JPS6291315A - アウタスライドル−フ装置 - Google Patents

アウタスライドル−フ装置

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JPS6291315A
JPS6291315A JP23238285A JP23238285A JPS6291315A JP S6291315 A JPS6291315 A JP S6291315A JP 23238285 A JP23238285 A JP 23238285A JP 23238285 A JP23238285 A JP 23238285A JP S6291315 A JPS6291315 A JP S6291315A
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tilt
roof
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Munetoshi Totori
十鳥 宗敏
Hiroshi Imai
弘 今井
Masayuki Kikuchi
雅之 菊地
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Nissan Shatai Co Ltd
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スライドルーフがルーフの外側をスライドす
るようにしたアウタスライドルーフ装置に関する。
(従来の技術) 従来のアウタスライドルーフ装置としては、例えば、特
開昭57−121924号公報に記載されたものが知ら
れている。
この従来装置は下端が車体に回動可能に軸着され、1一
端がスライドルーフ側を支持する回動部材(チルトリン
ク)を備えた■降装置(チルト機構)が設けられたもの
であった。
従って、F端を中心に上端を上方へ回動させて、回動部
材を起立状態にさせスライドルーフをチルトアップさせ
ていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、1−述のような従来の装置にあっては、
チルトリンクが下端を中心に回動するために、スライド
ルーフを閉じたときのチルトリンク倒伏状態ではチルト
リンク前端が室内側へ大きく突出してしまい兄苦しかっ
たり、下に覆いを設けた場合には、開口部が狭くなって
しまうという問題点があり、しかも、チルトリンクが回
動するスペースも大きく、その回動スペースを確保する
ために設計自由度が低くなるという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明は上述の従来の問題点を解決するために
、車体ルーフに開「1部が形成され、該開口部にはルー
フの外側をスライド可能にスライドルーフが設けられ、
該スライドルーフの後部と車体との間には、チルトリン
クを備え、前記スライドルーフの後部を支持すると共に
−1−下動させるチルト機構が設けられたアウタスライ
ドルーフ装置において、前記開口部の車両前後方向に、
ガイドフレームが前端部を車体に回動可能に支持されて
設けられ、前記ガイドフレームにはチルト駆動伝達部材
が移動可能に設けられ、前記チルトリンクは、下端部が
車体に前後方向へスライド可能に支持され、中間部がガ
イドフレームに回動可能に支持され、−1一端部が、前
記チルト駆動伝達部材の後方移動によって−1一方へ導
かれ、前方移動によって下方へ導かれるように、前側上
向きにチルト駆動伝達部材に形成ネれたガイド長孔に支
持された手段とした。
(作 用) 本発明のアウタスライドルーフ装置では、スライドルー
フをチルトアップさせるときには、チルトリンクが以下
に述べるようにして回動する。
チルト駆動伝達部材をガイドフレームに対して後方へ移
動させると、チルトリンクの上端部はガイド長孔にガイ
ドされて」三方移動する。
このチルトリンク上端部の上方移動により、チルトリン
クは下端部を車体に対して前方へスライドさせながらガ
イドフレームに支持される中間部を中心に回動される。
このチルトリンクの回動により中間部及び上端部は上置
され、それに伴いガイドフレームが回動されると共に、
スライドルーフの後部がI−封される。
次にスライドルーフを下降させる際には、チルト駆動伝
達部材をガイドフレームに対して前方へ移動させると、
チルトリンクのに端部はガイド長孔にガイドされて下方
移動する。
このチルトリンク上端部の下方移動により、チルトリン
クは下端部を車体に対して後方へスライドさせながら中
間部を中心に回動される。
このチルトリンクの回動により中間部及び上端部は下降
され、それに伴いガイドフレームが回動されると共に、
