JPH0719412B2 - ピンチロ−ラ−移動装置 - Google Patents
ピンチロ−ラ−移動装置Info
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- JPH0719412B2 JPH0719412B2 JP60293798A JP29379885A JPH0719412B2 JP H0719412 B2 JPH0719412 B2 JP H0719412B2 JP 60293798 A JP60293798 A JP 60293798A JP 29379885 A JP29379885 A JP 29379885A JP H0719412 B2 JPH0719412 B2 JP H0719412B2
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- pinch roller
- magnetic tape
- pull
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープをテープカセットより引出して、
カセット外部に位置する磁気ヘッドに添接走行させて、
信号を記録、再生する磁気テープ装置のピンチローラー
の移動装置に関するものである。
カセット外部に位置する磁気ヘッドに添接走行させて、
信号を記録、再生する磁気テープ装置のピンチローラー
の移動装置に関するものである。
従来の技術 従来のビデオテープレコーダーの如き磁気テープ装置
は、例えば、特公昭59−27983号公報に示されているよ
うに、第８図のようにキャプスタン軸２がテープカセッ
ト４の開口部に入るような構造になっており、第９図の
装置側面図に示すようにテープカセット４と、キャプス
タンフライホイール３が装置の高さ方向に重なってい
る。またキャプスタンフライホイールのかわりに、キャ
プスタンを直接駆動するダイレクトドライブキャプスタ
ンモータを用いたものも提供されているが、キャプスタ
ン軸がテープカセットの開口部に入るためには、テープ
カセットとダイレクトドライブキャプスタンモーターが
装置の高さ方向に重なる構成となる。
は、例えば、特公昭59−27983号公報に示されているよ
うに、第８図のようにキャプスタン軸２がテープカセッ
ト４の開口部に入るような構造になっており、第９図の
装置側面図に示すようにテープカセット４と、キャプス
タンフライホイール３が装置の高さ方向に重なってい
る。またキャプスタンフライホイールのかわりに、キャ
プスタンを直接駆動するダイレクトドライブキャプスタ
ンモータを用いたものも提供されているが、キャプスタ
ン軸がテープカセットの開口部に入るためには、テープ
カセットとダイレクトドライブキャプスタンモーターが
装置の高さ方向に重なる構成となる。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成のものでは、キャプスタンフラ
イホイール３とテープカセット４が装置の高さ方向に重
なるために磁気テープ装置の薄型化を行う場合、テープ
カセット４の厚みとキャプスタンフライホイール３の厚
みを加えた寸法が装置の最小高さとなり、その高さより
も更に装置を薄くすることが不可能であるという欠点が
あった。
イホイール３とテープカセット４が装置の高さ方向に重
なるために磁気テープ装置の薄型化を行う場合、テープ
カセット４の厚みとキャプスタンフライホイール３の厚
みを加えた寸法が装置の最小高さとなり、その高さより
も更に装置を薄くすることが不可能であるという欠点が
あった。
本発明はこのような欠点を除去し、磁気テープ装置を薄
型化することを目的とするものである。
型化することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために、本発明のピンチローラー
移動装置は、テープカセット内部から、テープカセット
外部へ磁気テープを引き出すテープ引出し手段と、キャ
プスタン軸と協働して前記磁気テープを移送するピンチ
ローラーと、前記磁気テープと高さ方向で異なり前記磁
気テープ引出し手段のテープ引出し動作を妨げない第１
位置と、引出された前記磁気テープと略同一の高さで前
記磁気テープの形成するテープループの内側に位置する
第２位置と、前記キャプスタン軸に前記磁気テープを押
圧する第３位置とに前記ピンチローラーを移動させ、か
つ装着されたテープカセット内部の収納位置とテープル
ープを形成する引出し位置とに前記テープ引出し手段を
駆動するピンチローラー駆動部材と、前記ピンチローラ
ー駆動部材と係合して前記ピンチローラーを前記第１位
置と前記第２位置とに案内し、かつ前記第２位置で前記
テープ引出し手段を前記テープ引出し位置に係止する係
