JPS6291237A - 新規な半透明の油中水型エマルジヨン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の概要） 本発明は新規な油中水型エマルジョンに関する。本発明
のエマルジョンは、加湿剤を含む水相、石油ゼリーなど
を含む油相および油中水型エマルジョンを与える乳化剤
から成り、その水相は実質的に油相と同じ範囲の屈折率
を有する半透明の油中水型エマルジョンである。

本発明の半透明の油中水型エマルジョンは石油ゼリーと
同じ一般的外観および感触を有し、石油ゼリーと同じ機
能を示すが、皮膚に塗布したときに、水が皮膚から逃げ
るのを防ぐと同時に、水および加湿剤ならびに他の保湿
剤を皮膚の中に運び、皮膚をしめらすという点において
石油ゼリーよシも優れている。

（発明の要約） 本発明の組成物は皮膚の保湿組成物として有用である。

それはまた、ワセリンと同じ一般用途にも使用できる（
例えば、エモリエント、潤滑剤など）。

この新規な半透明の油中水型組成物は、乾性の皮膚の処
置における皮膚保湿組成物として特に有用である。傷の
治療用軟膏としての使用も期待される。本発明の半透明
の油中水型エマルジョンは、また石油ゼリーと同一の一
般用途すなわち： （１）緩和、柔軟および保護層を与える皮膚加湿剤およ
び潤滑剤としての皮膚科用途、および（２）金属および
大ていのプラスチック材料を含む種々のタイプの表面の
間の摩擦を減らすだめの永続性潤滑剤、としても使用で
きる。本発明の組成物は、医薬組成物において油溶性お
よび水溶性の両方の医薬および同様の医療薬剤のキャリ
アーまたはビヒクルとして有用である。

（発明の目的） 本発明の目的は、石油ゼリーの外観をもつだけでなく、
石油ゼリーと同様に閉塞剤として働いて皮膚から水が逃
げるのを防ぐ、新規な半透明の油中水型エマルジョンを
提供することにある。

本発明の別の目的は、石油ゼリーの外観をもち、石油ゼ
リーと同様に閉塞剤として働いて皮膚から水が逃げるの
を防ぐだけでなく、石油ゼリーと異なシ、水および加湿
剤および他の保湿剤を皮膚の中に運び、皮膚をしめらす
新規な半透明の油中水型エマルジョンを提供することに
ある。

本発明のさらに別の目的は、石油ゼリーの外観をもつが
、よシ経済的に生産できる新規な半透明の油中水型エマ
ルジョンを提供することにある。

本発明の別の目的は、上記の目的に述べた性質および特
性をもつ新規な半透明の油中水型エマルジョンの製造法
を提供することにある。

（発明の詳細な説明） 本発明の目的は、加湿剤および好みによシ存在してもよ
い水溶性の薬剤（たとえば、着色剤、防腐剤、医薬剤、
屈折率改変剤）を含む水相、石油ゼリーおよび類似物な
らびに医薬剤および屈折率改変剤および油中水型乳化剤
を含む好みの油溶性添加剤から成る油相から成り、水相
が実質上油相と同じ屈折率（すなわち１．４ないし１．
５、好ましくは１．４６ないし１．４８、石油ゼリーの
屈折率は１．４７である）をもつ半透明の油中水型エマ
ルジョンを形成することによって実現される。

本発明の文章においては、「石油ゼリーおよび類似物」
という用語は、ここに使用された場合、石油ゼリー（白
色ワセリン）または石油ゼリーのうちいくらかを鉱物油
で置きかえた変性石油ゼリーを意味する。白色ワセリン
は、主として一般式Ｃｎ　Ｈ２ｎ　＋　２のメタン系か
ら成る石油から得られた半固体の炭化水素の精製された
混合物である。この白色ないし微黄色の油性の塊状物は
、０．８２０〜０．８６５の密度、３８〜５４℃の融点
および１．４６０〜１．４７４の屈折率をもつ。

