JPS6317428Y2 - - Google Patents

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JPS6317428Y2
JPS6317428Y2 JP10907083U JP10907083U JPS6317428Y2 JP S6317428 Y2 JPS6317428 Y2 JP S6317428Y2 JP 10907083 U JP10907083 U JP 10907083U JP 10907083 U JP10907083 U JP 10907083U JP S6317428 Y2 JPS6317428 Y2 JP S6317428Y2
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JP
Japan
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stirring blade
washing tub
rotation
clothes
curved surface
Prior art date
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Application number
JP10907083U
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JPS6018779U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一般家庭において使用される洗濯機
に関するものである。
(従来例の構成とその問題点) 従来の洗濯機は、第1図及び第2図に示したよ
うに、洗濯槽1が角度θ=0〜15度で傾斜させた
底部2を有し、これに撹拌翼3を設けて回転させ
る、いわゆる過巻式と、第3図及び第4図に示し
たように、洗濯槽1の側壁の1つに角度θ=0〜
25度で傾斜させた傾斜部4を設け、これに撹拌翼
3を取付けて回転させる、いわゆる噴流式とが一
般的である。
しかしこの種の洗濯機では、設置スペースを小
さくするために、洗濯機本体の奥行を小さくしよ
うとする場合、洗濯機本体と洗濯槽の奥行の差が
小さいため、洗濯槽の奥行を小さくしなければ所
要の効果が得られない。一般に、洗濯槽の内容積
は、横幅、奥行、深さの大きさで決まり、奥行を
小さくしたときの内容積の減少分を横幅を大きく
することでカバーしようとするのは省スペースの
点で問題があり、また、深さを深くすることは衣
類の取出しの点で使用勝手が悪くなる。従つて、
洗濯機の設置スペースを小さくすることは洗濯槽
の内容積を減少せしめ、その結果、衣類は従来よ
り小さい洗濯槽内で移動することになる。
このような洗濯槽の小形化を渦巻式洗濯機に適
用した場合、撹拌翼による撹拌水流はほぼ水平的
な水流で、洗濯される衣類5は、第1図、第2図
に示したように、撹拌翼3の位置的に高い部分が
進む方向にある洗濯槽の壁面と撹拌翼3が対向す
る側の壁面とでなす角部に溜つて移動しなくな
り、正常な洗浄効果を得ることができない。ま
た、噴流式洗濯機の場合は、撹拌水流はほぼ垂直
的な水流になるが、衣類5はやはり、第3図、第
4図に示したように、撹拌翼3の位置的に高い部
分が進む方向にある洗濯槽の壁面と底面とがなす
角部に溜つて移動しなくなり、従つて正常な洗浄
効果を得ることができない。
以上のように、洗濯する衣類が洗濯槽の角に溜
つて回転できなくなつた場合、撹拌翼に大きな撹
拌力を与えれば衣類は回転するが、そのためには
モータのトルクを大きくする必要があり、結果と
して高価なものになるとともに、撹拌力を大きく
して無理に衣類の回転を行なわせるようにすると
衣類に与える損傷が増大するという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記のような問題点を解消し、洗浄
効果を向上するとともに設置スペースの縮小を図
るようにした洗濯機を提供するものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するために、洗濯槽は、上方が
開口し、四方のほぼ垂直な側面と、底面と、この
底面と1つの側面Aとの間に傾斜面を有し、かつ
側面Aに隣接する2つの側面B,Cと底面との間
がゆるやかな曲面で結ばれる。傾斜面には、右回
転、左回転で回転継続時間の異なる継続反転をす
る撹拌翼が設けられる。そして、前記ゆるやかな
曲面のうち、撹拌翼が回転継続時間の長い回転を
行なう際に撹拌翼の底面に近い部分が進む方向に
ある曲面の曲率半径を他方の曲面の曲率半径より
大きくする。
このような構成にすることにより、撹拌翼の回
転方向によつて洗濯する衣類の動きに難易が生
じ、かつ、動きの減じた衣類に対して撹拌しよう
とする力が強く作用して洗浄性能が向上し、ま
た、洗濯機の設置スペースの縮小を図ることも可
能になる。
(実施例の説明) 以下、図面に基づいて実施例を詳細に説明す
る。
第5図及び第6図は、本考案の一実施例を示し
たもので、6は洗濯機本体で、洗濯槽7が内設さ
れている。洗濯槽7は、上方が開口し、四方のほ
ぼ垂直な側面8a,8b,8c,8dと底面9
と、この底面と側面の1つ8aとの間に傾斜面1
0を有する。傾斜面10の傾斜角θは40〜60度の
範囲に設定されるのがよい。側面8aに隣接する
2つの側面8b,8cと底面9との間はゆるやか
な曲面R1,R2が形成されている。傾斜面10に
は撹拌翼11が設けられ、モータ12、モータプ
ーリ13、ベルト14、プーリ15により回転駆
動される。撹拌翼11の動きは、第7図に示した
ように、右回転、左回転が交互に行なわれる継続
回転であり、かつ、一方の回転(ここでは右回
