JPS6291219A - 流体処理に優れた繊維の製造方法 - Google Patents

流体処理に優れた繊維の製造方法

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JPS6291219A
JPS6291219A JP60232034A JP23203485A JPS6291219A JP S6291219 A JPS6291219 A JP S6291219A JP 60232034 A JP60232034 A JP 60232034A JP 23203485 A JP23203485 A JP 23203485A JP S6291219 A JPS6291219 A JP S6291219A
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yarn
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小路 久敬
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大河原 秀康
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は水、血液、薬品などの流体を処理するのに適し
た繊維の製造方法に関する。
[従来技術] 繊維の表面に種々の官能基を導入して、機能性を付与す
ることが提案されている。流体を処理する用途に応用す
る場合には、繊維と流体とが親和性良く接触するように
、微細に切断して、短繊維状にして用いることや、また
シート状、フェルト状、ヒモ、編織物などに形態付与し
て用いることや、さらには糸束にして用いることが提案
されている。
これまで用いられてきた繊維は、特に捲縮加工などの糸
の高次加工技術を適用しない、所謂、ストレートヤーン
のままであった。
[発明が解決しようとする問題点1 繊維は通常、単糸の集合体である。極めて細い単糸が数
多く集合したマルチフィラメントは大きな表面積を有す
るようになり、繊維を流体処理に応用する所以である。
繊維を、例えば1mm以下程度に極細にカットして用い
れば、マルチフィラメントの単糸は相互にほぐれ易く、
表面積の大きいことは十分に生かされるが、屑が出やす
い、繊維が流出するなどの欠点があった。
一方長い繊維を用いれば、屑の発生や流出の心配はなく
なるが、従来、ストレート糸を用いてきたために、単糸
が官能基を導入する過程で互いに膠着し、本来表面積の
大きい特徴が失われてしまうという欠点を有していた。
また官能基を導入する過程で膠着が起らなくても、この
ようなストレート糸の場合には流体処理に使用する際に
単糸は密着して、開繊ヒず、単糸間に液体が入りこめな
いために、表面積が有効に生かされないという本質的な
欠点を有していた。
本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、流体を処理する
に適した繊維を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は繊維に捲縮付与した後、該繊維に化学処理を施
して官能基を導入することを特徴とする流体処理に優れ
た繊維の製造方法に関するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
捲縮を付与すると、マルチフィラメントの各単糸はそれ
ぞれに分離独立し、互いに密着するのが妨げられる。こ
れは捲縮を付与することにより、各単糸に固定されたル
ープや、なみ状の変形の位相がズして単繊維同士の密着
を防いでいることによるものである。
捲縮を付与する方法としては、繊維の熱可塑性を利用し
た、仮撚加工法やスタッフィングボックス加工、ジエツ
1〜スタッフ加工なとの押込み加工、またギアによる座
屈変形を用いた賦型加工などが採用できる。仮撚加工法
は手軽に使えて好ましいが、押込み加工法は擦過などに
よる繊維の損傷が少ないので特に好ましい。捲縮を付与
する方法としては特にここにあげたものに限られるもの
ではない。また異収縮複合糸など潜在捲縮糸から、各単
糸に独立に捲縮を発現させて付与することも可能である
。また捲縮の形態は2次捲縮や3次捲縮なとも使用する
ことができる。もちろん、これらの混合されたものでも
特に限定されない。
捲縮の数に関しては1インチあたり変形点、20個以上
200以下程度でおることが好ましい。
20個未満では充分な開繊効果が得られないし、200
個を越えると、単糸がむしろ密着し易くなるので好まし
い。
また本発明の糸条は溝成フィラメントが微細な捲縮を有
