JP2004073797A - 洗濯機 - Google Patents

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キム ヒ テ
Gwan Ryong Park
パク クァン ヨン
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チャン ゼ ウォン
Kyeong Hwan Kim
キム キョン ハン
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
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Abstract

【課題】本発明は、洗濯物の絡みと損傷を最小化でき、また、洗濯水の使用量を低減できる洗濯機を提供する。
【解決手段】本発明は、内槽4の下部中心から垂直方向に設置されてモータ9の回転力を伝達されて回転する洗濯軸13と、前記洗濯軸13の回転中心に対して旋回し水流を形成する洗濯板200と、前記洗濯軸13の回転運動を前記洗濯板200の旋回運動に転換する運動変換装置100とを含んで成るように構成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機に関するもので、特に、詳細には洗濯物の絡みと損傷を
最小化することができ、また、洗濯水の使用を低減できる洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯機は洗濯物に衝撃などのエネルギーを加えて汚染物を剥離させる装置であって、洗濯物にエネルギーを加える方式によって、パルセータ洗濯機、ドラム洗濯機及びアジテータ洗濯機から分けられる。ドラム洗濯機ではドラムの回転によって洗濯物を落下して洗濯物に衝撃を与えて洗濯物を洗濯する。また、パルセータ洗濯機及びアジテータ洗濯機では内槽に垂直に設置されている洗濯軸に結合されるパルセータ又はアジテータの回転によって洗濯物に衝撃を与え、ここに洗剤の作用が与えられて洗濯が行われる。即ち、前記した洗濯機は洗濯物に機械的な方法で衝撃を与えて洗濯を行う方式である。
【0003】
以下、図14を参照して従来のパルセータ洗濯機に対して説明する。
洗濯機ケース1の内部には洗濯水を貯蔵する外槽3が設置され、前記外槽3の内部には内槽5が設置され、前記内槽5の内部にはパルセータ7が設置される。また、外槽3の底面には内槽5及びパルセータ7を回転させるモータ9が設置される。
詳細に説明すると、内槽5には脱水軸15が結合され、前記脱水軸15の内部には前記脱水軸15と選択的に結合可能な洗濯軸13が設置され、前記洗濯軸13の一端にはパルセータ7が回転自在に設置される。
【0004】
前記モータ9の回転力はクラッチアセンブリー11によって選択的に内槽5及びパルセータ7に伝達される。又、洗濯軸13及び脱水軸15は通常セレーション結合されてソレノイド11aによって選択的に結合される。
【0005】
図14を参照して、前記従来のパルセータ洗濯機の作動を説明する。
先ず、洗濯行程を説明する。
内槽5の内部に洗濯物を投入し、洗濯機を作動させると洗濯水が内槽5に給水される。給水が完了されると洗濯物が洗濯水に浸っている状態でパルセータ7が正・逆回転を行いながら洗濯物を洗濯する。即ち、モータ9の回転力が洗濯軸13を通じてパルセータ7に伝達されてパルセータ7の撹拌によって発生する水流及びパルセータ7と洗濯物との摩擦などによって洗濯が行われる。
【0006】
次に脱水行程を説明する。
脱水行程ではソレノイド11aの作動によって洗濯軸13と脱水軸15とが一体に回転する。即ち、内槽5とパルセータ7が共に高速回転して脱水を進める。
【0007】
前記のように、従来の洗濯機では洗濯物が洗濯水に浸っている状態でパルセータを撹拌させながら洗濯物を擦るか、水流によって洗濯を行う。
従って、従来の洗濯機では洗濯物の絡みや損傷を防止し難かった。又、従来の洗濯機では洗濯物が洗濯水に浸っている状態で洗濯が行われるので洗濯水の水量及び洗剤量が増加し、直接的に洗濯時間と関係しない給・排水時間の増加によって全体的な洗濯時間が増えるという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためのもので、本発明は洗濯物の絡みと損傷を最小化できる洗濯機を提供することが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の洗濯機は、内槽の下部中心から垂直方向に設置されてモータの回転力を伝達されて回転する洗濯軸と、前記洗濯軸の回転中心に対して旋回し水流を形成する洗濯板と、前記洗濯軸の回転運動を前記洗濯板の旋回運動に転換する運動変換装置とを含む洗濯機を提供する。