本発明の半透明の油中水型組成物においては、水相は組
成物全体に対し約８ないし２０重量％、好ましくは約Ｉ
Ｏないし１５重Ｒ％の量の水および組成物全体に対し約
１５〜３０重量％、好まし％の量のペトロラタムを含む
。油中水型乳化剤は一般に組成物全体の約０．１ないし
５重量％、好ましくは組成物全体の１ないし２重量％の
量であり、もし存在するならば、残余は鉱物油から成る
。

（本発明の半透明エマルジョンの一般的製法）本発明の
半透明の油中水型エマルジョンの製造においては、使用
される下記の方法には、汚染微生物による腐敗を防ぐ従
来からの防腐剤の使用を包含する。

人相（油相）は、適量の石油ゼリーおよび類似物（たと
えば石油ゼリーおよび鉱物油）を適当な油相の釜に入れ
ることによって形成される。

攪拌しながら混合物を透明な液体が得られるまで加熱す
る。適当な油溶性防腐剤（例えばプロピルパラベン）を
加えて、溶解するまで混合する。透明な液体に適量の乳
化剤を攪拌しながら加えるー。

まず適量の水を釜に加えることによって、適当な水相の
釜の中でＢ相（水相）を調製する。

適量の水溶性防腐剤（たとえばメチルパラベン）を攪拌
しながら溶解させる。適量の加湿剤を水相に加えて、透
明な溶液が得られるまで攪拌をつづける。

適当な染料を水相に加える。水、加湿剤、染料および他
の水相成分は、製造すべきエマルジョンの出来上がシの
水相が、石油ゼリーに近い屈折率すなわち、１．４ない
し１．５、好ましくは１．４５ないし１．４８の値をも
つような性質をもちそのような量でなければならない。

水相は、適切な高速攪拌をもち、好ましくは釜に設置し
たホモヘッドをもった側面かきとシ器をもった油相釜に
ゆっくりと移される。

水相の添加のあと、１５分間混合をつづけて均一な油中
水型エマルジョンを形成する。出来たエマルジョンを、
ホモゲナイズ中気泡混入ヲ調節しながら、７０℃で２０
〜３０分間ホモゲナイズする。ホモゲナイズ処理が完了
したら、ジャケットに徐々に水を通してゆっくり冷却し
ながら５０℃に全体を冷やす。速く冷やしすぎると、製
品が容器の壁で固化して、壁のかきとシが必要になる。

本発明の半透明の油中水型エマルジョンの形成において
、石油ゼリーおよび類似の成分は、その湿潤、柔軟、緩
和および保護特性のため広く利用されて来た、よく知ら
れた米国薬局方白色ワセリンならびに鉱物油で変性した
白色ワセリンであってよい。

油中水型エマルジョンを形成し、かつ水相中において水
および他の水溶性物質とともに石油ゼリーのそれに近い
かまたは一致する屈折率を与える加湿剤であれば、どん
なものでも使用できる。そのような加湿剤の例は、グリ
セリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、プロ
ヒレンクリコー／＆、多Ｗｆｆ、コーンシロラフ、ピロ
リドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウムおよび誘
導体、グルタミン酸モノナトリウム、ポリオール、尿素
および誘導体および天然蜂蜜である。

好ましい加湿剤は多糖類である蔗糖である。

他の有用な多糖類は果糖、グルコース、マルトースなど
である。

本発明に従って使用できる適当な油中水型乳化剤の例は
、ポリグリセリン−４ココエート、ポリグリセリン−１
０デカオレエート、ポリグリセリン−１０デカリルエー
ト、ポリグリセリン−２ジイソステアレート、　ポリグ
リセリン−３ジイソヌテアレート、ポリグリセリン−６
ジオレエート、ポリグリセリン−６ジステアレート、ポ
リグリセリン−４イソステアレート、ポリグリセリン−
３オレエート、ポリグリセリン−４オレエート、ポリグ
リセリン−２セスキイソステアレート、ポリグリセリン
−２セスキオレエート、ポリグリセリン−３ヌテアレー
ト、ポリグリセリン−４ステアレート、ポリグリセリン
−８ステアレート、ポリグリセリン−１０テトラオレエ
ート、およびポリグリセリン２　テトラオレエートであ
る。

