JPH0217580Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217580Y2 JPH0217580Y2 JP7003583U JP7003583U JPH0217580Y2 JP H0217580 Y2 JPH0217580 Y2 JP H0217580Y2 JP 7003583 U JP7003583 U JP 7003583U JP 7003583 U JP7003583 U JP 7003583U JP H0217580 Y2 JPH0217580 Y2 JP H0217580Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulsator
- washing
- wing
- shaft
- blade shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims description 29
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 5
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
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Description
(イ) 産業上の利用分野
本考案は洗濯機に関する。
(ロ) 従来の技術
洗濯機の洗濯槽内には翼軸が突設され、この翼
軸にパルセータが取付けられている。そして、こ
のパルセータの形状や翼軸の位置を変えることに
より、種々の洗濯効果が得られる。例えば、実公
昭55−37101号公報は大径円盤状のパルセータの
上面に回転中心から偏芯した位置を中心にした円
形領域を作り、この円形領域内に複数の翼片を形
成し、しかもその翼片の中心は回転中心に合致さ
せている。そして、翼片の上面は最大30mmの高さ
で水平にしてある。この結果、槽内では全体的な
渦巻水流はパルセータの回転方向にできるが、部
分的には複雑な水流ができ、洗濯効果を向上して
いる。しかし、この場合はあくまでも洗濯物を水
流によつて洗うことを目的としており、例えば洗
濯物をパルセータによつて押し洗うと言うような
ことは考えられていなかつた。 而して、実公昭55−9892号公報ではパルセータ
全体を偏芯位置させ、パルセータの翼片と近い槽
内面との間で洗濯物を押し洗いするようにしてい
る。しかし、パルセータの翼片が一様に形成して
あるので、パルセータの翼軸(回転軸)はパルセ
ータが回転して押し洗いを行なう度に水平方向の
力を受け、折損することがあつた。また、パルセ
ータの翼片で洗濯物を槽内面に押圧する力は回転
力だけでは弱く、洗い効果は必ずしも十分ではな
かつた。 (ハ) 考案の目的 本考案はパルセータの形状を考案することによ
つて、翼軸の折損を未然に防止すると共に押し洗
い効果を向上し、もつて丈夫で実用的な洗濯機を
提供することを目的とする。 (ニ) 考案の構成 本考案は翼軸に大径で山形のパルセータを取付
けたものに於いて、パルセータの上面に頂部から
周辺部にかけて下降傾斜する複数の翼片を設け、
このパルセータの頂部を翼片と共に上記翼軸の軸
芯から所定寸法だけ偏芯したことを特徴とする洗
濯機である。従つて、パルセータは回転中に頂部
が槽内面に接近するにつれて翼片で洗濯物を除々
に押圧していき、最も接近した時に強い押圧力を
加え、離間するにつれて押圧力を除々に弱める。
つまり、間欠的に押し洗いを実行しており、また
その押圧力を除々に変化させるので、翼軸を折損
すると言う事故を減少させることができる。 (ホ) 実施例 図に於いて、1は機枠2内に洗濯槽3と脱水受
槽4とを並設して成る二槽式洗濯機で、上後部に
はタイマツマミ等を配置したコントロールボツク
ス5を取付けている。6は機枠2の内底部に配設
された洗濯用モータ、7は同じく脱水用モータで
ある。8は洗濯槽3の底部中央に突設された翼軸
で、軸受を兼ねた減速装置9によつて支持されて
いる。10は翼軸8の原動軸で、大プーリ11を
止着し、洗濯用モータ6により回転される小プー
リ12にベルト13を介して連係させている。 14は翼軸8の上部に固定された大径で山形の
パルセータで、150mm〜200mm程度の高さの頂部1
5を翼軸8の軸芯から側方に所定寸法だけずらせ
て偏芯させ、この頂部15から周辺部16の4ケ
所に向けて夫々翼片17・・・を下降傾斜させて
いる。この翼片17・・・は周辺部16から頂部
15への距離が図中a,bで示すように夫々違う
ので、急激に立上る翼片17′とゆるやかに立上
る翼片とその中間程度で立上る2個の翼片とに分
けられ、また全翼片17・・・は同一の回転方向
に少しひねつてある。 かくして、洗濯用モータ6を時間制御して反転
駆動すると、パルセータ14は180r.p.m.程度の
低速にて1.4秒駆動、1.1秒停止と言うサイクルで
反転する。例えば、図中の右回転の際には比較的
弱い力で遠心力が働いて所謂横水流が生起され、
左回転の際には強く働いて上向きの縦水流が生じ
やすい。そして、この縦横の水流によつてからみ
付きの少い洗濯ができる。 また、翼片17′が洗濯槽3の一側壁に近づく
と、この間に位置する洗濯物を除々に押圧し、翼
片17′によつて最も強く押圧して押圧力を除々