止手段を有する往復移動部材とから成り、前記ピンチロ
ーラーを前記キャプスタン軸と略平行に保持したまま前
記第１位置と前記第２位置および前記第３位置との間で
往復移動させるように構成し、かつ前記ピンチローラー
駆動部材が１周以上回転しても前記テープ引出し部材が
前記テープ引出し部材が前記テープ引出し位置に係止さ
れているようになっている。
移動装置は、テープカセット内部から、テープカセット
外部へ磁気テープを引き出すテープ引出し手段と、キャ
プスタン軸と協働して前記磁気テープを移送するピンチ
ローラーと、前記磁気テープと高さ方向で異なり前記磁
気テープ引出し手段のテープ引出し動作を妨げない第１
位置と、引出された前記磁気テープと略同一の高さで前
記磁気テープの形成するテープループの内側に位置する
第２位置と、前記キャプスタン軸に前記磁気テープを押
圧する第３位置とに前記ピンチローラーを移動させ、か
つ装着されたテープカセット内部の収納位置とテープル
ープを形成する引出し位置とに前記テープ引出し手段を
駆動するピンチローラー駆動部材と、前記ピンチローラ
ー駆動部材と係合して前記ピンチローラーを前記第１位
置と前記第２位置とに案内し、かつ前記第２位置で前記
テープ引出し手段を前記テープ引出し位置に係止する係
止手段を有する往復移動部材とから成り、前記ピンチロ
ーラーを前記キャプスタン軸と略平行に保持したまま前
記第１位置と前記第２位置および前記第３位置との間で
往復移動させるように構成し、かつ前記ピンチローラー
駆動部材が１周以上回転しても前記テープ引出し部材が
前記テープ引出し部材が前記テープ引出し位置に係止さ
れているようになっている。
作用 本発明は、前記した構成により、キャプスタン軸をキャ
プスタンフライホイールと磁気テープカセットが装置の
高さ方向に重ならない任意の位置に配置できるととも
に、移動式のピンチローラーとキャプスタン軸との平行
度を精度良く保つことができ、引出し部材のピンチロー
ラーに対する位置も正確に位置決めができるうえ、ピン
チローラーを移動させる駆動カムも360゜以上回転させ
ることができる。
プスタンフライホイールと磁気テープカセットが装置の
高さ方向に重ならない任意の位置に配置できるととも
に、移動式のピンチローラーとキャプスタン軸との平行
度を精度良く保つことができ、引出し部材のピンチロー
ラーに対する位置も正確に位置決めができるうえ、ピン
チローラーを移動させる駆動カムも360゜以上回転させ
ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図および第２図は、その基本的な構成を示すも
のである。
る。第１図および第２図は、その基本的な構成を示すも
のである。
本実施例は第１図に示すようにキャプスタンフライホイ
ール３と、テープカセット４が装置の高さ方向に重なら
ない位置にキャプスタン軸２を配置し、また第２図に示
すように基板１のキャプスタンフライホイール部を磁気
テープ12の引出しおよび該磁気テープ12の走行の妨げに
ならない位置まで高くし、磁気テープ装置の薄型化を実
現するために、磁気テープのループの外部から、磁気テ
ープのループ内へピンチローラー23を移動させ、ピンチ
ローラー23を移動させる移動部材によってテープ引出し
部材を所定の位置へ係止するようにしたものである。
ール３と、テープカセット４が装置の高さ方向に重なら
ない位置にキャプスタン軸２を配置し、また第２図に示
すように基板１のキャプスタンフライホイール部を磁気
テープ12の引出しおよび該磁気テープ12の走行の妨げに
ならない位置まで高くし、磁気テープ装置の薄型化を実
現するために、磁気テープのループの外部から、磁気テ
ープのループ内へピンチローラー23を移動させ、ピンチ
ローラー23を移動させる移動部材によってテープ引出し
部材を所定の位置へ係止するようにしたものである。
第３図はより具体的な構成を示すものであり、第４図は
その側断面図を示すものである。第３図、第４図におい
て、ピンチローラー23を駆動するローディングモーター
14は基板１に固定されている。そのローディングモータ
ー14の軸15と一体的に回転する平歯車16は、基板１上に
植設された軸17に回転自在に支承されている駆動部材18
の歯車部18aと噛合している。前記駆動部材18は基板１
上に植設された軸21に回動自在に支承された回動アーム
27の第１の端面27aに当接し該第１の端面27aを押圧する
第２端面カム部18e及び前記軸17に遊嵌し、該軸17に案
内されて、基板１に対し略々垂直方向に移動可能な昇降
部材19の突起19aに当接し、該昇降部材19を昇降せしめ
る溝カム部18bと、ピンチローラ23が所定の位置に移動
した後、該ピンチローラ23を前記キャプスタン２に圧着
