JPS629378A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPS629378A
JPS629378A JP14947785A JP14947785A JPS629378A JP S629378 A JPS629378 A JP S629378A JP 14947785 A JP14947785 A JP 14947785A JP 14947785 A JP14947785 A JP 14947785A JP S629378 A JPS629378 A JP S629378A
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JP
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roller
paper
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rollers
image
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JP14947785A
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Michiro Shigenobu
重信 道郎
Takashi Saito
敬 斎藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、印刷機、プリンター、複写機等のように定着
用ローラ対を備える画像形成装置に関する。
(従来技術) 従来では、未定着像をシート上に加熱加圧又は圧力のみ
で定着するローラ型定着装置が実用化されている。
中でも圧力定着装置はローラ対間にシートを案内して搬
送し、強圧をシート及び未定着トナー像に与えるように
構成されている。この装置例は、米国特許第4,235
,166号明細書、米国特許第4,192,229号明
細書、米国特許第4,022,122号明細書等に開示
されている。これらにはシートを挟持搬送するローラ対
を交差させて均一化した圧力を得るように構成した発明
が開示されている。
この時、シート(紙P)の前縁全体がローラ対間の圧接
部へ一度に進入すると、ローラの駆動源には一度に大き
な負荷が加わることになる。
この問題を解決するために、ローラ対の圧接部へ紙を徐
々に送り込む構成(第1図、後述する)が提案されてい
る。これを示す公報として実開昭53−40248号公
報がある。ところが、この構成をとった場合、記録材と
しての紙を圧接部に対して斜行させて進入できるので衝
撃を軽減できるものの、記録材の搬送状態に極端な変化
が生じるため記録材後端域において巾方向にずれる欠点
があった。
本件発明者等は、この問題は、画像転写位置とローラ対
ニップ部との距離が記録材の長さよりも短い場合、記録
材後端部近傍における画像のずれとなって現れることを
見出した。近年電子写真装置などは小型化の傾向にあり
、画像転写位置とローラ対ニップ部との距離は短くなる
傾向にあるのでこの問題は重要である。
本発明者らは、転写型の電子写真複写機に使用した場合
についてさらに検討したところ、第1図、第2図に示す
ような現象を解明した。
第1図は紙面を見る方向からみた上面図で、図中5は感
光ドラムであり、該ドラム5から現像像が紙P上に転写
される。ローラ対のニップ線Nは、画像転写部を通って
記録材進行方向に直角な直線M(以下転写部延長線と呼
ぶ)に対して角度θ傾斜しており、したがって、ニップ
!!Nは転写部延長線Mと点Oで交差する0図中実線で
示された紙Pはローラ対を通過中の状態を示し、点線で
示された紙Pはニップ部に至る前の紙Pの状態を示す、
POは紙Pの先端縁である。
ここで、この構成による画像転写の状態を見るために、
感光ドラム上の1点Qにおいて感光ドラムから紙Pに転
写される画像、すなわち、紙Pの進行方向と直角方向の
直線としてコピーされるべき画像を考える。
紙Pの先端が両端間等のローラ対に挟まれていない時の
紙Pの動きはローラ対の影響を受けないので、紙Pは、
点線で示すごとく、転写部延長線Mと直角方向(矢印A
Q力方向に進み、紙Pに転写される画像は、転写部延長
線Mに直角な直線りとなる。
つぎに、紙Pの先端縁POがローラ対1,2のニップ線
Nに到達した時の画像を点Bとすると、この後は、ニッ
プ部の直角方向(矢印A方向)に搬送されるので、紙P
