JPS6289890A - アルミニウムを素材とするメツキにより鏡面を付与された製品の製造法 - Google Patents

アルミニウムを素材とするメツキにより鏡面を付与された製品の製造法

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JPS6289890A
JPS6289890A JP9331886A JP9331886A JPS6289890A JP S6289890 A JPS6289890 A JP S6289890A JP 9331886 A JP9331886 A JP 9331886A JP 9331886 A JP9331886 A JP 9331886A JP S6289890 A JPS6289890 A JP S6289890A
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plating
nickel
electroplating
bright
aluminum
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Yoshio Koike
小池 好男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルミニウムを素材とし、メッキによりその
表面に鏡様反射機能を付与された製品の製造法に関する
従来、アルミニウム及びその合金は軽量でかつ加工性に
すぐれているため、各種の機械器具等に用いられている
が、これを鏡の素材として使用するときは、軟質である
ため変形しゃすく、傷痕が付きやすく、また表面に容易
に酸化被膜が生成してメッキ性を悪くするので、アルミ
ニウムを素材とする鏡は特殊な場合にしか使用されなか
った。またその製品は、まずアルミニウム素材を処理し
てアルマイト層を形成し、その梨地上に光輝メッキを施
して得られるため、ガラスやステンレス鋼を素材とする
通常の鏡に比して映像が不鮮明で、特に姿見、バックミ
ラー等には全く使用不可能であった。
本発明者はこれらの欠点を除くため種々研究した結果、
アルミニウム又はその合金を素材として、これにビット
等の素材自体の傷痕を除去するための特定の処理を加え
、さらに複数のニッケル電気メッキ層を設けることによ
り、光輝に富むアルミニウム素材を活かして、その表面
に従来のガラスその他を素材とする鏡に比してきわめて
鮮明で軽量で割れない鏡面を付与することに成功した。
本発明はこの知見に基づくもので、アルミニウムの表面
を脱脂し、その表面に残存する不純物を払拭除去し、次
いでその表面を活性化したのち、シアン化亜鉛、シアン
化ニッケル及び水酸化ナトリウムを含有する水溶液を用
いて化成処理してメッキ下地被膜を形成させ、この被膜
上に半光沢ニッケル電気メッキ及び光沢ニッケル電気メ
ッキからの複数のニッケル電気メッキを、45〜65℃
の温度、2.5〜5.5 A/di2の電流密度及び3
.2〜5.7のpH価において施し、その際半光沢ニッ
ケル電気メッキ層対光沢ニッケル電気メッキ層の厚さの
比が1:1.5〜2.5になるようにし、こうして形成
されたニッケル電気メッキ層の上に45〜55℃の温度
及び10〜’l OA/dm2の電流密度においてクロ
ム電気メッキを施すことを特徴とする、メッキにより鏡
様反射機能を付与されたアルミニウム製品の製造法であ
る。
本発明において素材として用いられるアルミニウムには
、純アルミニウムのほか、アルミニウム合金も含まれ、
板、棒、線、管、球その他各種の形状のものを用いるこ
とができる。
本発明の反射機能を付与されたアルミニウム製品を製造
するに際しては、まずアルミニウム素材の表面を例えば
特殊圧延、特殊研磨等により光輝性をもたせ、これを有
機溶剤例えばトリクロルエチレン及び水酸化ナトリウム
水溶液に順次浸漬して脱脂したのち、表面を軟質布等で
払拭して不純物を除去する。この場合、普通の電解脱脂
では不純物が完全に除去されず、残存する不純物が将来
メッキ層の剥離及びその上に積層されるメッキの不均一
の原因となるので、上記の払拭処理を用いることが不純
物の完全な除去のため有利である。次いでこのように処
理した表面を常法により、例えば硝酸に浸漬して活性化
したのち、例えばシアン化亜鉛50〜2009/A好ま
しくは80〜150g/4、シアン化ニッケル50〜2
009/J3好ましくは80〜150g/A及び水酸化
ナトリウム600〜700 、!il/ノ好ましくは4
00〜600g/!を含有する水溶液に浸漬して化成処
理することにより、メッキ下地被膜を形成する。
こうして形成されたメッキ下地被膜上に、常法により複
数のニッケルメッキ層を施す。これは合計で2回以上の
ニッケル電気メッキ処理を行うことを意味し、そのため
には常法により半光沢ニッケル電気メッキ処理したのち
、光沢ニッケル電気メッキ処理を行う。処理回数の多い
ほど製品の性質が向上するが、操作上及び経済上の理由
から、2〜3回の処理で半光沢ニッケルメッキ層と光沢
ニッケルメッキ層の比が約1=2になるように処理する
ことが好ましい。そのためには、例えば硫酸ニッケル2
8註〜35化ニッケル65〜60g/−e好ましくは4
0〜509/13、硼酸30〜60g/ーe好ましくは
40〜50g/43及び光沢剤を含有するpH3.2〜
5.7好ましくはpH 4〜4.6のメッキ浴中で、電
流密度2. 5 〜5. 5 A / dm”好ましく
 ハ3 〜4. 5A /d 〜2、温度45〜65℃
好ましくは50〜55℃で0.6〜Q, 6kg /c
m’好ましくは0.4〜0.5kg 7c〜2の空気攪
拌量子に操作を行う。最初のニッケルメッキのためには
光沢剤として通常の一次光沢剤例えばブチンジオール、
ラウリルアルコ、” 硫酸−r− クロル、クマリン又
はホルマリンを用い(これを半光沢ニッケル電気メッキ
と呼ぶ)、2回目以降のニッケルメッキのためには、光
沢剤として例えば1 、3.6−ナフタリントリスルホ
ン酸、1.5−ナフタリンジスルホン酸、ブチルアルコ
ール、グロパルギルアルコール又はこれらの混合物を用
い、同様な条件下にニッケルメッキを行う(これを光沢
ニッケル電気メッキと呼ぶ)ことが好ましい。この複数
のニッケルメッキを施して、半光沢ニッケル電気メッキ
層と光沢ニッケル電気メッキ層の比を約1=2(例えば
半光沢ニッケルメッキ層のメッキ膜厚は全ニッケル層の
60〜40%、光沢ニッケルメッキ層のメッキ膜厚は全
ニッケル層の60〜70%で、両者の比は1 : 1.
5〜2.5)とするとき、表面にきわめてすぐれた光輝
性及び反射機能が与えられ鏡としてきわめて良好な性質
を有する製品が得られる。
最後にこのニッケルメッキ層−ヒに、例えば無水クロム
酸200〜300 g/−8好ましくは250〜260
g/沼、3価クロム1〜5g/2好ましくは2〜6g/
13及び硫酸1〜6g/13好ましくは1.5〜2g/
−eを含有するメッキ浴中で、電流密度10〜2oA/
dm2好ましくは12〜15A/dTrL2、温度45
〜55°C好ましくは45〜48°Cで2〜8分間好ま
しくは6〜5分間クロムメッキを行う。このクロムメッ
キ層により大気中での変色が防止されて美しい光沢面が
保たれ、かつすぐれた耐摩耗性及び耐食性が与えられる
。これによって鏡面が傷、腐食等から保護される。なお
各処理の間には当然水洗工程が挿入される。
本発明の方法によれば、アルミニウム又はアルミニウム
合金素材の表面に傷痕や歪みの全くない均一なすぐれた
鏡様反射機能を付与することができ、その反射機能は表
面反射で映像を結ぶため、ガラスを素材とする鏡のよう
に二重反射がなく、映像性にすぐれている。またアルミ
ニウム材の軽量性及び光輝性を活かすと共に、その軟質
性及び可撓性を補強して後の変形及び傷痕の発生を防止
できることも本発明の利点である。
本発明の製品はガラスのように割れることなく軽量であ
り、後加工性にすぐれ、熱伝導性が良好なので水蒸気に
よるくもり現象が少なく、温度の急激な変化にも耐え、
素材及び各メッキ層間の密着性がよいので被膜剥離する
ことなく、耐食性にすぐれている等の多数の利点を有す
る。
したがって本製品は、曲げ、打抜き、切断、プレス等の
後加工、異形加工及び例えば凹凸等の部分的加工が可能
である。本製品は、割れやすいかもしくは割れると危険
の伴う部分及び反射面に傷がつきやすい部分に使用する
に好適であり、また重量軽減を必要とする分野、法規上
ガラス鏡が使用できない分野、温度変化が激しい分野、
表面反射を必要とする分野その他の反射機能を利用する
各種の分野に広く使用することができる。その応用製品
の例は次のとおりである。鏡面を利用する屋内外の建築
材料例えば装飾性壁面及び天井等、鏡例えば浴室用鏡、
照明用鏡、鉄道及び車両用鏡、自動車のバックミラー、
サイドミラー等、屋外標識、その他ジャー、ポット、レ
ンジ等の日用品。
実施例 特殊研磨により光輝性をもたせたアルミニウム板を常法
によりトリクロルエチレンに浸漬したのち水洗し、さら
に水酸化す) l)ラム水溶液に浸漬したのち水洗し、
最後に軟質のウェスで表面を払拭して油脂その他の不純
物を完全に除去する。なお特殊研磨アルミニウム板とし
ては、常法により800番の砥石で表面を鏡面様に仕上
げした鍛鋼焼入圧延ロールを用い、これに軽質油を注ぎ
ながら、素材アルミニウム板を圧延加工率10%の条件
下で、圧延を5回繰返すことにより、光輝性を与えたア
ルミニウム板を使用した。
こうして脱脂したアルミニウム板を15%硝酸水溶液に
60℃で1分間浸漬したのち水洗する。次いでシアン化
亜鉛100g/、、e、シアン化ニッケル100g/A
及び水酸化ナトリウム500.9/−eを含有する水溶
液に攪拌下に40°Cで1.5分間浸漬し、水洗したの
ち硫酸ニッケル300g/A、塩化ニッケル40jj/
、13、硼酸509/、、e及び半光沢光沢剤としてブ
チンジオール6m9/、、eから成るメッキ浴中で、電
流密度4.5 A/dm2.55℃で10分間ニッケル
メッキを行ったのち水洗する。さらに硫酸ニッケル30
0g/−e、塩化ニッケル50f;//J3、硼酸40
g/J3及び光沢剤としてブチルアルコール及びプロパ
ルギルアルコールの混合物1〜2mり/!から成るメッ
キ浴中で、電流密度4.5 A/am2.55℃、空気
攪拌量Q、4kf/cm2で20分間、−ッケルメッキ
を行う。水洗後、ニッケルメッキ層の強度を保持し鏡面
の機能を増すために、2回目のニッケルメッキと同様の
条件下に再度ニッケルメッキを行い水洗する。最後にこ
のニッケルメッキ層上に、無水クロム酸260f!/−
e、硫酸クロム([[l)3g/A及び硫酸2g/!か
ら成るメッキ浴中で、電流密度15A/dm2.45℃
で5分間クロムメッキを行ったのち水洗する。
こうして得られたアルミニウム板の表面は光輝性に富み
均一なすぐれた反射機能を有する。
アルミニウム合金例えばAl−Mg−8i系の6063
型材を用いる場合も、上記と同様に処理することにより
、その表面にすぐれた反射機能を付与することができる

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウムの表面を脱脂し、その表面に残存する不純
    物を払拭除去し、次いでその表面を活性化したのち、シ
    アン化亜鉛、シアン化ニッケル及び水酸化ナトリウムを
    含有する水溶液を用いて化成処理してメッキ下地被膜を
    形成させ、この被膜上に半光沢ニッケル電気メッキ及び
    光沢ニッケル電気メッキからの複数のニッケル電気メッ
    キを、45〜65℃の温度、2.5〜5.5A/dm^
    2の電流密度及び3.2〜5.7のpH価において施し
    、その際半光沢ニッケル電気メッキ層対光沢ニッケル電
    気メッキ層の厚さの比が1:1.5〜2.5になるよう
    にし、こうして形成されたニッケル電気メッキ層の上に
    45〜55℃の温度及び10〜20A/dm^2の電流
    密度においてクロム電気メッキを施すことを特徴とする
    、メッキにより鏡様反射機能を付与されたアルミニウム
    製品の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01222091A (ja) * 1988-03-01 1989-09-05 Fujitsu Ltd アルミ又はアルミ合金部材の導電被膜形成方法
JPH05130690A (ja) * 1991-11-08 1993-05-25 Sony Corp スピーカ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5057929A (ja) * 1973-09-25 1975-05-20

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