せしめる圧着部材22の突起部22aに当接し、諸突起部22a
を押圧する第１端面カム部18dを有している。前記軸21
に回動自在に係合しているピンチアーム20の外周ボス部
20aは、前記圧着部材22の内周面22cに遊嵌し、かつ前記
昇降部材19の一端に設けた穴部19bに遊嵌し、前記圧着
部材22の穴部上端面22dにより支承され、また前記圧着
部材22は、前記昇降部材19の穴部上端面19eにより支承
されている。従って前記昇降部材19が軸17に案内されて
上方もしくは下方に移動すれば、前記圧着部材22及びピ
ンチアーム20は軸143に案内されて前記昇降部材19と一
体に上方もしくは下方に移動する。第３図に示す如く、
前記圧着部材22のバネかけ22eと、前記ピンチアーム20
のバネかけ20bとの間に引張りバネ25を張架させ、前記
圧着部材22上に設けたストッパ22bに前記ピンチアーム2
0の端面20cを当備させることにより、前記圧着部材22と
前記ピンチアーム20を一体化し、共に回転するようにし
てある。また圧着部材22の突起部22aは付勢バネ24によ
って常時、前記駆動部材18の外周面に押圧され、前記昇
降部材19が下降して最下端に位置した後は、前記突起部
22aは、前記第１端面カム部18dに常時押圧され、該第１
端面カム部18dに案内されることにより前記圧着部材22
は軸21を中心に回動する。また前記圧着レバー22と一体
的に回転する前記ピンチアーム20の端部に植設された軸
32にはピンチローラー23が回動自在に支承されている。
一方、基板１上に植設された軸28に回動自在に支承され
たガイドポストアーム29の一端には磁気テープ12を引き
出すための前記ガイドポスト31が植設され、他端には前
記回動27の第２の端面27bと当接するピン30が植設さ
れ、前記回動アーム27の第２の端面27bがピン30を押圧
することにより、前記ガイドポストアーム29は軸28を中
心に回動する。
その側断面図を示すものである。第３図、第４図におい
て、ピンチローラー23を駆動するローディングモーター
14は基板１に固定されている。そのローディングモータ
ー14の軸15と一体的に回転する平歯車16は、基板１上に
植設された軸17に回転自在に支承されている駆動部材18
の歯車部18aと噛合している。前記駆動部材18は基板１
上に植設された軸21に回動自在に支承された回動アーム
27の第１の端面27aに当接し該第１の端面27aを押圧する
第２端面カム部18e及び前記軸17に遊嵌し、該軸17に案
内されて、基板１に対し略々垂直方向に移動可能な昇降
部材19の突起19aに当接し、該昇降部材19を昇降せしめ
る溝カム部18bと、ピンチローラ23が所定の位置に移動
した後、該ピンチローラ23を前記キャプスタン２に圧着
せしめる圧着部材22の突起部22aに当接し、諸突起部22a
を押圧する第１端面カム部18dを有している。前記軸21
に回動自在に係合しているピンチアーム20の外周ボス部
20aは、前記圧着部材22の内周面22cに遊嵌し、かつ前記
昇降部材19の一端に設けた穴部19bに遊嵌し、前記圧着
部材22の穴部上端面22dにより支承され、また前記圧着
部材22は、前記昇降部材19の穴部上端面19eにより支承
されている。従って前記昇降部材19が軸17に案内されて
上方もしくは下方に移動すれば、前記圧着部材22及びピ
ンチアーム20は軸143に案内されて前記昇降部材19と一
体に上方もしくは下方に移動する。第３図に示す如く、
前記圧着部材22のバネかけ22eと、前記ピンチアーム20
のバネかけ20bとの間に引張りバネ25を張架させ、前記
圧着部材22上に設けたストッパ22bに前記ピンチアーム2
0の端面20cを当備させることにより、前記圧着部材22と
前記ピンチアーム20を一体化し、共に回転するようにし
てある。また圧着部材22の突起部22aは付勢バネ24によ
って常時、前記駆動部材18の外周面に押圧され、前記昇
降部材19が下降して最下端に位置した後は、前記突起部
22aは、前記第１端面カム部18dに常時押圧され、該第１
端面カム部18dに案内されることにより前記圧着部材22
は軸21を中心に回動する。また前記圧着レバー22と一体
的に回転する前記ピンチアーム20の端部に植設された軸
32にはピンチローラー23が回動自在に支承されている。
一方、基板１上に植設された軸28に回動自在に支承され
たガイドポストアーム29の一端には磁気テープ12を引き
出すための前記ガイドポスト31が植設され、他端には前
記回動27の第２の端面27bと当接するピン30が植設さ
れ、前記回動アーム27の第２の端面27bがピン30を押圧
することにより、前記ガイドポストアーム29は軸28を中
心に回動する。
ガイドポストアーム29の一端には、位置決め穴29aがあ
