JPS629085B2 - - Google Patents
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- JPS629085B2 JPS629085B2 JP54085530A JP8553079A JPS629085B2 JP S629085 B2 JPS629085 B2 JP S629085B2 JP 54085530 A JP54085530 A JP 54085530A JP 8553079 A JP8553079 A JP 8553079A JP S629085 B2 JPS629085 B2 JP S629085B2
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- cockroaches
- repellent
- wood
- plywood
- det
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
本発明はＮ，Ｎ−ジエチルトルアミド、２，
３，４，５−ビス（△２−ブチレン）テトラヒド
ロフルフラールの一方又は双方を木材、不織布又
は紙に塗布又は含浸させたことを特徴とするゴキ
ブリ用忌避材料に関する。 ゴキブリ駆除の方法としては、殺虫剤を有効成
分とするエアゾール剤、燻煙剤を用いるか、粘着
剤を利用したトラツプ等で誘引して捕獲する等の
方法が行なわれている。しかしながら、ゴキブリ
の活動は夜間照明が消えてから求餌活動を行い、
一定時間がたつと集団で潜伏場所に帰巣する昆虫
である。この様な行動から、食器棚、食品を保存
する戸棚、ケース、調理用器具等を置く台所用調
理台等のゴキブリによる汚染をまぬがれることは
困難である。 本発明者は、これらゴキブリに汚染され易い台
所用家具類を汚染から守るため、ゴキブリを寄せ
付けない種々の薬剤を検討した結果、殺虫剤を使
用すると、これら家具類に収納する食器、調理
具、食品等を殺虫剤で汚染するおそれがある。従
つてゴキブリを寄せ付けない即ち忌避する化合物
を探策したところ、吸血性昆虫の忌避剤である
Ｎ，Ｎ−ジエチルトルアミド、２，３，４，５−
ビス（△２−ブチレン）テトラヒドロフルフラー
ルが強力な効果を有することを見い出した。これ
らの一方又は双方を塗布又は含浸させた紙又は不
織布を台所用家具類の外面或は内面にはり付けた
り、底面に敷いて使用する。又上記化合物の一方
又は双方を木材に塗布或は含浸させてゴキブリ用
忌避材料を作り、これを用いて台所用家具類を作
れば更にゴキブリ用忌避効果の優れた家具類が得
られる。 本発明の材料の紙或いは不織布に忌避剤を含浸
させるのは、溶剤に溶かし噴霧することで容易に
できる。又これらの場合、印刷をする際に印刷イ
ンキの中に溶かして処理することも可能である。
一方、木材に塗布する場合、塗装するものであれ
ば、塗料に溶解して塗布すればよく、木材に含浸
させるには、一般的な木材の防虫処理方法が全て
使用できる。更に、新たな方法として、減圧状態
の中で忌避剤を溶解した溶液中に浸漬又は噴霧す
ることでも含浸できる。木材としては、家具類に
使用する木材であれば全て可能であり、合板の場
合には合板としてからでもよく、又合板の材料で
ある単板を処理してもよい。又化粧合板の場合、
表面に使用する板に忌避剤を処理するのが効果的
である。 本発に使用するＮ，Ｎ−ジエチルトルアミド
（以後DETと称す）、２，３，４，５−ビス（△
２−ブチレン）テトラヒドロフルフラール（以後
Ｒ−11と称す）は前述の如く吸血性昆虫の忌避剤
として知られているものである。しかし、ゴキブ
リは雑食性であり、その忌避作用が吸血性昆虫と
同様の作用によるものか不明ではあるが、炭酸ガ
スの濃度に応じて誘引される吸血性昆虫とは当然
作用が異なるものと考えられる。それは他の吸血
性昆虫の忌避剤であるジメチルフタレート、ジブ
チルフタレート、MGKリペレント326、タブトレ
ツクスは全く忌避作用を示さなかつた。 以下、本発明を試験例及び実施例によつて説明
する。 試験例 紙に各薬剤を所定量含浸し、これを直径９
cm、高さ６cmの腰高シヤーレの外側に巻き付け、
餌を中に入れ、内側の上部にはバターを塗布して
一度中に入れば出られないトラツプを作つた。薬
剤の処理してない紙を巻いたトラツプと２個を
１組として、50×100cm、深さ30cmの内面上部に
バターを塗布したプラスチツクケースの中に置
き、チヤバネゴキブリ20匹を放ち、１晩放置して
薬剤を処理したトラツプに捕獲されたチヤバネゴ
キブリの数Ａと、無処理のトラツプに捕獲された
数Ｂより各トラツプの忌避率を次式で求めた。
３，４，５−ビス（△２−ブチレン）テトラヒド
ロフルフラールの一方又は双方を木材、不織布又
は紙に塗布又は含浸させたことを特徴とするゴキ
ブリ用忌避材料に関する。 ゴキブリ駆除の方法としては、殺虫剤を有効成
分とするエアゾール剤、燻煙剤を用いるか、粘着
剤を利用したトラツプ等で誘引して捕獲する等の
方法が行なわれている。しかしながら、ゴキブリ
