JPS62940Y2 - - Google Patents

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JPS62940Y2
JPS62940Y2 JP10570679U JP10570679U JPS62940Y2 JP S62940 Y2 JPS62940 Y2 JP S62940Y2 JP 10570679 U JP10570679 U JP 10570679U JP 10570679 U JP10570679 U JP 10570679U JP S62940 Y2 JPS62940 Y2 JP S62940Y2
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sheet
locking device
seat
sheet body
columnar
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシート体担持物体にシート体を取外し
可能に係止するためのシート体係止構造に係り、
特に輪転謄写印刷機の輪転機ドラムに係止される
ための係止開口を備えたステンシルシートに係
る。
例えば輪転機のドラムにステンシルシートの一
端部を取外し可能に係止する場合の如く、一つの
物体にシート体係止用の係止装置を又シート体の
側に係合開口を設け、これら係止装置と係合開口
とを互に係合せしめることが従来より行なわれて
いる。かかる係止装置と係合開口よりなる係止構
造としては、既に種々の構造のものが提案され又
使用されている。
これら公知の係止構造の一つは、シート体を取
付けるべき物体上にそれより突出する柱状体と、
該柱状体の横断面形状に相当する輪郭を有するよ
うシート体に形成された孔とから成り、シート体
を該孔の部分にて前記柱状体に係合せしめること
によりシート体担持物体とシート体の間の結合が
なされるようになつているものである。かかるシ
ート体係止構造は、シート体に形成された該孔に
前記柱状体を差込む態様にてシート体をシート体
担持物体上に着座せしめるだけで、シート体の孔
周りに何らの変形を生じせしめることなく、又シ
ート体の装着後シート体担持物体とシート体の間
にシート体の面に沿う方向の相対的変位を何れの
方向にも生ぜしめないようシート体担持物体に対
しシート体をぴたりと位置決めせしめるという利
点を有するものであるが、この場合柱状体の軸線
に沿う方向にシート体の孔が移動することは自由
であるため、シート体の孔が柱状体より不用意に
外れ、シート体担持物体よりシート体が脱落し易
いという欠点がある。
上記の如き単純な柱状体と孔との係合によるシ
ート体係止構造に於ける上述の如き欠点に鑑み、
シート体担持物体より突出される柱状体にその柱
状部の径よりも大きい頭部を設け、シート体に設
けられる孔はその柱状部の径にほぼ等しい大きさ
の孔とし、該孔に上記の如き頭付柱状部を通す際
に前記頭部によつてシート体の孔の周囲に半ば弾
性的であり半ば塑性的である変形を生ぜしめ、前
記頭部が一旦シート体の孔を通過するとシート体
の孔部が頭付柱状体より脱落しにくくする如き係
止構造が他の一つのシート体係止構造として提案
され又使用されている。かかる第二のシート体係
止構造は、上述の如くそれが一旦係止されるとシ
ート体担持物体よりシート体が不用意に脱落する
という危険が大幅に低減されるという利点を有す
るが、この場合シート体が孔の周縁部にて三次元
的に弾性的及び塑性的に変形されることから、そ
の変形抵抗がかなり大きく、シート体をシート体
担持物体に係止する操作がかなり厄介であり、又
孔の周辺にてシート体が三次元的に塑性変形され
ることから、孔の周縁部にてシート体が虚弱化さ
れ、その部分よりシート体の破壊が生ずる危険も
ある。
更に第三の公知の係止構造として、シート体担
持物体側に設けられる係止装置としては上記第二
の係止構造に於ける如く頭付きの柱状体を用い、
これに対しシート体に設けられる孔を頭付柱状体
の頭部を容易に通過せしめるに充分な大きさの孔
の部分と該孔の一方の側にこれに連続して頭付柱
状体の柱状部に丁度係合する幅の切欠溝とを含む
鍵孔状の孔として構成し、シート体担持物体に対
するシート体の係止に際しては前記鍵孔状の孔の
大径部にて頭付柱状体の頭部を通過せしめ、しか
る後シート体担持物体に対しシート体をその面に
沿つて幾分変位せしめることにより鍵孔状孔の小
径部を頭付柱状体の柱状部に係合せしめ、これに
よつて該孔の小径部を頭付柱状体の頭部の顎部に
係合せしめてシート体担持物体よりシート体が不
用意に脱落することを阻止するようにしたものが
ある。かかる係止構造は係止操作にあたつてシー
ト体に何らの変形を生ぜしめることなくシート体
担持物体に対しシート体をより確実に係止せしめ
ることが出来るという利点を有するが、その係止
操作にあたつてシート体担持物体に対しシート体
をその面に沿う方向に変位せしめる操作を必要と
し、かかる操作が場合によつてはシート体担持物