り、ピンチローラー23が第２位置まで下降すると、昇降
部材19の突起部19cと嵌合し、ガイドポストアーム29が
所定の位置に係止されるようになっている。
り、ピンチローラー23が第２位置まで下降すると、昇降
部材19の突起部19cと嵌合し、ガイドポストアーム29が
所定の位置に係止されるようになっている。
前記溝カム部18b及び第２端面カム部18e、第１端面カム
部18dは、第10図に示す如く、ある回転角の範囲でリフ
ト量が変化する様にしてある。
部18dは、第10図に示す如く、ある回転角の範囲でリフ
ト量が変化する様にしてある。
さて、前記ローディングモーター14の反時計方向の回転
が平歯車16を介して駆動部材18に伝達されると諸駆動部
材18は時計方向に回転し、回転角34゜まで回転すると、
第２端面カム部18eの押圧により回動アーム27が軸21を
中心として反時計方向に回動するとともに、前記回動ア
ーム27に当接するガイドポストアーム29が軸28を中心と
して時計方向に回動し、ガイドポスト31は、第５図に示
す如く磁気テープ12を所定の位置まで引き出し、前記ガ
イドポスト31は昇降部材19の突起部19cにより係止され
る。駆動部材18が74゜まで回転を続けると、溝カム部18
bに当接した昇降部材19及び圧着部材22、ピンチアーム2
0は一体的に磁気テープ12の走行面に略々垂直に下降
し、ピンチアーム20端部に支承されたピンチローラ23
は、第４図に示すように前記ガイドポスト31の磁気テー
プ12引き出し動作を妨げない位置から、第６図に示す略
々磁気テープ12走行面に垂直下降し、第５図に示すよう
に前記ガイドポスト31の磁気テープ12引き出し動作によ
り形成した磁気テープループ内側に位置する。さらに駆
動部材18が回転を続けると、第１端面カム部18dに押圧
されて圧着部材22及びピンチアーム20が軸21を中心に一
体に時計方向に回動し、駆動部材18の回転角が275゜に
なる途中で前記ピンチローラ23がキャプスタン２に当接
し、ピンチアーム20の回動が阻まれ、それ以後は圧着レ
バー22のみが回動を続けるためピンチアーム20のバネか
け20bと圧着部材22のバネかけ22eとが引張バネ25の付勢
力に抗して離間し、前記駆動部材18の回転角が275゜に
なると、ピンチローラ23のキャプスタン２に対する所定
の圧着力が得られるようにしてある。前記駆動部材18が
回転角275゜を超えて回転しても、第１端面カム部18dの
リフト量は変化しないのでピンチローラ23のキャプスタ
ン２に対する圧着状態が維持され、モータ（図示せず）
が回転することにより、該モーターに回転駆動されるキ
ャプスタン２とピンチローラー23との協働で磁気テープ
12が移送される。
が平歯車16を介して駆動部材18に伝達されると諸駆動部
材18は時計方向に回転し、回転角34゜まで回転すると、
第２端面カム部18eの押圧により回動アーム27が軸21を
中心として反時計方向に回動するとともに、前記回動ア
ーム27に当接するガイドポストアーム29が軸28を中心と
して時計方向に回動し、ガイドポスト31は、第５図に示
す如く磁気テープ12を所定の位置まで引き出し、前記ガ
イドポスト31は昇降部材19の突起部19cにより係止され
る。駆動部材18が74゜まで回転を続けると、溝カム部18
bに当接した昇降部材19及び圧着部材22、ピンチアーム2
0は一体的に磁気テープ12の走行面に略々垂直に下降
し、ピンチアーム20端部に支承されたピンチローラ23
は、第４図に示すように前記ガイドポスト31の磁気テー
プ12引き出し動作を妨げない位置から、第６図に示す略
々磁気テープ12走行面に垂直下降し、第５図に示すよう
に前記ガイドポスト31の磁気テープ12引き出し動作によ
り形成した磁気テープループ内側に位置する。さらに駆
動部材18が回転を続けると、第１端面カム部18dに押圧
されて圧着部材22及びピンチアーム20が軸21を中心に一
体に時計方向に回動し、駆動部材18の回転角が275゜に
なる途中で前記ピンチローラ23がキャプスタン２に当接
し、ピンチアーム20の回動が阻まれ、それ以後は圧着レ
バー22のみが回動を続けるためピンチアーム20のバネか
け20bと圧着部材22のバネかけ22eとが引張バネ25の付勢
力に抗して離間し、前記駆動部材18の回転角が275゜に
なると、ピンチローラ23のキャプスタン２に対する所定
の圧着力が得られるようにしてある。前記駆動部材18が
回転角275゜を超えて回転しても、第１端面カム部18dの
リフト量は変化しないのでピンチローラ23のキャプスタ
ン２に対する圧着状態が維持され、モータ（図示せず）
が回転することにより、該モーターに回転駆動されるキ
ャプスタン２とピンチローラー23との協働で磁気テープ