に低下させ、この作業によつて洗濯物を押し洗い
することができる。そして、この押圧力は除々に
強まるのであるから、翼軸8に対する横方向から
の反力も急激には上らず、よつて翼軸8の折損は
生じにくくなつている。 表−1は、本実施例に於けるパルセータ14と
従来の偏芯していない大径山型のパルセータとを
用いて、洗浄性能を実験結果に基づいて比較した
ものである。実験は、夫々同一の洗濯槽を用い、
パルセータの回転時間を10分間とした。 表−1から、本実施例のパルセータ14を採用
すると、布傷み及び洗い班は従来とほとんど同じ
であるが、明らかに布絡みが少なく、布の上下の
入替りが(洗浄度合が高い)ことが判る。
軸にパルセータが取付けられている。そして、こ
のパルセータの形状や翼軸の位置を変えることに
より、種々の洗濯効果が得られる。例えば、実公
昭55−37101号公報は大径円盤状のパルセータの
上面に回転中心から偏芯した位置を中心にした円
形領域を作り、この円形領域内に複数の翼片を形
成し、しかもその翼片の中心は回転中心に合致さ
せている。そして、翼片の上面は最大30mmの高さ
で水平にしてある。この結果、槽内では全体的な
渦巻水流はパルセータの回転方向にできるが、部
分的には複雑な水流ができ、洗濯効果を向上して
いる。しかし、この場合はあくまでも洗濯物を水
流によつて洗うことを目的としており、例えば洗
濯物をパルセータによつて押し洗うと言うような
ことは考えられていなかつた。 而して、実公昭55−9892号公報ではパルセータ
全体を偏芯位置させ、パルセータの翼片と近い槽
内面との間で洗濯物を押し洗いするようにしてい
る。しかし、パルセータの翼片が一様に形成して
あるので、パルセータの翼軸(回転軸)はパルセ
ータが回転して押し洗いを行なう度に水平方向の
力を受け、折損することがあつた。また、パルセ
ータの翼片で洗濯物を槽内面に押圧する力は回転
力だけでは弱く、洗い効果は必ずしも十分ではな
かつた。 (ハ) 考案の目的 本考案はパルセータの形状を考案することによ
つて、翼軸の折損を未然に防止すると共に押し洗
い効果を向上し、もつて丈夫で実用的な洗濯機を
提供することを目的とする。 (ニ) 考案の構成 本考案は翼軸に大径で山形のパルセータを取付
けたものに於いて、パルセータの上面に頂部から
周辺部にかけて下降傾斜する複数の翼片を設け、
このパルセータの頂部を翼片と共に上記翼軸の軸
芯から所定寸法だけ偏芯したことを特徴とする洗
濯機である。従つて、パルセータは回転中に頂部
が槽内面に接近するにつれて翼片で洗濯物を除々
に押圧していき、最も接近した時に強い押圧力を
加え、離間するにつれて押圧力を除々に弱める。
つまり、間欠的に押し洗いを実行しており、また
その押圧力を除々に変化させるので、翼軸を折損
すると言う事故を減少させることができる。 (ホ) 実施例 図に於いて、1は機枠2内に洗濯槽3と脱水受
槽4とを並設して成る二槽式洗濯機で、上後部に
はタイマツマミ等を配置したコントロールボツク
ス5を取付けている。6は機枠2の内底部に配設
された洗濯用モータ、7は同じく脱水用モータで
ある。8は洗濯槽3の底部中央に突設された翼軸
で、軸受を兼ねた減速装置9によつて支持されて
いる。10は翼軸8の原動軸で、大プーリ11を
止着し、洗濯用モータ6により回転される小プー
リ12にベルト13を介して連係させている。 14は翼軸8の上部に固定された大径で山形の
パルセータで、150mm〜200mm程度の高さの頂部1
5を翼軸8の軸芯から側方に所定寸法だけずらせ
て偏芯させ、この頂部15から周辺部16の4ケ
所に向けて夫々翼片17・・・を下降傾斜させて
いる。この翼片17・・・は周辺部16から頂部
15への距離が図中a,bで示すように夫々違う
ので、急激に立上る翼片17′とゆるやかに立上
る翼片とその中間程度で立上る2個の翼片とに分
けられ、また全翼片17・・・は同一の回転方向
に少しひねつてある。 かくして、洗濯用モータ6を時間制御して反転
駆動すると、パルセータ14は180r.p.m.程度の
低速にて1.4秒駆動、1.1秒停止と言うサイクルで
反転する。例えば、図中の右回転の際には比較的
弱い力で遠心力が働いて所謂横水流が生起され、
左回転の際には強く働いて上向きの縦水流が生じ
やすい。そして、この縦横の水流によつてからみ
付きの少い洗濯ができる。 また、翼片17′が洗濯槽3の一側壁に近づく
と、この間に位置する洗濯物を除々に押圧し、翼
片17′によつて最も強く押圧して押圧力を除々
に低下させ、この作業によつて洗濯物を押し洗い
することができる。そして、この押圧力は除々に
強まるのであるから、翼軸8に対する横方向から
の反力も急激には上らず、よつて翼軸8の折損は
生じにくくなつている。 表−1は、本実施例に於けるパルセータ14と
従来の偏芯していない大径山型のパルセータとを
用いて、洗浄性能を実験結果に基づいて比較した
ものである。実験は、夫々同一の洗濯槽を用い、
パルセータの回転時間を10分間とした。 表−1から、本実施例のパルセータ14を採用
すると、布傷み及び洗い班は従来とほとんど同じ
であるが、明らかに布絡みが少なく、布の上下の
入替りが(洗浄度合が高い)ことが判る。
【表】
また、第5図も同じく、洗浄特性を示してお
り、本実施例のパルセータ14の方が総じて洗浄
比率が高いことが判る。 尚、パルセータ14は頂部15に凹陥部18を
形成しており、ここから翼軸8にネジ止めされ
る。また、凹陥部18の内周面には環状の係止突
起19が形成してあり、凹陥部18内に挿着され
た長尺な有底筒状体20の凹溝21を着脱可能に
係止する。 この有底筒状体20は大きく回転するので、洗
濯物を仕切り、振つてからみ付きを防ぐ。また、
この有底筒状体20はパルセータ14から外して
外底部に必要に応じて別の長い板22をビス止め
し、槽内の洗濯物を引掛けて上げるのに使用する
ことができる。 23は有底筒状体20に凹陥部18への挿入を
助けるために形成したスリツトで、挿入端を撓み
やすくしている。 (ヘ) 考案の効果 本考案はパルセータによつて生起した水流とパ
ルセータによる押圧力とによつて洗濯でき、洗い
効果を向上でき、しかも押し洗いによつて翼軸に
加わる反力を減少させたので、翼軸の折損も減少
する。よつて、本考案は丈夫で実用的な洗濯機を
提供できるものである。
り、本実施例のパルセータ14の方が総じて洗浄
比率が高いことが判る。 尚、パルセータ14は頂部15に凹陥部18を
形成しており、ここから翼軸8にネジ止めされ
る。また、凹陥部18の内周面には環状の係止突
起19が形成してあり、凹陥部18内に挿着され
た長尺な有底筒状体20の凹溝21を着脱可能に
係止する。 この有底筒状体20は大きく回転するので、洗
濯物を仕切り、振つてからみ付きを防ぐ。また、
この有底筒状体20はパルセータ14から外して
外底部に必要に応じて別の長い板22をビス止め
し、槽内の洗濯物を引掛けて上げるのに使用する
ことができる。 23は有底筒状体20に凹陥部18への挿入を
助けるために形成したスリツトで、挿入端を撓み
やすくしている。 (ヘ) 考案の効果 本考案はパルセータによつて生起した水流とパ
ルセータによる押圧力とによつて洗濯でき、洗い
効果を向上でき、しかも押し洗いによつて翼軸に
加わる反力を減少させたので、翼軸の折損も減少
する。よつて、本考案は丈夫で実用的な洗濯機を
提供できるものである。
第1図は本考案による洗濯機の要部を切欠せる
正面図、第2図はパルセータの平面図、第3図は
パルセータの断面図、第4図は有底筒状体の正面
図、第5図は本実施例に於けるパルセータ及び従
来の偏芯していないパルセータを採用した時の洗
浄特性図である。 3……洗濯槽、8……翼軸、14……パルセー
タ、15……頂部、16……周辺部、17……翼
片。
正面図、第2図はパルセータの平面図、第3図は
パルセータの断面図、第4図は有底筒状体の正面
図、第5図は本実施例に於けるパルセータ及び従
来の偏芯していないパルセータを採用した時の洗
浄特性図である。 3……洗濯槽、8……翼軸、14……パルセー
タ、15……頂部、16……周辺部、17……翼
片。
Claims (1)
- 洗濯槽底面のほぼ中央に突設された翼軸に大径
で山形のパルセータを取付けたものに於いて、上
記のパルセータの上面に頂部から周辺部にかけて
下降傾斜する複数の翼片を設け、このパルセータ
の頂部を翼片と共に上記翼軸の軸芯から所定寸法
だけ偏芯したことを特徴とする洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7003583U JPS59176474U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7003583U JPS59176474U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59176474U JPS59176474U (ja) | 1984-11-26 |
JPH0217580Y2 true JPH0217580Y2 (ja) | 1990-05-16 |
Family
ID=30200185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7003583U Granted JPS59176474U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59176474U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08164290A (ja) * | 1994-12-14 | 1996-06-25 | Toshiba Corp | 脱水兼用洗濯機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08280980A (ja) * | 1995-04-14 | 1996-10-29 | Sozoan:Kk | 攪拌機 |
-
1983
- 1983-05-11 JP JP7003583U patent/JPS59176474U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08164290A (ja) * | 1994-12-14 | 1996-06-25 | Toshiba Corp | 脱水兼用洗濯機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59176474U (ja) | 1984-11-26 |
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