は斜めに送られることになる。したがって、点Qで転写
される点B以降の像は直線BQで示されるごとく傾斜し
た直線となる。したがって、紙Pの後端に転写される点
は、直線BQの延長線と後端縁との交点Cとなる。
このようにして、直線りおよびその延長線として記録さ
れるべき、画像は第2図に示すようにその後端部が直線
BQとして傾斜して記録され、後端縁におけるずれ量は
、直線りの延長線と紙p4端縁との交点なHとしたとき
CHである。なお、直線りの延長線と直線BQのなす角
度/QBHは、転写部延長線Mとニップ線Nとのなす角
θに等しい。
以上の分析は交差角を有したローラ対についても、前述
のニップ線Nを第1図のニップ線Nに対応させれば、そ
のまま該当する。
このように、単純にローラ対の作るニップ部に対して紙
Pの先端縁Paを交差角θ(0<θく90°)で進入さ
せるだけでは画像ずれという問題があることが木発明者
らによって解明された。
本発明は、このように新たに解明された問題を解決する
発明である。
(発明の目的) 本発明は、記録材搬送方向に関して記録材後端部が位置
ずれしてくることを防止することを1つの目的とする。
本発明の他の目的は、転写部や現像部のように記録材に
未定着像を形成する位置と、定着用ローラ対が定着処理
を行う位置との距離が記録材長さより小である時に生じ
る後端画像部れを防止することにある。
本発明のさらなる目的は、以下の説明から理解されよう
(発明の概要) 本発明は、定着手段の定着部に対して相対的に記録材の
先端縁が角度θ(0くθ<90’)をもって搬送される
構成において、記録材の搬送方向を修正できるように、
定着部を形成するローラ対を、一端が他端よりも大径で
ある第1ローラ(実質的に円錐台形が好ましい)と、両
端の径が等しい第2ローラ(実質的に円筒ローラが好ま
しい)とに構成することを特徴とする。
さらに好ましい実施例としては、この第1ローラを強制
的に駆動することであり又、この第1ローラを未定着像
側とすることである。
本発明を未定着像形成装置と定着部(ローラ対圧接部)
とに記録材が同時にまたがって搬送されるような小型装
置に適用する場合は、記録材の先端縁のうち先に搬送さ
れる側に対向して第1ローラの小径部を位置させること
が良い。
本発明についてのさらなる説明は以下から理解されよう
(実施例) 第3図は本発明を電子写真装置に適用した実施例である
5は像担持体としての感光ドラムで、アモルファスシリ
コンの感光層を有している。感光ドラム周辺には、一般
的な帯電器8、像露光部を形成するスリット7、現像器
9、記録材としての紙Pへ未定着トナー像を形成する転
写部MQを形成する転写装置10、残存トナーのクリー
ニング装置11が設けられている。6は通常のレンズ、
ミラー、ランプからなる露光装置又はレーザビーム光学
装置等のように光像を形成する光情報形成手段である。
紙Pは、カセット21内に多数枚収納されており、像形
成開始に伴ってピックアップローラ13によって1枚づ
つカセット21から送り出される。12はレジストロー
ラで、紙Pの先端縁POを把持し、感光ドラム5上に形
成された像に紙Pが対応するタイミングで紙Pを転写部
MOへ送る。15は圧力定着装置のローラ対3.4の圧
接部NQへ紙を導びく案内板で、多少の四部を形成する
ように傾斜している0紙Pは圧接部Noで一部が挟圧さ
れるまで、案内板15の表面に密着する。この案内板を
搬送ベルトのような回転体とする時は、紙Pは、回転体
表面に担持されるが、どちらにしても紙Pの実質的な搬
送路長はこれらの表面で決定される。
第3図中のローラ3,4の圧接部Noは5手前から奥側
に向っているが、第4図にも示されるように奥側にいく
に従って、転写部MQから遠ざかる(Jlt<j12)
ように形成されている。このローラ3,4の構成は第4
図を用いて後述する。ローラ3は両端が同一径でその間
を逆クラウン(なめらか凹部)形状とするローラである
。ローラ4は、小径部(径r4)が手前側にあり、大径
部(径r′4)が奥側にあって、夫々の中心を図示する
と点o4.o’4で示される。尚、ローラ3,4は、夫
々に装着されたギア31.41がギア32.42からの
駆動を受けている。圧接部の上、下での速度は一部のみ
同一で他の部分は異速度である。14は駆動手段で、ギ
ア32,42、排紙ローラ22、感光ドラム5.レジス
トローラ対12、ピックアップローラ13へ回転駆動力
を伝達する。
第4図に示されるように、ローラ対の圧接部Noは、転
写部MQ、紙Pの先端縁Poの夫々に対して角度θ(0
