JPH0819683A - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

脱水兼用洗濯機

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JPH0819683A
JPH0819683A JP6156944A JP15694494A JPH0819683A JP H0819683 A JPH0819683 A JP H0819683A JP 6156944 A JP6156944 A JP 6156944A JP 15694494 A JP15694494 A JP 15694494A JP H0819683 A JPH0819683 A JP H0819683A
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尚生 巽
Michiaki Ito
道明 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄力の向上と、洗濯物の取出しの容易化、
並びに脱水時の異常振動の発生の低減を達成できるよう
にする。 【構成】 槽の内底部に配設されて正逆回転されること
により洗濯を行なう撹拌体18を、円形の基盤25と、
この基盤25上に中央側で放射直線状に突設され外周側
で正逆いずれかの回転方向に傾斜するように突設された
羽根26とを具備する形態に形成することにより、羽根
26が発揮する機械力及び水流力を撹拌体18の正転と
逆転とで相違させ、洗濯物及び水の動きを複雑且つ盛ん
にできるようにした。又、撹拌体18の周囲外方の底カ
バー16には、凸部27を撹拌体18の羽根26と同ピ
ッチで同数形成して、洗濯物の動き及び水流を上方向に
変えることをより効果的に行なわしめるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、槽の内底部に配設した
撹拌体の正逆回転によって洗濯を行ない、槽の回転によ
って脱水を行なう脱水兼用洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種脱水兼用洗濯機におい
ては、槽が洗濯と脱水とに兼用で具えられ、その槽の内
底部に配設した撹拌体の正逆回転によって洗濯が、そし
て槽の回転によって脱水がそれぞれ行なわれるようにな
っている。
【0003】図5の(a)〜(e)にはそれぞれ従来の
この種脱水兼用洗濯機の撹拌体1〜5を示しており、そ
れぞれ円形の基盤1a〜5a上に羽根1b〜5bが放射
状に突設されているが、そのうちの羽根1b,2b,4
b,5bが直線状となっているのに対し、羽根3bは湾
曲状となっている。しかし、これらのいずれにおいて
も、撹拌体1〜5の各正逆(時計回り及び反時計回り)
両方向の回転について、羽根1b〜5bは対称的に等し
く存在している。なお、撹拌体1〜5のそれぞれ周囲外
方の部材例えば槽の各撹拌体1〜5周囲の部分には、凸
部6〜10が同じく放射状に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような撹拌体1〜5を使用した従来の脱水兼用洗濯機に
おいては、特に洗濯物の容量が増した近年の脱水兼用洗
濯機の場合、洗浄力を充分に得ることができない。又、
それだけでなく、洗濯物が絡まりやすく、団子状になる
ため、取出しにくいと共に、脱水時にはそれが槽回転の
アンバランス荷重となって、異常振動を多く発生させて
いた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、充分な洗浄力が得られると
共に、洗濯物の取出しが容易にでき、更に脱水時の異常
振動の発生も低減することのできる脱水兼用洗濯機を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の脱水兼用洗濯機においては、槽の内底部に
配設した撹拌体の正逆回転によって洗濯を行ない、槽の
回転によって脱水を行なうものにあって、上記撹拌体
を、円形の基盤と、この基盤上に中央側で放射直線状に
突設され外周側で正逆いずれかの回転方向に傾斜するよ
うに突設された羽根とを具備する形態に形成したことを
特徴とする。
【0007】この場合、撹拌体の羽根の放射直線状部分
の長さと傾斜部分の半径上に投影した長さはほゞ等しく