12が移送される。
発明の効果 本発明は、テープカセット内部から、テープカセット外
部へ磁気テープを引き出すテープ引出し手段と、キャプ
スタン軸と協働して前記磁気テープを移送するピンチロ
ーラーと、前記磁気テープと高さ方向で異なり前記磁気
テープ引出し手段のテープ引出し動作を妨げない第１位
置と、引出された前記磁気テープと略同一の高さで前記
磁気テープの形成するテープループの内側に位置する第
２位置と、前記キャプスタン軸に前記磁気テープを押圧
する第３位置とに前記ピンチローラーを移動させ、かつ
装着されたテープカセット内部の収納位置とテープルー
プを形成する引出し位置とに前記テープ引出し手段を駆
動するピンチローラー駆動部材と、前記ピンチローラー
駆動部材と係合して前記ピンチローラーを前記第１位置
と前記第２位置とに案内し、かつ前記第２位置で前記テ
ープ取出し手段を前記テープ取出し位置に係止する係止
手段を有する往復移動部材とから成り、前記ピンチロー
ラーを前記キャプスタン軸と略平行に保持したまま前記
第１位置と前記第２位置および前記第３位置との間で往
復移動させるように構成し、かつ前記ピンチローラー駆
動部材が１周以上回転しても前記テープ引出し部材が前
記テープ引出し位置に係止されることを特徴とするピン
チローラー移動装置を設けることにより、ビデオテープ
レコーダーの如き、磁気テープ装置において、キャプス
タン軸、または、ピンチローラーのどちらか一方が、テ
ープカセットの開口部において、磁気テープのループの
内に入る必要がなくなり、キャプスタン軸をキャプスタ
ンフライホイール又は、ピンチローラー支持部材と、テ
ープカセットがテープ走行面に対して垂直方向に重なら
ない位置に配置できるので、磁気テープ装置を薄型化す
ることができる。
部へ磁気テープを引き出すテープ引出し手段と、キャプ
スタン軸と協働して前記磁気テープを移送するピンチロ
ーラーと、前記磁気テープと高さ方向で異なり前記磁気
テープ引出し手段のテープ引出し動作を妨げない第１位
置と、引出された前記磁気テープと略同一の高さで前記
磁気テープの形成するテープループの内側に位置する第
２位置と、前記キャプスタン軸に前記磁気テープを押圧
する第３位置とに前記ピンチローラーを移動させ、かつ
装着されたテープカセット内部の収納位置とテープルー
プを形成する引出し位置とに前記テープ引出し手段を駆
動するピンチローラー駆動部材と、前記ピンチローラー
駆動部材と係合して前記ピンチローラーを前記第１位置
と前記第２位置とに案内し、かつ前記第２位置で前記テ
ープ取出し手段を前記テープ取出し位置に係止する係止
手段を有する往復移動部材とから成り、前記ピンチロー
ラーを前記キャプスタン軸と略平行に保持したまま前記
第１位置と前記第２位置および前記第３位置との間で往
復移動させるように構成し、かつ前記ピンチローラー駆
動部材が１周以上回転しても前記テープ引出し部材が前
記テープ引出し位置に係止されることを特徴とするピン
チローラー移動装置を設けることにより、ビデオテープ
レコーダーの如き、磁気テープ装置において、キャプス
タン軸、または、ピンチローラーのどちらか一方が、テ
ープカセットの開口部において、磁気テープのループの
内に入る必要がなくなり、キャプスタン軸をキャプスタ
ンフライホイール又は、ピンチローラー支持部材と、テ
ープカセットがテープ走行面に対して垂直方向に重なら
ない位置に配置できるので、磁気テープ装置を薄型化す
ることができる。
さらにテープ取出し部材と、往復移動部材とを同一の駆
動部材で駆動することにより、磁気テープをテープカセ
ット内部より引出して、テープループを形成する動作
と、ピンチローラーのテープループの上方からテープル
ープの内部への移動との２つの動作のタイミングを正確
かつ容易に設定でき、それぞれ別々の駆動部材で駆動す
る場合のように、装置組立時のタイミング合わせが必要
なく、部品の寸法誤差が部品の数だけ累積されることが
なくなり、動作タイミングを誤ってテープを傷つけるこ
ともなくなる。
動部材で駆動することにより、磁気テープをテープカセ
ット内部より引出して、テープループを形成する動作
と、ピンチローラーのテープループの上方からテープル
ープの内部への移動との２つの動作のタイミングを正確
かつ容易に設定でき、それぞれ別々の駆動部材で駆動す
る場合のように、装置組立時のタイミング合わせが必要
なく、部品の寸法誤差が部品の数だけ累積されることが
なくなり、動作タイミングを誤ってテープを傷つけるこ
ともなくなる。
さらに、往復移動部材がテープ引出し手段の係止手段を
有しているので、ピンチローラーに対するテープ引出し
手段の位置決めが正確に行え、かつ駆動部材のカムを36
0゜以上回転させることができるので、カムの傾斜角度