<0<90°)をもって配置され、本例では、ローラ3
の軸R3を転写部MQと平行となるようにすると共に感
光ドラム5の回転軸に対し平行配置している。従って。
ローラ3,4夫々の小径部r4側の一端は、圧接部NQ
のうち転写部MQに最も近い位置であって1紙Pの先端
縁POを最初に挾持する部分を形成する0紙Pの先端縁
の小径部r4側の端部が実質的に通る最短搬送路長をf
Ltとすると、紙Pの先端縁の大径部r’4側の端部は
文1より大の搬送路長fL2を通って圧接部NOへ至る
ローラ4は軸R4を通った断面が第4図に示すように等
脚台形であって、大径部は小径部よりも高速回転し、紙
Pの搬送力も高い、ローラ3.4の軸R3,R4は角度
α(=20)で交差するように配置され、圧接部N、で
の長手方向の圧力分布を均一化している。
ここで、円錐台形のローラを用いた場合の紙Pの搬送状
態について、第8図を用いて説明する。尚、第8図中の
破線長方形は、均一径ローラによって搬送されたものを
示している。説明の便宜上ローラ対を交差させない場合
についてまず説明する。ニップ線Nは紙Pの進行方向と
直角である0円錐台形ローラの母線の延長線と該ローラ
の軸線との交点を0とする。
紙Pがニップ部に挟まれた状態での紙Pの動きを見るた
めに、紙Pの上の任意の位置において、紙Pの先端縁と
平行に引いた直線X3−Y3を考える。第8図には紙P
上のこの直線X3−Y 3が1度ニップ部(図面で右側
)に到達した状態を示す、これより、ある時間経過後直
線X3−Y3は直線X4−Y4で示される位置となる。
このローラ対による紙Pの搬送力はニップ線N上の各点
においてニップ線Nと直角であるが、その搬送量はロー
ラの直径の大きい方が大きい、なぜならば、搬送量は点
0からの距離に比例するからである。そのため、直線X
4−Y4は点Oを通る直線上にあり、しかも。
点x4は点0を中心として、半径が点Oと点x3との距
離の円弧上に、また点Y4は点Oを中心として、半径が
点Oと点Y3との距離の円弧上にあることになる。同様
に、さらにある時間経過後は直線X5−Y5に至る0点
X5゜Y5はそれぞれの円弧の延長上にある。一方、直
線X3−Y3が丁度ニップ部に到達した時点よりも、あ
る時間前には、直線X3−Y3はX2−Y2で示す位置
にあったものと仮定される。直線X2−Y2は同様に点
0を通る直線上にあり、図示のごとく、点x2および点
Y2は前記それぞれの円弧の延長上にある。さらに、あ
る時間前には、Xl−Ylにあったものである。
ここで、紙Pの動きの理解のために付言すると、直線X
3−Y3、直線X4−Y4および直線X5−Y5はニッ
プ部通過後であるから紙Pの先端縁の動きに対応する。
一方、直線X1−Ylおよび直線X2−Y2は紙Pの先
端が未だニップ部に到達していないとき紙Pの先端縁の
動きに対応しないが逆に紙Pの先端縁がニップ部に到達
した後の紙Pの後端の動きには対応する。
一般には紙Pはローラ対に挟まれた後は、そのニップ線
Nと直角な方向に送られるが、このようにローラの両端
における径差を設は左右の搬送力を変えることで紙Pの
搬送状態を変更できることが理解できる。
次に、この作用効果を利用して得られる紙Pの後端画像
のずれ防止効果について第5図、第6図を用いて説明す
る。第5図は第4図と同様の構成を角度αを0度とした
もので示しである。ニップ線Nはドラムの軸線に対して
角度θ傾斜している。ローラの母線の延長とニップ線N
との交点Oを転写部延長線M上の近傍に置くことは、後
述するように優れた効果をもたらすが、ここでは、転写
部延長線M上に置くものとする0図中実線で示された紙
Pはローラ対を通過中の状態を示し、点線で示された紙
Pはニップ部に至る前の紙Pの状態を示す。
ここで、この構成による画像転写の状態を見るために、
感光ドラム上の1点Qにおいて感光ドラムから紙Pに転
写される画像、すなわち、紙Pの進行方向と直角方向の
直線としてコピーされるべき画像を考える。
紙Pの先端がローラ対に挟まれていない時の紙Pの動き
はローラ対の影響を受けないので。
紙Pは、点線で示すごとく、転写部活長線Mと直角方向
に進み、紙Pに転写される画像は、転写部活長線Mに直
角な直線りとなる。
ツキニ、紙Pの先端縁がローラ対3.4のニップ線Nに
到達した後は、第8図で説明したごとく送られることに
なる。したがって、点Qで転写される像は曲線BQで示
されるごとく半径OQの円弧となる0点Bは紙Pの先端
がニップ部に到達した時に点Qで転写された点である。