体に対するシート体の装着作業をかなり煩雑にす
るという問題を生ずる。
本考案は上述の如き種々の公知のシート体係止
構造に於ける上述の如き問題に鑑み、シート体に
三次元的変形を生ぜしめることなく、単にシート
体担持物体へ向けてシート体を近づけ或はこれよ
り引離すという簡単な操作を行うことによつてシ
ート体担持物体に対しシート体を係止せしめ或は
これより取外すことを可能にし、然もかかる簡単
な操作によつてシート体担持物体に対し一旦シー
ト体が係止された時には、シート体担持物体より
シート体が不用意に脱落することを強力に阻止
し、又係止時にシート体担持物体に対しシート体
がその面に沿う方向に変位する如き遊びを完全に
排除することの出来る、改良されたシート体係止
構造を特に輪転謄写印刷機に於けるステンシルシ
ート係止構造として提供し、また特にそのような
係止構造を達成するための係合開口を備えた補強
部を有するステンシルシートを提供することを目
的としている。
かかる目的は、本考案によれば、輪転機ドラム
のステンシルシート取付部より互に実質的に平行
に並置されて突出た二つの柱状部と該柱状部の突
出端部を互に接続するブリツジ部とを有するステ
ンシルシート係止装置に係合すべく、前記二つの
柱状部に係合する二つの孔とこれらの孔間に延在
するスリツトとを含む係合開口を備えた補強部を
有するステンシルシートであり、前記係合開口に
対する前記係止装置の係合は前記ブリツジ部が前
記補強部の前記スリツトに沿う部分を前記スリツ
トの中心軸線に平行に折り曲げつつ前記係合開口
を通過する態様にて行われるものであることを特
徴とする輪転謄写印刷機に対する係合開口を備え
たステンシルシートによつて達成される。
以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
添付の第1図は本考案に基くシート体係止構造
の一つの実施例を組込んだ輪転機に於けるドラム
に対するステンシルシートの係止部を示す平面図
であり、第2図は第1図の線−による断面図
である。これらの図に於いて、1は輪転機のドラ
ムであり2は該ドラムに取付けて使用されるステ
ンシルシートである。ドラム1はシート取付部3
を有し、該シート取付部にシート体係止装置とし
てこの実施例に於いては2種類のシート係止装置
4及び5を備えている。これらのシート係止装置
のうち特に4が本考案に関連するものであり、他
方の種類のシート係止装置5は単にシート取付部
3にその表面に対し実質的に垂直に突出した円柱
状部である。シート2はその一端縁に沿つて補強
部6を有しており、該補強部にはシート係止装置
4及び5に対応しこれらに係合する係合開口7及
び8を備えている。この場合にも、シート係止装
置5に係合する係合開口8はシート係止装置5の
円筒面に丁度係合する直径を有する単なる円形孔
である。
第3図はシート係止装置4の一つの基本的な実
施例を示す側面図であり、第4図は第3図に於け
る矢印−方向に見たその平面図、第5図は第
3図の線−による断面図である。これらの図
より明らかな如く、シート係止装置4はシート取
付部3より突出する二つの柱状部9と該柱状部の
一端部を互に接続するブリツジ部10とを有する
コ字型の要素である。第3図〜第5図に示す実施
例に於いては、柱状部9及びブリツジ部10は何
れも円形断面を有するように構成されている。
第6図は第3図〜第5図に示すシート係止装置
に係合するようステンシルシート2の補強部6に
形成された係合開口7の一つの基本的な実施例を
示す。この係合開口はシート係止装置4の二つの
柱状部9に係合する孔11とこれらの孔間に延在
するスリツト12とを含んでいる。第6図に示す
実施例に於いては、第3図〜第5図に示すシート
係止装置4の柱状部9が円形断面を有するように
構成されていることに対応して、孔11は円形孔
として構成されており、その直径は柱状部9の直
径と同じかそれより僅かに大きくされているのが
好ましい。
第3図〜第5図に示すシート係止装置4を有す
る輪転機のドラム1に対し第6図に示す係合開口
7を有するステンシルシート2を装着するには、
ステンシルシート2の補強部6をシート取付部3
上に重ね合せ、シート係止装置4が係合開口7へ
嵌入するようにシート係止装置4の周りにてシー
トをシート取付部へ向けて押付ければ良い。かか
るシート押付け作用によつて、シート係止装置4
のブリツジ部10は係合開口7のスリツト12の
部分にてその両側に形成されているシート片13
を押開き、該押開き部に侵入してくる。この場
合、シート片13はそれぞれ直線14,15,1
6等の直線に沿つて二次元的に湾曲する。このよ
うに扁平なシート片13が直線に沿つて二次元的
に湾曲される時には、シート片には何らの三次元
的塑性変形が生ぜず、シート片は単純に二次元的
に且殆んど弾力的に変形する。従つてかかるシー
ト片13の一時的変形のもとにシート係止装置4
のブリツジ部10がその間を通過すると、シート
