JPS6289259A - ピンチロ−ラ−移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープをテープカセットより引出して、
カセット外部に位置する磁気ヘッドに添接走行させて、
信号を記録、再生する磁気テープ装置のピンチローラ−
移動装置に関するものである。

従来の技術 従来のビデオテープレコーダーの如き磁気テープ装置は
、例えば、特公昭５９−２７９８３号公報に示されてい
るように、第８図のようにキャプスタン軸２がテープカ
セット４の開口部に入るような構造になっており、第９
図の装置側面図に示すようにテープカセット４と、キャ
プスタンフライホイール３が装置の高さ方向に重なって
いる。また、キャプスタンフライホイールのかわりに、
キャプスタンを直接駆動するダイレクトドライブキャプ
スタンモーターを用いたものも提供されているが、キャ
プスタン軸がテープカセットの開口部に入るためには、
テープカセットとダイレクトドライブキャプスタンモー
ターが装置の高さ方向に重なる構成となる。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成のものでは、キャプスタンフラ
イホイール３と、テープカセット４が装置の高さ方向に
重なるために磁気テープ装置の薄型化を行う場合、テー
プカセット４の厚みとキャプスタンフライホイール３の
厚みを加えた寸法が装置の最小高さとなり、その高さよ
りも更に装置を薄くすることが不可能であるという欠点
があった。

そこで、本発明は、第１図に示すように、キャプスタン
フライホイール３と、テープカセット４が装置の高さ方
向に重ならない位置にキャプスタン軸２を配置し、第２
図に示すように基板１のキャプスタンフライホイール部
を磁気テープ１２の引出しおよび該磁気テープ１２の走
行の妨げにならない位置まで高くし、磁気テープ装置の
薄型化を実現するために、磁気テープのループの外部か
ら、磁気テープのループ内へピンチローラ−２３ヲ［Ｊ
］させるものである。

問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために、本発明のピンチローラ−
移動装置は、テープカセット内部から、テープ力セント
外部へ磁気テープを引出すテープ引出し部材と、キャプ
スタン軸と協働して前記磁気テープを移送するピンチロ
ーラ−と、前記ピンチローラ−を前記テープ引出し部材
のテープ引出し動作を妨げない第１位置と、引出された
前記磁気テープのループ内の第２位置との間を往復移動
させる往復移動部材と、前記第２位置から前記キャプス
タン軸に前記磁気テープを押圧する第３位置に駆動する
押圧部材と、前記テープ引出し部材と前記往復移動部材
と前記押圧部材とを、それぞれに駆動する駆動部材を具
備するものである。

作用 本発明は、前記した構成により、キャプスタン軸をキャ
プスタンフライホイールと磁気テープカセットが、装置
の高さ方向に重ならない任意の位置に配置できる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第３図は本発明の一実施例を示すものであり、第４
図は本発明の一実施例の側断面図を示すものである。第
３図、第４図において、ピンチローラ−２３を駆動する
ローディングモーター１４は、基板１に固定されている
。そのローディングモーター１４の軸１５と一体的に回
転する平歯車１６は基板１に植設された軸１６に回転自
在に支承され、基板１上に植設された軸１７に回転自在
に支承されている駆動部材１８の歯車部１８ａと噛合し
ている。

前記駆動部材１８は基板１上に植設された軸２１に回動
自在に支承された回動レバー２７の第１の端面２７ａに
当接し該第１の端面２７ａを押圧する第２端面カム部１
８ｅ及び前記軸１７に遊嵌し、該軸１７に案内さて、基
板１に対し略々垂直方向に移動可能な昇降部材１９の突
起１９ａに当接し、該昇降部材１９を昇降せしめる溝カ
ム部１８ｂとピンチローラ−２３が所定の位置に移動し
た後、該ピンチローラ−２３を前記キャプスタン２に圧
着せしめる圧着レバー２２の突起部２２ａに当接し、諸
突起部２２ａを押圧する第１端面カム部１８ｄを有して
いる。前記軸２１に回動自在に係合している回動アーム
２０の外周ボス部２０ａは、前記圧着レバー２２の内周
面２２ｃに遊嵌し、かつ前記昇降部材１９の一端に設け
た穴部１９ｂに遊嵌し、前記圧着レバー２２の穴部上端
面２２ｄにより支承され、また前記圧着レバー２２は、
前記昇降部材１９の穴部上端面１９Ｃにより支承されて
いる。従って前記昇降部材１９が軸１７に案内されて上
方もしくは下方に移動すれば、前記圧着レバー２２及び
回動アーム２０は軸２１に案内されて前記昇降部材１９
と一体に上方もしくは下方に移動する。第３図に示す如
く、前記圧着レバー２２のバネかけ２２ｅと、前記回動
アーム２０のバネかけ２０ｂとの間に引張りバネ２５を
張架させ、前記圧着レバー２２上に設けたストッパ２２
ｂに前記回動アーム２０の端面２０ｃを当備させること
により、前記圧着レバー２２と前記回動アーム２０を一
体化し、共に回転するようにしである。