をゆるやかに設定でき、ピンチローラーの上下移動動作
をスムースかつ小さな駆動力で行うことができる。
有しているので、ピンチローラーに対するテープ引出し
手段の位置決めが正確に行え、かつ駆動部材のカムを36
0゜以上回転させることができるので、カムの傾斜角度
をゆるやかに設定でき、ピンチローラーの上下移動動作
をスムースかつ小さな駆動力で行うことができる。
第１図は本発明の一実施例によるピンチローラ移動装置
の正面図、第２図は同側面図、第３図は具体的な実施例
の停止態様における正面図、第４図は同要部断面図、第
５図は他の一態様を示す同正面図、第６図は同要部断面
図、第７図はさらに他の一態様を示す同正面図、第８図
は従来のピンチローラ移動装置の正面図、第９図は同側
面図、第10図は駆動部材の各カム部のタイミングを示し
たタイミング図である。 １……基板、２……キャプスタン軸、３……キャプスタ
ンフライホイール、４……テープカセット、５……供給
側リール台、６……巻取側リール台、７……回転ヘッド
ドラム、８、11……リミッタポスト、９、10……傾斜ポ
スト、12……磁気テープ、14……ローディングモータ
ー、18……駆動部材、19……往復移動部材、20……ピン
チアーム、22……圧着部材、23……ピンチローラー、29
……テープ引出しアーム。
の正面図、第２図は同側面図、第３図は具体的な実施例
の停止態様における正面図、第４図は同要部断面図、第
５図は他の一態様を示す同正面図、第６図は同要部断面
図、第７図はさらに他の一態様を示す同正面図、第８図
は従来のピンチローラ移動装置の正面図、第９図は同側
面図、第10図は駆動部材の各カム部のタイミングを示し
たタイミング図である。 １……基板、２……キャプスタン軸、３……キャプスタ
ンフライホイール、４……テープカセット、５……供給
側リール台、６……巻取側リール台、７……回転ヘッド
ドラム、８、11……リミッタポスト、９、10……傾斜ポ
スト、12……磁気テープ、14……ローディングモータ
ー、18……駆動部材、19……往復移動部材、20……ピン
チアーム、22……圧着部材、23……ピンチローラー、29
……テープ引出しアーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−203655（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−173751（ＪＰ，Ａ) 実開 昭51−83309（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭51−5771（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】磁気テープを巻回する一対の供給側リール
ハブと巻取側リールハブを内蔵したカセット内側から前
記カセット外側へ磁気テープを引き出すテープ引出し手
段と、 キャプスタン軸と協働して前記磁気テープを移送するピ
ンチローラーと、 前記磁気テープと高さ方向で異なり前記磁気テープ引出
し手段のテープ引出し動作を妨げない第１位置と、引出
された前記磁気テープと略同一の高さで前記磁気テープ
の形成するテープループの内側に位置する第２位置と、
前記キャプスタン軸に前記磁気テープを押圧する第３位
置とに前記ピンチローラーを移動させ、かつ装着された
テープカセット内部の収納位置とテープループを形成す
る引出し位置とに前記テープ引出し手段を駆動するピン
チローラー駆動部材と、 前記ピンチローラー駆動部材と係合して前記ピンチロー
ラーを前記第１位置と前記第２位置とに案内し、かつ前
記第２位置で前記テープ引出し手段を前記テープ引出し
位置に係止する係止手段を有する往復移動部材とから成
り、 前記ピンチローラーを前記キャプスタン軸と略平行に保
持したまま前記第１位置と前記第２位置および前記第３
位置との間で往復移動させるように構成し、かつ前記ピ
ンチローラー駆動部材が１周以上回転しても前記テープ
引出し部材が前記テープ引出し位置に係止されているこ
とを特徴とするピンチローラー移動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60293798A JPH0719412B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ピンチロ−ラ−移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60293798A JPH0719412B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ピンチロ−ラ−移動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62154255A JPS62154255A (ja) | 1987-07-09 |