片13はそれが保有する弾力性によつて再びもと
の位置に戻ることが出来、かくしてシート係止装
置4に係合開口7が係合した後には、シートはそ
の孔11の部分にて単純にシート係止装置の柱状
部9に係合した状態となる。この状態では、シー
ト2を係止装置4より引離そうとする力に対して
は、シート片13がそれ自身の保有する弾力性に
よつてこれに抵抗し、シートがドラム1の如きシ
ート担持装置より不用意に離脱することを阻止す
る。又シート表面に沿うあらゆる方向の引張力に
対し孔11の周縁部が柱状部9に係合することに
よりこれに抵抗し、シートはかかる引張力に拘ら
ず安定に保持される。
第7図は第3図〜第5図に示すシート係止装置
の一つの修正例を示す第5図に対応する図であ
る。この修正例に於いては、ブリツジ部10の断
面形状が第5図に示す如き円形形状より第7図に
示す如き形状に修正されている。ブリツジ部10
の形状が第7図に示す如く修正されることによ
り、第6図に示す如き係合開口を有するシートを
シート係止装置上に装着する時には、ブリツジ部
10の円弧状に湾曲した上面10aがシート片1
3を滑らかに押開くことによりシートの装着が容
易に行なわれ、又かくして一旦係止されたシート
が係止装置より外れようとする時には、ブリツジ
部10の比較的扁平に形成された下面10bがシ
ート片13を押開こうとするのでその押開き抵抗
が大きくなり、従つて一旦係止されたシートが係
止装置より外れにくくなるという特徴が得られ
る。通常ステンシルシートは、輪転機のドラムに
一旦装着された時には、その取外しは印刷作業が
完了しステンシルシートを取外して破棄する時ま
で行なわれないものであり、従つてこのように輪
転機のドラムに対するステンシルシートの取付け
が容易に行なわれその取外しが取付時より困難で
あるということは、シートの取付けが容易であり
且シートの使用中にそれが不用意にシート担持体
より脱落する危険が少ないという利点となるもの
である。
第8図は第6図に示すシートの係合開口7の一
つの修正例を示す第6図と同様の図である。この
修正例に於いては、スリツト12の幅が大きくさ
れている。このようにスリツト12の幅を大きく
することにより、シート係止装置へのシートの取
付けをより容易に行なうことが出来る。ただしこ
の場合には、シート係止装置よりシートが離脱す
ることも又より容易に生ずるようになるが、その
度合がシートの実際の使用に際して問題とならな
い程度のものであれば、シートの装着をより容易
にする目的で、このようにスリツト12の幅を大
きくすることは総合的に有利である。
第9図はシートの係合開口の更に他の一つの修
正例を示す第6図又は第8図に類似の図である。
この修正例に於いては、スリツト12はその幅が
長さ方向に沿つて変化し、長さ方向の中央部で最
も狭く、それより隔たるに従つて次第にその幅が
増大し、円形の孔11に滑らかに接続するように
構成されている。この場合には、スリツト12の
両側に形成されるシート片13は第6図又は第8
図に示す実施例に於けると同様に係止装置のブリ
ツジ部10が侵入するにつれて直線に沿つてその
中央部より徐々に湾曲部の巾を拡げつつより滑か
に二次元的に湾曲し、この際何らの三次元的塑性
変形を生じないものである。
第10図、第11図、第12図はシートに設け
られる係合開口のその他の実施例を示す第6図と
同様の図である。このうち第10図に示す実施例
に於いては、係止装置の二つの柱状部と係合する
孔は楕円形状に明られており、従つてこの場合に
は対応する係止装置の柱状部は楕円形横断面を有
する柱状部とされる。第11図の実施例に於いて
は、係止装置の柱状部に係合する孔は図示の如く
その間に延在するスリツトと平行の二辺を有する
正方形に形成されている。かかる係合開口を有す
るシートと共に用いられる係止装置は当然これに
対応して正方形断面を有する柱状部を備えている
ものである。第12図に示す実施例に於いては、
係止装置の二つの柱状部に係合する二つの孔はそ
の間に延在するスリツトに対し45゜に傾斜した四
つの辺を有する正方形に形成されている。かかる
係合開口を有するシートと共に用いられる係止装
置は、正方形断面の二つの柱状部を有し、該二つ
の柱状部はそれぞれ一つの稜辺を互に対向させる
態様にて配置されているものである。
第13図はシート係止装置及びこれと係合する
シートの係合開口に関する更に他の一つの実施例
を示す斜視図である。この実施例に於いては、係
止装置17の一方の柱状部18は正方形横断面を
有する柱状部として構成され、又他方の柱状部1
9は円形横断面を有する柱状部として構成され、
これらの上端を互に接続するブリツジ部20は実
質的に三角形横断面を有するように構成されてい
る。係止装置のかかる構成に対応して、シート2
に形成される係合開口21は正方形の孔22と円
形孔23とその間に延在するスリツト24とを含
むように構成されている。このように係止装置に
於ける二つの柱状部の横断面形状が互に異なるよ
