM)に一時的に記憶される。
次にステップ102にて車室内を設定温度tsに維持す
るための必要吹出空気温度Tnを計算する。
ここに、Tnは、Tn=Ks −t 5−Kr −t 
r−Kam−t am−Kn −t n+Cとして与え
られる。また、利得Ks、Kr、Kam、Kn及び定数
Cはあらかじめメモリ (ROM)に記憶されている。
次に、ステップ103にて前記Toは第1設定温度Te
1(約3℃程度)と比較される。ここで、Telは予め
設定されコンピュータ46のメモリ(ROM)に記憶さ
れている。そして、前記比較によりTo≦Telであれ
ば、蒸発器12の冷却能力が過剰であると判定されてス
テップ1’04に進み、電磁クラッチ30を断状態とす
る指令信号がクラッチ駆動回路39に出力される。これ
に基づき、クラッチ駆動回路39はクラッチ30を断状
態(圧縮機停止状態)とし、蒸発器12のフロストを防
止する。もし、前記ステップ103においてTo>Te
lであれば1、ステップ105に進み、前記POはコン
ピュータ46のメモリ (ROM)に予め記憶されてい
る設定圧力Pc1(0゜5 kg / cnt程度)と
比較され、そしてPO≦Pclであれば、冷媒不足状態
にあると判定され、ステップ104に進み、上記と同様
にしてクラッチ30は断状態とされる。もし、上記ステ
ップ105においてPo>Pclであれば、冷媒量が正
常であると判定され、ステップ106に進み、車室内の
温度制御を圧縮機14の容量制御により行うかエアミッ
クスダンパ34の開度調整により行うかを判定する。
つまり、ステップ106では、必要吹出空気温度Tnと
制御判定温度Tnc  (予め設定された設定値であっ
て、メモリ (ROM)に記憶されている)とを比較し
、そしてTn≦Tncの時は、ステップ107に進み、
上記Tnに応じて、蒸発器通過直後の空気温度の目標温
度Tsを第4図に示すごと<Tnと正比例の関係にある
関数f、(Tn)として決定する。ここで、第4図は横
軸に上記必要吹出空気温度Tnをとり、縦軸に上記目標
温度Ts及びエアミックスダンパ開度tarをとったも
のである。
次に、ステップlO8に進み、蒸発器12の冷媒蒸発圧
力の目標値PsがPs=f2 (Ts−To)として設
定される。即ち、この目標圧力Psは目標温度Tsと現
実の蒸発器通過直後の空気温度TOとの差の関数として
表わされる。
このPsの関数についてより具体的に述べると、次式の
ごとく表わされる。
ETP =’l’s−”f”。
S E TF = S E TP−1+ E Tp。
上式において、KpおよびTiはメモリ (ROM)に
記憶されている常数である。
上式から理解されるように、目標圧力Psは比例積分制
御(PI副制御の手法で求められる。
次に、ステップ109に進み上記Ps及びP。
に基づき容量可変機構13を制御する電気的駆動手段1
5の電磁弁15aのオン−オフのデユーティ比DTが算
出される。このデユーティ比DTの算出についてより具
体的に述べると次式のごとく表わされる。
EPn=Ps−P。
5EPn=SEpH−I +EPn Td ・(EP n EpH−+ ) )上式において
、Kp−Ti及びTdはメモリ (ROM)に記憶され
ている常数である。上式から理解されるように、デユー
ティ比DTは比例積分微分制御(PID制御)の手法で
求められる。
次に、ステップ110にて上記デユーティ比DTに基づ
き電磁弁15aをオン−オフすべきパルス信号が電磁弁
駆動回路19に出力される。これに基づき、この駆動回
路19は電磁弁15aをオン−オフして圧縮機14の容
量可変機構13の容量調節部材に加わる冷媒圧力を変化
して、吐出容量を変化させる。これにより、蒸発器12
による冷却能力が変化して、蒸発器通過直後の空気温度
Toが変化するのであるが、この時、エアミックスダン
パ34の開度tarが零に維持されているので、加熱器
35による加熱量が零であり、従って上記のごとく容量
制御を行って蒸発器12の冷却能力を変えることにより
、車室内の吹出空気温度が変化して、車室内温度を設定
温度tsとなるように制御できる。前記ステップ106
において、もしTn>Tncであれば、ステップ111
〜112に進み、圧縮機容量制御に加え、エアミックス
ダンパ34の開度調整による加熱器35の加熱量調整を
行う。この場合、容量制御方法としては、必要吹出空気
温Tnより蒸発器通過直後の空気温の目標温度Tsを決
定し、そして蒸発器吹出空気温度の検出値TOが上記T
sに一致するように容量制御を行うわけであるが、必要
吹出空気温度Tnが前記制御判定温度Tncより更に一
定値だけ高い別の判定温度’[’nc、(第4図参照)
より高い時は、電磁クラッチ30を断状態として圧縮機
14を停止し、エアミックスダンパ開度tarの調整(
換言すれば加熱器35による加熱量のiP1整)のみに
より、車室内温度を制御する。
ここで、上記ステップ112において、計算して求めら