転)の中で、ある周期毎に回転継続時間の長い回
転が現われる。なお、16は洗濯槽の排水孔、1
7は排水栓、18は排水ホースである。
本考案の特徴は、側面8b,8cと底面9との
間に形成されたゆるやかな曲面R1,R2のうち、
撹拌翼11が回転継続時間の長い回転を行なう際
に、その撹拌翼11の底面に近い部分が進む方向
にあるゆるやかな曲面(ここではR1)の曲率半
径を他の曲面R2のそれより大きくしたことであ
る。
次に、本実施例の動作を説明する。撹拌翼11
を回転させると、洗濯槽7の内容積を小さくして
いるため、撹拌翼11の回転につれ回る衣類は側
面8b,8c,8dや底面9等に当つて次第に角
部、特にR1,R2部に溜る。しかし、短時間の後
には回転が逆転するので、溜つていた衣類は解放
され、また撹拌翼11の回転につれ回るようにな
る。ところが、左、右回転の継続時間が常に一定
であると、衣類の動きは断続回転をくり返すだけ
で複雑な動きがなく、従つて洗浄性能も落ちる
が、第7図に示したように、一方の回転方向の一
定周期毎に回転継続時間の長い回転が現われるよ
うにすると、衣類の動きが複雑になり、洗浄性能
も上がることになる。
さらに、本考案では、ゆるやかな曲面R1,R2
のうち、曲面R1の曲率半径を曲面R2のそれより
も大きくしており、スペース的には曲面R1の方
がR2より小さい。従つて、撹拌翼11の回転に
より、洗濯槽7の上部にある衣類が下部へ移動
し、下部においては、撹拌翼11の回転方向に従
つてR1からR2へ、あるいはR2からR1へ移動する
が、この場合曲面R2のスペースが大きいので、
左回転の場合は衣類は動き易いが、矢印で示すよ
うに右回転の場合は、曲面R1のスペースが小さ
いため衣類の動きが若干抑制される。その上右回
転の場合は、一定周期毎に現われる回転継続時間
の長い回転により動きの減じた衣類に対して撹拌
しようとする力が強く作用することになる。
このように、衣類が撹拌翼11によつて撹拌さ
れるとき、単なる同じ動きのくり返しではなく、
衣類の動きや衣類に作用する力に変化を与えるこ
とができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、撹拌翼
の断続反転、回転継続時間の変化に加え、さらに
回転方向や時間を考慮した非対称形状を洗濯槽に
与えることにより、それらが相乗的に作用して被
洗濯物が複雑な運動をし、かつ変化のある力を受
ける。その結果、洗濯槽の内容積を小さくしても
なお洗浄性能を向上することができ、また、洗濯
機の設置スペースを縮少することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、従来の渦巻式洗濯槽を示す
図、第3図、第4図は、従来の噴流式洗濯槽を示
す図、第5図及び第6図は、本考案の一実施例の
構成図、第7図は同撹拌翼の回転動作例を示す図
である。 7……洗濯槽、8a,8b,8c,8d……側
面、9……底面、10……傾斜面、11……撹拌
翼、R1,R2……ゆるやかな曲面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方が開口し、4つのほぼ垂直な側面、底面、
    該底面と前記側面の1つAとの間に傾斜面を有
    し、かつ前記側面Aの左右に隣接する2つの側面
    B,Cと前記底面との間がゆるやかな曲面で連な
    る洗濯槽と、前記傾斜面に設けられ、左右回転で
    回転継続時間が異なる継続反転を行なう撹拌翼と
    を備え、前記撹拌翼が回転継続時間の長い回転を
    行なう際に撹拌翼の前記底面に近い部分が進む方
    向にある前記ゆるやかな曲面の曲率半径を他方の
    曲面の曲率半径より大きくしたことを特徴とする
    洗濯機。
JP10907083U 1983-07-15 1983-07-15 洗濯機 Granted JPS6018779U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10907083U JPS6018779U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 洗濯機

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JP10907083U JPS6018779U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 洗濯機

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Publication Number Publication Date
JPS6018779U JPS6018779U (ja) 1985-02-08
JPS6317428Y2 true JPS6317428Y2 (ja) 1988-05-17

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ID=30254222

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JP10907083U Granted JPS6018779U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 洗濯機

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JPS6018779U (ja) 1985-02-08

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