の活動は夜間照明が消えてから求餌活動を行い、
一定時間がたつと集団で潜伏場所に帰巣する昆虫
である。この様な行動から、食器棚、食品を保存
する戸棚、ケース、調理用器具等を置く台所用調
理台等のゴキブリによる汚染をまぬがれることは
困難である。 本発明者は、これらゴキブリに汚染され易い台
所用家具類を汚染から守るため、ゴキブリを寄せ
付けない種々の薬剤を検討した結果、殺虫剤を使
用すると、これら家具類に収納する食器、調理
具、食品等を殺虫剤で汚染するおそれがある。従
つてゴキブリを寄せ付けない即ち忌避する化合物
を探策したところ、吸血性昆虫の忌避剤である
Ｎ，Ｎ−ジエチルトルアミド、２，３，４，５−
ビス（△２−ブチレン）テトラヒドロフルフラー
ルが強力な効果を有することを見い出した。これ
らの一方又は双方を塗布又は含浸させた紙又は不
織布を台所用家具類の外面或は内面にはり付けた
り、底面に敷いて使用する。又上記化合物の一方
又は双方を木材に塗布或は含浸させてゴキブリ用
忌避材料を作り、これを用いて台所用家具類を作
れば更にゴキブリ用忌避効果の優れた家具類が得
られる。 本発明の材料の紙或いは不織布に忌避剤を含浸
させるのは、溶剤に溶かし噴霧することで容易に
できる。又これらの場合、印刷をする際に印刷イ
ンキの中に溶かして処理することも可能である。
一方、木材に塗布する場合、塗装するものであれ
ば、塗料に溶解して塗布すればよく、木材に含浸
させるには、一般的な木材の防虫処理方法が全て
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ることでも含浸できる。木材としては、家具類に
使用する木材であれば全て可能であり、合板の場
合には合板としてからでもよく、又合板の材料で
ある単板を処理してもよい。又化粧合板の場合、
表面に使用する板に忌避剤を処理するのが効果的
である。 本発に使用するＮ，Ｎ−ジエチルトルアミド
（以後DETと称す）、２，３，４，５−ビス（△
２−ブチレン）テトラヒドロフルフラール（以後
Ｒ−11と称す）は前述の如く吸血性昆虫の忌避剤
として知られているものである。しかし、ゴキブ
リは雑食性であり、その忌避作用が吸血性昆虫と
同様の作用によるものか不明ではあるが、炭酸ガ
スの濃度に応じて誘引される吸血性昆虫とは当然
作用が異なるものと考えられる。それは他の吸血
性昆虫の忌避剤であるジメチルフタレート、ジブ
チルフタレート、MGKリペレント326、タブトレ
ツクスは全く忌避作用を示さなかつた。 以下、本発明を試験例及び実施例によつて説明
する。 試験例 紙に各薬剤を所定量含浸し、これを直径９
cm、高さ６cmの腰高シヤーレの外側に巻き付け、
餌を中に入れ、内側の上部にはバターを塗布して
一度中に入れば出られないトラツプを作つた。薬
剤の処理してない紙を巻いたトラツプと２個を
１組として、50×100cm、深さ30cmの内面上部に
バターを塗布したプラスチツクケースの中に置
き、チヤバネゴキブリ20匹を放ち、１晩放置して
薬剤を処理したトラツプに捕獲されたチヤバネゴ
キブリの数Ａと、無処理のトラツプに捕獲された
数Ｂより各トラツプの忌避率を次式で求めた。
【表】
【表】
上記結果から、DET、Ｒ−11双方とも100mg１
m2処理すれば完全にチヤバネゴキブリを忌避する
ことができた。又両者の混合ではDETとＲ−11
を混合することで、相乗的な効果が得られた。 実施例 １ 不織布に模様を印刷した後、ケバだちを押える
ための表面ニス加工の液に10％（ｗ／ｗ）、DET
又はＲ−11を添加して、常法で加工すると１m2当
たり600mgの量を含浸させた不織布が得られた。
この不織布を調理台の下部戸棚の底面全面にはり
付け、調味料のビン類は直接置き、調理道具は、
更に紙等を敷いて直接触れないようにして置い
た。これで、中に試験例の無処理トラツプを置い
たところ、戸棚の外のトラツプには１週間で５匹
捕獲されたのに対し、中のトラツプには全く捕獲
されなかつた。 実施例 ２ 食器戸棚の外面に使用する合板の塗装で、最後
の上塗り塗料に、合板１m2当たり１ｇのDET又
はＲ−11、又はDET0.2ｇとＲ−110.6ｇを塗布で
きるように混合した。この塗装合板で製造した食
器棚は中に飼を入れてゴキブリを放しても、全く
食器棚の内部にチヤバネゴキブリ、クロゴキブリ
を見ることはなかつた。 実施例 ３ 食器棚、食器を保存する戸棚、ケース、調理台
等のゴキブリの侵入する家具類の床面と接してい
る部分の材料にDET又はＲ−11を10％含浸させ
た木材を使用した。この処理で長期間ゴキブリの
侵入を防止できた。薬剤の含浸は防虫合板製造の
浸漬法で行つた。これに、更に外面塗装の塗料に
も薬剤を混入させると一層高い効果が得られた。
m2処理すれば完全にチヤバネゴキブリを忌避する
ことができた。又両者の混合ではDETとＲ−11
を混合することで、相乗的な効果が得られた。 実施例 １ 不織布に模様を印刷した後、ケバだちを押える
ための表面ニス加工の液に10％（ｗ／ｗ）、DET