れる目標ダンパ開度tarsは、次式%式%) として表わされる。
ここで、COはあらかじめ、メモリ (ROM)に設定
されている定数である。
そして、計算された目標ダンパ開度Larsと現実のエ
アミックスダンパ開度tarとを比較し、その結果に応
じて駆動回路43を介して電気的駆動機構42に指令信
号を付与する。この場合、比較過程にヒステリシスを設
定することができ、その具体例は特開昭57−7765
9号に例示されている。
上述したコンピュータプログラムは、くり返して実行さ
れ、それによってこの装置は圧縮機14の吐出容量を要
求冷却度に応じて調節するとともに、エアミックスダン
パ34の開度を調節することにより、車室内空気温度を
設定温度tsに維持させつつ、冷房能力過剰時及び冷媒
不足時にクラッチ30をオフし、蒸発112のフロスト
及び圧縮機14の焼付けを防止する。
第5図は第2実施例を示すもので、第3図におけるステ
ップ108を廃止し、ステップ109aにてデユーティ
比DTを目標温度Tsと現実の温度Toとの差の関数と
して直接求めるようにしたものである。
第6図は第3実施例による制御特性を示すものであって
、必要吹出空気温度Tnが第2の制御判定温度Tnc、
より高い時に、圧縮機14を停止せず、最小容量の状態
を継続するようにしたものである。本例では、暖房域に
おいて若干の圧縮機駆動動力が必要とされるものの、蒸
発器12による除湿作用を得ることができる。
第7図は第4実施例を示すもので、本例では第2図に示
したエアミックスダンパ34を廃止して、その代りに送
風路10の横断面積全体にわたって加熱器35を設置し
、これにより蒸発器通過空気が全量、加熱器35を通過
するようにしたものである。そして、加熱器35への温
水流量を温水弁60により調整し、加熱器35による加
熱量を調整する。
温水弁60は、駆動回路43によって制御される電気的
駆動機構42によって駆動される。本例における開度セ
ンサ53aは温水弁60のjllll、。
wrを検出するものである。
本例では、第3図の制御フローにおけるステップ112
のダンパ開度調整を温水弁60の開度調整に変更するこ
とにより、第4図もしくは第6図の?+1制御特性図に
おいてダンパ開度調整が温水弁60の開度調整に変わる
だけで、他の点は前述の実施例と同じである。
なお、上述の各実施例はいずれも加熱器35による暖房
機能を持った自動車用空調装置について説明したが、加
熱器35を有しない自動車用空調装置にも本発明は適用
できる。
また、本発明は自動車用に限らず、他の用途の空調装置
にも広く適用可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示す概略構成図、第2図は
第1実施例の構成を示す全体構成図、第3図はこの第1
実施例の制御を示すフローチャート、第4図は第1実施
例の制御特性図、第5図は第2実施例を示すフローチャ
ート、第6図は第3実施例を示す制御特性図、第7図は
第4実施例を示す全体構成図である。 10・・・通風路、11・・・冷凍サイクル、12・・
・蒸発器、13・・・容量可変機構、14・・・可変容
量型圧縮機、15・・・電気的駆動手段、16・・・第
1制御手段、17・・・検出手段、18・・・第2制御
手段、19・・・駆動回路。 代理人弁理士  岡 部   隆 Tnc  Tnc+ 1Yf咲土生俄温度Tn 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)空調用通風路に設けられ、この通風路への送風空
    気を冷却する冷凍サイクルの蒸発器と、(b)冷凍サイ
    クルにおいて前記蒸発器の出口側に接続され、かつ吐出
    容量を変化させる容量可変機構を有する可変容量型圧縮
    機と、 (c)前記容量可変機構を駆動する電気的駆動手段と、 (d)空調対象の室内の設定温度およびこの室内の空調
    負荷に関連した信号が入力され、これら入力信号に基い
    て、室内を設定温度に接近させ維持するための必要吹出
    空気温度を算出する第1制御手段と、 (e)前記蒸発器の冷却度合を検出する検出手段と、(
    f)前記第1制御手段により算出された必要吹出空気温
    度と前記検出手段により検出された蒸発器冷却度合とに
    基いて容量制御信号を算出する第2制御手段と、 (g)前記第2制御手段により算出された容量制御信号
    に基いて前記電気駆動手段を作動させる駆動回路とを 備えることを特徴とする空調用冷凍サイクル制御装置。