スライドルーフの後部が下降される。
従って、チルトリンクは倒伏時の開口部側への突出量を
、下端部のスライドμだけ少なくすることができる。
また、チルトリンクが中間部を中心に回動するために、
回動半径が短かくなることで回動に要するスペースが小
さくなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図〜第11図に示す実施例の構成について説
明する。
Aは本発明実施例のアウタスライドルーフ装置であって
、開口部10.スライドルーフ20.メインフレーム3
0.ガイドフレーム40.1Ili達部材であるチルト
フレーム50.チルト機構60、電動モータ70.駆動
ワイヤ80を備えている。
前記開口部10は、第2図の全体図に示すように、車体
100のルーフ101に車幅全幅に亘って形成されたも
ので、この開口部10の前後には、前側固定ルーフ10
2と後側固定ルーフ103とが設けられている。
また、第3図の断面図に示すように、前記前側固定ルー
フ102の後端部と後側固定ルーフ103の前端部とに
はそれぞれドリップ104.105が形成きれ、かつ、
該トリップl 04 、 l 05の開[1部側にはイ
ンナシール106,107がスライドルーフ20の裏面
に′l/+接するようにして設けられ、その反対側には
前記スライドルーフ20の前後の外端に設けられたアウ
タシール21と当接する段部108,109が形成され
ている。
よって、車室内はインナシール106,107とアウタ
シール21とによって2東にシールされる。
尚、前記段部108,109は、スライドルーフ20の
1111後端の厚さとほぼ同じ人j法に形成され、アウ
タシール21の下に隙間が生しないようになっている。
また、トリアブ104,105にはピラー112.11
3(第2図)内に配管されたドレーン(図示省略)が設
けられ、ドリップ104,105内の氷は車外へ1ノ1
水きれる。
前記スライドルーフ20は、前記間[1部IOを開閉す
るもので、閉状1ハ;において、両固定ルーフ102,
103と回−而となるように形成されると共に、閉状7
7では後部固定ルーフ103の」二側にイ装置されるよ
うスライドされる。
また、第1図、第8図に示すように前記スライドルーフ
20のlj体左右両側部分にはルーフサイトレール部2
2.22が形成されている。このルーフサイトレール部
22の端部には、ドア内に出入りするドアガラス(図示
省略)の上端と当接して計部をシールするサイドシール
27が設けられている。
また、前記スライドルーフ20の前部裏面には、第3図
、第6図に示すように、2枚のルーフブラケット23.
23が並設され、かつ、第1図、第8図に示すようにル
ーフサイトレール部22.22の裏面にはサイドガイド
レール24,24が設けられている。
前記ルーフブラケッI・23には、前部下端部に前部ガ
イドローラ25が回転0f能に設けられ、第3図、第4
図に示すように中央部分に後方にゆくにしたがってドが
るよう傾斜したか動長孔26が形成されている(遊動長
孔26に関しては後に詳細に説明する)。
前記メインフレーム30は、前側固定ルーフ102と後
側固定ルーフ103とを連結して車体100の強度を保
持すると共に、前記スライドルーフ20やガイドフレー
1.40.チルトフレーム50.チルト機構60.電動
モータ70等のスライドルーフ20をスライドさせるた
めの機構を支持スるもので、このメインフレーム30は
、第1図、第2図に示すように、開口部10の中央部で
車体前後方向に延設され、スライダガイドレール31.
駆動ワイヤガイドレール32及びチルトガイドレール3
3が設けられた1モフレ一ム部34と、左右に延設され
た腕フレーム部35と、で十字形に形成され、また、第
5図に示すように十フレーム部34の前後端はそれぞれ
インナシール106.107間で該インナシール106
,107より車室内側で両固定ルーフ102.103の
インナパネル110,111に固着されている。
このように実施例装置Aの電動モータ70等の駆動機構
がインナシール106,107よりも室内側に設けられ
ているため、この駆動機構を防水構造にする等の防水対
策が不要である。
図中36は取付ブラケットであって、インナパネル11
0に溶着され、該取付ブラケッI・36にメインフレー
ム30がポルト11〕めされている。
尚、メインフレーム30はブラケットを介さずに直接再
固定ルーフ下面(インチパネル110)に固定してもよ
い。
また、前記チルトガイドレール33は、第1図及び第1
0図に示すように短いレールで後部には1、方にへγち
トげられるように折曲されたリリース部37が形成され
ている。
また、スライダガイドレール31と駆動ワイヤガイドレ