形成すると良い。又、撹拌体の羽根の傾斜部分は湾曲状
に形成すると良く、その湾曲の曲率半径は基盤の半径と
ほゞ等しく定めると良い。
【0008】更に、撹拌体の基盤からの羽根の起立角度
は傾斜の外側面部で内側面部より大きく定めると良い。
そして、撹拌体の周囲外方の部材には凸部を撹拌体の羽
根と同ピッチで同数形成すると良く、又、その凸部は傾
斜方向を撹拌体の羽根の傾斜部分の傾斜方向と逆にして
形成すると良い。
【0009】
【作用】洗濯機の洗浄は、機械力と化学力の作用といわ
れ、機械力が強く作用すれば、化学力も効果を発揮しや
すくなり、洗浄力が大きくなる。その機械力は、従来、
撹拌体と洗濯物との摩擦で大きく作用すると考えられて
いたが、洗濯物の容量が増した近年の脱水兼用洗濯機で
は、洗濯物の全部が撹拌体に直接触れることはなく、摩
擦力の効果は少ない。
【0010】又、撹拌体の羽根の作用は、2つの作用か
ら成り立っていると考えられる。その1つは、羽根の回
転によるポンプ作用により水を動かし、その水流で、洗
剤を溶かし、洗濯物に変形を与え、洗浄する作用であ
り、今1つは、羽根自体が洗濯物を機械的に動かし、洗
濯物に変形を与え、洗浄する作用である。
【0011】これについて、従来の脱水兼用洗濯機の撹
拌体が槽内の水及び洗濯物に与える作用を探ったとこ
ろ、下記のことが判明した。すなわち、脱水兼用洗濯機
においては、周知のように、槽は回転による脱水を行な
うため円筒状で、撹拌体はその内底部の中央部に同心配
置されている。この構成で、前述のように正逆両方向の
回転について羽根が対称的に等しく存在している従来の
撹拌体では、短周期正逆回転(駆動モータを例えば1〜
2秒通電、0.5〜1秒断電し、反対方向にも同パター
ンで通断電することを繰返す)中では、洗濯物は正逆両
方向にほゞ同じ量動くだけで、洗濯物の相対位置がほと
んど変化しない。このため、洗濯物の反転等が少なくな
り、洗浄力の増大化が望めず、洗いむらも大きくなる。
【0012】又、洗浄力を増加させようとして、撹拌体
の回転駆動時間を長くすると、羽根の機械的作用によ
り、洗濯物はたゞぐるぐると回転することになる。この
ようになると、水に対する洗濯物の比重が大きいため、
洗濯物は中央に寄り集まるようになる。この結果、洗濯
物は絡まり合って団子状に固まり、ぐるぐると回転する
割には洗濯物の変形が少なく、洗浄力が伸びない。それ
ばかりか、固まりの外側の洗濯物は傷みが大きくなる。
更に、固まった洗濯物は、脱水時には槽の片側に寄って
槽回転の大きなアンバランス荷重になり、異常に大きな
振動や音を発生させることになる。この場合、大きな振
動は製品自体の寿命を縮めることにもつながる。
【0013】これに対して、上述のように、撹拌体を、
円形の基盤と、この基盤上に中央側で放射直線状に突設
され外周側で正逆いずれかの回転方向に傾斜するように
突設された羽根とを具備する形態に形成した本発明のも
のでは、撹拌体の正逆両方向の回転について羽根が非対
称で存在するため、羽根が発揮する機械力及び水流力が
撹拌体の正転と逆転とで相違し、かくして洗濯物及び水
の動きを複雑且つ盛んにし、洗浄力を向上させることが
できると共に、洗濯物の取出しも容易にでき、更に脱水
時の異常振動の発生も低減することができる。
【0014】又、その場合、特に撹拌体の羽根の放射直
線状部分の長さと傾斜部分の半径上に投影した長さとを
ほゞ等しく形成したものでは、羽根が発揮する機械力及
び水流力の関係でバランスを最も良くすることができ
る。
【0015】更に、撹拌体の羽根の傾斜部分を湾曲状に
形成したものでは、洗濯物及び水の動きをより円滑にす
ることができる。この場合も、その湾曲の曲率半径を基
盤の半径とほゞ等しく定めたものでは、その洗濯物及び
水の動きを円滑にする効果を高く得ることができる。
【0016】撹拌体の基盤からの羽根の起立角度を、傾
斜の外側面部で内側面部より大きく定めたものでは、そ
の傾斜の外側方向に回転するときと内側方向に回転する
ときとのそれぞれ羽根が発揮する機械力及び水流力のバ
ランスを良くすることができる。
【0017】そして一方、撹拌体の周囲外方の部材に凸
部を撹拌体の羽根と同ピッチで同数形成したものでは、
その凸部で洗濯物の動き及び水流を上方向に変えること
をより効果的に行なわしめることができる。更にこの場
合も、その凸部の傾斜方向を撹拌体の羽根の傾斜部分の