又はＲ−11を添加して、常法で加工すると１m2当
たり600mgの量を含浸させた不織布が得られた。
この不織布を調理台の下部戸棚の底面全面にはり
付け、調味料のビン類は直接置き、調理道具は、
更に紙等を敷いて直接触れないようにして置い
た。これで、中に試験例の無処理トラツプを置い
たところ、戸棚の外のトラツプには１週間で５匹
捕獲されたのに対し、中のトラツプには全く捕獲
されなかつた。 実施例 ２ 食器戸棚の外面に使用する合板の塗装で、最後
の上塗り塗料に、合板１m2当たり１ｇのDET又
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器棚は中に飼を入れてゴキブリを放しても、全く
食器棚の内部にチヤバネゴキブリ、クロゴキブリ
を見ることはなかつた。 実施例 ３ 食器棚、食器を保存する戸棚、ケース、調理台
等のゴキブリの侵入する家具類の床面と接してい
る部分の材料にDET又はＲ−11を10％含浸させ
た木材を使用した。この処理で長期間ゴキブリの
侵入を防止できた。薬剤の含浸は防虫合板製造の
浸漬法で行つた。これに、更に外面塗装の塗料に
も薬剤を混入させると一層高い効果が得られた。
Claims (1)
- １ ２，３，４，５−ビス（△２−ブチレン）テ
トラヒドロフルフラール又はこれとＮ，Ｎ−ジエ
チルトルアミドの双方を木材、不織布又は紙に塗
布又は含浸させたことを特徴とするゴキブリ用忌
避材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8553079A JPS5610104A (en) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | Repellent material against cockroach |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8553079A JPS5610104A (en) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | Repellent material against cockroach |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28002588A Division JPH01156901A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ゴキブリ用忌避材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5610104A JPS5610104A (en) | 1981-02-02 |
| JPS629085B2 true JPS629085B2 (ja) | 1987-02-26 |
Family
ID=13861435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8553079A Granted JPS5610104A (en) | 1979-07-05 | 1979-07-05 | Repellent material against cockroach |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5610104A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5841109U (ja) * | 1981-09-10 | 1983-03-18 | 株式会社クボタ | 一輪防除機 |
| JPS6110501A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-18 | Genichiro Tanaka | ゴキブリ類忌避組成物 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55154904A (en) * | 1979-05-21 | 1980-12-02 | Earth Chem Corp Ltd | Repellent composition |
-
1979
- 1979-07-05 JP JP8553079A patent/JPS5610104A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55154904A (en) * | 1979-05-21 | 1980-12-02 | Earth Chem Corp Ltd | Repellent composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5610104A (en) | 1981-02-02 |
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