JPS6293286A - 光学活性ヒドロキシラクトン化合物およびその製造方法 - Google Patents

光学活性ヒドロキシラクトン化合物およびその製造方法

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JPS6293286A
JPS6293286A JP23217685A JP23217685A JPS6293286A JP S6293286 A JPS6293286 A JP S6293286A JP 23217685 A JP23217685 A JP 23217685A JP 23217685 A JP23217685 A JP 23217685A JP S6293286 A JPS6293286 A JP S6293286A
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誠一 高野
Kuniro Ogasawara
国郎 小笠原
Seiji Sato
誠司 佐藤
Emiko Goto
後藤 恵美子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の1 本発明は、式(I) H で示される光学活性ヒドロキシラクトン化合物およびそ
の製造方法に関するものである。 本(ヒ合物は、キラ
ルな構造を有する医薬品、特にアルカロイド類の合成中
間体として有用なものである。
具体的には、本化合物とトリプタミンを反応させビンカ
ミンおよびその誘導体に導くことが可能である。
差速Jと攻韮一 本発明の化合物は、文献未記載の新規な化合物である。
日が パシよ゛  る口」劇 本発明は、前記式(I>で示される光学活性ヒドロキシ
ラクトン化合物およびその製造方法を提供する。
2占−” す 、の 本発明の化合物は、次のような方法によって製造するこ
とができる。すなわち式(II)苔 で示される光学活性なラクトン化合物をHM P A溶
媒中加熱し、得られた式(II) で示されるアミド化合物をヨウ素と反応させ、式で示さ
れるヨードラクトン化合物に導き、次に含水溶媒中でア
ルカリと反応させ、式(V)で示されるエポキシカルボ
ン酸化合物とし、続いて酸性条件で加熱閉環することか
らなる式(I)で示される光学活性ヒドロキシラクトン
化合物の製造方法である。
本発明の出発化合物である式(■)で示されるラクトン
化合物は、吹口の方法で製造することができる。
(a>     (b)     (c、>    (
d)(e)     (f)       (II)式
(a)で示される光学活性なジオン化合物は公知の化合
物であり、その製造方法は既に詳細に報告されている。
(Z、G、1(ajos、etal 、J、Org、C
hemli、1615 (+947))  上図につい
て簡単に説明すれば、式(a)の化合物をソジウムボロ
ハイドライドで選択的に還元し、得られた式(b)の化
合物をメシルクロライドでメシル化して式(c)の化金
物に導く。次にこれをオゾン酸化後さらに過酸化水素で
酸化し、式(d)のカルボン酸化合物をアルカリ中で加
熱し、式(e)のクトーラクトン体を得る。更にエタン
ジチオールを反応させて式(f)のチオケタール体に導
き、最後に接触還元によって本発明の出発化合物である
式(n)の光学活性ラクトン化合物を得ることができる
。以上工程は長いが立体配置は完全に保持され特に難し
い反応もないので、比較的好収率で式(II)のラクト
ン化合物を入手することができる。これについては参考
例において更に詳しく説明する。
さて、式(n)のラクトン化合物は、HMPA溶媒中で
数時間加熱することによって式(I[I)のアミド化合
物に導くことができる。この際220°C付近まで加熱
することが良い。
式([[>のアミド化合物は、含水の環状エーテル系溶
媒に溶解し低温でヨウ素と加えて反応させれば、式(I
V)のヨードラクトン化合物を得ることができる。過剰
のヨウ素はハイポ水で洗浄して除去する程度で、ヨード
ラクトン化合物は特に精製することなく、次の反応に使
用することができる。
式(IV)のヨードラクトン化合物は、含水環状エーテ
ル溶媒に溶解し、アルカリを過剰に加え2ないし3時間
反応させる。これを酸で中和後エポキシカルボン酸とし
て一端単離し、ただちに酸性水溶液中で室温で約1日攪
拌すると環化し、目的の式(I)のラクトン化合物を得
ることができる式(I)のラクトン化合物は、赤外、N
MR、マススペクトル等からその構造および立体配置が