また圧着レバー２２の突起部２２ａは付勢バネ２４にょ
って常時、前記駆動部材１８の外周面に押圧され、前記
昇降部材１９が下降して最下端に位置した後は、前記突
起部２２ａは、前記第１端面カム部１８ｄに常時押圧さ
れ、該第１端面カム部１８ｄに案内されることにより前
記圧着レバー２２は軸２１を中心に回動する。また、全
圧着レバー２２と一体的に回転する前記回動アーム２０
の端部に植設された軸３２にはピンチローラ−２３が回
動自在に支承認されている。

一方、基板１上に植設された軸２８に回動自在に支承さ
れたガイドボストアーム２９の一端には磁気テープ１２
を引き出すための前記ガイドボスト３１が植設され、他
端には前記回動レバー２７の第２の端面２７ｂと当接す
るビン３０が植設され、前記回動レバー２７の第２の端
面２７ｂがピン３０を押圧することにより、前記ガイド
ボストアーム２９は軸２８を中心に回動する。前記溝カ
ム部１８ｂ及び第２端面カム部１８ｅ、第１端面カム部
１８ｄは、第１０図に示す如く、ある回転角の範囲でリ
フト量が変化する様にしである。

さて、前記ローディングモーター１４の反時計方向の回
転が平歯車１６を介して駆動部材１８に伝達されると諸
駆動部材１８は時計方向に回転し、回転角３４°まで回
転すると、第２端面カム部１８ｅの押圧により回動レバ
ー２７が軸２１を中心として反時計方向に回動するとと
もに、前記回動レバー２７に当接するガイドボストアー
ム２９が軸２８を中心として時計方向に回動し、前記ガ
イドボスト３１は、第５図に示す如く磁気テープ１２を
所定の位置まで引き出し、前記ガイドボスト３１は係止
される。駆動部材１８が７４°まで回転を続けると、溝
カム部１８ｂに当接した昇降部材１９及び圧着レバー２
２、回動アーム２０は一体的に磁気テープ１２の走行面
に略々垂直に下降し、前記回動アーム２０端部に支承さ
れたピンチローラ−２３は、第４図に示すように前記ガ
イドボスト３１の磁気テープ１２引き出し動作を妨げな
い位置から、第６図に示す略々磁気テープ１２走行面に
垂直下降し、第５図に示すように前記ガイドボスト３１
の磁気テープ１２引き出し動作により形成された磁気テ
ープループ内側に位置する。さらに前記駆動部材１８が
回転を続けると、第２端面カム部１８ｄに押圧されて圧
着レバー２２及び回動アーム２０が軸２１を中心に一体
に時計方向に回動し、駆動部材１８の回転角が２７５°
になる途中で前記ピンチローラ−２３がキャプスタン２
に当接し、回動アーム２０の回動が阻まれ、それ以後は
圧着レバー２２のみが回動を続けるため回動アーム２０
のバネかけ２０ｂと圧着レバー２２のバネかけ２２ｅと
が引張バネ２５の付勢力に抗して離間し、前記駆動部材
１８の回転角が２７５°になると、ピンチローラ−２３
のキャプスタン２に対する所定の圧着力が得られるよう
にしである。前記駆動部材１８が回転角２７５°を超え
て回転しても、第１端面カム部１８ｄのリフト量は変化
しないのでピンチローラ−２３のキャプスタン２に対す
る圧着状態が維持され、前記モーター（図示せず）が回
転することにより、該モーターに回転駆動されるキャプ
スタン２とピンチローラ−２３との協働で磁気テープ１
２が移送される。