しているので、適度なふくらみを有しているが、後述す
る実施例で記載した方法による嵩高度が2cnf/g以
上、100o(/Q以下であることが好ましい。2cm
f/Cl未満では本発明の目的とする単糸間の膠着防止
効果が十分得られない。また、100扇/qを越えると
嵩高になりすぎて糸の取り扱いに不便であり好ましくな
い。
本発明で用いる繊維は官能基を導入するに容易な化学構
造を有するものが好ましく、例えばビニル重合体が挙げ
られ、スチレン、塩化ビニル、アクリロニトリル、無水
マレイン酸、メタクリル酸エステルなどで代表されるモ
ノビニル化合物の単独重合体または共重合体、またはジ
ビニルベンゼンあるいはメチレンヒスアクリルアミド等
で代表されるポリビニル化合物との共重合体等が好まし
い。また該重合体は結晶性ポリプロピレン、ポリエチレ
ンなどで代表されるポリα−オレフィンで補強されてい
れば、機械的性質が向上するのでさらに好ましい。
本発明でいう化学処理とは、例えば、上記モノビニル化
合物重合体よりなる繊維をホルムアルデヒド、クロルス
ルホン酸などで架橋する反応、ざらに続いて、または同
時に官能基を導入する化学反応を意味するものである。
官能基とは例えば、塩基性窒素原子を有する官能基、例
えば、第1級アミノ基、モノエチルアミノアルキル基、
モノエチルアミノアルキル基、モノブチルアミノアルキ
ル基、ジエチルアミノアルキル基、ジn−プロピルアミ
ノアルキル基、モロ−ブチルアミノアルキル基等で代表
される第3級アミノ基およびトリメチルアンモニウムア
ルキル基、トリn−プロピルアンモニウムアルキル基、
トリn−ブチルアンモニウムアルキル基等で代表される
第4級アンモニウム基などがあり、またα−ハロゲン化
アシル基、ハロゲン化アルキル基、イソシアンMW、カ
ルボキシル基またはカルボン酸エステル基等の官能基が
挙げられるがこれに限ったものではない。これらの官能
基は重合体に直接またはスペーサーを介して結合されて
いるものである。ざらに本発明で用いる官能基とは上記
官能基にリガンドを結合ゼしめたものをも意味するもの
であり、リガンドとしては、ポリミキシンB1リポポリ
サッカライド、ヒスタミン、ゲンタマイシン、エンドト
キシンなどの生理活性物貿や特定抗原に対する抗体など
が挙げられるが、これに限ったものではない。
ここでいう流体処理とは水、薬品、血液などの流体を処
理して、その中に含まれる不純物や、病因物質、病態等
に放出される毒性物質などを浄化すること、また血液を
処理することによって免疫担当細胞を刺激し、賦活化さ
せるなどの概念を意味するものである。
[実施例] 以下実施例によって本発明を具体的に説明する。
ここに於て嵩高度の測定法は次の通りである。
〈嵩高度〉 第1図に嵩高度測定装置の見取図を、第2図に該測定装
置による測定方法を説明するための見取図を示した。試
料台1の上面に2本の切り込み6を設け、その外側縁部
間の間隔を5mmとしこの切り込み6に幅2.5cmの
柔軟な薄布のテープ2を掛は渡し、その下端に指針付き
金具3および荷重4を結合する。金具3の指針は、試料
を装着しない場合には目盛5の0位を示すようにセット
する。
試″R7は周長8Qcmの縞数はで80回巻きものを1
縞とし、名水* 2 認用意し、この縞を別々に24g
の荷重をかけたまま20分間98°Cで熱水処理して、
無荷重で1日放置する。熱水処理後の重量をMCI、2
4C1の荷重をかけ30秒後に読み取った総長を1cm
とする。そして表示繊度が4aoooデニールになるよ
うに2縞円形に積み重ね薄布テープ2と試料台1との間
に差し入れる。
荷重4は、指針付き金具として合計して50C1になる
ようにし、指針の示す値A(Cm)を読み取る。
測定試料は、位置を移動させて合計3回測定し、平均A
(Cm)を求める。
嵩高度Wは、次式から算出する。
全体積:πR2X2.5cnf 全重量:MX (2,5/L)(J 嵩高度: W−全体積/全重量 =(πR2x2.5>/ (Mx (2,5/L))=
 (A2xL)/ (Mxπ)(o(/c+>[実施例
] 実施例1 ポリプロピレン(三井、゛ノーブレン” J 3 HG
>50部を島成分とし、ポリスチレン(“スタイロン”
679)46部、ポリプロピレン(任意“ノーブレン”
WFり27F>4部の混合物を海成分とする海鳥型複合
繊維(総デニール874デニール、フィラメント数33
6)を空気圧1.5ki/−・G、加熱温度90’C1
加熱時間1.5秒で空気仮撚し、捲縮を付与せしめた。
捲縮数50、嵩高度は25 g/cnfであった。次に
該捲縮糸50qをN−メチロール−α−クロルアセトア