【0010】
又、前記運動変換装置は上部に形成される偏芯軸を有するベースを含んでおり、前記ベースの下部は洗濯軸に結合されて前記偏芯軸は洗濯板に結合されることが望ましい。
【0011】
又、前記内槽の一側にはポンピング流路が設置され、前記ベースの底面には前記洗濯軸の回転によって回転して前記内槽の洗濯水をポンピング流路でポンピングするポンピング手段が設置されることが望ましい。
尚、前記運動変換装置において、一側は前記偏芯軸に結合され、他側は前記洗濯板に結合される洗濯板アダプターを更に含んでいることが望ましい。
【0012】
前記偏芯軸と前記洗濯板アダプターとの間にはベアリングが設置されていることが望ましく、前記ベアリングは一方向にだけ回転力を伝達できる構造が採用でき、前記洗濯板の上面には前記偏芯軸の中心から外周方向に形成された多数の案内部材が設置されることが望ましい。
【0013】
前記内槽下部と洗濯板との間に洗濯物が介在されないようにするために、前記洗濯板の下部の円周面には布挟持止めリングが設置されることが望ましい。
【0014】
前記カウンタウェイトの重さ中心の高さと前記偏芯軸及び前記洗濯板の重さ中心の高さとを合わせるために、少なくとも前記カウンタウェイトの一部は前記洗濯板に挿入設置することが望ましく 前記偏芯軸は、所定角度傾斜して設置されることが望ましい。
【0015】
前記運動変換装置は下部一側が前記洗濯軸に結合され、外周面はベアリングを媒介にして洗濯板が直接結合されるベースを含んでいることが望ましい。
【0016】
内槽の下部中心から垂直方向に設置されて、モータの回転力が伝達されて回転する洗濯軸と、前記洗濯軸に直結される洗濯板を含んで構成され、前記洗濯軸の回転中心と前記洗濯板の回転中心とは互いに一致しないように配置されて前記洗濯軸の回転運動が前記洗濯板の旋回運動に転換される洗濯機を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を参照して、本発明による洗濯機の一実施形態を説明する。
但し、従来の洗濯機と同一部分に対する詳細説明は省略する。
本発明による洗濯機の一般的な構成は従来の洗濯機と同一である。即ち、本発明による洗濯機も外槽3、内槽5、クラッチアセンブリー11、ソレノイド11a、モータ9などを含めて構成される。但し、本発明による洗濯機ではモータ9(又は洗濯軸13)の単純回転運動を旋回運動に変換させる運動変換装置100が設置される。
【0018】
即ち、従来の洗濯機では洗濯軸に結合されたパルセータの単純回転運動によって水流が発生する。しかし本発明では水流を発生させる洗濯板が運動変換装置を媒介にして洗濯軸に結合されて旋回運動をしながら洗濯物を叩き、屈伸するなどの物理力を効果的に洗濯物に伝えることになる。
【0019】
詳述すると次のようである。
中空の脱水軸15は内槽5に結合され、前記脱水軸15の内部には選択的に前記脱水軸15と結合可能な洗濯軸13が設置される。図1ではアウトロータタイプのモータ9を用いて前記モータ9に洗濯軸13が直結されることを図示しているが、本発明はこれに限られるものではない。即ち、洗濯軸13をモータ9に直結せずにプーリを用いて間接的にモータ9の回転力を洗濯軸13に伝達することもできる。
【0020】
尚、洗濯軸13は内槽5の内部中央に突出され、前記洗濯軸13の回転は運動変換装置100を媒介にして洗濯板200に伝えられる。即ち、洗濯軸13には偏芯軸112を有するベース110が結合され、前記偏芯軸112には洗濯板200が結合される。この時洗濯軸13に対して偏芯された偏芯軸112及び洗濯板200の偏芯質量を補正するためにカウンタウェイト130が偏芯軸112の反対位置に設置されることが望ましい。
【0021】
各々の構成要素及び結合関係を詳細に説明すると次のようである。
洗濯軸13とベース110は一体に結合され、セレーション結合されることが望ましい。
尚、洗濯板200は偏芯軸112に直接結合することもできるが、ベース110の偏芯軸112と洗濯板200との間に洗濯板アダプター120を介在させるのが望ましい。何故なら、洗濯板アダプター120を用いると、洗濯板200とベース110の相対運動及び製品の組立性を向上させることができるからである。
【0022】
又、洗濯板アダプター120と偏芯軸112の間にはベアリング140を設置して洗濯板200と洗濯板のアダプター120が前記偏芯軸112に対して自在に相対運動できるようにするのが望ましい。