傾斜方向と逆にして形成したものでは、洗濯物の動き及
び水流を上方向に変える効果を高く得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図3を参照して説明する。まず図3には脱水兼用洗濯
機全体の外箱11を示しており、これの内部に外槽12
を弾性支持機構13(一部のみ図示)により支持して配
設し、外槽12内に内槽14を配設している。又、内槽
14内には、その内周面のほとんど全部を覆うステンレ
スなど金属製の内カバー15と、底部を覆う底カバー1
6とを配設しており、更に、内槽14の上縁部にはバラ
ンスリング17を取付け、内底部に撹拌体18を同心状
に配設している。
【0019】外槽12外の下方部には、排水弁19を配
設すると共に、モータ20を主体とする駆動機構21を
配設しており、この駆動機構21によって、洗濯時に内
槽14を制止して撹拌体18を時計回り及び反時計回り
の両方向に正逆回転させ、脱水時に内槽14を撹拌体1
8と共に一方向に高速回転させるようにしている。従っ
て、内槽14は洗濯及び脱水に兼用で、ことに脱水は、
上述の高速回転による遠心力で、洗濯物(図示せず)の
水を内カバー15の通水孔22から振り切り、内カバー
15と内槽14内周面との間の隙間を通し揚水して、内
槽14上端部の脱水孔23から放水することにより行な
うようになっている。
【0020】これらに対し、撹拌体18は、詳細には例
えばプラスチックにより全部を型成形したもので、図1
に示すように、前記駆動機構21の洗濯用出力軸24
(図2参照)に中心部を取付けた円形の基盤25と、こ
の基盤25上に突設した例えば6条の羽根26とを具備
するものであり、更に詳細には、その羽根26を基盤2
5の中央側で放射直線状に突設し、外周側で撹拌体18
の正逆いずれかの回転方向(この場合、時計回り方向)
に傾斜するように突設している。
【0021】又、上記撹拌体18の羽根26の放射直線
状部分26aの長さL1 と傾斜部分26bの半径上に投
影した長さL2 はほゞ等しく(約1:1)形成してお
り、更にその傾斜部分26bは湾曲状に形成していて、
具体的には、基盤25の直径Dを343[mm]とし、
傾斜部分26bの湾曲の曲率半径rを150[mm]と
することにより、傾斜部分26bの湾曲の曲率半径rを
基盤25の半径(D/2)とほゞ等しく定めている。な
お、放射直線状部分26aの延長部分からの傾斜部分2
6bの先端部のずれ寸法sは25[mm]としている。
【0022】加えて、基盤25からの羽根26の起立角
度は、図2に示すように、傾斜の外側面部の方をα、内
側面部の方をβとした場合、α>β、すなわち傾斜の外
側面部の起立角度αを内側面部の起立角度βより大きく
定めている。そして、そのほか、撹拌体18の周囲外方
の部材である前記底カバー16には放射直線状の凸部2
7を羽根26と同ピッチで同数形成している。
【0023】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず機械力について述べるに、洗濯時、前述のように撹拌
体18が回転されと、羽根26の作用により、遠心力で
内槽14内の水(図示せず)が吸い込まれ、外側へ排出
されるため、撹拌体18の羽根26面に洗濯物が吸い寄
せられる。このとき、撹拌体18の反時計回りの回転で
は、羽根26が時計回りに傾斜しているため、洗濯物を
外に押し出そうとする作用が生じ、洗濯物の固まりがで
きそうになっても、この力で洗濯物は固まりが解かれ、
全体的に広がろうとする動きをする。
【0024】次いで、時計回りに回転すると、水流の作
用により、洗濯物が撹拌体18に吸い寄せられ、中央に
寄ろうとする動きが起きる。これらの2つの動きによ
り、洗濯物に放射方向への動きが生じ、洗濯物の固まり
ができようとする作用が抑えられることにより、洗浄力
が大きくなる。又、時計回りの回転と反時計回りの回転
とで、洗濯物の動きが明らかに変わるため、撹拌体18
を同心状に有する脱水兼用洗濯機の内槽14について
も、洗濯物に変化ある動きを与えることになり、上下の
反転も促進される。
【0025】次に、水流の作用について述べる。撹拌体
18が回転すると、遠心力により、水は内側から吸い込
まれ、外側に出ようとするポンプ作用が働く。このポン
プ作用は、洗濯物の動き以外に洗剤を溶かす作用があ