ール32とは、第1図及び第6図に示すように、−・体
に形成され、後端にストッパ38が設けられている。
また、前記メインフレーム30及び両固定ルーフ102
.103の車室内側は天井部材(図示省略)で覆われて
いる。
前記ガイドフレーム40は、スライドルーフ20のスラ
イドをガイドするもので、このガイドフレーム40は、
第1図に示すように、後部の左右両側に腕部41が形成
されたT字型をしており、前端部がスライドルーフ20
の前端よりも後下方位置のメインフレーム30の前端部
に支持ブラケット42と取イ・1ブラケツト43により
支軸431を中心に回動可能に支持され(第5図)、か
つ、腕部41の両端はチルト機構60の後記チルトリン
ク61の中間部に回動可能に支持されている。
また、このガイドフレーム40には、第1図。
第7図に示すように、左右両側にルーフガイドレール4
4が設けられ、中央」二部にチルトフレームガイドレー
ル45が設けられ、このチルトフレームガイドレール4
5の前部両側には取付ブラケット挿通穴46.46が形
成され、この取付ブラケット挿通穴46の後方にはスプ
リング係11−穴47が形成され、また、腕部41の先
端にはチルトリンク結合ピン48が設けられている(第
8図)。
尚、前記ルーフガイドレール44の前端部には下方へ折
曲された折曲部49が形成されている。
このルーフガイドレール44(含折曲部49 )に後述
のスライド伝達ピン835の先端のガイドローラ836
及びルーフブラケット23のガイドローラ25が挿入さ
れている。
前記ルーフガイドレール44とスライドルーフ20のル
ーフブラケット23に形成された遊動長孔26とは、第
3図に示すように、スライドルーフ20を閉じた状態で
、遊動長孔26の方が下側に配置され、かつ、遊動長孔
26の前端がルーフガイドレール44と重なるようにし
て交差するよう形成ネれている。
そして、この遊動長孔26の後端位置でのルーフガイド
レール44との−L下差は、前記チルト機構60によっ
てスライドルーフ20の後部を上昇させた際に生じるス
ライドルーフ20の回動(ちなみに、スライドルーフ2
0はガイドフレーム40に支持されているために、後部
のみを−L昇させた場合には、ガイドフレーム40と共
に支軸431を中心に回動される)が、支軸431を中
心とせずにスライドルーフ20前喘の7ウタシール21
の付近位置を中心に行なわれるために必要な前部の上昇
量となるように形成されている。
また、ルーフブラケット23前部のガイドローラ25は
、第4図に示すように、前記遊動長孔26の後端がルー
フガイドレール44と市なったときには、ルーフガイド
レール44の折曲部49の上端に位置されるような位置
関係で取イ・1けられている。
前記チルト駆動伝達部材であるチルトフレーム50は、
ガイドフレーム40にスライド可能に設けられ、そのス
ライドによって前記チルト機構60を作動させるもので
、このチルトフレーム50は、前記ガイドフレーム40
と同様に左右に腕部51が延設されたT字型状に形成さ
れ、また、前端部の取付ブラケット52を取付ブラケッ
ト挿通穴46から挿通させて前記チルトガイドレール3
3に設けられたチルトガイド90に連結され、かつ、腕
部51の先端には前記スライドルーフ2O裏面、即ち、
ルーフサイトレール22の内側に設けられたサイドガイ
ドレール24内を転動するローラ53,53及びローラ
53.53を支持する支持ピン54.54が設けられ(
第8図)、また、裏面には前記ガイドフレーム40上面
のチルトフレームガイドレール45に嵌め合わされてス
ライドするスライダレール55が設けられている(第7
図)。
尚、チルト駆動伝達部材であるチルトフレーム50は、
ガイドフレーム40上を移動可能に設けられた押し引き
可能なワイヤやロッド等によって構成されても良い。
前記チルトガイド90は、駆動ワイヤ80から入力され
た駆動力をチルトフレーム50へ伝達してチルトフレー
ム50をスライドさせるもので。
このチルトガイド90は、$lO図に示すように、−側
に前記メインフレーム30のチルトガイドレール33内
を転動する2個のチルトガイドローラ921,921が
設けられ、他側に伝達ローラ922,922が設けられ
たローラリンク92と、該ローラリンク92に一端を、
前記チルトフレーム50の取(−1プラケット52に他
端を軸着された、L字形のチルトカイドリンク93と、
から構成されている。
また、前記チル]・ガイドリンク93は、その折曲部分
に一端が取り伺けられ、他端が前記ガイドフレーム40
のスプリング係市穴47に係市されたスプリング94に
より、後方斜l一方、即ち、ガイドフレーム40側へ引
張られ、かつ、回動伺勢されており、第5図、第10図