発明の効果 本発明は、磁気テープをテープカセット外部へ引出すテ
ープ引出し部材と、キャプスタン軸と協働して前記磁気
テープを移送するピンチローラ−と、前記ピンチローラ
−を前記テープ引出し部材のテープ引出し動作を妨げな
い第１位置と、引出された磁気テープのループ内の第２
位置との間を往復移動させる往復移動部材と、前記第２
位置から前記キヤプスタン軸に前記磁気テープを押圧す
る第３位置に駆動する押圧部材と、前記テープ引出し部
材と、前記往復移動部材と、前記押圧部材をそれぞれに
駆動する駆動部材とからなるピンチローラ−移動装置を
設けることにより、ビデオテープレコーダーの如き、磁
気テープ装置であって、キャプスタン軸、または、ピン
チローラ−のどちらか一方が、テープカセットの開口部
において、磁気テープのループの内に入る必要がなくな
り、キャプスタン軸をキャプスタンフライホイール又は
、キャプスタンダイレクトドライブモーター又は、ピン
チローラ−支持部材と、テープカセットが、テープ走行
面に対して垂直方向に重ならない位置に配置できるので
、磁気テープ装置を薄型化することができる。

さらに、テープ引出し部材と、往復移動部材と、押圧部
材とを、同一の駆動部材で駆動することにより、磁気テ
ープをテープカセット内部より引出して、テープループ
を形成する動作と、ピンチローラ−の第１位置と第２位
置との往復移動と、第２位置から第３位置との往復移動
の３つの動作のタイミングを正確かつ容易に設定するこ
とができ、それぞれを別々に駆動した場合のように装置
組立て時のタイミング合わせが必要なく、部品の寸法の
誤差が部品の数だけ加算されることもなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のキャプスタン軸の配置を示す正面図
、第２図は、本発明の効果を示す側面図、第３図は、停
止態様を示す正面図、第４図は、要部断面図、第５図は
、−態様を示す正面図、第６図は、要部断面図、第７図
は、　＆Ｆ様を示す正面図、第８図は従来の構成を示す
正面図、第９図は、従来の構成を示す側面図、第１０図
は、駆動部材の各カム部のタイミングを示した図である
。 １・・・・・・基板、２・・・・・・キヤプスタン軸、
３・・・・・・キャプスタンフライホイール、４・・・
・・・テープ力セント、５・・・・・・供給側リール台
、６・・・・・・巻取側リール台、７・・・・・・回転
ヘッドドラム、８，１１・・・・・・リミッタポスト、
９．１０・・・・・・傾斜ポスト、１２・・・・・・磁
気チー７”、１４・・・・・・ローディングモーター、
１８・・・・・・駆動部材、１９・・・・・・往復移動
部材、２０・・・・・・ピンチアーム、２２・・・・・
・圧着部材、２３・・・・・・ピンチローラ−１２９・
・・・・・テープ引出しアーム。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気テープを巻回する一対の供給側リールハブと巻取側
   リールハブとを内蔵したカセットから磁気テープをカセ
   ット外部に引出してカセット外部に位置する磁気ヘッド
   に添接走行させて信号を記録再生する磁気テープ装置で
   あって、前記カセット内部から前記カセット外部へ磁気
   テープを引出すテープ引出し部材と、キャプスタン軸と
   協働して前記磁気テープを移送するピンチローラーと、
   前記ピンチローラーを前記テープ引出し部材のテープ引
   出し動作を妨げない第１位置と引出された前記磁気テー
   プのループ内の第２位置との間を往復移動させる往復移
   動部材と、前記第２位置から前記キャプスタン軸に前記
   磁気テープを押圧する第３位置に駆動する押圧部材と、
   前記テープ引出し部材と前記往復移動部材と前記押圧部
   材をそれぞれに駆動する駆動部材とからなるピンチロー
   ラー移動装置。