確認された。出発化合物からのトータル収率は約50%
で目的物を得ることができる。
以下実施例により更に詳しく説明する。
参考例 I Cの  ム  のム 式(a)のジオン化合物3.56g (84,3mmo
1)をエタノール50m1水15m1の混合溶液に溶か
し、0℃で226mgのソジウムボロハイドライドを加
えてアルゴン気流下攪拌し、さらに24IIIgのソジ
ウムボロハイドライドを加えた。30分液液096塩酸
水溶液で反応を終了させ、エタノールを留去した。残渣
を塩化メチレンで4回抽出後飽和食塩水で2回洗い、無
水硫酸マグネシュウムで乾燥後溶媒を留去すると式(b
)のアルコール体3.80gを得た。このアルコール体
を塩化メチレン60m1にン容かし、これにピリジン1
6.2m1メシルクロライド31m1を加えアルゴン気
流下室温で攪拌した。14時間後塩化メチレンで希釈し
、10%塩酸水溶液で2回、飽和重曹水、飽和食塩水で
洗い、無水硫酸マグネシュウム乾燥後溶媒を留去した。
残渣を100gのシリカゲルカラムクロマトを用い、ク
ロロホルムで流出する4゜71g(収率91%)の油状
の式(C)のメシル体と得た。
I Rv IIIIIX  : 1660cm’(>C
=0)NMRδ(CDC13)  :0.73(3Lt
、Jl、4tlz)、1.50−3.00(IOH,m
)、4.70(l)1.m)、5.87(IHld、J
=2Hz)。
MASS  :実測値  258.0892計算値  
258.0922 参考例 2 エ  e  の  ム  の人 メシル体1.02g (3,95mmol)をメタノー
ルに溶かし室温でオゾンを吹込む。窒素ガスでオゾンを
除いた後、30%過酸化水素分加え溶媒を留去する6残
渣をベンゼンに溶かし、飽和重曹水で3回抽出し、濃塩
酸で酸性とし、食塩で飽和液塩化メチレンで抽出した。
無水Fa酸マグネシュウム乾燥後溶媒を留去し、845
mgのカルボン酸を得た。これを直ちに塩化メチレンに
溶かし、トリエタノールアミン20m1を加えて室温で
22時間攪拌した。前ベンゼン層を合わせ、溶媒を留去
し、30gシリカゲルカラムでエーテル−ヘキサン(1
: 1)混合溶媒で流出精製し、599mgの式(e)
の化合物を得た。(収率83%)融  点  +  6
2−63  ℃ [α]。 : 42.29(C=0.962.ClCl
、 )T RL/IIIIIX  : 1740cm−
’N M R,δ(CDC13)  : 0.97(3
H,t、J=711z)、1.37−2゜60(10)
1.m)、4.77<l)l、m)MASS  :実測
値  182.0938計算値  + 82 、11“
141 参考ρ13 f)の′ム のム 式(e)のケトラクトン化合m730mgを酢酸15m
1にン容かし、これに室温でエタンジチオ−Jし1.7
1と三フッ化ホウ素エーテル溶液18m1を加え攪拌し
た。さらにエタンジチオール0.5ml三フッ化ホウ素
エーテル溶i’lI0.5n+1を加え、19時間後水
音加えてクエンチし、塩化メチレンで希釈後飽和重曹水
で2回、飽和食塩水で1回洗い、無水硫酸マグネシュウ
ムで乾燥した。溶媒留去後カラムクロマトで精製し、8
92u;の式(f)のチオケタール化合物を得た。
融  点  : 155 ℃ I  R’maX   二  1740cm−’NMR
δ(CDCI、)  : 1.07(3H,t、J=7
)IZ)、1.50−2゜77(IOH,m)、2.7
7(4H,s  >、4.60(−])11.m参考例
 4 の−ン 4 の4 式(f)のチオケタール化合物860mgをエタノ−1
し70m1に?容かし、これにラネーニソゲル触媒18
mge加え40時間還流した。セライト濾過後エタノー
ルを留去し、塩化メチレンに溶かし飽和食塩水で洗い、
無水硫酸マグネシュウムで乾燥した。溶媒留去して49
2mgの表題化合物を得た(収率87.9%) IRνwax  : 1740cm−’NMRδ(CD
CI3)  : 0−93(3H,t、に6Hz)、1
.13−2.63(12H,m)、 3.67(I)l
、+n)実施例 1 ■ のアミド 合 のム 式(II)のラクトン化合物1.78gを50m1のH
MPAに加え、220℃で5時間攪拌した6水2001
に反応液をそそぎ、エーテルで3回抽出した。エーテル
層を水、食塩水で洗い、無水硫酸マグネシュウムで乾燥
した。溶媒留去すれば1.80gの油状物が得られ、こ
れを蒸留して表題のアミド化合物1.52gを得た。(