うに或は互に非対称となるように構成される時に
は、シートを誤つて裏返しにしてシート担持体に
装着するという誤操作が生ずることが確実に防止
されるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基くシート体係止構造の一つ
の実施例を組込んだ輪転機のドラムに対するステ
ンシルシートの係止部を示す解図的平面図、第2
図は第1図の線−による断面図、第3図は第
1図及び第2図に組込まれているシート係止装置
の側面図、第4図は第3図の矢印−による係
止装置の平面図、第5図は第3図の線−によ
る断面図、第6図は第3図〜第5図に示す係止装
置に係合するシートの係合開口を示す平面図、第
7図は第3図〜第5図に示す実施例の一つの修正
例を示す第5図に類似の図、第8図及び第9図は
第6図に示すシートの係合開口の修正例を示す第
6図に類似の図、第10図、第11図、第12図
はシートの係合開口に関するその他の実施例を示
す第6図と同様の図、第13図は係止装置及びこ
れと係合するシートの係合開口に関する更に他の
一つの実施例を示す斜視図である。 1〜輪転機ドラム、2〜ステンシルシート、3
〜シート取付部、4,5〜シート係止装置、6〜
シート補強部、7,8〜シートの開口、9〜柱状
部、10〜ブリツジ部、11〜孔、12〜スリツ
ト、13〜シート片、14,15,16〜線、1
7〜シート係止装置、18,19〜柱状部、20
〜ブリツジ部、21〜シートの係合開口、22,
23〜孔、24〜スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 輪転機ドラムのステンシルシート取付部より互
    に実質的に平行に並置されて突出た二つの柱状部
    と該柱状部の突出端部を互に接続するブリツジ部
    とを有するステンシルシート係止装置に係合すべ
    く、前記二つの柱状部に係合する二つの孔とこれ
    らの孔間に延在するスリツトとを含む係合開口を
    備えた補強部を有するステンシルシートであり、
    前記係合開口に対する前記係止装置の係合は前記
    ブリツジ部が前記補強部の前記スリツトに沿う部
    分を前記スリツトの中心軸線に平行に折り曲げつ
    つ前記係合開口を通過する態様にて行われるもの
    であることを特徴とする輪転謄写印刷機に対する
    係合開口を備えたステンシルシート。
JP10570679U 1979-07-30 1979-07-30 Expired JPS62940Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10570679U JPS62940Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30
DE19803025060 DE3025060A1 (de) 1979-07-30 1980-07-02 Anordnung und vorrichtung zum anbringen bzw. anheften einer folie, eines folienartigen bogens oder eines flachmaterials an einen anheftvorsprung eines formkoerpers
GB8024242A GB2054467B (en) 1979-07-30 1980-07-24 Engaging construction engaged sheet engagement projection and engagement structure

Applications Claiming Priority (1)

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JP10570679U JPS62940Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30

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JPS5621564U JPS5621564U (ja) 1981-02-25
JPS62940Y2 true JPS62940Y2 (ja) 1987-01-10

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ID=29338362

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JPH0428791Y2 (ja) * 1985-03-18 1992-07-13

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JPS5621564U (ja) 1981-02-25

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