この時ベアリング140の下部には洗濯時洗濯水がベアリング140に接触することを防止するためにシーラー142が設置される。
【0023】
又、ベアリング140を一方向にだけ回転力を伝達できる構造にして、洗濯軸13が一方向に回転時だけ洗濯板200の回転が可能であり、洗濯軸13の逆回転時は洗濯板200の回転を不可能にすることもできる。このようにすると、洗濯軸13の回転方向に沿って洗濯板200は一方向だけには旋回運動し、他方向には旋回運動及び回転運動を可能にすることができる。
【0024】
詳述すると、洗濯板200が上下方向に離脱することを防止するために、偏芯軸112の下側には直径が些か大きい突出部112aが形成されている。前記突出部112aの上部にはシーラー142が設置され、下部には洗濯板のアダプター120と組み立てられる別途のキャップ144が設置される。円滑な組立のためにキャップ144は二つ以上に分割するのが望ましい。また、前記突出部112aの上部及び/下部には他部材との摩擦を低減するためにスラストベアリング(図示せず)が追加され得る。
【0025】
尚、洗濯板のアダプター120の下部にキャップ144を組み立てるためにベース110の外周面には組立て孔116が形成されるのが望ましい。勿論、組立て孔116に代えてベース110の外周面の一部を切開しても良い。
又、洗濯軸13の上部にベース110を固定するために洗濯板のアダプター120の外周面に組立て孔122aを形成したり、一部を切開するのが望ましい。
【0026】
先ず、洗濯板のアダプター120にベアリング140とシーラー142とを組み立てる。その後、洗濯板のアダプター120をベース110に組み立ててから最終的にキャップ144を組み立てることになる。この時前記のようにキャップ144は二つ以上に分割されるので先ず、一つのキャップを仮組み立てた後ベース110の組立て孔116を通じてボルト118を締結し、締結されたキャップを約180度回転させ他のキャップを同一の方法で組み立てる。
【0027】
ベース110と洗濯板のアダプター120が組み立てられると、ベース110を洗濯軸13に結合させる。ベース110はボルト13aによって洗濯軸13に結合される。この時ボルト締結用工具は洗濯板のアダプター120に形成されている組み立て孔122aを通じて入ることになる。
【0028】
尚、前記したように、偏芯軸112及び洗濯板200の偏芯質量を補正するためにカウントウェイト130が偏芯軸112の反対位置に設置されるのが望ましい。カウンタウェイト130は偏芯軸112及び洗濯板200の偏芯質量と均衡を成すべきである。また、偏芯軸112及び洗濯板200の重さ中心の高さ(重さ中心の垂直方向の位置)とも均衡を成すように偏芯軸112及び洗濯板200の重さ中心の高さとカウンタウェイト130の重さ中心の高さは略等しいことが望ましい。
【0029】
カウンタウェイト130は洗濯板200、洗濯板のアダプター120又はベース110に一体に形成されることもできるが、組み立ての便宜などを考慮して別途の部品にて構成してベース110に設置するのが更に望ましい。即ち、洗濯軸13を中心に偏芯軸112と約180度の位置にカウンタウェイト130が洗濯板200の内側空間に些か挿入されるように設置するのが望ましい。
【0030】
尚、洗濯板200の外周には洗濯板200と内槽5の下部間に洗濯物が挿入されることを防止するために挟持止めリング250が設置されるのが望ましく、前記挟持止め防止リング250は低摩擦特性を有する部材から構成するのが更に望ましい。挟持止めリング250は洗濯板200の底部の円周面に設置されるのが望ましく、内槽5の底面に設置されることもできる。ひいては洗濯板200の運動によって洗濯板200と内槽5の下部との隙間を最小化できるように内槽5の内側の下部面の形状を適切に構成することもできる。
【0031】
尚、図3に示すように、洗濯板200と内槽5の間の自転防止部材400を設置して洗濯板200の旋回運動時に偏芯軸112の中心に対する洗濯板200の回転運動を防止することもできる。
自転防止部材400はオルダムカップリングに類似した原理で動作される。即ち、自転防止部材400は突出された縦方向ガイド410及び横方向ガイド420を有し、縦方向ガイド410は内槽5の上面に形成されている直線溝(図示せず)に挿入され、横方向ガイド420は洗濯板200の底面に形成されている直線溝に挿入される。このように構成すると、自転防止部材400は内槽5に対して上下方向運動だけ可能であり、前記自転防止部材400に対して洗濯板200は左右方向運動だけ可能であるので洗濯板200は回転(自転)できず旋回運動自在になる。
【0032】