ミド60q、ニトロベンゼン400g、98%硫酸40
0qおよびパラボルムアルデヒド0.85Qからなる混
合)合液中に浸し、20’Cで1時間反応させた。
繊維を反応液から取り出し、O′Cの氷水5D、中に投
じて、反応停止させたのち、氷で洗浄し、次に付着して
いるニトロベンゼンをメタノールで抽出除去し、クロル
アセトアミドメチル化繊維を製造した。該繊維を水洗し
、水に浸して観察したところ、単糸間の膠着は全くなく
開繊性の良好な繊維が得られ、乾燥後の嵩高度は20C
]/fflであった。
比較例1 実施例1と同様の方法で1qだ海島型複合繊維を捲縮加
工を施さずに、実施例1と同様にアミドメチル化反応を
行ない、クロルアセトアミドメチル化繊維を製造した。
得られた繊維を水に浸したが、膠着した部分が多数存在
し、単糸が互いに離れた開繊性の良いものは得られなか
った。乾燥して嵩高度を測定した結果、1.3C]/c
rJであった。
実施例2 実施例1で得たアセトアミドメチル化糸7.50をポリ
ミキシンB硫酸塩2qを含有する水溶液200m1に浸
漬し、酸化マグネシウム1qを添加して、室温で丸5日
間浸透した。反応母液を除去し、0.1N  HCfl
  1Qで洗浄しポリミキシンB固定化繊維を得た。ア
ミノ酸分析法により固定化密度を測定したところ固定化
密度は繊維1g当り1.2moであった。
比較例2 比較例1で得たクロルアセトアミドメチル化糸を用い、
実施例2と同様の方法でポリミキシンBを固定化させた
。アミノ酸分析法による固定化密度は繊維1qあたり0
.94m(]であり、繊維の単糸間の開繊性が悪いため
に、反応液が内部まで浸透できず、低い固定化密度しか
得られなかった。
実施例3 実施例2で得たポリミキシンB固定化繊維を用いて、大
腸菌由来のエンドトキシン(E−COliOlll:B
4す)の解毒能力を調べた。
エンドトキシンの生理食塩溶液30m1(濃度:0、5
mq/ml)にポリミキシンB固定化繊維2qを加え3
7℃の水浴中で2時間浸透した。経時的に濃度を測定し
、(帝国臓器製薬“′パイロディック′”試薬による)
それまでに解毒されたエンドトキシン量を算出した。
60分間で5.22m(lのエンドトキシンが解毒され
解毒能力が速やかに発現されている。
比較例3 比較試13+は次のようにして調製し、同様にエンドト
キシンの解毒能力を調べた。すなわち比較例1で得たク
ロルアセトアミドメチル化繊維7.5qをポリミキシン
B硫酸塩2qを含有する水溶液200m1に浸漬し、酸
化マグネシウム1qを添加して丸14日間浸透し、実施
例2と同じ固定化密度を有する(1.2mc+10繊維
)固定化繊維を調製した。
実施例3と同様の方法で比較試料の解毒能力を測定した
ポリミキシンBの固定化密度は実施例2と同一であるに
もかかわらず、比較試料では60分後でも2.08mC
1のエンドトキシンしか解毒されない。
すなわち単糸間の開繊性が不良なために、溶液と繊維間
の接触面積が小さくなり、解毒の速度も小さく、能力も
低くしか発揮されていないことがわかった。
[発明の効果] 本発明で得られた繊維は捲縮が付与されているために、
反応によって機能を繊維に導入する際には、単糸間の膠
着を防ぐことができるとともに、各単糸への機能の導入
も容易という効果がある。
ざらに流体を処理する際には、流体との接触面積が大き
くなるので、機能が十分に発現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は嵩高度測定装置の見取図、第2図は嵩高度測定
方法の説明見取図である。 1:試料台     2:Mイrテープ3:指針付き金
具  4:荷重 5:目盛      6:切り込み 7:試料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維に捲縮を付与した後、該繊維に化学処理を施して、
    官能基を導入することを特徴とする流体処理に優れた繊
    維の製造方法。
JP60232034A 1985-10-17 1985-10-17 流体処理に優れた繊維の製造方法 Expired - Lifetime JPH0671525B2 (ja)

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JPS5820236A (ja) * 1981-07-29 1983-02-05 Japan Organo Co Ltd 微粒子状イオン交換樹脂とイオン交換繊維とを用いた二重濾過膜層による水容液の処理方法

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