したがって、紙Pの後端に転写される点は、円弧BQの
延長と後端縁との交点Cとなる。
このようにして、直線りおよびその延長線として記録さ
れるべき、画像は第6図に示すようにその後端部が円弧
BQとして記録され、後端縁におけるずれ量は、直線り
の延長線と紙P後端縁との交点をHとしたとき、c下で
ある。
図6と図2との一■を比較すればわかるように、ローラ
3.4によって修正されていることは明らかである。な
お、円弧BQの形状は、点0が転写部延長線M上にある
ので1点Bにおいて直線りに接するものとなる。
ずれ量σ下は円弧の半径および点Oの位置により変化す
る0円弧の半径は、記録装置に使用可能な円錐台形状の
テーパによって実質的に決まるので、ずれ量は点Oの位
置によって決まることになる。しかし、上記の解析は純
粋に理論的なもので、実際には、転写位置での紙Pの拘
束状態あるいは紙Pの弾性などにより変化するものであ
る0円錐台形状のテーパを通常の記録装置に使用可能な
ものとした場合、すなわち、円錐台形の母線を延長して
得られる円錐形の母線の長さが8〜25mとなるような
テーパとした場合、点0の位置を転写部活長線Mの近傍
、特に、転写部活長線Mの両側で、それから40mm以
下の範囲、あるいは、像転写位置とニップ線N中央との
距離の約174の範囲内に置くことが好ましいことが実
験的に得られた。
転写部において転写動作が行なわれるのは直線上のみで
なく、ある程度の巾(紙Pの進行方向)の範囲内である
ことを考慮すると、この巾の延長の範囲内であることが
好ましい。
さらに、第6図におて、円弧BCは点Bにおいて直線り
に接するが、これは点0を転写部活長線Mの延長上に置
いたためであり、点Oをローラ対に近づければ、点Bに
おける円弧の接線は第6図で左上から右下に延るように
傾くので、ずれ量]が増大する傾向となり、逆に、点O
を転写部活長線Mよりもローラ対から遠ざければ、点B
における円弧の接線は第6図で右上から左下に延るよに
傾くので、ずれ量σ1あるいは後端部におけるずれ量の
平均値は減少する。したがって、点0を転写部活長線M
よりも、ローラ対から離れるように位置させることが好
ましい。
又、上記ローラ対3,4を、共に円錐台形のローラであ
るとした第7図の構成にしても同様な効果が得られるが
、一方がス]・レート(均一径)ローラであった場合や
第3図のようにr3=r′3の時で中央部が端部r3よ
り小径である逆クラウンロープである場合のように、ロ
ーラ3.4の形状が異なる場合は、ローラ圧接部におい
て実質的に搬送を支配する円錐台形のローラの母線の傾
きを用いた仮想円錐台形を想定すれば良い。
上記の点Oの位置は交差角を有している場合も適用され
るもので、上述のような実際上の母線を持つ円錐台形や
上述のような仮想円錐台形を含めて「仮想円錐台形」と
してクレーム化している。この仮想円錐台形は、構成さ
れた圧接部での搬送割合から外径を決定して得られる円
錐台形も含むものである。
以下に具体的な数値例を挙げる。
具体例を説明する前に第7図構成のローラ対31.4を
考える。ローラとして545C工具鋼を高周波焼入れし
、さらに表面にハードクローム処理したφ36のものを
ローラ対とすることは第4図、第7図同一とした。すな
わち、第7図において、α=1.8°、θ:0.9°と
し、r3=r4=35.29mm、r’3=r’4=3
6mm、長さ270mmとした。これにより、257X
364.mmの紙Pを送っても後端での巾方向のずれ量
は1mm以内におさえることができた。この値は、ロー
ラ形状を本発明でいうようなテーパを採用しなかった均
一径ローラ対又は両端径同一ローラ対のとき(ストレー
トローラ)に比べ1/10〜1/12のずれ量であり、
その効果は非常に大きなものであった。
以下の表1に実験結果を示す。
尚、表1中のサンプル画像1,2.3は3点の画像につ
いて調べたことを意味しているが、ストレートローラの
平均値も同様に行っており、それぞれのばらつきがなか
ったため平均値のみで示している0表1中のマイナス表
示は、変位画像が図9(本発明の具体例ローラ)、図1
0(ストレートローラ)となる時(これをプラス表示す
る)に対し、直線BHに関して逆側に位置することを意
味する。
ここで直角性とは紙先端縁PQに平行な直線に対して紙
後端で平行度がどれだけずれるかを示すものであり、直
線性とは紙先端縁POに垂直な線の真直性を示すもので
ある。また、AとBとの差は、直線性を、Aは紙の全長
で考えたときであり、Bは紙が転写を抜は定着部へ達す
