JPS6290196A - 遠心脱水洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類などの洗濯、脱水を行なう遠心脱水洗濯機
に関するものである。

従来の技術 従来、この種の遠心脱水洗濯機においては、いわゆるパ
ルセータ式の洗濯機が多く使用されているが、洗濯物の
よじれや傷みがはげしい。また攪拌翼が往復回転するい
わゆる攪拌式洗濯機は、洗濯物のよじれや傷みは少ない
が、攪拌翼が急激に大きく往復運動するため、洗濯物が
攪拌翼によりピリングが出やすいという欠点がある。

さらに別の洗面攪拌方式としては、実公昭３２−４７９
０号公報、実公昭３２−１４５６２号公報、実公昭３２
−１４５６４号公報、実公昭３２−１４６６５号公報、
特公昭５９−１８６５９０号公報、特公昭５９−１８９
８９４号公報の各公報に見られるように、偏心傾斜軸を
回転させ、この軸により攪拌翼を歳差運動（みそすり運
動）させるものが開示されている。

この方式は洗面物のよじれや傷みが比較的少なく、前記
ピリングが生じないという長所を有している。これらの
特徴をもつ攪拌翼の共通する概略形状を第４図および第
５図により説明すると、洗濯兼脱水槽１の内底部に洗濯
１駆動軸２の一ト端へ、接続金具３を介して偏心傾斜軸
（または偏心軸）４を設け、これに揺動攪拌翼５を回転
自在に保持している。６は揺動攪拌翼５の表面外方に突
出し直立する翼板であり、複数板設けている。７は洗濯
物である。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、偏心傾２斗軸（または偏心
軸）４が回転すると、揺動攪拌翼６は歳差運動（みそす
り運動）をおこし、揺動攪拌翼６の外表面と洗濯兼脱水
槽１の内壁部との隔間が連続的に広くなったり、狭くな
っだりが繰り返され、その隔間の空間部８および９に交
互の圧縮作用を受け、特に洗ｍ物了が少ない時はその程
度が大きくなる。才だ前記のように揺動攪拌翼５の翼板
６が直立しているためその圧縮作用が犬きく上方水面部
におよぼし、大きな波うちを生じさせ、この波うちによ
り洗濯兼脱水槽１の上方開口部１０がら多くの水の飛散
が生じ床面をぬらすことが多かった０ 本発明はこのような問題点を解するもので、洗濯物が少
ない時の揺動攪拌翼の歳差運動（みそすり運動）による
水の波うちが大きくなるのを防止し、洗濯兼脱水槽の上
方開口部からの水の飛散を防止し、床面への水の落下を
防止することを目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 この問題点を解決するために本発明は、揺動攪拌翼を形
成する翼板を水平な翼板とし、かつこれを数段にわたっ
て形成したものである。

作　　用 この構成により、本来揺動攪拌翼の歳差運動（みそすり
運動）により生じる波うちを、揺動攪拌翼自体を形成す
る数段の水平な翼板が回転方向に切るように作用し、波
うちの勢いを弱めるようになる。この結果水面部の波う
ちが減少し、水の飛散を防ぎ床面への落下を防止できる
こととなる。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図、第２図。

第３図を参照して説明する。図において、１１は洗濯兼
脱水槽であり、フランジ１２および締付ナツト１３を介
して脱水中空軸１４に接続されている。１５は前記洗濯
兼脱水槽１１の外側に設けられた脱水受は槽で、メカケ
ース（詳細省略）１６を底部に取付け、脱水中空軸１４
をボールベアリング１７で支持している。１８は洗濯駆
動軸であり、脱水中空軸１４を貫通しており、モーター
（図示省略）より回転が伝えられるようになっている。

この洗濯駆動軸１８の上端は洗濯兼脱水槽１１の内底に
案内され、接続金具１９を介して洗濯駆動軸１８の回転
中心から偏心させた偏心傾斜軸（以降傾斜軸とする）２
０の下端に接続されている。この傾斜軸２ｏには、弾性
のあるプラスチック製で、胴体部が円筒状で、下方が円
錐台筒状の揺動攪拌翼本体２１が、軸受２２，２３を介
して傾斜軸２Ｑに対して回転自在に取付けられている。

２４は揺動攪拌翼本体２１のキャップ２６は傾斜軸２０
に設けたツバ部で前記攪拌翼本体２１を支持し、２６は
抜は止めナンドである。次に前記揺動攪拌翼本体２１に
ついての詳細を述べると、２７はとの揺動攪拌本体２１
の表面へ外方へ向けて形成した水平な翼板であり、胴体
部２８においては外方への突出が小さく、下方の円錐台
筒状部２９においては外方への突出が犬きくなっている
。