に示すように、前記ローラリンク92の後部チルトガイ
ドローラ921がチルトガイドレール33のリリース部
37に達したときには、チルトガイドリンク93はスプ
リング94によって1.方へ引きIユげられると共に回
動される。
前記チルト機構60は、スライドルーフ20の後部両側
に設けられ、スライドルーフ20の後部を一1ユ下させ
てスライドルーフ20をナルトアンプさせたり、チルト
アップ位置からチルトタウンさせたりするもので、この
チルト機構60は、チルトリンク61を備えている。
前記チルトリンク61は、スライドルーフ20どメイン
フレー1.30の腕フレーム部35の先端部との間に回
動可能に設けられ、略水平状態から起A″!側へ、また
、起立状態から水平側へ回動してスライドルーフ20の
後部を−I=昇及び下降させるもので、このチルトリン
ク61は、第4図及び第8図の断面図に示すように、中
間部が前記ガイドフレーム40のチルトリンク結合ピン
48に回動可能に軸着されると共に、前記チルトフレー
ム50の腕部51の先端に設けられたチルトブラケッI
・62にスライド可能に支持され、かつ、下端部が下側
ピン611により前記腕フレーム部35の先端部に固定
されたメインフレーム側ブラケット63にスライド可能
に軸支され、かつ、−1一端部が14側ビン612で前
記チルトブラケット62にスライド可能に支持されてい
る。
尚、前述したチルト駆動伝達部材を押し引き可能なワイ
ヤやロッド等によって構成した場合には、このワイヤ又
はロッドの一端をチルトガイド90のチルトガイドリン
ク93に結合し、他端を前記チルドプラケント62に結
合してガイドフレーム401−を移動可能に設ける。
前記メインフレーム側ブラケット63は、チルトリンク
61を前後方向へスライドガイドするド側ビンスライド
孔631が形成されている。
前記チルトブラケット62は、チルトフレーJ、50に
対して前記支持ピン54.54によって固定され、かつ
、チルトフレーム50のスライドに伴う移動によって前
記チルトリンク61を回動させるための結合ピンスライ
ド孔621及びガイド長孔としての上側ピンスライド孔
622とが形成されている。
この1−側ピンスライド孔622は前側上向きに形成さ
れ、結合ピンスライド孔621とは前側に行くほど距離
が離れるように形成されている。
ここでさらに、チル11構60の作動について説明する
前記チルトリンク61は、スライドルーフ2゜の閉状態
で、第3図に示すようにI−側ピン612及びチルトリ
ンク結合ピンン48がそれぞれ上側ピンスライド孔62
2及び結合ピンスライド孔621の後端部に位置され、
下側ピン811が下側ピンスライド孔631の後端部に
位置されている。
そこで、チルトフレーム50が後方スライドされてチル
トブラケット62が後方移動されると、1−側ピン61
2.チルトリンク結合ピン48はそれぞれ両孔622,
621に対して前方側へスライドされ、1−側ピンスラ
イド孔622が前側−L向きで結合ピンスライド孔62
1から離れて行くよう形成されているためチルトリンク
61は、ガイドフレーム40に固定されたチルトリンク
結合ピン48を中心に−1−側ピン612が−に方移動
されるよう回動され、チルトブラケット62を持ち上げ
、それと共に、スライドルーフ20の後部を持ちしげる
尚、チルトリンク結合ピン48は、ガイドフレーム40
の後部−1−A回動に伴って回動され、下側ピン611
は下側ピンスライド孔631を前方へスライドされる。
その後、第4図に示すように、下側ピン611及び−L
側ピン612がそれぞれ両スライド孔631.622の
111端に達したところで、チルトリンク61の回動が
停止1−され、スライドルーフ20の11も停止l二さ
れるものである。
以上のように、チルトリンク61は単に下端を中心とす
る回動とは異なって下側ピン611が前後にスライドす
るようにしてチルトリンク結合ピン48を中心に回動す
るために、第3図、第4図を比較して解るように、その
下端位置を中心に中に回動するリンクに比べると、その
起立姿勢から閉になるとき第3図のように下側ピン61
1の後方スライド薩だけ後側固定ルーフ103下にもぐ
り込ませることもできるので室内側への突出星が少なく
なり、また、第11図に示すように、このチルトリンク
61の回動スペースSlは下端を中心に回動するリンク
aの回IJ+1スペースS2に比べて回動半径が小さい
分率yくなる。
前記電動モータ70は、このアウタスライドルーフ装置
Aの駆動源となるもので、この電動モータ70はメイン
フレーム30の後端部の後側固定ルーフ103の下方に
配置され、駆動ワイヤ80.80を引張り、押し出し可
能に設けられている。
前記駆動ワイヤ80は、電動モータ70の駆動力をスラ
イドルーフ20やチルトフレーム50等へ伝えるもので
、この駆動ワイヤ80は、外周に螺線状にワイヤが巻か
れギヤが形成されたワイヤが用いられ、かつ、前記メイ
ンフレーム30の駆動ワイヤガイドレール32内をスラ
イド可能に設けられ、先端にはスライダ81が設けられ
ている。
前記スライダ81は、第6図、第7図、第9図に示すよ
うに、駆動ワイヤ80に連結されるプレート部82と、
該プレート部82の外側に設けられたリンク部83と、
から構成され、プレート部82の下部にはローラ821
,822が設けられている。
前記プレート部82の車体中央側には、前記チルトガイ
ド90の伝達ローラ922.922に係合可能なチルト
駆動伝達片84が71′設されている。
該伝達片84は前述のローラリンク92に設けられた一
対の伝達ローラ922.922の間に出入り可能に設け
られ、かつ、に部が後方にゆくにしたがって下がるよう
に傾斜面が設けられている。そして、閉からチルトアッ
プ、チルトアンプから閉の間は該伝達J184はローラ
922,922間にあり、スライド中はリリース部37
に位置した後方のローラ922を前記傾斜面によって押
し上げローラ922.922間から外れている。
また、前記リンク部83は、スライダブラケット831
、スライダリンク832.833から構成され、該スラ
イダプラケッ)831には長孔834が形成され、該長
孔834に、スライダリンク832の下端に設けられた
ピンがスライド可能に挿入され、該ピンの先端に前記ロ
ーラ821が設けられている。
また、前記スライダブラケット831の先端にはスライ
ダリンク833が枢支され、スライダリンク833の先
端がスライダリンク832の中間に枢支される。
前記スライダリンク832の先端には、前記ルーフブラ
ケット23に形成された遊動長孔26に挿通されて前記
ガイドフレーム40のルーフガイドレール44に挿し込
まれるローラ836が先端に設けられたスライド伝達ピ
ン835が設けられている。
次に、実施例の作動について説明する。
まず、スライドルーフ20を開く場合について説明する
電動モータ70を開駆動させると、駆動ワイヤ80が引
張られ、第3図の状態からスライダ81が車体後方へス
ライドされる。
スライダ81の後方スライドに伴ない、スライド伝達ピ
ン835がルーフガイドレール44及び遊動長孔26内
をスライドし、同時に、スライダ81のチルト駆動伝達
片84に伝達ローラ922で係合されたチルトガイド9
0も後方へスライドされる。
このスライド伝達ピン835のスライドによって、ルー
フガイドレール44及び遊動長孔26の両者が重なり合
う位置が後方へ移動12、それにより、遊動長孔26側
のルーフブラケッI・23は1−封されて行く。
また、チルトガイド90の後方スライドによって、チル
トガイド90が連結されたチルトフレーム50はガイド
フレーム40に沿って後方へスライドされ、このチルト
フレーム50の後方スライドによって、前述したように
、チルト機構60がチルトアップ作動を行い、チルトリ
ンク61が起立方向へ回動きれる。
上述のルーフブラケット23のlklを伴うチルト機構
60のチルトフレームvJにより、スライドルーフ20
は前端(</置を中心に回動して後部が1−昇される。
そして、チルトリンク61が完全に回動してチルト機構
60のチルトアップ作動が終rした時点で、第4図に示
すように、チルトガイド90は、ローラリンク92の後
端がリリース部37に達し、該リリース部37の折曲形
状にガイドされて1、方へ回動され、さらにチルI・駆
動伝達片84の1、部の傾胴面に後方のローラ922が
押し」−げられ該伝達片84との保合が外れた状態にな
ると共に、スプリング94によってその状態を保持され
ており、また、ルーフブラケット23は、スライド伝達
ピン835が遊動長孔26の後端に達して遊動関係を終
えると共に、十■が終了され、また、ガイドローラ25
が折曲部49の4一端に位置されている。
尚、このスプリング94によるチルトガイド90の姿勢
保持によって、チルトフレーム50のチルト駆動伝達片
84によらない前方へのスライドが規制されている。
このチルト機構60のチルトアップ作動が終了したとこ
ろで、電動モータ70を停止t、させれば、アウタスラ
イドルーフ装置Aはチルトアップ状態が保持される。
従って、スライドルーフ20の後部の上昇に伴ない、ス
ライドルーフ20のチルトアップ時の回動中心がその前
端のアウタシール21のイ・1近に位置されるように、
スライドルーフ20の前部も1−4されるため、アウタ
シール21やインナシール106が過大な力で押圧され
たり、チルト機構60に過負荷がかかったすせず、しか
も、スライI・ルーフ20の前端と前側固定ルーフ10
2との間に隙間が生じることもない。
−1−述のチルトアップ状!ハ;からさらに電動モータ
70を駆動させると、スライダ81のスライダリンク8
32,833が起1γされながら、スライド伝達ピン8
35はルーフガイドレール44内を後方へ移動され、既
にスライド伝達ピン835と遊動関係でなくなっている
ルーフブラケット23を介して伝達される駆動力によっ
て、スライドルーフ20は後方へスライドを開始する。
尚、スライドルーフ20のスライドに際して、スライド
ルーフ20の中央前部はルーフブラケット23に設けら
れたガイドローラ25とガイドフレーム40のルーフガ
イドレール44とによってスライドガイドされ、また、
左右両側はルーフサイドレール部22に設けられたサイ
ドガイドレール24とチルトフレーム50に設けられた
ローラ53.53によりスライドガイドされる。
そして、スライダ81がスライダガイドレール31の後
端に設けられたストッパ38に当接したところで、スラ
イドルーフ20のスライドが停止され電動モータ70の
駆動が停止トされる。
次に、スライドルーフ20を閉じる場合について説明す
る。
電動モータ70を閉駆動させると駆動ワイヤ80が押さ
れ、スライダ81がスライダガイドレール31内を前方
へスライドされる。
スライダ81の前方スライドに伴ない、スライド伝達ピ
ン835からルーフブラケット23へ駆動力が伝達され
てスライドルーフ20は前方へスライドきれ始める。こ
のとき、遊動長孔26の位置がルーフガイドレール44
に対して下方へ移動すると、スライド伝達ピン835は
遊動長孔26内を遊動してしまうが、ガイドローラ25
によってルーフブラケット23がルーフガイドレール4
4に対して下降するのが妨げられるため、スライド伝達
ピン835は、遊動することなく駆動力を伝達する。
その後、スライドルーフ20の前端が前側固定ルーフ1
02の段部に達して、チルトアップ状態になったところ
で、ルーフブラケット23のガイドローラ25はルーフ
ガイドレール44の折曲部49の上端に達し、また、チ
ルト駆動伝達片84はローラリンク92の前側の伝達ロ
ーラ922に当接する。
そして、チルト駆動伝達片84が伝達ローラ922を押
圧するとローラリンク92及びチルトガイドリンク93
はスプリング94の付勢力に抗して回動及び前方移動さ
れ、それによって、チルトガイドローラ921がリリー
ス部37から離れるとチルトフレーム50に対する位置
規制力が無くなり、チルトガイド90及びチルトフレー
ム50は前方へスライドされ、チルト機構60がチルト
ダウン作動を開始してスライドルーフ20の後部が下降
する。
また、スライドルーフ20の前部においては、ガイドロ
ーラ25が折曲部49に達したことでルーフブラケット
23の前方スライドが規制されると共に、下方移動可能
となり、スライド伝達ピン835は遊動長孔26内の遊
動を開始して、その伝達駆動力はスライドルーフ20の
前部を下降させるよう作用される。
その後、チルトガイド90がチルトガイドレール33の
前端に達し、かつ、スライド伝達ピン835が遊動長孔
26の前端に達したところで、スライドルーフ20は完
全に閉じられて、電動モータ70の駆動が停止される。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、開口部はルーフの全幅に亘って形成せずに外周
を固定のルーフに囲まれるように形成してもよく、それ
と共に、ガイドフレーム、チルトフレームも開口部の中
央部分ではなしに左右両側に設けてもよいし、また、開
口部を中央固定ルーフを挾んでルーフの左右に2ケ所設
け、その間11部のそれぞれにアウタスライドルーフ装
置を設け、別々に開閉できるようにしても良い。
また、実施例では駆動ワイヤ及びチルトガイドのスライ
ドガイド部分としてメインフレームを設けたが、L述の
ように、開口部の左右にガイドフレーム及びチルトフレ
ームを設けた場合には、スライドガイド部分としてメイ
ンフレームを用いずに固定ルーフを用いてもよいし、ま
た、駆動装置を開口部の前側に設けてもよい。
また、実施例では駆動装置として電動モータを用いたが
、電気以外のものを駆動源とするモータ等信の装置を用
いてよいし、駆動装置を用いずに手動により作動するよ
うにしてもよい。
また、チルト機構は、走行中のガタつき防■に等のため
に複数のリンクで支持するものを用いてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のアウタスライドルーフ装
置によればスライドルーフの閉状態でチルトリンクが開
口部側へ大きく突出することがないようにできるために
、見苦しかったり、また、それに覆いを設けても開口部
がひどく狭くなってしまうといったことが無いようにで
きるという効果が得られ、しかも、チルトリンクが回動
に要するスペースが小さくて済むために、設計自由度が
増すという効果が得られる。
さらに、実施例装置では、チルトアップの際にスライド
ルーフが前端部を中心に回動されるために以下に列挙す
る効果が得られる。
(イ)スライドルーフの前端部を下方に隙間が生じない
ように密着させることができ、車室のシール性が良くな
る。
(ロ)スライドルーフの前端付近の裏面に当接するイン
ナシールを設けても、チルトアップ時にインナシールが
押圧されたり、逆に、その反力が駆動装置に過大な負荷
となるといったことがない。
(ハ)チルトアップ状態及びチルトアップ途中でスライ
ドルーフ前端と車体との間に隙間が生じず、両名間から
車室内に風が吹き込んだりすることがない。
また、スライドルーフ曲部を支持するルーフブラケット
はスライドルーフの前端よりも後方に、没けられ、前側
固定ルーフ内に収納されることがないために、開[1部
を広くすることができるという効果も得られる。
また、開口部がルーフ全幅に1って形成されているため
に、車体外側方向の視界を妨げるものが無くなり、十分
な開放感が得られ、同時にメインフレームにより車体強
1バは保たれる。
また、スライドルーフなスライドさせるための機構は全
て、インナシールよりも車室内側に設けられているため
に、防水のための対策が不要となり、配置の自由1片が
高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明アウタスライドルーフ装置の実施例の主
要部を示す分解剥視図、第2図は実施例装置を示す全体
図、第3図〜第5図は実施例装置の作動を示す断面図、
第6図は第4図のx−x断面図、第7図は第4図のY−
Y断面図、第8図は第4図のZ−7断面図、第9図は実
施例装置の要部を示す側面図、第io図は実施例装置の
要部を示す刺視図、第11図は実施例装置の要部作用を
示す図である。 10・・・開口部 20・・・スライドルーフ 40・・・ガイドフレーム 50・・・チルトフレーム(チルト駆動伝達部材)60
・・・チルト機構 61・・・チルトリンク 101・・・ルーフ 622・・・ト側ピンスライド孔(ガイド長孔)特  
許  出  願  人 日産車体株式会社 株式会ンl城南製作所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)車体ルーフに開口部が形成され、 該開口部にはルーフの外側をスライド可能にスライドル
    ーフが設けられ、 該スライドルーフの後部と車体との間には、チルトリン
    クを備え、前記スライドルーフの後部を支持すると共に
    上下動させるチルト機構が設けられたアウタスライドル
    ーフ装置において、 前記開口部の車両前後方向に、ガイドフレームが前端部
    を車体に回動可能に支持されて設けられ、 前記ガイドフレームにはチルト駆動伝達部材が移動可能
    に設けられ、 前記チルトリンクは、下端部が車体に前後方向へスライ
    ド可能に支持され、中間部がガイドフレームに回動可能
    に支持され、上端部が、前記チルト駆動伝達部材の後方
    移動によって上方へ導かれ、前方移動によって下方へ導
    かれるように、前側上向きにチルト駆動伝達部材に形成
    されたガイド長孔に支持されたことを特徴とするアウタ
    スライドルーフ装置。
JP23238285A 1985-10-18 1985-10-18 アウタスライドル−フ装置 Granted JPS6291315A (ja)

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JPS6291315A true JPS6291315A (ja) 1987-04-25
JPH0425884B2 JPH0425884B2 (ja) 1992-05-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6682134B2 (en) * 2001-09-12 2004-01-27 Webasto Vehicle Systems International Gmbh Guide device for a cover of a motor vehicle roof

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57164922U (ja) * 1981-04-14 1982-10-18

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