尚、内槽5の内側壁面には多数の突出部(図示せず)形成されていて、洗濯板200の旋回運動によって洗濯物が洗濯板200と内槽5の突出部の間で効果的に洗濯できるようにすることも可能である。
【0033】
図2、図4及び図5を参照して、洗濯板200を詳細に説明する。
図において01は洗濯軸の回転中心であり、02は偏芯軸の即ち、洗濯板の回転中心である。
洗濯板200は洗濯板のアダプター120と結合される中央のボス部210と前記ボス部210から外周方向に延長形成される略平面の水平部220を含めて構成される。又、洗濯板200の水平部220には多数の案内部材240が設置される。図2に示すように、案内部材240は上部に突出した形状であり、偏芯軸の中心02で外周方向に放射状に設置される。又、図4に示すように、放射状の多数の案内部材240を螺旋形に設置することもできる。このように構成すると、洗濯軸13の正・逆回転によって洗濯物を洗濯板200の中心部又は外周部に押すか引っ張ることができるからである。
【0034】
又、図5に示すように、案内部材240を円形に形成し、偏芯軸の中心02に対して多数の同芯円を形成するように配置することもできる。
尚、各々の案内部材240は中心から外周部にわたって高さが変化するようにするのが望ましい。例えば、所定位置に凹部242を形成して全体的には波状に構成するのが望ましい。このように構成すると、洗濯物が放射方向に流動するとき洗濯板の役割を果たすことができる。
【0035】
尚、図6に示すように、洗濯板200の上部面が回転方向に高さの差を有することになって例えば、鋸の歯状に構成するのが望ましい。このように構成すると、洗濯板200の水平的な旋回運動及び洗濯板200の偏芯軸112の中心に対する回転運動によって洗濯物の上下方向振動及び流動を誘発することもできる。
【0036】
又、図7に示すように、洗濯板中心軸即ち、偏芯軸112を通過する垂直断面は中心から外周部位に放射型に行きながら洗濯板200の表面と成す接線の傾きが大体増加することで外周部が洗濯物をより積極的に叩くことができるようにすることが望ましい。
【0037】
以下、本発明による洗濯機の動作を説明する。
先ず、洗濯行程を説明する。モータ9の回転によって洗濯軸13が回転すると、洗濯軸13と一体に結合されたベース110、偏芯軸112及びカウンタウェイト130が洗濯軸13を回転軸に同時に回転させる。この時洗濯板200はベアリング140によって偏芯軸112に対して回転自在になる。従って、洗濯板200は洗濯軸13の回転中心に対して旋回運動し、同時に洗濯板200は洗濯物の流動によって偏芯軸112から滑りながら徐々に回転することになる。
【0038】
尚、洗濯軸13は洗濯物の絡みを防止するために持続的に正・逆回転を繰り返すのが望ましい。洗濯軸13が一方向に回転すると洗濯板200は旋回運動と同時に旋回方向に偏芯軸112に対して回転運動する。又、洗濯軸13が反対方向に回転すると洗濯板200の旋回運動の方向は直ちに変わり、旋回運動が継続されるにつれて洗濯板200の回転運動方向も洗濯板200の旋回運動方向に追加的に変える。
【0039】
尚、洗濯物は洗濯板200の動きによって洗濯軸13の回転方向に拘らず、内槽5の中心部から内槽5の側面に持続的に異動する。また、洗濯板200の上面の形状によって洗濯物は上下方向に振動して叩かれ、洗濯板200側面と内槽5の内側壁面との間で圧着屈伸されることによって洗濯が行われる。また、洗濯時に偏芯軸112及び洗濯板200の洗濯軸13に対する不均衡はカウンタウェイト130の作用で相殺されて振動は大きく減少することになる。
【0040】
脱水時にはソレノイドが作動すれば洗濯軸13と脱水軸15とが一体に結合される。モータ9が回転すると、洗濯軸13、脱水軸15、洗濯板200、カウンタウェイト130が一体に回転しながら脱水が進められる。
前記のように、本発明によると洗濯板200の旋回運動及び回転によって内槽5内の洗濯物は絶えず叩かれ屈伸されることによって洗濯物の絡みや傷つけられず洗濯が行われる。また、洗濯板200の上部の案内部材240によって洗濯物が叩かれ、内槽5の下部の中心部から放射型に進むタイプの流動が持続的に発生しながら洗濯物の絡み及び損傷などが著しく減っている。
【0041】
図8を参照して本発明による洗濯機の他の実施形態を説明する。
本実施形態も前記実施形態と全体的には構成が同一である。但し、本実施形態では偏芯軸112を所定角度θ傾斜するように設置して洗濯板200の任意点が上下運動できるように構成する。
【0042】
詳細に説明すると、洗濯軸13と偏芯軸112が経る平面上で偏芯軸112の上部が偏芯軸112の下部に対して洗濯軸13を経る垂直線方向又はその反対方向に傾けるか又は前記平面を貫通する方向に傾けている。このように構成すると、洗濯時に洗濯板200は洗濯軸13に対して旋回運動すると共に洗濯板200の表面の任意点が垂直方向の軌跡を作る。