るまでの距離を直線と考え、それ以後におけるズレのみ
を考えたときの値である。また、eおよびfは本発明具
体例については第9図に示したもの、ストレートローラ
については第10図に示すものである。ストレートロー
ラについて、eおよびfで示されるように傾斜が変化す
るのは、ニップ部に紙先端が入ったとき、紙が直ちに前
述の如く傾斜するのではなく、徐々に傾斜してニップ部
に直角な方向に近づくためである。
本発明の具体例を第11図の要部例として説明する。こ
の具体例においても第7図と同様のテーパローラを一つ
のみ有しているだけで、はぼ同様の効果が得られた。
第11図は、前述したように一方が円錐台形ローラで、
他方が円筒のストレートローラ又は、中央部が両端より
小形の逆クラウンローラで、中央部に対して左右端が対
称形のローラである場合の本発明実施例の概略図である
。このように一方を円錐台形ローラした場合も前述した
ような効果を、像形成部M、と圧接部NQとの前述した
位置関係で、この圧接部NOのうち像形成部MQに相対
的に近い側の端部に円錐台形ローラの小径部が位置し、
相対的に遠い側の端部にこのローラの大径部が位置する
ことで得られる。
この場合、記録材としての紙を搬送する状態が円錐台形
によって支配的であり、紙の左右端のうち圧接部NQに
早く達する側を相対的に遅く、逆に遅く達する側を相対
的に早くなるように圧接部NQの搬送力が決定されてい
れば良い。
木発明者らの実験によると、紙の裏面に円錐台形ローラ
を設けるよりも紙のトナー像側に設ける方がより確実な
搬送力を得られ、さらにトナー像側の円錐台形ローラを
強制駆動することがさらに好ましい搬送力を与えること
を得た。
図11では、トナー保工側に円錐台形ローラ4を設け、
駆動手段14によって駆動されるギア41がローラ4に
装着されている0紙の上にトナーがある面と、紙だけの
下面とではローラの表面が同じような状態の場合、その
搬送力を考えたとき、トナーのある面の方が摩擦係数が
大きいからであろう。このようにローラ対の一方のみを
円錐台形ローラとすることは、さらに、上、下ローラ3
,4間で夫々のローラの搬送力が異なるのでトナーにせ
ん断力が加わって定着性が向上でき、圧接部NQと転写
部MQとの間のループ訃が、上下共同錐台形ローラとし
た場合よりも少なくでき、装置を小型化できる。さらに
、ローラ対全体に費やさられる製造コストは安価なもの
にできる。
ところで前述した円錐台形ローラを、上記ローラ対の少
なくとも一方に設けたローラ定着装置の採用は5 ロー
ラ軸方向の圧接部NQの両端における搬送力の相違をも
たらす。これに対し、感光ドラムによる紙の搬送力とか
感光ドラムへ紙を送るための搬送部材による紙の搬送力
は左右対称であるため、第12図にあるように、転写部
7とローラ対の間で生じる搬送力の差はループUとなり
、ローラ小径側の紙が搬送部の案内ガイド15の表面よ
り浮き上がる現象として生じる。このループUの大きさ
が小さい場合や、ローラ3,4の搬送力が大きい場合或
いは使用した紙が薄手のもので紙の弾性(復元力)が小
さい場合は何らの影響もでないので問題ない。
さらに、ローラ間に生ずる印加圧の不均一さをローラの
交差角でローラ自身のたわみを補正する以外に、ローラ
を逆クラウン形状等にすることで、ニップ部での圧力均
一性を出し搬送性を向上させることができた。すなわち
、ローラ径を左右非対称のテーパー形状とすることで紙
Pの斜行による悪影響を修正し、さらに逆クラウン形状
とすることで圧力分布の均一化をはかり1紙シワを発生
しにくくすることが可能になった。
この具体例を以下に示す。前述直径が両端部で35.2
9mmと36.00mmのテーパーローラに両端部より
72mmの領域でそれぞれ中央部が23ル小径となるよ
うな双曲面を端部よりえがくように逆クラウン形状をつ
けたところ、正分布のばらつきが平均12 K g /
 c mの荷重を印加したとき、95%の領域で1.5
 K g /cm以内となり紙Pシワの発生頻度が逆ク
ラウンなしの場合と比較し、0.01%から0.005
%に向上した。
本発明は、厳密な意味での円錐台形ローラに限られるも
のでなく、クラウンあるいは逆クラウンを設けたもので
も、全体としてローラ直径が一方から他方へ大略減少あ
るいは増加するものであれば、すなわち、実質的に円錐
台形であれば、本発明の効果は得られる。
さらに、本発明は転写部の下流に設けられたローラ対の
搬送力による、転写部への悪影響を防止するものである