収率85%[α〕Dニー8.0(C=1.0LCI(C
I、 )T  Rv +wax  :  1645cm
−’N  M  Rδ (CDCI、)   :  (
1,70(3LL、J=6.[z)、1.lo−2,4
3(IOH,m>、2.83(6H,d)、5.17−
5.23(2)1.m>MASS  :実測値  19
5.1605計算値  195.1621 実施例 2 エ V)のエボ シ ルボン  ム のム1前記実施例
で得たアミド化合物の全量をTHF15mlHF15m
l水溶51溶かし、0℃でヨウ素3.87gを加え、ア
ルゴン気流下室温で1時間15分攪拌した。エーテルで
希釈し、10%ハイポ水で2回、飽和重層水、飽和食塩
水で洗い、無水1X酸マグネシユウムで乾燥した。溶媒
留去して1.27gの油状の式(IV)のヨードラクト
ン化合物を得た。これを直ちにTHF25mlHF25
ml水金5酢1溶かし、水酸化カリウム542mgを加
え、アルゴン気流下2時間45分撹拌した。
反応液をエーテルで洗い、濃硫酸で酸性としてエーテル
で抽出した。飽和食塩水で2回洗い、無水ビ館マグ牙、
:/、f7ムて・自り楊イ各茨す望を留よIてれAのエ
ポキシカルボン酸化合物が得られた。(収率68%) I Rv wax  : 3050.1700cm−’
NMRδ(CDCI、)  : 0.95(311,t
、J=9.2Hz>、1.13−2.70(IOH,m
)、3.15(IH,d、J=3Hz>、3.43(l
II、d、J=3Hz)、9.40(IHJr) 実施例 4 のヒドロ シー トン 4 の4 前記実施例で得たエポキシカルボン酸化合物をTHF溶
媒15m1に溶かし、3%硫酸水な加え、アルゴン気流
下室温で22時間攪拌した。塩化、メチレンで抽出し、
飽和食塩水で2回洗い、無水硫酸マグネシュウムで乾燥
した。溶媒留去すると540mgの油状の表題ヒドロキ
シラクトン化合物を得た。アミド化合物からの通算収率
は57%であった。
r Rv wax  : 3400.1730cm−’
NMRδ(CDCIJ)  : 0.92(3H,t、
J:6.6Hz)、1.17−2.60(10)1.m
)、2.90(IH,br、s)、4.12(2H,m
>MASS   : 実訃値   184.1102計
算値  1114.llF+り l1し先力」し 本発明によって新規な光学活性体が提供され、光学活性
アルカロイド類の合成に新しい道が開かれた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される光学活性ヒドロキシラクトン化合物(2)式
    ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される光学活性ヒドロキシラクトン化合物を製造す
    るにあたり、式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で示される光学活性なラクトン化合物をHMPA溶媒中
    加熱し、得られた式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) で示されるアミド化合物をヨウ素と反応させ、式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) で示されるヨードラクトン化合物に導き、次に含水溶媒
    中でアルカリと反応させた後、酸で中和し、式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) で示されるエポキシカルボン酸化合物とし、続いて酸性
    条件で加熱閉環することからなる式( I )で示される
    光学活性ヒドロキシラクトン化合物の製造方法。
JP23217685A 1985-10-17 1985-10-17 光学活性ヒドロキシラクトン化合物およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH068289B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031358A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Daicel Chem Ind Ltd ラクトン骨格を含む多環式エステル

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