JP60234999A 1985-10-21 1985-10-21 空調用冷凍サイクル制御装置 Expired - Lifetime JPH0760005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60234999A JPH0760005B2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21 空調用冷凍サイクル制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60234999A JPH0760005B2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21 空調用冷凍サイクル制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6294748A true JPS6294748A (ja) 1987-05-01
JPH0760005B2 JPH0760005B2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=16979562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60234999A Expired - Lifetime JPH0760005B2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21 空調用冷凍サイクル制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0760005B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5167127A (en) * 1989-11-10 1992-12-01 Hitachi, Ltd. Car air conditioner
JP2002274147A (ja) * 2001-01-12 2002-09-25 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5357634A (en) * 1976-11-01 1978-05-25 Borg Warner Control system

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5357634A (en) * 1976-11-01 1978-05-25 Borg Warner Control system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5167127A (en) * 1989-11-10 1992-12-01 Hitachi, Ltd. Car air conditioner
JP2002274147A (ja) * 2001-01-12 2002-09-25 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0760005B2 (ja) 1995-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4646535A (en) Temperature and pressure monitored refrigeration system
JPS6241134B2 (ja)
JP4558060B2 (ja) 冷凍サイクル装置
US7201219B2 (en) Automotive air-conditioner operable under cooling, heating or air-mixing mode
CN109689404A (zh) 车辆用空调装置
JPS6294748A (ja) 空調用冷凍サイクル制御装置
JPH1142934A (ja) 空気調和装置
JP3232183B2 (ja) 車両用空調装置
JPH05178064A (ja) 空気調和制御装置
EP1362725A2 (en) Control device
JPS62181910A (ja) 自動車用空気調和装置
JP2666075B2 (ja) 車両用空調装置
JPS58105820A (ja) 車両用空気調和装置の湿度制御方法
JP5310323B2 (ja) 車両用空調装置の制御方法
JPS6144015A (ja) 車両用空気調和装置
JPS58221714A (ja) 自動車用空調装置
JPS61102306A (ja) 車輛用空気調和装置
JPS58221715A (ja) 自動車用空調装置
JP2534904B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPH0569006B2 (ja)
JPH05147424A (ja) 車両用空調装置の冷風バイパス制御装置
JPS5816913A (ja) カ−エアコン制御装置
JP2003035461A (ja) 冷凍サイクル装置および車両用空調装置
JPH05178061A (ja) 車両用空調装置の補助ヒータ制御装置
JPS6343128Y2 (ja)