から、圧力定着装置に限られるものではなく、仮定着を
行うものや転写部の下流に設けられたローラ対であって
、搬送力を有するものであれば適用可能である。
又、以上説明のごとく、ローラ外径を左右で違え、周速
差をつけることで(好ましくはローラの母線とローラ間
の当接線の延長線との交点の位置を転写部M、のような
像形成部の延長線の近傍に置くことにより)記録材上の
画像のずれを減少することができる。
尚、本実施例では圧力定着装置を例として説明してきた
が、加熱定着装置にも本発明を適用することができる。
ここで、具体的な一般的記録旧搬送変更例を挙げる。こ
の例は記録材の先端縁が定着ローラ対に挟圧される時に
、その後端部が既に転写部を離れている場合である。第
1.4図のようにローラ対のなす圧接部が記録材の先端
縁に対して角度θで傾いて、記録材の急激な進入を防止
するようにした時、第1図に示すように矢印六方向に記
録材は排出されてしまう。従って、この搬送方向を修正
するために実質的に円錐台形のローラの大径部を記録材
の先端縁の幅方向に関する両端部のうち記録材が先にロ
ーラ対圧接部に達する端部側に位置させる。逆にこの円
錐台形のローラの小径部をこの両端部のうちの残りの一
端部側に位置させる。
これによって、記録材の排出方向は、定着時の問題を解
決しながら、定着ローラ対への記録材搬送方向側へ修正
される。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明は、記録材の搬送状態を修
正してローラ対通過以降の記録材を安定できる。
本発明は、小型化された装置において記録材後端部の画
像ずれを大幅に減少できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が解決する問題を説明するための紙面を
見る方向から見た複写機の概略正面図、第2図は第1図
で形成された紙の画像りを示す記録材平面図、第3図は
本発明の実施例の概略正面図、第4図は第3図構成中の
紙Pとローラ3,4の構成との関係を説明する上面図、
第5図は本発明の詳細な説明する上面概略図、第6図は
第5図で形成された紙の画像りを示す記録材平面図、第
7図は第4固定着装置のローラ3,4の斜視図、第8図
は本発明で用いられる円錐台形ローラの紙搬送変化を説
明する図、第9図は本発明実験結果の像変化拡大説明図
、第10図は従来装置における像変化拡大説明図、第1
1図は本発明の第3.4図に類する実施例説明図である
。 3.4はローラ、  NQは圧接部、 31.32,41.42はギア、 14は駆動手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像形成装置は以下を有する; 記録材に対して未定着像を定着する手段、 該定着手段は記録材を挟圧搬送する第1、第2ローラ0
    備え、第1ローラがその軸方向に関して一端よりも他端
    側の径が大であり、第2ローラは両端部の径の大きさは
    同じである、 第1、第2ローラの圧接部に対して、相対的に記録材の
    先端縁が角度θ(0°<θ<90°)をもって送り込む
    記録材搬送手段、 該第1ローラは第1ローラの左右の周速差を利用して圧
    接部が記録材を送り出す方向を変更する。
  2. (2)上記第1ローラは、未定着像側に位置し、画像形
    成装置の駆動手段により強制駆動されるローラであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像形成装
    置。
  3. (3)上記画像形成装置は、上記未定着像を形成する手
    段を有し、 該形成手段が未定着画像を記録材上に形成する位置と該
    第1、第2ローラとがなす圧接部との間の記録材搬送路
    の最短長が、定着処理される記録材の搬送方向の長さよ
    りも短くなるように形成位置と圧接部が関係づけられて
    いて、上記第1ローラの大径の端部は、記録材の幅方向
    に関して先に上記圧接部へ進入する側の記録材端部に対
    向し、該記録材端部とは反対側で圧接部へ遅れて進入す
    る側の記録材端部に上記第1ローラの小径の端部が対向
    している、特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の画
    像形成装置。
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