り、重要な要素である。上記構成の撹拌体18では、羽
根26を基盤25の中央側で放射直線状に突設したた
め、この部分で基本的に必要な水流力が左右両方向の回
転について出る。
【0026】そして、反時計回りの回転では、外方向に
押し出される水流が強く出る。既述のように、洗濯物に
回転力だけを与えてしまうと、洗濯物がぐるぐると回る
代わりにからまってしまうが、この反時計回りの回転時
には、水の動きは、回転方向に加え、放射方向への力が
強く作用することで、水が脱水槽の側壁を上方に昇る成
分が出ることになる。これで、洗濯物の固まりを防ぐ作
用が強くなる。次に、時計回りの回転の際は、今度は逆
に水を回転方向に強く押し回そうとする作用が出、この
水流力により洗濯物自体の動きも大きくなる。
【0027】このように本構成のものでは、撹拌体18
の羽根26が発揮する機械力及び水流力を撹拌体18の
正転と逆転とで相違させることにより、洗濯物及び水の
動きを複雑且つ盛んにし、洗濯物の変形,圧縮,引伸し
などの繰返しを多くできて、洗浄力を向上させることが
できる。
【0028】下記の表1は、本発明の撹拌体18を具え
た脱水兼用洗濯機と、従来の撹拌体を具えた脱水兼用洗
濯機との試験結果を示している。
【0029】
【表1】
【0030】この表1から明らかなように、洗浄比の高
さ、洗いむらの少なさ、布(洗濯物)取出し時間の短
さ、振動振幅の小ささのいずれにおいても、本発明の脱
水兼用洗濯機の方が従来の脱水兼用洗濯機より好ましい
結果を出している。
【0031】加えて、特に上記構成のものの場合、撹拌
体18の羽根26の放射直線状部分26aの長さL1 と
傾斜部分26bの半径上に投影した長さL2 とをほゞ等
しく形成したことにより、羽根26が発揮する機械力及
び水流力の関係でバランスを最も良くすることができ
る。
【0032】又、撹拌体18の羽根26の傾斜部分26
bを湾曲状に形成したことにより、洗濯物及び水の動き
をより円滑にすることができる。この場合も、その湾曲
の曲率半径rを基盤25の半径(D/2)とほゞ等しく
定めたことにより、その洗濯物及び水の動きを円滑にす
る効果を高く得ることができる。
【0033】更に、撹拌体18は羽根26の傾斜部分2
6bの傾斜の内側方向(時計回り)に回転するときと外
側方向(反時計回り)に回転するときとでは、前者が後
者より強い力を発揮し過ぎる嫌いがあり、そこで、基盤
25からの羽根26の起立角度を傾斜の外側面部で内側
面部より大きく(α>β)定めたことにより、その傾斜
の内側方向に回転するときと外側方向に回転するときと
のそれぞれ羽根26が発揮する機械力及び水流力のバラ
ンスを良くすることができ、洗濯物のアンバランスの発
生や洗いむら等の低減に一段と効果がある。
【0034】そして一方、撹拌体18の周囲外方の部材
である底カバー16に凸部27を形成したことにより、
撹拌体18の羽根26の傾斜部分26bによる効果を増
大し、洗濯物のからみ,洗浄力の向上に更に効果を出す
ことができる。すなわち、まず水流力については、凸部
27がポンプにおける一種の静翼の機能を果たし、撹拌
体18が反時計回りに回転するときに発生する放射方向
の水流を内槽14の内側面に沿って昇る上方向の水流に
変える効果を強く出すことができるもので、これによ
り、洗濯物が団子状になることを抑える効果を奏する。
他方、機械作用については、撹拌体18の反時計回り回
転時に外に押し出される洗濯物の動きを、凸部27によ
り上下方向に変え、洗濯物の上下反転をスムーズに行な
わしめることができるのである。
【0035】この場合、特に凸部27を撹拌体18の羽
根26と同ピッチで同数形成したことにより、凸部27
を撹拌体18の羽根26と1:1に対応させることがで
きて、上述のように洗濯物の動き及び水流を上方向に変
えることをより効果的に行なわしめることができる。
【0036】以上に対して、図4は本発明の第2実施例
を示すもので、凸部28を、上述の凸部27に代え、そ
の傾斜方向を撹拌体18の羽根26の傾斜部分26bの
傾斜方向と逆にして形成したものを示しており、このよ
うにすることによって、洗濯物の動き及び水流を上方向
に変える効果を更に高く得ることができる。なお、撹拌
体18の周囲外方の部材は底カバー16以外、例えば内
槽14の底部で構成することもあり、このようなものの
場合には凸部27,28はその内槽14の底部に形成す
ると良い。
【0037】
【発明の効果】本発明の脱水兼用洗濯機は以上説明した
とおりのもので、次に述べる効果を奏する。第1に、槽
の内底部に配設した撹拌体の正逆回転によって洗濯を行
ない、槽の回転によって脱水を行なうものにおいて、上
記撹拌体を、円形の基盤と、この基盤上に中央側で放射
直線状に突設され外周側で正逆いずれかの回転方向に傾
斜するように突設された羽根とを具備する形態に形成し
たことにより、洗濯物及び水の動きを複雑且つ盛んにで
きて、充分な洗浄力が得られると共に、洗濯物の取出し
が容易にでき、更に脱水時の異常振動の発生も低減する
ことができる。
【0038】第2に、上記撹拌体の羽根の放射直線状部
分の長さと傾斜部分の半径上に投影した長さとをほゞ等
しく形成したことにより、羽根が発揮する機械力及び水
流力の関係でバランスを最も良くすることができる。第
3に、上記撹拌体の羽根の傾斜部分を湾曲状に形成した
ことにより、洗濯物及び水の動きをより円滑にすること
ができる。
【0039】第4に、上記撹拌体の羽根の傾斜部分の湾
曲の曲率半径を基盤の半径とほゞ等しく定めたことによ
り、その洗濯物及び水の動きを円滑にする効果を高く得
ることができる。第5に、上記撹拌体の基盤からの羽根
の起立角度を、傾斜の外側面部で内側面部より大きく定
めたことにより、その傾斜の外側方向に回転するときと
内側方向に回転するときとのそれぞれ羽根が発揮する機
械力及び水流力のバランスを良くすることができる。
【0040】第6に、上記撹拌体の周囲外方の部材に凸
部を撹拌体の羽根と同ピッチで同数形成したことによ
り、その凸部で洗濯物の動き及び水流を上方向に変える
ことをより効果的に行なわしめることができる。第7
に、上記凸部の傾斜方向を撹拌体の羽根の傾斜部分の傾
斜方向と逆にして形成したことにより、洗濯物の動き及
び水流を上方向に変える効果を高く得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の平面図
【図2】図1のA−A線に沿う一部の拡大断面図
【図3】全体の破断側面図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】(a)〜(e)で5つの従来例を示すそれぞれ
図1相当縮小図
【符号の説明】
14は内槽(槽)、16は底カバー(撹拌体の周囲外方
の部材)、18は撹拌体、21は駆動機構、25は基
盤、26は羽根、26aは放射直線状部分、26bは傾
斜部分、27,28は凸部を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽の内底部に配設した撹拌体の正逆回転
    によって洗濯を行ない、槽の回転によって脱水を行なう
    ものにおいて、前記撹拌体を、円形の基盤と、この基盤
    上に中央側で放射直線状に突設され外周側で正逆いずれ
    かの回転方向に傾斜するように突設された羽根とを具備
    する形態に形成したことを特徴とする脱水兼用洗濯機。
  2. 【請求項2】 撹拌体の羽根の放射直線状部分の長さと
    傾斜部分の半径上に投影した長さとをほゞ等しく形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の脱水兼用洗濯機。
  3. 【請求項3】 撹拌体の羽根の傾斜部分を湾曲状に形成
    したことを特徴とする請求項1記載の脱水兼用洗濯機。
  4. 【請求項4】 撹拌体の羽根の傾斜部分の湾曲の曲率半
    径を基盤の半径とほぼ等しく定めたことを特徴とする請
    求項3記載の脱水兼用洗濯機。
  5. 【請求項5】 撹拌体の基盤からの羽根の起立角度を、
    傾斜の外側面部で内側面部より大きく定めたことを特徴
    とする請求項1記載の脱水兼用洗濯機。
  6. 【請求項6】 撹拌体の周囲外方の部材に、凸部を撹拌
    体の羽根と同ピッチで同数形成したことを特徴とする請
    求項1記載の脱水兼用洗濯機。
  7. 【請求項7】 撹拌体の周囲外方の部材に傾斜方向が撹
    拌体の羽根の傾斜部分の傾斜方向と逆の凸部を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の脱水兼用洗濯機。
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