すなわち翼板２７は揺動攪拌翼本体２１の上方から下方
に至る迄数段にわたって形成している。なお翼板２７は
第２図に示すように適度な幅を有し、かつその先端部３
０は丸くなっている。３１は前記数段にわたって形成し
た翼板間に設けた直立リブで、翼板２７の先端より内側
に設けている。すなわち、揺動攪拌翼本体２１（円筒状
の胴体部２８゜円錐台筒状部２９からなる）と水平な翼
板２７と、直立リブ３１で揺動攪拌翼を構成している。

３２は傾斜軸２ｏの下方と接続金具１９を覆い洗濯物３
３が巻き付くのを防止する防御の円錐状筒体で洗濯兼脱
水槽１１の中央底部に図の如く設けている。以上のよう
な構成から洗面中に揺動攪拌翼が左右に揺動した場合こ
れと洗濯兼脱水槽１１内壁との間３４．３５の空間部は
交互に圧縮作用を受け、洗濯物３３はその際の水の交互
圧縮と翼板２７から直接受ける交互圧縮作用により攪拌
され洗われる。この際洗濯物３３の量が少ないと、従来
では翼板が直立している為に前記空間部３４　、３６で
圧縮を受けた水が、翼板にそって上昇しやすい為に、水
面部で大きな波うちを発生させたが、本発明の揺動攪拌
翼には水平な翼板２７を間隔をおいて数段にわたって設
けているので、前記のように空間部３４．３５に圧縮を
受けても水平な翼板２７の一枚一枚がせきの役目をはだ
し、水の上昇力を緩和する働らきがちり、水面部の波う
ちを少なくする。また翼板２アが水平で数段あることと
、第２図の様に平面的に幅を有し、かつ概略多角形状を
なしていることから、洗濯物との端面接触面積を増し、
洗濯物をよくとらえ攪拌性を増す。また翼板２７は前記
のように水平で幅のある概略多角形状であることから、
洗濯物への押し力は従来のように直立した翼板のような
、極部的に強いが働らかず、数段にわたって設けた翼板
２７により部分的に力が働らくが緩和され、ソフトに作
用するものである。第２図は前記概略多角形状の中で外
方へ４等分して突出形成したものであるが、第３図のよ
うに３等分でもよく同効果を得ることができる。また前
記翼板が多角形状でなく、平面的に円形である七、洗濯
物への部分的な力の作用が少なくなり、洗濯物が全体に
ゆさぶられるだけであり、攪拌性に劣ることになる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、攪拌翼本体の表面へ、外
方へ向けて水平な翼板を数段にわたって設けたもので、
特に洗濯物が少ない揚台の、揺動攪拌翼の揺動作用（み
そすり作用）で生ずる洗濯兼脱水槽内の水の揺動による
水の上昇を数段の水平翼板にて防波堤の役目をさせるこ
とができ、水面部での波うちを少なくすることにより洗
濯兼脱水槽の上方開口部３６からの水の飛散を防止し、
床面への落下を防止できるものであり、かつ数段の水平
翼板は平面的に幅を有するもので、洗濯物と接する端面
接触面積を多くしていること力・ら、洗濯物の攪拌性を
向上させ洗濯効果の向上をはかることもできるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の遠心脱水洗濯機の揺動攪拌
翼を組み込んだ縦断面図、第２図は同遠心脱水洗濯機の
揺動攪拌翼の平面図、第３図は本発明の他の実施例の揺
動攪拌翼の平面図、第４図は従来の揺動攪拌翼を有する
遠心脱水洗濯機の縦断面図、第５図は同要部斜視図であ
る。 １１・・・・・洗濯兼脱水槽、２０・・・・・・傾斜軸
、２１・・・・・・揺動攪拌翼本体、２了・・・・・・
翼板、３１・・・・・直立リブ〇 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１１
−　　洗、饗兼脱求７漕 ２７−　　買　　板 ３１−直立ＩＪブ ／４　Ｉ８ 第２図 第　３　図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗濯と脱水を一つの槽で行なう一槽式遠心脱水洗
   濯機の洗濯駆動軸の上端に、接続金具を介して偏心傾斜
   軸を設け、この傾斜軸をおおう円錐状筒体を洗濯兼脱水
   槽中央底部に取付け、この円錐状筒体をおおって下方が
   円錐台筒状で胴体部が円筒状の揺動攪拌翼本体を前記傾
   斜軸に回転自在に保持し、この揺動攪拌翼本体の表面へ
   、外方へ向けて水平な翼板を数段にわたって形成し、か
   つ各々の翼板の間に直立リブを形成すると共に、前記翼
   板の平面的形状を概略多角形状に構成した揺動攪拌翼を
   有する遠心脱水洗濯機。
2. （２）揺動攪拌翼の翼板の間の直立リブを、翼板の外方
   端より、揺動攪拌翼の中心寄りにへこませた特許請求の
   範囲第１項記載の遠心脱水洗濯機。