【0043】
尚、洗濯板200と内槽5の下部との間に柔軟部材500を設置して駆動時に洗濯板200の回転を拘束し、洗濯板200と内槽5の下部との間への洗濯物の介在を防止することもできる。
尚、図9に示すように、内槽下部5aの形状は球の一部表面の形状を有するのが望ましい。また、洗濯板200は洗濯軸13と偏芯軸112の延長線が会う回転中心点03を中心に動くので内槽下部5aは前記回転中心点03を中心にする球状を有するのが望ましい。
このように構成すると、洗濯時に洗濯板200が球状の表面に沿って動くので洗濯板200と内槽5の底面の隙間に洗濯物が介在されることを防止することができる。
【0044】
図10及び図11を参照して、本発明による洗濯機の更に他の実施形態を説明する。
本実施形態も上述の実施形態と全体的には構成が同一である。但し、本実施形態ではポンピング流路300及びポンピング手段310を設置して、洗濯時に洗濯水をポンピング手段310によってポンピングしてポンピング流路300を通じて内槽5の上部から洗濯物に噴射させる。
【0045】
詳細に説明すると、内槽5の一側にはポンピング流路300が形成されている。また、ベース110の下部には洗濯水をポンピングするポンピング手段310が設置される。ポンピング手段310は多数のブレードからなるのが望ましい。
【0046】
尚、図10ではベース110を内槽5の内径と略同一サイズで形成し、前記ベース110の底面にポンピング手段310を設置しているが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、ポンピング手段310は洗濯軸13の回転に従って回転する部材であれば何れも使用できる。
【0047】
本実施形態によると、洗濯行程中に持続的に内槽5の下部から内槽5の上部に洗濯水がポンピングされながら洗濯物に洗濯水が噴射されるので洗濯水の使用量が低減できる。
【0048】
図12及び図13を参照して本発明による洗濯機の他の実施形態を説明する。本実施形態も前記実施形態と原理は同一である。但し、本実施形態では全体的な構造を単純化するためにベース110に別に偏芯軸112を形成せずベース110が偏芯軸112の役割を兼ねるようにしている。即ち、ベース110は洗濯軸13より相対的に大きく形成され、前記ベース110の中心が前記洗濯軸13の中心と一致しないように回転軸に結合される。また、ベース110の外周にはベアリング140を媒介にして洗濯板200が結合される。
【0049】
このように構成ると、洗濯軸13の重さ中心とベース110の重さ中心とが一致しない。従って、ベース110の一側にはカウンタウェイト130が設置される。また、ベース110の外部には挟持止めリング250が設置されることが望ましい。本実施形態の動作は上述した実施形態と同一であるのでこれに対する詳細は省略する。
【0050】
尚、前記実施形態では洗濯板が運動変換装置を媒介にして洗濯軸に結合することに対して図示及び説明しているが、これに限定されるものではない。
即ち、洗濯軸に洗濯板が直結されることも可能である。この時は洗濯板が洗濯軸に対して旋回運動するように洗濯軸の回転中心と洗濯板の回転中心とが一致するように配置している。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の洗濯機によると、次のような効果がある。
第一に、本発明によると、運動変換装置によってモータの単純回転運動を旋回運動に転換して洗濯物に水平及び垂直の多方向性の衝撃を与えることによって洗濯物の絡み及び損傷が格段に減っている。又、運動変換装置によって摩擦や衝撃が発生できる構造を根本的に排除することによって低騒音が可能である。
【0052】
第二に、運動変換装置がモジュール化されているので組み立てやすい。また、従来の洗濯機の構造を変形することなく、運動変換装置を装着することで従来方式でも前記方式の洗濯が可能である。
【0053】
第三に、本発明によると、洗濯物が洗濯水の中に浸すことなく洗濯水の再循環及び噴射によって洗濯されることで水の使用量が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗濯機の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の要部を示した斜視図である。
【図3】本発明による洗濯機の自転防止部材の実施形態を示す図(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】図1の洗濯板の一例を概略的に示す平面図である。
【図5】図1の洗濯板の他の例を概略的に示す平面図である。
【図6】図1の洗濯板の他の例を概略的に示す図で、(a)は平面図、(b)は円周方向の展開図である。
【図7】図1の洗濯板の更に他の例を概略的に示す側面図である。
【図8】本発明による洗濯機の他の実施形態を概略的に示した断面図である。
【図9】図8の変形例を概略的に示した断面図である。
【図10】本発明による洗濯機の他の実施形態を概略的に示した断面図である。
【図11】本発明による洗濯機の他の実施形態を概略的に示した平面図である。
【図12】本発明による洗濯機の他の実施形態を概略的に示した断面図である。
【図13】本発明による洗濯機の他の実施形態を概略的に示した平面図である。
【図14】従来の洗濯機を概略的に示した側面図である。
【符号の説明】
3…外槽
4…内槽
9…モータ
13…洗濯軸
15…脱水軸
100…運動変換装置
110…ベース
120…洗濯板 アダプター
130…カウンタウェイト
200…洗濯板

Claims (13)

  1. 内槽の下部中心から垂直方向に設置されてモータの回転力を伝達されて回転する洗濯軸と、
    前記洗濯軸の回転中心に対して旋回し水流を形成する洗濯板と、
    前記洗濯軸の回転運動を前記洗濯板の旋回運動に転換する運動変換装置と
    を含むことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記運動変換装置は上部に形成される偏芯軸を有するベースを含んでおり、前記ベースの下部は洗濯軸に結合されて前記偏芯軸は洗濯板に結合されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記運動変換装置は前記ベース及び洗濯板の質量の不均衡を補正するためのカウンタウェイトを更に含んでいることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記内槽の一側にはポンピング流路が設置され、前記ベースの底面には前記洗濯軸の回転によって回転して前記内槽の洗濯水をポンピング流路でポンピングするポンピング手段が設置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の洗濯機。
  5. 前記運動変換装置において、一側は前記偏芯軸に結合され、他側は前記洗濯板に結合される洗濯板アダプターを更に含んでいることを特徴とする請求項2又は3に記載の洗濯機。
  6. 前記偏芯軸と前記洗濯板アダプターとの間にはベアリングが設置されていることを特徴とする請求項5に記載の洗濯機。
  7. 前記ベアリングは一方向にだけ回転力を伝達できる構造であることを特徴とする請求項6に記載の洗濯機。
  8. 前記洗濯板の上面には前記偏芯軸の中心から外周方向に形成された多数の案内部材が設置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の洗濯機。
  9. 前記内槽下部と洗濯板との間に洗濯物が介在されないようにするために、前記洗濯板の下部の円周面には布挟持止めリングが設置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の洗濯機。
  10. 前記カウンタウェイトの重さ中心の高さと前記偏芯軸及び前記洗濯板の重さ中心の高さとを合わせるために、少なくとも前記カウンタウェイトの一部は前記洗濯板に挿入設置することを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
  11. 前記偏芯軸は、所定角度傾斜して設置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の洗濯機。
  12. 前記運動変換装置は下部一側が前記洗濯軸に結合され、外周面はベアリングを媒介にして洗濯板が直接結合されるベースを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  13. 内槽の下部中心から垂直方向に設置されて、モータの回転力を伝達されて回転する洗濯軸と、
    前記洗濯軸に直結される洗濯板を含んで構成され、
    前記洗濯軸の回転中心と前記洗濯板の回転中心とは互いに一致しないように配置されて前記洗濯軸の回転運動が前記洗濯板の旋回運動に転換されることを特徴とする洗濯機。
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