| JPH0719412B2 true JPH0719412B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=17799292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60293798A Expired - Lifetime JPH0719412B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ピンチロ−ラ−移動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719412B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0756277A1 (en) | 1995-07-25 | 1997-01-29 | SANYO ELECTRIC Co., Ltd. | Tape guide drive mechanism of magnetic recording-reproduction device |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6456043U (ja) * | 1987-09-30 | 1989-04-06 | ||
| US4975793A (en) * | 1987-02-26 | 1990-12-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Tape loading mechanism for causing a length of tape to travel along a rotary head drum |
| JPH07114044B2 (ja) * | 1989-10-31 | 1995-12-06 | 三洋電機株式会社 | テープ引出し装置 |
| US5430585A (en) * | 1993-05-21 | 1995-07-04 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Magnetic recording-reproduction apparatus having a tape tension control slide movable in a circular motion |
| JP4709068B2 (ja) * | 2006-05-31 | 2011-06-22 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | ヘッドカバーのシール構造 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1511265A (en) * | 1974-05-31 | 1978-05-17 | Nasa | Apparatus for sensing the relative position of two object |
| JPS5183309U (ja) * | 1974-12-25 | 1976-07-03 | ||
| JPS58203655A (ja) * | 1982-05-20 | 1983-11-28 | Sanyo Electric Co Ltd | ピンチロ−ラ支持機構 |
| JPS60173751A (ja) * | 1984-11-08 | 1985-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ピンチロ−ラ−の移動装置 |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP60293798A patent/JPH0719412B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0756277A1 (en) | 1995-07-25 | 1997-01-29 | SANYO ELECTRIC Co., Ltd. | Tape guide drive mechanism of magnetic recording-reproduction device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62154255A (ja) | 1987-07-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |