JPS629129B2 - - Google Patents

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JPS629129B2
JPS629129B2 JP52120835A JP12083577A JPS629129B2 JP S629129 B2 JPS629129 B2 JP S629129B2 JP 52120835 A JP52120835 A JP 52120835A JP 12083577 A JP12083577 A JP 12083577A JP S629129 B2 JPS629129 B2 JP S629129B2
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polyester
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JP52120835A
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Butsukusubaumu Rootaa
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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Publication of JPS629129B2 publication Critical patent/JPS629129B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/16Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08G63/18Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings
    • C08G63/19Hydroxy compounds containing aromatic rings
    • C08G63/193Hydroxy compounds containing aromatic rings containing two or more aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/68Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G63/682Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing halogens
    • C08G63/6824Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing halogens derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/6826Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08G63/688Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing sulfur
    • C08G63/6884Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing sulfur derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/6886Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は芳香族ジカルボン酸、二量体酸(高級
脂肪族ジカルボン酸)及びビスフエノールから得
られる線状熱可塑性コポリエステル及びその製造
方法並びにその使用方法に関する。 ジカルボン酸及び芳香族ジオールから得られる
熱可塑性ポリエステル、例えば脂肪族及び/又は
芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールから得ら
れ、そしてまた脂肪族ジオールを含有できるポリ
エステル、は公知である。これらのポリエステル
は例えば米国特許第3351624号、第3317464号、第
3297633号、第3471441号及び第3398120号明細書
並びにドイツ公開報第2438053号に記載されてい
る。これらのポリエステルの実質的な短所として
は、高い軟化温度及び溶融粘度のためにポリエス
テルの熱安定性の限界の処理温度が必要とされ、
処理が困難なことが挙げられる。これは、フタル
酸及びビスフエノールを主として含有するポリエ
ステルの場合に特に該当する。更に短所としてこ
れらのポリエステルは電気絶縁性が不充分であ
り、そして或る用途には靭性特性が不充分である
ことが挙げられる。 本発明の目的は、芳香族ジカルボン酸及びビス
フエノールから得られ、そして機械的性質がほん
のわずかに劣化されるが低い溶融粘度を有し、従
つて優れた加工性を有するように改質され、更に
は電気絶縁性も改善された、ポリエステルを提供
するものである。 本発明は、ポリエステルに基づいて、 a 49.5ないし45モル%の次式: ―OC―R―CO― () (式中、Rは芳香族ジカルボン酸のカルボキシ
ル基を除いた残基を表わす。)で表わされる同一
又は異なつた反復構造単位と、 b 50モル%の次式: (式中、 R1及びR11は水素原子、臭素原子又はメチル基
を表わし、そして Aは―SO2―、―CH2―、―C(CH32―又は
シクロヘキシリデン基を表わす。)で表わされる
同一又は異なつた反復構造単位と、 c 0.5ないし5モル%の次式: ―OC―R1―CO― () (式中、R1は少なくとも21個の炭素原子を有
する二量体酸のカルボキシル基を除いた残基を表
わす。)で表わされる同一又は異なつた反復構造
単位とからなり、 フエノールとo―ジクロロベンゼンの等量部の
混合溶媒中で30℃にて測定した少なくとも0.18の
極限粘度〔η〕と大きくても100000の重量平均分
子量w)を有する線状熱可塑性ポリエステルに
関する。 また、本発明は、 a′ 次式a: HOOC―R―COOH (a) (式中、Rは式で定義した意味を表わす。)
で表わされる芳香族ジカルボン酸の少なくとも1
種又はそのポリエステル形成性誘導体49.5ないし
45モル%と、 c′ 次式a: HOOC―R1―COOH (a) (式中、R1は式で定義された意味を表わ
す。)で表わされる二量体酸の1種若しくはそれ
以上、又はそのポリエステル形成性誘導体0.5な
いし5モル%を、 b′ 次式a: (式中、R1,R11及びAは式で定義した意味
を表わす。)で表わされるビスフエノールの少な
くとも1種と、上記で定義したように測定した極
限粘度が少なくとも0.18に達するまで、重縮合反
応させることを特徴とする線状熱可塑性ポリエス
テルの製造方法にも関する。 極限粘度は0.42ないし1.56が望ましい。使用で
きる適当な芳香族ジカルボン酸としては、例えば
テレフタル酸、イソフタル酸、オルト―フタル
酸、1,3―、1,4―、2,6―又は2,7―
ナフタレンジカルボン酸、4,4′―ジフエニルジ
カルボン酸、4,4′―ジフエニルスルホン―ジカ
ルボン酸、1,1,3―トリメチル―5―カルボ
キシ―3―(p―カルボキシフエニル)―インダ
ン、4,4′―ジフエニル エーテル―ジカルボン
酸、ビス―p―(カルボキシフエニル)―メタン
及びスチルベンジルカルボン酸が挙げられる。 芳香族ジカルボン酸の中で、テレフタル酸及び
イソフタル酸、そしてまたオルトフタル酸も望ま
しい。 テレフタル酸及びイソフタル酸の混合物、好ま
しくはテレフタル酸を30ないし70モル%含有し、
そしてイソフタル酸を70ないし30モル%含有した
ものは特に望ましい。 式のビスフエノール中、メタ位、特にパラ位
で結合した―O―基は好ましい。式中のR1
びR11は、好ましくは―O―基に対して2個のオ
ルト位で結合し、そして好ましくは水素原子を表
わす。 R1及びR11はメチル基を表わす。 式中、―O―基がパラ位で結合し、そして
R1及びR11が水素原子を表わす該ビスフエノール
類は特に好ましい。 式中、Aは2,2―プロピリデン基、メチレ
ン基、シクロヘキシリデン基を表わす。 ビスフエノールの例として下記のものが考慮さ
れる:ビス―(p―ヒドロキシフエニル)―スル
ホン、ビス−(p―ヒドロキシフエニル)―メタ
ン、2,2―ビス―(4′―ヒドロキシ―3′,5′―
ジメチルフエニル)―プロパン、2,2―ビス―
(4′―ヒドロキシ―3′―メチルフエニル)―プロ
パン及び特に2,2―ビス―(p―ヒドロキシフ
エニル)―プロパン(ビスフエノールA)及び
1,1―ビス―(p―ヒドロキシフエニル)―シ
クロヘキサン(ビスフエノールC)。 二量体酸は、高級不飽和脂肪族カルボン酸、特
に脂肪酸、の二量重合によつて得られるジカルボ
ン酸を意味する。カルボン酸は炭素原子を少なく
とも13個含有し、そして二量体酸は好ましくは炭
素原子を26ないし40個含有する。この種の二量体
酸は公知であり、商業的に入手し得る。これらの
酸中、炭素原子を36個含有するものは、特に好ま
しく、そして下記の本明細書中での二量体酸を示
す〔商標名;エムポール1010(Empol 1010)、ユ
ニレヴアー―エマリイ―(Unilever―Emery)社
製〕。二量体酸を製造するとき、これらは少数の
残余の二重結合をなお含有できるがこの二重結合
は酸を重縮合反応に使用する前に除去しなくても
よい。しかしながら水素化してこれらの残余二重
結合を除去することが非常に適切である。 本発明のポリエステルは、ジカルボン酸a′及び
c′又はそのポリエステル形成性誘導体と、少なく
とも1種のビスフエノール又はそのポリエステル
形成性誘導体を、所望の粘度に達するまで重縮合
反応させる公知方法によつて得ることができる。
概して重縮合反応は温度0ないし320℃常圧又は
真空及び/又は不活性ガスの気流中で行われる。 本発明の新規ポリエステルの公知の製造方法と
して、例えばどんなポリエステル形成性誘導体及
び反応触媒を使用するかによつて、溶液縮合又は
共沸縮合、界面縮合、溶融縮合又は薄層法を含む
固相縮合並びにこれらの方法の組合せが考慮され
る。 使用されるジカルボン酸のポリエステル形成性
誘導体としては好ましくはジアリールエステルが
挙げられる。原則的にはいかなる所望のジアリー
ルエステル、主としてイソフタル酸及びテレフタ
ル酸のジフエニルエステルでも使用できる。しか
しながら置換されたフエノールのジアリールエス
テル、例えばジクレジルエステル、ブチルフエノ
ールのエステル又はハロゲン化フエノールのエス
テルを使用することもできる。特別な方法には遊
離ジカルボン酸又は酸二ハロゲン化物を使用す
る。ビスフエノールはそれ自体又は低分子カルボ
ン酸とのジエステル、例えばジアセテートの形で
使用する。 本発明のポリエステルは好ましくはジカルボン
酸a′のジフエニルエステル、遊離ビスフエノール
及び遊離ジカルボン酸c′から製造される。出発成
分は不活性ふん囲気例えば窒素又はアルゴン中で
触媒の存在下でそれ自体公知の溶融縮合法及びエ
ステル交換法によつて反応させる。すなわち、ジ
アリールエステル、ビスフエノール及びジカルボ
ン酸c′を適当な反応容器、例えば撹拌型反応器又
は撹拌型薄膜反応器中に入れ、触媒及び場合によ
つては安定剤を添加後、混合物を概して180℃な
いし320℃の反応温度に加温する。反応の最後の
部分は重縮合生成物が所望の粘度に達するまで真
空で行う。反応器から除去及び冷却した後、得ら
れたポリエステル溶融体を従来法により微粋砕す
る。芳香族ジカルボン酸のジアリールエステル及
びビスフエノールは、化学量論の割合で使用され
るが、各成分、好ましくはジアリールエステルは
20%まで、好ましくは5%までの過剰量含有させ
ることができる。各成分の全量は重縮合反応の間
に少しづつ添加することもできる。ジフエニルエ
ステルの一定量(全量の20モル%に至る割合のも
の)をジフエニルカーボネートによつて交換する
こともできる。 本発明に使用できるエステル交換触媒及び重縮
合触媒は公知であり、このような触媒としては例
えばアルカリ金属及びアルカリ土類金属、マグネ
シウム、鉛、亜鉛、アンチモン、チタン及びスズ
の化合物、例えばこれらの金属の、フエノラー
ト、酸化物、アルコキシド、水素化物、水素化ホ
ウ素及びアルコラートの形のものが考慮される。
リチウム、カリウム及びナトリウムは特に触媒と
して好ましい。 使用できる安定剤は重縮合反応用として知られ
ている化合物、例えばアリールホスフイツト、ア
ルキルホスフイツト及びアルキル/アリールホス
フイツト混合物及び相当するホスフエートが挙げ
られる。 本発明の新規ポリエステルを製造するための別
の実施態様ではジカルボン酸a′及びc′の二ハロゲ
ン化物、好ましくは酸二塩化物を、塩基性触媒の
存在下0゜ないし100℃の温度でハロゲン化水素
の脱離により、ビスフエノールと重縮合反応させ
る。使用される塩基性触媒は好ましくはアミン又
は第四アンモニウム塩である。塩基性触媒の比率
は酸ハロゲン化物に対して0.1ないし800モル%、
さらに、好ましくは0.1ないし100モル%であつて
もよい。この方法は溶媒の不存在下又は存在下で
行うことができるし、有機溶媒の均質溶液中又は
水/有機溶媒系での界面縮合反応として行うこと
ができる。 重縮合反応は、まず、出発化合物を、一定粘度
に達するまで溶融体中で重縮合反応させ、次に、
こうして生成した初期縮合物を例えば水中グラニ
ユレーターを用いて微粉砕又は粗砕し、顆粒を乾
燥し、所望なら結晶化助剤を用いてこれを結晶化
させ、そして次に真空及び顆粒の融点以下の温度
を使用して顆粒を固相重縮合反応に付すことによ
り行うこともできる。このようにして高粘度のも
のを得る。 後縮合は溶融体中で行うこともでき、そしてこ
の場合にはこのような反応に適する押出機、例え
ば二軸スクリユー押出機又は二軸スクリユー混練
機が有利に使用できる。 本発明のポリエステルを製造するための別の実
施態様における手順は、ジカルボン酸a又はその
ポリエステル形成性誘導体とビスフエノールとの
初期縮合物と、ジカルボン酸c又はそのポリエス
テル形成性誘導体とビスフエノールとの初期縮合
物とを別々に製造し、そしてこれらの初期縮合物
を溶融体中で混合し、そして次に所望の粘度に達
するまで溶融体又は固相中で一緒に重縮合反応を
行う。これによつてポリエステル鎖が初期縮合物
のセグメントを含有する、ブロツク重縮合生成物
が主として得られる。 あらゆる種類の不活性添加剤等、例えば充填剤
又は補強充填剤、例えばタルク、カオリン、金属
粉末、珪灰石そして特にガラス繊維、無機又は有
機顔料、螢光増白剤、艶消剤、離型剤、結晶化促
進剤、防炎剤又は熱崩壊に対する安定剤を、ポリ
エステル溶融体の処理中に又は重縮合反応の前で
あつても、反応塊に添加することができる。 重縮合反応を不連続的に行うときには、最終縮
合段階、例えば固相縮合反応中、又は溶融縮合反
応の終り、であつても不活性添加剤を添加してお
くことができる。 本発明のポリエステルは、出発成分としてどの
ジオール及びどのジカルボン酸を使用するかおよ
びその使用する割合に依存して非晶質及び透明で
ある。ポリエステルは、無色から茶色、有機溶媒
に可溶、そして熱可塑性物質(エンジニアリング
プラスチツク)であり、そしてこのポリエステ
ルから従来の成形法、例えば流し込成形、射出成
形そして押出によつて価値のある性質を有する成
形品を製造することができる。このような成形品
としては、例えば工業的装置の部材、装置のケー
シング、家庭用具、スポーツ用品、電気絶縁体、
自動車の部品、回路、シート、フイルム、フアイ
バー及び機械加工により賦形し得る半製品が挙げ
られる。公知の粉末被覆法による物体の被覆用と
してポリエステルを使用することも出来、そして
ポリエステルの流延性溶液を使用するラツカー塗
布も可能である。さらに、本発明のポリエステル
はまた焼結フイルターの製造及び焼結溶接法によ
つて機械部品を製造するための熱溶融型接着剤と
しても適する。 本発明のポリエステルは溶融体の粘度が驚くべ
き程大巾に減少しており、性質がわずかに変化し
ているだけであり、そしてこれは加工に有利な結
果をもたらす低温による処理を可能とする。ポリ
エステルの電気絶縁性は驚くべき程改善され、そ
して機械的性質の中ではノツチ付衝撃強さが驚く
べき程改善される。 後述の実施例により製造されるポリエステルは
下記の同定データによつて更に詳細に特徴づけら
れる。これらのポリエステルは、サンプルを融点
または軟化点より30℃高い温度で3分間熱処理を
行いそして次に急速に冷却して示差熱分析によつ
て測定される形態学的変化によつて特徴づけられ
る。即ち、急速に冷却したサンプルをパーキン―
エルマー(Perkin―Elmer)社の示差走査熱量計
「DSC―1B」を用いて16℃/分の昇温速度で加熱
する。サンプルのサーモグラムはガラス転移温度
(Tg)、結晶化温度(Tc)および微結晶融点
(Tm)を示す。 ガラス転移温度はサーモグラム中で比熱が突然
上昇する変曲点として与えられ、結晶化温度は発
熱のピークの頂点として与えられ、融点は吸熱の
ピークの頂点として与えられそして分解温度
(Td)は比熱が突然に発熱および吸熱変化を開始
する点として与えられる。実施例の重縮合生成物
の極限粘度はフエノールとo―ジクロロベンゼン
の等量部の混合溶媒中で30℃で測定される。軟化
点(Ts)は15℃/分の昇温速度でコフラー
(Kofler)の加熱台顕微鏡を使用して測定され
る。即ち、軟化点は2本のフイラメントから形成
される十字の鋭角が消失する温度として定義され
る。下記の実施例は本発明を更に詳細に説明する
ものである。 実施例1ないし3及び比較例 ジフエニルテレフタレート、ジフエニルイソフ
タレート、ビスフエノールA(モル比は表参照)
及びテトライソプロピレートの形のチタン(酸の
合計に対して)0.01%を、撹拌機、N2導入口及び
蒸留橋を取り付けた10反応器中で一緒に溶融
し、そして溶融体をゆつくり250℃にする。フエ
ノールが発生し始めた後、温度を280℃に昇温さ
せ、フエノールの理論量の60ないし80%を約60分
間のうちに留去する。 この時、脂肪族ジカルボン酸を表に示したモル
量で添加し、そして更に15分後約0.5mmHgにゆつ
くり減圧する。完全に減圧後、反応を30分間中止
する。 こうして得られた初期縮合物を粉末化し、テフ
ロンを塗布した金属板上に薄層に広げ、そして更
に真空乾燥室中で220℃及び0.2mmHgの減圧下で
48時間縮合反応を行う。比較例としてポリエステ
ルをジフエニルテレフタレート、ジフエニルイソ
フタレート及びビスフエノールAから製造する。 射出成形機を使用して最終生成物から試験片を
加工し、そして表に示された性質を決定する:
【表】
【表】 実施例 4―11 下記表に列挙のポリエステルを、撹拌機、N2
導入口及び、上部に冷却器を備えた蒸留機を取り
付けた200mlのガラス製反応機中で、10ないし50
gのバツチサイズで実施例1―3と同様にして製
造する。 実施例4―7では、公知の酸置換法による手順
を続けて行い、そしてこの工程では遊離酸及びジ
アセテートの形のビスフエノールを使用する。マ
グネシウム0.05%を触媒として使用する。酢酸を
留去する。他の点では実施例1と同様の手順を行
う。 薄層での後縮合は行わないが行うこともでき
る。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエステルに基づいて、 a 49.5ないし45モル%の次式: ―OC―R―CO― () (式中、Rは芳香族ジカルボン酸のカルボキシ
    ル基を除いた残基を表わす。)で表わされる同一
    又は異なつた反復構造単位と、 b 50モル%の次式: (式中、 R1及びR11は水素原子、臭素原子又はメチル基
    を表わし、そして Aは―SO2―、―CH2―、―C(CH32―又は
    シクロヘキシリデン基を表わす。)で表わされる
    同一又は異なつた反復構造単位と、 c 0.5ないし5モル%の次式: ―OC―R1―CO― () (式中、R1は少なくとも21個の炭素原子を有
    する二量体酸のカルボキシル基を除いた残基を表
    わす。)で表わされる同一又は異なつた反復構造
    単位とからなり、 フエノールとo―ジクロロベンゼンの等量部の
    混合溶媒中で30℃にて測定した少なくとも0.18の
    極限粘度〔η〕と、大きくても100000の重量平均
    分子量w)を有する線状熱可塑性ポリエステ
    ル。 2 極限粘度が0.42ないし1.56である特許請求の
    範囲第1項記載のコポリエステル。 3 重量平均分子量が10000ないし80000である特
    許請求の範囲第1項記載のコポリエステル。 4 式において、Rがテレフタル酸及び/又は
    イソフタル酸のカルボキシル基を除いた残基であ
    る特許請求の範囲第1項記載のコポリエステル。 5 式で表わされる反復構造単位の30ないし70
    モル%中のRがテレフタル酸のカルボキシル基を
    除いた残基であり、そして式で表わされる反復
    構造単位の70ないし30モル%中のRがイソフタル
    酸のカルボキシル基を除いた残基である特許請求
    の範囲第4項記載のコポリエステル。 6 式において、―O―基がメタ位そして特に
    パラ位に結合した特許請求の範囲第1項記載のコ
    ポリエステル。 7 式において、R1及びR11が―O―基に対し
    て2個のオルト位に結合した特許請求の範囲第6
    項記載のコポリエステル。 8 式において、―O―基がバラ位に結合し、
    そしてR1及びR11が水素原子である特許請求の範
    囲第1項記載のコポリエステル。 9 式が2,2―ビス(p―ヒドロキシフエニ
    ル)プロパン又は1,1―ビス(p―ヒドロキシ
    フエニル)シクロヘキサンの残基である特許請求
    の範囲第1項記載のコポリエステル。 10 式において、R1が炭素原子を26ないし
    40個含有する二量体酸のカルボキシル基を除く残
    基である特許請求の範囲第1項記載のコポリエス
    テル。 11 R1が炭素原子数36のジカルボン酸のカル
    ボキシ基を除く残基である特許請求の範囲第10
    項記載のコポリエステル。 12 式で表わされる反復構造単位を1ないし
    3モル%有する特許請求の範囲第1項記載のコポ
    リエステル。 13 ポリエステルに基づいて、 a 49.5ないし45モル%の次式: ―OC―R―CO― () (式中、Rは芳香族ジカルボン酸のカルボキシ
    ル基を除いた残基を表わす。)で表わされる同一
    又は異なつた反復構造単位と、 b 50モル%の次式: (式中、 R1及びR11は水素原子、臭素原子又はメチル基
    を表わし、そして Aは―SO2―、―CH2―、―C(CH32―又は
    シクロヘキシリデン基を表わす。)で表わされる
    同一又は異なつた反復構造単位と、 c 0.5ないし5モル%の次式: ―OC―R1―CO― () (式中、R1は少なくとも21個の炭素原子を有
    する二量体酸のカルボキシル基を除いた残基を表
    わす。)で表わされる同一又は異なつた反復構造
    単位とからなり、 フエノールとo―ジクロロベンゼンの等量部の
    混合溶媒中で30℃にて測定した少なくとも0.18の
    極限粘度〔η〕と大きくても100000の重量平均分
    子量w)を有する線状熱可塑性ポリエステルを
    製造するにあたり、 a′ 次式a: HOOC―R―COOH (a) (式中、Rは式で定義した意味を表わす。)
    で表わされる芳香族ジカルボン酸の少なくとも1
    種又はそのポリエステル形成性誘導体49.5ないし
    45モル%と、 c′ 次式a: HOOC―R1―COOH (a) (式中、R1は式で定義された意味を表わ
    す。)で表わされる二量体酸の1種若しくはそれ
    以上、又はそのポリエステル形成性誘導体0.5な
    いし5モル%を、 b′ 次式a: (式中、R1,R11及びAは式で定義した意味
    を表わす。)で表わされるビスフエノールの少な
    くとも1種と、上記で定義したように測定した極
    限粘度が少なくとも0.18に達するまで、重縮合反
    応させることを特徴とする線状熱可塑性ポリエス
    テルの製造方法。 14 式aで表わされるジカルボン酸又はその
    ポリエステル形成性誘導体と式aで表わされる
    ビスフエノールとの初期縮合物と、式aで表わ
    されるジカルボン酸又はそのポリエステル形成性
    誘導体と式aで表わされるビスフエノールとの
    初期縮合物を溶融混合し、続けて特許請求の範囲
    第13項で定義したように測定した極限粘度が少
    なくとも0.27に達するまで溶融状態で又は固相で
    重縮合することを特徴とする特許請求の範囲第1
    3項記載の線状熱可塑性ポリエステルの製造方
    法。
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GB1543489A (en) 1979-04-04
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