本発明のエマルジョンにおいて、水および加湿剤は、皮
膚に加湿効果を与える。

使用する着色剤は、好ましくはエマルジョンが石油ゼリ
ーの色に一致するのに助けとなるようなものであるべき
である。

（発明の詳細な説明） 下記は本発明の半透明の油中水型エマルジョンの個々の
実施例である。実施例において、ポリグリセリンオレエ
ートおよびポリグリセリンイソステアレートはライトコ
ケミカルカンパニーによって製造される。

（半透明石油ゼリー油中水型エマルジョンの処方例） 遺ＪｉＪＬ上 重量％ ポリグリセリン３オレ二一）　　　　　　　１．００米
国薬局方蔗糖　　　　　　　　　　　２０．００防腐剤
　　　　　　０．２０ 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
４．８０１００．００％ 実施例■ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　５０．００鉱物油　
　　　　１４．００ ポリグリセリンイソステアレート　　　　１．００米国
薬局方蔗糖　　　　　　　　　２０．００防　　腐　　
剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２０水　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１４．
８０１００．００％ 実施例■ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　５０．００鉱　　物
　　油　　　　　　　　　　　　　　　　　１４．　Ｏ
Ｏポリグリセリンイソステアレート　　　　１．００ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム　　　１５．００米国薬
局方蔗糖　　　　　　　　　５．００防　　腐　　剤　
　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２０水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１４．８０
１００．００％ 実施例■ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　５０．　ＯＯポリグ
リセリンオレエート　　　　　　　１．００ソ　ル　ビ
　ト　−　ル　（１００％　粉末）　　　　　　　　　
　　２８．８０防　　腐　　剤　　　　　　　　　　　
　　　　　　　０．２０水　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　２０．００１００、００　％ 実施例Ｖ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　６４．００ポリグリ
セリンイソステアレート　　　　１．００水国薬局方蔗
糖　　　　　　　　　２０．　ＯＯ防　　腐　　剤　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２０水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１４．８０
１００．００％ 実施例■ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　５０．００ポリグリ
セリンオレエー）　　　　　　　　１．００水素添加グ
ルコーヌシロツプ　　　　２８．８０防　　腐　　剤　
　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２０水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０．００
１００．００％ 実施例■… 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　　４８．５０パラフ
イン蝋　　　　　　　　　　　０．５０ミネラ１オイ／
Ｌ／２００　ＳＶＳ　　　　　　　３．００ポリグリセ
リンオレエート　　　　　　　１．００ソ　ル　ビ　ト
　−　ル　（７０％　溶液）　　　　　　　　　　　　
３９．００防　　腐　　剤　　　　　　　　　　　　　
　　　　　０．２０水　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　７．８０実施例ｖＩＩ１ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　５３．８０ポリグリ
セリンイソヌテアレート　　　　１．００尿　　　素　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　３０．００防腐
剤　　　　　　　　０．２０ 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１５．００１００．００％ 実施例■ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　６８．８０ポリグリ
セリンイソヌテアレー）　　　　　１．００クルタミン
酸モノナトリウム１５．　ＯＯ防　　腐　　剤　　　　
　　　　　　　　　　　　　　０．２０水　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　１５．００１００
．００％ 実施例Ｘ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　４８．００鉱物油　
　　　　　　　３．５０ ポリグリセリンオレエー）　　　　　　　　１．００ソ
ｐピトー／Ｌ’（７０％溶液）　　　　　３９．００グ
リセリン　　　　　　　　　　２４．５０防腐剤　　　
　　２０．００ 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　２．８０１０Ｏ−Ａｎ＜ 実施例Ｍ 重量％ 石油ゼリー　　　　　　　　　　　４８．５ミネ−ｙｙ
ｖオイ／Ｖ　２００　ＳＶＳ　　　　　　　　　３．５
ポリグリセリンオレエー）　　　　　　１．００プロピ
レングリコ−／Ｖ　　　　　　　　２０．００ツルピト
ー／Ｌ’（７０％溶液）　　　　　　　２４．００防　
　腐　　剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．
２０水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　２．８０１００．００％ 実施何重ないしＭに引用した加湿剤、例えば、蔗糖、ソ
ルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、尿素
、ナトリウムピロリドンカルボン酸、グルタミン酸モノ
ナトリウム、および水素添加グルコーズシロップを組み
合わせることによって、類似した性質をもつ半透明のエ
マルジョンを得ることができる。

特許出願人　　　チースブローーポンズ　インコーホレ
イテッド代　　理　　人　　　新　　実　　健　　部（
外１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、加湿剤を含む水相、および、石油ゼリーまたは鉱物
   油および油中水型乳化剤で変性した石油ゼリーの油相か
   ら成り、水相が実質上油相と同じ範囲の屈折率を有し、
   石油ゼリーと同じ一般的外観および感触を有する半透明
   の油中水型エマルジョン。 ２、水相は、組成物全体の約８ないし２０重量％の量の
   水および組成物全体の約１５ないし３０重量％の量の加
   湿剤を含み、油相は組成物全体の約５０ないし７７重量
   ％を占め、組成物全体の約４０ないし７０重量％の量の
   石油ゼリーを含み、乳化剤は、油中水型エマルジョンを
   形成する量であり、もし存在するならば、残りは鉱物油
   を含むことを特徴とする特許請求の範囲第１項による半
   透明の油中水型エマルジョン。 ３、水相が、組成物全体の約１０ないし１５重量％の量
   の水を含み、加湿剤は組成物全体の約２０ないし２８重
   量％の量であることを特徴とする特許請求の範囲第２項
   による半透明の油中水型エマルジョン。 ４、油中水型乳化剤が、組成物全体の約０．１ないし５
   重量％の量であることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項または第２項または第３項による半透明の油中水型エ
   マルジョン。 ５、油中水型乳化剤が組成物の１ないし２重量％の量で
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２
   項または第３項による半透明の油中水型エマルジョン。 ６、乳化剤が、ポリグリセリン−４　ココエート、ポリ
   グリセリン−１０　デカオレエート、ポリグリセリン−
   １０　デカリノレエート、ポリグリセリン−２　ジイソ
   ステアレート、ポリグリセリン−３　ジイソステアレー
   ト、ポリグリセリン−６　ジオレエート、ポリグリセリ
   ン−６　ジステアレート、ポリグリセリン−４　イソス
   テアレート、ポリグリセリン−３　オレエート、ポリグ
   リセリン−４　オレエート、ポリグリセリン−２　セス
   キイソステアレート、ポリグリセリン−２　セスキオレ
   エート、ポリグリセリン−３　ステアレート、ポリグリ
   セリン−４　ステアレート、ポリグリセリン−８　ステ
   アレート、ポリグリセリン−１０テトラオレエートおよ
   びポリグリセリン２ テトラオレエートがら成る群から選ばれることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項または第２項または第３項に
   よる半透明の油中水型エマルジョン。 ７、加湿剤がグリセリン、ソルビトール、ポリエチレン
   グリコール、プロピレングリコール、多糖類、コーンシ
   ロツプ、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリ
   ウムおよび誘導体、グルタミン酸モノナトリウム、ポリ
   オール類、尿素および誘導体および天然蜂蜜から成る群
   から選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項または第３項による半透明の油中水型エマル
   ジョン。 ８、加湿剤が蔗糖、果糖、グルコースおよびマルトース
   から成る群から選ばれる多糖類であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項または第２項または第３項による
   半透明の油中水型エマルジョン。 ９、加湿剤がＤＬ２−ピロリドン−５−カルボン酸であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項
   または第３項による半透明の油中水型エマルジョン。 １０、油中水型乳化剤がポリグリセリン−イソステアレ
   ートであることを特徴とする特許請求の範囲第１項また
   は第２項または第３項による半透明の油中水型エマルジ
   ョン。